JP3655132B2 - 伸縮延長管およびこの伸縮延長管を用いた電気掃除機 - Google Patents

伸縮延長管およびこの伸縮延長管を用いた電気掃除機 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電気掃除機に用いられる伸縮延長管およびこの伸縮延長管を用いた電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電気掃除機は、図9に示すように電気掃除機100の掃除機本体101の吸込口102に接続した吸込ホース103の握り管104に伸縮延長管106の一端側接続し、他端側に吸込口体つまり床ブラシ107を接続し、前記掃除機本体101内に設けられた図示しない電動送風機を駆動し、この電動送風機の作用によって床面に存在する塵埃を前記床ブラシ107から吸込み気流とともに吸込み、この吸込んだ塵埃を掃除機本体101内に設けた集塵装置によって捕捉して、塵埃が除去された吸込気流を排気風として外部に排気することによって掃除をなすようになっている。
【0003】
前記伸縮延長管106は、図10に示すように中空管によって構成された外管110と、同じく中空管によって構成されるとともに前記外管110に軸方向に沿って移動可能に嵌入された内管120とから構成されている。
【0004】
前記外管110は同10図に示すように、一端側には前記握り管104の図示しない接続口に嵌合接続される接続部111が形成され、また、他端側の開口部内壁面には、第一のガイド管112a、第二のガイド管112bおよび第一のガイド管112aと第二のガイド管112bとの間に位置した環状のシールパッキング112cが設けられている。また、外管110の前記他端側には、軸113aによって回動可能に軸支された操作つまみ113、この操作つまみ113の先端部に取り付けられた係合突起114およびこの係合突起114を常に管壁に設けた貫通孔から管内に突出させて後述する係合凹部123に係合させるように操作つまみ113を付勢する付勢ばね115から構成された固定手段116が取り付けられている。
【0005】
この固定手段116は開口117aが形成されたカバー117によってカバーされている。また、前記操作つまみ113は前記開口117aから外部に露出している。この操作つまみ113を付勢ばね115の付勢力に抗して前記軸113aを回動支点として回動させると前記係合突起114は係合凹部123から離脱するようになっている。
【0006】
外管110の内周壁には軸方向に沿うガイド溝118が形成され、また前記一端側端部外周には係合凹部119が形成されている。この係合凹部119には、図9に示すように前記握り管104に設けた操作つまみ105a、この操作つまみ105aの先端部に設けた係合爪(不図示)およびこの係合爪を前記係合凹部119常時係合させる付勢バネ(不図示)とから構成された固定手段105の前記係合爪が係合するようになっている。
【0007】
前記内管120は、同様に中空管から構成されるとともに、一端側から前記外管110の他端側より嵌入されるとともに、軸方向に移動可能に収容されており、そして、他端側には、前記床ブラシ107の接続管107aを嵌合接続する接続口121aからなる接続部121が設けられている。また、この接続部121には、操作つまみ122a、この操作つまみ122aの先端部に設けた係合爪(不図示)およびこの係合爪を前記接続管107aに形成した係合凹部(不図示)に常時係合させる付勢バネ(不図示)とから構成された固定手段122が設けられている。
【0008】
内管120の外周壁面には、前記固定手段116の係合突起114が係合する複数の係合凹部123が軸方向に沿って所定間隔置きに形成されている。また、内管120の前記一端側の端部外周部には抜け止め用の凸部124が取り付けられており、この凸部124は前記外管110の内周壁に軸方向に沿って形成されたガイド溝118に沿って摺動するようになっている。この凸部124は内管120が外管110に対して引き出されるようにつまり伸長するように移動され、最も長く伸ばされたとき前記第一のガイド管112aに当接して、抜け止めされるようになっているものである。
【0009】
このように構成された伸縮延長管106は、図9に示すように外管110の一端側に接続部111を、固定手段105によって固定して握り管104に接続し、また、内管120の他端側つまり先端側に床ブラシ107を接続し、前記握り管104に設けた把手104aを一方の手つまり右手(利き手が左の場合は左手)で把持して、床ブラシ107を前後あるいは左右方向に走行させて掃除をなすものである。
【0010】
掃除をする際などに、伸縮延長管106を伸縮させてその長さを調節する場合は、固定手段116の操作つまみ113を一方の手つまり右手で押圧操作しつつ、他方の手つまり左手で内管120を軸方向に移動させて調節するものである。
【0011】
このとき内管120を固定するための固定手段116は外管110の他端側つまり先端部に設けられているため、操作者は、把手104aを把持している右手を把手104aから離して外管110の先端部に持ち替え、ついで左手で内管120を把持し、そして、前記係合突起114を係合凹部123から離脱させるように右手の親指で操作つまみ113を付勢ばね115の付勢力に抗して押し込み、この状態を維持しつつ内管120を軸方向に移動させなければならない。なお、所望の長さに調節したとき前記操作つまみ113の押圧を解除すると、前記係合突起114はこの時対応している係合凹部123に係合し、内管120は外管110に対して固定される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、従来の伸縮延長管106は外管110の一端側を吸込ホース103の握り管104に接続し、内管120の他端側に床ブラシ107を接続する構成となっているとともに、外管110の他端側に固定手段116を設けた構成となっていることから、伸縮延長管106の長さを調節するための伸縮操作の際には、把手104aを把持している右手を把手104aから離し、外管110の先端部に持ち替え、ついで左手で内管120を把持し、そして、右手の親指で固定手段116の操作つまみ113を押圧操作しつつ内管120を移動させなければならない。
【0013】
つまり、伸縮操作の際に把手104aを把持している右手を把手104aから離して外管110の先端部に持ち替えるという煩わしい操作をしなければならないという問題がある。
【0014】
この問題を解決する方法としては、内管の一端側を握り管に接続し、他端側を外管の一端側の開口から嵌入するように構成するとともに、外管の前記一端側の開口近傍に固定手段を設ける構成とすることにより、右手で握り管の把手を把持したまま、左手で外管の一端側を把持するとともに左手の親指で固定手段の操作つまみを押圧しつつ移動させることができるため、上記持ち替え操作をしなくともよいようにすることができる。
【0015】
しかし、このように内管の一端側を吸込ホースの把手側とし、外管を床ブラシ側とした場合は、つまり、外管を吸込気流の上流側とし内管を下流側とする構成とすると、外管内にある内管の吸込気流上流側の開口端縁は、吸込気流の流れと対向することになり、また、内管の外周面と外管の内周面との間には微小な間隙が形成されているため、吸込気流に含まれている微細塵が前記間隙内に入り込み、長期亘って使用しているうちに前記間隙に微細塵が入り込み、この微細塵が内管の外周面と外管の内周面に付着して外管に対する内管の移動がスムーズに行われなくなり、伸縮操作性が悪くなるという問題が生じる。
【0016】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記事情に鑑みてなされたもので、請求項1記載の発明は、一端側に吸込ホースの握り管に接続する接続部を有するとともに、外周壁に軸方向に沿って複数の係合凹部が形成された内管と、一端側開口から前記内管をその他端側から軸方向に移動可能に嵌入させるとともに、他端側に吸込口体を接続する接続部を設けた外管と、この外管の前記一端側開口の近傍に設けられ前記内管に形成した係合凹部に係脱する係合突起を有する固定手段と、前記内管の他端側の端部外周に設けられ前記外管の内壁面に摺接する環状のシールパッキングとから構成し、前記シールパッキングを周方向と直交する方向の断面を内部を中空とした円弧状凸部に形成した伸縮延長管としたものである。
【0017】
この請求項1記載の発明では、一方の手で握り管を把持した状態で他方の手で外管に設けた固定手段を操作しつつ外管を内管に対して移動させて長さ調節をすることができるため伸縮操作性を向上させることができる。また、内管の他端側の端部外周に外管の内壁面に摺接する環状のシールパッキングを設けたことから、内管の外周面と外管の内周面との間に微細塵が入り込むことを防止して、良好な伸縮操作性を維持できるという作用を有するものである。
更に、シールパッキングを周方向と直交する方向の断面を内部を中空とした円弧状凸部に形成したから、シールパッキングが内管と外管の相対移動の際に軸方向から力が加わったとしても、めくれることがなく、内管と外管の相対移動がスムーズにできるという作用を有するものである。
【0018】
また、請求項2記載に発明は、一端側に吸込ホースの握り管に接続する接続部を有するとともに、外周壁に軸方向に沿って複数の係合凹部が形成された内管と、一端側開口から前記内管をその他端側より移動可能に嵌入させるとともに、前記一端側寄りの管壁に前記内管の外周面との間に外気を流入させる連通孔を形成し、他端側に吸込口体を接続する接続部を設けた外管と、この外管の前記一端側開口の近傍に設けられ前記内管に形成した係合凹部に係脱する係合突起を有する固定手段と、前記内管の他端側の端部外周に設けられ前記外管の内壁面に摺接する環状のシールパッキングとから構成し、前記連通孔を、外管の一端側に設けた内管の抜け止めを防止する抜止防止部材の近傍かつ他端側寄りに形成した伸縮延長管としたものである。
【0019】
この請求項2記載の発明は、一方の手で握り管を把持した状態で他方の手で外管に設けた固定手段を操作しつつ外管を内管に対して移動させて長さ調節をすることができるため伸縮操作性を向上させることができる。また、外管の前記一端側寄り管壁に設けた連通孔から吸込まれた空気は内管内が負圧になっていることから内管の他端側の内管と外管との間に形成された間隙を通って内管内に流れ込もうとするため、この空気流によって、内管の外周面と外管の内周面との間に微細塵が入り込むことを防止できる。それにより、内管の外周面と外管の内周面への微細塵の付着を防止できるため、スムーズな移動が維持され良好な伸縮操作性を維持できるという作用を有するものである。
【0020】
更に、連通孔を外管の一端側に設けた内管の抜け止めを防止する抜止防止部材の近傍かつ他端側寄りに形成したから、伸縮延長管を略最長に伸ばした状態においても、すなわち伸縮延長管の伸縮長さに拘わらず前記連通孔から流入した空気流によって、内管の外周面と外管の内周面との間に微細塵が入り込むことを防止できるという作用を有するものである。
【0021】
また、請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、内管の他端側端部に前記連通孔を閉塞する閉塞体を設けた伸縮延長管としたものである。
【0022】
この請求項3記載の発明は、伸縮延長管を略最長に伸ばした状態、すなわち内管の外周面と外管の内周面との間隙が殆ど形成されない状態においては、閉塞体によって前記連通孔から空気が流れ込むことを阻止するため、吸込性能の低下を防止できるという作用を有するものである。
【0023】
また、請求項4記載の発明は、請求項2または3に記載の発明において、連通孔をシールパッキングより吸込気流上流側の部位に形成した伸縮延長管としたものである。
このように連通孔をシールパッキングより吸込気流上流側の部位に形成したから、伸縮延長管を略最長に伸ばした状態においても、すなわち伸縮延長管の伸縮長さに拘わらず前記連通孔から流入した空気流によって、内管の外周面と外管の内周面との間に微細塵が入り込むことを防止できるという作用を有するものである。
また、請求項5記載の発明は、請求項1記載ないし請求項4記載における伸縮延長管の内管の一端側および外管の他端側をそれぞれ掃除機本体の吸込口に接続した吸込ホースの握り管および吸込口体の接続管に接続した電気掃除機としたものである。
【0024】
この請求項5記載の発明は、請求項1記載ないし請求項4記載の伸縮延長管を備えるから、掃除作業中に伸縮延長管の長さ調節操作をなす際の操作を容易にできるという作用を有するものである。
【0025】
【発明の実施の形態】
つぎに、この発明の第一の実施の形態を図1ないし図4に基いて説明する。
【0026】
図1は電気掃除機1に吸込ホース20、伸縮延長管(以下単に延長管という)30および吸込口体である床ブラシ80を接続した状態の斜視図である。そして、前記電気掃除機1は、従来周知の電気掃除機と同様に構成されているものである。つまり、上部ケース11と下部ケース12とを図示しないネジによって結合して一体に形成され、内部に集塵室(不図示)、送風機室(不図示)およびリール室(不図示)などが形成された本体ケース10と、この本体ケース10の前記集塵室、送風機室およびリール室に収納された図示しないフィルター、電動送風機およびコードリール装置などから構成されている。
【0027】
前記本体ケース10の前部には、前記集塵室に連通している吸込口13が形成されており、また、本体ケース10つまり上部ケース11には前記図示しない集塵室の上方に形成された同様に図示しない開口を開閉する開閉蓋14が設けられており、前記図示しない開口を介してフィルターつまり集塵装置が出し入れできるようになっている。
【0028】
本体ケース10の後部両側壁には走行車輪15が取り付けられており、また、前部下面には図示しない旋回輪が取り付けられているものである。また、本体ケース10内にはマイクロコンピューターなどからなる制御手段が設けられている。
【0029】
前記吸込ホース20は、蛇腹状に形成された可撓性のホース21、このホース21の一端側に接続され前記本体ケース10の吸込口13に着脱可能に接続される接続具22および他端側に接続された握り管23とから構成されており、そして、この吸込ホース20は前記接続具22を前記本体ケース10の吸込口13に嵌合することによって本体ケース10つまり電気掃除機1に接続されるものである。
【0030】
前記握り管23には、握り管の一部を構成する把手24が一体に設けられており、この把手24の前面部には前記図示しない電動送風機を制御する複数の制御スイッチ25が配設されており、これら制御スイッチ25からの制御信号は図示しないが前記ホース21内に配設された信号線、前記接続具22に設けた図示しない接続ピンを介して本体ケース10内に配設された前記制御手段に送られるようになっている。
【0031】
握り管23の先端部には後述する延長管30を嵌合させる嵌合口26が形成されており、この嵌合口26の上部には、図2に二点鎖線で示すように接続された延長管30つまり内管50をその状態に保持する操作つまみ27a、係合爪27bおよび係合爪27bを後に詳述する前記内管50に設けた係合凹部57に係合させる付勢ばね27cとから構成された固定手段27が設けられている。
【0032】
つぎに、吸込ホース20の握り管23の前記嵌合口26に接続される延長管30について説明する。
【0033】
この延長管30は外管40と内管50とから構成されている。そして、前記外管40は、図2、図3に示すように、中空管からなる外管本体41、この外管本体41の上面側に一体に取り付けられたカバー体42とから構成されている。そして、外管本体41の前記内管50側(以下一端側という)には、支持部48が形成されている。
【0034】
前記外管本体41の前記一端側端部には、図2に示すように端面から所定の長さに亘って径大とした嵌合部41aが形成されており、この嵌合部41aにはガイド管41bが嵌合して取り付けられており、このガイド管41bは前記内管50が外管40の外管本体41内を軸方向に移動する際に、この内管50をガイドするものである。
【0035】
前記外管本体41の内壁の上面(使用状態において上側となる面)には、軸方向に沿って図示しないガイド溝が形成されており、このガイド溝には前記内管50の外管40側の端部に設けた同様に図示しないストッパーが摺動可能に嵌合し、このストッパーによって内管50の外管40の外管本体41に対する周方向への回り止めをするとともに、このストッパーは前記ガイド溝の前記一端部側に位置する前記ガイド管41bの端縁に当接して内管50の外管本体41からの抜止をするようになっている。
【0036】
前記カバー体42は、その両端部をネジ43a、43bによって前記外管本体41の上面側に取り付けられており、このカバー体42の内面と外管本体41の外周壁とによって収納室44が形成されており、この収納室44の一端側つまり外管40の一端側近傍には後述する固定手段60が、また、他端側には固定手段70が設けられている。
【0037】
前記カバー体42の上面には、前記固定手段60および固定手段70の操作つまみ61および操作つまみ71を露出させるための開口45aおよび45bが形成されている。
【0038】
外管本体41の他端側には、床ブラシ80の接続管82が接続される接続部としての接続口49が形成されており、前記固定手段70は、この接続口49の部位に設けられているものである。
【0039】
つぎに、内管50は中空管から構成され、その他端から前記外管40の外管本体41の一端側開口から挿入されるとともに、軸方向に移動可能に嵌入されているものである。
【0040】
前記内管50の前記握り管23側(以下一端側という)には、この握り管23に形成した前記接続口26に嵌合する接続部としての嵌合筒部51が形成されており、この嵌合筒部51の先端部には、環状溝52が形成されており、この嵌合溝52には前記嵌合口26の内周壁との気密性を保持するためのシールリング52aが取り付けられている。
【0041】
嵌合筒部51には、この嵌合筒部51を前記接続口26に嵌合接続した際に、握り管23に設けた前記固定手段27の係合爪27bが係合する係合凹部53が形成されており、この嵌合凹部53と係合爪27bとの係合により嵌合筒部51つまり内管50は握り管23から抜け止めされるようになっているものである。
【0042】
内管50の一端側には径大とした環状部54が形成されており、この環状部54の一端側端面は、前記握り管23の嵌合口26の先端部に当接する位置決め面となっている。
【0043】
前記内管50の他端側つまり外管本体41内に挿入される側の端部外周には、図3に拡大して示したように環状溝55が形成されており、この環状溝55には、軟質ゴムなどからなる環状のシールパッキング56が取り付けられている。
【0044】
このシールパッキング56は、前記外管本体41の内周壁面に軽く圧接した状態で軸方向に移動つまり摺接するようになっている。このことによって内管50の外周壁面つまり外周面と外管本体41の内周壁面つまり内周面との間に形成つまり生じる微小な間隙G内への微細塵の入り込みを防止するようになっている。したがって、内管50の外周面および外管本体41の内周面に微細塵が付着することが防止され、この微細塵に付着に起因する外管本体41つまり外管40と内管50の伸縮動作に不具合が生じることはなく常にスムーズな摺動操作が維持されるものである。
【0045】
内管50の上面(使用中に上側となる面)には、前記固定手段60の係合突起62が係脱する複数の係合凹部57が軸方向に沿って所定間隔毎に形成されている。
【0046】
つぎに、前記固定手段60について説明する。
【0047】
この固定手段60は、図2に示すように前記収納室44の外管40の外管本体41に設けられているものであり、操作つまみ61、この操作つまみ61の先端部に一体に取り付けられた係合突起62およびこの係合突起62を前記内管50の前記係合凹部57に係合させる方向に常時付勢する付勢ばね63とから構成されている。
【0048】
前記操作つまみ61は、前記カバー42に形成した前記開口45aから外部に露出させて設けられるとともに、軸64によって回動可能に前記外管本体41に軸支されており、また、操作つまみ61の裏面には凸部65が形成されており、この凸部65と前記支持部48に形成された凸部48aにその両端部を位置決めされて前記付勢ばね63が配設されており、この付勢ばね63によって上述したように操作つまみ61は、係合突起62が前記係合凹部57に係合する方向(図2において時計方向)に付勢されているものである。
【0049】
つまり、操作つまみ61が付勢バネ63によって付勢されて軸63を支点として時計方向に回動させられると、係合突起62は前記付勢バネ63の付勢力によって押圧されてその先端は係合凹部57に係合し、操作つまみ61を指先によって前記付勢バネ63の付勢力に抗して押圧して反時計方向に回動すると係合突起62は、係合凹部57から離脱するものである。
【0050】
係合突起62が係合孔凹部57から離脱した状態では、前記外管40と内管50とは互いに軸方向に移動させることができ、このことによって延長管30を所望の長さに調節できるものである。
【0051】
つぎに、収納室44内の外管40の他端側に設けられる固定手段70は、図2、図3に示すように、先端部に係合爪72が形成されるとともに軸73を回動支点として配設された操作つまみ71と、この操作つまみ71を軸支している軸73を回動支点として係合爪72を前記外管本体41に形成した貫通孔46から常時管内に突出させるように付勢するコイルバネ74とから構成されている。また、前記操作つまみ71はカバー体42に形成した開口45bから外部に露出している。
【0052】
操作つまみ71の裏面には凸部75が形成されており、この凸部75と前記外管本体41に形成された凸部47にその両端部を位置決めされて前記付勢ばね74が配設されており、この付勢ばね74によって上述したように操作つまみ71は、係合突起72が前記貫通孔46から外管本体41の管内に突出する方向(図3において時計方向)に付勢されているものである。
【0053】
前記係合爪72は、外管本体41の管内に突出した状態では図3に二点鎖線で示すように、外管本体41に形成された接続口49に接続された後述する床ブラシ80の接続管82の係合凹部83と係合するように配置される。この係合により床ブラシ80は抜け止めされて前記接続口49に接続されるようになっている。
【0054】
つぎに、前記延長管30の外管40の他端側つまり先端部に接続される床ブラシ80について説明する。この床ブラシ80は、従来周知の床ブラシと同様に構成されているものである。つまり、図1に示すように下面に吸込開口(不図示)が形成された床ブラシ本体81と、この床ブラシ本体81に回動可能に取り付けられた接続管82とから構成されている。そして、前記接続管82は上部側には前述したように係合凹部83(図3参照)が形成されているものである。
【0055】
床ブラシ80を延長管30から取外すときは指先によって前記操作つまみ71を前記コイルバネ74の付勢力に抗して押して係合爪72を係合凹部83から離脱させた状態で接続管82を外管40から引き抜くことによってなされる。
【0056】
つぎに、上記のように構成された延長管30を、図1に示すように電気掃除機1に接続した状態、つまり握り管23に一端側を接続し他端側に床ブラシ80を接続した状態でつまり掃除開始あるいは掃除中などにおいて伸縮させる場合の動作について説明する。
【0057】
使用者は掃除を開始する場合あるいは掃除中は、一方の手つまり右手で握り管23の把手24を把持している。そして、この状態で伸縮ホース30の長さを調節しようとする場合は、内管50が握り管23に接続されるとともに、外管40の一端側つまり内管50側端部に固定手段60を設ける構成としてあることから、前記右手は把手24を把持したまま、他方の手つまり左手で外管40の一端側を把持するとともに、親指で固定手段60の操作つまみ61を押圧しつつ外管40を所望の方向つまり伸ばしたいときは前方方向に、縮めたいときは手前側方向に移動させることによって調節がなされるものである。
【0058】
調節した後掃除をする場合は、制御スイッチ25を操作して電動送風機を駆動させるとともに、右手で把手24を操作して床ブラシ80を前後・左右方向に走行させるものである。そして、掃除中においては電動送風機の吸引作用により床ブラシ80の図示しない吸込開口から塵埃とともに吸込まれた吸込気流は、接続管82、延長管30の外管本体41、内管50、吸込ホース20を介して図示しない集塵室に吸込まれ、塵埃は集塵装置によって捕捉され塵埃が除去された吸込気流は排気風として図示しない排気口から外部に排気される。
【0059】
床ブラシ80から吸込まれた塵埃を含んだ吸込気流が、延長管30つまり外管本体41を通って内管50に流れる際に、内管50の他端側端部は吸込気流の流れる方向と対向していることから、この端部の外周縁と外管本体41の内周面との間を通って内管50の内周面と外管本体41の外周面の間隙Gに吸込気流の一部が流れ込む場合があるが、内管50の前記端部にシールパッキング56が設けられていることから前記吸込気流の一部の流れ込みは阻止される。
【0060】
したがって、内管50の内周面と外管本体41の外周面への微細塵などの付着は確実に防止され、この微細塵などの付着に起因して内管50が外管本体41内をスムーズに移動することが阻害されることはないものである。
【0061】
上述のよう上記延長管30は、中空管からなる内管50の一端側に吸込ホース20の握り管23に接続する嵌合筒部51を設けるとともに、外周壁に軸方向に沿って複数の係合凹部57を形成し、また、中空管からなる外管40の一端側開口から内管50を移動可能に嵌入し、この外管40の前記一端側開口の近傍に前記係合凹部57に係脱する係合突起62を有する固定手段60を設け、また、内管50の他端側の端部外周に外管40の内周面に摺接する環状のシールパッキング56を設ける構成としたことから、一方の手つまり右手で握り管23の把手24を把持した状態で他方の手つまり左手で外管40に一端側端部を把持するとともに、固定手段60の操作つまみ61を押圧しつつ外管40を内管50に対して移動させて長さ調節をすることができるため伸縮操作性を向上させることができる。また、内管50の他端側の端部外周に設けた前記シールパッキング56によって、内管50の外周面と外管本体41の内周面との間の間隙Gに微細塵が入り込むことを防止できるためスムーズな移動が維持され、良好な伸縮操作性を維持できるものである。しかも、シールパンキング56は上述の通り内管50の他端側の端部外周に設けられているため、延長管30がどのような長さに調節されていても、間隙Gへの微細塵の入り込みを確実に防止できる。
図4に示すように、シールパッキング56は、周方向と直交する方向の断面を内部を中空とした円弧状凸部56cに形成されている。このように形成されたシールパッキング56の使用によりこのパッキング56に、内管50と外管40との相対移動の際に軸方向から力が加わったとしても、めくれるなどすることがない。これにより、内管50と外管本体41の相対移動がスムーズできるとともに、内管50の外周面と外管本体41の内周面との間に微細塵が入り込むことをさらに確実に防止できるため良好な伸縮操作性を維持できるという利点がある。
つぎに、この発明の第二の実施の形態を図5ないし図8に基いて説明する。
【0062】
なお、この第二の実施の形態が上記第一の実施の形態と異なる点は、内管の外周面と外管の内周面との間の間隙に吸込気流の入り込みを防止する構成に関係する点であり、他の構成は上記第一の実施の形態と同様であることから、同一構成部分については同一符号を付しその説明は省略する。
【0063】
図5に示すように外管40つまり外管本体41の一端側開口部分に形成した径大とした嵌合部41aには、その奥部に第一のガイド筒140が、また、開口側には第二のガイド筒141が嵌合して設けられており、また、第一のガイド筒140と第二のガイド筒141との間に位置して断面T字状の環状のシールパッキング142が設けられている。
前記第一のガイド筒140と第二のガイド筒141は、外管本体41内に嵌入された内管50が軸方向に沿って移動する際に、この内管50をガイドするように機能し、また、前記シールパッキング142は外管本体41の前記一端側開口から内管50の外周面に沿って外気が流入することを防止するように機能するものである。また、前記第一のガイド140は後述する内管50に形成した閉塞体150を当接させて内管50の外管40からの抜け止めをする機能も有しているものであり、したがってこの第一のガイド筒140は抜止防止部材を構成しているものである。
【0064】
外管本体41には、前記第一のガイド筒140の近傍に位置する部位つまり前記一端側寄りでかつシールパッキング142に対して吸込気流の上流側の部位には、外管本体41の内周面と前記内管50の外周面との間に形成される間隙G1に外気を流入させる連通孔143が図7に示すように3個(3個に限定されるものではない)形成されている。そして、掃除の際に電気掃除機1の図示しない電動送風機の吸引作用により延長管30内が負圧状態となると、この負圧により前記連通孔143から前記間隙G1内に図5に矢印で示すように外気が流れ込むようになっている。
【0065】
前記内管50の他端側端部の外周壁面には、図7、図8に示すように、閉塞体としての突起150が4個形成されている。なお、この実施の形態においては図7において上側には連通孔143は設けられていないことから、上部に位置する突起150には閉塞機能を持たせていない。そして、この閉塞体150の外周面は外管本体41の内周壁面に沿う円弧面151に形成されており、この円弧面151は、外管本体41の内周壁面に摺接しつつ外管本体41の軸方向に移動可能となっている。したがって、上記突起150はガイドとしても機能しているものである。
【0066】
前記閉塞体150は、内管50が外管40から最も引き出された際つまり最も長く伸ばされた状態となったときは、図6に示すように前記第一のガイド筒140に当接して、内管50の外管本体41つまり外管40から抜け出さないようになっている。また、閉塞体150が前記第一のガイド筒150に当接した状態となる位置(以下当接位置という)に位置したときは、図6および図7に示すように前記連通孔143を閉塞するようになっている。そして、連通孔143が閉塞体143によって閉塞されたときは、延長管30の内部が負圧状態となっていても、連通孔143から前記間隙G1内に外気は流れ込まないようになっている。
【0067】
なお、閉塞体150の軸方向の長さを連通孔143の軸方向の開口長さより余裕を持った大きさとしたときは、最も長く伸ばされる状態以前つまり余裕を持って閉塞して前記間隙G1内への外気の流れを防止できる。
【0068】
つぎに、掃除中つまり使用状態において前記延長管30の内管50の外周面と外管本体41の内周面との間の前記間隙G1内に吸込気流が流れ込まない理由について説明する。
【0069】
まず、前記延長管30が最も伸ばされた状態を除く長さに調節され使用されている場合は、図示しない電動送風機の吸引作用によって床ブラシ80から吸込まれた塵埃を含んだ吸込気流は、接続管82、外管本体41、内管50、吸込ホース20を通って集塵室内に吸込まれる。そして、前記吸込気流は、その流れる方向が内管50の他端側端部と対向することから、その一部がこの他端部の端部外周縁と外管本体41の内周面とによって形成される開口から前記間隙G1内に流入しようとする場合がある。
【0070】
しかし、一方延長管30内は負圧状態となるため、前記連通孔143から外気が吸込まれ、この吸込まれた外気は前記間隙G1を通って内管50の他端部側の端部外周縁と外管本体41の内周面とによって形成される前記開口から内管50の他端部縁を回り込むようにして内管50つまり延長管30内に流れ込もうとする。
【0071】
このため内管50の他端部側の端部外周縁と外管本体41の内周面とによって形成される前記開口から間隙G1内に流れ込もうとする前記吸込気流は、前記連通孔143から流れ込み前記開口から延長管30内に流れ込もうとする外気によって阻止される。
【0072】
したがって、前記塵埃を含んだ吸込気流は前記間隙G1内に流れ込むことが防止つまり阻止される。このことによって、前記間隙G1内に微細塵などが流れ込むことも阻止され、内管50の外周面および外管本体41つまり外管40の内周面に微細塵が付着することは防止されるので、この微細塵などの付着に起因する内管50の外管本体41内のスムーズな移動が阻害されることはないものである。また、連通孔143から吸込まれた外気と吸込気流とは互いに流れる方向が対向することから、連通孔143を設けたとしても吸込性能はそれほど低下することはないものである。
【0073】
なお、この第二実施の形態における延長管30の伸縮させる操作などは、上記第一の実施の形態の場合と同様であることからその説明は省略する。
【0074】
このように第二の実施の形態における延長管30は、中空管からなる内管50の一端側に吸込ホースの握り管23に接続する嵌合筒部(図5ないし図8では不図示)を有するとともに、外周壁に軸方向に沿って複数の係合凹部57を形成し、また、中空管からなる外管40の一端側開口から内管50が嵌入されるとともに、前記一端側寄り管壁に内管50の外周面との間の間隙G1に外気を流入させる連通孔143を形成し、他端側に吸込口体80を接続する接続口(図5ないし図8では不図示)を設け、また、外管40の前記一端側開口の近傍に前記係合凹部57に係脱する係合突起62を有する固定手段60を設けている。このことから、一方の手つまり右手で握り管23を把持した状態で他方の手でつまり左手で外管40に設けた固定手段60の操作つまみ61を操作つまり押圧しつつ外管40を内管50に対して移動させて長さ調節をすることができるため伸縮操作性を向上させることができる。また、外管40の前記一端側寄りの管壁に設けた連通孔143から吸込まれる外気の流れによって、内管50の外周面と外管40の内周面との間の間隙G1内に微細塵を含んだ吸込気流が流れ込むことを防止できる。このため、内管50の外周面と外管40つまり外管本体41の外周面への微細塵などの付着を防止できることからスムーズな移動が維持され、良好な伸縮操作性を維持できるものである。
【0075】
連通孔143は、外管40の一端側に設けた内管50の抜け止めを防止する抜止防止部材である第一のガイド筒140の近傍に形成されていることから、延長管30を略最長に伸ばした状態においても、閉塞体150によって閉塞されない状態では、前記連通孔143から流入した空気流によって、内管50の外周面と外管の内周面との間つまり間隙G1に微細塵が入り込むことを防止できるものである。
【0076】
連通孔143は、外管40の一端側に設けた内管の抜け止めを防止する第一のガイド筒140の近傍かつ他端側に形成され、また、内管50の他端側端部に前記連通孔143を閉塞する閉塞体150を設けたことから、延長管30を最長に伸ばした状態においては、閉塞体150によって前記連通孔143から空気つまり外気が流れ込むことが阻止されるため、吸込性能の低下を防止できるものである。また、この連通孔143からの空気の流入の阻止は、流路抵抗が大きくなる伸縮延長管を略最長に伸ばした状態においてなされることから吸込性能の低下を防止する効果は大きいものである。
【0077】
また、電気掃除機1にこの延長管30用いた場合は、掃除作業中に伸縮延長管の長さ調節操作をなす際の操作性を容易できるものである。
【0078】
なお、この第二の実施の形態においては、内管50の外管40からの抜止防止部材を第一のガイド筒140によって構成したが、これは他の構成例えば外管本体の内周壁に軸方向に沿って内管50の周方向への回り止めをするガイド溝を形形成し、このガイド溝の一端部側の壁によって構成するようにしてもよいものである。
【0079】
また、第二の実施の形態においては、延長管30を最長に伸ばした状態で連通孔143を閉塞する閉塞体150を設ける構成としたが、この閉塞体150は吸込力が大きい掃除機の場合のように吸込性能に余裕がある場合などには省略することもできるものである。
【0080】
なお、上記各実施の形態においては、床ブラシ80内には電動機およびこの電動機によって回転駆動される回転清掃体を設けない構成としたが、これは設ける構成としてもよいものであり、このようにする場合は前記収納室44内を前記電動機に給電する給電線を配設するスペースとして利用するようにすればよい。
【0081】
【発明の効果】
上記のように請求項1記載の発明は、一方の手で握り管を把持した状態で他方の手で外管に設けた固定手段を操作しつつ外管を内管に対して移動させて長さ調節をすることができるため伸縮操作性を向上させることができ、また、内管の他端側の端部外周に外管の内壁面に摺接する環状のシールパッキングを設けたことから、内管の外周面と外管の内周面との間に微細塵が入り込むことを防止できるため良好な伸縮操作性を維持できるという効果を有するものである。
【0082】
更に、シールパッキングを周方向と直交する方向の断面を内部を中空とした円弧状凸部に形成したから、シールパッキングが内管と外管の相対移動の際に軸方向から力が加わったとしても、めくれることがなく、内管と外管の相対移動がスムーズにできるという効果を有するものである。
また、請求項2記載の発明は、一方の手で握り管を把持した状態で他方の手で外管に設けた固定手段を操作しつつ外管を内管に対して移動させて長さ調節をすることができるため伸縮操作性を向上させることができ、また、外管の前記一端側寄り管壁に設けた連通孔から吸込まれた空気は、内管内の負圧により内管と外管との間に形成された間隙を通って内管内に流れ込もうとするため、この空気流によって、内管の外周面と外管の内周面との間に微細塵が入り込むことを防止でき、内管の外周面と外管の内周面への微細塵の付着を防止できるため、スムーズな移動が維持され良好な伸縮操作性を維持できるという効果を有するものである。
【0083】
更に、伸縮延長管を略最長に伸ばした状態においても、すなわち伸縮延長管の伸縮長さに拘わらず前記連通孔から流入した空気流によって、内管の外周面と外管の内周面との間に微細塵が入り込むことを防止できるという効果を有するものである。
【0084】
また、請求項3記載の発明は、伸縮延長管を略最長に伸ばした状態、すなわち内管の外周面と外管の内周面との間隙が殆ど形成されない状態においては、閉塞体によって前記連通孔から空気が流れ込むことを阻止するため、吸込性能の低下を防止できるという効果を有するものである。
【0085】
また、請求項4記載の発明は、伸縮延長管を略最長に伸ばした状態においても、すなわち伸縮延長管の伸縮長さに拘わらず前記連通孔から流入した空気流によって、内管の外周面と外管の内周面との間に微細塵が入り込むことを防止できるという効果を有するものである。
また、請求項5記載の発明は、請求項1記載ないし請求項4記載における伸縮延長管の内管の一端側および外管の他端側をそれぞれ掃除機本体の吸込口に接続した吸込ホースの握り管および吸込口体の接続管に接続した電気掃除機としたことから、掃除作業中に伸縮延長管の長さ調節操作をなす際の操作を容易にできるという効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施の形態の伸縮延長管を接続した電気掃除機の斜視図。
【図2】 上記実施の形態の伸縮延長管の断面図。
【図3】 上記実施の形態の伸縮延長管の内管にシールパッキングを取り付けた状態を拡大して示した断面図。
【図4】 上記実施の形態におけるシールパッキングの一部を拡大して示す断面図。
【図5】 本発明の第二の実施の形態の伸縮延長管の要部断面図。
【図6】 上記第二の実施の形態の閉塞体と連通孔の関係を示す断面図。
【図7】 上記閉塞体と連通孔の関係を示す断面図(図6のX−X線での断面図)。
【図8】 上記第二の実施の形態の内管の閉塞体の斜視図。
【図9】 従来の電気掃除機の斜視図。
【図10】 従来の電気掃除機の延長管の一部を断面した図。
【符号の説明】
1 電気掃除機
10 電気掃除機の本体ケース
13 吸込口
20 吸込ホース
23 吸込ホースの握り管
30 伸縮延長管
40 外管(伸縮延長管の一部)
49 外管に設けた接続口(接続部)
50 内管(伸縮延長管の一部)
51 内管に設けた嵌合筒部(接続部)
52 シールパッキング
57 内管に設けた係合凹部
60 固定手段
62 係合突起
80 床ブラシ(吸込口体)
82 床ブラシの接続管
140 第一のガイド筒(抜止防止部材)
143 連通孔
150 閉塞体

Claims (5)

  1. 一端側に吸込ホースの握り管に接続する接続部を有するとともに、外周壁に軸方向に沿って複数の係合凹部が形成された内管と、一端側開口から前記内管をその他端側から軸方向に移動可能に嵌入させるとともに、他端側に吸込口体を接続する接続部を設けた外管と、この外管の前記一端側開口の近傍に設けられ前記内管に形成した係合凹部に係脱する係合突起を有する固定手段と、前記内管の他端側の端部外周に設けられ前記外管の内壁面に摺接する環状のシールパッキングとから構成し、前記シールパッキングを周方向と直交する方向の断面を内部を中空とした円弧状凸部に形成したことを特徴とする伸縮延長管。
  2. 一端側に吸込ホースの握り管に接続する接続部を有するとともに、外周壁に軸方向に沿って複数の係合凹部が形成された内管と、一端側開口から前記内管をその他端側より移動可能に嵌入させるとともに、前記一端側寄りの管壁に前記内管の外周面との間に外気を流入させる連通孔を形成し、他端側に吸込口体を接続する接続部を設けた外管と、この外管の前記一端側開口の近傍に設けられ前記内管に形成した係合凹部に係脱する係合突起を有する固定手段と、前記内管の他端側の端部外周に設けられ前記外管の内壁面に摺接する環状のシールパッキングとから構成し、前記連通孔を、外管の一端側に設けた内管の抜け止めを防止する抜止防止部材の近傍かつ他端側寄りに形成したことを特徴とする伸縮延長管。
  3. 請求項2記載の発明において、内管の他端側端部に前記連通孔を閉塞する閉塞体を設けたことを特徴とする伸縮延長管。
  4. 請求項2または3に記載の発明において、連通孔をシールパッキングより吸込気流上流側の部位に形成したことを特徴とする伸縮延長管。
  5. 請求項1記載ないし請求項4記載における伸縮延長管の内管の一端側および外管の他端側をそれぞれ掃除機本体の吸込口に接続した吸込ホースの握り管および吸込口体の接続管に接続することを特徴とする電気掃除機。
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