JPH051748Y2 - - Google Patents

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JPH051748Y2
JPH051748Y2 JP8636387U JP8636387U JPH051748Y2 JP H051748 Y2 JPH051748 Y2 JP H051748Y2 JP 8636387 U JP8636387 U JP 8636387U JP 8636387 U JP8636387 U JP 8636387U JP H051748 Y2 JPH051748 Y2 JP H051748Y2
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sleeve
wiring
piping
sleeve unit
slab
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JP8636387U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は主として研究室、実験室の床又は壁
のコンクリートスラブに各種の配管(給湯用配
管、給水用配管、ガス用配管などの数種類の配
管)、配線(電線、通信ケーブル等)を突抜け配
管・配線させるために設けられる設備用配管配線
のスリーブユニツト装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、研究室や実験室等の床又は壁のコンクリ
ートスラブに各種の配管を突抜け配管させるスリ
ーブユニツトを設け、このスリーブユニツトの適
宜のスリーブ孔に必要な配管を通して使用するよ
うにした設備用配管のスリーブユニツト装置は実
公昭58−51263号公報に開示され、公知の技術と
なつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前記従来の設備配管用スリーブ
ユニツト装置は、各種の設備用配管を突抜け配管
させるスリーブユニツトがコンクリートスラブ
(床スラブ)に埋設固定した重量の重い鋳鉄製の
大型スリーブボツクスで構成されているので、コ
ストの高いスリーブボツクスを用いなければなら
ないこと、前記スリーブボツクスの埋設作業が困
難で施工性が悪いこと、前記スリーブボツクスは
上面が開放した大きな空室を有する有底箱体であ
るので、このボツクス開口部を蓋板取付けによつ
て閉塞した非配管時の状態においても、或いは前
記蓋板を取外した配管突抜けの使用状態において
も、耐熱防火区画として機能しない問題があつ
た。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は前記従来の問題点を解決するため
に、前記スリーブユニツトを研究室、実験室等の
床又は壁のコンクリートスラブに適宜の配列で埋
設固定した設備用配管・配線より径の大きい複数
本のスリーブ管で構成したこと、この各スリーブ
管のスリーブ孔両端開口部を中心貫通ボルトで着
脱可能に結合される鉄板製の蓋板対によつて閉塞
し、この蓋板対で閉塞される各スリーブ孔にロツ
クウール等の耐火材を配管配線時に抜出すことが
できるように充填して、スリーブユニツト部分を
防火区画構造としたことを特徴とするものであ
る。
〔作用〕
この考案のスリーブユニツト装置は、設備用配
管・配線を通さない不使用時の状態において、各
スリーブ管内にロツクウール等の耐火材が充填さ
れ、その各スリーブ孔の両端開口部が着脱可能な
鉄板製の蓋板対によつて閉塞された防火区画構造
となつているので、この状態で火災が発生しても
スリーブユニツト部分からの延焼を防止すること
ができる。また、前記スリーブ管の適宜のスリー
ブ孔に必要な配管・配線を通して使用する場合
(必要個所のスリーブ管から蓋板対を取外し、内
部の耐火材を抜出した状態で行なう)には、配
管・配線が通されるスリーブ管の配管・配線挿通
〓間にロツクウール等の耐火材を詰込むことがで
きるので、この配管・配線状態においてもスリー
ブユニツト部分を防火区画の耐火構造とすること
が可能となる。なお、前記スリーブ管に配管・配
線を全部通さない場合(配管・配線が挿通されな
いスリーブ管がある場合)には、この残りのスリ
ーブ管は耐火材の充填と蓋板対の閉塞による断熱
構造のままとされ、配管や配線の本数を増やす場
合の予備スリーブ管として確保して置くことがで
きる。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を図面に従い具体的に
説明する。第1図乃至第3図は本案装置を研究室
や実験室等の床スラブ(コンクリートスラブ)に
適用した場合の実施例を示すもので、図中Sはコ
ンクリートスラブである床スラブ、1はこの床ス
ラブSの適当個所例えば室四隅部に位置する床ス
ラブ部分に第2図の如き配列で埋設固定した7本
のスリーブ管1a〜1gからなるスリーブユニツ
トで、このスリーブユニツト1を構成する7本の
スリーブ管1a〜1gは、いずれも各スリーブ孔
a〜gに挿通される設備用配管Pおよび図示省略
の配線より径の大きい一体形または別体形(2本
管接合形)の金属パイプ又は不燃性の硬質合成樹
脂パイプで形成している。この各スリーブ管1a
〜1gのスリーブ孔a〜gの両端開口部は中心貫
通ボルト2とナツト2aで着脱可能に結合される
鉄板製の蓋板対3,4によつて閉塞され、この蓋
板対3,4で閉塞される各スリーブ孔a〜gの内
部にロツクウール等の耐火材5を配管配線時に抜
出すことができるように充填して、スリーブユニ
ツト部分を防火区画構造としている。
なお、前記床スラブSのスリーブユニツト対応
位置にはスラブ打設時の型抜き蓋(図示せず)で
形成されたスラブ厚tに対して1/3位の深さを有
する長方形状の浅底凹所6が設けられ、この凹所
6外周の佐官仕上部7に目切縁枠8と受枠9がア
ンカー10によつて固設され、この目切縁枠8と
受枠9で形成されるL形状の受段部に、水平部に
コ形断面形状のパツキン11を嵌合した垂直部の
向きが上下に反転可能なL形断面形状の防水縁枠
12と、この防水縁枠12のパツキン11上に床
スラブSの上面と面一になるように支承される床
蓋板13とが着脱可能にネジ14で止着されてい
る。
前記防水縁枠12は床蓋板13を取外した際
に、第3図の如く垂直部が上向きとなるように向
きを反転して取付けておき、床スラブS面から流
れてくる水が前記凹所6内に流入するのを防止す
るように用いられる。なお、第3図はスリーブユ
ニツト1を構成する7本のスリーブ管1a〜1g
の内、4個のスリーブ管1a,1c,1e,1g
に4種類の配管Pを突抜け配管させた使用状態図
であつて、前記配管Pが通されるスリーブ管1
a,1c,1e,1gの配管挿通〓間にロツクウ
ール等の耐火材15を詰込み、残りのスリーブ管
1b,1d,1fは耐火材5の充填と蓋板対3,
4の閉塞による断熱構造のままとすることによ
り、スリーブユニツト部分を防火区画の耐火構造
としている。また、前記凹所6に防水性・防塵性
を備えた材料(例えばエポシキ系塗床材)を塗布
または貼着して、階下への漏水と室内への発塵を
なくすようにしている。
第4図は本案装置を研究室や実験室等の壁スラ
ブS′(コンクリートスラブ)に適用した場合の第
2の実施例を示すもので、前記スリーブユニツト
1をコンクリートスラブに適宜の配列で埋設固定
した設備用配管Pおよび配線より径の大きい複数
本のスリーブ管1a〜1gで構成した点、この各
スリーブ管1a〜1gのスリーブ孔両端開口部を
中心貫通ボルト2とナツト2aで着脱可能に結合
される鉄板製の蓋板対3,4によつて閉塞した
点、この蓋板対で閉塞される各スリーブ孔a〜g
にロツクウール等の耐火材5を配管配線時に抜出
すことができるように充填して、スリーブユニツ
ト部分を防火区画構造とした点においては前述し
た第1の実施例と同様であるが、壁スラブS′のス
リーブユニツト対応位置に浅底凹所6を設け、こ
の凹所外周の佐官仕上部7に目切縁枠8と受枠9
を固設して、この目切縁枠8と受枠9で形成され
るL形状の受段部に、壁スラブS′の前面と面一に
なる化粧蓋板13aをパツキング11aを介して
着脱可能にネジ止着した構成が若干相違してい
る。その他の構成と作用は前記実施例と同様であ
るから、詳細な説明は省略する。
〔考案の効果〕
この考案のスリーブユニツト装置は前記のよう
な構成のものであるから、次のような効果を奏す
る。
(1) スリーブユニツトをコンクリートスラブに埋
設される複数本のスリーブ管で構成したので、
従来のようなスリーブボツクスを用いる必要が
なく、施工の容易化とコストの低減を図ること
ができる。
(2) この考案のスリーブユニツト装置は、設備用
配管・配線を通さない不使用時の状態におい
て、各スリーブ管内にロツクウール等の耐火材
が充填され、その各スリーブ孔の両端開口部が
着脱可能な鉄板製の蓋板対によつて閉塞された
防火区画構造となつているので、この状態で火
災が発生してもスリーブユニツト部分からの延
焼を防止することができる。
(3) また、前記スリーブ管の適宜のスリーブ孔に
必要な配管・配線を通して使用する場合(必要
個所のスリーブ管から蓋板対を取外し、内部の
耐火材を抜出した状態で行なう)には、配管・
配線が通されるスリーブ管の配管・配線挿通〓
間にロツクウール等の耐火材を詰込むことがで
きるで、この配管・配線状態においてもスリー
ブユニツト部分を防火区画の耐火構造とするこ
とが可能となる。
(4) 前記スリーブ管に配管・配線を全部通さない
場合(配管・配線が挿通されないスリーブ管が
ある場合)には、この残りのスリーブ管は耐火
材の充填と蓋板対の閉塞による断熱構造のまま
とされ、配管・配線本線を増やす場合の予備ス
リーブ管として確保して置くことができる。
(5) 万一、スリーブユニツト内に水が浸入して
も、スリーブユニツトからの漏水を防止するこ
とができる。
(6) また、クリーン度が要求される部位に設置し
ても、スリーブユニツトからの発塵を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はコンクリートスラブが床スラブである
場合の第1実施例に係わるスリーブユニツト装置
を示した要部断面図、第2図は同スリーブユニツ
ト装置の一部切欠した平面図、第3図は設備用配
管を突抜け配管させた使用状態図、第4図はコン
クリートスラブが壁スラブである場合の第2実施
例に係わるスリーブユニツト装置を示した要部断
面図である。 S……床スラブ(コンクリートスラブ)、S′…
…壁スラブ(コンクリートスラブ)、1……スリ
ーブユニツト、1a〜1g……スリーブ管、a〜
g……スリーブ孔、2……中心貫通ボルト、2a
……ナツト、3,4……蓋板対、5……耐火材、
6……浅底凹所、7……佐官仕上部、8……目切
縁枠、9……受枠、10……アンカー、11,1
1a……パツキン、12……防水縁枠、13……
床蓋板、13a……化粧蓋板、15……配管挿通
部に詰めた耐火材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 建物の床又は壁のコンクリートスラブに各種
    の配管や配線を突抜け配管・配線させるスリー
    ブユニツトを設け、このスリーブユニツトの適
    宜のスリーブ孔に必要な配管・配線を通して使
    用するようにした設備用配管配線のスリーブユ
    ニツト装置において、前記スリーブユニツトを
    コンクリートスラブに適宜の配列で埋設固定し
    た設備用配管・配線より径の大きい複数本のス
    リーブ管で構成し、この各スリーブ管のスリー
    ブ孔両端開口部を中心貫通ボルトで着脱可能に
    結合される鉄板製の蓋板対によつて閉塞すると
    共に、この蓋板対で閉塞される各スリーブ孔に
    耐火材を抜出すことができるように充填して、
    スリーブユニツト部分を防火区画構造としたこ
    とを特徴とする設備用配管配線のスリーブユニ
    ツト装置。 (2) コンクリートスラブが床である場合に、この
    床スラブのスリーブユニツト対応位置に浅底凹
    所が設けられ、この凹所外周の佐官仕上部に目
    切縁枠と受枠が固設され、この目切縁枠と受枠
    で形成されるL形状の受段部に、水平部にコ形
    断面形状のパツキンを嵌合した垂直部の向きが
    上下に反転可能なL形断面形状の防水縁枠と、
    この防水縁枠のパツキン上に床スラブ上面と面
    一になるように支承される床蓋板とが着脱可能
    に止着されていることを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項に記載の設備用配管配線の
    スリーブユニツト装置。 (3) スリーブユニツト対応位置の浅底凹所に、階
    下への漏水と室内への発塵をなくすための防
    水・防塵処理が施されていることを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第2項に記載の設備用
    配管配線のスリーブユニツト装置。 (4) コンクリートスラブが壁である場合に、この
    壁スラブのスリーブユニツト対応位置に浅底凹
    所が設けられ、この凹所外周の佐官仕上部に目
    切縁枠と受枠が固設され、この目切縁枠と受枠
    で形成されるL形状の受段部に、壁スラブ前面
    と面一になる化粧蓋板がパツキングを介して着
    脱可能に止着されていることを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項に記載の設備用配管
    配線のスリーブユニツト装置。
JP8636387U 1987-06-03 1987-06-03 Expired - Lifetime JPH051748Y2 (ja)

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JPS63195177U JPS63195177U (ja) 1988-12-15
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008190284A (ja) * 2007-02-07 2008-08-21 Aron Kasei Co Ltd 建物の排水システムおよび建物の排水システムの施工方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008190284A (ja) * 2007-02-07 2008-08-21 Aron Kasei Co Ltd 建物の排水システムおよび建物の排水システムの施工方法

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JPS63195177U (ja) 1988-12-15

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