JP3981714B2 - 電気掃除機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、吸込口体から塵埃とともに吸い込んだ空気を通過させて塵埃を分離するフィルタを備えた電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電気掃除機は、電動送風機を収容した掃除機本体を備えている。この掃除機本体には、電動送風機の吸込側に連通して連結管としてのホース体が接続されている。このホース体の吸込側には、操作部としての手許操作部が設けられている。この手許操作部の先端側には、塵埃分離部としてのいわゆるサイクロン式の遠心分離部が連通接続される。この遠心分離部の吸込側には、延長管を介して吸込口体としての床ブラシが連通接続される。そして、遠心分離部には、床ブラシから空気とともに吸い込まれた塵埃を通過させてこの塵埃を集塵するフィルタが取り付けられている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−166829号公報(第6−8頁、図2および図5)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の電気掃除機では、フィルタに所定量以上の塵埃が付着した際に、遠心分離部からフィルタを取り外し、このフィルタに付着した塵埃を手などで掻き取らなければならず、フィルタの掃除が容易でないという問題点を有している。
【0005】
本発明はこのような点に鑑みなされたもので、フィルタを容易に掃除できる電気掃除機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、吸込口体ないし電動送風機の吸込側の少なくともいずれかの風路に設けられ、吸込口体から塵埃とともに吸い込んだ空気を通過させて塵埃を分離するフィルタを備えた塵埃分離部と、この塵埃分離部および電動送風機の吸込側を連通する連通風路を開閉可能な弁体と、塵埃分離部にて分離された塵埃を集塵するとともに弁体の下流側に連通する集塵部と、弁体より上流側に位置し、弁体の開閉に連動してこの弁体の開閉と逆に対応して開閉され、開状態で塵埃分離部のフィルタの下流側を外部に連通させる流入口とを具備したものである。そして、フィルタに塵埃が所定量以上付着した場合には、弁体により連通風路を閉じることでこの弁体に連動して開状態となった流入口から外気を吸い込んでフィルタを下流側から上流側に通過させ、フィルタに付着した塵埃を除去することが可能になるので、フィルタを容易に掃除できる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態の電気掃除機の構成を図面を参照して説明する。
【0008】
図7において、1は掃除機本体であり、この掃除機本体1は床面を走行可能である。また、この掃除機本体1は、ケース体2と、このケース体2の上部に後部が連結して回動により上部を開放可能に覆って取り付けられる蓋体3とを備えた本体ケース4を有している。
【0009】
本体ケース4内のケース体2の前側下部には、前方に向けて本体吸込口9が開口されている。また、この本体吸込口9には、連通管としての可撓性を有する伸縮管であるホース体11の排気側、すなわち基端側が着脱可能に連通接続される。このホース体11の吸気側である先端側には、操作部としての手許操作部である筒状の握り管部12が設けられている。この握り管部12の下部には、集塵部としての略筒状の集塵室13が着脱可能に取り付けられている。さらに、握り管部12の吸気側である先端側には、伸縮可能な接続管としての直線状の延長管14を介して吸込口体としてのノズル体である床ブラシ15が着脱可能に連通されて接続される。
【0010】
ここで、本体ケース4内には、電動送風機16が、本体ケース4の前後方向の中心域よりも若干後側に偏位して収容されている。この電動送風機16の前側である吸込側は、本体吸込口9を介してホース体11、握り管部12および床ブラシ15のそれぞれの排気側である基端側に連通している。すなわち、ホース体11は一端側である先端側が床ブラシ15に連通し、他端側である基端側が電動送風機16の吸込側に連通する。また、床ブラシ15は、電動送風機16の吸込側に連通する。そして、本体吸込口9と電動送風機16の吸込側との間には、床ブラシ15から空気とともに吸い込んだ微細な塵埃、すなわち細塵を分離する図示しないフィルタ体が、図示しない細塵用集塵室内に着脱可能に取り付けられている。
【0011】
また、握り管部12は、図1ないし図3に示すように、略円筒状の前側部21を先端側に備え、この前側部21の軸方向に対して鈍角状に軸方向を有する略円筒状の後側部22を基端側に備えている。そして、この後側部22の前側部21と反対側の端部、すなわち後側部22の基端側には、ホース体11の先端側に接続される接続部となる円筒状の摺動部23が後側部22に対して周方向に摺動可能に接続されている。これら前側部21、後側部22および摺動部23により、握り管部12は、側面視で略への字状に、すなわち鈍角状に屈曲されている。
【0012】
前側部21は、延長管14の基端側が挿入されて着脱可能に連通接続される吸入口26を先端側に備え、この吸入口26には、直線状に設けられた流入風路27が連通している。
【0013】
また、前側部21内には、流入風路27の基端側に位置した管部33と、この管部33に連通接続された突当て部としての連通管34とが設けられている。
【0014】
管部33は、流入風路27の排気側である基端側に連通し、先端側である流入風路27側から基端側である連通管34側に向けて縮径された略円筒状に形成されている。また、管部33の周壁には、この周壁を管部33の径方向に貫通する開口35が複数、例えば4つ設けられている。これら開口35は、管部33の周方向に略等角度に互いに離間されている。そして、これら開口35には、フィルタとしてのネット状の第1のフィルタ36が取り付けられている。
【0015】
さらに、前側部21内の管部33の周囲は、後側部22の先端側に連通する風路としての連通風路37となっている。この連通風路37は、開口35および第1のフィルタ36を介して管部33の内部と連通している。すなわち、連通風路37は、管部33と同軸状に握り管部12内に設けられている。したがって、前側部21は、管部33と連通風路37とにより、一部が二重管構造に形成されている。
【0016】
またさらに、管部33の基端側には、図2に示すように、連通口38が、この管部33を貫通して設けられ、連通管34の先端側と連通している。
【0017】
連通管34は、図1および図2に示すように、側面視で下側に向けて約90°屈曲したL字状のパイプであり、連通口38と反対側の端部が、前側部21と後側部22との隣接部に穿設された円形状の下部連通口39に連通接続されている。したがって、連通管34は、握り管部12の外部と連通している。また、下部連通口39の内周縁部には、可撓性を有するシール部としてのパッキン41が全周に亘って取り付けられている。
【0018】
そして、流入風路27、管部33、連通管34、開口35および第1のフィルタ36などにより、床ブラシ15から空気とともに吸い込んだ塵埃を空気から分離する塵埃分離部42が構成されている。したがって、塵埃分離部42は、握り管部12内に設けられている。
【0019】
また、前側部21は、作業者が把持することで握り管部12により床ブラシ15を操作可能にする把持部43を後側部22側の外周面に備えている。この把持部43は、前側部21の基端側に設けられており、この前側部21の基端側に突出し、摺動部23の基端側の上方に亘って下方に湾曲している。そして、この把持部43には、図7に示すように、電動送風機16の駆動状態などを設定する設定ボタン44が複数設けられている。
【0020】
さらに、後側部22内には、図1および図2に示すように、直線円筒状、すなわちパイプ状の通路部45が収容されている。この通路部45は、先端側である前側部21側の端部が、この前側部21と同軸状に開口し、かつ基端側である摺動部23側の端部が後側部22と同軸状に開口するとともに摺動部23内にまで延設されている。
【0021】
そして、後側部22の外周面の上側の前側部21側である把持部43の設定ボタン44の下方には、取付孔46が穿設されている。また、通路部45の外周面における取付孔46に対向する部分には、この取付孔46と同軸状に貫通取付孔47が穿設されている。この貫通取付孔47は、取付孔46よりも径小に形成されている。また、この貫通取付孔47の周縁部には、円筒状の嵌合突出部48が突出して通路部45の外周面と一体に設けられている。この嵌合突出部48は、この貫通取付孔47の開口方向に沿って設けられている。また、この嵌合突出部48は、外径寸法が取付孔46の内径寸法と略等しく形成されている。さらに、この嵌合突出部48の外周面には、嵌合溝部51が全周に亘って凹状に設けられている。この嵌合溝部51には、図示しないシールリングが嵌着されている。
【0022】
またさらに、取付孔46および貫通取付孔47には、開閉弁としてのリーク弁53が挿入されて取付孔46および貫通取付孔47の周方向に沿って回動可能に取り付けられている。
【0023】
ここで、リーク弁53は、図4ないし図6に示すように、後側部22内に位置する弁体としてのクリーニング弁54、このクリーニング弁54の上部を被覆するカバー体としてのクリーニング弁カバー55、このクリーニング弁カバー55の上部に取り付けられる密閉体としての回転シールシャッタ56、および、この回転シールシャッタ56の上部に取り付けられる弁操作部57を備えている。
【0024】
クリーニング弁54は、図4に示すように、平板状の閉塞平板部61を有している。また、この閉塞平板部61は、上端側すなわちクリーニング弁カバー55側が矩形状に形成されてこのクリーニング弁カバー55に挿入されている。さらに、この閉塞平板部61は、下端側が通路部45の内周面に沿って略凸弧状に形成されている。そして、この閉塞平板部61は、後側部22の軸方向に交差する方向に沿って取り付けられている。また、この閉塞平板部61には、後側部22の通路部45の内周に沿って円弧面状に湾曲する閉塞曲板部62が一体に設けられている。この閉塞曲板部62は、閉塞平板部61の上端部の近傍に、この閉塞平板部61と交差する方向に設けられている。またさらに、この閉塞曲板部62は、上側面にて貫通取付孔47を閉塞している。
【0025】
さらに、閉塞平板部61の下端部には、通路部45の下側を貫通して設けられた図1に示す支持嵌合部63に嵌合する略円柱状の下端側支持部64が突出して一体に設けられている。この下端側支持部64は、閉塞平板部61の中心軸と同軸状に設けられている。そして、閉塞平板部61の上端部には、略円柱状の上端側支持部65が突出して一体に設けられている。
【0026】
クリーニング弁カバー55は、図4に示すように、上端開口が円形状の上板66により閉塞された略円筒状に形成され、取付孔47に挿入されて嵌合突出部48に嵌着されている。この上板66の中心には、クリーニング弁54の上端側支持部65が挿通される円形状の挿通孔67が上板66と同心状に穿設されている。この挿通孔67の周縁部には、円筒状の突出部68が上板66の上方に直線状に突出して一体に設けられている。この突出部68は、挿通孔67の全周に亘って設けられている。
【0027】
また、上板66の挿通孔67の側方には、空気流入口としての平面視略扇形状の通気口71が穿設されている。さらに、上板66の挿通孔67および通気口71の側方には、操作孔72が穿設されている。この操作孔72は、上板66の中心について両端部が約90°の角度をなすように円弧状に湾曲した長孔状に設けられている。
【0028】
そして、回転シールシャッタ56は、クリーニング弁カバー55と弁操作部57との隙間を密閉すなわちシールするものである。この回転シールシャッタ56は、円板状に形成されており、この回転シールシャッタ56の中心には、クリーニング弁カバー55の突出部68が挿通される嵌合孔73が同心状に穿設されている。
【0029】
また、回転シールシャッタ56の嵌合孔73の側方には、クリーニング弁カバー55の通気口71と略同形状に形成された空気流入口としての略扇形状の流入開口74が穿設されている。この流入開口74は、回転シールシャッタ56の中心からの距離が、クリーニング弁カバー55の中心から通気口71までの距離と略等しい位置に設けられている。
【0030】
さらに、回転シールシャッタ56の嵌合孔73の側方には、円形状の操作貫通孔75が穿設されている。この操作貫通孔75は、回転シールシャッタ56の周方向に沿って、通気口71の両端間寸法よりも大きい寸法分だけ離間された位置に設けられている。そして、この操作貫通孔75は、回転シールシャッタ56の中心からの距離が、クリーニング弁カバー55の中心から操作孔72までの距離と略等しい位置に設けられている。
【0031】
またさらに、弁操作部57は、略円板状に形成されており、この弁操作部57の中心には、クリーニング弁カバー55の挿通孔67および回転シールシャッタ56の嵌合孔73に挿通されたクリーニング弁54の上端側支持部65が挿入されて嵌合される嵌合穴部76が同心状に設けられている。
【0032】
また、この嵌合穴部76の側方には、通気口71および流入開口74と略同形状に形成された空気流入口としての略扇形状の上部流入開口77が穿設されている。この上部流入開口77は、弁操作部57の中心からの距離が、クリーニング弁カバー55の中心から通気口71までの距離および回転シールシャッタ56の中心から流入開口74までの距離と略等しい位置に設けられている。
【0033】
さらに、嵌合穴部76の側方には、略円柱状の操作つまみ81が一体に設けられている。この操作つまみ81は、回転シールシャッタ56の周方向に沿って、通気口71の両端間寸法よりも大きい寸法分、離間された位置に設けられている。
【0034】
また、この操作つまみ81は、弁操作部57の中心からの距離が、クリーニング弁カバー55の中心から操作孔72までの距離と略等しい位置に設けられている。言い換えると、操作つまみ81は、上部流入開口77を回転シールシャッタ56の流入開口74と位置合わせした際に、回転シールシャッタ56の操作貫通孔75に対応する位置に設けられている。
【0035】
そして、この操作つまみ81は、弁操作部57の上下方向にそれぞれ突出している。また、操作つまみ81は、外径寸法が回転シールシャッタ56の操作貫通孔75の内径寸法と略等しく形成されている。さらに、操作つまみ81の下端部は、リーク弁53を組み立てた際に、回転シールシャッタ56の操作貫通孔75およびクリーニング弁カバー55の操作孔72に挿通される。
【0036】
このため、弁操作部57を操作つまみ81により回動させると、この弁操作部57に連動してクリーニング弁54および回転シールシャッタ56が回動することで、クリーニング弁54により連通風路37を開閉可能である。そして、クリーニング弁カバー55の通気口71、回転シールシャッタ56の流入開口74および弁操作部57の上部流入開口77が互いに対向する位置に位置した場合、すなわちこれら通気口71、流入開口74および上部流入開口77の位相が一致した際に、これら通気口71、流入開口74および上部流入開口77が互いに連通することでクリーニング弁54より上流側の位置に流入口82が開口する。したがって、この流入口82は、開状態で第1のフィルタ36の下流側と握り管部12の外部とを互いに連通させている。
【0037】
また、図5および図6に示すように、流入口82は、クリーニング弁54が通路部45の軸方向に平行になっている状態、すなわち通路部45を開状態にしている場合に閉状態となる。またさらに、流入口82は、クリーニング弁54が通路部45の軸方向に略直交するようになっている状態、すなわち通路部45を閉状態にしている場合に開状態となる。言い換えると、流入口82は、クリーニング弁54の開閉と逆に対応して開閉される。
【0038】
さらに、弁操作部57の外周部には、略矩形状のガイドキー83が弁操作部57の径方向に沿って突出して一体に設けられている。このガイドキー83は、リーク弁53を後側部22に取り付けた際に取付孔46の下側の周縁部に当接することで、リーク弁53の後側部22からの抜けを防止する。
【0039】
後側部22の外周面の下側には、図1および図2に示すように、略矩形状の通気開口としての開口部84が穿設されている。この開口部84は、通路部45の外周面の下側まで貫通して設けられ、集塵室13を握り管部12の下部に取り付けた状態で集塵室13の基端側に対して気密になるように連通接続される。この開口部84の縁部の先端側の側方には、複数の図示しない爪状の固定部が突出して一体に設けられている。
【0040】
また、開口部84の内周縁部には、可撓性を有するシール部としての開口パッキン86が開口部84の全周に亘って取り付けられている。
【0041】
一方、集塵室13は、図3に示すように、握り管部12の後側部22の軸方向に略平行な直線状の軸方向を有する略円筒状に形成され、握り管部12の下部における前側部21と後側部22との隣接部近傍、すなわち握り管部12の狭角部側のスペースに着脱可能に取り付けられている。また、集塵室13は、略円筒状の集塵室本体91を備え、この集塵室本体91の一端側の開口には、蓋体としての集塵室底蓋である集塵蓋部92が開閉可能に取り付けられている。
【0042】
集塵室本体91の上側には、図1および図2に示すように、矩形状の集塵室連通孔98が穿設されている。この集塵室連通孔98は、集塵室13を握り管部12の下部に取り付けた状態で、開口パッキン86により開口部84に気密になるように連通する。したがって、集塵室13は、この集塵室連通孔98および開口部84を介して、クリーニング弁54の下流側に連通している。そして、集塵室連通孔98には、この集塵室連通孔98の全面を閉塞して第2のフィルタ101が取り付けられている。
【0043】
またさらに、集塵室本体91の上側には、集塵室連通孔98とは異なる円形状の集塵室通気孔103が穿設されている。この集塵室通気孔103は、集塵室13を握り管部12の下部に取り付けた際に、パッキン41により下部連通口39に対して気密になるように連通する。言い換えると、塵埃分離部42と集塵室13とは、下部連通口39および集塵室通気孔103により互いに連通している。
【0044】
そして、集塵室本体91の軸方向の中心域には、図3に示すように、握り管部12の固定部に対して係脱される矩形状の一対の脱着ボタン111が設けられている。この脱着ボタン111は、集塵室13の集塵室本体91の軸方向に沿って所定距離だけ摺動すなわちスライド可能に取り付けられている。この脱着ボタン111は、スライドにより固定部に対して係合が外れることで握り管部12から集塵室13を取り外し可能にする。
【0045】
集塵蓋部92は、円形キャップ状に形成され、集塵室本体91に対して閉じた際に、集塵室本体91の基端側の開口を閉塞する。また、この集塵蓋部92には、集塵蓋部92を集塵室本体91に対して固定および開放する開閉クランプ116が嵌合して取り付けられている。
【0046】
次に、上記一実施の形態の掃除動作を説明する。
【0047】
まず、本体吸込口9にホース体11の基端を連通接続させるとともに、先端に床ブラシ15が連通接続された延長管14の基端を、ホース体11の握り管部12の前側部21に連通接続させ、集塵室13を握り管部12の下部に取り付ける。
【0048】
この後、握り管部12の把持部43を把持しつつ、この把持部43の所定の設定ボタン44をオンして本体ケース4内の電動送風機16を駆動させる。
【0049】
ここで、図5に示すように、リーク弁53のクリーニング弁54を通路部45の軸方向に平行にした状態にしておくことで、連通風路37と通路部45およびホース体11の連通を阻害しない状態となっている。
【0050】
同時に、弁操作部57の流入開口74および回転シールシャッタ56の上部流入開口77が、クリーニング弁カバー55の通気口71に対向しない位置に位置してこれら流入開口74および上部流入開口77と通気口71との位相がずれ、流入口82が閉塞、すなわち閉じられている。
【0051】
そして、作業者は把持部43を把持し、床ブラシ15を前後方向に向けて操作して掃除する。
【0052】
このとき、電動送風機16の駆動により、床面上の塵埃が床ブラシ15から空気とともに吸い込まれる。
【0053】
この床ブラシ15から吸い込まれた空気は吸込風となり、塵埃とともに延長管14および流入風路27を直線状に通過し、握り管部12の前側部21の管部33内に流入する。
【0054】
管部33内に流入した吸込風は、第1のフィルタ36を通過して開口35から通気風路37へと流入する。このとき、吸込風に含まれる微細な塵埃は、第1のフィルタ36により吸込風から分離される。この後、この吸込風は、握り管部12の後側部22内の通路部45内を通過して、ホース体11内へと流入し本体吸込口9から本体ケース4内に流入する。
【0055】
一方、所定以上の質量がある塵埃、すなわち比較的大きい塵埃は、吸込風により直進方向の慣性力が与えられた状態で管部33内に流入し、この慣性力により延長管14と同軸状に管部33内を直線状に移動して連通口38を介して連通管34に流入し、この連通管34の屈曲部に突き当たって下部連通口39および集塵室通気孔103を介して集塵室13内に導入される。
【0056】
この結果、床ブラシ15から空気とともに吸い込んだ塵埃が、慣性力により塵埃分離部42にて塵埃と空気とに分離、すなわち慣性分離される。
【0057】
集塵室13内に導入された塵埃は、集塵室13内に収容される。
【0058】
さらに、通路部45内を通過する吸込風により、通路部45が集塵室13内よりも負圧となり、集塵室連通孔98および開口部84から集塵室13内の空気が第2のフィルタ101を介して通路部45内へと引き込まれ、集塵室13内にも集塵室通気孔103から集塵室連通孔98へと向かう空気の流れが形成される。
【0059】
そして、本体ケース4内に流入した吸込風は、細塵用集塵室の細塵用フィルタを通過してこの吸込風に残留した細塵を分離された後、電動送風機16を通過して排気風となり、図示しない排気孔から本体ケース4の外部に排気される。
【0060】
また、第1のフィルタ36に塵埃が所定量付着した際には、作業者がリーク弁53の弁操作部57の操作つまみ81により、図6に示すように、弁操作部57を周方向に沿って反時計回り方向に約90°回動させる。
【0061】
すると、弁操作部57の回動に連動してクリーニング弁54および回転シールシャッタ56が弁操作部57と同方向に回動し、クリーニング弁54が通路部45の軸方向に交差する方向に回動して閉塞平板部61により通路部45を閉塞、すなわち閉じる。
【0062】
このとき、弁操作部57の流入開口74および回転シールシャッタ56の上部流入開口77が、クリーニング弁カバー55の通気口71に対向する位置まで回動するため、これら流入開口74、上部流入開口77および通気口71の位相が一致し、これら流入開口74、上部流入開口77および通気口71が互いに連通して流入口82が開口する。
【0063】
この結果、握り管部12の外部の空気、すなわち外気が流入口82から取り込まれ、第1のフィルタ36を下流側から上流側に通過してこの第1のフィルタ36を逆洗し、この第1のフィルタ36に若干付着した塵埃を逆風で剥離して除去する。
【0064】
さらに、流入口82から取り込まれた外気は、開口35、第1のフィルタ36、連通口38、連通管34、下部連通口39、集塵室通気孔103、集塵室13、集塵室連通孔98、開口部84、通路部45およびホース体11を順次通過する空気の流れとなり、第1のフィルタ36から除去された塵埃を集塵室13内に導入して集塵した後、本体吸込口9から電動送風機16の吸込側に吸い込まれ、排気風となって本体ケース4の排気孔から排気される。
【0065】
塵埃が集塵室13内に所定量溜まった際には、脱着ボタン111を操作して集塵室13を握り管部12から取り外し、集塵蓋部92を開けて集塵室13内の塵埃を図示しないごみ箱などに廃棄し、集塵蓋部92を閉じて集塵室13を握り管部12に再び取り付けて使用する。
【0066】
上述したように、上記一実施の形態では、第1のフィルタ36を備えた塵埃分離部42と電動送風機21の吸込側とを連通する連通風路37を開閉可能なクリーニング弁54を設け、クリーニング弁54の下流側に連通する集塵部13を設けるとともに、クリーニング弁54よりも上流に位置し、開状態で塵埃分離部42の第1のフィルタ36の下流側を外部に連通させる流入口82が、クリーニング弁54の開閉に連動してこのクリーニング弁54の開閉と逆に対応して開閉される構成とした。
【0067】
そして、第1のフィルタ36に塵埃が所定量以上付着した場合には、クリーニング弁54を回動させて連通風路37を閉塞することでこのクリーニング弁54に連動して流入口82が開状態となり、クリーニング弁54の下流側の連通風路37、集塵部13および塵埃分離部42を介して流入口82から外気を取り込んで第1のフィルタ36を下流側から上流側に通過させて逆洗する。
【0068】
この結果、塵埃分離部42の第1のフィルタ36を取り外したりするなどの煩雑な作業を必要とせず、かつ作業者が第1のフィルタ36に直接触れることなく、第1のフィルタ36に付着した塵埃を容易かつ確実に除去でき、第1のフィルタ36を容易に掃除できる。
【0069】
また、クリーニング弁54を把持部43の下方である握り管部12内に設けることにより、把持部43を把持している手の指で操作つまみ81を操作してリーク弁53を回動させることも可能になり、使い勝手をより向上できる。
【0070】
さらに、リーク弁53のクリーニング弁54を閉じた状態では、回転シールシャッタ56にて流入口82を確実に閉塞することで、掃除の際に流入口82から吸込風が漏れて吸込圧力が減少することを確実に防止できる。
【0071】
なお、上記一実施の形態において、集塵部13、連通風路37、塵埃分離部42、クリーニング弁54および流入口82などは、床ブラシ15から吸い込んだ塵埃を塵埃分離部42で分離して集塵部13に集塵し、かつクリーニング弁54の開閉により流入口82から外気を取り込んで第1のフィルタ36を逆洗できる位置関係であれば、握り管部12以外の位置に設けられていてもよい。
【0072】
また、流入口82は、クリーニング弁54と一体に設ける構成も可能である。
【0073】
さらに、握り管部12は、床ブラシ15、延長管14およびホース体11など、床ブラシ15の先端からホース体11の基端までの風路の任意の部分、すなわち床ブラシ15ないしホース体11の少なくともいずれかの風路に設けることが可能である。
【0074】
そして、塵埃分離部42は、床ブラシ15、延長管14、握り管部12およびホース体11など、床ブラシ15の先端から電動送風機16の吸込側までの風路の任意の位置、すなわち床ブラシ15ないし電動送風機16の吸込側の少なくともいずれかの風路に設けることが可能である。
【0075】
【発明の効果】
本発明によれば、フィルタに塵埃が所定量以上付着した場合には、弁体により連通風路を閉じることでこの弁体に連動して開状態となった流入口から外気を吸い込んでフィルタを下流側から上流側に通過させ、フィルタに付着した塵埃を除去することが可能になるので、フィルタを容易に掃除できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の電気掃除機の一部を示す側面断面図である。
【図2】同上電気掃除機の一部を示す断面斜視図である。
【図3】同上電気掃除機の一部を示す斜視図である。
【図4】同上電気掃除機の弁体を示す分解斜視図である。
【図5】同上電気掃除機の弁体の動作を示す斜視図である。
【図6】同上電気掃除機の弁体の動作を示す斜視図である。
【図7】同上電気掃除機を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 掃除機本体
11 連通管としてのホース体
12 操作部としての握り管部
13 集塵部としての集塵室
15 吸込口体としての床ブラシ
16 電動送風機
36 フィルタとしての第1のフィルタ
37 連通風路
42 塵埃分離部
43 把持部
54 弁体としてのクリーニング弁
82 流入口

Claims (2)

  1. 電動送風機を収容した掃除機本体と、
    前記電動送風機の吸込側に連通する吸込口体と、
    この吸込口体ないし前記電動送風機の吸込側の少なくともいずれかの風路に設けられ、前記吸込口体から塵埃とともに吸い込んだ空気を通過させて塵埃を分離するフィルタを備えた塵埃分離部と、
    この塵埃分離部および前記電動送風機の吸込側を連通する連通風路と、
    この連通風路を開閉可能な弁体と、
    前記塵埃分離部にて分離された塵埃を集塵するとともに、前記弁体の下流側に連通する集塵部と、
    前記弁体より上流側に位置し、前記弁体の開閉に連動してこの弁体の開閉と逆に対応して開閉され、開状態で前記塵埃分離部のフィルタの下流側を外部に連通させる流入口と
    を具備したことを特徴とした電気掃除機。
  2. 一端側が吸込口体に連通され、他端側が電気掃除機の吸込側に連通される連通管と、
    前記吸込口体ないし前記連通管のいずれかの風路に設けられ、把持されて前記吸込口体を操作可能にする把持部を備えた操作部とを具備し、
    弁体は、前記操作部に設けられた
    ことを特徴とした請求項1記載の電気掃除機。
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