JPH08191378A - 画像形成装置およびこれを搭載するファクシミリ装置 - Google Patents

画像形成装置およびこれを搭載するファクシミリ装置

Info

Publication number
JPH08191378A
JPH08191378A JP7002328A JP232895A JPH08191378A JP H08191378 A JPH08191378 A JP H08191378A JP 7002328 A JP7002328 A JP 7002328A JP 232895 A JP232895 A JP 232895A JP H08191378 A JPH08191378 A JP H08191378A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
type
ink
remaining amount
recording medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7002328A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Yokono
政治 横野
Yoshihiro Arai
義博 荒井
Munenori Kimura
宗徳 木村
Takeshi Mazaki
健 真崎
Shinji Okada
真二 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP7002328A priority Critical patent/JPH08191378A/ja
Publication of JPH08191378A publication Critical patent/JPH08191378A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)
  • Fax Reproducing Arrangements (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、カラー画像を形成する画像形成装
置およびこれを搭載するファクシミリ装置に関し、詳し
くは記録媒体の種別による使用量のばらつきを小さくし
てその補給サイクルの延長および無駄の削減を図ること
を目的とする。 【構成】 複数種のインクを貯留してその少なくとも1
種以上を記録紙に記録するプリンタ部3と、通信情報を
記録するインク種別を記憶設定するRAM5と、RAM
5内にインク種別を設定入力するオペレータ操作部7
と、プリンタ部3を駆動し画像を記録するとともに設定
された種別のインクで通信情報を記録するCPU2と、
記録するドット数を種別毎にカウントしてRAM5内に
インク使用量を加算蓄積させるカウンタ部4と、RAM
5内の種別毎のインク使用量に応じてインク種別の設定
の切換要求を表示する表示部8と、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー画像を形成する
画像形成装置およびこれを搭載するファクシミリ装置に
関し、詳しくは記録媒体の種別による使用量のばらつき
を小さくして記録媒体の補給サイクルを延長するととも
に、記録媒体の無駄を削減するものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ブラック、マゼンダ、シア
ン、あるいはイエローのインク(記録媒体)の少なくと
も1種以上を記録紙に記録して画像データに基づく画像
を形成する画像形成装置が知られている。この種の画像
形成装置は、例えば、ファクシミリ装置に搭載されてお
り、受信した画像データに基づいてブラックインクを記
録紙に記録して2値画像(モノクロ画像)を形成し、ま
た読み取った画像データに基づいてブラック、マゼン
ダ、シアン、あるいはイエローのインクの少なくとも1
種以上を記録紙に記録してカラー画像または2値画像を
形成する。また、近年のファクシミリ装置は、受信した
画像とともに送信元情報、通信日時、ページNo.、お
よびファイルNo.等の通信情報を記録紙のヘッダ部や
フッタ部に記録するのが一般的になっている。
【0003】そのため、このような画像形成装置は、ブ
ラックインクの使用量が圧倒的に多いことから、モノク
ロ画像用およびカラー画像用の2種のインクカートリッ
ジを具備し、それぞれ異なるインク切れのタイミングで
交換してインクを補給するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画像形成装置にあっては、形成するカラー画
像の色調によってマゼンダ、シアン、およびイエローの
インクの使用量にもばらつきが生じるため、その偏りが
大きい場合には、他はかなり残っているのに1色のイン
クのためにカラー画像用インクカートリッジを交換しな
ければならず、交換サイクル(補給サイクル)がインク
の貯留量に対して短いとともに、インクが無駄になって
しまうという問題があった。
【0005】また、ファクシミリ通信を実行した場合、
受信した画像データに基づいてブラックインクによりモ
ノクロ画像を形成するとともに、通信情報もブラックイ
ンクで記録するため、ブラックインクの使用量が他のイ
ンクよりもかなり多くなっている。また、このことから
モノクロ画像と通信情報とが判別しずらくなっていると
いう問題もあった。
【0006】そこで、本発明は、画像以外は残量に応じ
た任意の種別の記録媒体で記録することにより、種別毎
の使用量のばらつきを小さくして、記録媒体の補給サイ
クルを延長するとともに無駄を削減することを目的と
し、かつ、付加情報とモノクロ画像との判別を容易にす
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明は、複数種の記録媒体を貯留して該記
録媒体の少なくとも1種以上を記録紙に記録する記録手
段を備え、該記録手段を画像データに基づいて駆動し該
画像データに応じた記録媒体を記録して画像を形成する
画像形成装置において、前記画像データ以外の付加デー
タに基づいて前記記録手段を駆動し記録紙に付加情報を
記録する付加情報記録手段と、前記記録媒体毎の残量を
検出する残量検出手段と、付加情報を記録する記録媒体
の種別を設定する種別設定手段と、を備えたことを特徴
とするものであり、請求項2記載の発明は、前記残量検
出手段として、記録媒体の種別毎の記録量を加算して記
憶する記憶部を設けたことを特徴とするものである。
【0008】請求項3記載の発明は、前記残量検出手段
の検出情報に基づいて前記種別設定手段により設定され
た記録媒体の種別が付加情報の記録に適しているか否か
判断する種別判断手段と、該種別判断手段の判断情報に
応じたメッセージを報知する報知手段とを設けたことを
特徴とするものであり、請求項4記載の発明は、前記種
別設定手段を、前記残量検出手段の検出情報に基づいて
前記付加情報を記録する記録媒体の種別を切り換えるよ
うに構成したことを特徴とするものである。
【0009】また、請求項5記載の発明は、請求項1か
ら3のいずれかに記載の画像形成装置を備えるととも
に、所定の通信回線を介してファクシミリ通信を実行す
る通信部を有し、画像データを送受信するファクシミリ
装置であって、受信した画像データの送信元情報を前記
付加情報として残量の最も多い種別の記録媒体で記録紙
に記録することを特徴とするものであり、請求項6記載
の発明は、請求項1から3のいずれかに記載の画像形成
装置を備えるとともに、所定の通信回線を介してファク
シミリ通信を実行する通信部を有し、画像データを送受
信するファクシミリ装置であって、通信を実行した日時
または記録紙のページの少なくとも一方の情報を前記付
加情報として残量の最も多い種別の記録媒体で記録する
ことを特徴とするものである。
【0010】ここで、前記付加情報とは、記録する際に
画像以外に記録する記録情報、例えばファクシミリ装置
に搭載されている場合の通信情報やワークステーション
に組み込まれた場合の固有の情報等のことをいう。ま
た、前記記憶部は、記録媒体の種別毎の記録量を加算し
て記憶することにより、その加算した記録量が記録媒体
の使用量となることからその記録量と使用前の貯留量と
から記録媒体の残量を検出することができ、また記録量
と残量とは一定の相関があることから記録量自体が残量
の逆、つまり使用頻度を表すことになる。すなわち、前
記残量検出手段は、加算した記録媒体の記録量から導い
た残量を検出情報としてもよく、またその記録量自体を
検出情報としてもよい。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明では、画像データ以外の付
加データに基づいて記録手段を駆動し記録紙に付加情報
を記録する付加情報記録手段と、記録媒体毎の残量を検
出する残量検出手段と、付加情報を記録する記録媒体の
種別を設定する種別設定手段と、が備えられている。し
たがって、残量検出手段の検出情報に基づいて種別設定
手段により記録媒体の種別を設定することができ、付加
情報記録手段により記録される付加情報を任意の種別の
記録媒体で記録することができる。
【0012】請求項2記載の発明では、残量検出手段と
して、記録媒体の種別毎の記録量を加算して記憶する記
憶部が設けられる。したがって、加算した記録量は記録
媒体の使用量となることからその記録量と使用前の貯留
量とから記録媒体の残量が検出される。また、記録量と
残量とは一定の相関があることから、加算した記録量自
体を検出情報として用いてもよい。
【0013】請求項3記載の発明では、残量検出手段の
検出情報に基づいて種別設定手段により設定された記録
媒体の種別が付加情報の記録に適しているか否か種別判
断手段により判断され、その判断情報に応じたメッセー
ジが報知手段によりオペレータに報知される。したがっ
て、残量に応じた種別の記録媒体で付加情報を記録する
ことができる。
【0014】請求項4記載の発明では、残量検出手段の
検出情報に基づいて付加情報を記録する記録媒体の種別
が種別設定手段により切り換えられる。したがって、付
加情報を記録する記録媒体を残量に応じた種別に自動的
に切り換えることができる。また、請求項5、6記載の
発明では、付加情報として、受信した画像データの送信
元情報、通信を実行した日時、または記録紙のページの
少なくとも1つ以上が残量の最も多い種別の記録媒体で
記録紙に記録される。
【0015】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1および図2は本発明に係る画像形成装置の第1実施例
を示す図であり、図1はその全体構成を示すブロック
図、図2は記録媒体の種別の切換を説明するフローチャ
ートである。なお、本実施例は、請求項1〜3、5、6
のいずれかに記載の発明に対応する。
【0016】まず、構成を説明する。図1において、1
は画像形成装置を構成するインクジェット記録装置であ
り、記録装置1は、ファクシミリ装置に搭載されてい
る。この記録装置1は、基本プログラムに従って各部を
制御するとともに本発明の各種処理プログラムを実行す
るCPU(Central Processing Unit)2と、画像データ
に基づいてインク(記録媒体)を記録紙に記録して画像
を形成するプリンタ部3と、そのプリンタ部3に内蔵さ
れインクの記録量を計量するカウンタ部4と、画像デー
タやファクシミリ通信する送信先情報および装置各部の
駆動条件等の各種情報を記憶するRAM(Random Acces
s Memory)5と、前記基本プログラムや各種処理プログ
ラムを格納するROM(Read Only Memory)6と、オペ
レータが前記各種情報の設定や送信の指令の入力を行な
うオペレータ操作部7と、前記各種情報を表示する表示
部8と、がバス9を介して接続されている。また、記録
装置1のバス9には、図示していないが、原稿画像を読
み取るスキャナ部および所定の通信回線に接続された通
信部が接続されており、スキャナ部が読み取った画像デ
ータに基づいてカラー画像または2値画像を形成し、ま
た通信部が受信した画像データに基づいて2値画像を形
成する。また、本実施例を搭載するファクシミリ装置
は、受信した画像データを記録紙に記録するときには、
例えば、RTI(Receive Terminal Identificatin)や
CSI(Called Station Identificatin)の送信元デー
タ、および、年月日、時刻、ページNo.、通信管理N
o.等の通信データ(付加データ)に基づいてCPU2
がプリンタ部3を駆動して記録紙の先端側(所謂、ヘッ
ダ部)あるいは後端側(所謂、フッタ部)のいずれかに
その通信情報(付加情報)を記録する。すなわち、CP
U2が付加情報記録手段を構成している。
【0017】プリンタ部3は、インク種別毎のインクジ
ェットヘッド11a〜11dと、インク種別毎のインクタン
ク12a〜12dと、CPU2からの出力信号によって記録
紙を副走査方向の順方向あるいは逆方向に搬送する記録
紙モータ13と、CPU2からの出力信号によってヘッド
11a〜11dを主走査方向に往復移動させて記録紙上の記
録位置に位置させるヘッドモータ14と、から構成されて
おり、ヘッド11a〜11dおよびタンク12a〜12dはブラ
ック、イエロー、マゼンダ、シアンの各インク種別毎に
対応している。このプリンタ部3は、記録手段を構成し
ており、ヘッド11a〜11dのそれぞれがCPU2からの
命令に従ってインクタンク12a〜12dが貯留するインク
の液滴を記録紙に噴射することにより文字、線等のデー
タを記録して画像を形成する。なお、プリンタ部3は、
図示していないがブラックのインクタンク12aが2値画
像用インクカートリッジ内に、イエロー、マゼンダ、シ
アンのインクタンク12b〜12dがカラー画像用インクカ
ートリッジ内に内装されており、インク切れの際にはそ
のカートリッジごと交換してインクを補給する。
【0018】カウンタ部4は、イエロー、マゼンダ、シ
アンの各インク種別毎に対応するカウンタY、M、Cを
備えており、カウンタY、M、Cは前記画像データや通
信データに基づいて記録紙に噴射して記録するインク液
滴の数、すなわちドット数を記録毎(例えば、1通信
毎)にカウントして各インク毎の使用量(記録量)を検
出し、その検出結果をバス9を介してRAM5へ送出す
る。そして、RAM5はその検出結果を先に蓄積したデ
ータ(インク使用量)に加算して記憶する。ここで、R
AM5が記憶する使用量はインク毎の使用頻度を表すこ
とになり、またその使用量はインクタンク12b〜12d内
のインク残量と相関があることから使用前の貯留量から
減算することによりインク残量を導き出すこともでき
る。すなわち、RAM5は記憶部を構成し、またカウン
タ部4と共に残量検出手段を構成している。なお、本実
施例では、前記ドット数からインクの使用量を計量して
いるが、ドット数を液量とするには前記インク液滴に応
じた所定の係数を乗算すればよく、インクの種別毎に前
記インク液滴の大きさ(液量)が異なる場合にはその係
数をそれぞれに対応するよう異なる値にすればよい。ま
た、RAM5内に記憶するインク毎の使用量のデータ
は、前記カートリッジの交換時に消去するようになって
いる。
【0019】オペレータ操作部7は、前記各種情報とし
て前記通信情報を記録するインクの種別をRAM5内に
記憶させ設定する図示していない入力キーを備えた種別
設定手段を構成しており、また表示部8は、RAM5内
に設定された種別と異なるインクで前記通信情報を記録
する必要がある場合にそのRAM5内に予め設定されて
いる(後述する)メッセージを図示していない液晶表示
パネルに表示して報知する報知手段を構成している。そ
して、先の通信の終了後あるいは前記通信情報の記録前
に、CPU2がRAM5内からオペレータ操作部7によ
り設定されたインク種別およびカウンタ部4により計量
されたインク種別毎の使用量を呼び出してイエロー、マ
ゼンダ、シアンのインクの中で最も使用量(使用頻度)
の少ない種別が設定されているか判断し、異なっている
場合には表示部8にインクの使用量に応じたメッセージ
を表示させるようになっている。すなわち、CPU2は
種別判断手段を構成している。なお、表示部8に前記メ
ッセージを音声として流したり、そのメッセージに対応
するブザーやLED等を設けてもよい。
【0020】なお、本実施例は、RAM5内に記憶する
前記使用量をそのまま利用しているが、それぞれのイン
ク毎に対応するインクタンク12b〜12d内の使用前の貯
留量からその使用量を減算することによりインク残量を
導出(検出)し、最も残量の多いインク種別とRAM5
内に設定されているインク種別とを比較するよう構成し
てもよい。
【0021】次に、作用を図2を用いて説明する。な
お、本実施例では、画像や通信情報を記録紙に記録した
後に通信情報を記録するインク種別の設定が適している
か判断する場合を説明する。まず、前記通信部を介して
ファクシミリ通信が実行され前記画像データを受信する
と、その画像データに基づいてブラックインクによりモ
ノクロ2値画像が記録紙に形成されるとともに、前記送
信元データおよび通信データがRAM5内に設定されて
いるイエロー、マゼンダ、シアンのいずれかのインクに
よりその記録紙の前記ヘッダ部またはフッタ部に記録さ
れる。したがって、前記通信情報は受信画像と異なる色
調で記録される。また、カラーの原稿画像を複写するた
めに前記スキャナ部により画像データが読み取ると、そ
の画像データに基づいてイエロー、マゼンダ、シアンの
インクによりカラー画像が記録紙に形成される。
【0022】このときには、前記カラー画像および通信
情報の記録時に、カウンタ部4のカウンタY、M、Cに
より記録紙に記録したインク毎のドット数がカウントさ
れ、それぞれの使用量がRAM5に先に蓄積したデータ
に加算されて記憶される。ここで、従来のインク残量を
検出方式は、例えば、使用前インクの総重量と使用後の
総重量の差からインク残量を検出していたが、使用量自
体が微量であるとともにタンク内のインク重量を測定す
ることは難しく誤差が大きかった。これに対して本実施
例では使用量自体を計量しているので、インクの残量に
相当する情報を容易に、かつ、高精度に検出することが
できる。
【0023】そして、上記画像の形成が終了すると、R
AM5内に前記通信情報を記録するインク種別(色)が
設定されていることが確認された(ステップS1)後
に、RAM5内に記憶しているインク種別毎の使用量の
記憶データを呼び出して(ステップS2)選択されたイ
ンク種別の使用量は最も少ないか、すなわち十分にある
か(残量は一番多いか)比較判断され(ステップS
3)、双方のインク種別が一致し前記通信情報の記録に
適した種別のインクが設定されていると判断された場合
にはそのままこの処理は終了される。
【0024】また、ステップ3において、双方のインク
種別が異なり前記通信情報の記録に適していない種別の
インクが設定されていると判断された場合には、RAM
5内で最も小さい使用量のデータに対応する種別のイン
ク(○○色)が選択されて、表示部8に「○○色を選択
してください」というメッセージ(切換要求)が表示さ
れる。そして、表示部8に表示されているメッセージを
確認したオペレータにより、インク種別の設定が変更さ
れる。したがって、前記通信情報の記録に適していない
種別のインクが設定されている場合にはそのインクの種
別の設定を変更するようにオペレータは促され、次のフ
ァクシミリ通信が実行されたときには残量の最も多いイ
ンクで通信情報が記録される。
【0025】このように本実施例においては、インク種
別毎の使用量を記録したドット数から検出し先のデータ
に加算して蓄積するので、その使用量のデータからイン
ク種別毎の残量を高精度に検出することができる。そし
て、予め設定されている通信情報を記録するインク種別
が最も残量の多い種別であるか否かその検出情報と比較
判断し、異なる場合には前記メッセージをオペレータに
報知して残量の最も多いインクに設定を変更するよう促
すので、使用量の最も少ないインク種別、すなわち残量
の最も多いインク種別で通信情報を記録することができ
る。したがって、インク種別毎の使用量のばらつきが小
さくなるとともにブラックインクの使用量も少なくなっ
て、ブラックの前記カートリッジを含めての交換サイク
ル(補給サイクル)が長くなるとともにインクの無駄を
少なくすることができる。また、ファクシミリ通信を実
行した場合に記録される通信情報の送信元、年月日、時
刻、ページNo.、通信管理No.等を画像と異なる色
調で記録することができ、モノクロ画像と容易に判別し
て認識することができる。
【0026】次に、図3は本発明に係るファクシミリ装
置の第2実施例を示す図であり、本実施例は請求項1、
2、4〜6のいずれかに記載の発明に対応する。なお、
本実施例は、上述実施例と略同様に構成されていること
からその構成図は省略している。本実施例は、オペレー
タ操作部7から前記通信情報を記録するインク種別をR
AM5内に記憶させ設定するのではなく、CPU2が、
先の通信の終了後または前記通信情報の記録前に、RA
M5内から前記使用量のデータを呼び出してイエロー、
マゼンダ、シアンのインクの中で最も使用量(使用頻
度)の少ない種別を選択(判断)し、RAM5内に使用
量の最も少ないインク種別(残量の最も多いインク種
別)を前記通信情報を記録するインク種別として記憶さ
せ設定するようになっている。すなわち、本実施例では
CPU2が種別設定手段を構成している。
【0027】次に、本実施例の特徴点を図3に示すフロ
ーチャートを用いて特徴点のみ作用とともに説明する。
まず、前記モノクロ2値画像および通信情報やカラー画
像の記録紙への記録形成が開始される(ステップS11)
と、この画像および通信情報の記録時に、カウンタ部4
のカウンタY、M、Cにより記録紙に記録したインク毎
のドット数がカウントされ(ステップS12)、記録が終
了した(ステップS13)後、カウンタY、M、C毎に保
持している計数値がRAM5内へ送られてインク種別毎
の使用量が先のデータに加算されて更新される。したが
って、前記通信情報を記録するインクの種別は記録毎に
更新される。
【0028】この後、RAM5内に記憶しているインク
毎の使用量の記憶データを呼び出して(ステップS2)
使用量の最も少ないインク種別、すなわち残量の一番多
いインク種別が前記通信情報を記録するインク種別とし
てRAM5内に記憶設定される(ステップS16)。した
がって、次のファクシミリ通信が実行されたときには、
前記通信情報がRAM5内に設定されている最も残量の
多い種別のインクで記録紙の前記ヘッダ部またはフッタ
部に記録される。
【0029】なお、RAM5内に記憶するインク毎の使
用量のデータは、上述実施例と同様に、前記カートリッ
ジの交換時に消去される。このように本実施例において
は、上述実施例の作用効果に加え、画像や通信情報を記
録する毎に、最も残量の多いインク種別で通信情報を記
録するようRAM5内に設定されているインク種別が更
新されるので、オペレータを煩わせることなく、前記通
信情報を記録するインク種別を残量の最も多い種別に自
動切換することができ、インク種別毎の使用量のばらつ
きを自動的に小さくすることができる。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、記録媒体
の種別毎の残量を検出するとともに付加情報を記録する
記録媒体を任意の種別を設定することができるので、種
別毎の残量に応じた記録媒体で付加情報を記録紙に記録
することができる。したがって、種別毎の使用量のばら
つきが小さくなる。この結果、記録媒体の補給サイクル
を長くするとともに無駄を少なくすることができる。ま
た、画像と異なる色調で付加情報を記録することがで
き、付加情報および画像を容易に判別することができ
る。
【0031】請求項2記載の発明によれば、記録媒体の
種別毎の記録量を加算して記憶するので、その記録量と
使用前の貯留量とから記録媒体の残量を検出することが
でき、また加算した記録量自体を残量と相関のある情報
として用いることもできる。したがって、記録媒体の残
量に相当する情報を容易に、かつ、高精度に検出するこ
とができ、信頼性が向上する。
【0032】請求項3記載の発明によれば、設定されて
いる記録媒体の種別が付加情報の記録に適しているか否
かその残量に基づいて判断し、その判断結果に応じたメ
ッセージをオペレータに報知するので、残量に応じた種
別の記録媒体で付加情報を記録することができる。した
がって、残量の最も多い種別の記録媒体で付加情報を記
録紙に記録するよう促され、付加情報を記録する種別の
切換時期を容易に認識することができる。
【0033】請求項4記載の発明によれば、記録媒体の
残量に基づいて付加情報を記録する記録媒体の種別を切
り換えるので、自動的に残量に応じた種別の記録媒体で
付加情報を記録することができる。したがって、オペレ
ータを煩わせることなく、残量の最も多い種別の記録媒
体で付加情報を記録することができ、種別毎の使用量の
ばらつきが自動的に小さくなる。
【0034】また、請求項5、6記載の発明によれば、
付加情報として、受信した画像データの送信元情報、通
信を実行した日時、または記録紙のページの少なくとも
1つ以上を残量の最も多い種別の記録媒体で記録紙に記
録するので、受信した画像データに基づいて2値画像を
形成する装置にあっては、その2値画像を形成する記録
媒体種の消費が抑えられるとともに他の記録媒体種の使
用量のばらつきが小さくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の第1実施例の全体
構成を示すブロック図である。
【図2】その記録媒体の種別の切換を説明するフローチ
ャートである。
【図3】本発明に係る画像形成装置の第2実施例を示す
図であり、その記録媒体の種別の切換を説明するフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 インクジェット記録装置(画像形成装置) 2 CPU(付加情報記録手段、種別判断手段、種別
設定手段) 3 プリンタ部(記録手段) 4 カウンタ部(残量検出手段) 5 RAM(記憶部、残量検出手段) 7 オペレータ操作部(種別設定手段) 8 表示部(報知手段) 11a〜11d インクジェットヘッド 12a〜12d インクタンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 真崎 健 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 岡田 真二 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数種の記録媒体を貯留して該記録媒体の
    少なくとも1種以上を記録紙に記録する記録手段を備
    え、該記録手段を画像データに基づいて駆動し該画像デ
    ータに応じた記録媒体を記録して画像を形成する画像形
    成装置において、 前記画像データ以外の付加データに基づいて前記記録手
    段を駆動し記録紙に付加情報を記録する付加情報記録手
    段と、前記記録媒体毎の残量を検出する残量検出手段
    と、付加情報を記録する記録媒体の種別を設定する種別
    設定手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記残量検出手段として、記録媒体の種別
    毎の記録量を加算して記憶する記憶部を設けたことを特
    徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記残量検出手段の検出情報に基づいて前
    記種別設定手段により設定された記録媒体の種別が付加
    情報の記録に適しているか否か判断する種別判断手段
    と、該種別判断手段の判断情報に応じたメッセージを報
    知する報知手段とを設けたことを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記種別設定手段を、前記残量検出手段の
    検出情報に基づいて前記付加情報を記録する記録媒体の
    種別を切り換えるように構成したことを特徴とする請求
    項1または2記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項1から4のいずれかに記載の画像形
    成装置を備えるとともに、所定の通信回線を介してファ
    クシミリ通信を実行する通信部を有し、画像データを送
    受信するファクシミリ装置であって、 受信した画像データの送信元情報を前記付加情報として
    残量の最も多い種別の記録媒体で記録紙に記録すること
    を特徴とするファクシミリ装置。
  6. 【請求項6】請求項1から4のいずれかに記載の画像形
    成装置を備えるとともに、所定の通信回線を介してファ
    クシミリ通信を実行する通信部を有し、画像データを送
    受信するファクシミリ装置であって、 通信を実行した日時または記録紙のページの少なくとも
    一方の情報を前記付加情報として残量の最も多い種別の
    記録媒体で記録することを特徴とするファクシミリ装
    置。
JP7002328A 1995-01-11 1995-01-11 画像形成装置およびこれを搭載するファクシミリ装置 Pending JPH08191378A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7002328A JPH08191378A (ja) 1995-01-11 1995-01-11 画像形成装置およびこれを搭載するファクシミリ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7002328A JPH08191378A (ja) 1995-01-11 1995-01-11 画像形成装置およびこれを搭載するファクシミリ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08191378A true JPH08191378A (ja) 1996-07-23

Family

ID=11526252

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7002328A Pending JPH08191378A (ja) 1995-01-11 1995-01-11 画像形成装置およびこれを搭載するファクシミリ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08191378A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19990016015A (ko) * 1997-08-12 1999-03-05 윤종용 팩시밀리의 잔존 잉크량 표시 방법
US7532341B2 (en) 2002-06-27 2009-05-12 Ricoh Company, Ltd. Facsimile apparatus, program, and storage medium

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19990016015A (ko) * 1997-08-12 1999-03-05 윤종용 팩시밀리의 잔존 잉크량 표시 방법
US7532341B2 (en) 2002-06-27 2009-05-12 Ricoh Company, Ltd. Facsimile apparatus, program, and storage medium

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2839995B2 (ja) 記録装置
JPH11314375A (ja) インクカートリッジのインク残量検出装置
JP3131078B2 (ja) 画像記録装置
JP3229431B2 (ja) 記録装置および該記録装置の記録状態判断方法
JPH07125255A (ja) 画像記録装置及びその方法及びファクシミリ装置
JPH11179895A (ja) 記録装置及びその制御方法
JP2002283599A (ja) 画像記録装置および画像記録方法
JP2003154734A (ja) 印刷装置およびこれに用いる印刷用カートリッジ
JP2005001149A (ja) インク残量表示方法
US6359707B1 (en) Communication apparatus which outputs communication status data in plural different colors
JPH08191378A (ja) 画像形成装置およびこれを搭載するファクシミリ装置
JP2891090B2 (ja) 印字装置
JP3873400B2 (ja) 記録材消尽予測装置及び記録材消尽予測方法
JP2005224955A (ja) 印刷装置
JPH05318867A (ja) 画像記録装置及び該装置を使用したファクシミリ装置
JPH11263008A (ja) 記録装置および記憶媒体
JPH10202902A (ja) 印刷システム、印刷方法、記憶媒体
JP3383764B2 (ja) プリンタシステム
JP2004167932A (ja) インクジェット記録装置用画像処理装置システム
JPH07276664A (ja) インク噴射装置
JP3794045B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2970419B2 (ja) ファクシミリ装置及び記録剤残量検出装置
JP3356725B2 (ja) ファクシミリ装置とその印字制御方法
JP2005177998A (ja) プリント装置、プリントシステムおよびプリント装置の制御方法
JP2887990B2 (ja) 媒体取扱装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040316

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041012