JPH08198839A - アリールスルホンアミド誘導体及びその誘導体を含むトロンボキサンa2 拮抗剤 - Google Patents

アリールスルホンアミド誘導体及びその誘導体を含むトロンボキサンa2 拮抗剤

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JPH08198839A
JPH08198839A JP3317495A JP3317495A JPH08198839A JP H08198839 A JPH08198839 A JP H08198839A JP 3317495 A JP3317495 A JP 3317495A JP 3317495 A JP3317495 A JP 3317495A JP H08198839 A JPH08198839 A JP H08198839A
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JP
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phenyl
group
ethyl acetate
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under reduced
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JP3317495A
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English (en)
Inventor
Masayuki Omori
正幸 大森
Takehiro Yamamoto
健博 山本
Akihiro Nakajima
章裕 中島
Shinichi Sawamura
信一 沢村
Shihoko Fujita
志保子 藤田
Takeshi Yago
毅 矢後
Yoshiko Kawada
淑子 川田
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
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  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 以下の式で表されるアリールスルホンアミド
誘導体: 【化1】 1 はフェニル、又はハロゲン置換若しくはアルキル置
換フェニル;R2 は炭素数1〜15の直鎖若しくは分枝
鎖アルキル、フェニル、フェニルオキシ、炭素数1〜2
のアルキルチオ;R3 は水素又は炭素数1〜5の直鎖若
しくは分枝鎖アルキル;nは0〜2の整数。 【効果】 アリールスルホンアミド誘導体はトロンボキ
サンA2 拮抗作用を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トロンボキサンA2
(TxA2 )受容体に特異的な拮抗作用をもつ新規アリ
ールスルホンアミド誘導体、及びそのアリールスルホン
アミド誘導体を有効成分として含有するトロンボキサン
2 拮抗剤に関する。
【0002】
【従来の技術】TxA2 は血小板等の細胞で合成される
オータコイドであり、強力な血小板凝集作用や平滑筋収
縮作用等を有することが知られている。従って、TxA
2 受容体拮抗剤は、TxA2 の作用に関連する疾患の治
療及び予防に有効であることが示唆されている(特開平
4−257556号及び特公昭57−35910号各公
報等)。そのような疾患としては、例えば、心筋梗塞、
脳梗塞、肺閉塞、血栓症、腎不全、妊娠毒血症並びに気
管支収縮作用に基づく喘息などが挙げられる。このよう
に、様々な疾患の治療及び予防に有効性が期待されるこ
とから、より優れた新規のTxA2 受容体拮抗剤の開発
が求められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者等
は、まず、TxA2 及びTxA2 受容体拮抗剤の三次元
的構造要素をコンピューターグラフィックスと分子力場
計算の手法を用いて解析、考察した。次に、この結果を
参考にしてコンピューターグラフィックスと分子力場計
算の手法を用いて分子設計と合成を行い、各種合成化合
物の生理活性を確認して、TxA2 受容体拮抗作用をも
つ新規アリールスルホンアミド誘導体を見出し、本発明
を完成するに至った。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、 一般式(I):
【化2】 (式中、R1 はフェニル基、又はハロゲン原子若しくは
アルキル基で置換されたフェニル基であり、R2 は炭素
原子数1〜15個の直鎖若しくは分枝鎖アルキル基、フ
ェニル基、フェニルオキシ基、又は炭素原子数1〜2個
のアルキルチオ基であり、R3 は水素原子又は炭素原子
数1〜5個の直鎖若しくは分枝鎖アルキル基であり、n
は0〜2の整数である)で示されるアリールスルホンア
ミド誘導体〔以下、本発明化合物(I)と称することが
ある〕又はその塩に関する。また、本発明は、前記一般
式(I)で表されるアリールスルホンアミド誘導体又は
薬理学的に許容されるその塩を含有することを特徴とす
る、トロンボキサンA2 拮抗剤にも関する。
【0005】前記一般式(I)において、基R1 のフェ
ニル基は、置換されていないか、又はアルキル基(好ま
しくは炭素原子数1〜5個、より好ましくは1〜2個の
アルキル基)若しくは好ましくはハロゲン原子で、ジ
−、トリ−若しくは好ましくはモノ−置換されているこ
とができ、それらの置換基は、同一若しくは異なるもの
であることができる。置換基としてのアルキル基は、例
えば、メチル基又はエチル基であり、置換基としてのハ
ロゲン原子は、例えば、塩素原子、臭素原子、沃素原子
又はフッ素原子である。
【0006】基R2 の炭素原子数1〜15個(好ましく
は1〜8個)の直鎖又は分枝鎖状のアルキル基は、例え
ば、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプ
ロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチ
ル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル
基、ネオペンチル基、t−ペンチル基、1−メチルブチ
ル基、2−メチルブチル基、1,2−ジメチルプロピル
基、ヘキシル基、イソヘキシル基、1−メチルペンチル
基、2−メチルペンチル基、3−メチルペンチル基、
1,1−ジメチルブチル基、1,2−ジメチルブチル
基、1,3−ジメチルブチル基、2,2−ジメチルブチ
ル基、2,3−ジメチルブチル基、3,3−ジメチルブ
チル基、1−エチルブチル基、2−エチルブチル基、
1,1,2−トリメチルプロピル基、1,2,2−トリ
メチルプロピル基、又は1−エチル−2−メチルプロピ
ル基などを挙げることができる。R2 の炭素原子数1〜
2個のアルキルチオ基は、メチルメルカプト基又はエチ
ルメルカプト基である。
【0007】基R3 の炭素原子数1〜5の直鎖又は分枝
鎖状のアルキル基としては、例えば、メチル基、エチル
基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソ
ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、n−ペン
チル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、t−ペンチ
ル基、1−メチルブチル基、2−メチルブチル基、1,
2−ジメチルプロピル基などを挙げることができる。
【0008】本発明化合物(I)には、幾何異性体、光
学異性体又は互変異性体が存在する場合があり、それら
いずれかの単独の異性体も、又はそれらの任意の混合物
も本発明に含まれる。前記の本発明のアリールスルホン
アミド誘導体の塩は、特に限定されるものではないが、
好ましくは薬学的に許容される塩である。前記一般式
(I)において、基R3 が水素原子である場合には金属
原子又は有機塩基と置換した塩を形成することができ
る。好ましい金属塩はリチウム、ナトリウム若しくはカ
リウムなどのアルカリ金属塩又はカルシウム若しくはマ
グネシウム等のアルカリ土類金属の塩である。好ましい
有機塩基の塩は、トリエチルアミン、2−アミノブタ
ン、tert−ブチルアミン、ジイソプロピルエチルア
ミン、n−ブチルメチルアミン、n−ブチルジメチルア
ミン、トリn−ブチルアミン、ジシクロヘキシルアミ
ン、モルホリン、N−メチルモルホリン、トロメタミン
等との塩である。
【0009】前記一般式(I)で表される本発明のアリ
ールスルホンアミド誘導体は、種々の方法で調製するこ
とができる。代表的な調製工程を以下に示す。 (1)一般式(II):
【化3】 (式中、R1 、R2 及びnは前記と同じ意味である)で
表されるN−アリールスルホニルアミノカルボン酸を出
発物質とする製法:
【0010】すなわち、一般式(II)で表されるN−ア
リールスルホニルアミノカルボン酸を、適当な塩基(例
えば、トリエチルアミン等)の存在下で、適当な縮合剤
(例えば、塩化ピバロイル、ヨウ化2−クロル−1−メ
チルピリジニウム等)と反応させてカルボキシル基を活
性化した後、一般式(III):
【化4】 (式中、R3 及びXは前記と同じ意味である)で表され
るアミノ酸エステルを反応させ、前記一般式(I)で表
されるアリールスルホンアミド誘導体を得ることができ
る。
【0011】(2)一般式(IV):
【化5】 (式中、R1 及びnは前記と同じ意味である)で表され
るN−アリールスルホニルアミノヒドロキシカルボン酸
を出発物質とする製法:
【0012】すなわち、一般式(IV)で表されるN−ア
リールスルホニルアミノヒドロキシカルボン酸とジヒド
ロピランとを、適当な溶媒(例えば、クロロホルム等)
中で、適当な酸触媒(例えば、トシル酸)の存在下にて
反応させ、ヒドロキシ基をテトラヒドロピラニル化す
る。続いて、適当な塩基(例えば、トリエチルアミン
等)の存在下にて、適当な縮合剤(例えば、塩化ピバロ
イル、ヨウ化2−クロル−1−メチルピリジニウム等)
と反応させてカルボキシル基を活性化した後、前記一般
式(III)で表されるアミノ酸エステルを反応させ、前記
一般式(I)(但し、R2 はテトラヒドロピラニルオキ
シ基である)を有するアリールスルホンアミド誘導体を
得ることができる。
【0013】一般式(I)においてR3 がアルキル基で
あるエステル体のアリールスルホンアミド誘導体は、所
望により、適当な溶媒(例えば、エタノール、メタノー
ル等)中で、適当な塩基(例えば、水酸化ナトリウム、
炭酸カリウム等)で加水分解した後、常法に従って処理
することにより遊離のカルボキシル基を有するアリール
スルホンアミド誘導体(R3 =H)に変換することがで
きる。カルボキシル基を有するアリールスルホンアミド
誘導体(R3 =H)は、所望により、適当な溶媒(例え
ば、エタノール、メタノール等)中で、1当量の適当な
塩基(例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ト
リエチルアミン、2−アミノブタン、tert−ブチル
アミン、ジイソプロピルエチルアミン等)と処理するこ
とにより、金属又は有機塩基の塩に変換することができ
る。上記の各合成法で得られた本発明化合物は、通常の
精製方法、例えば、再結晶、再沈殿、溶媒抽出、シリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー、吸着性樹脂によるカラ
ムクロマトグラフィー等で精製することができる。
【0014】本発明による前記一般式(I)で表される
アリールスルホンアミド誘導体に関し、後記実施例で、
以下の生理活性を試験したところ、顕著な効果を示し
た。 (1)バインディングアッセイによるTxA2 拮抗作用
測定、(2)血小板凝集阻害活性測定(ラット血小
板)。
【0015】従って、本発明による前記一般式(I)で
表されるアリールスルホンアミド誘導体は、TxA2
容体に特異的な拮抗作用を有し、TxA2 受容体拮抗作
用、血管収縮阻害作用及び血小板凝集阻害作用に基づく
医薬組成物の有効成分として用いることができる。具体
的には、例えば、心筋梗塞、脳梗塞、肺塞栓、血栓症、
妊娠毒血症、腎不全及び気管支収縮作用による喘息を挙
げることができる。更に、クモ膜下出血後の血管攣縮防
止、循環系又は消化器系動脈再灌流後のTxA2 による
ショックの防止、失血、敗血症、外傷、心機能障害、内
毒素、急性膵臓炎若しくは火傷によるショック防止、又
は体外循環中における血小板減少防止にも有効である。
【0016】本発明の医薬組成物において有効成分とし
て用いる前記一般式(I)で表されるアリールスルホン
アミド誘導体としては、すべての純粋な立体異性体、及
びそれら立体異性体の任意の割合からなる混合物が含ま
れ、更にそれらの薬学的に許容される塩も含まれる。
【0017】本発明の医薬組成物は、経口又は非経口
(例えば、静脈内、皮下、経直腸、経皮)の経路から投
与することができ、それらの投与経路に従って、経口
剤、注射剤、吸入剤や座剤などに製剤化することができ
る。経口投与による場合は、通常の製剤、例えば、錠
剤、散剤、カプセル剤若しくは顆粒剤等の固形製剤、あ
るいは水性若しくは油性懸濁剤、シロップ剤又はエリキ
シル剤等の液剤のいずれの剤型としても用いることがで
きる。非経口投与による場合は、水性又は油性の注射剤
又は座薬として用いることができる。
【0018】本発明の医薬組成物は、前記の有効成分に
加えて、薬学的に許容される希釈剤又は担体を含むこと
ができる。これらの希釈剤又は担体としては、例えば、
慣用の賦形剤、結合剤、滑沢剤、水性溶剤、油性溶液
剤、乳化剤、懸濁化剤等いずれも用いることができ、ま
た他の添化剤、例えば、保存剤、安定剤等を含むことも
できる。
【0019】本発明の医薬組成物は、有効成分である本
発明化合物(I)又はその薬理学的に許容されるそれら
の塩を、トロンボキサンA2 拮抗活性に有効な量で、例
えば、1〜100重量%、好ましくは10〜90重量
%、更に好ましくは10〜50重量%の量で含有する。
有効成分の投与量は、目標とする治療効果、投与方法、
年令、体重などによって変わるので、一概には規定する
ことはできないが、通常、成人1日投与量は体重1kg
あたり、経口的には、約0.01mg〜約50mgを、
好ましくは約0.05mg〜約10mgを、また非経口
的には、約0.001mg〜約5mgを、好ましくは約
0.005mg〜約1mgであり、これを1〜5回に分
割して投与すれば良い。
【0020】
【実施例】以下、実施例によって本発明を具体的に説明
するが、これらは本発明の範囲を限定するものではな
い。実施例1:(S)−2−(4−クロロベンゼンスルホニ
ルアミノ)−N−〔4−(エトキシカルボニルメチルオ
キシ)フェニル〕−3−フェニルプロパンアミドの調製 (S)−2−(4−クロロベンゼンスルホニルアミノ)
−3−フェニルプロパン酸(1.5g)と2−(4−ア
ミノフェニルオキシ)酢酸エチル(862mg)をジク
ロロメタン(20ml)に溶解した。この溶液にN,
N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド(1.82g)
を加え、アルゴン下、室温、一夜、攪拌した。反応液を
濃縮後、飽和食塩水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢
酸エチル層を合わせて飽和食塩水で洗浄し、Na2 SO
4 で乾燥後、溶媒を減圧下で溜去し、得られた粗生成物
をイソプロピルアルコールから再結晶して、(S)−2
−(4−クロロベンゼンスルホニルアミノ)−N−〔4
−(エトキシカルボニルメチルオキシ)フェニル〕−3
−フェニルプロパンアミド(1.76g)を得た。 〔α〕D 28 −75.1°(c1.002,CHCl
3 ) m.p.145〜146℃ IRνmax cm-1(KBr);3361,2931,2
117,1751,1672,1340,1201,1
165,1088,829,7541 H−NMR δppm(CDCl3 );1.297
(3H,t,J=7.2Hz),2.936(1H,d
d,J=14.0Hz,J=8.2Hz),3.100
(1H,dd,J=14.0Hz,J=6.0Hz),
3.9〜4.0(1H,m),4.265(2H,q,
J=7.2Hz),4.580(2H,s),6.81
5(2H,d,J=8.8Hz),6.981(2H,
d,J=7.6Hz),7.1〜7.3(5H,m),
7.300(2H,d,J=8.5Hz),7.548
(2H,d,J=8.5Hz),7.984(1H,
s)13 C−NMR δppm(CDCl3 );14.15,
38.72,58.77,61.42,65.74,1
15.07,122.03,127.39,128.4
5,129.00,129.07,129.44,13
0.80,135.27,137.09,139.6
0,155.04,168.09,168.90 MS(Fab)m/z:517(MH+
【0021】実施例2:(S)−2−(4−クロロベン
ゼンスルホニルアミノ)−N−〔4−(エトキシカルボ
ニルメチルオキシ)フェニル〕−4−メチルチオブタン
アミドの調製 (S)−2−(4−クロロベンゼンスルホニルアミノ)
−4−メチルチオブタン酸(1.5g)と2−(4−ア
ミノフェニルオキシ)酢酸エチル(904mg)をジク
ロロメタン(20ml)に溶解した。この溶液にN,
N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド(1.91g)
を加え、アルゴン下、室温、一夜、攪拌した。反応液を
濃縮後、飽和食塩水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢
酸エチル層を合わせて飽和食塩水で洗浄し、Na2 SO
4 で乾燥後、溶媒を減圧下で溜去し、得られた粗生成物
をイソプロピルアルコールから再結晶して、(S)−2
−(4−クロロベンゼンスルホニルアミノ)−N−〔4
−(エトキシカルボニルメチルオキシ)フェニル〕−4
−メチルチオブタンアミド(1.27g)を得た。 〔α〕D 28 −32.3°(c1.006,CHCl
3 ) m.p.127〜129℃ IRνmax cm-1(KBr);3244,2927,2
119,1749,1660,1327,1203,1
165,1084,829,7581 H−NMR δppm(CDCl3 );1.304
(3H,t,J=7.2Hz),1.9〜2.0(2
H,m),2.031(3H,s),2.487(2
H,t,J=7.0Hz),4.0〜4.1(1H,
m),4.273(2H,q,J=7.2Hz),4.
592(2H,s),6.817(2H,d,J=9.
0Hz),7.233(2H,d,J=9.0Hz),
7.415(2H,d,J=8.8Hz),7.817
(2H,d,J=8.8Hz),8.288(1H,
s)13 C−NMR δppm(CDCl3 );14.15,
15.21,30.02,31.71,56.50,6
1.45,65.71,115.07,121.81,
128.71,129.48,130.94,137.
99,139.64,154.93,168.31,1
68.94 MS(Fab)m/z:501(MH+
【0022】実施例3:(S)−2−(4−クロロベン
ゼンスルホニルアミノ)−N−〔4−(エトキシカルボ
ニルメチルオキシ)フェニル〕−4−エチルチオブタン
アミドの調製 (S)−2−(4−クロロベンゼンスルホニルアミノ)
−4−エチルチオブタン酸(958mg)と2−(4−
アミノフェニルオキシ)酢酸エチル(554mg)をジ
クロロメタン(15ml)に溶解した。この溶液にN,
N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド(1.17g)
を加え、アルゴン下、室温、一夜、攪拌した。反応液を
濃縮後、飽和食塩水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢
酸エチル層を合わせて飽和食塩水で洗浄し、Na2 SO
4 で乾燥後、溶媒を減圧下で溜去し、得られた粗生成物
をイソプロピルアルコールから再結晶して、(S)−2
−(4−クロロベンゼンスルホニルアミノ)−N−〔4
−(エトキシカルボニルメチルオキシ)フェニル〕−4
−エチルチオブタンアミド(1.00g)を得た。 〔α〕D 29 −21.6°(c1.004,CHCl
3 ) m.p.112〜114℃ IRνmax cm-1(KBr);3238,2931,2
119,1757,1662,1348,1207,1
171,1082,825,7601 H−NMR δppm(CDCl3 );1.213
(3H,t,J=7.3Hz),1.303(3H,
t,J=7.2Hz),1.9〜2.0(2H,m),
2.472(2H,q,J=7.3Hz),2.5〜
2.6(2H,m),4.053(1H,t,J=6.
6Hz),4.273(2H,q,J=7.2Hz),
4.593(2H,s),6.827(2H,d,J=
9.0Hz),7.245(2H,d,J=9.0H
z),7.425(2H,d,J=8.5Hz),7.
817(2H,d,J=8.5Hz),8.204(1
H,s)13 C−NMR δppm(CDCl3 );14.15,
14.51,24.67,27.49,32.08,5
6.57,61.42,65.74,115.10,1
21.78,128.71,129.48,130.9
1,137.99,139.67,154.96,16
8.20,168.90 MS(Fab)m/z:515(MH+
【0023】実施例4:(S)−2−(4−クロロベン
ゼンスルホニルアミノ)−N−〔4−(エトキシカルボ
ニルメチルオキシ)フェニル〕ヘキサンアミドの調製 (S)−2−(4−クロロベンゼンスルホニルアミノ)
ヘキサン酸(1.5g)と2−(4−アミノフェニルオ
キシ)酢酸エチル(958mg)をジクロロメタン(2
0ml)に溶解した。この溶液にN,N’−ジシクロヘ
キシルカルボジイミド(2.02g)を加え、アルゴン
下、室温、一夜、攪拌した。反応液を濃縮後、飽和食塩
水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を合わ
せて飽和食塩水で洗浄し、Na2 SO4 で乾燥後、溶媒
を減圧下で溜去し、得られた粗生成物をイソプロピルア
ルコールから再結晶して、(S)−2−(4−クロロベ
ンゼンスルホニルアミノ)−N−〔4−(エトキシカル
ボニルメチルオキシ)フェニル〕ヘキサンアミド(2.
04g)を得た。 〔α〕D 29 −27.6°(c1.036,CHCl
3 ) m.p.95〜97℃ IRνmax cm-1(KBr);3263,2929,2
119,1749,1660,1329,1207,1
167,1086,831,7561 H−NMR δppm(CDCl3 );0.801
(3H,t,J=6.8Hz),1.1〜1.3(3
H,m),1.301(3H,t,J=7.1Hz),
1.5〜1.8(2H,m),3.849(1H,d
d,J=8.1Hz,J=5.4Hz),4.268
(2H,q,J=7.1Hz),4.582(2H,
s),6.799(2H,d,J=9.0Hz),7.
232(2H,d,J=9.0Hz),7.369(2
H,d,J=8.8Hz),7.791(2H,d,J
=8.8Hz)13 C−NMR δppm(CDCl3 );13.71,
14.07,22.10,24.60,34.87,5
5.70,61.38,65.71,114.96,1
21.67,128.60,129.26,131.1
3,138.24,139.34,154.74,16
8.90,169.08 MS(Fab)m/z:482(M+
【0024】実施例5:(S)−2−(4−ブロモベン
ゼンスルホニルアミノ)−N−〔4−(エトキシカルボ
ニルメチルオキシ)フェニル〕−3−フェニルプロパン
アミドの調製 (S)−2−(4−ブロモベンゼンスルホニルアミノ)
−3−フェニルプロパン酸(3.38g)と2−(4−
アミノフェニルオキシ)酢酸エチル(1.94g)をジ
クロロメタン(50ml)に溶解した。この溶液にN,
N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド(4.1g)を
加え、アルゴン下、室温、一夜、攪拌した。反応液を濃
縮後、飽和食塩水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸
エチル層を合わせて飽和食塩水で洗浄し、Na2 SO4
で乾燥後、溶媒を減圧下で溜去し、得られた粗生成物を
イソプロピルアルコールから再結晶して、(S)−2−
(4−ブロモベンゼンスルホニルアミノ)−N−〔4−
(エトキシカルボニルメチルオキシ)フェニル〕−3−
フェニルプロパンアミド(3.79g)を得た。 〔α〕D 29 47.3°(c1.03,THF) m.p.154.5〜155.5℃ IRνmax cm-1(KBr);3361,2931,1
751,1672,1512,1338,1200,1
167,1088,827,7541 H−NMR δppm(CDCl3 );1.297
(3H,t,J=7.1Hz),2.931(1H,d
d,J=14.0Hz,J=8.1Hz),3.101
(1H,dd,J=14.0Hz,J=6.1Hz),
3.9〜4.0(1H,m),4.265(2H,q,
J=7.1Hz),4.580(2H,s),6.81
8(2H,d,J=8.8Hz),6.977(2H,
d,J=6.1Hz),7.1〜7.3(5H,m),
7.4〜7.5(4H,m),7.952(1H,s)13 C−NMR δppm(CDCl3 );14.14,
38.70,58.77,61.42,65.71,1
15.07,122.04,127.37,128.1
4,128.52,129.01,129.06,13
0.76,132.43,135.26,137.5
9,155.04,168.03,168.89 MS(Fab)m/z:561(MH+
【0025】実施例6:(S)−2−(4−ブロモベン
ゼンスルホニルアミノ)−N−〔4−(エトキシカルボ
ニルメチルオキシ)フェニル〕−4−メチルチオブタン
アミドの調製 (S)−2−(4−ブロモベンゼンスルホニルアミノ)
−4−メチルチオブタン酸(1.5g)と2−(4−ア
ミノフェニルオキシ)酢酸エチル(755.5mg)を
ジクロロメタン(30ml)に溶解した。この溶液に
N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド(1.68
g)を加え、アルゴン下、室温、一夜、攪拌した。反応
液を濃縮後、飽和食塩水に注ぎ、酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル層を合わせて飽和食塩水で洗浄し、Na
2 SO4 で乾燥後、溶媒を減圧下で溜去し、得られた粗
生成物をエタノールから再結晶して、(S)−2−(4
−ブロモベンゼンスルホニルアミノ)−N−〔4−(エ
トキシカルボニルメチルオキシ)フェニル〕−4−メチ
ルチオブタンアミド(1.27g)を得た。 〔α〕D 29 −33.8°(c1.03,CHCl3 ) m.p.152.5〜153.5℃ IRνmax cm-1(KBr);3348,3240,1
755,1662,1512,1329,1205,1
165,1082,825,7481 H−NMR δppm(CDCl3 );1.306
(3H,t,J=7.2Hz),1.9〜2.0(2
H,m),2.031(3H,s),2.4〜2.5
(2H,m),4.0〜4.1(1H,m),4.27
5(2H,q,J=7.2Hz),4.595(2H,
s),6.118(1H,d,J=8.3Hz),6.
815(2H,d,J=9.0Hz),7.213(2
H,d,J=9.0Hz),7.585(2H,d,J
=8.8Hz),7.741(2H,d,J=8.8H
z),8.142(1H,s)13 C−NMR δppm(CDCl3 );15.06,
16.13,30.94,32.52,57.34,6
2.41,66.62,116.02,122.77,
129.15,129.66,131.71,133.
40,139.38,155.88,169.12,1
69.89 MS(Fab)m/z:545(MH+
【0026】実施例7:(S)−2−(4−ブロモベン
ゼンスルホニルアミノ)−N−〔4−(エトキシカルボ
ニルメチルオキシ)フェニル〕−4−エチルチオブタン
アミドの調製 (S)−2−(4−ブロモベンゼンスルホニルアミノ)
−4−エチルチオブタン酸(1.5g)と2−(4−ア
ミノフェニルオキシ)酢酸エチル(727mg)をジク
ロロメタン(30ml)に溶解した。この溶液にN,
N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド(1.62g)
を加え、アルゴン下、室温、一夜、攪拌した。反応液を
濃縮後、飽和食塩水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢
酸エチル層を合わせて飽和食塩水で洗浄し、Na2 SO
4 で乾燥後、溶媒を減圧下で溜去し、得られた粗生成物
をエタノールから再結晶して、(S)−2−(4−ブロ
モベンゼンスルホニルアミノ)−N−〔4−(エトキシ
カルボニルメチルオキシ)フェニル〕−4−エチルチオ
ブタンアミド(1.56g)を得た。 〔α〕D 29 −26.5°(c1.03,CHCl3 ) m.p.147〜149℃ IRνmax cm-1(KBr);3350,3238,1
753,1664,1514,1350,1207,1
171,1082,823,7521 H−NMR δppm(CD3 OD);1.207
(3H,t,J=7.4Hz),1.305(3H,
t,J=7.1Hz),1.961(2H,q,J=
7.1Hz),2.463(2H,q,J=7.4H
z),2.45〜2.55(2H,m),4.0〜4.
1(1H,m),4.275(2H,q,J=7.1H
z),4.594(2H,s),6.144(1H,
d,J=8.3Hz),6.816(2H,d,J=
9.0Hz),7.214(2H,d,J=9.0H
z),7.584(2H,d,J=8.8Hz),7.
741(2H,d,J=8.8Hz),8.150(1
H,s)13 C−NMR δppm(CD3 OD);14.15,
14.51,25.81,27.46,32.08,5
6.50,61.49,65.71,76.56,7
7.00,77.22,77.48,115.10,1
21.85,128.23,128.78,130.8
0,132.48,138.46,154.96,16
8.20,168.97 MS(Fab)m/z:559(MH+
【0027】実施例8:(S)−N−〔4−(カルボキ
シメチルオキシ)フェニル〕−2−(4−クロロベンゼ
ンスルホニルアミノ)−3−フェニルプロパンアミドの
調製 (S)−2−(4−クロロベンゼンスルホニルアミノ)
−N−〔4−(エトキシカルボニルメチルオキシ)フェ
ニル〕−3−フェニルプロパンアミド(702mg)、
エタノール(30ml)及び2NNaOH(2.04m
l)の混合物をアルゴン下、室温、一夜、攪拌した。反
応液を減圧下で濃縮した。残渣に少量の精製水を加え、
減圧下で濃縮することを3回行ってエタノールを除去し
た。1NHClで酸性とした後、酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル層を合わせて飽和食塩水で洗浄し、Na
2 SO4 で乾燥後、減圧下で溶媒を溜去し、残渣をアセ
トニトリルから再結晶して、(S)−N−〔4−(カル
ボキシメチルオキシ)フェニル〕−2−(4−クロロベ
ンゼンスルホニルアミノ)−3−フェニルプロパンアミ
ド(565mg)を得た。 〔α〕D 29 30.6°(c1.004,MeOH) m.p.194〜195℃ IRνmax cm-1(KBr);3361,2926,1
745,1674,1340,1209,1165,1
088,833,7521 H−NMR δppm(CD3 OD);2.867
(1H,dd,J=13.4Hz,J=8.1Hz),
3.022(1H,dd,J=13.4Hz,J=7.
2Hz),4.0〜4.1(1H,m),4.609
(2H,s),6.828(2H,d,J=9.0H
z),7.101(2H,d,J=9.0Hz),7.
1〜7.2(5H,m),7.327(2H,d,J=
8.8Hz),7.660(2H,d,J=8.8H
z)13 C−NMR δppm(CD3 OD);40.27,
60.11,66.16,115.71,123.1
1,127.77,129.38,129.68,13
0.08,130.34,132.43,137.5
6,139.69,140.46,156.30,17
0.60,172.55 MS(Fab)m/z:489(MH+
【0028】実施例9:(S)−N−〔4−(カルボキ
シメチルオキシ)フェニル〕−2−(4−クロロベンゼ
ンスルホニルアミノ)−4−メチルチオブタンアミドの
調製 (S)−2−(4−クロロベンゼンスルホニルアミノ)
−N−〔4−(エトキシカルボニルメチルオキシ)フェ
ニル〕−4−メチルチオブタンアミド(702mg)、
エタノール(30ml)及び2NNaOH(2.10m
l)の混合物をアルゴン下、室温、一夜、攪拌した。反
応液を減圧下で濃縮した。残渣に少量の精製水を加え、
減圧下で濃縮することを3回行ってエタノールを除去し
た。1NHClで酸性とした後、酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル層を合わせて飽和食塩水で洗浄し、Na
2 SO4 で乾燥後、減圧下で溶媒を溜去し、残渣をアセ
トニトリルから再結晶して、(S)−N−〔4−(カル
ボキシメチルオキシ)フェニル〕−2−(4−クロロベ
ンゼンスルホニルアミノ)−4−メチルチオブタンアミ
ド(435mg)を得た。 〔α〕D 29 −23.7°(c1.011,MeOH) m.p.196〜197℃ IRνmax cm-1(KBr);3248,2924,1
740,1662,1329,1217,1163,1
088,829,7581 H−NMR δppm(CD3 OD);1.8〜2.
0(2H,m),2.040(3H,s),2.4〜
2.6(2H,m),4.0〜4.1(1H,m),
4.617(2H,s),6.854(2H,d,J=
9.0Hz),7.195(2H,d,J=9.0H
z),7.428(2H,d,J=8.5Hz),7.
815(2H,d,J=8.5Hz)13 C−NMR δppm(CD3 OD);15.26,
30.88,33.86,57.58,66.20,1
15.82,123.00,129.93,130.2
3,132.58,139.98,140.53,15
6.34,170.71,172.62 MS(Fab)m/z:437(MH+
【0029】実施例10:(S)−N−〔4−(カルボ
キシメチルオキシ)フェニル〕−2−(4−クロロベン
ゼンスルホニルアミノ)−4−エチルチオブタンアミド
の調製 (S)−2−(4−クロロベンゼンスルホニルアミノ)
−N−〔4−(エトキシカルボニルメチルオキシ)フェ
ニル〕−4−エチルチオブタンアミド(701mg)、
エタノール(30ml)及び2NNaOH(2.04m
l)の混合物をアルゴン下、室温、一夜、攪拌した。反
応液を減圧下で濃縮した。残渣に少量の精製水を加え、
減圧下で濃縮することを3回行ってエタノールを除去し
た。1NHClで酸性とした後、酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル層を合わせて飽和食塩水で洗浄し、Na
2 SO4 で乾燥後、減圧下で溶媒を溜去し、残渣をアセ
トニトリルから再結晶して、(S)−N−〔4−(カル
ボキシメチルオキシ)フェニル〕−2−(4−クロロベ
ンゼンスルホニルアミノ)−4−エチルチオブタンアミ
ド(448mg)を得た。 〔α〕D 29 −17.9°(c1.00,MeOH) m.p.210〜211℃ IRνmax cm-1(KBr);3250,2927,1
740,1668,1331,1225,1163,1
088,829,7581 H−NMR δppm(CD3 OD);1.199
(3H,t,J=7.4Hz),1.8〜2.0(2
H,m),2.482(2H,q,J=7.4Hz),
2.5〜2.6(2H,m),4.013(1H,d
d,J=8.4Hz,J=5.7Hz),4.622
(2H,s),6.854(2H,d,J=9.0H
z),7.198(2H,d,J=9.0Hz),7.
430(2H,d,J=8.8Hz),7.818(2
H,d,J=8.8Hz)13 C−NMR δppm(CD3 OD);15.04,
26.48,28.21,34.37,57.69,6
6.16,115.82,123.00,129.9
3,130.23,132.61,139.98,14
0.57,156.34,170.71,172.58 MS(Fab)m/z:487(MH+
【0030】実施例11:(S)−N−〔4−(カルボ
キシメチルオキシ)フェニル〕−2−(4−クロロベン
ゼンスルホニルアミノ)ヘキサンアミドの調製 (S)−2−(4−クロロベンゼンスルホニルアミノ)
−N−〔4−(エトキシカルボニルメチルオキシ)フェ
ニル〕ヘキサンアミド(1.19g)、エタノール(3
0ml)及び2NNaOH(3.69ml)の混合物を
アルゴン下、室温、一夜、攪拌した。反応液を減圧下で
濃縮した。残渣に少量の精製水を加え、減圧下で濃縮す
ることを3回行ってエタノールを除去した。1NHCl
で酸性とした後、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層
を合わせて飽和食塩水で洗浄し、Na2 SO4 で乾燥
後、減圧下で溶媒を溜去し、残渣をアセトニトリルから
再結晶して、(S)−N−〔4−(カルボキシメチルオ
キシ)フェニル〕−2−(4−クロロベンゼンスルホニ
ルアミノ)ヘキサンアミド(517mg)を得た。 〔α〕D 29 −22.6°(c1.004,MeOH) m.p.163〜164℃ IRνmax cm-1(KBr);3261,2929,1
738,1628,1327,1225,1165,1
086,829,7581 H−NMR δppm(CD3 OD);0.872
(3H,t,J=6.8Hz),1.2〜1.4(4
H,m),1.5〜1.7(2H,m),3.841
(1H,dd,J=8.2Hz,J=6.2Hz),
4.619(2H,s),6.850(2H,d,J=
9.0Hz),7.184(2H,d,J=9.0H
z),7.419(2H,d,J=8.8Hz),7.
805(2H,d,J=8.8Hz)13 C−NMR δppm(CD3 OD);14.16,
23.15,26.01,34.70,58.57,6
6.20,115.82,122.93,129.9
0,130.16,132.69,139.87,14
0.64,156.27,171.37,172.58 MS(Fab)m/z:455(MH+
【0031】実施例12:(S)−2−(4−ブロモベ
ンゼンスルホニルアミノ)−N−〔4−(カルボキシメ
チルオキシ)フェニル〕−3−フェニルプロパンアミド
の調製 (S)−2−(4−ブロモベンゼンスルホニルアミノ)
−N−〔4−(エトキシカルボニルメチルオキシ)フェ
ニル〕−3−フェニルプロパンアミド(3.3g)、エ
タノール(50ml)及び2NNaOH(9ml)の混
合物をアルゴン下、室温、一夜、攪拌した。反応液を減
圧下で濃縮した。残渣に少量の精製水を加え、減圧下で
濃縮することを3回行ってエタノールを除去した。1N
HClで酸性とした後、酢酸エチルで抽出した。酢酸エ
チル層を合わせて飽和食塩水で洗浄し、Na2 SO4
乾燥後、減圧下で溶媒を溜去し、残渣をアセトニトリル
から再結晶して、(S)−2−(4−ブロモベンゼンス
ルホニルアミノ)−N−〔4−(カルボキシメチルオキ
シ)フェニル〕−3−フェニルプロパンアミド(2.7
3g)を得た。 〔α〕D 29 −51.2°(c1.06,THF) m.p.217.5〜219℃ IRνmax cm-1(KBr);3361,1745,1
674,1340,1209,1165,1088,8
33,7421 H−NMR δppm(CD3 OD);2.867
(1H,dd,J=13.7Hz,J=8.1Hz),
3.018(1H,dd,J=13.7Hz,J=7.
2Hz),4.084(1H,t,J=7.5Hz),
4.612(2H,s),6.832(2H,d,J=
9.0Hz),7.086(2H,d,J=9.0H
z),7.1〜7.2(5H,m),7.491(2
H,d,J=8.8Hz),7.589(2H,d,J
=8.8Hz)13 C−NMR δppm(CD3 OD);40.31,
60.19,66.20,115.78,123.2
2,127.84,128.17,129.46,12
9.82,130.41,132.47,133.2
0,137.64,141.05,156.38,17
0.64 MS(Fab)m/z:533(MH+
【0032】実施例13:(S)−2−(4−ブロモベ
ンゼンスルホニルアミノ)−N−〔4−(カルボキシメ
チルオキシ)フェニル〕−4−メチルチオブタンアミド
の調製 (S)−2−(4−ブロモベンゼンスルホニルアミノ)
−N−〔4−(エトキシカルボニルメチルオキシ)フェ
ニル〕−4−メチルチオブタンアミド(742mg)、
エタノール(10ml)及び2NNaOH(2.04m
l)の混合物をアルゴン下、室温、一夜、攪拌した。反
応液を減圧下で濃縮した。残渣に少量の精製水を加え、
減圧下で濃縮することを3回行ってエタノールを除去し
た。1NHClで酸性とした後、酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル層を合わせて飽和食塩水で洗浄し、Na
2 SO4 で乾燥後、減圧下で溶媒を溜去し、残渣をアセ
トニトリルから再結晶して、(S)−2−(4−ブロモ
ベンゼンスルホニルアミノ)−N−〔4−(カルボキシ
メチルオキシ)フェニル〕−4−メチルチオブタンアミ
ド(290mg)を得た。 〔α〕D 29 −5.57°(c1.04,THF) IRνmax cm-1(KBr);3246,2920,1
740,1664,1512,1331,1223,1
161,1086,827,7441 H−NMR δppm(CD3 OD);1.8〜2.
0(2H,m),2.040(3H,s),2.4〜
2.6(2H,m),4.016(1H,dd,J=
8.5Hz,J=5.6Hz),4.624(2H,
s),6.857(2H,d,J=9.0Hz),7.
181(2H,d,J=9.0Hz),7.582(2
H,d,J=8.8Hz),7.738(2H,d,J
=8.8Hz)13 C−NMR δppm(CD3 OD);15.26,
30.88,33.82,57.58,66.20,1
15.85,123.04,128.39,130.0
1,132.58,133.27,141.01,15
6.34,170.68,172.58 MS(Fab)m/z:517(MH+
【0033】実施例14:(S)−2−(4−ブロモベ
ンゼンスルホニルアミノ)−N−〔4−(カルボキシメ
チルオキシ)フェニル〕−4−エチルチオブタンアミド
の調製 (S)−2−(4−ブロモベンゼンスルホニルアミノ)
−N−〔4−(エトキシカルボニルメチルオキシ)フェ
ニル〕−4−エチルチオブタンアミド(706mg)、
エタノール(10ml)及び2NNaOH(1.89m
l)の混合物をアルゴン下、室温、一夜、攪拌した。反
応液を減圧下で濃縮した。残渣に少量の精製水を加え、
減圧下で濃縮することを3回行ってエタノールを除去し
た。1NHClで酸性とした後、酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル層を合わせて飽和食塩水で洗浄し、Na
2 SO4 で乾燥後、減圧下で溶媒を溜去し、残渣をアセ
トニトリルから再結晶して、(S)−2−(4−ブロモ
ベンゼンスルホニルアミノ)−N−〔4−(カルボキシ
メチルオキシ)フェニル〕−4−エチルチオブタンアミ
ド(402mg)を得た。 〔α〕D 29 −2.54°(c1.10,THF) m.p.168〜169.5℃ IRνmax cm-1(KBr);3253,2926,1
718,1655,1512,1327,1217,1
163,1084,827,7421 H−NMR δppm(CD3 OD);1.200
(3H,t,J=7.4Hz),1.8〜2.0(2
H,m),2.481(2H,q,J=7.4Hz),
2.5〜2.6(2H,m),4.010(1H,d
d,J=8.4Hz,J=5.7Hz),4.623
(2H,s),6.857(2H,d,J=9.0H
z),7.184(2H,d,J=9.0Hz),7.
582(2H,d,J=8.8Hz),7.740(2
H,d,J=8.8Hz)13 C−NMR δppm(CD3 OD);15.08,
26.52,28.24,34.37,57.69,6
6.20,115.85,123.08,128.3
9,130.01,132.58,133.31,14
1.01,156.30,170.64,172.58 MS(Fab)m/z:531(MH+
【0034】実施例15:(S)−2−(4−クロロベ
ンゼンスルホニルアミノ)−N−〔4−(エトキシカル
ボニルメチルオキシ)フェニル〕−3−(テトラヒドロ
ピラン−2−イルオキシ)プロパンアミドの調製 (S)−2−(4−クロロベンゼンスルホニルアミノ)
−3−ヒドロキシプロパン酸(5g)のジクロロメタン
(100ml)溶液にジヒドロピラン(4.86ml)
とp−トルエンスルホン酸(100mg)を加え、アル
ゴン下、室温、5時間、攪拌した。反応液に2−(4−
アミノフェニルオキシ)酢酸エチル(4.54g)を加
え、溶解した後、N,N’−ジシクロヘキシルカルボジ
イミド(7.37g)を加え、アルゴン下、室温、一
夜、攪拌した。反応液を濃縮後、飽和食塩水に注ぎ、酢
酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を合わせて飽和食塩
水で洗浄し、Na2 SO4 で乾燥後、溶媒を減圧下で溜
去し、得られた粗生成物をカラムクロマトグラフィー
(シリカゲル250g、ヘキサン/酢酸エチル=5/
2)で精製し、(S)−2−(4−クロロベンゼンスル
ホニルアミノ)−N−〔4−(エトキシカルボニルメチ
ルオキシ)フェニル〕−3−(テトラヒドロピラン−2
−イルオキシ)プロパンアミド(6.33g)を得た。 IRνmax cm-1(KBr);3552,1757,1
680,1512,1344,1203,1167,1
088,829,7581 H−NMR δppm(CDCl3 );1.291
(3H,t,J=7.08Hz),1.3〜2.0(6
H,m),3.4〜4.0(5H,m),4.589
(2H,s),6.851(2H,d,J=8.79H
z),7.2〜7.6(4H,m),7.832(2
H,d,J=8.79Hz)13 C−NMR δppm(CDCl3 );13.89,
14.33,20.42,24.30,24.96,2
5.44,30.57,30.79,56.87,5
7.05,61.34,64.28,64.53,6
5.05,65.71,101.02,101.31,
114.91,115.29,121.56,121.
67,128.78,128.96,129.40,1
29.51,131.20,137.33,137.5
8,139.64,154.78,166.44,16
8.83 MS(Fab)m/z:542(MH+2),541
(MH+ ),540(M+),457
【0035】実施例16:(S)−N−〔4−(カルボ
キシメチルオキシ)フェニル〕−2−(4−クロロベン
ゼンスルホニルアミノ)−3−(テトラヒドロピラン−
2−イルオキシ)プロパンアミドの調製 (S)−2−(4−クロロベンゼンスルホニルアミノ)
−N−〔4−(エトキシカルボニルメチルオキシ)フェ
ニル〕−3−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)
プロパンアミド(141mg)、エタノール(3.5m
l)及び2NNaOH(390μl)の混合物をアルゴ
ン下、室温、一夜、攪拌した。反応液を減圧下で濃縮し
た。残渣に少量の精製水を加え、減圧下で濃縮すること
を3回行ってエタノールを除去した。1NHClで酸性
とした後、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を合わ
せて飽和食塩水で洗浄し、Na2 SO4 で乾燥後、減圧
下で溶媒を溜去し、(S)−N−〔4−(カルボキシメ
チルオキシ)フェニル〕−2−(4−クロロベンゼンス
ルホニルアミノ)−3−(テトラヒドロピラン−2−イ
ルオキシ)プロパンアミド(115mg)を得た。 IRνmax cm-1(KBr);3354,1743,1
662,1514,1344,1167,831,75
6,7041 H−NMR δppm(CDCl3 );1.3〜2.
0(6H,m),3.4〜4.0(5H,m),4.6
26(2H,s),6.863(2H,d,J=9.0
4Hz),7.2〜7.6(4H,m),7.80(2
H,m) MS(Fab)m/z:513(MH+ ),512(M
+ ),429
【0036】実施例17:(S)−2−(4−クロロベ
ンゼンスルホニルアミノ)−N−〔4−(エトキシカル
ボニルメチルオキシ)フェニル〕−3−ヒドロキシプロ
パンアミドの調製 (S)−2−(4−クロロベンゼンスルホニルアミノ)
−N−〔4−(エトキシカルボニルメチルオキシ)フェ
ニル〕−3−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)
プロパンアミド(6.33g)、ピリジニウムp−トル
エンスルホネ−ト(以下PPTSと略す)(933m
g)及びエタノール(100ml)の混合物をアルゴン
下で1時間加熱還流した。反応液を減圧下で濃縮し、飽
和食塩水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層
を合わせて飽和食塩水で洗浄し、Na2 SO4 で乾燥
後、溶媒を減圧下で溜去し、得られた粗生成物をカラム
クロマトグラフィー(シリカゲル50g、ヘキサン/酢
酸エチル=1/1)で精製し、(S)−2−(4−クロ
ロベンゼンスルホニルアミノ)−N−〔4−(エトキシ
カルボニルメチルオキシ)フェニル〕−3−ヒドロキシ
プロパンアミド(2.703g)を得た。 IRνmax cm-1(KBr);3481,3327,3
248,1747,1660,1543,1514,1
346,1223,1169,1085,831,75
8,5591 H−NMR δppm(CDCl3 −CD3 OD);
1.309(3H,t,J=7.08Hz),3.68
3(1H,dd,J=11.23Hz,J=5.86H
z),3.775(1H,dd,J=11.23Hz,
J=5.37Hz),3.960(1H,dd,J=
5.86Hz,J=5.37Hz),4.268(2
H,q,J=7.08Hz),4.636(2H,
s),6.849(2H,d,J=9.03Hz),
7.264(2H,d,J=9.03Hz),7.43
5(2H,d,J=8.79Hz),7.834(2
H,d,J=8.79Hz)13 C−NMR δppm(CDCl3 −CD3 OD);
14.38,59.97,62.17,63.41,6
6.31,115.60,122.71,129.5
3,130.01,132.39,139.91,15
5.79,169.06 MS(Fab)m/z:457(MH+
【0037】実施例18:(S)−2−(4−クロロベ
ンゼンスルホニルアミノ)−N−〔4−(エトキシカル
ボニルメチルオキシ)フェニル〕−3−メタンスルホニ
ルオキシプロパンアミドの調製 (S)−2−(4−クロロベンゼンスルホニルアミノ)
−N−〔4−(エトキシカルボニルメチルオキシ)フェ
ニル〕−3−ヒドロキシプロパンアミド(2.25g)
のピリジン(30ml)溶液に、塩化メタンスルホニル
(以下、塩化メシルと略す)(1.14ml)を加え、
室温で3時間攪拌した。反応液を飽和食塩水に注ぎ、酢
酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を合わせて、飽和食
塩水、INHCl及び飽和食塩水で洗浄し、Na2 SO
4 で乾燥後、溶媒を減圧下で溜去し、得られた粗生成物
をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル35g、ヘキ
サン/酢酸エチル=1/1)で精製し、(S)−2−
(4−クロロベンゼンスルホニルアミノ)−N−〔4−
(エトキシカルボニルメチルオキシ)フェニル〕−3−
メタンスルホニルオキシプロパンアミド(2.73g)
を得た。 IRνmax cm-1(KBr);3356,3240,1
740,1668,1549,1512,1358,1
209,1173,829,760,563,526,
4861 H−NMR δppm(CDCl3 );1.300
(3H,t,J=7.08Hz),2.975(3H,
s),4.20(2H,m),4.268(2H,q,
J=7.08Hz),4.55(1H,m),4.58
9(2H,s),6.817(2H,d,J=9.04
Hz),7.293(2H,d,J=9.04Hz),
7.476(2H,d,J=8.54Hz),7.83
9(2H,d,J=8.54Hz)13 C−NMR δppm(CDCl3 );14.11,
37.43,56.06,61.49,65.63,6
8.20,115.10,122.03,128.7
4,129.81,130.58,137.40,14
0.22,155.18,164.94,168.94 MS(Fab)m/z:535(MH+
【0038】実施例19:(S)−2−(4−クロロベ
ンゼンスルホニルアミノ)−N−〔4−(エトキシカル
ボニルメチルオキシ)フェニル〕−3−フェノキシプロ
パンアミドの調製 水素化ナトリウム(鉱油中60%分散物、37mg)を
ヘキサンで洗浄した後、アルゴン下でジメチルホルムア
ミド(以下、DMFと略す)(750μl)で懸濁さ
せ、0℃に冷却した。フェノール(88mg)のDMF
(750μl)溶液を加えて15分間攪拌後、(S)−
2−(4−クロロベンゼンスルホニルアミノ)−N−
〔4−(エトキシカルボニルメチルオキシ)フェニル〕
−3−メタンスルホニルオキシプロパンアミド(250
mg)のDMF(750μl)溶液を加え、1時間攪拌
した。反応液を飽和食塩水に注ぎ、酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル層を合わせて飽和食塩水で洗浄し、Na
2 SO4 で乾燥後、溶媒を溜去し、(S)−2−(4−
クロロベンゼンスルホニルアミノ)−N−〔4−(エト
キシカルボニルメチルオキシ)フェニル〕−3−フェノ
キシプロパンアミド(118.5mg)を得た。 IRνmax cm-1(KBr);3334,3282,1
751,1668,1599,1535,1510,1
327,1201,1161,1088,827,75
1 H−NMR δppm(CDCl3 );1.312
(3H,t,J=7.08Hz),4.640(2H,
s),4.12〜4.31(3H,m),4.272
(2H,q,J=7.08Hz),6.758(2H,
d,J=8.55Hz),6.871(2H,d,J=
9.03Hz),6.933(1H,t,J=7.33
Hz),7.226(2H,dd,J=8.55Hz,
J=7.33Hz),7.320(2H,d,J=9.
03Hz),7.419(2H,d,J=8.79H
z),7.842(2H,d,J=8.79Hz)13 C−NMR δppm(CDCl3 );13.91,
57.95,62.09,66.20,68.36,1
14.82,115.38,115.78,116.9
2,121.87,122.31,122.71,12
9.09,129.49,129.68,129.9
0,130.04,130.45,132.06,13
9.47,139.91,158.61,168.15 MS(Fab)m/z:533(MH+
【0039】実施例20:(S)−N−〔4−(カルボ
キシメチルオキシ)フェニル〕−2−(4−クロロベン
ゼンスルホニルアミノ)−3−フェノキシプロパンアミ
ドの調製 (S)−2−(4−クロロベンゼンスルホニルアミノ)
−N−〔4−(エトキシカルボニルメチルオキシ)フェ
ニル〕−3−フェノキシプロパンアミド(50mg)、
エタノール(1.5ml)及び2NNaOH(138μ
l)の混合物をアルゴン下、室温、一夜、攪拌した。反
応液を減圧下で濃縮した。残渣に少量の精製水を加え、
減圧下で濃縮することを3回行ってエタノールを除去し
た。1NHClで酸性とした後、酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル層を合わせて飽和食塩水で洗浄し、Na
2 SO4 で乾燥後、減圧下で溶媒を溜去し(S)−N−
〔4−(カルボキシメチルオキシ)フェニル〕−2−
(4−クロロベンゼンスルホニルアミノ)−3−フェノ
キシプロパンアミド(46mg)を得た。 IRνmax cm-1(KBr);3344,1741,1
670,1331,1227,1165,7561 H−NMR δppm(CD3 OD);4.153
(2H,m),4.353(1H,t,J=5.98H
z),4.624(2H,s),6.780(2H,
d,J=8.54Hz),6.875(2H,d,J=
9.03Hz),6.911(1H,t,J=7.32
Hz),7.217(2H,dd,J=8.54Hz,
J=7.32Hz),7.269(2H,d,J=9.
03Hz),7.438(2H,d,J=8.79H
z),7.862(2H,d,J=8.79Hz)13 C−NMR δppm(CD3 OD);57.62,
58.46,66.20,68.95,115.34,
115.63,115.85,116.04,122.
20,122.53,123.11,129.68,1
30.23,130.45,132.58,140.0
6,140.42,156.34,159.35,16
8.84,172.66 MS(Fab)m/z:505(MH+
【0040】実施例21:(S)−2−(4−ブロモベ
ンゼンスルホニルアミノ)−N−〔4−(エトキシカル
ボニルメチルオキシ)フェニル〕−3−(テトラヒドロ
ピラン−2−イルオキシ)プロパンアミドの調製 (S)−2−(4−ブロモベンゼンスルホニルアミノ)
−3−ヒドロキシプロパン酸(1g)のジクロロメタン
(30ml)溶液にジヒドロピラン(840μl)とp
−トルエンスルホン酸(20mg)とを加え、アルゴン
下、室温、4時間、攪拌した。反応液に2−(4−アミ
ノフェニルオキシ)酢酸エチル(786mg)を加えて
溶解した後、N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミ
ド(1.273g)を加え、アルゴン下、室温、一夜、
攪拌した。反応液を濃縮後、飽和食塩水に注ぎ、酢酸エ
チルで抽出した。酢酸エチル層を合わせて飽和食塩水で
洗浄し、Na2 SO4 で乾燥後、溶媒を減圧下で溜去
し、(S)−2−(4−ブロモベンゼンスルホニルアミ
ノ)−N−〔4−(エトキシカルボニルメチルオキシ)
フェニル〕−3−(テトラヒドロピラン−2−イルオキ
シ)プロパンアミド(712mg)を得た。 IRνmax cm-1(KBr);3327,1755,1
666,1512,1348,1200,1169,1
070,1032,829,7421 H−NMR δppm(CDCl3 );1.294
(3H,t,J=7.08Hz),1.3〜2.0(6
H,m),3.4〜4.0(5H,m),4.262
(2H,q,J=7.08Hz),4.590(2H,
s),6.856(2H,d,J=8.79Hz),
7.3〜7.6(2H,m),7.7〜7.8(2H,
m),7.758(2H,d,J=8.30Hz)13 C−NMR δppm(CDCl3 );14.11,
20.42,20.53,24.85,24.96,2
5.44,25.51,30.54,30.76,3
3.80,49.09,56.46,56.68,6
1.31,64.31,64.57,65.74,6
8.24,68.53,100.87,101.42,
115.07,121.48,121.59,128.
78,128.93,132.37,132.52,1
37.91,138.17,154.78,154.8
5,166.41,166.63 MS(Fab)m/z:586(MH+2),584
(MH+ ),503,501
【0041】実施例22:(S)−2−(4−ブロモベ
ンゼンスルホニルアミノ)−N−〔4−(カルボキシメ
チルオキシ)フェニル〕−3−(テトラヒドロピラン−
2−イルオキシ)プロパンアミドの調製 (S)−2−(4−ブロモベンゼンスルホニルアミノ)
−N−〔4−(エトキシカルボニルメチルオキシ)フェ
ニル〕−3−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)
プロパンアミド(240mg)、エタノール(10m
l)及び1/10NNaOH(13.2ml)の混合物
をアルゴン下、室温、一夜、攪拌した。反応液を減圧下
で濃縮した。残渣に少量の精製水を加え、減圧下で濃縮
することを3回行ってエタノールを除去した。1NHC
lで酸性とした後、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル
層を合わせて飽和食塩水で洗浄し、Na2 SO4 で乾燥
後、減圧下で溶媒を溜去し、残渣をアセトニトリルから
再結晶して、(S)−2−(4−ブロモベンゼンスルホ
ニルアミノ)−N−〔4−(カルボキシメチルオキシ)
フェニル〕−3−(テトラヒドロピラン−2−イルオキ
シ)プロパンアミド(16mg)を得た。IRνmax
-1(KBr);3332,1736,1670,15
12,1335,1165,1070,827,74
2,6111 H−NMR δppm(CD3 OD);1.1〜2.
0(6H,m),3.3〜3.6(2H,m),3.7
1(2H,m),3.978(1H,dd,J=6.1
Hz,J=5.6Hz),4.606(2H,s),
6.853(2H,d,J=9.03Hz),7.22
1(2H,d,J=9.03Hz),7.595(2
H,d,J=8.79Hz),7.760(2H,d,
J=8.79Hz)13 C−NMR δppm(CD3 OD);25.97,
26.67,34.66,60.33,63.74,6
6.35,115.78,123.00,128.4
3,129.97,132.58,133.27,14
0.90,156.30,169.47 MS(Fab)m/z:557(MH+ ),476,4
75,474,473
【0042】実施例23:(S)−2−(4−ブロモベ
ンゼンスルホニルアミノ)−N−〔4−(エトキシカル
ボニルメチルオキシ)フェニル〕−3−ヒドロキシプロ
パンアミドの調製 (S)−2−(4−ブロモベンゼンスルホニルアミノ)
−N−〔4−(エトキシカルボニルメチルオキシ)フェ
ニル〕−3−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)
プロパンアミド(550mg)、PPTS(75mg)
及びエタノール(10ml)の混合物をアルゴン下で1
時間加熱還流した。反応液を減圧下で濃縮し、飽和食塩
水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を合わ
せて飽和食塩水で洗浄し、Na2 SO4 で乾燥後、溶媒
を減圧下で溜去し、得られた粗生成物をエタノールから
再結晶して、(S)−2−(4−ブロモベンゼンスルホ
ニルアミノ)−N−〔4−(エトキシカルボニルメチル
オキシ)フェニル〕−3−ヒドロキシプロパンアミド
(150mg)を得た。 IRνmax cm-1(KBr);3479,3329,3
248,1747,1660,1540,1346,1
225,1171,1086,831,7481 H−NMR δppm(CDCl3 );1.307
(3H,t,J=7.08Hz),3.72(2H,
m),3.962(1H,dd,J=5.61Hz,J
=5.37Hz),4.265(2H,q,J=7.0
8Hz),4.644(2H,s),6.852(2
H,d,J=9.03Hz),7.243(2H,d,
J=9.03Hz),7.597(2H,d,J=8.
78Hz),7.758(2H,d,J=8.78H
z) MS(Fab)m/z:503(MH+2),502
(MH+1),501(MH+ ),500(M+
【0043】実施例24:(S)−2−(4−ブロモベ
ンゼンスルホニルアミノ)−N−〔4−(エトキシカル
ボニルメチルオキシ)フェニル〕−3−フェノキシプロ
パンアミドの調製 (S)−2−(4−ブロモベンゼンスルホニルアミノ)
−N−〔4−(エトキシカルボニルメチルオキシ)フェ
ニル〕−3−ヒドロキシプロパンアミド(98.7m
g)のピリジン(3ml)溶液に、塩化メタンスルホニ
ル(45.7μl)を加え、室温で2時間攪拌した。反
応液を飽和食塩水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸
エチル層を合わせて、飽和食塩水、INHCl及び飽和
食塩水で洗浄し、Na2 SO4 で乾燥後、溶媒を減圧下
で溜去し、(S)−2−(4−ブロモベンゼンスルホニ
ルアミノ)−N−〔4−(エトキシカルボニルメチルオ
キシ)フェニル〕−3−メタンスルホニルオキシプロパ
ンアミド(116mg)を得た。水素化ナトリウム(鉱
油中60%分散物、20.2mg)をヘキサンで洗浄し
た後、アルゴン下でDMF(2ml)に懸濁させ、0℃
に冷却した。フェノール(37.7mg)のDMF(2
ml)溶液を加えて15分間攪拌後、(S)−2−(4
−ブロモベンゼンスルホニルアミノ)−N−〔4−(エ
トキシカルボニルメチルオキシ)フェニル〕−3−メタ
ンスルホニルオキシプロパンアミド(116mg)のD
MF(1.5ml)溶液を加え、1.5時間攪拌した。
反応液を飽和食塩水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢
酸エチル層を合わせて飽和食塩水で洗浄し、Na2 SO
4 で乾燥後、溶媒を溜去し、残渣をヘキサン−酢酸エチ
ル混合液から再結晶して(S)−2−(4−ブロモベン
ゼンスルホニルアミノ)−N−〔4−(エトキシカルボ
ニルメチルオキシ)フェニル〕−3−フェノキシプロパ
ンアミド(16mg)を得た。 IRνmax cm-1(KBr);3325,3269,1
743,1664,1628,1576,1329,1
161,1088,823,7541 H−NMR δppm(CDCl3 );1.295
(3H,t,J=7.08Hz),4.15(2H,
m),4.264(2H,q.J=7.08Hz),
4.35(1H,m),4.592(2H,s),6.
800(2H,d,J=7.81Hz),6.871
(2H,d,J=9.03Hz),6.90(1H,
m),7.007(2H,dd,J=7.81Hz,J
=7.51Hz),7.357(2H,d,J=9.0
3Hz),7.626(2H,d,J=8.79H
z),7.754(2H,d,J=8.79Hz) MS(Fab)m/z:579(MH+2),577
(MH+
【0044】以上の実施例1〜24の各反応工程を図1
〜図5に示す。なお、図1〜5において使用する略号の
意味は以下のとおりである。 Et:エチル基,DCC:N,N’−ジシクロヘキシル
カルボジイミド,DHP:ジヒドロピラン,TsOH:
p−トルエンスルホン酸,OMs:メタンスルホニルオ
キシ基。
【0045】
【発明の効果】本発明による前記一般式(I)で表され
るアリールスルホンアミド誘導体は、トロンボキサンA
2 (TxA2 )受容体に特異的な拮抗作用を有し、トロ
ンボキサンA2 受容体拮抗作用、血管収縮阻害作用及び
血小板凝集阻害作用に基づく医薬組成物の有効成分とし
て用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1〜5の反応工程を示す説明図である。
【図2】実施例6〜10の反応工程を示す説明図であ
る。
【図3】実施例11〜15の反応工程を示す説明図であ
る。
【図4】実施例16〜20の反応工程を示す説明図であ
る。
【図5】実施例21〜24の反応工程を示す説明図であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/215 ACV C07C 323/60 7419−4H (72)発明者 沢村 信一 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 藤田 志保子 福島県双葉郡双葉町大字新山字蓬田30−1 −2 新山社宅8号 (72)発明者 矢後 毅 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 川田 淑子 東京都日野市日野本町1−7−4 セント ラルコーポフェニックス203

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I): 【化1】 (式中、R1 はフェニル基、又はハロゲン原子若しくは
    アルキル基で置換されたフェニル基であり、R2 は炭素
    原子数1〜15個の直鎖若しくは分枝鎖アルキル基、フ
    ェニル基、フェニルオキシ基、又は炭素原子数1〜2個
    のアルキルチオ基であり、R3 は水素原子又は炭素原子
    数1〜5個の直鎖若しくは分枝鎖アルキル基であり、n
    は0〜2の整数である)で示されるアリールスルホンア
    ミド誘導体又はその塩。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の一般式(I)で表される
    アリールスルホンアミド誘導体又は薬理学的に許容され
    るその塩を含有することを特徴とする、トロンボキサン
    2 拮抗剤。
JP3317495A 1995-01-30 1995-01-30 アリールスルホンアミド誘導体及びその誘導体を含むトロンボキサンa2 拮抗剤 Pending JPH08198839A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100361827B1 (ko) * 1997-04-07 2003-01-24 주식회사 엘지생명과학 트롬빈 억제제로서 유용한 헤테로사이클릭알라닌 유도체

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KR100361827B1 (ko) * 1997-04-07 2003-01-24 주식회사 엘지생명과학 트롬빈 억제제로서 유용한 헤테로사이클릭알라닌 유도체

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