JP4018201B2 - 電気掃除機 - Google Patents

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    • A47L9/00Details or accessories of suction cleaners, e.g. mechanical means for controlling the suction or for effecting pulsating action; Storing devices specially adapted to suction cleaners or parts thereof; Carrying-vehicles specially adapted for suction cleaners
    • A47L9/24Hoses or pipes; Hose or pipe couplings
    • A47L9/248Parts, details or accessories of hoses or pipes

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電動送風機によって生じる吸込み気流によって吸込んだ塵埃を集塵フィルターによって除去する電気掃除機に関し、とくに隙間ノズルの取扱いを容易としたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電気掃除機においては、掃除に際して窓枠の敷居溝等狭小な溝部に滞積した塵埃を除去する場合は、一般にツル口等と呼ばれている隙間ノズルを用いてなされるものである。この隙間ノズルは、上述のように敷居溝等の掃除の際に、吸込みホースの先端部に設けられた握り管あるいは握り管に接続された延長管等の吸込管に接続して用いられるものであり、いわゆる床ブラシのように常時使用されるものではなく比較的使用頻度は少ないものであり、吸込管に床ブラシを接続して使用している際は、隙間ノズルは吸込管から取り外されて別の場所に収納しておくものである。
【0003】
そして、この不使用時における隙間ノズルの収納する方法の一つの方法としては、図15に示すように掃除機本体300の後部に挟持溝302を有する収納部301を設け、この収納部301の挟持溝302に隙間ノズル305を挟持させて収納するものであり、また、別の方法としては、図16に示すように、吸込みホース310の先端部に設けた握り管311の下側に互いに対向する一対の挟持片312からなる取付部313を設け、この取付部313つまり挟持片312、312によって隙間ノズル305を挟持して収納するものである。
【0004】
そして、前者の収納方法では、隙間ノズル305を使用する場合その都度掃除機本体300の収納部301から取り出し、また、使用済み後は収納部301に収納しなければならないことから、使い勝手が悪いという問題がある。
【0005】
また、後者の収納方法では、前者のように使用の都度掃除機本体300の収納部301から取り出し、また、収納するという煩わしさはないものの、握り管311を持って掃除をしている間に例えば、握り管311に接続された図示しない延長管の先端に取り付けられた床ブラシを床面上を走行させて掃除をしている際に、床ブラシが壁あるいは家具等に当った際の衝撃により取付部313から外れて落下し、また、収納時等に外れてしまう等の問題がある。また、収納部301あるいは取付部313に収納あるいは取り付ける構成であることから場合によっては紛失してしまう等の問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、従来の隙間ノズルの収納方法では、隙間ノズルを使用の都度掃除機本体に設けた収納部から取り出し、使用済み後は再び収納しなければならないことから、使い勝手が悪く、また、握り管に設けた取付部に取り付けて収納する方法では掃除中に床ブラシが壁等に当たった際の衝撃によりあるいは収納時等に隙間ノズルが取付部から外れてしまう等の問題がある。また、隙間ノズルは単独で取り扱われるものであることから場合によっては紛失してしまう等の問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記事情に鑑みなされたものであり、請求項1記載の発明は、電動送風機を収納する電動送風機室と集塵室とを有する掃除機本体と、前記集塵室に連通され先端部に開口を有し内部に収納室を設けるとともにこの収納室の周壁に軸方向に沿って形成されたガイド溝とこのガイド溝に沿って所定距離離間して形成された係止部が設けられた吸込管と、前記収納室の内周壁との間にバイパス空間を形成するように収納室の内径よりも径小の外形に形成されるとともに係合凹部を有する筒状部とこの筒状部から延出して形成され内部に連通孔を有する断面略方形状に形成されたノズル部からなり、このノズル部を前記吸込管の開口から出没可能にして前記収納室に収納された隙間ノズルと、前記ガイド溝に沿って移動する軸部、この軸部の前記収納室の内側の端部に設けられ前記ガイド溝の溝幅よりも大きく形成されるとともに前記係合凹部に移動可能に係合する係合部、前記軸部の他端側に設けられ前記係止部に係脱する被係止部からなる操作つまみと、前記係合凹部内に配設され前記係合部を介して前記被係止部を係止部に係合させるように付勢する付勢手段とを備えた電気掃除機としたものである。
【0008】
このように構成した請求項1記載の発明は、掃除機本体の集塵室に連通され先端部に開口を有し内部に収納室を設けるとともに、この収納室の周壁に軸方向に沿って形成されたガイド溝とこのガイド溝に沿って所定距離離間して形成した係止部が設けられた吸込管を設け、前記収納室の内周壁との間にバイパス空間を形成するように外径を収納室の内径よりも径小とするとともに係合凹部を有する筒状部と、この筒状部から延出して形成され内部に連通孔を有する断面略方形状に形成されたノズル部からなる隙間ノズルを、前記ノズル部を前記開口から出没可能にして収納室に収納し、また、操作つまみに設けた被係止部を前記係止部から離脱させて隙間ノズルを移動させることによりノズル部を前記開口から出没させるように構成したことから、操作つまみの操作により収納室に収納されている隙間ノズルのノズル部を吸込管の開口から出没させるだけで、隙間ノズルを使用状態および不使用状態とすることができるためその操作が容易であるとともに、隙間ノズルは吸込管の収納室に収納されているため使用中の脱落および紛失を防止できるという作用を有するものである。
【0009】
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明における吸込管の開口に他の吸込み具を着脱可能とする嵌合部を形成した電気掃除機としたものである。
【0010】
このように構成した請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明における吸込管の開口に他の吸込み具を着脱可能とする嵌合部を形成する構成としたことから、請求項1記載の発明の作用に加えて、吸込管に他の吸込み具を接続できることから種々の被掃除面の掃除ができるという作用を有するものである。
【0011】
また、請求項3記載の発明は、請求項1記載または請求項2記載の発明において、吸込管の収納室に前記隙間ノズルをそのノズル部を吸込管の開口から突出させる方向に付勢するコイルばねを配設した電気掃除機としたものである。
【0012】
このように請求項3記載の発明は、請求項1記載または請求項2記載の発明において、吸込管の収納室に前記隙間ノズルをそのノズル部を吸込管の開口から突出させる方向に付勢するコイルばねを配設した構成としたことから、請求項1記載の発明または請求項2記載の発明の作用に加えて、隙間ノズルのノズル部を開口から突出させる場合、操作つまみの操作により、被係止部を開口から離れている係止部から離脱させることにより前記コイルばねの付勢力により自動的に突出させることができるという作用を有するものである。
【0013】
また、請求項4記載の発明は、電動送風機を収納する電動送風機室と集塵室とを有する掃除機本体と、前記集塵室に連通され先端部に他の吸込み具が着脱可能に接続される接続口を有するとともに両側にそれぞれ軸方向に沿って形成されたガイド部を有する収納部を設けた吸込管と、前記ガイド部にガイドされる被ガイド部を有し前記接続口よりも前方に突出可能に前記収納部に収納可能に設けられ、突出状態で互いの対向面によって狭小な間隙を形成して隙間ノズルを形成する隙間ノズル形成部材を備えた電気掃除機としたものである。
【0014】
このように請求項4記載の発明は、掃除機本体の集塵室に連通され先端部に他の吸込み具が着脱可能に接続される接続口を有するとともに両側にそれぞれ軸方向に沿って形成されたガイド部を有する収納部を設けた吸込管と、前記ガイド部にガイドされる被ガイド部を有し前記接続口よりも前方に突出可能に前記収納部に収納可能に設けられ、突出状態で互いの対向面によって狭小な間隙を形成して隙間ノズルを形成する隙間ノズル形成部材を設け、隙間ノズルの使用時には隙間ノズル形成部材を接続口の前方に突出させて隙間ノズルを形成し、不使用時には収納部に収納して接続口よりも突出させないようにしたことから、使用および不使用時には収納部に収納されている隙間ノズル形成部材を吸込管の接続口よりも前方に突出あるいは突出させないようにするだけでよいことから、隙間ノズルの使用および不使用とする操作を容易とすることができるとともに、隙間ノズルは吸込管の収納室に収納されていることから使用中の脱落および紛失を防止できるという作用を有するものである。
【0015】
また、請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明において両隙間ノズル形成部材を突出した際に両隙間ノズル形成部材の少なくとも接続口側上部を覆う覆い部材を設けた電気掃除機としたものである。
【0016】
このように請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明において前記両隙間ノズル形成部材を突出した際に両隙間ノズル形成部材の少なくとも前記接続口側上部を覆う覆い部材を設けたことから、請求項4記載の発明の作用に加えて、両隙間ノズル形成部材の少なくとも接続口側上部が覆い部材によって覆われることか吸塵力を高めることができるという作用を有するものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
つぎに、この発明の実施の形態を図1ないし図8に基づいて説明する。
【0018】
図1に示すように電気掃除機(以下単に掃除機という)1は、掃除機本体10、掃除機本体10に接続される吸込みホース20、この吸込みホース20に直接あるいは延長管2を介して接続される床ブラシ等の吸込口体3等から構成されている。
【0019】
そして、前記掃除機本体10の本体ケース10aの内部には、電動送風機11を収納する電動送風機室12、この電動送風機室12の上流側に設けられ集塵装置13を収納する集塵室14が設けられている。また、本体ケース10aの前部には前記集塵室14に連通する接続口15が形成されている。
【0020】
そして、前記吸込みホース20の一端側には接続口体21が取り付けられており、この接続口体21は前記接続口15に着脱可能に接続されるようになっており、この接続口体21を介して吸込みホース20は掃除機本体10に接続されるものである。また、吸込みホース20の他端側には後に詳述する吸込管としての握り管100が接続され、この握り管100の先端部に設けられた開口114aには着脱可能な前記延長管2が接続され、この延長管2には前記吸込口体3が着脱可能にして接続されている。
【0021】
つぎに、前記握り管100について説明する。
【0022】
この握り管100は図2、図3に示すように上部管110と、この上部管110に図4に示すようにシール部材102(図2、図3では不図示)を介して気密的に取り付けられる下部管120とから構成されている。
【0023】
そして、前記上部管110は図3に示すように、下方側を開口112し軸方向と直交する方向の断面が略半円筒状の樋状に形成された径大筒部113とこの径大筒部113の前端および後端部に一体に形成され開口としての連通孔114aを有する管部114および連通孔115aを有する管部115とから形成れている。また、前記管部114および管部115の前記径大筒部113の開口112の両開口縁112a、112aの開口面を通る面より下側は半円形の開口縁114bおよび115bとなっている。また、前記径大筒部113は前記管部114および115の外形よりも大きく形成され、径大筒部113の内周壁は管部114および115のそれぞれの連通孔114aおよび115aに向けた傾斜壁116aおよび116bとなっている。なお、前記傾斜壁116aは後述する隙間ノズル140が前方に移動した際に隙間ノズル140に形成された傾斜壁147に面接触して当接するようになっている。
【0024】
また、前記管部114の前記連通孔114aは先端部に向けて拡開するテーパーに形成され、このテーパーは他の吸込み具等例えば延長管2、吸込口体3、図示しない家具用ブラシ等を着脱可能とする嵌合部を構成しているものである。なお、これらの吸込み具等を確実に取り付けるためには、例えば、図8に示すように管部114にクランプ収納部114cを設け、このクランプ収納部114cに軸161によって回動可能に支持され一端部に係合爪162a、他端部に操作ボタン162bを設けたクランプ部材162、操作ボタン162bを常時貫通孔114dから突出させるとともに係合爪162aを管部114に設けた貫通孔114eから内側に突出される付勢ばね163からなるクランプ160を配設し、また、他の吸込み具等の接続管165に前記係合爪162aが係合する係合凹部164を形成する構成としてもよいものである。
【0025】
また、前記管部115には径大部115cが形成され、この径大部115cには前記吸込みホース20の他端が接続されており、また、前記握り管100には把手105が後方に向けて形成されている。また、握り管100に前記把手105の前方に位置して掃除機1を制御する複数の操作釦105aが設けられている。
【0026】
また、前記両開口縁112aの開口面にはそれぞれ2個のねじ穴112bが形成されている。また、前記径大筒部113の内周壁には図3に示すように軸方向に沿って形成された2本の案内リブ117が形成されており、この案内リブ117の後端部にはばね受け段部117aが形成されている。
【0027】
つぎに、前記下部管120について説明する。
【0028】
この下部管120は図3に示すように、平坦面とした底壁121aとこの底壁121aに連続した両側壁121bからなり軸方向と直交する方向の断面を略コ字状とするとともに上方側を開口122とした舟形状に形成され、前記開口122の開口縁122a、122aは前記上部管110の径大筒部113の開口112の開口縁112a、112aと互いに対応するように形成され、また、両開口縁122aの開口面には前記開口縁112aの開口面に設けられたねじ孔122bに対応したねじ孔122bが形成されている。
【0029】
また、下部管120の両端部には前記管部114および115の下側は半円形の開口縁114bおよび115bに気密的に嵌合する嵌合面123および124が形成され、また、下部管120の内周壁つまり底壁121aおよび両側壁121bから前記嵌合面123および124に向けた周壁は傾斜壁126aおよび126bとなっている。
【0030】
また、下部管120の底壁121aには、図3、図6に示すように軸方向に沿って形成されたガイド溝125が形成され、このガイド溝125の軸方向に沿うとともに所定距離離間して係止部としての係止溝126がガイド溝125と直交するとともにガイド溝125に連通して形成され、また、前記底壁121aには前記上部管110に形成された案内リブ117に形成したばね受け段部117aに対応して形成された2個のばねの受け部127が形成されている
【0031】
そして、前記上部管110と下部管120とは前記開口縁112aおよび開口縁122aのそれぞれの開口面の間に図4に示すようにシール部材102を介在させてねじ128により一体的に結合され、このことによって握り管100は形成つまり組み立てられるものである。そして、上部管110と下部管120を結合して形成された握り管100の内部には軸方向と直交する方向の断面が略円形状の収納室101が形成されるものである。
【0032】
また、前記下部管120の前記底壁121aの外側には図3に示すようにゴム板等からなるシール板129が接着等によって取り付けられており、このシール板129には前記ガイド溝125に対応して形成されたスリット129aが形成され、このスリット129aは互いの対向するスリット面が密着し常時は気密状態となっており、外部からの空気の流入を防止できるようになっているものである。なお、このシール板129は図示しないがさらに合成樹脂等で形成されるとともに前記スリット129aに対応するとともにガイド溝125と同じ寸法の溝を形成したカバーで覆うようにしてもよいものである。
【0033】
つぎに、前記ガイド溝125に案内されて握り管100の軸方向に沿って移動する操作つまみ130について説明する。この操作つまみ130は、前記ガイド溝125に沿って移動する軸部131、この軸部131の一端つまり前記収納室101内に位置する端部に一体に形成され前記ガイド溝125の溝幅よりも大きい幅寸法つまり直径とすることにより前記軸部131のガイド溝125からの抜け止め防止するとともに後述する隙間ノズル140に形成された係合凹部143に移動可能に係合する係合部132、この係合部132と軸部131に亘って設けられ前記係止溝126に係脱する被係止部としての係止突起133、前記軸部131の他端部に取り付けられる方形状の操作片134から構成されている。この操作片134には前記軸部131の端部が固定的に嵌合される嵌合穴135が形成されている。また、前記係合部132には凹部132aが形成されている。
つぎに、この操作つまみ130を前記握り管100つまり下部管120のガイド溝125への取り付け方について説明する。まず、前記軸部131を係合部132を収納室101側にしてその先端部を前記ガイド溝125およびシール板129のスリット129aを貫通させ、ついでその先端部を前記操作片134の嵌合穴135に圧入するとともに接着剤により接着して取り付ける。この状態では操作つまみ130はガイド溝125に沿って移動可能となっており、また、係止突起133が前記係止溝126に係止することにより位置決めされるようになっている。
【0034】
つぎに、前記握り管100の収納室101に収納される隙間ノズル140について説明する。
【0035】
この隙間ノズル140図2ないし図5に示すように、筒状部141とこの筒状部141から前方に延出して断面略方形状に形成されたノズル部146から構成されており、筒状部141の外径は前記収納室101の内周壁の内径よりも小さい外径寸法に設定され、前記収納室101と前記筒状部141の外周の間に軸方向に沿うバイパス空間G(図4参照)が形成されるようになっている。また、前記筒状部141の上側外周には、図に示すように前記上部管110の内周面に形成された2本の案内リブ117に沿ってスライド可能な嵌合溝142が形成され、また、下側外周には台部145が形成され、この台部145の中央部には前記係合凹部143が形成され、また、台部145には前記係合凹部143を間にして両側下面に位置して一対の摺動リブ145aが形成されており、この摺動リブ145aは隙間ノズル140が移動する際に、前記下部管120の底壁121aとの摩擦抵抗を低減して隙間ノズル140をスムーズに移動させるように機能するものである。また、前記筒状部141の後端縁には環状のばね受部142aが形成されている。
【0036】
そして、この筒状部141の前部にはこの筒状部141の上下方向の中心線を中心線とした断面が略方形状の前記ノズル部146が一体に形成されており、このノズル部146と筒状部141は傾斜壁147を介して一体的に形成されており、この傾斜壁147は前記収納室101の傾斜壁つまり上部管110の傾斜壁116aおよび下部管120の傾斜壁126aに面接触して当接して外部からの空気の流れ込みを防止するようになっている。
【0037】
また、前記ノズル部146の先端は、掃除中に斜め上方から前記先端部を敷居等の溝に上方から挿入された際に溝面に対向するようにいわゆる剣先形状に形成されている。また、当然のことであるが前記筒状部141とノズル部146の内部は連通孔によって連通しており、この連通孔を通して塵埃が吸い込み気流とともに吸い込まれ前記集塵室14内に配設された集塵装置13によって集塵されるものである。
【0038】
また、前記隙間ノズル140が前記収納室101内を軸方向つまり前後方向に移動した際は、ノズル部146は前記管部114の連通孔114a内を前後方向に移動し、隙間ノズル140が前方に移動したときはその先端部は図2に示すように、管部114の連通孔114aつまり開口から前方に突出し、また、隙間ノズル140が後方に移動した際は、図2に二点鎖線で示すように管部114内に没入するようになっている。また、隙間ノズル140が前方に移動してノズル部146が管部114から突出した際は上述したように、隙間ノズル140の傾斜壁147は上部管110および下部管120の傾斜壁116aおよび傾斜壁126aと当接することから隙間ノズル140の外周からの空気の流れ込みは防止されるものである。
【0039】
また、前記筒状部141のばね受け部142aと前記上部管110下部管120に形成されたそれぞれのばね受け段部117aおよびばね受け部127との間には付勢手段としてのコイルばね150が配設され、このコイルばね150は前記隙間ノズル140を常時収納室101の前方つまり管部114側に向けて付勢しているものである。
【0040】
また、前記筒状部141に形成した係合凹部143内には前記操作つまみ130の係合部132が移動可能に挿入されるとともに、この係合凹部143内と係合部132の凹部132a内にはコイルばね151が収納されるようになっており、このコイルばね151は前記操作つまみ130の係合部132を下部管120の底壁121a側に向けて付勢するものである。また、操作つまみ130は係合部132が係合凹部143に係合していることから、操作つまみ130を移動させることにより隙間ノズル140を移動させることができ、逆にコイルばね150によって隙間ノズル140が管部114側に自動的にするときは隙間ノズル140とともに移動するものである。そして、この移動の際に操作つまみ130は前記コイルばね151によって、前記底壁121a側に付勢されていることから、前記係止突起133の先端は、下部管120の底壁121aの面に押圧されつつ摺動し、そして、係止溝126と対応する位置関係となったときはコイルばね151の付勢力により係止突起133係止溝126内に落ち込み係合し、この係止突起133係止溝126への係合により隙間ノズル140はその位置に位置決めされて固定されるものである。
【0041】
つぎに、握り管100内に隙間ノズル140を収納し握り管100を組み立てる組み立て方および動作について説明する。
【0042】
まず、下部管120に上述したように、シール板129、操作つまみ130を取り付けるとともに係合部132の凹部132a内にコイルばね151の一端を収納した状態として準備する。ついで、前記隙間ノズル140をノズル部146の先端部を管部114の連通孔114aに挿入するとともに、コイルばね150の一端側をばね受け部142aに挿入し、他端側をばね受け段部117aに支持させ、また、前記嵌合溝142内に案内リブ117を位置決めして上部管110の径大筒部113内に配置する。この状態では隙間ノズル140はコイルばね150によって付勢され筒状部141は傾斜壁147が前記傾斜壁116aに当接して位置決めされている。そして、上部管110を径大筒部113の開口112を上にしてシール部材102を開口縁112aの縁面に配置する。ついで、前記下部管120をこの下部管120に取り付けられている操作つまみ130の係合部132を凹部132aに収納されたコイルばね151の他端側を係合凹部143に挿入しコイルばね151を圧縮しつつ前記係合凹部143内に挿入し、また、ばね受け部128にコイルばね150の他端を支持させて上部管110の開口112を覆うようにして配置した後、下部管120と上部管110とをねじ128によって結合することによって、握り管100は隙間ノズル140を収納室101に収納した状態として組み立てられる。
【0043】
つぎに、このように組み立てられた隙間ノズルの動作について説明する。上記のように組み立てられた状態では、隙間ノズル140はコイルばね150に付勢されて、収納室101の前方つまり管部114側に移動しており、この状態では上述したように前記傾斜壁147は傾斜壁116aおよび126aに圧接状態で面接触しており、また、操作つまみ130はコイルばね151に付勢されていることから図7(A)に示すように係止突起133係止溝126に係合しており、このことによって隙間ノズル140は収納室101の前方位置に位置決めされ、この時前記ノズル部146の先端部は管部114の開口としての連通孔114aから突出している。したがって、この状態で敷居の溝等の狭小の溝部の掃除をなすことができるものであり、ノズル部146から吸い込まれた塵埃を含んだ吸い込み気流は吸込みホース20を介して集塵室14に流入し集塵装置13によって集塵されるものである。そして、ノズル部146の連通孔の流路断面積は小さいことから、吸込み気流の風速は大きいため前記狭小溝内の塵埃を効率よく吸込むことができるものである。
【0044】
つぎに、前記隙間ノズル140を使用することなく、管部114の連通孔114aを介して直接集塵をする場合あるいは図1に示すように管部114の連通孔114aに吸込口体3を接続した延長管2を接続して掃除をする場合は、操作つまみ130の操作片134を指によって図7(A)の状態からコイルばね151の付勢力に抗して図7(B)に示すように矢印方向に押し込み係止突起133係止溝126から離脱させ、この状態として操作片134を握り管100の後方に向けてスライドさせる(図7(C)参照)。すると操作つまみ130の軸部131は前記ガイド溝125にガイドされ、また、係合部132が隙間ノズル140の係合凹部143に係合している隙間ノズル1140は、操作つまみ130とともに収納室101内を後方に向かって移動する。そして、操作つまみ130を後方に移動させ前記係止突起133が後方側の係止溝126に対応したとき操作片134の押圧を解除すると、係止突起133は前記後方の係止溝126に係合し、このことによって隙間ノズル140はその位置に位置決めされる。そして、この時は図2に二点鎖線で示したように前記ノズル部146の先端部は管部114の連通孔114a内に没入する。そして、管部114の連通孔114aから直接集塵する場合は、管部114の連通孔114aの開口を掃除面に沿って移動させればよく、また、吸込口体3を用いて掃除をする場合は図1に示すように管部114の連通孔114aに吸込口体3を接続した延長管2を接続して掃除をすればよいものである。
【0045】
そして、隙間ノズル140のノズル部146を管部114内に没入させた状態で掃除をする場合は、前記連通孔114aあるいは延長管2を介して吸い込まれた塵埃を含んだ吸込み気流は、流路断面積の小さい隙間ノズル140の連通孔および隙間ノズル140の外周と収納室101の内周壁との間に形成されたバイパス空間Gを介して集塵室14に流れ込むものであることから、収納室101に隙間ノズル140を収納する構成としても集塵効率を低下させることなく掃除ができるものである。
【0046】
また、隙間ノズル140をノズル部146が管部114に没入した前記状態から、ノズル部146を突出させる場合は、操作つまみ130の操作片134を指によって図7(A)に示したようにコイルばね151の付勢力に抗して指によって押し込み係止突起133を後方の係止溝126から離脱させた後僅かに前方にスライドさせて係合突起133の先端を収納室101つまり下部管120の底壁121a上に位置させ、操作片134から指を離すかあるいは押圧力を緩めると、操作つまみ130はコイルばね150の付勢力によって自動的に前方に移動し、前記傾斜壁147傾斜壁116aおよび126aに当接した時点で停止し、この時、前記係止突起133係止溝126に対応することになり、コイルばね151によって係止突起133係止溝126内に落ち込み係合し、隙間ノズル140はこの位置に位置決めされ、ノズル部146は管部114から突出した状態に維持される。
【0047】
また、前記操作つまみ130の軸部131が前記後方向に移動する際および停止している際は、軸部131は前記シール板129のスリット129a内にあることからスリット面によってシールされて外部からの空気の流入は防止されるようになっている。
【0048】
上記のように隙間ノズル140は握り管100に形成した収納室101に収納された状態で、ノズル部146を管部114から出没可能としたことから、掃除中に隙間ノズル140を使用とするときは前記操作つまみ130を操作することによって、容易に出没させることができるとともに、突出させる際の操作は操作つまみ130の係止突起133係止溝126から離脱させることによりコイルばね150の付勢力によって自動的に突出つまり使用状態となることからその操作を容易にできるものである。また、握り管100つまり管部114の開口としての連通孔114aをテーパーとして他の吸込み具を接続する嵌合部としたことから、握り管100に他の接続具例えば延長管2を介して吸込口体3を接続して掃除をしている際に、隙間ノズル140を使用する場面が生じたとしても、前記他の吸込み具を取り外し操作つまみ130を操作するという簡単な操作により、隙間ノズル140を使用状態とすることができるとともに用済み後は同様に操作つまみ130を操作するという簡単な操作によって収納できるものであり、従来のようにその都度掃除機本体の位置まで行き収納部から取り出したりあるいは収納するという煩わしい操作を排除できるものである。また、隙間ノズル140は握り管100内に収納されているものであることから、掃除中に隙間ノズル140が落下することもなく、また、紛失するようなこともないものである。
【0049】
なお、上記第一の実施の形態では、吸込管を握り管100とした場合について説明したが、これは、握り管100に限定されるものではなく例えば自動車の室内を掃除する場合等に使用される手持ち式の小型掃除機の場合においては、掃除機本体の集塵室に連通する吸込管を本体ケースに突出させて形成し、この吸込管に上述したように収納室を設けられとともに、この収納室に隙間ノズルを出没可能に設ける構成とすることにより、狭小な溝部の掃除をする場合には前記上述したように隙間ノズルのノズル部を吸込管から突出させて行い、通常の掃除をする場合は隙間ノズルつまりノズル部を吸込管内に没入させた状態として行うようにすればよいものである。このように構成した場合も、掃除をしている際に隙間ノズルを使用する場面が生じたときは、操作つまみを操作するという簡単な操作により、隙間ノズルを使用状態とすることができるとともに用済み後は同様に操作つまみを操作するという簡単な操作によって収納できるものであり、従来のようにその都度掃除機本体の位置まで行き収納部から取り出す操作、あるいは収納するという煩わしい操作を排除できるものである。また、隙間ノズルは吸込管内に収納されているものであることから、掃除中に隙間ノズルが落下することもなく、また、紛失するようなこともないものである。また、前記吸込管の開口つまり連通孔に他の吸込み具等を接続させる嵌合部として機能を持たせるように構成することにより吸込管にブラシ等が設けられた家具用ブラシ等の接続ができることから、その掃除用途を拡大できるとともに掃除効率を向上させることができるものである。
【0050】
また、上記実施の形態においては、ガイド溝125、係止溝126をシールするシール板129を下部管120の底壁121aの外側に配置する構成としたが、これは内側に配置する構成としてもよいものである。このように内側に配置する場合は、係止溝126はガイド溝125に連通させることなくガイド溝125の両側に離間するとともに底壁121aを貫通しない凹部に形成し、係止突起133がシール板129に干渉しないように係止突起133と軸部131との間に溝状の逃げ部を形成することが望ましい。
【0051】
また、上記実施の形態においては、吸込管としての握り管100に把手105を設ける構成としたが、この把手105は省略することもできるものであり、また、吸込管は握り管に限定されるものでなく例えば延長管を吸込管としてもよいものである。
【0052】
つぎに、この発明の第二の実施の形態を図9ないし図14に基づいて説明する。
【0053】
なお、この第二の実の形態は隙間ノズルの構成および吸込管としての握り管に形成した前記隙間ノズルを収納する構成が第一の実施の形態と異なるのみで他の構成は第一の実施の形態と同様な構成であることからその構成は省略するとともに、同一構成部分を説明する場合は同一符号を用いることとする。
【0054】
図9において符号200は握り管であり、この握り管200は前部接続管210と後部接続管220とから略く字状に形成され、また、前部接続管210と後部接続管220との境界部から斜め上方に向けて把手片231が延出して形成されている。そして、前部接続管210と後部接続管220との内部には連通孔が形成され、この連通孔は前部接続管210の前端に開口し他の吸込み具が着脱可能に接続される接続口211となっている。また、前記後部接続管220には掃除機本体10に接続される吸込みホース20が接続されている。
【0055】
また、前記前部接続管210と前記把手片231の上面側は把手カバー232によって覆われ、この把手カバー232と把手片231とで把手230が形成されている。
【0056】
そして、前記前部接続管210の左右側壁は軸方向に沿うとともに、先端部に向かうにつれて互いに接近するように傾斜した平坦面壁222(図では一方側のみ図示)が形成され、この平坦面壁222の側部は収納部を構成しているものである。また、この前記平坦面壁222には、図11に示すように軸方向に沿って形成されたガイド部としてのガイド溝223が形成され、このガイド溝223は図12に示すように断面L字状に形成され、その奥部は係止溝223aとなっている。また、前記ガイド溝223の軸方向両端は図13に示すように端壁223bおよび223cにより閉じられており、この端壁223bおよび223cは当接部となっているものである。
【0057】
つぎに、前記収納部としての平坦面壁222に収納される隙間ノズル240について説明する。
【0058】
この隙間ノズル240は、図10および図11に示すようにそれぞれの平坦面壁222に収納される同一の大きさとした対称形状に形成された一対の隙間ノズル形成部材241から構成されている。そして、前記一対の隙間ノズル形成部材241は図10および図11に示すように、先端部下縁を後方に向かうにつれて幅広とするように傾斜状としたいわゆる剣先形状に形成されており、また、その後端部には前記平坦面壁222に形成されたガイド溝223にスライド可能に形成された被ガイド部材としての係合片242(一方側のみ図示)が形成されており、この係合片242は図12に示すように断面L字状に形成されその先端部は前記ガイド溝223の係止溝223aに係止され、係合片242がガイド溝223に係合されたとき係合片242はガイド溝223に抜け止めされつつスライド可能となっており、このことによって隙間ノズル形成部材241つまり隙間ノズル240は、握り管200に対して前後方向に移動しその先端部から出没可能となっている。
【0059】
また、隙間ノズル形成部材241の内の一方の隙間ノズル形成部材241の後部には、図10および図11に示すように合成樹脂からなる薄板から形成された覆い部材244が取り付けられており、この覆い部材244は略台形状に形成されるとともに、図14に示すように一体に形成された薄膜状のヒンジ244aを介して回動可能に隙間ノズル形成部材241の上縁に取り付けられており、この覆い部材244は図11に示すように反時計方向に回動させた時は、その先端縁は他方の隙間ノズル形成部材241の上端縁に当接して両者の間に形成される間隙の一部を覆うようになっている。
【0060】
また、前記両隙間ノズル形成部材241は、図11に示すように握り管200の前部接続管210の平坦面壁222が先端部に向かにつれて傾斜していることから前方に突出した際には互いに接近し、先端部程両者の間隙は小さくなるようになっている。
【0061】
そして、前記一対の隙間ノズル形成部材241はそれぞれに形成された、前記係合片242を前記平坦面壁222に形成したガイド溝223に係合させることによって、平坦面壁222つまり握り管200に取り付けられるものである。
【0062】
つぎに、前記平坦面壁222に取り付けられた一対の隙間ノズル形成部材241によって形成される隙間ノズル240の動作について説明する。
【0063】
まず、隙間ノズル240を使用しないで掃除をする場合は、前記一対の隙間ノズル形成部材241をその係合片242をガイド溝223に沿って後方に係合片242が端壁223cに当接するまで移動させる。この状態では図9、図10に示すように両隙間ノズル形成部材241の先端部は前記接続管210の端面よりも僅かに後方に位置する、つまり両隙間ノズル形成部材241は平坦面壁222の位置に収納されるものである。
【0064】
この状態で握り管200つまり前部接続管210の接続口211に他の吸込み具例えば上記第一の実施の形態と同様に吸込口体3を接続した延長管2を接続して床面等を掃除するものである。そして、延長管2等の他の吸込み具を接続する場合、あるいは前部接続管210の接続口211から直接吸塵する場合は、握り管200の先端から隙間ノズル形成部材241は突出していないことから邪魔になることはないものである。
【0065】
つぎに、隙間ノズル240を用いて掃除をする場合について説明する。他の吸込み具を用いて掃除を行っている際等に、隙間ノズル240を使用する必要が生じた場合は、他の吸込み具を接続口211から取り外して前記隙間ノズル形成部材241をその係合片242をガイド溝223に沿って前方に係合片242が端壁223bに当接するまでつまり所定量移動させる。この状態では両隙間ノズル形成部材241の先端部は前記接続管210の端面よりも所定量前方に突出するとともに、両隙間ノズル形成部材241は握り管200つまり接続管210から突出するにつれて前述したように互いに接近するようになっていることから、両隙間ノズル形成部材241の前記突出した部分は互いに接近し両者間の間隙は、先端部程狭く形成される。つまり、握り管200の接続管210の先端よりも突出した両隙間ノズル形成部材241によって隙間ノズル240が形成されるものである。また、両隙間ノズル形成部材241の前記突出した部分の間隙は狭いことからこの間隙を流れる吸込み気流の風速は大きく、このことによって狭小な溝部内の塵埃は効率よく吸引されるものである。また、両隙間ノズル形成部材241の前記突出した部分の間隙を流れる吸込み気流の風速をさらに大きくして吸込み力を大きくしたい場合は、前記覆い部材244を図11に示すように反時計方向に回動させて、両隙間ノズル形成部材241によって形成される前記間隙の内の握り管200側の間隙を覆うようにすればよいものである。また、この時覆い部材244は両隙間ノズル形成部材241によって形成された間隙の上部を覆うのみであり、間隙の下側は解放されていることから狭小な溝部内の塵埃の吸込は効率よくなされるものである。
【0066】
上記のように、掃除機本体10の集塵室14に連通され先端部に他の吸込み具が着脱可能に接続される接続口211を有する吸込管としての握り管200の両側壁に収納部としての平坦面壁222を形成するとともに、この両平坦面壁222にそれぞれ軸方向に沿って形成されガイド部としてのガイド溝223を形成し、また、隙間ノズル240を、ガイド溝223にガイドされる被ガイド部としての係合片242を有し両平坦面壁222に握り管200つまり前部接続管210の先端から所定量出没する一対の隙間ノズル形成部材241によって形成し、この一対の隙間ノズル形成部材241を所定量突出させた状態で隙間ノズル240として機能させる構成とし、隙間ノズル240の使用時には隙間ノズル形成部材241を接続口211の前方に突出させて隙間ノズル240として機能させ、不使用時には平坦面壁222に収納して握り管200の前部接続管210の接続口211よりも突出させないようにしたことから、握り管200に他の接続具例えば吸込口体3を接続して掃除をしている際に、隙間ノズル240を使用する場面が生じたとしても、平坦面壁222から隙間ノズル形成部材241を握り管200の先端部つまり前部接続管210の先端から前方に突出させるだけでよく、また使用しない時は隙間ノズル形成部材241を没入させる操作のみでよいことから操作が容易であり、従来のようにその都度掃除機本体の位置まで行き収納部から取り出したりあるいは収納するという煩わしい操作を排除できるものである。また、隙間ノズル240は握り管200の両側壁に設けた平坦面壁222の側部に収納されているものであることから、掃除中に隙間ノズルが落下することもなく、また、紛失するようなこともないものであり、さらに、握り管200の接続口211あるいは接続口211に接続した他の吸い込み具を介して掃除をする場合においても、握り管200の連通孔を流れる吸込み風量は減少することはなく、したがって、集塵効率は低下することがないものである。
【0067】
なお、上記第二の実施の形態においては、吸込管を握り管200とする構成としたが、これは第一の実施の形態の場合と同様に掃除機が手持ち式の小型掃除機である場合においては、掃除機本体の集塵室に連通する吸込管を本体ケースに突出させて形成し、この吸込管の両側壁に上述したように平坦面壁を形成しこの側部に収納部を設け、この収納部に一対の隙間ノズル形成部材を吸込管の先端に対して出没可能に設ける構成とするようにしてもよいものである。このように構成した場合も、掃除をしている際に隙間ノズルを使用する場面が生じたときは、一対の隙間ノズル形成部材をスライドさせて突出させるという簡単な操作により、隙間ノズルを使用状態とすることができるとともに用済み後は同様に一対の隙間ノズル形成部材をスライドさせて没入させるという簡単な操作によって収納できるものであり、従来のようにその都度掃除機本体の位置まで行き収納部から取り出したりあるいは収納するという煩わしさ操作を排除できるものである。また、隙間ノズルつまり隙間ノズル形成部材は吸込管の側部の収納部に収納されているものであることから、掃除中に隙間ノズルが落下することもなく、また、紛失するようなこともないものである。また、前記吸込管の開口つまり連通孔に他の吸込み具等を接続させる嵌合部としての機能を持たせるように構成することにより吸込管にブラシ等が設けられた家具用ブラシ等の接続ができることから、その掃除用途を拡大できるとともに掃除効率を向上させることができるものである。また、上記第二の実施の形態においては、握り管200の両側に形成した平坦面壁222かせ先端に向かうにつれて接近するように傾斜させて隙間ノズル形成部材241の間隙を先端部程狭くなるようにしたが、これは隙間ノズル形成部材241を突出した際に互いに接近するように弾性変形する部材によって構成するようにしてもよい。しかし、第二の実施の形態のように構成した場合は、両隙間ノズル形成部材241は単なる平板として形成できるという利点がある。
【0068】
また、上記第二の実施の形態では、覆い部材244を一方の隙間ノズル形成部材241にヒンジによって回動可能に設ける構成としたが、これは例えば隙間ノズル形成部材の一方または、両方に握り管200の上面部を覆うように覆い部材を一体に形成し、隙間ノズル形成部材を前方に移動させて突出した際、両隙間ノズル形成部材間の間隙の上部を覆うように構成してもよいものである。このように構成した場合は、隙間ノズル形成部材を突出させると同時に間隙は覆われるという利点がある。しかし第二の実施の形態のように構成した場合は、覆い部材244によって間隙を覆うか覆わないかによって間隙を流れる吸込み気流の風速の調節ができるという利点がある。
【0069】
【発明の効果】
上記のように構成した請求項1記載の発明は、掃除機本体の集塵室に連通され先端部に開口を有し、内部に収納室を設けるとともにこの収納室の周壁に軸方向に沿って形成されたガイド溝とこのガイド溝に沿って所定距離離間して形成した係止部が設けられた吸込管内に、前記収納室の内周壁との間にバイパス空間を形成する外径とするとともに係合凹部を有する筒状部とこの筒状部から延出して形成され内部に連通孔を有する断面略方形状に形成されたノズル部からなる隙間ノズルを、前記ノズル部を前記吸込管の開口から出没可能にして収納し、また、操作つまみの操作によって操作つまみに設けた被係止部を前記係止部に係脱させて移動させてノズル部を前記開口から出没させるように構成し、隙間ノズルの使用時にはノズル部を開口から突出させ、不使用時には収納室内に収納して開口から没入させるようにしたことから、使用および不使用時には収納室に収納されている隙間ノズルのノズル部を吸込管の開口から出没させるだけでよく、使用状態、不使用状態とする操作が容易であるとともに、隙間ノズルは吸込管の収納室に収納されていることから使用中の脱落および紛失を防止できるという効果を有するものである。
【0070】
また、請求項2記載の発明は請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明における吸込管の開口に他の吸込み具を着脱可能とする嵌合部を形成する構成としたことから、請求項1記載の発明の効果に加えて、吸込管に他の吸込み具を接続できることから種々の被掃除面の掃除ができるという効果を有するものである。
【0071】
また、請求項3記載の発明は、請求項1記載または請求項2記載の発明において、吸込管の収納室に前記隙間ノズルをそのノズル部を吸込管の開口から突出させる方向に付勢するコイルばねを配設した構成としたことから、請求項1記載の発明または請求項2記載の発明の効果に加えて、隙間ノズルのノズル部を開口から突出させる場合、操作つまみの操作により、被係止部を開口から離れている係止部から離脱させることにより前記コイルばねの付勢力により自動的に突出させることができるという効果を有するものである。
【0072】
また、請求項4記載の発明は、掃除機本体の集塵室に連通され先端部に他の吸込み具が着脱可能に接続される接続口を有するとともに両外側にそれぞれ軸方向に沿って形成されたガイド部を有する収納部を設けた吸込管と、前記ガイド部にガイドされる被ガイド部を有し、前記接続口より前方に向けて出没可能に前記収納部に設けられ、突出状態で互いに対向面によって狭小な間隙を形成し隙間ノズルを形成する隙間ノズル形成部材を設ける構成とし、隙間ノズルの使用時には隙間ノズル形成部材を接続口の前方に突出させて隙間ノズルを形成し、不使用時には収納部に収納して接続口よりも突出させないようにしたことから、使用時および不使用時には収納部に収納されている隙間ノズル形成部材を吸込管の接続口よりも前方に出没させるようにするだけでよいことから、使用および不使用とする操作を容易にすることができるとともに、隙間ノズルは吸込管の収納室に収納されていることから使用中の脱落および紛失を防止できるという効果を有するものである。
【0073】
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明において前記両隙間ノズル形成部材を突出した際に両隙間ノズル形成部材の少なくとも前記接続口側上部を覆う覆い部材を設けたことから、請求項4記載の発明の効果に加えて、両隙間ノズル形成部材の少なくとも接続口側上部が覆い部材によって覆われることからさらに吸塵力を高めることができるという効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態を示す電気掃除機の斜視図。
【図2】上記実施の形態の電気掃除機の吸込管(握り管)の軸方向に断面した要部断面図。
【図3】上記実施の形態の電気掃除機の吸込管(握り管)の分解斜視図。
【図4】上記実施の形態の電気掃除機の吸込管(握り管)の断面図(図2のX−X線での断面)
【図5】上記実施の形態の電気掃除機の隙間ノズルの部分分解斜視図。
【図6】上記実施の形態の電気掃除機の吸込管(握り管)と操作つまみとの関係を示す斜視図。
【図7】 上記実施の形態の電気掃除機の隙間ノズルを移動させる場合の操作つまみの動作を説明する図であって、(A)は係止突起が係合溝に係合している状態を示す図、(B)は係止突起が係合溝から離脱した状態を示す図、(C)は操作つまみの移動動作を示す図である。
【図8】上記実施の形態の電気掃除機の吸込管(握り管)の開口の嵌合部の他の実施の形態を示す断面図。
【図9】本発明の第二の実施の形態である隙間ノズルを吸込管(握り管)に取り付けた状態を示す図。
【図10】上記第二の実施の形態における隙間ノズルを吸込管に収納した状態を示す部分図拡大斜視図。
【図11】上記第二の実施の形態における隙間ノズルを吸込管から突出させた状態を示す部分斜視図。
【図12】上記第二の実施の形態における吸込管のガイド部(ガイド溝)と隙間ノズルの被ガイド部(係合片)との関係を示す断面図。
【図13】上記第二の実施の形態における吸込管のガイド部(ガイド溝)の斜視図。
【図14】上記第二の実施の形態における隙間ノズル形成部材と覆い部材との取付部を示す部分断面図。
【図15】従来の電気掃除機の隙間ノズルを収納する形態を示す斜視図。
【図16】上記従来の電気掃除機の隙間ノズルを収納する他の形態を示す斜視図。
【符号の説明】
1 電気掃除機
10 掃除機本体
11 電動送風機
12 電動送風機室
13 集塵装置
14 集塵室
20 吸込みホース
100 握り管(吸込管)
101 収納室
114a 連通孔(吸込管の開口)
116a、126a 隙間ノズルの傾斜壁(被係止縁)
125 ガイド溝
126 係合溝(係合部)
130 操作つまみ
131 軸部
132 係止部
133 係止突起(被係止部)
140 隙間ノズル
141 筒状部
142 嵌合溝
143 係合凹部
146 ノズル部
150 コイルばね(付勢手段)

Claims (5)

  1. 電動送風機を収納する電動送風機室と集塵室とを有する掃除機本体と、前記集塵室に連通され先端部に開口を有し内部に収納室を設けるとともにこの収納室の周壁に軸方向に沿って形成されたガイド溝とこのガイド溝に沿って所定距離離間して形成された係止部が設けられた吸込管と、前記収納室の内周壁との間にバイパス空間を形成するように収納室の内径よりも径小の外形に形成されるとともに係合凹部を有する筒状部とこの筒状部から延出して形成され内部に連通孔を有する断面略方形状に形成されたノズル部からなり、このノズル部を前記吸込管の開口から出没可能にして前記収納室に収納された隙間ノズルと、前記ガイド溝に沿って移動する軸部、この軸部の前記収納室の内側の端部に設けられ前記ガイド溝の溝幅よりも大きく形成されるとともに前記係合凹部に移動可能に係合する係合部、前記軸部の他端側に設けられ前記係止部に係脱する被係止部からなる操作つまみと、前記係合凹部内に配設され前記係合部を介して前記被係止部を係止部に係合させるように付勢する付勢手段とを備えたことを特徴とする電気掃除機。
  2. 請求項1記載の発明において、前記吸込管の開口に他の吸込み具を着脱可能とする嵌合部を形成したことを特徴とする電気掃除機。
  3. 前記吸込管の収納室に前記隙間ノズルをそのノズル部を吸込管の開口から突出させる方向に付勢するコイルばねを配設したことを特徴とする請求項1記載または請求項2記載の電気掃除機。
  4. 電動送風機を収納する電動送風機室と集塵室とを有する掃除機本体と、前記集塵室に連通され先端部に他の吸込み具が着脱可能に接続される接続口を有するとともに両側にそれぞれ軸方向に沿って形成されたガイド部を有する収納部を設けた吸込管と、前記ガイド部にガイドされる被ガイド部を有し前記接続口よりも前方に突出可能に前記収納部に収納可能に設けられ、突出状態で互いの対向面によって狭小な間隙を形成して隙間ノズルを形成する隙間ノズル形成部材を備えたことを特徴とする電気掃除機。
  5. 前記両隙間ノズル部材を突出した際に両隙間ノズル部材の少なくとも前記接続口側上部を覆う覆い部材を設けたことを特徴とする請求項4記載の電気掃除機。
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