JPH0819681B2 - 建築物の地下外壁構造及びその施工方法 - Google Patents

建築物の地下外壁構造及びその施工方法

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JPH0819681B2
JPH0819681B2 JP2046567A JP4656790A JPH0819681B2 JP H0819681 B2 JPH0819681 B2 JP H0819681B2 JP 2046567 A JP2046567 A JP 2046567A JP 4656790 A JP4656790 A JP 4656790A JP H0819681 B2 JPH0819681 B2 JP H0819681B2
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JP
Japan
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wall
water
hole
holes
construction method
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JP2046567A
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正武 中村
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Shimizu Corp
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Shimizu Corp
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  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、建築物の地下外壁構造及びその施工方法に
関するものである。
[従来の技術] 従来、建築物の地下外壁は第3図に示すように、先ず
コンクリートを打設することにより外壁aを形成し、こ
の外壁aの内側にコンクリートブロックを化粧積みして
内壁bを形成した二重壁構造になっている。この場合、
外壁aには水抜き孔cが設けられ、内壁と外壁との間に
浸入した水や結露水をスラブdの下面側に排水するよう
にしてある。
[発明が解決しようとする課題] このような従来の地下外壁によると、前記コンクリー
トブロックは手積み作業によるので作業能率が悪く、か
つ工期が長引きコスト高の原因にもなり、またコンクリ
ートブロックによる内壁bと前記外壁aとの間に水逃が
し用の隙間eを設けて前記水抜き孔cに連通させねばな
らず、しかも内壁bが厚いため内部スペースが狭められ
ることになる。
本発明は、このような従来技術の問題点を全て解決す
るためになされ、作業効率が良くて工期の短縮及びコス
トダウンが図れ、内壁と外壁との間に水逃がし用の隙間
を設ける必要がなく、しかも内壁を薄くして内部スペー
スを広く確保出来るようにした、建築物の地下外壁構造
及びその施工方法を提案することを課題としたものであ
る。
[課題を解決するための手段] この課題を技術的に解決するための手段として、本発
明は穴あき材が裏打ちされ内部に水の通孔が並設される
と共に、この通孔の一部に裏面側に通じる小穴が形成さ
れた板材を、地下外壁の内面に前記通孔が縦方向となる
ようにして並設した地下外壁構造を要旨とするものであ
る。
また、穴あき材が裏打ちされ内部に水の通孔が並設さ
れると共に、この通孔の一部に裏面側に通じる小穴が形
成された板材を、前記通孔が縦方向となるようにして地
下外壁の内側の型枠として組み込むと共に、その型枠に
コンクリートを打設して地下外壁を形成し、前記板材を
そのまま残して内壁材とする地下外壁施工方法を要旨と
するものである。
[作 用] 前記穴あき材は浸入してくる水のフィルターの作用を
なすと共に、前記板材は小穴から通孔に流入した水を流
下させる作用をなし、その板材を外壁のコンクリート打
設時には内側の型枠として組み込み、打設後はそのまま
残して内壁として機能させることが出来る。
[実施例] 以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて詳しく説
明する。
第1図において、1は押し出し成形された耐火板でそ
の厚さは15〜35mmであり、裏面側には穴あきルーフィン
グ材2が裏打ちされている。この耐火板1は第2図に示
すように、内部に水の通路となる通孔1aが並設され、こ
の通孔1aには裏面側に通じる小穴1bがそれぞれ複数個形
成されている。この耐火板1は地下の外壁3をコンクリ
ートで打設する際に、前記通孔1aが縦方向(上下方向)
となるように横に連設し、かつ繋ぎ目にはシリコーン系
のシーラント材4を充填させて内側の型枠として使用す
る。コンクリート打設後は、外側の型枠(図示せず)の
み外して前記内側の型枠即ち耐火板1は外さずに残し、
これを内壁材として使用するのである。5は床スラブで
あり、6はその床スラブ5の下面と前記外壁3の段部3a
との間に設けられた通水部である。
本発明に係る外壁の構成及び施工方法は上記の通りで
あり、この場合は外壁3のコンクリート打設と同時に内
壁が形成されるので、従来の工法に比べると作業性が著
しく向上して工期の短縮を図ることが出来、またコンク
リート打設時には耐火板1が型枠材として機能するの
で、型枠の費用の節減が図れコストダウンが可能とな
る。
外壁3側から浸入した水は、前記穴あきルーフィング
2でフィルター作用を受けて混入しているごみ等が排除
され、通過した水分は前記耐火板1の小穴1bから通孔1a
に入り、この通孔1aを流下して耐火板1から抜けると共
に、前記通水部6を介して土中に排水される。従って、
従来のように外壁と内壁との間に水逃がし用の隙間を設
ける必要が無くなり、かつ内壁となる耐火板1は薄いの
で内部スペースを広く確保することが出来る。
尚、耐火板1の通孔1aに通水の余地を残して断熱材を
充填すれば、段熱壁構法として適用することも可能であ
る。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、穴あき材が裏
打ちされ内部に水の通孔が並設されると共に、この通孔
の一部に裏面側に通じる小穴が形成された板材を、前記
通孔が縦方向となるようにして地下外壁の内側の型枠と
して組み込むと共に、その型枠にコンクリートを打設し
て地下外壁を形成し、前記板材を残して地下外壁の内壁
材としたので、作業効率が著しく向上することから工期
の短縮及びコストダウンが図れ、内壁と外壁との間に水
逃がし用の隙間を設ける必要がなく、しかも内壁を薄く
して内部スペースを広く確保出来る等の極めて優れた効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す一部の断面斜視図、第2
図は内壁の横断面図、第3図は従来例の一部の断面図で
ある。 1……耐火板、1a……通孔 1b……小穴 2……穴あきルーフィング材 3……外壁、4……シーラント材 5……床スラブ、6……通水部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】穴あき材が裏打ちされ内部に水の通孔が並
    設されると共に、この通孔の一部に裏面側に通じる小穴
    が形成された板材を、地下外壁の内面に前記通孔が縦方
    向となるようにして並設したことを特徴とする建築物の
    地下外壁構造。
  2. 【請求項2】穴あき材が裏打ちされ内部に水の通孔が並
    設されると共に、この通孔の一部に裏面側に通じる小穴
    が形成された板材を、前記通孔が縦方向となるようにし
    て地下外壁の内側の型枠として組み込むと共に、その型
    枠にコンクリートを打設して地下外壁を形成し、前記板
    材をそのまま残して内壁材とすることを特徴とする建築
    物の地下外壁施工方法。
JP2046567A 1990-02-27 1990-02-27 建築物の地下外壁構造及びその施工方法 Expired - Lifetime JPH0819681B2 (ja)

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JPH03250123A JPH03250123A (ja) 1991-11-07
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JP2579419Y2 (ja) * 1992-10-16 1998-08-27 村本建設株式会社 地下壁用打込式コンクリート型枠
KR20060040929A (ko) * 2004-11-08 2006-05-11 삼성물산 주식회사 박판 매설거푸집 및 이를 이용한 콘크리트 구조물 시공방법

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JPH03250123A (ja) 1991-11-07

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