JPH0819496A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JPH0819496A
JPH0819496A JP15492494A JP15492494A JPH0819496A JP H0819496 A JPH0819496 A JP H0819496A JP 15492494 A JP15492494 A JP 15492494A JP 15492494 A JP15492494 A JP 15492494A JP H0819496 A JPH0819496 A JP H0819496A
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JP
Japan
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pressure
switch
dust collection
case
dust
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JP15492494A
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English (en)
Inventor
Kenichiro Doi
憲一郎 土肥
Toshizo Kobayashi
利造 小林
Mitsuru Nishizawa
満 西澤
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 塵埃の詰まりに起因する集塵室の内圧低下を
簡素な構成により確実に検出できると共に、組み立てが
容易でありり、動作不良の発生率が低い内圧検出手段を
提供し、この検出に応じた電動送風機の動作制御によ
り、高い集塵効率の確保と過負荷運転の防止とを達成す
る。 【構成】 吸込具接続用の吸気口を有する吸気壁2に、
上ケース7aと下ケース7bとを一体化させてなるスイッチ
ケースを、これの一部に突設された導圧管78の差し込み
により固定し、吸気壁2内側の集塵室13の内圧を、導圧
管78を経て気密に封止された下ケース7b内に導く。この
導圧を一側に受圧して軸長方向に変位する受圧フロート
70を下ケース7b内に配し、集塵室13の内圧が低下したと
き、受圧フロート70に突設された押圧突起77との当接に
よりスイッチ71がオン動作(又はオフ動作)する構成と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸込具が接続された集
塵室の内部を電動送風機により真空排気し、該集塵室に
塵埃を吸い込む構成とした電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】電気掃除機は、蛇腹ホース及び延長管を
介して吸込具が接続される集塵室と、該集塵室にその吸
込側を臨ませた電動送風機とを、樹脂製の本体ケースの
内部に備えてなり、電動送風機の動作により真空排気さ
れる集塵室の内部に、使用者の操作により掃除面に押し
当てられる吸込具を介して塵埃を吸い込む構成となって
いる。
【0003】前記集塵室は、吸込具接続用の吸気口を備
える吸気壁により一部(前部)を覆い、また上蓋カバー
により上部を開閉自在に覆って構成されており、吸気壁
内側の前記吸気口の開口端には、該吸気口を経て吸い込
まれる塵埃を捕集する集塵用の紙パックが着脱自在に装
着されている。紙パックの着脱は、上蓋カバーを開けた
状態で行われ、該紙パックが装着された集塵室は、上蓋
カバーの閉止により気密に保たれるようになしてある。
【0004】さて、以上の如き電気掃除機において、前
記紙パック内に溜まる塵埃は、電動送風機の動作による
集塵室内への吸気に対する抵抗となり、塵埃量が多くな
った場合、吸気量の減少により集塵効率が低下する問題
がある。また、紙パック内に溜まる塵埃量が更に多くな
った場合、吸込側圧力の過度な低下により、真空排気用
の電動送風機が過負荷状態にて運転される問題がある。
【0005】そこで従来から、例えば特開平4-210033号
公報等に開示されている如く、電動送風機の吸込側に集
塵室の内圧を検出する圧力センサを取り付け、この検出
圧力の低下に応じて電動送風機の出力を上げ、塵埃の詰
まりに起因する集塵効率の低下を防ぐと共に、前記検出
圧力が更に低下したとき、このことを警報又は表示によ
り使用者に報知して紙パックの取り替えを促し、電動送
風機の過負荷運転を避ける構成とした電気掃除機が実用
化されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところがこの構成にお
いては、種々の塵埃が浮遊する集塵室内部の劣悪な環境
下に曝される前記圧力センサにより誤った検出がなされ
る虞れが高く、また検出圧力に従って電動送風機の出力
を制御する制御系の構成が複雑となる難点があった。こ
の難点を解消すべく、本願出願人は、紙パックの詰まり
に起因する集塵室の内圧低下を簡素な構成により確実に
検出する検出手段を有し、この検出手段の検出結果に基
づく制御により、高い集塵効率を安定して保つと共に、
電動送風機の過負荷運転を確実に防止することを可能と
した電気掃除機を提案している(特願平4-205178号)。
【0007】この電気掃除機における前記内圧の検出手
段は、集塵室に導圧チューブを介して連結されたケース
の内部に受圧体とスイッチとを備え、前記導圧チューブ
により導かれる集塵室の内圧を受圧して前記受圧体を変
位させ、この受圧体の一部との当接により前記スイッチ
をオンオフ動作させる簡素な構成を有しており、前記ス
イッチが前記受圧体により集塵室の内部と隔絶されてお
り、誤動作する虞れが低い上、電動送風機の出力制御を
前記スイッチのオンオフに応じて行わせればよく、制御
系の構成を大幅に簡素化することができる。
【0008】ところが、スイッチ及び受圧体を内蔵する
前記スイッチケースは、電動送風機の出力制御のための
制御基板に一体的に取り付けてあり、集塵室の内圧は、
前述した如く、導圧チューブによりスイッチケースに導
く構成となっているため、組み立て時における前記導圧
チューブの取り回しに煩わしさを伴い、該導圧チューブ
の潰れに伴う導圧不良により正常な動作が行えなくなる
不都合があり、製品歩留りの低下を招来するという問題
があった。
【0009】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、紙パックの詰まりに起因する集塵室の内圧低下
を簡素な構成により確実に検出し、この検出に応じた制
御により高い集塵効率の確保と電動送風機の過負荷運転
の防止とを達成すると共に、組み立ての容易化を図り、
組み立て不良の発生率を大幅に低減し得る電気掃除機を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電気掃除機
は、電動送風機により真空排気される集塵室の一部を吸
込具接続用の吸気口を有する吸気壁により覆ってなる電
気掃除機において、その一部に突設された導圧管を前記
吸気壁に差し込み固定され、該導圧管を経て前記集塵室
に連通されたケースの内部に、該ケースの内圧を受圧し
て変位する受圧体と、該受圧体との当接によりオンオフ
動作するスイッチとを具備することを特徴とする。
【0011】更に加えて、前記吸気壁への前記導圧管の
差し込み部は、前記吸気口の封止パッキンの一部を利用
して封止してあることを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明においては、受圧体とスイッチとを内蔵
するケース(スイッチケース)を、一部に突設された導
圧管を吸込具接続用の吸気壁に差し込み固定し、塵埃の
貯留に伴って低下する集塵室の内圧を、前記導圧管によ
りスイッチケース内に直接的に導き、この圧力を受圧し
て変位する受圧体との当接により生じる前記スイッチの
オンオフ動作により、集塵室の内圧低下を検出する。
【0013】また、吸気壁への導圧管の差し込み部の封
止のために専用の封止パッキンを用いず、吸気壁に開口
する吸込具接続用の吸気口のための封止パッキンの一部
を利用する。
【0014】
【実施例】以下本発明をその実施例を示す図面に基づい
て詳述する。図1は、本発明に係る電気掃除機の内部構
造を示す平面図、図2は、同じく要部を破断して示す側
面図である。
【0015】これらの図に示す如く本発明に係る電気掃
除機は、下部ケース1aと上部ケース1bとからなる本体ケ
ース1を、下部ケース1aの後側左右に取り付けた大径の
主車輪10,10と、同じく前側下部に取り付けたキャスタ
輪11とにより支持した構成となっている。上部ケース1b
は、下部ケース1aの後半部を覆う態様に取り付けてあ
り、下部ケース1aの前半部は、上部ケース1bの前部上縁
にその後部を枢支された上蓋カバー1cにより、前側から
の開閉自在に覆われている。
【0016】図1は、上部ケース1b及び上蓋カバー1cを
取外した状態を示している。図示の如く下部ケース1aの
内側には、略中央部を幅方向に横切る隔壁リブ12により
前後に隔絶されて、前側の集塵室13と後側の送風機室14
とが形成されている。集塵室13の前部は、吸込具接続の
ための吸気口20(図3参照)を有する吸気壁2により覆
われており、集塵室13の内部には、塵埃捕集用の紙パッ
ク3が前記吸気口20の開口端に臨ませて着脱自在に装着
されている。前記上蓋カバー1cは、紙パック3の着脱時
に開閉操作され、紙パック3が装着された集塵室13の上
部は、前記上蓋カバー1cの閉止により覆われるようにな
っている。
【0017】一方送風機室14の内部には、電動送風機4
とコードリール5とが、幅方向に並ぶ態様に取り付けて
ある。電動送風機4は、駆動源たる電動モータ40の一側
にターボ形の送風機41を一体化したものであり、送風機
41の吸込口を前側、即ち、前記隔壁リブ12側に向けて送
風機室14に内挿され、前後を防振ゴム42,43により支え
ると共に、上部ケース1bの取り付けにより、下部ケース
1aとの間に上下方向に挾持せしめて固定されている。
【0018】送風機室14前部の隔壁リブ12には、送風機
41の吸込口に整合する位置に、集塵室13内に開口する図
示しない連通口が設けてあり、電動モータ40により送風
機41が回転駆動された場合、集塵室13の内部は、前記連
通口を経て生じる送風機41の吸気により真空排気され
る。集塵室13に装着される紙パック3は通気性を有して
おり、電動送風機4の駆動による真空排気は紙パック3
の内部においても生じ、該紙パック3は、前記真空排気
に伴って吸気口20を経て吸込まれる塵埃を捕集する作用
をなす。
【0019】隔壁リブ12の前記連通口には、紙パック3
を透過する塵埃を捕集するフィルタが取り付けてあり、
送風機41への吸気は、前記紙パック3とフィルタとによ
る2段階の集塵を経て清浄化した後に行われる。電動送
風機4の排気口44は、電動モータ40のハウジングの周面
に形成してあり、送風機41による吸気は、電動モータ40
中を流れ、内部の冷却作用をなした後に排気されるよう
になしてある。
【0020】前記コードリール5は、電動モータ40への
給電用の電源コード50を巻き取り保持するためのもので
ある。該コードリール5は、平板状をなすリール基台51
の一側に、電源コード50の巻取りのためのリール本体52
を回動自在に片持ち支持してなり、図示の如く、送風機
室14内部の電動送風機4の一側に面する所定位置にリー
ル基台51を立て掛け、リール本体52の支軸を下部ケース
1a内壁の所定位置に係合して、この状態で行われる上部
ケース1bの取り付けにより、リール基台51及び前記支軸
を下部ケース1aとの間に挾持せしめて固定される。
【0021】リール本体52は、これの支軸との間に介装
されたゼンマイばね(図示せず)のばね力により一方向
に回転付勢され、図示しないストッパにより適宜の回転
位置に拘束されるようになしてあり、リール本体52に巻
回された電源コード50の先端は、下部ケース1aの後下部
に形成された図示しない引出し孔から外部に突出させて
ある。
【0022】而して電源コード50は、先端部を把持して
後方に引くことにより、前記ばね力に抗したリール本体
52の回転を伴って適宜に引き出すことができ、この引出
し長さは、前記ストッパによるリール本体52の拘束によ
り保持される一方、該ストッパが解除された場合、前記
ばね力によりリール本体52が回転し、引き出された電源
コード50が巻き取られる。
【0023】コードリール5のリール基台51は、厚さ方
向に貫通する多数の通気孔を備えており、前記電動送風
機4からの排気は、これらの通気孔を経てリール本体52
に吹き付けられ、電源コード50の冷却に供された後、本
体ケース1の後方に排出される。このような排気の流れ
は、図1中に白抜矢符にて示されている。
【0024】図3は、図2における破断部分、即ち、本
発明に係る電気掃除機の前部を拡大して示す側断面図で
ある。本図に示す如く、集塵室13の前部を覆う吸気壁2
の前部には、全面を覆う態様にフロントカバー21が装着
されており、このフロントカバー21には、吸気壁2の吸
気口20に整合する係着口22が貫通形成してある。図中60
は、図示しない吸込具に蛇腹ホース61を介して連結され
た吸込管であり、該吸込管60は、フロントカバー21の係
着口22に差し込まれ、外側に設けた係止爪62を係着口22
の周縁に係合せしめて、吸気壁2の吸気口20に適長挿入
された状態で接続されている。
【0025】而して、このような吸込管60の接続状態に
おいて前記電動送風機4を駆動し、集塵室13の内部を真
空排気せしめた場合、蛇腹ホース61及び吸込管60を経て
集塵室13に向かう吸気が生じ、蛇腹ホース61の先端に連
結された図示しない吸込具近傍の塵埃は、前記吸気と共
に集塵室13内に吸い込まれ、該集塵室13に装着された紙
パック3内に捕集される。
【0026】吸気口20には、吸気壁2内側の集塵室13の
気密を保つべく、吸込管60の挿通時にこれの外周に密着
する封止パッキン6が固着してある。図4は、フロント
カバー21を取り外して示す吸気壁2の正面図である。図
示の如く封止パッキン6は、吸気口20の前部を覆い、放
射状に分割された封止片6a,6a…を有しており、吸込管
60の接続部の封止は、図3に示す如く、吸込管60の差し
込みに前記封止片6a,6a…が押し開かれ、吸込管60の外
周に被着することにより達成される。
【0027】また封止パッキン6は、図4に示す如く、
吸気口20の封止部分から一側に延長されており、この延
長部に圧力スイッチ7が取り付けてある。図5は、圧力
スイッチ7を取り外した状態を示す吸気壁2の正面図、
図6は、図4のVI−VI線による拡大断面図であり、圧力
スイッチ7の取り付け状態と内部構造とが示されてい
る。
【0028】図6に示された圧力スイッチ7の基本的な
構成は、前記特願平4-205178号に提案したものと共通で
あり、上ケース7a及び下ケース7bを、同軸上での嵌め合
わせにより一体化してなるスイッチケースの内部に、受
圧フロート70とスイッチ71とを備えてなる。受圧フロー
ト70は、下ケース7bの内部に摺動自在に嵌め合わされた
平板状の部材であり、上ケース7aの底面と下ケース7bの
端面との突き合わせ部にその外周縁を挾持固定されたダ
イアフラム72の内周縁に固着されている。
【0029】受圧フロート70の上ケース7a側の軸心部に
は、上ケース7aの底面中央の貫通孔を経てねじ杆73が突
設してあり、該ねじ杆73の先端部には、調整ナット74に
よる位置調整自在に押し板75が嵌挿され、受圧フロート
70は、上ケース7aの底面と前記押し板75との間に介装さ
れたコイルばね76のばね力により、上ケース7a側に向け
て付勢されている。また、受圧フロート70の下ケース7b
側の軸心部には、短寸の押圧突起77が突設され、下ケー
ス7bの底面中央の貫通孔に臨ませてあり、下ケース7b底
面の周縁部には、下ケース7bの内外を連通する連通孔を
有する導圧管78が外向きに突設されている。
【0030】一方前記スイッチ71は、吸気壁2の前面に
固着された基台79上に取り付けてあり、前記スイッチケ
ースは、スイッチ71の操作端が下ケース7bの底面中央の
貫通孔を経て下ケース7bの内部に突出し、前記押圧突起
77の先端に対向するように固定されており、この固定
は、吸気壁2を内外に貫通する支持孔24に前記導圧管78
を差し込むことによりなされている。
【0031】図5に示す如く、前記支持孔24は、封止パ
ッキン6の延長部により覆われた位置に形成してあり、
図6に示す如く、該支持孔24への導圧管78の差し込み部
は、封止パッキン6の一部(前記延長部)を利用して封
止されている。
【0032】以上の如く取り付けられた圧力スイッチ7
において、下ケース7bの内部は、前記ダイアフラム72
と、スイッチ71の基台79との密着部に介装されたOリン
グ80とにより気密に保たれると共に、導圧管78により吸
気壁2の内側、即ち、集塵室13に連通されており、受圧
フロート70の同側面には集塵室13の内圧が作用する一
方、受圧フロート70の他側面には、上ケース7a底面の貫
通孔を経て大気圧が作用する。
【0033】従って、電動送風機4の駆動により集塵室
13の内部が真空排気される掃除動作中、前記受圧フロー
ト70は、集塵室13の内圧低下に伴ってコイルばね76のば
ね力に抗して変位することになり、この変位により前記
押圧突起77がスイッチ71に当接したとき該スイッチ71が
オン動作(又はオフ動作)し、これにより集塵室13の内
圧低下を検出することができる。
【0034】圧力スイッチ7の取り付けは、スイッチ71
が固定された基台79を吸気壁2の所定位置に固定してお
き、受圧フロート71を組み込んでなる上ケース7a及び下
ケース7bを固定することによりなされ、上ケース7a及び
下ケース7bの固定は、吸気壁2を貫通する支持孔24に前
記導圧管78を差し込む手順により容易に実現される。
【0035】更にこのように固定された圧力スイッチ7
には、集塵室13の内圧が導圧管78を経て直接的に導かれ
るから、受圧フロート70の変位及びこれによるスイッチ
71のオンオフ動作は集塵室13の内圧に感応して確実に生
じ、動作不良が発生する虞れは極めて小さい。なおスイ
ッチ71がオン(又はオフ)動作する圧力、即ち、検出対
象となる圧力の調整は、調整ナット74の締め付け又は緩
めにより、コイルばね76のばね力を増減する手順により
組み付けの後においても容易に行える。
【0036】圧力スイッチ7による検出結果は、電動送
風機4の出力制御のために用いられる。このことは、電
動送風機4の出力制御のための制御部、具体的には、送
風機41を駆動する電動モータ40の通電制御のための制御
部に、前記スイッチ71のオンオフ信号を与えることによ
り実現される。前記出力制御は、受圧フロート70との当
接によるスイッチ71のオン動作(又はオフ動作)に応じ
て電動送風機4の出力を上げるべく行われ、これにより
紙パック3内部の塵埃の詰まりに起因する集塵効率の低
下を防ぐことができる。更に、前記出力制御の実施後に
スイッチ71が再度オン動作(又はオフ動作)した場合、
このことを警報又は表示により使用者に報知して紙パッ
ク3の取り替えを促し、電動送風機4の過負荷運転を防
止することができる。
【0037】図3に示す如く、吸気壁2の前部に装着さ
れるフロントカバー21は、吸込管60が接続された際に係
止爪62をその周縁に係合させ、該吸込管60の抜け止め作
用をなすと共に、その上部に本体ケース1の前半部を覆
う上蓋カバー1cをその上部前面に係合させ、該上蓋カバ
ー1cの閉止状態を保つ係止部材としても作用する。この
係止構造につき以下に説明する。
【0038】図7は、上蓋カバー1cの係止部近傍を示す
図3の VII−VII 線による正面図である。本図に示す如
く上蓋カバー1cの前端部には、幅方向の中央を含む所定
幅の範囲を矩形に切欠いて切欠き部15が形成され、この
切欠き部15の内奥側には、幅方向両側から係合リブ16,
16が夫々突設されており、これらの係合リブ16,16の裏
側に係止爪17,17が突設されている。
【0039】図3に示す如く、上蓋カバー1cの閉止は、
フロントカバー21の上部前面に係合リブ16,16が前側か
ら重なる状態でなされ、このとき、前記係止爪17,17が
フロントカバー21前面の対応位置に形成された各別の凹
所に係合することにより閉止状態を保つ構成となってい
る。前記係合リブ16,16は、上蓋カバー1cの内面におけ
る幅方向両側から中央に向けて延設されており、図7に
示す如く、上蓋カバー1c前縁の前記切欠き部15と整合す
る範囲には存在せず、また前記フロントカバー21の前面
の幅方向中央には、係合リブ16,16と重なり合わない範
囲を内奥側に向けて窪ませてなる窪み部25が設けてあ
る。この窪み部25は、図1中にも示されている。
【0040】以上の構成により、前述の如く上蓋カバー
1cが閉止されたとき、上蓋カバー1cにおける切欠き部15
とフロントカバー21における窪み部25とは、図7に示す
如く正面視において相互に重なり合い、この重なり部分
には係合リブ16,16が存在しないことになる。切欠き部
15は、閉止状態にある上蓋カバー1cの開放に際し、手指
を引っ掛けるべく形成されたものであり、前述した係止
構造の採用により、上蓋カバー1cの前縁から窪み部25の
底面までの長さL(図3参照)が手指の引っ掛けのため
に利用できるようになり、上蓋カバー1cを前方に延ばす
ことなく十分な引っ掛け空間を確保することができる。
【0041】また、フロントカバー21に対する前記係止
爪17,17との係脱は、上蓋カバー1cの押し込み又は引き
上げにより、樹脂製の係合リブ16,16の弾性変形を伴っ
て生じるが、これらの係合リブ16,16は、切欠き部15の
形成範囲となる幅方向中央部を除いた片持ち形状を有し
弾性に富むことから、係止爪17,17の係脱を滑らかにし
かも確実に行わせることができ、紙パック3の取り替え
のための上蓋カバー1cの開閉に際しての良好な使用感
(クリック感)が得られるようになる。
【0042】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明に係る電気掃除
機においては、受圧体とスイッチとを内蔵してなるスイ
ッチケースを、一部に突設された導圧管により吸込具接
続用の吸気壁に差し込み固定して集塵室の内圧変化を検
出する構成としたから、組み立てが容易であり、集塵室
の内圧変化をスイッチケース内に確実に導くことができ
るようになり、検出結果に応じた電動送風機の動作制御
により高い集塵効率の確保と過負荷運転の防止とが可能
となる上に、組み立て不良に伴う動作不良の発生率が低
減し、歩留りの向上を達成できる。
【0043】更に、前記スイッチケースの導圧管の吸気
壁への差し込み部を、吸込具接続のために吸気壁に開口
する吸気口の封止パッキンの一部を利用して封止したか
ら、前記導圧管のための専用の封止パッキンを用いる必
要がなく、部品点数の削減に寄与できる等、本発明は優
れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気掃除機の内部構造を示す平面
図である。
【図2】本発明に係る電気掃除機の要部を破断して示す
側面図である。
【図3】本発明に係る電気掃除機の前部を拡大して示す
側断面図である。
【図4】圧力スイッチの取り付け状態を示す吸気壁の正
面図である。
【図5】圧力スイッチを取り外した状態を示す吸気壁の
正面図である。
【図6】図4のVI−VI線による拡大断面図である。
【図7】図3の VII−VII 線による上蓋カバーの係止部
近傍の正面図である。
【符号の説明】
1 本体ケース 1a 下部ケース 1b 上部ケース 1c 上蓋カバー 2 吸気壁 3 紙パック 4 電動送風機 6 封止パッキン 7 圧力スイッチ 7a 上ケース 7b 下ケース 13 集塵室 14 送風機室 20 吸気口 21 フロントカバー 24 支持孔 70 受圧フロート 71 スイッチ 72 ダイアフラム 77 押圧突起 78 導圧管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動送風機により真空排気される集塵室
    の一部を吸込具接続用の吸気口を有する吸気壁により覆
    ってなる電気掃除機において、その一部に突設された導
    圧管を前記吸気壁に差し込み固定され、該導圧管を経て
    前記集塵室に連通されたケースの内部に、該ケースの内
    圧を受圧して変位する受圧体と、該受圧体との当接によ
    りオンオフ動作するスイッチとを具備することを特徴と
    する電気掃除機。
  2. 【請求項2】 前記吸気壁への前記導圧管の差し込み部
    は、前記吸気口の封止パッキンの一部を利用して封止し
    てある請求項1記載の電気掃除機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104203965A (zh) * 2012-01-25 2014-12-10 Wds医药有限责任公司 锗与氨基酸和羧酸的配合物及其制备方法

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