JPH0819275B2 - 加硫可能なエラストマー組成物の製造方法 - Google Patents

加硫可能なエラストマー組成物の製造方法

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JPH0819275B2
JPH0819275B2 JP62224165A JP22416587A JPH0819275B2 JP H0819275 B2 JPH0819275 B2 JP H0819275B2 JP 62224165 A JP62224165 A JP 62224165A JP 22416587 A JP22416587 A JP 22416587A JP H0819275 B2 JPH0819275 B2 JP H0819275B2
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義明 座間
正昭 高嶋
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、加硫可能なエラストマー組成物の製造方法
に関し、さらに詳細には単純にブレンドしたエラストマ
ー組成物よりも常態物性、加工性に優れ、耐寒性の極め
て良好な加硫可能なエラストマー組成物の製造方法に関
する。
〔従来の技術〕
従来、ゴム工業では、ゴムとゴムとのブレンドは日常
化している。特に、汎用ゴムと呼ばれる天然ゴム、ポリ
イソプレンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ブタジエ
ンゴムなどのゴムは、多くの場合互いにブレンドして使
用されている。
このように、溶解度パラメーターの近いゴムどうしの
ブレンド物は、たいていの場合、両者の加成性が成り立
ち、その目的に応じて組成比を変えて使用することがで
きる。
しかしながら、通常、耐寒性の悪い極性ゴムと呼ばれ
るフッ素ゴム、アクリルゴム、アクリロニトリル−ブタ
ジエンゴム(NBR)などに、通常、耐寒性の良好な非極
性ゴムである前記汎用ゴム、エチレン−プロピレン−ジ
エンゴム(EPDM)、ブチルゴムなどを単純にブレンドす
ると、ほとんどの場合、加成性が成り立たず常態物性、
耐寒性および加工性が低下することが観測されている。
また、比較的溶解度パラメーターの近い非極性ゴムど
うし、または極性ゴムどうしをブレンドする場合、ある
いは一方のゴムにあらかじめ架橋させたゴムを用い他の
ゴムをブレンドする場合でも、単純にブレンドするだけ
では初期の効果が得られない場合が多い。これらの現象
は、単純なブレンドでは分散粒径があまり小さくなら
ず、また両エラストマーの界面の剥離が起きるためであ
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、前記従来技術の問題点を背景になされたも
ので、2種以上のエラストマーをブレンドする際に、一
方の成分のみを実質的に加硫することにより、分散粒径
を小さくし、かつ両エラストマー間の界面での分子の相
互侵入を増大させ、界面剥離を防止することができ、そ
の結果、常態物性、耐寒性、加工性に優れたエラストマ
ー組成物を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、エチレン−α−オレフィン−ジエン共重合
ゴム;ブチルゴム;ハロゲン化ブチルゴム;イソプレン
ゴム;ブタジエンゴム;クロロプレンゴム;スチレン−
ブタジエンゴム;ブチルアクリレート、メトキシエチル
アクリレートおよび/またはエトキシエチルアクリレー
ト含量が40重量%以上であるアクリルゴム;エチレンオ
キサイドもしくはプロピレンオキサイド含量が30〜70重
量%であるヒドリンゴム;塩素含量が20〜35重量%のク
ロロスルホン化ポリエチレンゴム;塩素含量が20〜35重
量%の塩素化ポリエチレンゴムおよびアクリロニトリル
含量が5〜30重量%であるアクリロニトリル−ブタジエ
ンゴムの群から選ばれた少なくとも1種である、加硫可
能なエラストマー(A)と、フッ素ゴム、エチルアクリ
レート含量が60重量%以上のアクリルゴム、エピクロル
ヒドリン含量が70重量%以上であるヒドリンゴム、塩素
含量が35〜50重量%であるクロロスルホン化ポリエチレ
ンゴム、塩素含量が35〜50重量%である塩素化ポリエチ
レンゴムおよびアクリロニトリル含量が30重量%を超え
るアクリロニトリル−ブタジエンゴムの群から選ばれた
少なくとも1種である、(A)より高いガラス転移温度
を有するエラストマー(B)とを含有する組成物を製造
するに際し、両エラストマーをあらかじめ実質的にエラ
ストマー(A)のみが加硫する条件下で混合することを
特徴とする加硫可能なエラストマー組成物の製造方法を
提供するものである。
本発明の加硫可能なエラストマー(A)(以下
「(A)成分」という)としては、加硫できるエラスト
マーであれば特に制限はなく、一般にエラストマーとし
て市販、あるいは使用されているものでも構わないが、
(A)成分より高いガラス転移温度を有するエラストマ
ー(B)(以下「(B)成分」という)の耐寒性を改良
する目的で使用する場合には耐寒性の良好なものが好ま
しく、例えばエチレン−α−オレフィン−ジエン共重合
ゴム(EPDM)、ブチルゴム、ハロゲン化ブチルゴム、イ
ソプレンゴム、クロロプレンゴム、スチレン−ブタジエ
ンゴムなどの耐寒性の非常に良好なものを挙げることが
できる。
このほか(A)成分としては、ブチルアクリレート、
メトキシエチルアクリレートおよび/またはエトキシエ
チルアクリレート含量が40重量%以上のアクリルゴム;
エチレンオキサイドもしくはプロピレンオキサイド含量
が30〜70重量%であるヒドリンゴム;塩素含量が20〜35
重量%のクロロスルホン化ポリエチレンゴム;塩素含量
が20〜35重量%の塩素化ポリエチレンゴムおよびアクリ
ロニトリル含量が5〜30重量%であるアクリロニトリル
−ブタジエンゴムなどの比較的耐寒性の良好なゴムを挙
げることができる。
なお、(A)成分としては、ハロゲン基、エポキシ基
などのほかに、カルボキシル基、ヒドロキシル基、アミ
ノ基などの官能基を10モル%以下程度含有されたエラス
トマーであってもよい。
また、(A)成分は、前記エラストマーのうち1種の
みを使用してもよく、また2種以上を組み合わせて用い
てもよい。
次に、(B)成分は、(A)成分と混練りした場合に
実質的に加硫しないエラストマーで、本発明において得
られる組成物の海相となるものであり、常態物性、耐油
性、耐候性、耐熱性の比較的良好なエラストマーが好ま
しい。
なお、(A)成分に耐寒性の優れたエラストマーを用
いる場合には、(B)成分に耐寒性の悪いエラストマー
を用いても、本発明の組成物は優れた耐寒性を示す。
前記(B)成分の具体例としては、フッ素ゴム、エチ
ルアクリレート含量が70重量%以上のアクリルゴム、エ
ピクロルヒドリン含量が60重量%以上のヒドリンゴム、
塩素含量が35〜50重量%であるクロロスルホン化ポリエ
チレンゴム、塩素含量が35〜50重量%である塩素化ポリ
エチレンゴムおよびアクリロニトリル含量が30重量%を
超えるアクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)など
のエラストマーを挙げることができる。
(B)成分は、前記エラストマーのうち1種のみを使
用してもよく、また2種以上を組み合わせて用いてもよ
い。
本発明において、(B)成分のガラス転移温度〔Tg
(B)〕は、(A)成分のガラス転移温度〔Tg(A)〕
よりも高く、その差〔Tg(B)−Tg(A)〕は、好まし
くは10℃以上、さらに好ましくは20℃以上であり、〔Tg
(B)−Tg(A)〕が10℃以下では(B)成分の耐寒性
を充分に改善することができない。
また、本発明のエラストマーブレンド組成物中の
(A)成分と(B)成分との割合は、通常、(A)成分
が5〜80重量部、好ましくは10〜50重量部、(B)成分
が20〜95重量部、好ましくは50〜90重量部〔ただし、
(A)+(B)=100重量部〕であり、(A)成分が5
重量部未満では(A)成分による(B)成分の改良効果
が小さく、一方80重量部を超えると(B)成分の持つ特
徴が発現しなくなる。
本発明における(A)成分と(B)成分との組み合わ
せは特に制限されるものではないが、例えば下記の組み
合わせを挙げることができる。
(A)成分 (B)成分 アクリルゴム*1 アクリルゴム*2 (耐寒グレード) (耐熱グレード) EPDM アクリルゴム*3 ブチルゴム 〃 ハロゲン化ブチルゴム 〃 クロロプレンゴム 〃 ヒドリンゴム*4 〃 (耐寒グレード) イソプレンゴム 〃 ブタジエンゴム 〃 スチレン−ブタジエンゴム 〃 NBR*5(低ニトリルグレード) 〃 クロロスルホン化ポリエチレンゴム*6 〃 塩素化ポリエチレンゴム*7 〃 (A)成分 (B)成分 ヒドリンゴム*4 ヒドリンゴム*8 (耐寒グレード) (耐熱グレード) EPDM ヒドリンゴム*9 ブチルゴム 〃 ハロゲン化ブチルゴム 〃 クロロプレンゴム 〃 イソプレンゴム 〃 ブタジエンゴム 〃 スチレン−ブタジエンゴム 〃 NBR*5(低ニトリルグレード) 〃 クロロスルホン化ポリエチレンゴム*6 〃 塩素化ポリエチレンゴム*7 〃 (A)成分 (B)成分 EPDM フッ素ゴム ブチルゴム 〃 ハロゲン化ブチルゴム 〃 クロロプレンゴム 〃 ヒドリンゴム*9 〃 イソプレンゴム 〃 ブタジエンゴム 〃 スチレン−ブタジエンゴム 〃 NBR*5(低ニトリルグレード) 〃 クロロスルホン化ポリエチレンゴム*6 〃 塩素化ポリエチレンゴム*7 〃 (A)成分 (B)成分 EPDM 塩素化ポリエチレンゴム*10 またはクロロスルホン化ポリエチレンゴム*11 ブチルゴム 〃 ハロゲン化ブチルゴム 〃 クロロプレンゴム 〃 ヒドリンゴム*9 〃 ブタジエンゴム 〃 スチレン−ブタジエンゴム 〃 NBR*5(低ニトリルグレード) 〃 (A)成分 (B)成分 EPDM NBR*12(中ニトリル 〜高ニトリルグレード) ブチルゴム 〃 ハロゲン化ブチルゴム 〃 クロロプレンゴム 〃 ヒドリンゴム*9 〃 クロロスルホン化ポリエチレンゴム*6 〃 塩素化ポリエチレンゴム*7 〃 *1)(ブチルアクリレート+メトキシエチルアクリレ
ート+エトキシエチルアクリレート)含量40〜100重量
% *2)エチルアクリレート含量60〜100重量% *3)エチルアクリレート含量60〜100重量% *4)(エチレンオキサイド+プロピレンオキサイド)
含量20〜70重量% *5)アクリロニトリル含量5〜30重量% *6)塩素含量20〜35重量% *7)塩素含量20〜35重量% *8)エピクロルヒドリン含量70〜100重量% *9)エピクロルヒドリン含量70〜100重量% *10)塩素含量35〜50重量% *11)塩素含量35〜50重量% *12)アクリロニトリル含量35〜55重量% 本発明は、(A)加硫可能なエラストマーと、(A)
より高いガラス転移温度を有するエラストマー(B)と
を、あらかじめ実質的にエラストマー(A)のみが加硫
する条件下で混合することにより、常態物性、加工性に
優れ、耐寒性の極めて良好なエラストマーブレンド組成
物が得られる。
前記(A)成分と(B)成分とのブレンド中の加硫
は、(A)成分のみが実質的に加硫し、(B)成分が実
質的に加硫しないことが原則であるが、組成物の加工性
を損なわない程度なら、(B)成分の一部が加硫してい
ても構わず、場合によっては(A)成分と(B)成分が
界面で共架橋してもよい。また、(A)成分と(B)成
分との架橋基が同一のものであっても、加硫剤、加硫助
剤、加硫促進剤などの加硫に不可欠な添加剤の大部分が
(A)成分に分配する場合、あるいは(A)成分の加硫
速度が(B)成分に比較して非常に速い場合などは本発
明を実施することができる。
これらの加硫において、必要に応じて加硫促進剤、加
硫助剤、促進助剤、加硫遅延剤などを併用してもよい。
また、加硫に際しては、熱、電子線、紫外線なのエネル
ギーを加えてもよい。
この加硫を目的として添加される架橋剤としては、通
常、ゴムの加硫剤として使用される硫黄もしくはその誘
導体または有機過酸化物、さらにアルキルフェノール樹
脂などのいずれでもよく、さらには前記(A)成分に含
有されることのある架橋基と反応性を有する官能基を少
なくとも2個以上有する多官能性架橋剤を挙げることが
できる。
架橋剤として使用される有機過酸化物としては、例え
ば2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘ
キサン−3、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパー
オキシ)ヘキサン、2,2′−ビス(t−ブチルパーオキ
シ)−p−ジイソプロピルベンゼン、ジクミルパーオキ
サイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、t−ブチルベ
ンゾエート、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,
3,5−トリメチルシクロヘキサン、2,4−ジクロルベンゾ
イルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、p−
クロルベンゾイルパーオキサイド、アゾビスイソブチロ
ニトリルなどであり、好ましくは2,5−ジメチル−2,5−
ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン−3、2,5−ジメ
チル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,
2′−ビス(t−ブチルパーオキシ)−p−ジイソプロ
ピルベンゼンである。
架橋剤の添加量は、硫黄の場合、本発明の組成物100
重量部に対して、0.1〜5重量部、好ましくは0.5〜3重
量部であり、前記有機過酸化物の場合、その添加量は、
組成物100重量部に対して、0.01〜10重量部、好ましく
は0.1〜5重量部であり、架橋剤の使用量が少なすぎる
とゴム成分の架橋密度が低く、機械的強度、耐油性、耐
クリープ性が不充分となり、一方多すぎるとゴム成分の
架橋密度が高くなりすぎ、得られる組成物の伸びが低下
する。
ゴム成分の架橋に際して、2官能性のビニルモノマー
などを共架橋剤として使用することできる。
かかる共架橋剤としては、以下の化合物が挙げられ
る。すなわち、エチレン・ジメタアクリレート、1,3−
ブチレン・ジメタアクリレート、1,4−ブチレン・ジメ
タアクリレート、1,6−ヘキサンジオール・ジメタアク
リレート、ポリエチレングリコールジメタアクリレー
ト、1,4−ブタンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサ
ンジオールジアクリレート、2,2′−ビス(4−メタク
リロイルジエトキシフェニル)プロパン、トリメチロー
ルプロパントリメタアクリレート、トリメチロールプロ
パントリアクリレート、ペンタエリスリトールトリアク
リレート、ジビニルベンゼン、N,N′−メチレンビスア
ルリルアミド、p−キノンジオキシム、p,p′−ジベン
ゾイルキノンジオキシム、トリアジンジチオール、トリ
アリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレート、ビ
スマレイミドなどである。
また、前記(A)成分中の架橋基と反応性を有する官
能基を少なくとも2個以上有する多官能性架橋剤として
は、好ましくはアミノ基、イソシアネート基、マレイミ
ド基、エポキシ基、ヒドロキシル基およびカルボキシル
基の群から選ばれる少なくとも1種の官能基を2個以上
有する多官能性架橋剤であり、ジアミン類、ポリアミン
類、ジイソシアネート類、ポリイソシアネート類、マレ
イミド類、ジエポキシド類、ジオール類、ポリオール
類、ジカルボン酸類などの化合物を挙げることができ
る。これらの化合物の具体例としては、例えばN,N′−
フェニレンジマレイミド、ヘキサメチレンジアミン、エ
チレンジアミンカルバメート、トリエチレンテトラミ
ン、テトラエチレンペンタミン、ヘキサメチレンジアミ
ンカルバメート、N,N′−ジシンナミリデン−1,6−ヘキ
サンジアミン、4,4′−メチレンビス(2−クロロアニ
リン)、4,4′−メチレンジアニリン、4,4′−メチレン
ビスシクロヘキシルアミン、トリエチレンジアミン、2
−エチル−1,5−ヘキサンジオール、2−エチル−1,6−
ヘキサンジオール、エチレングリコール、2−メチル−
2,4−ペンタンジオール、2−メチル−1,5−ペンタンジ
オール、プロピレングリコール、1,5−ブチレングリコ
ール、1,4−ブチレングリコール、1,5−ペンタンジオー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
N,N′−ビス(2−ヒドロキシプロピル)アニリン、1,
2,6−ヘキサントリオール、グリセロール、1,4−ブタン
ジオール、ブテンジオール、ブチンジオール、キシリレ
ングリコール、アミレングリコール、1,4−フェニレン
−ビス−β−ヒドロキシエチルエーテル、1,3−フェニ
レン−ビス−β−ヒドロキシエチルエーテル、ビス−
(ヒドロキシ−メチル−シクロヘキサン)、エチレンジ
イソシアネート、エチリデンジイソシアネート、プロピ
レンジイソシアネート、ブチレンジイソシアネート、シ
クロペンチレン−1,3−ジイソシアネート、シクロヘキ
シレン−1,4−ジイソシアネート、シクロヘキシレン−
1,2−ジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネー
ト、2,6−トリレンジイソシアネート、2,2′−ジフェニ
ルメタンジイソシアネート、2,2−ジフェニルプロパン
−4,4′−ジイソシアネート、p−フェニレンジイソシ
アネート、m−フェニレンジイソシアネート、キシリレ
ン−ジイソシアネート、1,4−ナフチレンジイソシアネ
ート、1,5−ナフチレンジイソシアネート、ジフェニル
−4,4′−ジイソシアネート、アゾベンゼン−4,4′−ジ
イソシアネート、ジフェニルスルホン−4,4′−ジイソ
シアネート、シクロヘキサメチレンジイソシアネート、
ペンタメチレンジイソシアネート、1−クロロベンゼン
−2,4−ジイソシアネート、フルフリデンジイソシアネ
ートなどが挙げられる。
さらに、(A)成分中にエポキシ基を導入したエラス
トマーを使用した場合には、架橋剤としてポリアミンカ
ーバメイト類、有機カルボン酸アンモニウム塩、ジチオ
カルバミン酸塩類、有機カルボン酸アルカリ金属塩と硫
黄化合物を組み合わせたものを使用することもできる。
さらにまた、(A)成分中にハロゲン基を導入したエ
ラストマーを使用した場合には、架橋剤といてポリアミ
ンカーバメイト類、有機カルボン酸アンモニウム塩、有
機カルボン酸アルカリ金属塩と硫黄化合物を組み合わせ
たものを使用することもできる。
本発明において、(A)成分と(B)成分とを混合
し、(A)成分のみを実質的に加硫する方法は特に限定
されないが、(A)成分と(B)成分に架橋剤を加え
て、混練り機中で主して(A)成分のみを動的加硫する
方法が好ましい。
この場合には、(A)成分、(B)成分および架橋剤
をを同時に混練りすることもできるし、あるいはあらか
じめ(A)成分と(B)成分とを混合したのち、架橋剤
を加えることもできる。
また、これらの任意の段階で必要に応じて後記添加剤
を添加することもできる。特に好ましくは、カーボンブ
ラック、シリカ、クレーなどの充填剤をあらかじめ
(A)成分中に混合し、これに(B)成分と架橋剤とを
混合するとよい。混合は、各種押し出し機、バンバリー
ミキサー、ニーダー、ロールなどで温度=50〜250℃、
好ましくは100〜200℃、時間=3分〜1時間、好ましく
は5分〜30分の範囲で混練り(動的加硫)することによ
って行うことができ、好ましい混練り方法としては、バ
ンバリーミキサー、ニーダーなどのインターナショナル
ミキサーを用いる方法である。この際、混練り温度が50
℃未満で加硫してしまうと反応の制御が困難であり、一
方250℃を超えるとゴムが劣化する恐れがある。また、
混練り時間が3分より短いと反応の制御が困難で、均一
な組成物が得られにく、一方1時間を超えると混練りコ
ストが上昇し好ましくない。
以上のように、本発明における前記加硫は、混合して
いる最中に行わなければならない。
すなわち、混合している最中には、剪断力がエラスト
マーにかかるので、(A)成分の分散粒子はより小さい
状態を保ち、また界面での分子の絡み合いもより多く生
じているためである。
この場合、剪断力を加えるのを止めると、(A)成分
の分散粒子どうしの会合が起き、粒径が大きくなり分子
の絡み合いも減少することになる。
このように、混合と同時に(A)成分を加硫すること
により良好な分散状態のまで系を固定することができ
る。
本発明により製造されるエラストマー組成物は、必要
に応じて各種配合剤を常法により配合して用いることが
できる。これらの配合剤は、必要に応じて本発明のエラ
ストマー組成物を製造する過程において添加されてもよ
いし、組成物製造後に添加されてもよい。
このような配合剤としては、例えば前記各種の加硫
剤、加硫促進剤、加硫助剤などのほかに、ゴム用の軟化
剤および可塑剤、カーボンブラック、ホワイトカーボ
ン、クレー、タルク、炭酸カルシウムなどの充填剤、酸
化防止剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、着色剤、加工助
剤、滑剤などであり、樹脂に主に用いられる二酸化チタ
ン、雲母、カオリンなどの充填剤および難燃剤なども使
用することができる。
さらに、本発明の組成物には、その物性を損なわない
範囲において、他の重合体を配合することもできる。こ
の重合体としては、本発明で使用される(A)成分およ
び(B)成分以外のエラストマーのほかに、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、エチレン−アクリレート樹脂、ポ
リスチレン、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂
などの各種の樹脂を必要に応じて用いることも可能であ
る。
これらの添加剤の配合割合は、適宜選択することがで
きる。
本発明のエラストマー組成物は、前記各種の配合剤を
配合して前記混練り機などを用いてブレンドされ配合物
となされたのち、従来公知の種々の成形法により、種々
の形状に成形される。この成形手段としては、例えば射
出成形、押し出し成形、圧縮成形などの方法が挙げら
れ、得られる成形品の加硫物は、その優れた性質を利用
して各種の自動車用部品、工業用品などに利用できる。
〔実施例〕
以下、実施例を挙げ、本発明をさらに具体的に説明す
るが、本発明はその主旨を超えない限り、以下の実施例
に制約されるものではない。
なお、実施例中の数値は、特に限定しない限り重量
部、重量%を示す。
また、実施例中の加硫ゴムの物性試験は、JIS K6301
に準拠して測定した。
実施例1 耐熱グレードアクリルゴム(日本合成ゴム(株)製、
AR101、ガラス転移温度=−18℃)を75gと、耐寒グレー
ドアクリルゴム(日本ゼオン(株)製、AR−54、ガラス
転移温度=−34℃)を75gとを、250ccインターナルミキ
サー(東洋精機(株)製、ラボプラストミル)を用いて
70℃で10分間混練りした。その後、加硫剤であるアンモ
ニウムベンゾエート(大内新興化学工業(株)製、バル
ノックAB)を1g加え、150℃で10分間加熱混練りし、エ
ラストマー1を得た。
このエラストマー1を、下記配合処方により配合し、
第1表の条件でプレス加硫して加硫物を得、この加硫物
を用いて各種の物性を評価した。
結果を第1表に示す。
配合処方 (部) エラストマー1 100 シースト3*1 50 ステアリン酸 1 ノクラックCD*2 1 パーカドックス#14/40*3 1 バルノックPM*4 1 *1)東海カーボン(株)製、HAFカーボンブラック *2)大内新興化学工業(株)製、老化防止剤 *3)化薬ヌーリー(株)製、有機過酸化物 *4)大内新興化学工業(株)製、加硫助剤 実施例2 アクリルゴム(東亜ペイント(株)製、AR801、ガラ
ス転移温度=−20℃)を100gと、EPDM(日本合成ゴム
(株)製、EP−21、ガラス転移温度=−58℃)を50gと
を、250ccインターナルミキサー(東洋精機(株)製、
ラボプラストミル)を用いて70℃で10分間混練りした。
その後、加硫剤である有機過酸化物(化薬ヌーリー
(株)製、トリゴノックス29/40)を1g加え、120℃で10
分間加熱混練りし、エラストマー2を得た。
このエラストマー2を、下記配合処方により配合し、
第1表の条件でプレス加硫して加硫物を得、この加硫物
を用いて各種の物性を評価した。
結果を第1表に示す。
配合処方 (部) エラストマー2 100 VN3 *1 50 TSL8370*2 2 ステアリン酸 1 ステアリン酸カリウム 1 ステアリン酸ナトリウム 2.5 硫黄 0.3 ノクラックCD 1 イルガノックス1010*4 1 *1)日本シリカ(株)製、湿式シリカ *2)東芝シリコーン株式会社製、シランカップリング
剤 *3)チバガイギー(株)製、老化防止剤 実施例3 アクリルゴム(日本ゼオン(株)製、AR−31、ガラス
転移温度=−19℃)を50gと、ブチルゴム(日本合成ゴ
ム(株)製、JSR Butyl268、ガラス転移温度=−69
℃)を100gとを、250ccインターナルミキサー(東洋精
機(株)製、ラボプラストミル)を用いて70℃で10分間
混練りした。
その後、架橋剤であるアルキルフェノール・ホルムア
ルデヒド樹脂(住友化学工業(株)製、タッキロール25
0−I)を10g加え、150℃で10分間加熱混練りし、エラ
ストマー3を得た。
このエラストマー3を、下記配合処方により配合し、
第1表の条件でプレス加硫して加硫物を得、この加硫物
を用いて各種の物性を評価した。
結果を第1表に示す。
配合処方 (部) エラストマー3 150 HAFシースト3 10 ノクラックCD 1 バルノックAB*1 1 *1)大内新興化学工業(株)製、加硫剤(アンモノウ
ムベンゾエート) 実施例4 ヒドリンゴム(大阪曹達(株)製、エピクロマーH、
ガラス転移温度=−12℃、エピクロルヒドリン含量=10
0%)を100g、ブタジエンゴム(日本合成ゴム(株)
製、BR01、ガラス転移温度=−101℃)を50g、シースト
3(東海カーボン(株)製、HAFカーボンブラック)30
g、ステアリン酸1.5g、亜鉛華2.5g、硫黄0.5g、ノクセ
ラーDM(大内新興化学工業(株)製、加硫促進剤)0.5
g、ノクラックHP(大内新興化学工業(株)製、老化防
止剤)1g、ノクラックB(大内新興化学工業(株)製、
老化防止剤)1gを、250ccインターナルミキサー(東洋
精機(株)製、ラボプラストミル)を用いて150℃で10
分間混練りし、エラストマー4を得た。
このエラストマー4を、下記配合処方により配合し、
第1表の条件でプレス加硫して加硫物を得、この加硫物
を用いて各種の物性を評価した。
結果を第1表に示す。
配合処方 (部) エラストマー4 120 シースト3 20 四三酸化鉛 5 ノクラックNBC*1 1 NA−22*2 1.2 *1)大内新興化学工業(株)製、老化防止剤 *2)米国デュポン社製、加硫促進剤 実施例5 NBR(日本合成ゴム(株)製、N240S、ガラス転移温度
=−51℃、アクリロニトリル含量=26%)を120g、シー
ストS(東海カーボン(株)製、SRFカーボン)60g、亜
鉛華6g、ステアリン酸1.2g、ノクラックNBC2gを、250cc
インターナルミキサー(東洋精機(株)製、ラボプラス
トミル)を用いて70℃で10分間混練りして得た配合物90
gに、フッ素ゴム(日本合成ゴム(株)製、アフラス150
P、ガラス転移温度=+2℃)90gとを、同様のラボプラ
ストミルで70℃で10分間混練りし、そののち硫黄0.3g、
ノクセラーCZ(大内新興化学工業(株)製、加硫促進
剤)1.2g、ノクセラーTT(大内新興化学工業(株)製、
加硫促進剤)0.8gを加え、150℃で10分間加熱混練り
し、エラストマー5を得た。
このエラストマー5を、下記配合処方により配合し、
第1表の条件でプレス加硫して加硫物を得、この加硫物
を用いて各種の物性を評価した。
結果を第1表に示す。
配合処方 (部) エラストマー5 120 スターリングMT−FF*1 10 タイク*2 5 パーカドックス14*3 1 *1)キャボット社製、MTカーボン *2)日本化成(株)製、加硫助剤 *3)化薬ヌーリー(株)製、有機過酸化物 実施例6 NBR(日本合成ゴム(株)製、N220S、ガラス転移温度
=−22℃、アクリロニトリル含量=41%)を100gと、ク
ロロスルホン化ポリエチレンゴム(昭和ネオプレン
(株)製、ハイパロン45、塩素含量=25%、ガラス転移
温度=−43℃、)を50gとを、250ccインターナルミキサ
ー(東洋精機(株)製、ラボプラストミル)を用いて70
℃で10分間混練りし、その後酸化マグネシウム4gとペン
タエリスリトール3gを加え、150℃で10分間加熱混練り
し、エラストマー6を得た。
このエラストマー6を、下記配合処方により配合し、
第1表の条件でプレス加硫して加硫物を得、この加硫物
を用いて各種の物性を評価した。
結果を第1表に示す。
配合処方 (部) エラストマー6 100 シーストS 50 ステアリン酸 1 ノクセラーTT 1.5 ノクセラーCZ 2 硫黄 0.5 ノクラックNBC 2 比較例1 耐熱グレードアクリルゴム(日本合成ゴム(株)製、
AR101、ガラス転移温度=−18℃)を下記配合処方で配
合し、第1表の条件でプレス加硫して加硫物を得、この
加硫物を用いて各種の物性を評価した。
結果を第1表に示す。
配合処方 (部) AR101 100 シースト3 50 パーカドックス#14/40 1 バルノックPM 1 ノクラックCD 1 比較例2 アクリルゴム(東亜ペイント(株)製、AR801、ガラ
ス転移温度=−20℃)を下記配合処方で配合し、第1表
の条件でプレス加硫して加硫物を得、この加硫物を用い
て各種の物性を評価した。
結果を第1表に示す。
配合処方 (部) AR801 100 VN3 50 TSL8370 2 ステアリン酸 1 ステアリンカリウム 1 ステアリン酸ナトリウム 2.5 硫黄 0.3 ノクラックCD 1 イルガノックス1010 2 比較例3 アクリルゴム(日本ゼオン(株)製、AR−31、ガラス
転移温度=−19℃)を下記配合処方で配合し、第1表の
条件でプレス加硫して加硫物を得、この加硫物を用いて
各種の物性を評価した。
結果を第1表に示す。
配合処方 (部) AR−31 100 シースト3 60 TSL8370 1 ステアリン酸 1 ノクラックCD 1 バルノックAB 2 比較例4 ヒドリンゴム(大阪曹達(株)製、エピクロマーH、
ガラス転移温度=−12℃、エピクロルヒドリン含量=10
0%)を下記配合処方で配合し、第1表の条件でプレス
加硫して加硫物を得、この加硫物を用いて各種の物性を
評価した。
結果を第1表に示す。
配合処方 (部) エピクロマーH 100 シースト3 40 四三酸化鉛 5 ノクラックNBC 1 NA−22 1.2 比較例5 フッ素ゴム(日本合成ゴム(株)製、アフラス150P、
ガラス転移温度=+2℃)を下記配合処方で配合し、第
1表の条件でプレス加硫して加硫物を得、この加硫物を
用いて各種の物性を評価した。
結果を第1表に示す。
配合処方 (部) アフラス150P 100 スターリングMT−FF 20 タイク 5 パーカドックス14 1 比較例6 NBR(日本合成ゴム(株)製、N220S、ガラス転移温度=
−22℃、アクリロニトリル含量=41%)を下記配合処方
で配合し、第1表の条件でプレス加硫して加硫物を得、
この加硫物を用いて各種の物性を評価した。
結果を第1表に示す。
配合処方 (部) N220S 100 シーストS 50 ステアリン酸 1 ノクセラーTT 1.5 ノクセラーCZ 2 硫黄 0.5 ノクラックNBC 2 比較例7 アクリルゴム(東亜ペイント(株)製、AR801、ガラ
ス転移温度=−20℃)を100gと、EPDM(日本合成ゴム
(株)製、EP−21、ガラス転移温度=−58℃)を50gと
を、250ccインターナルミキサー(東洋精機(株)製、
ラボプラストミル)を用いて70℃で10分間混練りし、エ
ラストマー7を得た。
このエラストマー7を、下記配合処方により配合し、
第1表の条件でプレス加硫して加硫物を得、この加硫物
を用いて各種の物性を評価した。
結果を第1表に示す。
配合処方 (部) エラストマー7 100 VN3 50 TSL8370 2 ステアリン酸 1 ステアリン酸カリウム 1 ステアリン酸ナトリウム 2.5 硫黄 0.3 トリゴノックス29/40 0.7 ノクラックCD 1 イルガノックス1010 2 比較例8 NBR(日本合成ゴム(株)製、N240S、ガラス転移温度
=−51℃、アクリロニトリル含量=26%)120g、シース
トS(東海カーボン(株)製、SRFカーボン)60g、亜鉛
華6g、ステアリン酸1.2g、ノクラックNBC2gを、250ccイ
ンターナルミキサー(東洋精機(株)製、ラボプラスト
ミル)を用いて70℃で10分間混練り配合して得られたコ
ンパウンド10gと、フッ素ゴム(日本合成ゴム(株)
製、アフラス150P、ガラス転移温度=2℃)を90gと
を、前記ラボプラストミルで70℃で20分間混練りし、エ
ラストマー8を得た。このエラストマー8を、下記配合
処方により配合し、第1表の条件でプレス加硫して加硫
物を得、この加硫物を用いて各種の物性を評価した。結
果を第1表に示す。
配合処方 (部) エラストマー8 120 スターリングMT−FF 10 タイク 5 パーカドックス14 1 硫黄 0.2 ノクセラーCZ 0.8 ノクセラーTT 0.5 〔発明の効果〕 本発明により製造されるエラストマー組成物は、単に
ゴムどうしを混練りしたものよりもロール巻きつけが容
易なため、作業性の改善が顕著であり、またこの組成物
を加硫したゴム弾性体は、優れた機械的強度を示し、耐
寒性に優れた特徴を有しており、一般工業、化学分野へ
の利用が可能である。
本発明のエラストマー組成物よりエラストマー加硫物
は、例えばOリング、パワーステアリングホース、耐油
パッキン、ガスケット、オイルクーラーホース、オイル
シール、カバーリングホース、ベアリングシール、コン
ベアベルトなどに好適に使用される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹村 泰彦 東京都中央区築地2丁目11番24号 日本合 成ゴム株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−27932(JP,A)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エチレン−α−オレフィン−ジエン共重合
    ゴム;ブチルゴム;ハロゲン化ブチルゴム;イソプレン
    ゴム;ブタジエンゴム;クロロプレンゴム;スチレン−
    ブタジエンゴム;ブチルアクリレート、メトキシエチル
    アクリレートおよび/またはエトキシエチルアクリレー
    ト含量が40重量%以上であるアクリルゴム;エチレンオ
    キサイドもしくはプロピレンオキサイド含量が30〜70重
    量%であるヒドリンゴム;塩素含量が20〜35重量%のク
    ロロスルホン化ポリエチレンゴム;塩素含量が20〜35重
    量%の塩素化ポリエチレンゴムおよびアクリロニトリル
    含量が5〜30重量%であるアクリロニトリル−ブタジエ
    ンゴムの群から選ばれた少なくとも1種である、加硫可
    能なエラストマー(A)と、フッ素ゴム、エチルアクリ
    レート含量が60重量%以上のアクリルゴム、エピクロル
    ヒドリン含量が70重量%以上であるヒドリンゴム、塩素
    含量が35〜50重量%であるクロロスルホン化ポリエチレ
    ンゴム、塩素含量が35〜50重量%である塩素化ポリエチ
    レンゴムおよびアクリロニトリル含量が30重量%を超え
    るアクリロニトリル−ブタジエンゴムの群から選ばれた
    少なくとも1種である、(A)より高いガラス転移温度
    を有するエラストマー(B)とを含有する組成物を製造
    するに際し、両エラストマーをあらかじめ実質的にエラ
    ストマー(A)のみが加硫する条件下で混合することを
    特徴とする加硫可能なエラストマー組成物の製造方法。
  2. 【請求項2】エラストマー(B)のガラス転移温度〔Tg
    (B)〕とエラストマー(A)のガラス転移温度〔Tg
    (A)〕との差〔Tg(B)−Tg(A)〕が10℃以上であ
    る特許請求の範囲第1項記載の加硫可能なエラストマー
    組成物の製造方法。
  3. 【請求項3】エラストマー(A)が5〜80重量部、エラ
    ストマー(B)が95〜20重量部よりなる特許請求の範囲
    第1〜2項いずれか1項記載の加硫可能なエラストマー
    組成物の製造方法。
  4. 【請求項4】エラストマー(A)とエラストマー(B)
    とを混練り機を用いて混合し、実質的に(A)のみを動
    的加硫してなる特許請求の範囲第1〜3項いずれか1項
    記載の加硫可能なエラストマー組成物の製造方法。
  5. 【請求項5】エラストマー(A)として、あらかじめ充
    填剤を練り込んだコンパウンドを使用してなる特許請求
    の範囲第1〜4項いずれか1項記載の加硫可能なエラス
    トマー組成物の製造方法。
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