JP2004298494A - 電気掃除機 - Google Patents

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Ritsuo Takemoto
律雄 竹本
Masatoshi Tanaka
正俊 田中
Hiroshi Yokoyama
広 横山
Hitoshi Suzuki
仁 鈴木
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Abstract

【課題】使い勝手を向上した電気掃除機を提供する。
【解決手段】開閉可能な集塵蓋部92を備えた集塵室13を握り管部12の下部に設ける。集塵室13と電動送風機の吸込側の間に位置して第2のフィルタ101を集塵室13に設ける。集塵室13に集塵した塵埃を圧縮するとともに、圧縮の際に第2のフィルタ101に付着した塵埃を除去する圧縮手段105を設ける。集塵室13に集塵した塵埃を圧縮手段105により圧縮する際に第2のフィルタ101に付着した塵埃を同時に除去でき、使い勝手を向上できる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、集塵部に集塵された塵埃を圧縮する圧縮手段を備えた電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電気掃除機は、電動送風機を収容した掃除機本体を備えている。この掃除機本体内には、電動送風機の吸込側に連通した集塵部としての集塵室が設けられている。この集塵室には、ホース体、延長管および吸込口体としての床ブラシが順次連通接続される。また、集塵室内には、床ブラシから空気とともに吸い込んだ塵埃を通過させて塵埃を空気から除去するフィルタが取り付けられている。さらに、集塵室内には、この集塵室内に集塵された塵埃を圧縮する圧縮手段が設けられている。この圧縮手段は、集塵室に対して移動可能な圧縮板を備えている。この圧縮板には、掃除機本体の外部に突出したつまみ部が設けられている。そして、このつまみ部を押すことで、圧縮板により集塵室内の塵埃が圧縮される(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特公昭60−8814号公報(第2頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の電気掃除機では、集塵室内のフィルタが塵埃により目詰まりなどした際に、このフィルタを集塵室から取り外して塵埃を除去しなければならず、使い勝手が良好でないという問題点を有している。
【0005】
本発明はこのような点に鑑みなされたもので、使い勝手を向上した電気掃除機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、開閉可能な蓋体を備え、吸込口体ないし電動送風機の吸込側の少なくともいずれかに設けられ、吸込口体から空気とともに吸い込まれる塵埃を集塵する集塵部と、この集塵部と電動送風機の吸込側との間に位置して集塵部に設けられ、吸込口体から吸い込まれた塵埃を含む空気を通過させて塵埃を捕捉するフィルタと、集塵部に集塵された塵埃を圧縮するとともに、この塵埃の圧縮の際にフィルタに付着した塵埃を除去する圧縮手段とを具備したものである。そして、集塵部に集塵された塵埃を圧縮手段により圧縮することで、塵埃の圧縮の際にフィルタに付着した塵埃を同時に除去でき、使い勝手を向上できる。
【0007】
また、本発明は、吸込口体ないし連通管の少なくともいずれかの風路に設けられ、吸込口体から空気とともに吸い込まれる塵埃に直進方向の慣性力を与え、空気と塵埃とを分離する塵埃分離部と、塵埃分離部で分離された塵埃を集塵する集塵部と、集塵部の内側面に沿った形状を有する圧縮部、および、この圧縮部に連結しかつ集塵部の外部に突出して設けられ、圧縮部を集塵部の蓋体に向けて摺動可能にするつまみ部を備えた圧縮手段とを具備したものである。そして、塵埃分離部で分離され集塵部に集塵された塵埃を圧縮手段のつまみ部にて圧縮部を集塵部の蓋体に向けて摺動させて圧縮することで、塵埃の圧縮の際に圧縮部がフィルタに接触してフィルタに付着した塵埃を同時に除去でき、使い勝手を向上できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態の電気掃除機の構成を図面を参照して説明する。
【0009】
図5において、1は掃除機本体であり、この掃除機本体1は床面を走行可能である。また、この掃除機本体1は、ケース体2と、このケース体2の上部に後部が連結して回動により上部を開放可能に覆って取り付けられる蓋体3とを備えた本体ケース4を有している。
【0010】
本体ケース4内のケース体2の前側下部には、前方に向けて本体吸込口9が開口されている。また、この本体吸込口9には、連結管としての可撓性を有する伸縮管である蛇腹状のホース体11の排気側、すなわち基端側が着脱可能に連通接続される。このホース体11の吸気側である先端側には、操作部としての手許操作部である筒状の握り管部12が設けられている。この握り管部12の下部には、集塵部としての略筒状の集塵室13が着脱可能に取り付けられている。さらに、握り管部12の吸気側である先端側には、伸縮可能な接続管としての直線状の延長管14を介して吸込口体としてのノズル体である床ブラシ15が着脱可能に連通されて接続される。
【0011】
ここで、本体ケース4内には、電動送風機16が、本体ケース4の前後方向の中心域よりも若干後側に偏位して収容されている。この電動送風機16の前側である吸込側は、本体吸込口9を介してホース体11、握り管部12および床ブラシ15のそれぞれの排気側である基端側に連通している。すなわち、ホース体11は一端側である先端側が床ブラシ15に連通し、他端側である基端側が電動送風機16の吸込側に連通する。また、床ブラシ15は、電動送風機16の吸込側に連通する。そして、本体吸込口9と電動送風機16の吸込側との間には、床ブラシ15から空気とともに吸い込んだ微細な塵埃、すなわち細塵を分離する図示しないフィルタ体が、図示しない細塵用集塵室内に着脱可能に取り付けられている。
【0012】
また、握り管部12は、図1ないし図3に示すように、略円筒状の前側部21を先端側に備え、この前側部21の軸方向に対して鈍角状に軸方向を有する略円筒状の後側部22を基端側に備えている。そして、この後側部22の前側部21と反対側の端部、すなわち後側部22の基端側には、ホース体11の先端側に接続される接続部となる円筒状の摺動部23が後側部22に対して周方向に摺動可能に接続されている。これら前側部21、後側部22および摺動部23により、握り管部12は、側面視で略への字状に、すなわち鈍角状に屈曲されている。
【0013】
前側部21は、延長管14の基端側が挿入されて着脱可能に連通接続される吸入口26を先端側に備え、この吸入口26には、直線状に設けられた風路部27が連通している。
【0014】
また、前側部21内には、風路部27の基端側に位置した管部33と、この管部33に連通接続された突当て部としての連通管34とが設けられている。
【0015】
管部33は、風路部27の排気側である基端側に連通し、先端側である風路部27側から基端側である連通管34側に向けて縮径された略円筒状に形成されている。また、管部33の周壁には、この周壁を管部33の径方向に貫通する開口35が複数、例えば4つ設けられている。これら開口35は、管部33の周方向に略等角度に互いに離間されている。そして、これら開口35には、ネット状の第1のフィルタ36が取り付けられている。
【0016】
さらに、前側部21内の管部33の周囲は、後側部22の先端側に連通する風路としての連通風路37となっている。この連通風路37は、開口35および第1のフィルタ36を介して管部33の内部と連通している。したがって、前側部21は、管部33と連通風路37とにより、一部が二重管構造に形成されている。
【0017】
またさらに、管部33の基端側には、図2に示すように、連通口38が、この管部33を貫通して設けられ、連通管34の先端側と連通している。
【0018】
連通管34は、図1および図2に示すように、側面視で下側に向けて約90°屈曲したL字状のパイプであり、連通口38と反対側の端部が、前側部21と後側部22との隣接部に穿設された円形状の下部連通口39に連通接続されている。したがって、連通管34は、握り管部12の外部と連通している。また、下部連通口39の内周縁部には、可撓性を有するシール部としてのパッキン41が全周に亘って取り付けられている。
【0019】
そして、風路部27、管部33、連通管34、開口35および第1のフィルタ36などにより、床ブラシ15から空気とともに吸い込んだ塵埃に直進方向の慣性力を与えて空気と塵埃とを分離する塵埃分離部42が構成されている。したがって、塵埃分離部42は、握り管部12内に設けられている。
【0020】
また、前側部21は、作業者が把持することで握り管部12により床ブラシ15を操作可能にする把持部43を後側部22側の外周面に備えている。この把持部43は、前側部21の基端側に設けられており、この前側部21の基端側に突出し、摺動部23の基端側の上方に亘って下方に湾曲している。そして、この把持部43には、図5に示すように、電動送風機16の駆動状態などを設定する設定ボタン44が複数設けられている。
【0021】
さらに、後側部22内には、図1および図2に示すように、直線円筒状、すなわちパイプ状の通路部45が収容されている。この通路部45は、先端側である前側部21側の端部が、この前側部21と同軸状に開口し、かつ基端側である摺動部23側の端部が後側部22と同軸状に開口するとともに摺動部23内にまで延設されている。
【0022】
そして、後側部22の外周面の上側の前側部21側である把持部43の下方には、取付孔46が穿設されている。また、通路部45の外周面における取付孔46に対向する部分には、この取付孔46と同軸状に貫通取付孔47が穿設されている。
【0023】
またさらに、取付孔46および貫通取付孔47には、弁体としてのリーク弁53が挿入されて取付孔46および貫通取付孔47の周方向に沿って回動可能に取り付けられている。
【0024】
後側部22の外周面の下側には、略矩形状の通気開口としての開口部84が穿設されている。この開口部84は、通路部45の外周面の下側まで貫通して設けられ、集塵室13を握り管部12の下部に取り付けた状態で集塵室13の基端側に対して気密になるように連通接続される。この開口部84の縁部の先端側の側方には、図4に示すように、複数の爪状の固定部85が突出して一体に設けられている。
【0025】
また、開口部84の内周縁部には、図1および図2に示すように、可撓性を有するシール部としての開口パッキン86が開口部84の全周に亘って取り付けられている。
【0026】
一方、集塵室13は、握り管部12の後側部22の軸方向に略平行な直線状の軸方向を有する略円筒状に形成され、握り管部12の下部における前側部21と後側部22との隣接部近傍、すなわち握り管部12の狭角部側のスペースに着脱可能に取り付けられている。この集塵室13は、一般的な作業者が片手で把持可能な程度の大きさを有している。また、集塵室13は、略円筒状の集塵室本体91を備え、この集塵室本体91の一端側の開口には、蓋体としての集塵室底蓋である集塵蓋部92が開閉可能に取り付けられている。
【0027】
集塵室本体91は、図3に示すように、握り管部12の下部に取り付けられた状態で上側に位置する上部本体93と、この上部本体93の下側に位置する下部本体94とを有している。
【0028】
上部本体93は、図4に示すように、下部本体94の上端部の両側に沿ってそれぞれ設けられ、集塵室13の一端側である先端側よりの位置が互いに連結されて平面視略H字状に形成されている。また、上部本体93は、集塵室13を握り管部12の下部に取り付けた状態で握り管部12の前側部21と後側部22との隣接部の近傍に位置する。
【0029】
また、下部本体94は、図2および図3に示すように、下方に湾曲した断面半円形状に形成されている。このため、下部本体94内には、塵埃分離部42にて分離された塵埃が収容される断面半円形状の塵埃収容部95が集塵室本体91内に形成されている。
【0030】
また、この下部本体94の上端部には、図1および図2に示すように、矩形状の集塵室連通孔98が穿設されている。この集塵室連通孔98は、下部本体94の軸方向の他端側である基端側に設けられている。したがって、この集塵室連通孔98は、集塵室13を握り管部12の下部に取り付けた状態で、開口パッキン86により開口部84に気密になるように連通する。そして、集塵室連通孔98には、この集塵室連通孔98の全面を閉塞してフィルタとしての第2のフィルタ101が取り付けられている。したがって、第2のフィルタ101は、集塵室13と電動送風機16の吸込側との間に位置している。
【0031】
またさらに、下部本体94の軸方向の一端側である先端側には、円形状の集塵室通気孔103が穿設されている。この集塵室通気孔103は、握り管部12の下部連通口39と略等しい径寸法を有しており、集塵室13を握り管部12の下部に取り付けた際に、パッキン41により下部連通口39に対して気密になるように連通する。言い換えると、塵埃分離部42と集塵室13とは、下部連通口39および集塵室通気孔103により互いに連通している。
【0032】
また、下部本体94の下端部、すなわち上部本体93と反対側には、図2に示すように、軸方向に沿って長孔状のスリット104が形成されている。このスリット104は、図1および図2に示すように、下部本体94の先端部の近傍から基端部の近傍に亘って直線状に形成されている。さらに、スリット104には、このスリット104を気密な状態に保持してスリット104から集塵室13内の空気、あるいは塵埃などが外部に漏れることなどを防止する図示しない機構が設けられている。
【0033】
またさらに、スリット104には、圧縮手段105が取り付けられている。この圧縮手段105は、つまみ部としてのスライドバー106を備えている。このスライドバー106は、スリット104に沿って摺動可能にこのスリット104に挿通されて取り付けられている。
【0034】
さらに、スライドバー106には、圧縮部としてのプレート107が連結されて取り付けられて一体になっている。このプレート107は、スライドバー106に取り付けられる取付部108およびこの取付部108と一体に設けられた板状の本体部109を備えている。
【0035】
取付部108は、下部本体94の下端部のスリット104に沿って本体部109から屈曲されている。また、本体部109は、上部本体93および下部本体94の内側面、すなわち塵埃収容部95の内側面、すなわち断面形状に沿った外形形状を有している。このため、本体部109は、塵埃収容部95の内側面に対して外側面が略隙間なく設けられている。さらに、本体部109は、集塵室13の軸方向に交差する方向に沿って、集塵室13の先端側から基端側に向けて上側が傾斜するように設けられている。すなわち、プレート107は、取付部108および本体部109により、側面視で略く字状に屈曲されている。したがって、プレート107は、スライドバー106をスリット104に沿って摺動させた際に、集塵室13内である塵埃収容部95の内側面に対して外側面が軸方向に沿って集塵蓋部92に向けて摺動する。
【0036】
また、本体部109の先端側、すなわち取付部108と反対側の端部には、掻取部109aがこの本体部109と一体に設けられている。この掻取部109aは、プレート107を摺動させた際に第2のフィルタ101の集塵室13側の表面に当接する。さらに、本体部109の中心部には、円形状の貫通孔110が穿設されている。この貫通孔110は、プレート107を集塵室13の先端に位置させた際に集塵室通気孔103に連通する。
【0037】
そして、上部本体93と下部本体94との隣接部の軸方向の中心域には、図3および図4に示すように、握り管部12の固定部85に対して係脱される矩形状の一対の脱着ボタン111が設けられている。この脱着ボタン111は、集塵室13の集塵室本体91の軸方向に沿って所定距離だけ摺動すなわちスライド可能に取り付けられている。この脱着ボタン111は、スライドにより固定部85に対して係合が外れることで握り管部12から集塵室13を取り外し可能にする。
【0038】
集塵蓋部92は、円形キャップ状に形成され、集塵室本体91に対して閉じた際に、集塵室本体91の基端側の開口を閉塞する。また、この集塵蓋部92には、集塵蓋部92を集塵室本体91に対して固定および開放する開閉クランプ116が嵌合して取り付けられている。
【0039】
次に、上記一実施の形態の掃除動作を説明する。
【0040】
まず、本体吸込口9にホース体11の基端を連通接続させるとともに、先端に床ブラシ15が連通接続された延長管14の基端を、ホース体11の握り管部12の吸入口26に連通接続させ、集塵室13を握り管部12の下部に取り付ける。
【0041】
この後、握り管部12の把持部43を把持しつつ、この把持部43の所定の設定ボタン44をオンして本体ケース4内の電動送風機16を駆動させる。
【0042】
そして、作業者は把持部43を把持し、床ブラシ15を前後方向に向けて操作して掃除する。
【0043】
このとき、電動送風機16の駆動により、床面上の塵埃が床ブラシ15から空気とともに吸い込まれる。
【0044】
この床ブラシ15から吸い込まれた空気は吸込風となり、塵埃とともに延長管14および風路部27を直線状に通過し、握り管部12の前側部21の管部33内に流入する。
【0045】
管部33内に流入した吸込風は、第1のフィルタ36を通過して開口35から通気風路37へと流入する。このとき、吸込風に含まれる微細な塵埃は、第1のフィルタ36により吸込風から分離される。この後、この吸込風は、握り管部12の後側部22内の通路部45内を通過して、ホース体11内へと流入し本体吸込口9から本体ケース4内に流入する。
【0046】
一方、所定以上の質量がある塵埃、すなわち比較的大きい塵埃は、吸込風により直進方向の慣性力が与えられた状態で管部33内に流入し、この慣性力により延長管14と同軸状に管部33内を直線状に移動して連通口38を介して連通管34に流入し、この連通管34の屈曲部に突き当たって下部連通口39および集塵室通気孔103を介して集塵室13内に導入される。
【0047】
この結果、床ブラシ15から空気とともに吸い込んだ塵埃が、慣性力により塵埃分離部42にて塵埃と空気とに分離、すなわち慣性分離される。
【0048】
集塵室13内に導入された塵埃は、集塵室13内である塵埃収容部95に収容される。
【0049】
さらに、通路部45内を通過する吸込風により、通路部45が塵埃収容部95よりも負圧となり、集塵室連通孔98および開口部84から塵埃収容部95の空気が第2のフィルタ101を介して通路部45内へと引き込まれ、塵埃収容部95にも集塵室通気孔103から集塵室連通孔98へと向かう空気の流れが形成される。
【0050】
このとき、塵埃を含む吸込風が第2のフィルタ101を通過することで、この第2のフィルタ101により塵埃が捕捉される。
【0051】
そして、本体ケース4内に流入した吸込風は、細塵用集塵室の細塵用フィルタを通過してこの吸込風に残留した細塵を分離された後、電動送風機16を通過して排気風となり、図示しない排気孔から本体ケース4の外部に排気される。
【0052】
ここで、塵埃収容部95に収容された塵埃が所定量以上となった場合には、図1の二点鎖線に示すように、作業者がスライドバー106をつまんで集塵室13の軸方向に数回に亘って往復して摺動させることで、プレート107が塵埃収容部95を隙間なく軸方向に摺動し、塵埃収容部95の塵埃を集塵蓋部92側に掻き集めて圧縮する。
【0053】
この結果、塵埃収容部95の塵埃により塵埃塊Dが形成される。
【0054】
同時に、プレート107の掻取部109aが第2のフィルタ101の集塵室13側の主面に接触して表面の塵埃を掻き取って剥離させて集塵することで、第2のフィルタ101を除去して掃除、すなわちクリーニングする。
【0055】
そして、塵埃塊Dを廃棄する際には、図4に示すように、脱着ボタン111を操作して集塵室13を握り管部12から取り外し、集塵蓋部92を開けた状態で、スライドバー106を集塵蓋部92側に摺動させ、塵埃収容部95の塵埃塊Dをプレート107で集塵室13の外部に押し出して図示しないごみ箱などに廃棄し、スライドバー106の位置を元に戻すとともに集塵蓋部92を閉じて集塵室13を握り管部12に再び取り付けて使用する。
【0056】
上述したように、上記一実施の形態では、開閉可能な集塵蓋部92を備えた集塵室13を握り管部12の下部に設け、この集塵室13と電動送風機16の吸込側との間に位置して第2のフィルタ101を集塵室13に設け、かつ集塵室13内にこの集塵室13の軸方向に交差する方向に設けた集塵室13の内側面に沿った形状を有するプレート107を、このプレート107に連結しかつ集塵室13の外部に突出したスライドバー106にてプレート107を集塵室13の集塵蓋部92に向けて摺動させることでこの集塵室13の塵埃収容部95に集塵された塵埃を圧縮するとともに、この圧縮の際に第2のフィルタ101に付着した塵埃を除去する圧縮手段105を設ける構成とした。
【0057】
このため、塵埃収容部95に集塵された塵埃を圧縮手段105により圧縮する際にプレート107の掻取部109aにて第2のフィルタ101に付着した塵埃を同時に除去でき、使い勝手を向上できる。
【0058】
また、塵埃収容部95に集塵されて溜まった塵埃を圧縮手段105により圧縮することで、塵埃収容部95の容積を効率よく利用して集塵容積を大きくすることができるとともに、集塵室13を必要以上に大きくせずに済み、電気掃除機全体として小型化できる。
【0059】
さらに、集塵蓋部92を開けた状態で塵埃収容部95の塵埃塊Dをプレート107により集塵室13の外部に押し出して排出することができるので、塵埃収容部95に集塵された塵埃に作業者が直接触れるなどして手を汚すことなく、この塵埃を容易に集塵室13の外部に掻き出すことができる。
【0060】
そして、圧縮手段105を、スライドバー106とプレート107とで構成した比較的簡単な構造とすることにより、製造性を向上できるとともに、圧縮手段105を容易に操作できる。
【0061】
また、集塵室13内の塵埃を圧縮する動作と第2のフィルタ101に付着した塵埃を掻き取って除去する動作とを同時にできるため、集塵室13内の塵埃を圧縮して圧縮手段105のプレート107を元の位置に戻す際には、掻取部109aが第2のフィルタ101に接触しても第2のフィルタ101に付着した塵埃は既に除去済みであるから、プレート107と集塵室13との間に塵埃が入り込むことを防止できる。
【0062】
なお、上記一実施の形態において、貫通孔110に、集塵室13から塵埃分離部42への吸込風の逆流を防止する逆止弁を設けてもよい。
【0063】
また、圧縮手段105は、集塵室13の基端側から先端側に向けて付勢された状態で集塵室13に設けてもよい。この場合には、スライドバー106を集塵蓋部92に向けて摺動させた後に、圧縮手段105が自動的に元の位置に復帰するので、使い勝手をより向上できる。
【0064】
さらに、集塵室13は、握り管部12の下部だけでなく、床ブラシ15、延長管14、握り管部12およびホース体11など、床ブラシ15の先端からホース体11の基端までの風路、すなわち床ブラシ15ないしホース体11の少なくともいずれかの位置に設けることが可能である。
【0065】
またさらに、集塵室13を複数個設けて集塵効率を向上してもよい。
【0066】
そして、圧縮手段105は、塵埃収容部95で塵埃を圧縮する際に第2のフィルタ101を掃除できる構成であれば、上記構成以外の構成も可能である。
【0067】
【発明の効果】
本発明によれば、集塵部に集塵された塵埃を圧縮手段により圧縮する際にフィルタに付着した塵埃を同時に除去でき、使い勝手を向上できる。
【0068】
また、本発明によれば、塵埃分離部で分離され集塵部に集塵された塵埃を圧縮手段のつまみ部にて圧縮部を集塵部の蓋体に向けて摺動させて圧縮することで、塵埃の圧縮の際に圧縮部がフィルタに接触してフィルタに付着した塵埃を同時に除去でき、使い勝手を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の電気掃除機の一部を示す側面断面図である。
【図2】同上電気掃除機の一部を示す断面斜視図である。
【図3】同上電気掃除機の一部を示す斜視図である。
【図4】同上電気掃除機の一部を示す側面図である。
【図5】同上電気掃除機を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 掃除機本体
11 連通管としてのホース体
13 集塵部としての集塵室
15 吸込口体としての床ブラシ
16 電動送風機
42 塵埃分離部
92 蓋体としての集塵蓋部
101 フィルタとしての第2のフィルタ
105 圧縮手段
106 つまみ部としてのスライドバー
107 圧縮部としてのプレート

Claims (3)

  1. 電動送風機を収容した掃除機本体と、
    前記電動送風機の吸込側に連通する吸込口体と、
    開閉可能な蓋体を備え、前記吸込口体ないし前記電動送風機の吸込側の少なくともいずれかに設けられ、前記吸込口体から空気とともに吸い込まれる塵埃を集塵する集塵部と、
    この集塵部と前記電動送風機の吸込側との間に位置して前記集塵部に設けられ、前記吸込口体から吸い込まれた塵埃を含む空気を通過させて塵埃を捕捉するフィルタと、
    前記集塵部に集塵された塵埃を圧縮するとともに、この塵埃の圧縮の際に前記フィルタに付着した塵埃を除去する圧縮手段と
    を具備したことを特徴とした電気掃除機。
  2. 圧縮手段は、蓋体を開いた状態で集塵部に集塵された塵埃をこの集塵部の外部に排出する機能を有する
    ことを特徴とした請求項1記載の電気掃除機。
  3. 電動送風機を収容した掃除機本体と、
    前記電動送風機の吸込側に連通する連通管と、
    この連通管に連通する吸込口体と、
    この吸込口体ないし前記連通管の少なくともいずれかの風路に設けられ、前記吸込口体から空気とともに吸い込まれる塵埃に直進方向の慣性力を与え、空気と塵埃とを分離する塵埃分離部と、
    開閉可能な蓋体を備え、かつ前記塵埃分離部で分離された塵埃を集塵する集塵部と、
    この集塵部と前記電動送風機の吸込側との間に位置して前記集塵部に設けられ、前記吸込口体から吸い込まれた塵埃を含む空気を通過させて塵埃を捕捉するフィルタと、
    前記集塵部の内側面に沿った形状を有する圧縮部、および、この圧縮部に連結しかつ前記集塵部の外部に突出して設けられ、前記圧縮部を前記集塵部の蓋体に向けて摺動可能にするつまみ部を備えた圧縮手段と
    を具備したことを特徴とした電気掃除機。
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