JP3253898B2 - 耐油性ゴムアロイ組成物 - Google Patents

耐油性ゴムアロイ組成物

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JP3253898B2
JP3253898B2 JP17418997A JP17418997A JP3253898B2 JP 3253898 B2 JP3253898 B2 JP 3253898B2 JP 17418997 A JP17418997 A JP 17418997A JP 17418997 A JP17418997 A JP 17418997A JP 3253898 B2 JP3253898 B2 JP 3253898B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加硫可能な耐油性
ゴムアロイ組成物に係り、さらに詳しくはエピクロルヒ
ドリンゴムとあらかじめ加硫させたフッ素ゴムおよびま
たはその配合物とのアロイ化により得られる耐燃料油
性、耐アルコール混合燃料油性、耐熱性および耐摩耗性
に優れている耐油性ゴムアロイ組成物に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】現在、フ
ッ素ゴムは、耐熱性および耐油性に最も優れたゴム材料
であるが、非常に高価であるという問題点を有してい
る。
【0003】また、エピクロルヒドリンゴムは、耐油
性、耐燃料油性、耐熱性、耐候性、および耐燃料油透過
性のバランスが優れているため、耐燃料油性、耐熱性ゴ
ム材料として重要である。しかし、エピクロルヒドリン
ゴムは、耐燃料油性、耐アルコール混合燃料油性、耐熱
性および耐摩耗性がフッ素ゴムより劣るため、使用部位
によっては、その応用が制限されている。
【0004】最近の工業用途、特に自動車の分野におい
ては、エピクロルヒドリンゴムの耐油性、特に耐燃料油
性、耐アルコール混合燃料油性、耐熱性では不十分で且
つ、耐摩耗性の向上が必要とされている。即ち、フッ素
ゴムに、より近い優れた耐油性、特に耐燃料油性および
耐アルコール混合燃料油性と、エピクロルヒドリンゴム
とフッ素ゴムの中間の耐熱性と、エピクロルヒドリンゴ
ムより良好な耐摩耗性とを有し、且つ、フッ素ゴムより
安価なゴム材料が望まれている。
【0005】これに対し、エピクロルヒドリンゴムとフ
ッ素ゴムとを混練りしてブレンドする試みが行われてい
る。しかし、加工上混練りが困難であったり、フッ素ゴ
ムのエピクロルヒドリンゴムに対する親和性が乏しいた
め、双方の成分が十分均一に分散しにくく、また加硫の
ため加熱処理する際に相分離し、更に分散度が低下する
ものであった。そのため耐油性、耐燃料油性、耐アルコ
ール混合燃料油性、耐熱性や耐摩耗性で実用上不満足で
あり、且つ、大幅なコスト削減も達成されないものであ
った。
【0006】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、フッ素ゴムに近い優れた耐燃料油性および耐ア
ルコール混合燃料油性と、フッ素ゴムとエピクロルヒド
リンゴムとの中間の耐熱性と、エピクロルヒドリンゴム
より良好な耐摩耗性とをもった耐油性ゴムアロイ組成物
をフッ素ゴムより安価に、方法によってはエピクロルヒ
ドリンゴムより安価に製造することのできる耐油性ゴム
アロイ組成物を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段および発明の実施の形態】
本発明者らは、前記課題を解決するために鋭意検討を重
ねた結果、エピクロルヒドリンゴムにあらかじめ加硫さ
せたフッ素ゴムおよびまたはその配合物を含有してなる
加硫可能な耐油性ゴムアロイ組成物は、フッ素ゴムに近
い優れた耐燃料油性および耐アルコール混合燃料油性
と、フッ素ゴムとエピクロルヒドリンゴムとの中間の耐
熱性と、エピクロルヒドリンゴムより良好な耐摩耗性と
を有し、且つ、フッ素ゴムより安価に、方法によっては
エピクロルヒドリンゴムよりも安価に提供できることを
見い出し、本発明を完成するにいたった。
【0008】即ち、本発明の耐油性ゴムアロイ組成物
は、エピクロルヒドリンゴムに、あらかじめ加硫させた
フッ素ゴムおよびまたはその配合物のゴム分を30〜7
0重量%含有させて加硫可能に形成したことを特徴とす
る。
【0009】さらに詳しくは、本発明の加硫可能な耐油
性ゴムアロイ組成物は、あらかじめ加硫させたフッ素ゴ
ムおよびまたはその配合物が、エピクロルヒドリンゴム
中に均一に分散され、その加硫物は、加硫のため加熱処
理する際の相分離が防止されるとともに、エピクロルヒ
ドリンゴム自身の加硫とともに、フッ素ゴム相の界面を
中心に相内部でフッ素ゴムとエピクロルヒドリンゴムと
が共架橋されると考えられるので、本発明の耐油性ゴム
アロイ組成物の加硫物は、前記の優れた化学、物理特性
を備えているという特徴を有する。
【0010】さらに、あらかじめ加硫させたフッ素ゴム
配合物には、圧縮成形で発生する加硫されたバリや射出
成形、トランスファー成形、押し出し成形で発生する加
硫された端材等のいわゆる産業廃棄物も使用できること
から、資源が再利用され、極めて安価な材料として提供
できることに特徴がある。
【0011】本発明におけるあらかじめ加硫させたフッ
素ゴムおよびまたはその配合物は、フッ素ゴム単体およ
びまたはその配合物を、加硫剤を用いて加硫させたもの
を用いることができる。加硫させるための加硫剤の種
類、量には特に制限はなく、フッ素ゴムおよびまたはそ
の配合物を加硫させ得るものであればよい。なお、ここ
でいうあらかじめ加硫させたフッ素ゴムとは、一般的に
純ゴム配合と称されるフッ素ゴムに加硫に必要とする、
加硫剤、加硫促進剤、受酸剤、活性剤、加硫助剤等をフ
ッ素ゴムの加硫系に応じて適正に配合して加硫させたも
のをいう。
【0012】加硫剤には、一般的にフッ素ゴムの加硫に
用いられているポリオール加硫系、アミン加硫系、パー
オキサイド加硫系等を用いることができる。さらに、あ
らかじめ加硫させたフッ素ゴム配合物の配合物には特に
限定はなく、必要に応じて補強性充填剤、増量充填剤、
加硫安定剤、加工助剤、カップリング剤、可塑剤、顔料
等を配合してもよい。また、フッ素ゴムは、一般的には
一次加硫で成形した後、二次加硫して加硫を完結させ
る。
【0013】本発明におけるあらかじめ加硫させたフッ
素ゴムおよびまたはその配合物としては、一次加硫後の
ものでも、更に二次加硫したものでもよいが、一次加硫
後のものが望ましい。本発明におけるフッ素ゴム配合物
としては、一次加硫でゴム製品を成形加工した際に発生
するバリや端材を使用するのが、資源再活用とコスト削
減の面から特に望ましい。
【0014】本発明におけるあらかじめ加硫させたフッ
素ゴムおよびまたはその配合物の一次加硫条件は、10
0〜300℃で数秒から48時間、好ましくは100〜
250℃で1時間以内の範囲とするとよい。
【0015】また、本発明におけるあらかじめ加硫させ
たフッ素ゴムおよびまたはその配合物の二次加硫条件
は、100〜300℃で30分〜48時間、好ましくは
150〜250℃で2〜24時間の範囲とするとよい。
これは加硫時間が短すぎると架橋度が不充分となり、2
4時間以上であると経済的でないばかりか、温度条件に
よってはフッ素ゴムが劣化するためである。
【0016】本発明におけるあらかじめ加硫させたフッ
素ゴムおよびまたはその配合物とエピクロルヒドリンゴ
ムとの混合割合は、特に限定されないが、加硫した耐油
性ゴムアロイ組成物の特性から、望ましくはあらかじめ
加硫されたフッ素ゴムおよびまたはその配合物に含まれ
るフッ素ゴム分を、エピクロルヒドリンゴムに対して1
0重量%から90重量%の範囲とするとよい。フッ素ゴ
ム分が10重量%以下であると、耐熱性、耐油性、耐摩
耗性の改善効果が小さく、90重量%以上であると、加
工が困難であったり、引張り強さなどの物理特性が低下
して、実用上の制約が発生する。
【0017】本発明におけるあらかじめ加硫させたフッ
素ゴムおよびまたはその配合物をエピクロルヒドリンゴ
ムと混合する際の形態は、特に限定されない。しかし、
エピクロルヒドリンゴムとの円滑な混合と均一化には、
平均粒子径が5mm以下の粉体であるとさらに望まし
い。
【0018】本発明におけるあらかじめ加硫させたフッ
素ゴムおよびまたはその配合物に用いるフッ素ゴムは、
炭素原子数が2〜8の含フッ素単量体の共重合体であ
り、具体的にはビニリデンフルオライド、ヘキサフルオ
ロプロピレン、ペンタフルオロプロピレン、テトラフル
オロエチレン、クロロフルオロエチレンおよびアルキル
基の炭素原子数が1〜5のパーフルオロ(アルキルビニ
ルエーテル)の群より選ばれる少なくとも1種の化合物
を必須成分としたものおよびテトラフルオロエチレンお
よびビニリデンフルオライドの少なくとも1種とそれと
共重合可能な他のオレフィンとの共重合体であり、必要
に応じて架橋点となる活性ハロゲン基含有単量体やエポ
キシ基含有単量体を共重合したものでもよい。
【0019】これらのフッ素ゴムのうち、ビニリデンフ
ルオライド−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、ビニ
リデンフルオライド−ヘキサフルオロプロピレン−テト
ラフルオロエチレン共重合体、テトラフルオロエチレン
−ビニリデンフルオライド−プロピレン共重合体、ビニ
リデンフルオライド−テトラフルオロエチレン−パーフ
ルオロ(メチルビニルエーテル)共重合体が特に好まし
く、一般に市販されているフッ素ゴムを使用することが
できる。これらのフッ素ゴムのムーニー粘度(ML1+4
、100℃)は、20〜150のものを用いるとよ
い。
【0020】本発明におけるエピクロルヒドリンゴムと
しては、エピクロルヒドリン単独重合体、エピクロルヒ
ドリンとエチレンオキサイドとの共重合体、エピクロル
ヒドリンとプロピレンオキサイド共重合体、および、こ
の単独重合体または各共重合体にアリルグリシジルエー
テルを共重合したものを含む。これらのエピクロルヒド
リンゴムの分子量は自己加硫できる大きさ以上を必要と
する。一方、極度の高分子量は、あらかじめ加硫させた
フッ素ゴムおよびまたはその配合物との相溶性を損なう
おそれがあるので、数平均分子量で3,000〜50
0,000が望ましい。更に好ましくは、ムーニー粘度
(ML1+4 、100℃)で10〜150のものを用いる
とよい。これらは、一般に市販されているものを用いる
ことができる。
【0021】本発明の耐油性ゴムアロイ組成物のアロイ
化には、一般的にエピクロルヒドリンゴムの加硫に用い
られる加硫剤を使用することができるが、エピクロルヒ
ドリンゴムとフッ素ゴムとの共加硫が可能な加硫剤を使
用することにより、更に好ましい物性を与えることがで
きる。例えば、トリアジン系化合物と有機オニウム化合
物の併用系、アミン系化合物および有機過酸化物が加硫
剤として好ましく、また、有機過酸化物加硫には架橋助
剤を併用すると更に好ましい。
【0022】また、使用するトリアジン系化合物として
は、特に限定されないが、具体的には2,4,6−トリ
チオール−s−トリアジン、2−ジブチルアミノ−4,
6−ジチオール−s−トリアジン、2−フェニルアミノ
−4,6−ジチオール−s−トリアジン、2−ジシクロ
ヘキシルアミノ−4,6−ジチオール−s−トリアジ
ン、2−フェノキシ−4,6−ジチオール−s−トリア
ジンおよびこれらのアルカリ金属塩またはアルカリ土類
金属塩等が挙げられる。これらのトリアジン系化合物の
使用量は、本発明においては特に限定されないが、通常
は耐油性ゴムアロイ組成物100重量部あたり0.5〜
15重量部の範囲である。
【0023】さらに、使用する有機オニウム化合物とし
ては、特に限定されないが、テトラアルキルアンモニウ
ムブロマイド、テトラアルキルフォスフォニウムブロマ
イド、などであり、具体的にはテトラエチルアンモニウ
ムブロマイド、テトラ−nーブチルアンモニウムブロマ
イド、オクタデシルアンモニウムブロマイド、テトラ−
n−ブチルフォスフォニウムブロマイドなどが挙げられ
る。これらの有機オニウム化合物の使用量は、本発明に
おいては特に限定されないが、通常は耐油性ゴムアロイ
組成物100重量部あたり0.2〜15重量部の範囲で
ある。
【0024】さらにまた、使用するアミン系化合物とし
ては、通常のアミン加硫で使用されるものでよく、例え
ば、ヘキサメチレンジアミンカルバメート、N,N’−
ジシンナミリデン−1,6−ヘキサンジアミン、4,
4’−ビス(アミノシクロヘキシル)メタンカルバメー
ト等が挙げられる。これらのアミン系化合物の使用量
は、通常は耐油性ゴムアロイ組成物100重量部当り
0.1〜15重量部であり、好ましくは1〜8重量部で
ある。
【0025】また、使用する有機過酸化物としては、ゴ
ム工業やプラスチック工業で通常使用される有機過酸化
物が使用でき、特に限定されない。具体的にはジクミル
パーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、t−
ブチルクミルパーオキサイド、クメンヒドロパーオキサ
イド、ベンゾイルパーオキサイド、2,4−ジクロロジ
ベンゾイルパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5
−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、1,1−ジ−
(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシ
クロヘキサン、t−ブチルパーオキシベンゾエート、
2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾイルパーオキ
シ)ヘキサン、1,3−ジ(t−ブチルパーオキシイソ
プロピル)ベンゼン等が挙げられる。これらの有機過酸
化物の使用量は、本発明においては特に限定されない
が、通常は耐油性ゴムアロイ組成物100重量部あたり
0.5〜15重量部の範囲である。
【0026】さらに、使用する架橋助剤は、通常の有機
過酸化物加硫で使用されるものでよく、例えばトリアリ
ルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレート、トリメ
チロールプロパントリメタクリレート、エチレンジメタ
クリレート、マグネシウムジメタクリレート、ジビニル
ベンゼン、ジアリルフタレート、トルイレンビスマレイ
ミド、メタフェニレンビスマレイミドなどの多官能性モ
ノマー、液状ポリブタジエン、p−キノンジオキシム、
p,p’−ジベンゾイルキノンジオキシムなどのオキシ
ム化合物等が挙げられる。これらの架橋助剤の使用量
は、通常は耐油性ゴムアロイ組成物100重量部当り
0.1〜15重量部であり、好ましくは1〜8重量部で
ある。
【0027】本発明の耐油性ゴムアロイ組成物の調整方
法には、特に限定はなく、前記の各種成分を、ロール、
加圧ニーダー、バンバリーミキサー、インターナルミキ
サー等の通常のゴム混練機によって均一に混合すること
により容易に調整される。この際、あらかじめ加硫され
たフッ素ゴムおよびまたはその配合物は、あらかじめ通
常のゴム混練機でシート状とするか、もしくは粉砕機で
粉末化した粉末状のものを用いるのが望ましい。
【0028】本発明の耐油性ゴムアロイ組成物には、さ
らに好ましい物理特性や加工性のバランスを与えるため
に、必要に応じて補強性充填剤、増量充填剤、老化防止
剤、加硫安定剤、加工助剤、カップリング剤、相溶化
剤、可塑剤、顔料等を配合してもよい。
【0029】こうして得られる本発明の耐油性ゴムアロ
イ組成物は、ゴム工業に一般的に用いられる圧縮成形、
射出成形、トランスファー成形、押し出し成形、溶剤に
溶かしてのコーティング等により成形される。
【0030】
【発明の効果】本発明の耐油性ゴムアロイ組成物を加硫
することによって得られる加硫物は、フッ素ゴムに近い
優れた耐燃料油性および耐アルコール混合燃料油性と、
フッ素ゴムとエピクロルヒドリンゴムとの中間の耐熱性
と、エピクロルヒドリンゴムより良好な耐摩耗性とを有
する。更に、フッ素ゴムより安価に、方法によってはエ
ピクロルヒドリンゴムより安価に製造することができ
る。そのため、パッキン、ガスケット、オイルシール、
Oリング、バルブ、ダイヤフラム、チューブ、ホース、
ベルト、ロール、ロールブレード、防振ゴム、被覆材、
コーティング材等の耐燃料油性、耐アルコール混合燃料
油性、耐熱性、耐摩耗性が要求される各種の用途に広く
使用することができる。
【0031】
【実施例】以下、実施例により、本発明を具体的に説明
する。なお、本発明はこれによって限定されるものでは
ない。
【0032】以下の記述において、部は重量部を示す。
加硫ゴム物性はJIS K 6301に従って評価し
た。耐熱性は、加硫物を150℃のギヤオーブン中で7
0時間熱老化させた後の各物性値の変化率を測定するこ
とにより評価した。耐油性を示す膨潤度体積変化率は、
加硫ゴムをJIS#3油中に150℃で70時間、JI
S燃料油Cおよび20容量%のメタノールを含有させた
JIS燃料油Cのそれぞれの中に40℃で70時間浸漬
した後の変化率を測定することにより求めた。耐摩耗性
は、日本ゴム協会編ゴム試験法(昭和63年版)記載の
ウィリアムス摩耗試験法に従って評価した。
【0033】本実施例における耐油性ゴムアロイ組成物
は次のようにして得た。即ち、第1表に示す配合に従
い、各成分を2本ロールで均一に混合し、フッ素ゴム配
合物FKM1からFKM6およびフッ素ゴムFKM7を
作成した。
【0034】次に、第2表に示す配合および脚注に示す
加硫条件に従って、一次加硫(プレス加硫)した後、二
次加硫して、加硫させた耐油性ゴムアロイ組成物を得
た。なお、加硫させた耐油性ゴムアロイ組成物の加硫条
件は、以下に示す第3表から第5表まで同じである。
【0035】実施例1 エピクロルヒドリンゴムとしてのエピクロルヒドリン−
エチレンオキサイド−アリルグリシジルエーテル共重合
体ゴムであるGECO1の100部に対して、あらかじ
め一次加硫させたフッ素ゴム配合物としての二元系フッ
素ゴム配合物FKM1−C1を62部(GECO1に対
するフッ素ゴム配合物のゴム分の混合割合が30重量
%)、ステアリン酸を2部、老化防止剤としてのノクラ
ックNBCを1部、酸化マグネシウムを3部、炭酸カル
シウムを5部、FEFカーボンを50部、加硫剤1とし
てトリアジン系化合物である2,4,6−トリチオール
−s−トリアジンを1部、加硫剤2として有機オニウム
化合物であるオクタデシルアンモニウムブロマイドを
0.5部とした。
【0036】実施例2 あらかじめ一次加硫させたフッ素ゴム配合物としての二
元系フッ素ゴム配合物FKM1−C1を144.4部
(GECO1に対するフッ素ゴム配合物のゴム分の混合
割合が50重量%)とした以外は前記実施例1と同じ配
合割合とした。
【0037】実施例3 あらかじめ一次加硫させたフッ素ゴム配合物としての二
元系フッ素ゴム配合物FKM1−C1を337部(GE
CO1に対するフッ素ゴム配合物のゴム分の混合割合が
70重量%)とした以外は前記実施例1と同じ配合割合
とした。
【0038】比較例1 比較のため、ゴムをGECO1のみとした以外は前記実
施例1と同じ配合割合とした。即ち、エピクロルヒドリ
ンゴムの配合物である。
【0039】比較例2 比較のため、ゴムを未加硫のフッ素ゴム配合物FKM1
−C0を144.4部のみとした。即ち、未加硫のフッ
素ゴム配合物の配合である。
【0040】比較例3 比較のため、未加硫のフッ素ゴム配合物FKM1−C0
をFKM1−C1の代りに配合させた以外は前記実施例
1と同じ配合割合とした。即ち、未加硫のエピクロルヒ
ドリンゴムと未加硫のフッ素ゴム配合物を混合する配合
である。
【0041】評 価 実施例1から実施例3、比較例1から比較例3の二次加
硫物の常態物性、耐熱性、耐油性、耐燃料油性、耐アル
コール混合燃料油性、耐摩耗性の評価結果を、配合と加
硫条件と併せて第2表に示す。
【0042】この第2表に示すように、実施例1の耐油
性ゴムアロイ組成物の耐熱性を示す引張強さ変化率およ
び伸び変化率は、エピクロルヒドリンゴムの二次加硫物
である比較例1より小さく、硬さ変化率は比較例1およ
び比較例2の中間にあって、耐熱性に優れている。ま
た、実施例1の耐油性ゴムアロイ組成物は、比較例1よ
り耐油性、耐燃料油性、耐アルコール混合燃料油性にお
いて体積変化率が小さく優れており、且つ、耐摩耗性に
おいても摩耗量が少なく耐摩耗性が優れている。更に、
比較例3の未加硫のフッ素ゴム配合物との混合物に比べ
て、耐油性、耐燃料油性、耐アルコール混合燃料油性、
耐熱性および耐摩耗性に優れていることが判明した。更
にまた、実施例2および実施例3の耐油性ゴムアロイ組
成物の耐油性、耐燃料油性、耐アルコール混合燃料油
性、耐熱性および耐摩耗性も比較例1より優れており、
実施例1より更に向上して、前記と同様の効果を発揮す
ることが判明した。
【0043】次に、実施例4から実施例7において、耐
油性ゴムアロイ組成物に用いる加硫させたフッ素ゴム配
合物の作成条件および形態を変えて前記と同様に評価し
た。配合と評価結果を第3表に示す。
【0044】実施例4 あらかじめ二次加硫させたフッ素ゴム配合物FKM1−
C2をFKM1−C1の代りに用いた以外は前記実施例
2と同じ配合割合とした。
【0045】実施例5 圧縮成形加硫で生じたフッ素ゴム配合物のバリ未粉砕品
FKM1−C1BをFKM1−C1の代りに用いた以外
は前記実施例2と同じ配合割合とした。
【0046】実施例6 圧縮成形加硫で生じたフッ素ゴム配合物のバリを機械粉
砕し、3mm以下にふるい分けしたFKM1−C1Bを
FKM1−C1の代りに用いた以外は前記実施例2と同
じ配合割合とした。
【0047】実施例7 圧縮成形加硫で生じたフッ素ゴム配合物のバリを機械粉
砕後、ジェット気流粉砕し、100μm以下にふるい分
けしたFKM1−C1BをFKM1−C1の代りに用い
た以外は前記実施例2と同じ配合割合とした。
【0048】評 価 第3表に示すように、実施例4からあらかじめ二次加硫
させたフッ素ゴム配合物でも、実施例5から圧縮成形加
硫で発生したバリでも、本発明の耐油性ゴムアロイ組成
物は前記と同様の優れた特徴を発揮することが判明し
た。また、実施例6および実施例7から、フッ素ゴム配
合物のバリ粉砕品は、それぞれの特性がさらに若干向上
することが判明した。
【0049】次に、実施例8から実施例14において、
フッ素ゴムおよびフッ素ゴム配合物を、エピクロルヒド
リンゴムに対するあらかじめ加硫させたフッ素ゴムおよ
びまたはフッ素ゴム配合物のゴム分の混合割合が50重
量%となるようにして、フッ素ゴム配合物を三元系フッ
素ゴムとした場合、三元系アミン加硫フッ素ゴムとした
場合、過酸化物加硫フッ素ゴムとした場合、純ゴム配合
のフッ素ゴムとした場合および二元系フッ素ゴム配合物
と純ゴム配合のフッ素ゴムとの混合物とした場合につい
て評価した。比較例を含めた配合と評価結果を第4表に
示す。
【0050】実施例8 あらかじめ一次加硫させたフッ素ゴム配合物としての三
元系フッ素ゴム配合物FKM2−C1の146.5部を
FKM1−C1の代りに用いた以外は前記実施例2と同
じ配合割合とした。
【0051】実施例9 エピクロルヒドリンゴムであるGECO1の100部に
対して、あらかじめ一次加硫させたフッ素ゴム配合物と
しての三元系アミン加硫フッ素ゴム配合物FKM3−C
1を136.5部、ステアリン酸を2部、老化防止剤と
してのノクラックNBCを1部、酸化マグネシウムを3
部、FEFカーボンを50部、加硫剤としてのアミン系
加硫剤ヘキサメチレンジアミンカルバメートを1部とし
た。
【0052】実施例10 エピクロルヒドリンゴムであるGECO1の100部に
対して、あらかじめ一次加硫させたフッ素ゴム配合物と
しての三元系過酸化物加硫フッ素ゴム配合物FKM4−
C1を133.6部、ステアリン酸を2部、老化防止剤
としてのノクラックNBCを1部、酸化マグネシウムを
3部、FEFカーボンを50部、架橋助剤トリアリルイ
ソシアヌレートを3部、加硫剤としての過酸化物加硫剤
2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキ
シ)ヘキサンを1部とした。
【0053】実施例11 あらかじめ一次加硫させたフッ素ゴム配合物としてのテ
トラフルオロエチレン−ビニリデンフルオライド−プロ
ピレン共重合体フッ素ゴム配合物FKM5−C1の13
0部をFKM4−C1の代りに用いた以外は前記実施例
10と同じ配合割合とした。
【0054】実施例12 あらかじめ一次加硫させたフッ素ゴム配合物としてのビ
ニリデンフルオライド−テトラフルオロエチレン−パー
フルオロ(メチルビニルエーテル)共重合体フッ素ゴム
配合物FKM6−C1の138.2部をFKM4−C1
の代りに用いた以外は前記実施例10と同じ配合割合と
した。
【0055】実施例13 あらかじめ一次加硫させたフッ素ゴムとしてのフッ素ゴ
ム純ゴム配合物FKM7−C1の114.4部をFKM
1−C1の代わりに用いた以外は前記実施例2と同じ配
合割合とした。
【0056】実施例14 あらかじめ一次加硫させたフッ素ゴムとあらかじめ一次
加硫させたフッ素ゴム配合物の混合物として、あらかじ
め一次加硫させた二元系フッ素ゴム配合物FKM1−C
1の72.2部とあらかじめ一次加硫させたフッ素ゴム
の純ゴム配合物FKM7−C1の57.2部をFKM1
−C1の代りに用いた以外は前記実施例2と同じ配合割
合とした。
【0057】比較例4 比較のため、未加硫のフッ素ゴム配合物としての三元系
フッ素ゴム配合物FKM2−C0を用いた以外は前記実
施例8と同じ配合割合とした。
【0058】比較例5 比較のために、ゴムをGECO1とした以外は前記実施
例9と同じ配合割合とした。即ち、GECO1のアミン
加硫による配合物である。
【0059】比較例6 比較のため、未加硫のフッ素ゴム配合物としての三元系
アミン加硫フッ素ゴム配合物FKM3−C0を用いた以
外は前記実施例9と同じ配合割合とした。
【0060】比較例7 比較のために、ゴムをGECO1とした以外は前記実施
例10と同じ配合割合とした。即ち、GECO1の過酸
化物加硫による配合物である。
【0061】比較例8 比較のため、未加硫のフッ素ゴム配合物としての三元系
過酸化物加硫フッ素ゴム配合物FKM4−C0を用いた
以外は、前記実施例10と同じ配合割合とした。
【0062】評 価 第4表に示すように、実施例8から実施例14と比較例
5および比較例7とから、フッ素ゴムを組成の異なる三
元系とした場合、加硫系の異なるアミン加硫系および過
酸化物加硫系とした場合、純ゴム配合とした場合、なら
びに二元系フッ素ゴムの配合物と純ゴムフッ素ゴムとの
混合物とした場合のいずれの場合でも優れた耐油性、耐
燃料油性、耐アルコール混合燃料油性、耐熱性および耐
摩耗性を発揮することが判明した。また、実施例8と比
較例4、実施例9と比較例6および実施例10と比較例
8の比較から、本発明の耐油性ゴムアロイ組成物は、未
加硫のフッ素ゴムを用いた場合より前記と同様の優れた
特徴を発揮していることがわかる。
【0063】次に、実施例15から実施例18におい
て、組成の異なる各種エピクロルヒドリンゴムを用いた
場合の耐油性ゴムアロイ組成物を、それぞれのエピクロ
ルヒドリンゴム単独および未加硫フッ素ゴム配合物との
混合物を用いた比較例9から16までと対比して評価し
た。これらの配合と評価結果を第5表に示す。
【0064】実施例15 エピクロルヒドリンゴムとしてのエピクロルヒドリン単
独重合体ゴムCO1をGECO1の代りに用いた以外は
前記実施例2と同じ配合割合とした。
【0065】実施例16 エピクロルヒドリンゴムとしてのエピクロルヒドリン−
アリルグリシジルエーテル共重合体ゴムGCO1をGE
CO1の代りに用いた以外は前記実施例2と同じ配合割
合とした。
【0066】実施例17 エピクロルヒドリンゴムとしてのエピクロルヒドリン−
エチレンオキサイド共重合体ゴムECO1をGECO1
の代わりに用いた以外は前記実施例2と同じ配合割合と
した。
【0067】実施例18 エピクロルヒドリンゴムとしてのエピクロルヒドリン−
プロピレンオキサイド−アリルグリシジルエーテル共重
合体ゴムGPCO1をGECO1の代わりに用いた以外
は前記実施例2と同じ配合割合とした。
【0068】比較例9 比較のため、ゴムをCO1のみとした以外は前記実施例
15と同じ配合割合とした。
【0069】比較例10 比較のため、未加硫のフッ素ゴム配合物FKM1−C0
をFKM1−C1の代りに用いた以外は前記実施例15
と同じ配合割合とした。
【0070】比較例11 比較のため、ゴムをGCO1のみとした以外は前記実施
例16と同じ配合割合とした。
【0071】比較例12 比較のため、未加硫のフッ素ゴム配合物FKM1−C0
をFKM1−C1の代りに用いた以外は前記実施例16
と同じ配合割合とした。
【0072】比較例13 比較のため、ゴムをECO1のみとした以外は前記実施
例17と同じ配合割合とした。
【0073】比較例14 比較のため、未加硫のフッ素ゴム配合物FKM1−C0
をFKM1−C1の代りに用いた以外は前記実施例17
と同じ配合割合とした。
【0074】比較例15 比較のため、ゴムをGPCO1のみとした以外は前記実
施例18と同じ配合割合とした。
【0075】比較例16 比較のため、未加硫のフッ素ゴム配合物FKM1−C0
をFKM1−C1の代りに用いた以外は前記実施例18
と同じ配合割合とした。
【0076】評 価 第5表に示すように、実施例15と比較例9と比較例1
0、実施例16と比較例11と比較例12、実施例17
と比較例13と比較例14、実施例18と比較例15と
比較例16との比較から、組成の異なる各種エピクロル
ヒドリンゴムを用いた場合でも、これら実施例の耐油性
ゴムアロイ組成物は、前記と同様な優れた特徴を発揮す
ることが判明した。
【0077】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−137024(JP,A) 特開 平9−137025(JP,A) 特開 平7−286072(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 15/02 C08L 19/00 C08L 27/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エピクロルヒドリンゴムに、あらかじめ
    加硫させたフッ素ゴムおよびまたはその配合物のゴム分
    を30〜70重量%含有させてなり加硫可能なことを特
    徴とする耐油性ゴムアロイ組成物。
  2. 【請求項2】 前記あらかじめ加硫させたフッ素ゴム配
    合物は、一次加硫成形加工の際に発生するバリや端材で
    あることを特徴とする請求項1に記載の耐油性ゴムアロ
    イ組成物。
  3. 【請求項3】 前記あらかじめ加硫させたフッ素ゴムお
    よびまたはその配合物に用いるフッ素ゴムは、ビニリデ
    ンフルオライド−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、
    ビニリデンフルオライド−ヘキサフルオロプロピレン−
    テトラフルオロエチレン共重合体、テトラフルオロエチ
    レン−ビニリデンフルオライド−プロピレン共重合体、
    ビニリデンフルオライド−テトラフルオロエチレン−パ
    ーフルオロ(メチルビニルエーテル)共重合体の一種も
    しくは複数種であることを特徴とする請求項1または請
    求項2に記載の耐油性ゴムアロイ組成物。
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