JP2008142255A - 集塵装置および電気掃除機 - Google Patents

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【課題】プリーツフィルタから除去した塵埃のプリーツフィルタへの再付着を確実に防止した集塵容器を提供する。
【解決手段】電動送風機2の駆動により負圧が作用した際に開閉体76が開口74を閉塞する。シール部材78により開閉体76と開口74との隙間を閉塞する。除塵手段94によりプリーツフィルタ体91から除去し開口74を介して細塵集塵部35内に収容した細塵を、負圧により開口74からプリーツフィルタ部34へと吸い上げてプリーツフィルタ体91に再付着させることを、確実に防止できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、分離部で分離されフィルタで捕集された塵埃をフィルタから除去する除塵手段を有する集塵装置およびこれを備えた電気掃除機に関する。
従来、この種の集塵装置は、電動送風機を収容した掃除機本体を備えている。この掃除機本体には、電動送風機の吸込側に連通して集塵装置としての集塵カップである集塵容器が着脱可能となっている。また、掃除機本体には、集塵容器の吸込側に連通してホース体、延長管および床ブラシが接続可能となっている。
このような集塵容器は、吸い込んだ塵埃を空気から分離する分離部を前部に備え、この分離部で分離された塵埃のうち、粗塵を収容する第1集塵部としての集塵部が、分離部の下方に区画されている。また、集塵容器の後部には、分離部で分離された塵埃のうち、細塵を捕集する第2集塵部としてのフィルタであるプリーツフィルタが着脱可能に配設されている。プリーツフィルタには、このプリーツフィルタに振動を与えてこのプリーツフィルタで捕集した細塵を除去する除塵手段としての塵落とし体が設けられている。この塵落とし体は、掃除機本体に収容されたコードリールに巻回された電源コードの掃除機本体からの引き出しに連動して駆動されるように構成されている。また、集塵部の後方には、塵落とし体によりプリーツフィルタから除去された細塵が収容される第3集塵部としての細塵集塵部が区画されている。そして、集塵容器の底部には、底蓋が設けられており、この底蓋を開けることで、集塵室と細塵集塵部とのそれぞれの下部が開放され、これら集塵部内に収容された塵埃が集塵容器の外部に廃棄されるように構成されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−6383号公報(第11−12頁、図2)
しかしながら、上述の集塵装置では、細塵集塵部に細塵を収容した状態で電動送風機を駆動させると、細塵集塵部に収容された細塵が負圧によって吸い上げられ、プリーツフィルタに再付着するおそれがあるという問題点を有している。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、フィルタから除去した塵埃のフィルタへの再付着を確実に防止した集塵装置およびこれを備えた電気掃除機を提供することを目的とする。
本発明は、分離部で分離された塵埃の一部を捕集する第1集塵部と、分離部で分離された塵埃の残りを捕集するフィルタを備えた第2集塵部と、これら第1集塵部と第2集塵部とを区画する区画壁部と、この区画壁部に設けられ、第1集塵部の下流側を第2集塵部に連通する第1連通口と、区画壁部により第2集塵部の下方に区画された第3集塵部と、フィルタで捕集した塵埃を第3集塵部へと落下させて除去する除塵手段と、区画壁部に設けられ、第3集塵部の下流側を第2集塵部に連通する第2連通口と、この第2連通口を開閉可能で、負圧の作用により第2連通口を閉塞する開閉体と、開閉体の閉状態で第2連通口との隙間を閉塞するシール部材とを具備したものである。
本発明によれば、例えば電動送風機の駆動により負圧が作用した際に開閉体が第2連通口を閉塞し、かつ、シール部材により開閉体と第2連通口との隙間を閉塞するので、除塵手段によりフィルタから除去され第2連通口を介して第3集塵部内に収容した塵埃が、負圧により第2連通口から第2集塵部へと吸い上げられてフィルタに再付着することを、確実に防止できる。
以下、本発明の第1の実施の形態の構成を図1ないし図7を参照して説明する。
図1において、1は掃除機本体で、この掃除機本体1は、電動送風機2を収容した本体ケース3と、この本体ケース3に後部が回動可能に軸支された上下方向に開閉可能な蓋体4と、電動送風機2の上流側に位置し本体ケース3に着脱可能な集塵装置としての集塵容器5とを備え、電動送風機2の駆動にて生じる吸込風とともに吸い込んだ塵埃を集塵容器5で遠心分離して集塵する、いわゆるサイクロン式の電気掃除機であり、被掃除面としての床面上を走行可能である。
本体ケース3には、電動送風機2の下方に、図示しない商用交流電源から電動送風機2などへと給電可能にする図示しない電源コードを巻回したコードリール7が収容されている。また、本体ケース3の前部には、皿状の載置部8が設けられている。この載置部8は、集塵容器5が着脱可能に載置され、蓋体4を閉じた際にこの蓋体4との間で集塵容器5を挟持固定可能な部分である。
蓋体4は、前部に管部11が設けられ、この管部11の先端部である前部が、空気を吸引するホース接続口12となり、管部11の基端部である後部が、載置部8に固定される集塵容器5の吸込側に連通する接続開口13となっている。
ホース接続口12には、図7に示すように、可撓性を有し湾曲可能な細長略円筒状の集塵ホース15の基端部が連通接続されている。この集塵ホース15の先端部には、電動送風機2の動作モードなどが選択可能な手元操作部16が設けられている。この手元操作部16には、作業者が把持する把持部17が突設され、この把持部17には、電動送風機2などを複数の動作モードに設定する複数の操作スイッチ18が設けられている。
また、手元操作部16の先端には、伸縮可能な細長略円筒状の延長管21が着脱可能に連通接続されている。さらに、この延長管21の先端には、例えば室内の床面の絨毯などの上に載置され、絨毯などの上の塵埃を吸い込む床ブラシである吸込口体22が着脱可能に連通接続されている。
そして、集塵容器5は、図1および図6に示すように、装置本体としての集塵容器本体25を備え、この集塵容器本体25の上部に平面視略円形状の風路形成体26が着脱可能に設けられ、集塵容器本体25の下部に集塵装置蓋部としての底蓋27が開閉可能に軸支されている。そして、集塵容器5には、集塵容器本体25と風路形成体26との間に分離部としてのサイクロン分離部である遠心分離部31が区画され、この遠心分離部31の下方でかつ集塵容器本体25内に、遠心分離部31で分離された塵埃の一部である粗塵を捕集する第1集塵部としての集塵部32と負圧室部33とが区画され、集塵部32の後方に、遠心分離部31で分離された塵埃の残りである細塵を捕集する第2集塵部としてのプリーツフィルタ部34が着脱可能に設けられ、かつ、このプリーツフィルタ部34の下方に、プリーツフィルタ部34から除去された細塵が収容される第3集塵部としての細塵集塵部35が形成されている。
集塵容器本体25は、例えばABSなどの硬質の合成樹脂で形成され、集塵容器5の前部から両側部に亘る外郭を形成する壁部36と、この壁部36の上部を閉塞して傾斜状に連続する傾斜壁部としての上壁部37と、この上壁部37の下方にて壁部36の内部に連続して設けられた区画壁部としての隔壁38とを備えている。
壁部36の前部には、集塵容器5の把持用の把手部41が設けられている。また、壁部36の下端部は、集塵部32および細塵集塵部35の下部に連通し底蓋27により開閉可能な廃棄開口42となっている。この廃棄開口42は、集塵部32および細塵集塵部35に収容された塵埃を集塵容器5の外部へと廃棄可能とするものである。
上壁部37は、遠心分離部31の底面を形成するもので、前側に向けて下方へと傾斜して形成されている。また、この上壁部37には、図1、図4および図5に示すように、風路形成体26の外形に沿って形成された平面視円形状の円形部43が形成され、この円形部43には、中央部に円形状の通気開口45が穿設されているとともに、この通気開口45の一側方に、集塵開口としての開口46が穿設され、かつ、通気開口45の他側方に、連通開口としての後端開口47が穿設されている。
通気開口45には、第1塵埃分離手段としての塵埃分離部51が設けられている。この塵埃分離部51は、截頭円筒状に形成された枠体52と、この枠体52の開口部52aに設けられた第1塵埃分離体としてのネットフィルタ53とを有している。そして、開口部52aと通気開口45とを介して、遠心分離部31と負圧室部33とが連通されている。
開口46は、遠心分離部31と負圧室部33とを連通するもので、上壁部37の傾斜下端近傍、すなわち遠心分離部31の上流端部に位置している。また、この開口46は、円形部43の通気開口45の前方から通気開口45の後方一側に亘って扇形状に形成されている。さらに、この開口46には、この開口46を格子状に区画する格子リブ55が形成されているとともに、第2塵埃分離体としてのネットフィルタ56が設けられている。
後端開口47は、遠心分離部31の下流側を集塵部32と連通し、上壁部37の傾斜最下端にて開口46の側方に位置し、遠心分離部31の下流端部を構成するものである。また、この後端開口47の後端部には、集塵部32側へと前方下部に傾斜した導入板58が延設されている。
そして、隔壁38は、上壁部37の下方に若干離間された位置から後方へと延設された延設部61を有し、この延設部61の後端部から第1連続壁部としての傾斜壁62が下方へと傾斜状に延設され、この傾斜壁62の下端部から第2連続壁部としての下壁部63が下方へと延設され、この下壁部63と傾斜壁62との連続部から第1載置部としての載置段部64が後方に突設され、この載置段部64から後方へと第3連続壁部としての後部傾斜壁65が下方に傾斜状に延設され、この後部傾斜壁65の後端部から後方へと第2載置部としての下部載置段部66が延設され、かつ、後部傾斜壁65と下部載置段部66との連続部から第4連続壁部としての下部後壁部67が下方へと延設されている。
延設部61は、集塵部32と負圧室部33との間に位置し、開口46と後端開口47との前側の間の位置に連続し、後方に向けて下方に若干傾斜状に形成されている。
傾斜壁62は、集塵部32とプリーツフィルタ部34との間に位置するもので、プリーツフィルタ部34に対向するように傾斜状に形成され、集塵部32の下流側を、負圧室部33を介してプリーツフィルタ部34に連通する第1連通口としての開口71が格子状に多数開口形成され、これら開口71のそれぞれに第3塵埃分離体としてのネットフィルタ72が設けられている。
下壁部63は、集塵部32と細塵集塵部35との間に位置するもので、下端部が底蓋27に当接することで、集塵部32と細塵集塵部35とを区画している。
載置段部64は、プリーツフィルタ部34の上流側の下部を載置するもので、水平状に形成されている。
後部傾斜壁65は、プリーツフィルタ部34と細塵集塵部35との間に位置するもので、プリーツフィルタ部34の下部に対向するように傾斜状に形成され、細塵集塵部35の下流側をプリーツフィルタ部34に連通する第2連通口としての細塵用連通開口である開口74が開口形成されている。
ここで、開口74は、図3に示すように、左右方向に横長の長孔状に複数、例えば2つ形成され、細塵集塵部35内に配設された開閉体76によりそれぞれ開閉可能となっている。
各開閉体76は、図1ないし図3に示すように、例えばABSなどの比較的硬質の合成樹脂により、各開口74を閉塞可能な四角形板状に形成され、上端部が例えば載置段部64の下部の軸支部77に軸支され、下端部が自由端状となっている。このため、各開閉体76は、電動送風機2の負圧の作用により下端側が開口74側へと吸い寄せられることで、開口74を閉塞して、細塵集塵部35とプリーツフィルタ部34側との連通を遮断するように構成されている。また、各開閉体76の後面すなわち下流側面には、開閉体76の閉状態で開口74との隙間を閉塞するシール部材78がそれぞれ取り付けられている。
各シール部材78は、可撓性および弾力性を有する軟質の部材、例えばエラストマなどの合成樹脂により、例えば開閉体76の後面の周縁部全体である4辺全てに沿って四角形枠状に形成されている。また、各シール部材78の後部、すなわち開口74の周縁部にて後部傾斜壁65と当接する側面には、先端がシール部材78の外方へと自由端状に屈曲されたリップ部78aが突設されている。
下部載置段部66は、プリーツフィルタ部34の下流側の下端部が載置されるもので、壁部36の内部の左右両側に亘って連続形成されている。そして、この下部載置段部66と、壁部36の後端部両側、および、上壁部37の後端部により、横長の排気口81が区画されている。この排気口81は、負圧室部33の後部である下流側に連通するとともに、集塵容器5を本体ケース3に取り付けた状態で、電動送風機2の吸込側に連通する円形状の吸気口82に臨むように対向する。
下部後壁部67は、壁部36の内部の左右両側に亘って連続した長手状に形成されている。
一方、風路形成体26は、略円形状の吸込口84を形成する略円形状の突出管部85が前端部に位置し、この突出管部85の後端部に、平面視で右回り方向に渦巻状に形成された渦巻部86が連続して形成され、かつ、この渦巻部86の中央部に、平面視円形状の収容突出部87が形成されている。
突出管部85は、集塵容器5を本体ケース3に取り付けた状態で蓋体4の管部11の下流側と気密に接続され、接続開口13を介してホース接続口12に連通する部分である。
渦巻部86は、断面が上側に突出した円弧状であり、上流側である突出管部85側に対して、下流側の上下寸法が徐々に小さくなり、かつ、この下流側の端部が突出管部85の下部に入り込むように形成されている。したがって、渦巻部86と集塵容器本体25との間に区画される風路としての周回風路部Wは、上流側の断面積が下流側の断面積よりも小さくなるように構成されている。
収容突出部87は、塵埃分離部51の枠体52の上端部が嵌合するように形成されている。
また、底蓋27は、前端部が集塵容器本体25の壁部36の両側部に回動可能に軸支されている。そして、この底蓋27は、集塵容器5の把手部41に設けられたボタン89の操作により開くことが可能となっている。
プリーツフィルタ部34は、第4塵埃分離体であるフィルタとしてのプリーツフィルタ体91と、このプリーツフィルタ体91を保持する図示しない枠体とを有し、排気口81を閉塞するように取り付けられる。
プリーツフィルタ体91は、上下方向に沿うプリーツ山部とプリーツ谷部とが掃除機本体1の左右方向に交互に連続するように形成されたもので、枠体から前方へと突出し、プリーツフィルタ部34を排気口81に取り付けた状態で前端下部が集塵容器本体25の載置段部64上に載置されるように構成されている。また、このプリーツフィルタ体91の後部には、除塵手段94が設けられている。
ここで、除塵手段94は、掃除機本体1の左右方向に往復移動可能に設けられた突起95を有し、この突起95がプリーツフィルタ体91のプリーツ山部に浅く係合し、左右に往復移動されることで突起95がプリーツ山部を乗り越えつつ移動することにより、プリーツフィルタ体91に振動を与えてプリーツフィルタ体91に付着した塵埃を開口74から細塵集塵部35へと落下させるように構成されている。
なお、突起95は、例えば電動送風機2の駆動を停止させた時に所定時間往復移動されるように制御される。
また、枠体は、プリーツフィルタ部34を排気口81に取り付けた状態で下端部が集塵容器本体25の下部載置段部66上に載置されるように構成されている。
次に、上記第1の実施の形態の動作を説明する。
まず、蓋体4を上方に回動させて開け、風路形成体26を上壁部37上に取り付けるとともにプリーツフィルタ部34を排気口81に取り付けた集塵容器5を載置部8に載置した状態で、蓋体4を下方に回動させ、この蓋体4と載置部8との間に集塵容器5を挟持する。
このとき、集塵容器5の吸込口84が、蓋体4の管部11の接続開口13に気密に接続され、かつ、集塵容器5の排気口81およびこの排気口81に取り付けられたプリーツフィルタ部34が、電動送風機2の吸気口82に対向する。
次いで、ホース接続口12に、集塵ホース15、延長管21および吸込口体22を順次連通接続するとともに、本体ケース3から図示しない電源コードを導出して、商用交流電源に接続し、把持部17を把持した状態で所望の操作スイッチ18を操作して、電動送風機2を所望の動作モードで駆動させる。
このとき、電動送風機2の負圧の作用により、図2の実線に示すように、集塵容器5の各開閉体76の下端部が集塵容器5の開口74へと吸い寄せられるように後方へと回動し、シール部材78のリップ部78aが開口74の周縁部に圧接されて潰れ、開閉体76と開口74との隙間が閉塞されて、細塵集塵部35がプリーツフィルタ部34に対して遮断される。
この状態で、作業者は吸込口体22を床面上に接地して前後に走行させて、先端側から床面上の塵埃を空気とともに吸い込む。
吸い込まれた空気は吸込風となり、吸込口体22、延長管21、集塵ホース15、ホース接続口12および接続開口13を経由して、集塵容器5の吸込口84から遠心分離部31へと吸い込まれる。
この吸込風は、一部が開口46を負圧室部33へと直線状に通過し、この通過の際に、ネットフィルタ56に塵埃を捕集されるとともに、残りの部分が周回風路部W内を、塵埃分離部51の周囲に沿って円形状に流れる。
このとき、この吸込風の一部は、開口部52aを通過して負圧室部33へと流入し、この通過の際にネットフィルタ53により塵埃を捕集されるとともに、さらに残りの部分は、下流へ行くに従い周回風路部Wの断面積が狭くなることで下流端まで流速が確保され、後端開口47まで流れてこの後端開口47から集塵部32へと流入する。
この集塵部32へ流入した吸込風に含まれる塵埃のうち、比較的大きい粗塵は、そのまま集塵部32内へと落下して捕集され、比較的小さい細塵は、吸込風が開口71を通過して負圧室部33へと流入する際にネットフィルタ72により捕集される。
負圧室部33で合流した吸込風は、プリーツフィルタ部34のプリーツフィルタ体91を通過する際に、このプリーツフィルタ体91に、各ネットフィルタ53,56,72により捕集されなかった微細塵が捕集される。
プリーツフィルタ体91を通過した吸込風は、排気口81から集塵容器5の外部へと排気された後、吸気口82から電動送風機2へと吸い込まれ、この電動送風機2を通過して排気風となり、本体ケース3に穿設された図示しない排気孔を介して掃除機本体1の外部へと排気される。
掃除が終了し、作業者が操作スイッチ18を操作して電動送風機2の駆動を停止させると、電動送風機2の負圧が解消されることで、図2の想像線に示すように、各開閉体76の下端部が自重により前方へと回動して開口74が開く。
この状態で、プリーツフィルタ部34に取り付けられた除塵手段94の突起95が左右方向に往復移動することで、この突起95がプリーツフィルタ体91に付着した微細塵をこのプリーツフィルタ体91から開口74を介して細塵集塵部35へと落下させる。
この後、作業者は、蓋体4を上方へ回動させて開き、集塵容器5を本体ケース3から取り外した後、例えばごみ箱などの上でボタン89を押すことで底蓋27を開き、廃棄開口42から、集塵部32内の塵埃および細塵集塵部35内の塵埃を廃棄する。
また、風路形成体26を集塵容器本体25から取り外し、各ネットフィルタ53,56などを掃除する。
そして、風路形成体26および底蓋27を元の状態に戻した後、再度本体ケース3に取り付けて使用する。
上述したように、上記第1の実施の形態によれば、電動送風機2の駆動により負圧が作用した際に開閉体76が開口74を閉塞し、かつ、シール部材78により開閉体76と開口74との隙間を閉塞するので、除塵手段94によりプリーツフィルタ体91から除去され開口74を介して細塵集塵部35内に収容した細塵が、負圧により開口74からプリーツフィルタ部34へと吸い上げられてプリーツフィルタ体91に再付着することを、確実に防止できる。
すなわち、集塵容器5の集塵容器本体25および開閉体76は、強度などを考慮して硬質の合成樹脂などにより形成されているから、電動送風機2の駆動による負圧の作用により開閉体76が開口74側に吸い寄せられた場合でも、開口74と開閉体76との間に隙間が生じやすいため、軟質のシール部材78を取り付けることで、開口74と開閉体76との間の隙間を確実に閉塞できる。
また、シール部材78を開閉体76に取り付けることで、電動送風機2の駆動による負圧により開閉体76が閉状態となった際に、シール部材78を開口74の周縁部に確実に圧接でき、より確実に隙間を閉塞できる。
さらに、シール部材78の開口74側に当接する部分にリップ部78aを形成することで、電動送風機2の駆動による負圧により開閉体76が閉状態となった際に、リップ部78aが開口74の周縁部に圧接されて容易に変形して、より確実に隙間を閉塞できる。
そして、一旦プリーツフィルタ体91から除去した細塵がプリーツフィルタ体91に再付着することを防止できるため、プリーツフィルタ体91の目詰まりおよびこの目詰まりに伴う吸込力の低下などをも抑制できる。
なお、上記第1の実施の形態において、シール部材78は、開閉体76の4辺全て沿った四角形枠状としたが、例えば開閉体76の上端部を開口74の上縁部近傍に軸支した場合などには、開閉体76の後面の両側部と下端部とのコ字状の3辺に沿って形成するようにしても、上記第1の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
次に、第2の実施の形態を図8を参照して説明する。なお、上記第1の実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第2の実施の形態は、上記第1の実施の形態の各シール部材78が各開口74の周縁部に配設されているものである。
すなわち、シール部材78は、各開口74の周縁部である後部傾斜壁65の上流側面、すなわち下面に、各開口74の全周を囲むように取り付けられ、リップ部78aが開閉体76側に突出している。
そして、電動送風機2を駆動させ、その負圧が作用した際には、図8の実線に示すように、各開閉体76の下端部が各開口74側へと吸い寄せられて各開閉体76が後方へと回動し、これら開閉体76の後面の周縁部が各シール部材78のリップ部78aに圧接されて、各開口74が閉塞され、プリーツフィルタ部34と細塵集塵部35とが遮断され、この細塵集塵部35に収容された細塵がプリーツフィルタ部34のプリーツフィルタ体91に再付着することを防止する。
また、電動送風機2を停止させると、各開閉体76の下端部が自重により前方へと回動し、各開口74が開口して、プリーツフィルタ部34と細塵集塵部35とが連通するとともに、除塵手段94が動作して、プリーツフィルタ体91に捕集した細塵が除去されて落下し、各開口74から細塵集塵部35へと収容される。
このように、電動送風機2の駆動により負圧が作用した際に各開閉体76が各開口74を閉塞し、かつ、シール部材78により各開閉体76と各開口74との隙間を閉塞するなど、上記第1の実施の形態と同様の構成を有することにより、上記第1の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、シール部材78を開口74側に設けることで、開閉体76がシール部材78により重くなることがなく、開閉体76が電動送風機2の負圧により動作しやすくなる。
なお、上記各実施の形態において、シール部材78は、リップ部78aを形成する代わりに、Oリング状、ウレタン状、あるいはガスケット状など、隙間を確実に閉塞できる形状であれば、任意の形状に形成してもよい。
また、開閉体76および開口74の形状などは、上記構成に限定されるものではない。
さらに、分離部としては、遠心分離部31以外でも、慣性分離(直進分離)のものなど、任意の構成を適用できる。
そして、集塵容器5の細部は、上記構成に限定されるものではない。
また、電気掃除機の細部は、上記構成に限定されるものではなく、電気掃除機としては、キャニスタ型に限らず、例えば自走式(走行補助式)や自律走行式(ロボット式)の電気掃除機などでもよく、また、例えば吸込口体22が掃除機本体1の下面に直接形成されたアップライト型、あるいはハンディ型などであっても対応させて用いることができる。
本発明の第1の実施の形態の集塵装置を備えた電気掃除機を示す縦断面図である。 同上集塵装置の要部の動作を示す断面図である。 同上集塵装置の要部を後方から示す斜視図である。 同上集塵装置の一部を示す平面図である。 同上集塵装置の一部を前方から示す斜視図である。 同上電気掃除機の掃除機本体を示す斜視図である。 同上電気掃除機を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態の集塵装置の要部の動作を示す縦断面図である。
符号の説明
1 掃除機本体
2 電動送風機
5 集塵装置としての集塵容器
31 分離部としての遠心分離部
32 第1集塵部としての集塵部
34 第2集塵部としてのプリーツフィルタ部
35 第3集塵部としての細塵集塵部
38 区画壁部としての隔壁
71 第1連通口としての開口
74 第2連通口としての開口
76 開閉体
78 シール部材
91 フィルタとしてのプリーツフィルタ体
94 除塵手段

Claims (4)

  1. 吸い込んだ塵埃を空気から分離する分離部と、
    この分離部で分離された塵埃の一部を捕集する第1集塵部と、
    前記分離部で分離された塵埃の残りを捕集するフィルタを備えた第2集塵部と、
    これら第1集塵部と第2集塵部とを区画する区画壁部と、
    この区画壁部に設けられ、前記第1集塵部の下流側を前記第2集塵部に連通する第1連通口と、
    前記区画壁部により前記第2集塵部の下方に区画された第3集塵部と、
    前記フィルタで捕集した塵埃を前記第3集塵部へと落下させて除去する除塵手段と、
    前記区画壁部に設けられ、前記第3集塵部の下流側を前記第2集塵部に連通する第2連通口と、
    この第2連通口を開閉可能で、負圧の作用により前記第2連通口を閉塞する開閉体と、
    開閉体の閉状態で前記第2連通口との隙間を閉塞するシール部材と
    を具備したことを特徴とした集塵装置。
  2. シール部材は、開閉体に設けられている
    ことを特徴とした請求項1記載の集塵装置。
  3. シール部材は、第2連通口側に設けられている
    ことを特徴とした請求項1記載の集塵装置。
  4. 電動送風機を収容した掃除機本体と、
    下流側が前記電動送風機の吸込側に連通する請求項1ないし3いずれか一記載の集塵装置と
    を具備したことを特徴とした電気掃除機。
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