JP4896818B2 - 電気掃除機 - Google Patents

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Description

本発明は、フィルタに捕集した塵埃を除去する電気掃除機に関する。
従来、この種の電気掃除機は、電動送風機を収容した掃除機本体を備えている。この掃除機本体には、本体吸込口の下流側で分岐され電動送風機の吸込側に連通可能な第1風路と第2風路とを備え、第1風路内に設けられた塵埃捕集室にフィルタが配設され、第2風路内に集塵部である紙パックが配設されている。また、この掃除機本体内には、第1風路と第2風路とのいずれか一方を選択的に電動送風機の吸込側に連通させる切換弁が可動的に設けられている。そして、この電気掃除機は、通常の掃除の際に、第1風路側を電動送風機の吸込側に連通させて吸い込んだ空気を、フィルタを通過させることにより塵埃捕集室内に塵埃を捕集するとともに、掃除終了時などには、第2風路側を電動送風機の吸込側に連通させて、掃除機本体の外部から導入した空気をフィルタの下流側から上流側へと通過させてフィルタを逆洗するとともに、塵埃捕集室に捕集した塵埃をフィルタから除去した塵埃とともに紙パックへと移動させて捕集するように構成されている(例えば、特許文献1参照。)。
特公平4−55699号公報(第4頁、第1図および第2図)
しかしながら、上述の電気掃除機では、フィルタを逆洗する際に通過させる空気によりフィルタに付着した塵埃を確実に除去することが容易でないという問題点を有している。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、プリーツフィルタに捕集した塵埃を確実に除去できる電気掃除機を提供することを目的とする。
本発明は、電動送風機を収容した掃除機本体と、上流側から下流側へと凹設された複数の溝部を備えプリーツフィルタとを有し、電動送風機の駆動によりプリーツフィルタに塵埃を捕集する状態と、このプリーツフィルタに捕集した塵埃を除去する状態とを切り換え可能な電気掃除機であって、プリーツフィルタに捕集した塵埃を除去する状態ではプリーツフィルタの上流側へと空気を導く空気導入機構と、プリーツフィルタの上流側に近接して設けられ、このプリーツフィルタに塵埃を捕集する状態ではこのプリーツフィルタ全体へと空気を分散させるとともに、プリーツフィルタに捕集した塵埃を除去する状態では空気導入機構により導かれた空気を分散させつつ溝部内へと導く覆い部とを具備したものである。
本発明によれば、塵埃を捕集する際には覆い部により空気を分散させてプリーツフィルタ全体を効率よく利用できるとともに、プリーツフィルタに捕集した塵埃を除去する際には、空気導入機構によりプリーツフィルタの上流側へと導いた空気を、覆い部により分散させつつプリーツフィルタの各溝部内へと導いて、プリーツフィルタに捕集した塵埃を確実に除去できる。
以下、本発明の第1の実施の形態の電気掃除機の構成を図1ないし図5を参照して説明する。
図3ないし図5において、1は掃除機本体であり、この掃除機本体1は、いわゆるキャニスタ型の電気掃除機である。この掃除機本体1は、本体ケース2と、この本体ケース2の上部に開閉可能に設けられた蓋体3とを有している。
そして、本体ケース2は、前後方向に長手状に形成された下ケース5と、この下ケース5の上側に取り付けられた上ケース6とを備え、電動送風機7を収容する電動送風機室8が後部に形成され、主集塵部としての集塵ユニット9が着脱可能に載置される集塵室10が前部に形成され、これら電動送風機室8と集塵室10との間に、隔壁部14が配設されている。
下ケース5の後側の両側部には、それぞれ大径の従動輪16(一方のみ図示)が回転自在に軸支されている。また、下ケース5の集塵室10の下方の下面には、旋回輪17が旋回自在に軸支されている。この結果、掃除機本体1は、従動輪16と旋回輪17とにより、被掃除面としての床面上を走行可能となっている。
電動送風機室8には、電動送風機7が、吸込側を前側、排気側を後側として、前後方向に配設されている。また、この電動送風機室8の電動送風機7の上方には、電動送風機7などの駆動を制御する図示しない制御手段が収容されている。さらに、この電動送風機室8には、複数の排気孔18が穿設されている。
集塵ユニット9は、集塵部としての集塵袋である紙パック21と、この紙パック21を着脱可能に保持して集塵室10に着脱可能な集塵袋ホルダとしての紙パックホルダ22とを有している。
紙パック21は、開口としてのパック開口24が開口形成された口枠25と、この口枠25に取り付けられた袋体26とを備えている。
口枠25は、例えばボール紙などの厚紙により板状に形成されている。
袋体26は、通気性素材である濾材を例えば複数積層して袋状に形成したもので、未使用状態で折り畳まれ、使用状態で集塵室10内の紙パックホルダ22の下方へと拡がるように構成されている。
一方、紙パックホルダ22は、紙パック21の口枠25を保持するホルダ本体28と、このホルダ本体28の一主面側から突設されたハンドル29とを有し、集塵室10の上端縁部に取り付け可能となっている。
ホルダ本体28は、略板状に形成され、中央部に、紙パック21のパック開口24に連通する開口部31が開口形成されている。また、このホルダ本体28のハンドル29と反対側の主面には、口枠25を挿入して摺動すなわちスライドさせて取り付ける図示しない溝部が形成されている。
ハンドル29は、ホルダ本体28の開口部31の両側に回動可能にそれぞれ軸支された基部45,45と、これら基部45,45間を接続する接続部46とで構成され、この接続部46と基部45との接続位置に、上記溝部の一部を動作させて紙パック21をホルダ本体28から外すための操作部としてのボタン47が設けられている。そして、このハンドル29は、基部45の基端に図示しないねじりばねが取り付けられて接続部46側がホルダ本体28から離間される方向へと付勢され、ホルダ本体28に対して鋭角すなわち90°未満の角度をなすように構成されている。
また、隔壁部14は、隔壁本体51と、この隔壁本体51に設けられた駆動機構52とを備えている。
隔壁本体51は、電動送風機室8と集塵室10との間を区画する壁状の部材で、電動送風機7の吸込側に接続されこの電動送風機7の吸込側を集塵室10とを連通させる連通筒部54が下側寄りの位置に穿設されている。また、隔壁本体51の上側寄りの位置には、電動送風機室8と蓋体3側とを連通する空気導入口である外気導入口55が穿設されている。さらに、これら連通筒部54と外気導入口55との上下方向の間の位置には、仕切壁部57が集塵室10側である前側へと略水平状に突設され、この仕切壁部57の下側が下側空間部58となっているとともに、仕切壁部57の上側が上側空間部59となっている。
仕切壁部57には、下側空間部58と上側空間部59とを連通する空間連通口61が開口形成されている。
下側空間部58には、紙パック21の下流側に対向するフィルタ63が配設されている。
上側空間部59には、蓋体3側の塵埃除去用の塵埃除去機構65が設けられている。この塵埃除去機構65は、駆動機構52により左右方向に沿って往復運動をするように構成されている。
駆動機構52は、外気導入口55と空間連通口61とのそれぞれの開閉を切り換えるもので、図示しない制御手段により回動されるモータ71と、このモータ71の回動により駆動されるギヤ部72と、このギヤ部72により駆動され外気導入口55を開閉する導入口開閉弁73と、空間連通口61を開閉する連通口開閉弁74とを有している。
モータ71は、電動送風機室8内に位置している。
ギヤ部72は、隔壁本体51の電動送風機室8側あるいは集塵室10側に回動可能に軸支された各種ギヤがそれぞれ歯合されたギヤ列であり、導入口開閉弁73と連通口開閉弁74とのそれぞれにクランク機構を介して接続され、これら開閉弁73,74を、互いに連動させて上下方向にそれぞれ動作させるように構成されている。
導入口開閉弁73は、外気導入口55の後側に位置している。
連通口開閉弁74は、横長の板状に形成され、仕切壁部57の基端側の上部に一長辺側が回動可能に軸支されている。
そして、蓋体3は、図1ないし図4に示すように、集塵室10の上側を開閉するもので、後部が上ケース6に上下方向に回動可能となるように軸支されている。この蓋体3は、下面を形成する蓋体下板81と、上面を形成する蓋体上板82と、蓋体下板81の内方に取り付けられた区画板83とを備え、蓋体下板81の略中央部に挿入筒部84が取り付けられている。また、蓋体上板82の前側には、前方上側に向けて傾斜状に取付凹部86が凹設され、この取付凹部86に、本体吸込口87を開口した環状の吸込口部材88が回動可能に取り付けられているとともに、この吸込口部材88の外周縁部を取付凹部86との間で挟持する保持部材としてのリング89が取り付けられている。
蓋体下板81には、塵埃分離部を形成する筒状の下板筒部91が前後方向の中心域に形成され、この下板筒部91の下端部が挿入筒部84の上部に気密に接続されている。また、この下板筒部91の後部には、通気開口92が穿設され、この通気開口92にメッシュフィルタ93が取り付けられている。さらに、蓋体下板81は、下板筒部91の後方に、上方へと傾斜した上方傾斜部94と、この上方傾斜部94の下方に離間されて位置する下方板部95とが形成され、これら上方傾斜部94と下方板部95との間に、通気開口92に連通する空間部96が形成され、この空間部96の後部に蓋体開口部97が開口され、かつ、この蓋体開口部97に、取付板98が取り付けられている。そして、取付板98には、下側に蓋体通気口101が開口形成されているとともに、この蓋体通気口101の上方に導入開口102が開口形成されている。そして、蓋体下板81の下縁部には、集塵室10と気密に接続するためのシール部材であるパッキン103が取り付けられている。
蓋体通気口101には、空間部96内に位置してフィルタとしての表面集塵フィルタであるプリーツフィルタ104が取り付けられている。このプリーツフィルタ104は、上流側から下流側へと凹設され上下方向に沿う図示しない溝部を複数有し、これら溝部が左右方向に順次形成されることで、いわゆるプリーツ形状をなしている。また、このプリーツフィルタ104は、上流面が下方に向くように上側が前方へと傾斜して配置されている。
導入開口102には、空間部96内に位置して導入開口開閉弁106が前後方向に回動可能に取り付けられている。この導入開口開閉弁106は、導入開口102の後方から前方へと通過する空気によってのみ開くように構成されている。そして、この導入開口102は、外気導入口55、導入口開閉弁73,106などとともに、所定条件時、例えば掃除を終了して電気掃除機の運転を停止するときに外気をプリーツフィルタ104の上流側面へと流してこのプリーツフィルタ104の上流側面の付着した塵埃を捕集するための空気導入機構である外気導入機構107を構成している。なお、以下、外気とは、風路の外部に位置する空気をいい、必ずしも掃除機本体1の外部にある空気をいうものではない。
また、蓋体上板82には、取付凹部86の略中央部に挿入孔121が穿設され、この挿入孔121の周囲には、複数、例えば3つの本体側接点である接点板122が取り付けられている。また、挿入孔121には、本体吸込口87に連通して吸込口部材88から突設された導入筒部123が気密に挿入され、この導入筒部123が下板筒部91と気密に接続されている。
さらに、本体吸込口87には、ホース体141の下流端部である接続管141aが挿入されて接続され、このホース体141の先端側には、筒状の手元操作部142が一体的に設けられ、この手元操作部142の先端部には、伸縮可能な延長管143と吸込口体としての床ブラシ144とが順次連通接続される。また、手元操作部142には、掃除の際に把持する把持部145が突設され、この把持部145には、電動送風機の駆動状態、あるいは床ブラシ144内に設けられた図示しない電動部の駆動状態などを設定するための設定ボタン146が複数設けられている。そして、これら床ブラシ144、延長管143およびホース体141により、電動送風機7の駆動で床面から塵埃を吸い込むための管部147が構成されている。
吸込口部材88は、本体吸込口87に接続された管部147の回動に追従して一体的に回動するように構成されている。また、この吸込口部材88の取付凹部86に対向する部分には、接点板122に対応する吸込口部材側接点としての摺動接点である複数、例えば3つのスリップリング164が同心円状に形成されている。
ここで、スリップリング164は、手元操作部142および管部147側の電動部である床ブラシ144内の電動部などと掃除機本体1側とを接続するためのもので、導電性を有する金属などにより円環帯状に形成され、接点板122の先端部と接触して互いに電気的に接続されるように構成されている。
また、区画板83は、上板171と、この上板171に対して下方に離間された下板172とを有し、空間部96内に取り付けられ、上板171と下板172との間に第1風路としての上側風路173を区画しているとともに、下板172と蓋体下板81の下方板部95との間に第2風路としての下側風路174を区画している。さらに、区画板83には、後端部の左右方向略中央部に、上側風路173と連通しプリーツフィルタ104の上流側面である前側面に対向する第1風路開口としての角孔状の上側開口175が形成されているとともに、この上側開口175の下方に、下側風路174と連通しプリーツフィルタ104の上流側面である前側面に対向する角孔状の開口部としての第2風路開口である下側開口176が形成されている。
さらに、区画板83には、上板171の下部に、上側風路173を開閉する第1風路開閉弁としての上側風路開閉弁181が前後方向に回動可能に取り付けられているとともに、下板172の下部に、下側風路174を開閉する第2風路開閉弁としての下側風路開閉弁182が前後方向に回動可能に取り付けられている。
上側風路開閉弁181は、上側風路173を前方から後方へと通過する空気によってのみ開くように構成され、下側風路開閉弁182は、下側風路174を後方から前方へと通過する空気のよってのみ開くように構成されている。
そして、区画板83の後部には、プリーツフィルタ104の一部を覆う板状の覆い部185が設けられている。
この覆い部185は、上側風路173を介して吸い込まれた空気をプリーツフィルタ104全体へと分散させるとともに、外気導入機構107により導入された外気をプリーツフィルタ104の溝部へと導くもので、図1に示すように、空間部96内にて区画板83の上部から下方へと、空間部96の内壁に沿って外縁部を有する覆い部本体186と、この覆い部本体186の左右方向の中心部の下端部から下方へと突設された覆い片部187とを備え、正面視で略T字状に形成されている。したがって、この覆い部185の下端部には、覆い片部187の両側にそれぞれ覆い部開口188,188が形成されている。そして、この覆い部185は、プリーツフィルタ104の前部に近接する位置に配設され、例えば所定の距離、プリーツフィルタ104の前部から離間された位置でこのプリーツフィルタ104の前部に対向している。
覆い部本体186は、プリーツフィルタ104の前部に沿った平板状に形成され、正面視でプリーツフィルタ104の幅寸法よりも大きい幅寸法を有し、プリーツフィルタ104の上側から3/4以下の部分を覆うように形成され、かつ、上側開口175全体に対向する位置に配置されている。
覆い片部187は、下側開口176に対向する位置に配置され、幅寸法が下側開口176と略等しく設定されている。そして、この覆い片部187は、下端部が蓋体下板81に接触している。
各覆い部開口188は、上側開口175から吸い込んだ空気および外気導入機構107により導入した外気が分散して通過するもので、横長の四角形状に形成され、それぞれが覆い部185の両側部に亘って切り欠き形成されている。
次に、上記第1の実施の形態の動作を説明する。
まず、掃除を開始する際には、蓋体3を開き、紙パック21の口枠25を紙パックホルダ22のホルダ本体28の溝部間に挿入して紙パック21を紙パックホルダ22に取り付ける。
この後、紙パックホルダ22を集塵室10に装着し、蓋体3を閉じる。
このとき、蓋体3の蓋体下板81の下面が紙パックホルダ22のハンドル29を付勢に抗して下方へと押し下げ、このハンドル29がホルダ本体28に沿って略平行状態となるとともに、挿入筒部84が紙パック21のパック開口24内へと挿入され、かつ、プリーツフィルタ104の溝部の下流側面が塵埃除去機構65と嵌合し、さらに、外気導入口55と導入開口102とが気密に接続される。同時に、蓋体3の下部のパッキン103が集塵室10の周縁部に圧接されて集塵室10が気密な状態で閉塞される。
そして、作業者は、蓋体3の本体吸込口87にホース体141の接続管141aを挿入して接続するとともに、このホース体141の先端側に延長管143および床ブラシ144を順次連通接続する。
さらに、作業者は把持部145を把持し、設定ボタン146により電動送風機7の動作モードを設定して電気掃除機の運転を開始すると、電動送風機7を設定された動作モードで駆動させ、床ブラシ144を床面上で前後に走行させて床面上の塵埃を床ブラシ144の先端側から吸い込む。
なお、この吸込状態では、駆動機構52により導入口開閉弁73が閉じ、連通口開閉弁74が開いた状態となっている。
このため、電動送風機7の駆動による負圧の作用によって、床ブラシ144の先端側から吸い込んだ空気は、延長管143およびホース体141を経て本体吸込口87へと吸い込まれ、下板筒部91にて紙パック21側と上側風路173を経由するプリーツフィルタ104側とに分岐され、これら分岐された空気が、空間連通口61にて合流した後、連通筒部54から電動送風機7へと吸い込まれ、かつ、電動送風機7を通過して排気風となり、排気孔18から排気される。
詳細には、この空気に含まれる塵埃のうち、粗塵は、慣性により下板筒部91を直進し、挿入筒部84を介して紙パック21へと捕集され、この紙パック21を通過した空気に含まれる細塵はフィルタ63に捕集され、これら塵埃を捕集された空気が下側空間部58から連通筒部54を介して電動送風機7に吸い込まれる。一方、この空気に含まれる塵埃のうち、細塵は、下板筒部91にて通気開口92側へと分岐され、メッシュフィルタ93に捕集されるとともに、このメッシュフィルタ93を通過した微細塵は、上側風路173および上側開口175から空間部96へと流入し、覆い部185の覆い部本体186に衝突して覆い部開口188,188へと分散され、これら覆い部開口188,188を通過した後、プリーツフィルタ104により捕集され、これら塵埃を捕集された空気が上側空間部59から空間連通口61を介して下側空間部58へと流入して、連通筒部54から電動送風機7へと吸い込まれる。
そして、掃除を終了する際には、作業者が設定ボタン146により電動送風機7の動作モードを停止させると、制御手段がモータ71を介して駆動機構52を動作させて、塵埃除去機構65を駆動させてプリーツフィルタ104を左右に弾くとともに、導入口開閉弁73を開き、連通口開閉弁74を閉じる。
このため、プリーツフィルタ104にて捕集した微細塵が塵埃除去機構65の動作により蓋体下板81上に落下し、電動送風機室8内の空気が、外気導入口55から導入開口102を経て空間部96へと流入し、この空間部96にて、覆い部本体186によりプリーツフィルタ104の各溝部へと導かれ、これら溝部の上流側面を上側から下側へと通過した後、覆い片部187の作用により覆い部開口188,188を介して下側風路174、挿入筒部84、紙パック21、下側空間部58および連通筒部54を通過して電動送風機7に吸い込まれることで、プリーツフィルタ104に捕集した微細塵およびプリーツフィルタ104から塵埃除去機構65により除去した塵埃が紙パック21内に捕集される。
そして、制御手段は、所定時間が経過した後、電動送風機7を停止させる。
このように、プリーツフィルタ104の上流側面に対向させて覆い部185を設けることで、外気導入機構107によりプリーツフィルタ104の上流側へと導いた空気が覆い部185に衝突して分散され、プリーツフィルタ104の各溝部内へと導かれて、プリーツフィルタ104の上流側面全体に外気を確実に流すことにより、プリーツフィルタ104に捕集した塵埃を確実に除去でき、この除去した塵埃を紙パック21へと捕集できる。
特に、集塵部として紙パックを用いる電気掃除機では、紙パックに直接微細塵を吸い込むと、紙パックに塵埃を充分に捕集しないうちに微細塵により紙パックが直ちに目詰まりを起こしてしまい、紙パックの集塵容量を充分に利用できないことがあるのに対して、上記第1の実施の形態では、微細塵を紙パック21と異なるプリーツフィルタ104に一旦捕集しておき、外気導入機構107などにより、粗塵をある程度収容した紙パック21に戻すように構成することで、この粗塵によって、微細塵が紙パック21を目詰まりさせることを防止でき、紙パック21の集塵容量を効率よく利用できる。
また、覆い部185の覆い片部187を、下側開口176に対向する位置に設けることで、外気導入機構107により導いた外気を、覆い部開口188,188により下側開口176近傍以外の位置へも拡げてプリーツフィルタ104全体の溝部に外気を流して、プリーツフィルタ104に捕集した微細塵を、より確実に除去できる。
さらに、プリーツフィルタ104から除去した微細塵を捕集する集塵部として、粗塵を捕集する紙パック21を共用することで、構成を簡略化できるとともに、紙パック21を廃棄・交換するだけで、電気掃除機に捕集した塵埃を全て廃棄でき、メンテナンス性も良好となる。
そして、覆い部185の覆い部本体186を、上側開口175に対向する位置に設けることで、電動送風機7の駆動により吸い込んだ空気を、覆い部開口188,188により上側開口175近傍以外の位置へも拡げて、微細塵の捕集に際してプリーツフィルタ104全体を効率よく利用できる。
次に、第2の実施の形態を図6を参照して説明する。なお、上記第1の実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第2の実施の形態は、上記第1の実施の形態において、覆い部185の覆い部本体186が、前方へと湾曲して形成されているものである。
すなわち、覆い部本体186は、プリーツフィルタ104のわずかに上方の位置からプリーツフィルタ104に対して離間されるように前方へと突出し、かつ、プリーツフィルタ104の上下方向の中心位置よりも上側の位置にてプリーツフィルタ104に対して接近するように後方へと折り返して湾曲した形状となっている。
そして、例えば掃除を終了するときに、外気導入機構107により外気を後方から前方へと、プリーツフィルタ104の上流側へ導くと、この外気が覆い部185の湾曲した覆い部本体186に沿ってプリーツフィルタ104側へと折り返して流れ、プリーツフィルタ104の溝部へと導かれて、このプリーツフィルタ104の上流側面に捕集した微細塵、あるいは塵埃除去機構65の駆動によりプリーツフィルタ104から除去された微細塵などを、覆い部開口188,188から下側開口176、下側風路174および挿入筒部84を介して紙パック21内へと移動させる。
このように、第2の実施の形態によれば、上記第1の実施の形態と同様の構成を有することにより、上記第1の実施の形態と同様の作用効果を奏することができるだけでなく、覆い部185をプリーツフィルタ104から離間される方向に突出させて湾曲させることにより、外気導入機構107によりプリーツフィルタ104の上流側に導いた外気を、覆い部185の湾曲形状によって折り返すように屈曲させて、より確実に各溝部へと導くことができる。
なお、上記各実施の形態において、覆い部185の形状は、プリーツフィルタ104の少なくとも一部を覆って外気導入機構107により導いた外気をプリーツフィルタ104の溝部内に導くものであれば、任意に設定できる。
また、集塵部としては、紙パック21以外でも、例えば集塵カップなどでも対応させて用いることができるとともに、上記のように、粗塵を捕集するための集塵部を用いる他に、細塵を捕集する集塵部を別途設けるようにしてもよい。
さらに、駆動機構52および塵埃除去機構65などのそれぞれは、上記構成に限定されるものではない。
そして、プリーツフィルタ104の上部に例えば各溝部に連通する開口部などを形成する場合には、覆い部185をプリーツフィルタ104の前面に接触させてもよい。
また、外気導入機構107により外気を導入する所定条件としては、例えば掃除開始直後、あるいは掃除開始から所定時間経過したときなど、任意に設定できる。
さらに、電気掃除機の細部は、上記構成に限定されるものではなく、電気掃除機としては、キャニスタ型に限らず、例えば自律走行式(ロボット式)の電気掃除機、あるいはハンディ型などでも対応させて用いることができる。
本発明の第1の実施の形態の電気掃除機の蓋体の覆い部近傍を示す正面図である。 同上蓋体を側面から示す縦断面図である。 同上電気掃除機を側面から示す縦断面図である。 同上蓋体を開いた状態を示す斜視図である。 同上電気掃除機を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態の電気掃除機の蓋体の覆い部近傍を示す正面図である。
符号の説明
1 掃除機本体
7 電動送風機
21 集塵部としての紙パック
104 プリーツフィルタ
107 空気導入機構としての外気導入機構
176 開口部としての下側開口
185 覆い部

Claims (2)

  1. 電動送風機を収容した掃除機本体と、上流側から下流側へと凹設された複数の溝部を備えプリーツフィルタとを有し、前記電動送風機の駆動により前記プリーツフィルタに塵埃を捕集する状態と、このプリーツフィルタに捕集した塵埃を除去する状態とを切り換え可能な電気掃除機であって、
    前記プリーツフィルタに捕集した塵埃を除去する状態では前記プリーツフィルタの上流側へと空気を導く空気導入機構と、
    前記プリーツフィルタの上流側に近接して設けられ、このプリーツフィルタに塵埃を捕集する状態ではこのプリーツフィルタ全体へと空気を分散させるとともに、前記プリーツフィルタに捕集した塵埃を除去する状態では前記空気導入機構により導かれた空気を分散させつつ前記溝部内へと導く覆い部と
    を具備したことを特徴とした電気掃除機。
  2. 覆い部により導かれた空気によりプリーツフィルタから除去された塵埃を捕集する集塵部と、
    前記プリーツフィルタと前記集塵部との間の風路を区画し、空気導入機構により導かれた空気を前記集塵部へと通過させる開口部を具備し、
    覆い部は、少なくとも一部が前記開口部に対向する位置に設けられている
    ことを特徴とした請求項1記載の電気掃除機。
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