JPH09137025A - ゴムアロイ組成物 - Google Patents

ゴムアロイ組成物

Info

Publication number
JPH09137025A
JPH09137025A JP29569095A JP29569095A JPH09137025A JP H09137025 A JPH09137025 A JP H09137025A JP 29569095 A JP29569095 A JP 29569095A JP 29569095 A JP29569095 A JP 29569095A JP H09137025 A JPH09137025 A JP H09137025A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluororubber
rubber
vulcanized
compound
resistance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP29569095A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3037119B2 (ja
Inventor
Satoru Oishi
哲 大石
Akikazu Nagano
朗一 長野
Koichi Osaku
晃一 大作
Susumu Takeya
晋 武谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Arai Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Arai Seisakusho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Arai Seisakusho Co Ltd filed Critical Arai Seisakusho Co Ltd
Priority to JP7295690A priority Critical patent/JP3037119B2/ja
Publication of JPH09137025A publication Critical patent/JPH09137025A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3037119B2 publication Critical patent/JP3037119B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フッ素ゴムに近い優れた耐油性、フッ素ゴム
とアクリルゴムの中間の耐熱性およびフッ素ゴムより優
れた耐寒性を合わせもつとともに、耐圧縮永久ひずみ性
に優れたゴムアロイ組成物をフッ素ゴムより安価に、方
法によってはアクリルゴムより安価に製造することので
きるゴムアロイ組成物を提供すること。 【解決手段】 アクリルゴムに、あらかじめ加硫させた
フッ素ゴムおよびまたはその配合物を含有させてなるこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加硫可能なゴムア
ロイ組成物に係り、さらに詳しくはあらかじめ加硫させ
たフッ素ゴムおよびまたはその配合物とアクリルゴムと
のアロイ化により得られる耐油性、耐熱性、耐寒性およ
び耐圧縮永久ひずみ性に優れているゴムアロイ組成物に
関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】現在フッ
素ゴムは、耐油性および耐熱性に最も優れたゴム材料で
あるが、耐寒性に劣り、且つ非常に高価であるという問
題点を有している。
【0003】また、アクリルゴムは、耐熱性、耐油性お
よび価格のバランスが優れているため、耐熱性、耐油性
ゴム材料として重要である。しかし、アクリルゴムは、
耐熱性、耐油性がフッ素ゴムより劣るため、使用部位に
よっては、その応用が制限されている。
【0004】最近の工業用途、特に自動車の分野におい
ては、アクリルゴムの耐熱性、耐油性では不十分で、フ
ッ素ゴムとの中間の性能を有するゴム材料が必要とされ
ている。即ち、アクリルゴムとフッ素ゴムの中間の耐熱
性とフッ素ゴムに近い優れた耐油性を有し、且つ、フッ
素ゴムより安価なゴム材料が望まれている。
【0005】これに対し、アクリルゴムとフッ素ゴムと
を混練りしてブレンドする試みが行われている。しか
し、加工上混練りが困難であったり、フッ素ゴムのアク
リルゴムに対する親和性が乏しいため、双方の成分が十
分に均一に分散しにくく、また加硫のため加熱処理する
際に相分離し、更に分散度が低下するものであった。そ
のため物理特性、特に耐熱性、耐圧縮永久ひずみ性で実
用上不満足であり、且つ、大幅なコスト削減も達成され
ないものであった。
【0006】また、耐熱性の向上を目的として、アクリ
ル酸エステル単量体とフッ素単量体とを共重合させる方
法(例えば特開平7−25972号公報)、含フッ素ポ
リマーをアクリルモノマー中に溶解もしくは膨潤させ、
次いでこのモノマーを重合に付して高分子量化する方法
(例えば特開平4−363352号公報、特開平5−9
8116号公報)も試みられているが、その加硫配合物
の耐熱性、耐圧縮永久ひずみ性は満足できるものではな
く、且つ、高価な材料となるものであった。
【0007】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、フッ素ゴムに近い優れた耐油性、フッ素ゴムと
アクリルゴムの中間の耐熱性およびフッ素ゴムより優れ
た耐寒性を合わせもつとともに、耐圧縮永久ひずみ性に
優れたゴムアロイ組成物をフッ素ゴムより安価に、方法
によってはアクリルゴムより安価に製造することのでき
るゴムアロイ組成物を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の実施の形態】
本発明者らは、前記課題を解決するために鋭意検討を重
ねた結果、あらかじめ加硫させたフッ素ゴムおよびまた
はその配合物を含有してなる加硫可能なゴムアロイ組成
物は、フッ素ゴムに近い優れた耐油性、フッ素ゴムとア
クリルゴムの中間の耐熱性およびフッ素ゴムより優れた
耐寒性を合わせもつとともに、耐圧縮永久ひずみ性に優
れ、且つ、フッ素ゴムより安価に、方法によってはアク
リルゴムよりも安価に提供できることを見い出し、本発
明を完成するにいたった。
【0009】即ち、本発明のゴムアロイ組成物は、あら
かじめ加硫させたフッ素ゴムおよびまたはその配合物を
アクリルゴムに含有させて加硫可能に形成したことを特
徴とする。
【0010】さらに詳しくは、本発明の加硫可能なゴム
アロイ組成物は、あらかじめ加硫させたフッ素ゴムおよ
びまたはその配合物が、アクリルゴム中に均一に分散さ
れ、その加硫物は、加硫のため加熱処理する際の相分離
が防止されるとともに、アクリルゴム自身の加硫ととも
に、フッ素ゴム相の界面を中心に相内部でフッ素ゴムと
アクリルゴムとが共架橋されると考えられるので、本発
明のゴムアロイ組成物の加硫物は、前記の優れた物理、
化学特性を備えているという特徴を有する。
【0011】さらに、あらかじめ加硫させたフッ素ゴム
の配合物には、圧縮成形で発生する加硫されたバリや射
出成形、トランスファー成形、押し出し成形で発生する
加硫された端材等のいわゆる産業廃棄物も使用できるこ
とから、資源が再利用され、極めて安価な材料として提
供できることに特徴がある。
【0012】本発明におけるあらかじめ加硫させたフッ
素ゴムおよびまたはその配合物は、フッ素ゴム単体およ
びまたはその配合物を、加硫剤を用いて加硫させたもの
を用いることができる。加硫させるための加硫剤の種
類、量には特に制限はなく、フッ素ゴムおよびまたはそ
の配合物を加硫させ得るものであればよい。加硫剤に
は、一般的にフッ素ゴムの加硫に用いられているポリオ
ール加硫系、アミン加硫系、パーオキサイド加硫系、イ
オン加硫系等を用いることができる。
【0013】また、フッ素ゴムは、一般的には一次加硫
で成型した後、二次加硫して加硫を完結させる。本発明
におけるあらかじめ加硫させたフッ素ゴムおよびまたは
その配合物としては、一次加硫後のものでも、更に二次
加硫したものでもよいが、一次加硫後のものが望まし
い。その配合物には特に限定はなく、必要に応じて補強
性充填剤、増量充填剤、加硫安定剤、受酸剤、加工助
剤、カップリング剤、可塑剤、顔料等を配合してもよ
い。但し、フッ素ゴムおよびアクリルゴムの物理特性、
特に耐熱性に悪影響をおよぼすものを配合するのは好ま
しくない。
【0014】そのフッ素ゴム配合物には、一次加硫でゴ
ム製品を成型加工した際に発生するバリや端材を使用す
るのが、資源再活用とコスト削減の面から特に望まし
い。
【0015】本発明におけるあらかじめ加硫させたフッ
素ゴムおよびまたはその配合物の一次加硫条件は、10
0〜300℃で数秒から48時間、好ましくは100〜
250℃で1時間以内の範囲とするとよい。二次加硫条
件は、100〜300℃で30分〜48時間、好ましく
は150〜250℃で24〜48時間の範囲とするとよ
い。これは加硫時間が短すぎると架橋度が不充分とな
り、48時間以上であると経済的でないばかりか、温度
条件によってはフッ素ゴムが劣化するためである。
【0016】また、あらかじめ加硫させたフッ素ゴムと
アクリルゴムとの混合割合は、特に限定されないが、加
硫したゴムアロイ組成物の特性から、望ましくはアクリ
ルゴム100重量部当り10〜500重量部の範囲であ
る。フッ素ゴムが10重量部以下であると、耐油性、耐
熱性の改善効果が小さく、500重量部以上であると、
加工が困難であったり、引張り強さなどの物理特性が低
下して、実用上の制約が発生する。
【0017】あらかじめ加硫させたフッ素ゴムおよびま
たはその配合物をアクリルゴムと混合する際の形態は、
特に限定されない。しかし、アクリルゴムとの円滑な混
合と均一化には、平均粒子径が5mm以下の配合物粉体
であるとさらに望ましい。
【0018】本発明におけるフッ素ゴムは、炭素原子数
が2〜8の含フッ素単量体の共重合体であり、具体的に
はビニリデンフルオライド、ヘキサフルオロプロピレ
ン、ペンタフルオロプロピレン、テトラフルオロエチレ
ン、クロロフルオロエチレンおよびアルキル基の炭素原
子数が1〜5のパーフルオロ(アルキルビニルエーテ
ル)の群より選ばれる少なくとも1種の化合物を必須成
分としたものおよびテトラフルオロエチレンおよびビニ
リデンフルオライドの少なくとも1種とそれと共重合可
能な他のオレフィンとの共重合体であり、必要に応じて
架橋点となる活性ハロゲン基含有単量体やエポキシ基含
有単量体を共重合したものでもよい。
【0019】これらのあらかじめ加硫させたフッ素ゴム
のうち、ビニリデンフルオライド−ヘキサフルオロプロ
ピレン共重合体、ビニリデンフルオライド−ヘキサフル
オロプロピレン−テトラフルオロエチレン共重合体、ビ
ニリデンフルオライド−テトラフルオロエチレン−パー
フルオロ(メチルビニルエーテル)共重合体、テトラフ
ルオロエチレン−プロピレン共重合体、テトラフルオロ
エチレン−ビニリデンフルオライド−プロピレン共重合
体が特に好ましく、一般に市販されているフッ素ゴムを
使用することができる。これらのフッ素ゴムのムーニー
粘度(ML1+4、100℃)は、20〜150のものを
用いるとよい。
【0020】本発明におけるアクリルゴムは、炭素原子
数が1〜8のアルキル基を有するアルキルアクリレート
ならびに炭素原子数が1〜4のアルコキシ基および炭素
原子数が1〜4のアルキレン基を有するアルコキシアル
キルアクリレートより選ばれる少なくとも1種のアクリ
ル酸エステルと、架橋点として活性ハロゲン基含有単量
体、エポキシ基含有単量体、カルボキシル基含有単量
体、ジエン化合物、ジヒドロジシクロペンタジエニル基
含有(メタ)アクリル酸エステルの群より選ばれる少な
くとも1種の単量体との共重合体である。この共重合体
には前記の単量体と共重合しうる他の共重合性単量体、
例えばアクリロニトリル、酢酸ビニル等が共重合された
ものでもよい。一般に市販されているアクリルゴムも使
用することができる。
【0021】これらのアクリル酸エステルの具体例とし
ては、メチルアクリレート、エチルアクリレート、n−
ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレー
ト、メトキシメチルアクリレート、メトキシエチルアク
リレート、エトキシエチルアクリレート、ブトキシエチ
ルアクリレート等があげられる。
【0022】また、架橋点として共重合される単量体の
具体例としては、ビニルクロロアセテート、2−クロロ
エチルビニルエーテル、2−クロロエチルアクリレート
等の活性ハロゲン基含有単量体、グリシジルメタアクリ
レート、グリシジルアクリレート、アリルグリシジルエ
ーテル等のエポキシ基含有単量体、アクリル酸、メタア
クリル酸、マレイン酸モノメチル、イタコン酸モノメチ
ル等のカルボキシル基含有単量体、エチリデンノルボル
ネン、ジシクロペンタジエン等のジエン化合物、ジヒド
ロジシクロペンタジエニルアクリレート、ジシクロペン
タジエニルメタアクリレート等のジヒドロジシクロペン
タジエニル基含有(メタ)アクリル酸エステル等が挙げ
られる。
【0023】これらのアクリルゴムの分子量は、少なく
ともアクリルゴム自身も自己加硫できる大きさ以上を必
要とする。一方、極度の高分子量は、あらかじめ加硫さ
せたフッ素ゴムおよびまたはその配合物との相溶性を損
なう恐れがあるので、数平均分子量で3,000〜50
0,000が望ましい。さらに好ましくは、ムーニー粘
度(ML1+4 、100℃)で10〜150のものを用い
るとよい。
【0024】これらのアクリルゴムの製造には、所定量
の単量体を塊状重合、懸濁重合、乳化重合、溶液重合等
により重合する従来公知の各種重合方法を採用できる。
【0025】本発明のアロイ化には、一般的にアクリル
ゴムの加硫に用いられる加硫剤を使用することができる
が、アクリルゴムとフッ素ゴムとの共加硫が可能な加硫
剤を使用することにより、更に好ましい物性を得ること
ができる。例えば、アクリルゴムの架橋点単量体が活性
ハロゲン基含有単量体またはカルボキシル基含有単量体
でフッ素ゴムがポリオール加硫系である場合には、ポリ
アミン系、トリアジン系化合物またはトリアジン系化合
物と有機オニウム化合物およびまたはジチオカルバミン
酸塩との併用系が加硫剤として好ましく、エポキシ基含
有単量体でフッ素ゴムがアミン加硫系である場合には、
ジアミン系加硫剤が好ましい。また、ジエン化合物また
はジヒドロジシクロペンタジエニル基含有(メタ)アク
リル酸エステルでフッ素ゴムが過酸化物加硫系である場
合には、有機過酸化物が加硫剤として好ましい。
【0026】本発明のゴムアロイ組成物の調整方法に
は、特に限定はなく、前記の各種成分を、ロール、加圧
ニーダー、バンバリーミキサー、インターナルミキサー
等の通常のゴム混練機によって均一に混合することによ
り、容易に調整される。この際、あらかじめ加硫された
フッ素ゴムおよびまたはその配合物は、あらかじめ通常
のゴム混練機でシート状とするか、もしくは粉砕機で粉
末化した粉末状のものを用いるのが望ましい。
【0027】本発明のゴムアロイ組成物には、さらに好
ましい物理特性や加工性のバランスを与えるために、必
要に応じて補強性充填剤、増量充填剤、老化防止剤、加
硫安定剤、加工助剤、カップリング剤、可塑剤、顔料等
を配合してもよい。但し、フッ素ゴムおよびアクリルゴ
ムの物理特性、特に耐熱性に悪影響を及ぼすものを配合
するのは好ましくない。
【0028】こうして得られる本発明のゴムアロイ組成
物は、ゴム工業に一般的に用いられる圧縮成型、射出成
型、トランスファー成型、押し出し成型、溶剤に溶かし
てのコーティング等により成型される。
【0029】
【発明の効果】本発明のゴムアロイ組成物を加硫するこ
とによって得られる加硫物は、フッ素ゴムに近い優れた
耐油性、フッ素ゴムとアクリルゴムの中間の耐熱性およ
びフッ素ゴムより優れた耐寒性を合わせもつとともに、
耐圧縮永久ひずみ性に優れており、且つ、フッ素ゴムよ
り安価に、方法によってはアクリルゴムより安価に製造
することができる。そのため、パッキン、ガスケット、
オイルシール、Oリング、バルブ、ダイヤフラム、チュ
ーブ、ホース、ベルト、ロール、ロールブレード、防振
ゴム、被覆材、コーティング材等の耐油性、耐熱性、耐
寒性が要求される各種の用途に広く使用することができ
る。
【0030】
【実施例】以下、実施例により、本発明を具体的に説明
する。なお、本発明はこれによって限定されるものでは
ない。
【0031】以下の記述において、部は重量部を示す。
加硫ゴム物性はJIS K 6301に従って評価し
た。耐熱性は加硫物を175℃ギヤオーブン中で168
時間熱老化させた後の各物性値の変化率を測定すること
により評価した。耐圧縮永久ひずみ性は、加硫ゴムを2
5(%)圧縮した175℃、24時間後の試料の圧縮永
久ひずみ率を測定した。耐油性を示す膨潤度体積変化率
は、加硫ゴムをJIS#3油中に150℃で70時間浸
漬した後の変化率を測定することにより求めた。耐寒性
は、ASTM D1329−88に従ったTR試験で測
定した。
【0032】本実施例におけるゴムアロイ組成物は次の
ようにして得た。即ち、第1表に示す配合に従い、各成
分を2本ロールで均一に混合し、フッ素ゴム配合物FK
M1からFKM9までを作成した。一方乳化重合によ
り、エチルアクリレート/ブチルアクリレート/メトキ
シエチルアクリレート/2−クロロエチルビニルエーテ
ルの共重合割合が40/35/20/5(重量比)、ム
ーニー粘度ML1+4 (100℃)が40のアクリルゴム
ACM1を得た。
【0033】次に、第2表に示す配合および脚注に示す
加硫条件に従って、一次加硫(プレス加硫)した後、二
次加硫して、加硫させたゴムアロイ組成物を得た。な
お、加硫させるゴムアロイ組成物の加硫条件は、以下に
示す第3表から第5表まで同じである。
【0034】実施例1 ハロゲンタイプアクリルゴムACM1の100部に対し
て、あらかじめ一次加硫させた2元系フッ素ゴム配合物
FKM1−C1を62部(フッ素ゴム分43部)、ステ
アリン酸を1部、置換ジフェニルアミンを1部、FEF
カーボンを60部、加硫剤としてトリアジン化合物(加
硫剤1)を2部、有機オニウム化合物(加硫剤2)を2
部とした。
【0035】実施例2 あらかじめ一次加硫させた2元系フッ素ゴム配合物FK
M1−C1を144.4部(フッ素ゴム分100部)、
加硫剤1と加硫剤2をそれぞれ3.4部とした以外は、
前記実施例1と同じ配合割合とした。
【0036】実施例3 あらかじめ一次加硫させた2元系フッ素ゴム配合物FK
M1−C1を337部(フッ素ゴム分233部)、加硫
剤1と加硫剤2とをそれぞれ5.4部とした以外は、前
記実施例1と同じ配合割合とした。
【0037】比較例1 比較のため、ゴムをアクリルゴムACM1のみとし、あ
らかじめ一次加硫させた2元素フッ素ゴム配合物FKM
1−C1を配合しないようにし、それ以外は前記実施例
1と同じ配合割合とした。
【0038】比較例2 比較のため、ゴムを未加硫のフッ素ゴム配合物FKM1
−C0を144.4部のみとした。
【0039】比較例3 比較のため、未加硫のフッ素ゴム配合物FKM1−C0
を、FKM1−C1の代りに配合させた以外は、前記実
施例1と同じ配合割合とした。
【0040】評 価 実施例1から実施例3、比較例1から比較例3の二次加
硫物の常態物性、耐熱老化性、耐圧縮永久ひずみ性、耐
油性および耐寒性の評価結果を、配合と加硫条件と併せ
て第2表に示す。
【0041】この第2表に示すように、実施例1のゴム
アロイ組成物の耐熱老化性を示す硬さ変化、引張強さ変
化率、伸び変化率および圧縮永久ひずみ率は、それぞれ
の単一ゴム二次加硫物である比較例1と比較例2との中
間にあり、耐熱老化性、耐圧縮永久ひずみ性に優れてい
る。また、実施例1のゴムアロイ組成物はアクリルゴム
(比較例1)より耐油性に優れており、フッ素ゴム(比
較例2)より耐寒性に優れており、さらに、未加硫のフ
ッ素ゴム配合物(比較例3)に比べて耐熱老化性、耐圧
縮永久ひずみ性に優れていることが判明した。
【0042】実施例2および実施例3のゴムアロイ組成
物の耐熱老化性、耐圧縮ひずみ性は実施例1より更に向
上しており、耐油性および耐寒性は、前記と同様の効果
を発揮することが判明した。
【0043】次に、実施例4から7において、用いるフ
ッ素ゴム配合物の作成条件および形態を変えて前記と同
様に評価した。配合と評価結果を第3表に示す。
【0044】実施例4 あらかじめ二次加硫させたフッ素ゴム配合物FKM1−
C2を、FKM1−C1の代りに用いた以外は、前記実
施例1と同じ配合割合とした。
【0045】実施例5 プレス加硫で発生したフッ素ゴム配合物のバリ未粉砕品
FKM1−C1Bを、FKM1−C1の代りに用いた以
外は、前記実施例1と同じ配合割合とした。
【0046】実施例6 プレス加硫で発生したフッ素ゴム配合物のバリを機械粉
砕し、3mm以下にふるいわけしたFKM1−C1B
を、FKM1−C1の代りに用いた以外は、前記実施例
1と同じ配合割合とした。
【0047】実施例7 プレス加硫で発生したフッ素ゴム配合物のバリを機械粉
砕し、100μm以下にふるいわけしたFKM1−C1
Bを、FKM1−C1の代りに用いた以外は、前記実施
例1と同じ配合割合とした。
【0048】評 価 第3表に示すように、実施例4からあらかじめ二次加硫
させたフッ素ゴム配合物でも、実施例5からプレス加硫
で発生したフッ素ゴム配合物のバリでも、本発明のゴム
アロイ組成物は前記と同様の優れた特徴を発揮する。実
施例6および実施例7から、フッ素ゴム配合物のバリ粉
砕品は、それぞれの特性がさらに若干向上することが判
明した。
【0049】さらに、実施例8から11において、フッ
素ゴム配合物を3元系フッ素ゴムとした場合、純ゴム配
合とした場合、アミン加硫タイプ配合物としゴムアロイ
組成物をアミン加硫した場合および加硫系をトリアジン
系とアミンとの併用系とした場合について評価した。比
較例を含めた配合と評価結果を第4表に示す。
【0050】実施例8 あらかじめ一次加硫させた3元系フッ素ゴムの配合物F
KM2−C1の63部を、FKM1−C1の代りに用い
た以外は、前記実施例1と同じ配合割合とした。
【0051】実施例9 あらかじめ一次加硫させたフッ素ゴムの純ゴム配合物F
KM9−C1の49部を、FKM1−C1の代りに用い
た以外は、前記実施例1と同じ配合割合とした。
【0052】実施例10 エポキシタイプアクリルゴムACM2の100部と、あ
らかじめ一次加硫させた3元系フッ素ゴムの配合物FM
K8−C1の58部とを用い、加硫系をトリアジン系
(加硫剤1、加硫剤2)に代えてアミン系(ダイアック
No.1)を1.5とした以外は、前記実施例1と同じ
配合割合とした。
【0053】実施例11 加硫系をトリアジン系(加硫剤1、加硫剤2)を各0.
5部と、アミン系(ダイアックNo.1)を各1部との
併用系配合とした以外は、前記実施例1と同じ配合割合
とした。
【0054】比較例4 比較のため、ゴムをエポキシタイプアクリルゴムACM
2のみとしてFKM8−C1を用いない以外は、前記実
施例10と同じ配合割合とした。
【0055】比較例5 比較のため、エポキシタイプアクリルゴムACM2と未
加硫の3元系フッ素ゴムの配合物FKM8−C0とを用
いた以外は、前記実施例10と同じ配合割合とした。
【0056】評 価 実施例8および実施例9から、フッ素ゴム配合物を3元
系フッ素ゴムとした場合でも、純ゴム配合とした場合で
も比較例1に比べ、前記と同様の優れた特徴を発揮す
る。実施例10の比較例4および比較例5との比較か
ら、エポキシタイプアクリルゴムであっても、またアミ
ン加硫系であっても、本発明のゴムアロイ組成物は同様
に前記の優れた特徴を発揮する。さらに、実施例11か
ら、加硫系をトリアジン系とアミンとの併用系としても
同様に前記の優れた特徴を発揮することが判明した。
【0057】また、実施例12から16において、過酸
化物加硫タイプアクリルゴムACM3と、あらかじめ一
次加硫させた各種フッ素ゴム配合物とによるゴムアロイ
組成物の過酸化物加硫による評価を行い第5表に示し、
さらに比較例6から11において各実施例と比較した。
【0058】実施例12 あらかじめ一次加硫させた2元系フッ素ゴム配合物FK
M3−C1の58部とFEFカーボンの65部と架橋助
剤トリアリルイソシアヌレートの2部とを用い、過酸化
物(ペロキシモンF)の2部をもって加硫した以外は、
前記実施例1と同じ配合割合とした。
【0059】実施例13 あらかじめ一次加硫させた3元系フッ素ゴム配合物FK
M4−C1の56部を、FKM3−C1の代りに用いた
以外は、前記実施例12と同じ配合割合とした。
【0060】実施例14 あらかじめ一次加硫させたプロピレン含有2元系フッ素
ゴム配合物FKM5−C1の56部を、FKM3−C1
の代りに用いた以外は、前記実施例12と同じ配合割合
とした。
【0061】実施例15 あらかじめ一次加硫させたプロピレン含有3元系フッ素
ゴム配合物FKM6−C1を、FKM3−C1の代りに
用いた以外は、前記実施例12と同じ配合割合とした。
【0062】実施例16 あらかじめ一次加硫させたパーフルオロ(メチルビニル
エーテル)含有3元系フッ素ゴム配合物FKM7−C1
の59部を、FKM3−C1の代りに用いた以外は、前
記実施例12と同じ配合割合とした。
【0063】比較例6 比較のため、ゴムは過酸化物加硫タイプアクリルゴムA
CM3のみとしてFKM3−C1を用いない以外は、前
記実施例12と同じ配合割合とした。
【0064】比較例7 比較のため、未加硫の2元系フッ素ゴム配合物FKM3
−C0を、FKM3−C1の代りに用いた以外は、前記
実施例12と同じ配合割合とした。
【0065】比較例8 比較のため、未加硫の3元系フッ素ゴム配合物FKM4
−C0を、FKM4−C1の代りに用いた以外は、前記
実施例13と同じ配合割合とした。
【0066】比較例9 比較のため、未加硫のプロピレン含有2元系フッ素ゴム
配合物FKM5−C0を、FKM5−C1の代りに用い
た以外は、前記実施例14と同じ配合割合とした。
【0067】比較例10 比較のため、未加硫のプロピレン含有3元系フッ素ゴム
配合物FKM6−C0を、FKM6−C1の代りに用い
た以外は、前記実施例15と同じ配合割合とした。
【0068】比較例11 比較のため、未加硫のパーフルオロ(メチルビニルエー
テル)含有3元系フッ素ゴム配合物FKM7−C0を、
FKM7−C1の代りに用いた以外は、前記実施例15
と同じ配合割合とした。
【0069】評 価 実施例12から実施例16と比較例6から比較例11と
より、あらかじめ一次加硫させた各種組成の異なるフッ
素ゴム配合物を用いた場合でも、過酸化物加硫でも、組
成の異なる過酸化物加硫タイプアクリルゴムの場合で
も、これら実施例のゴムアロイ組成物は、前記と同様の
優れた特徴を発揮することが判明した。
【0070】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武谷 晋 東京都葛飾区堀切3丁目30番1号 株式会 社荒井製作所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクリルゴムに、あらかじめ加硫させた
    フッ素ゴムおよびまたはその配合物を含有させてなる加
    硫可能なゴムアロイ組成物。
  2. 【請求項2】 あらかじめ加硫させたフッ素ゴムの配合
    物は、一次加硫成形加工の際に発生するバリや端材であ
    ることを特徴とする請求項1に記載のゴムアロイ組成
    物。
  3. 【請求項3】 あらかじめ加硫させたフッ素ゴムは、ア
    クリルゴム100重量部当り10〜500重量部である
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のゴム
    アロイ組成物。
  4. 【請求項4】 あらかじめ加硫させたフッ素ゴムは、ビ
    ニリデンフルオライド−ヘキサフルオロプロピレン共重
    合体、ビニリデンフルオライド−ヘキサフルオロプロピ
    レン−テトラフルオロエチレン共重合体、ビニリデンフ
    ルオライド−テトラフルオロエチレン−パーフルオロ
    (メチルビニルエーテル)共重合体、テトラフルオロエ
    チレン−プロピレン共重合体、テトラフルオロエチレン
    −ビニリデンフルオライド−プロピレン共重合体の1種
    もしくは複数種であることを特徴とする請求項1から請
    求項3のいずれか1項に記載のゴムアロイ組成物。
JP7295690A 1995-11-14 1995-11-14 ゴムアロイ組成物 Expired - Lifetime JP3037119B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7295690A JP3037119B2 (ja) 1995-11-14 1995-11-14 ゴムアロイ組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7295690A JP3037119B2 (ja) 1995-11-14 1995-11-14 ゴムアロイ組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09137025A true JPH09137025A (ja) 1997-05-27
JP3037119B2 JP3037119B2 (ja) 2000-04-24

Family

ID=17823921

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7295690A Expired - Lifetime JP3037119B2 (ja) 1995-11-14 1995-11-14 ゴムアロイ組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3037119B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002179809A (ja) * 2000-10-06 2002-06-26 Daikin Ind Ltd リン系添加剤含有オイル用加硫成形体
CN104592701A (zh) * 2015-01-30 2015-05-06 柳州市颖航汽配有限公司 一种汽车变速箱用油封材料及其制备方法
CN106589709A (zh) * 2016-12-09 2017-04-26 南阳天密封股份有限公司 一种核动力专用氟橡胶电机用密封圈及其制备方法
CN108102270A (zh) * 2018-01-30 2018-06-01 重庆江华橡塑制造有限公司 一种加油盖用密封圈的制造工艺

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002179809A (ja) * 2000-10-06 2002-06-26 Daikin Ind Ltd リン系添加剤含有オイル用加硫成形体
CN104592701A (zh) * 2015-01-30 2015-05-06 柳州市颖航汽配有限公司 一种汽车变速箱用油封材料及其制备方法
CN106589709A (zh) * 2016-12-09 2017-04-26 南阳天密封股份有限公司 一种核动力专用氟橡胶电机用密封圈及其制备方法
CN108102270A (zh) * 2018-01-30 2018-06-01 重庆江华橡塑制造有限公司 一种加油盖用密封圈的制造工艺

Also Published As

Publication number Publication date
JP3037119B2 (ja) 2000-04-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5354811A (en) Fluorine-containing thermoplastic elastomer composition and process for its production
US5548028A (en) Curable elastomeric blend with vulcanized fluoroelastomer
US20060142492A1 (en) Dynamic vulcanization of non-nitrile rubbers in fluoroplastic polymers
US5053450A (en) Elastomer compositions
EP0424348A1 (en) Elastomeric blends
US3562195A (en) Fluoride elastomer composition
JP3037119B2 (ja) ゴムアロイ組成物
JP4168189B2 (ja) アクリルゴムとフッ素ゴムとの複合体、その製造方法および加硫性ゴム組成物
JP3058556B2 (ja) 高耐熱性ゴム組成物
US20050070667A1 (en) Rubber vulcanizate, process for its production, and polymer composition, rubber composition and vulcanizable rubber composition used in the process
JP2549255B2 (ja) 含フッ素エラストマー
JP3037120B2 (ja) ゴムアロイ組成物
JP4297544B2 (ja) アクリル系ゴム組成物
JP3261066B2 (ja) 耐熱性ゴムアロイ組成物
JP2968941B2 (ja) 耐油性ゴムアロイ組成物
JPH10219064A (ja) フッ素エラストマーとアクリルエラストマーとからなる加硫性組成物
JP3253898B2 (ja) 耐油性ゴムアロイ組成物
JP3001755B2 (ja) 含フッ素エラストマー
JPH07286083A (ja) 加硫性アクリルゴム−フッ素ゴム組成物
JP3601177B2 (ja) ゴム複合体
JPH0699515A (ja) 耐油性ホ−ス
JPH06299028A (ja) 加硫性を有するゴム組成物
JPS6040146A (ja) 熱可塑性弾性体組成物
JPH04100846A (ja) 耐熱・耐油性エラストマー組成物
JP2709137B2 (ja) 樹脂組成物

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090225

Year of fee payment: 9

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090225

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090225

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100225

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100225

Year of fee payment: 10

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100225

Year of fee payment: 10

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100225

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110225

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110225

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120225

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120225

Year of fee payment: 12

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120225

Year of fee payment: 12

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120225

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130225

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130225

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140225

Year of fee payment: 14

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term