JPH081886A - 二軸配向積層ポリエステルフィルム - Google Patents

二軸配向積層ポリエステルフィルム

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JPH081886A
JPH081886A JP6134442A JP13444294A JPH081886A JP H081886 A JPH081886 A JP H081886A JP 6134442 A JP6134442 A JP 6134442A JP 13444294 A JP13444294 A JP 13444294A JP H081886 A JPH081886 A JP H081886A
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layer
film
polyester
water
coating
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JP6134442A
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English (en)
Inventor
Shinichi Kinoshita
信一 木下
Shigehiro Masuda
成裕 増田
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Diafoil Co Ltd
Original Assignee
Diafoil Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ゼラチン、ポリビニルアルコール(PV
A)、ポリビニルブチラール(PVB)、セルロースな
どの水溶性の高い高分子を含む機能層との密着性に優
れ、写真用フィルム、インク受像フィルム、製版用フィ
ルムなどに好適なポリエステルフィルムを提供する。 【構成】 示差熱分析で230℃以上に結晶融解ピーク
が存在しないポリエステルで構成された厚み3μm未満
の層(A層)が、少なくとも一方の表面に共押出積層さ
れてなる二軸配向積層ポリエステルフィルムの前記A層
の表面に、水溶性および/または水分散性アクリル系樹
脂を含有する塗布層を有することを特徴とする二軸配向
積層ポリエステルフィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、接着性に優れたポリエ
ステルフィルムに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】ポリ
エチレンテレフタレート(PET)あるいはポリエチレ
ンナフタレート(PEN)に代表されるポリエステルフ
ィルムは、機械的強度、耐熱性、寸法安定性、電気絶縁
性、耐薬品性、光学特性など、フィルムに要求されるほ
とんど全ての性能に優れており、汎用フィルムとエンプ
ラフィルムの間にあって、欠点の少ないコストパフォー
マンスの優れた高級フィルムとして、従来様々な用途に
使用されてきた。そして近年、ポリエステルフィルムを
用いる用途は、ますます拡大すると同時に細分化される
傾向にあり、ポリエステルフィルムに要求される特性
は、さらに多岐にわたるようになっている。例えば、フ
ィルム表面の接着性もその一つであり、金属蒸着、磁性
層塗布、感光層付与、印刷層付与、接着層(剤)あるい
は離型層(剤)の付与、他ポリマーとのラミネーション
など、フィルム表面に何らかの機能層を形成し、これが
容易に剥離しないことが必要となる。
【0003】これらの機能層との接着性の改良のため、
従来、ポリエステルフィルム表面に下引き層を設けるこ
とが行われている。この下引き層は、製膜したフィルム
に後から塗布する、いわゆるオフラインコーティング
と、フィルムの製膜工程内で塗布を行った後さらに延伸
を行う、いわゆるインラインコーティングとに大別でき
る。これらの塗布によって設けた下引き層は、その組成
によりポリエステルフィルム表面の濡れ性をかなり広い
範囲で変えることができ、この結果多様な機能層に対し
て、個々に接着性を向上させることができた。
【0004】しかしながら、要求される接着性のレベル
が向上し、機能層との接着性を考慮した下引き層を設け
ると、その上に付与された機能層との接着性は十分であ
るのに、ポリエステルフィルム表面と下引き層との馴染
みが悪く、この界面で剥離が生じることがある。前述し
たように機能層は多様化する傾向にあるが、特に機能層
がゼラチン、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリビ
ニルブチラール(PVB)、セルロ−スおよび/または
それらの誘導体などの水との親和性の高い高分子を含む
場合(これらの高分子を機能層に用いた具体例として
は、写真用フィルム、インク受像フィルム、製版用フィ
ルムなどが挙げられる)には、上記問題が顕著となる。
これらの機能層と接着性の良好な樹脂として、アクリル
系樹脂が挙げられるが、これはポリエステルフィルムと
の馴染みが悪いため、ポリエステルフィルムと下引き層
との界面で容易に剥離してしまう。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
に鑑み鋭意検討した結果、特定の構成を有するフィルム
が各層間の接着性を顕著に改良し得ることを見いだし、
本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち、本発明の要旨は、示差熱分析で
230℃以上に結晶融解ピークが存在しないポリエステ
ルで構成された厚み3μm未満の層(A層)が、少なく
とも一方の表面に共押出積層されてなる二軸配向積層ポ
リエステルフィルムの前記A層の表面に、水溶性および
/または水分散性アクリル系樹脂を含有する塗布層を有
することを特徴とする二軸配向積層ポリエステルフィル
ムに存する。
【0007】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
二軸配向ポリエステルフィルムは、少なくとも一方の表
面に、特定の性質を有するポリエステル層A層が共押出
によって積層された構造を有していることが必要であ
る。すなわちA層は、示差熱分析で230℃以上、好ま
しくは210℃以上に、結晶融解ピークが存在しないポ
リエステルで構成されていることが必要である。ここで
言う示差熱分析とは、示差熱量計(DSC)を用いて、
10℃/分の昇温速度で測定したものを指す。また、結
晶融解ピークが存在しないとは、ピークの頂点が存在し
ないことを指し、ピークの裾野が一部かかるものは含ま
ないものとする。A層を構成するポリエステルは、結晶
性を有する場合にはその結晶融解ピークが230℃以下
であることが必要だが、A層が結晶性を有さないポリエ
ステルで構成されていてもよい。A層を構成するポリエ
ステルとしては、例えば次のジオール成分とジカルボン
酸成分の中から選択し、縮重合して得ることができるも
のを挙げることができる。すなわち、ジオール成分とし
ては、エチレングリコール、プロパンジオール、ブタン
ジオール、ネオペンチルグリコール、ペンタンジオー
ル、ヘキサンジオール、オクタンジオール、デカンジオ
ール、シクロヘキサンジメタノール、ジエチレングリコ
ール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、テトラメチレングリコールなどであり、ジカルボン
酸成分としては、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル
酸、ナフタレンジカルボン酸、4−スルホニルイソフタ
ル酸金属塩、ビフェニルジカルボン酸、コハク酸、グル
タル酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、シク
ロヘキサンジカルボン酸、シュウ酸、マロン酸などを挙
げることができる。
【0008】A層には、フィルムの滑り性を改善する目
的で、ポリエステルフィルムに微粒子を存在させること
ができる。この微粒子としては、例えば、炭酸カルシウ
ム、リン酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化チタン子カ
オリン、タルク、クレー、アルミナ、シリカ、カーボン
ブラック、架橋ポリスチレン樹脂・架橋アクリル樹脂な
どの架橋有機粒子等を挙げることができる。また、これ
らの微粒子は1種類だけを用いてもよいし、2種類以上
の粒子を混合して用いてもよい。微粒子の粒子径・添加
量については、通常0.001〜3.0μm、好ましく
は0.01〜2.0μmの平均粒径を有する粒子を、通
常10重量%以下、好ましくは5重量%以下の添加量の
範囲の中から選択できる。さらにA層には、これらの微
粒子のほかに、ポリエステルフィルムに添加することが
公知である蛍光増白剤、帯電防止剤、UV吸収剤、潤滑
剤、難燃剤等の添加剤を含有させることもできる。本発
明の二軸配向ポリエステルフィルムは、少なくとも一方
の表面にA層が存在する必要がある。具体的には、A層
とこれと隣り合う層(以下B層と略称する)が存在し、
積層構造はA/B、A/B/A、あるいはA層と同じ組
成で厚みだけが異なるA’層を片面に有するA/B/
A’のいずれの場合でもよい。また、特にB層は、それ
自体が積層構造を有していてもよい。
【0009】ただし本発明において、A層の厚みが3μ
m未満である必要があり、好ましくは2μm未満、さら
に好ましくは1μm未満である。A層の厚みが3μmを
超えると、フィルム同士を重ねた時にブロッキングを起
こしやすく、これはこの上にコーティング層を設けて
も、回避できるものではない。A層厚みが特に0.01
〜0.5μmのときに、ブロッキングを生じることが少
なく、しかもこの上に設けられるコーティング層を強固
に接着でき、好ましい。A層厚みの下限は、通常0.0
01μmであり、これよりも薄い場合には、コーティン
グ層を接着する効果が薄れてしまうことがある。また、
前述した積層構成のA’層も、同様の理由でその厚みが
3μm以下であることが好ましい。
【0010】本発明の二軸配向ポリエステルフィルムの
積層構造は、A層およびB層を、溶融押出しする際に合
流積層させる、いわゆる共押出法によって形成すること
が必要である。後述するB層上にA層を積層するには、
例えば押し出しラミネーション・ドライラミネーション
などの方法もあり得るが、これらのラミネーションの場
合には、あらかじめ二軸配向したフィルム上に積層する
のが一般的であるのに対して、共押出法では、積層した
後に二軸配向させるため、A層の厚み精度やA層とB層
との密着性の点で、共押出法が優れている。また、本発
明においては、後述するように、フィルムの延伸工程内
で水溶性あるいは水分散体樹脂を塗布し、この後さらに
延伸を行うインラインコーティングを施すことが好まし
いため、A層とB層とはあらかじめ積層された状態で二
軸配向される必要がある。
【0011】本発明の二軸配向ポリエステルフィルムの
B層は、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリ
エチレンナフタレート(PEN)、あるいはポリ−1,
4−シクロヘキサンジメチレンテレフタレート(PC
T)で構成されていることが好ましいが、10モル%以
下であれば他の成分、例えばA層に用いた成分を、共重
合あるいはブレンドしたものでもよい。特にフィルムの
製膜工程で発生するスクラップの一部あるいは全部をB
層用原料にリサイクル使用することで、A層に用いた共
重合成分が混入してもよい。B層には、必要に応じて、
A層と同様に微粒子を存在させることができる。この微
粒子は、A層と同じ種類、同じ粒子径、同じ添加量の範
囲から選択することができる。この場合、A層とB層と
で同じ微粒子であっても、異なっていてもよい。さらに
B層自体が積層構造を有する場合には、上記微粒子は、
B層全体に添加することはもちろん、B層表面を構成す
る層だけに添加してもよいし、中間層だけに添加しても
よく、必要に応じて、表層と中間層で異なる微粒子を添
加することも可能である。
【0012】また、B層は、ポリエステルに非相溶なポ
リマー、例えば結晶性ポリオレフィンなどを混合・分散
させ、これを延伸することで非相溶ポリマーの周囲に空
隙(ボイド)を作らせ、これによりB層のフィルムの密
度を、0.4〜1.2g/cm3 としたものであっても
よい。このときの非相溶ポリマーの添加量は、B層用ポ
リエステルに対して通常1〜25重量%の範囲から選択
できる。本発明の二軸配向ポリエステルフィルムは、A
層表面に、水溶性および/または水分散性アクリル系樹
脂を含有する塗布層を有することを特徴とする。本発明
における水溶性および/または水分散性アクリル系樹脂
とは、アルキルアクリレート、アルキルメタクリレー
ト、スチレン系、アクリロニトリル系、酢酸ビニル系な
どのアクリル系樹脂の原料となりうる硬質モノマ−が共
重合されているものであって、これらの成分が30〜1
00モル%であり、さらに共重合可能でかつ官能基を有
するビニル単量体成分70〜5モル%を含有する水溶性
あるいは水分散性樹脂であることが好ましい。
【0013】アルキルアクリレートおよびアルキルメタ
クリレートのアルキル基の例としては、メチル基、n−
プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチ
ル基、2−エチルヘキシル基、ラウリル基、ステアリル
基、シクロヘキシル基などが挙げられる。共重合可能で
かつ官能基を有するビニル単量体は、基材や機能層との
接着性を良好にしたり、あるいは他の塗布剤との親和性
を良好にする官能基を有するものが好ましい。好ましい
官能基としては、カルボキシル基もしくはその塩、酸無
水物基、スルホン酸基もしくはその塩、アミド基もしく
はアルキロール化されたアミド基、アミノ基(置換アミ
ノ基を含む)またはアルキロール化されたアミノ基もし
くはそれらの塩、水酸基、エポキシ基などである。これ
らの官能基の中でも特に好ましいものはカルボキシル基
またはその塩、酸無水物基、エポキシ基などである。こ
れらの基は樹脂中に二種類以上含有されていてもよい。
共重合する官能基を有するビニル系単量体は、反応性官
能基、自己架橋性官能基、親水性基などの官能基を有す
る化合物類が使用できる。すなわち、カルボキシル基も
しくはその塩、または酸無水物基を有する化合物として
は、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン
酸、これらのカルボン酸のナトリウムなどとの金属塩、
アンモニウム塩または無水マレイン酸などが挙げられ
る。スルホン酸基もしくはその塩を有する化合物として
は、ビニルスルホン酸、スチレンスルホン酸、これらの
スルホン酸のナトリウムなどとの金属塩、アンモニウム
塩などが挙げられる。
【0014】アミド基もしくはアルキロール化されたア
ミド基を有する化合物としては、アクリルアミド、メタ
クリルアミド、N−メチルメタクリルアミド、メチロー
ル化アクリルアミド、メチロール化メタクリルアミド、
ウレイドビニルエーテル、β−ウレイドイソブチルビニ
ルエーテル、ウレイドエチルアクリレートなどが挙げら
れる。アミノ基またはアルキロール化されたアミノ基も
しくはそれらの塩を有する化合物としては、ジエチルア
ミノエチルビニルエーテル、2−アミノエチルビニルエ
ーテル、3−アミノプロピルビニルエーテル、2−アミ
ノブチルビニルエーテル、ジメチルアミノエチルメタク
リレート、ジメチルアミノエチルビニルエーテル、それ
らのアミノ基をメチロール化したもの、ハロゲン化アル
キル;ジメチル硫酸、サルトンなどにより4級化したも
のなどが挙げられる。
【0015】水酸基を有する化合物としては、β−ヒド
ロキシエチルアクリレート、β−ヒドロキシエチルメタ
クリレート、β−ヒドロキシプロピルアクリレート、β
−ヒドロキシプロピルメタクリレート、β−ヒドロキシ
ビニルエーテル、5−ヒドロキシペンチルビニルエーテ
ル、6−ヒドロキシヘキシルビニルエーテル、ポリエチ
レングリコールモノアクリレート、ポリエチレングリコ
ールモノメタクリレート、ポリプロピレングリコールモ
ノアクリレート、ポリプロピレングリコールモノメタク
リレートなどが挙げられる。エポキシ基を有する化合物
としては、グリシジルアクリレート、グリシジルメタク
リレートなどが挙げられる。
【0016】さらに上記以外に次に示すような化合物を
併用してもよい。すなわち、ブチルビニルエーテル、マ
レイン酸モノもしくはジアルキルエステル、フマル酸モ
ノもしくはジアルキルエステル、イタコン酸モノもしく
はジアルキルエステル、メチルビニルケトン、塩化ビニ
ル、塩化ビニリデン、ビニルピリジン、ビニルピロリド
ン、ビニルトリメトキシシランなどが挙げられるがこれ
らに限定されるものではない。
【0017】本発明における水溶性および/または水分
散性アクリル系樹脂を構成する硬質モノマーのホモポリ
マーとした時のガラス転移温度(Tg)は30℃以上で
あるものが好ましく、さらに好ましくは40℃以上、特
に好ましくは50℃以上である。Tgが低いと本発明に
おける所望の接着性が得られない恐れがある。なお、従
来硬質モノマーの割合を高めてアクリル系樹脂のTgを
高めていくと基材ポリエステルフィルムとの密着性が著
しく低下し、不適当とされていたが、本発明において
は、基材と塗布層との間に中間層を設けたために考慮す
る必要がなくなった。しかしながら、Tgを高めていく
と最低造膜温度も上昇するので、水溶性および/または
水分散性アクリル系樹脂のTgの上限は好ましくは13
0℃、さらに好ましくは110℃である。
【0018】本発明における水溶性および/または水分
散性アクリル系樹脂は、安全衛生上、水を媒体とする塗
布剤であることが望ましいが、本発明の要旨を越えない
範囲内で、水溶性または水分散性樹脂の助剤として有機
溶剤を含有していてもよい。水を媒体とする場合は、界
面活性剤などによって強制分散化した塗布剤であっても
よいが、好ましくはポリエ−テル類のような親水性のノ
ニオン成分や、四級アンモニウム塩のようなカチオン性
基を有する自己分散型塗布剤であり、さらに好ましく
は、アニオン性基を有する水溶性または水分散性の塗布
剤である。アニオン性基を有する水溶性または水分散性
の塗布剤とは、アニオン性基を有する化合物を共重合や
グラフトなどにより樹脂に結合させたものであり、スル
ホン酸、カルボン酸、リン酸およびそれらの塩等から、
適宜選択される。アニオン性基を有する水溶性または水
分散性の塗布剤のアニオン性基の量は、0.05重量%
〜8重量%が好ましい。アニオン性基量が0.05重量
%未満では、樹脂の水溶性あるいは水分散性が悪くなる
恐れがあり、アニオン性基量が8重量%を超えると、塗
布後の下塗り層の耐水性が劣ったり、吸湿してフィルム
が相互に固着しやすくなる恐れがある。
【0019】本発明における塗布液には、塗布層の滑り
性改良のために粒子を含有していてもよい。粒子の種類
としては、無機粒子、有機粒子などが使用できる。無機
粒子としてシリカ、シリカゾル、アルミナ、アルミナゾ
ル、ジルコニウムゾル、カオリン、タルク、炭酸カルシ
ウム、リン酸カルシウム、酸化チタン、硫酸バリウム、
カーボンブラック、硫化モリブデン、酸化アンチモンゾ
ルなどを、有機粒子としてポリスチレン、ポリエチレ
ン、ポリアミド、ポリエステル、ポリアクリル酸エステ
ル、エポキシ樹脂、ポリ酢酸ビニルまたはポリ塩化ビニ
ル等の単独または共重合体などからなる架橋剤を含むあ
るいは含まない微粒子、シリコーン樹脂、フッ素樹脂な
どの微粒子が挙げられる。本発明における塗布液には、
塗布層の固着性(ブロッキング性)、耐水性、耐溶剤
性、機械的強度の改良のために架橋剤としてメチロール
化あるいはアルキロール化された尿素系、メラミン系、
グアナミン系、アクリルアミド系、ポリアミド系等の化
合物、イソシアネ−ト系化合物、エポキシ系化合物、ア
ジリジン化合物、シランカップリング剤、チタンカップ
リング剤、ジルコ−アルミネート系カップリング剤、過
酸化物、熱および光反応性のビニル化合物や感光性樹脂
などを含有してもよい。
【0020】さらに、必要に応じて消泡剤、塗布性改良
剤、増粘剤、帯電防止剤、有機系潤滑剤、酸化防止剤、
紫外線吸収剤、発泡剤、染料、顔料などを含有していて
もよい。また、本発明の塗布液には、本発明のアクリル
系塗布剤以外に、別種のアクリル系樹脂、ウレタン系樹
脂、エステル系樹脂、ビニル系樹脂などを塗布液あるい
は塗布層の改良のために含有していてもよい。
【0021】本発明における水溶性および/または水分
散性アクリル系樹脂の塗布層に占める割合は、固形分換
算で好ましくは60%以上、さらに好ましくは70%以
上、特に好ましくは80%以上である。水溶性および/
または水分散性アクリル系樹脂含量が少ないと、本発明
の所望の接着性能が発現されないことがある。塗布層の
厚さは、最終的な乾燥厚さで通常0.01〜2μmの範
囲であり、好ましくは0.02〜1μm、さらに好まし
くは0.03〜0.2μmの範囲である。塗布層の厚さ
が厚いと、フィルムが相互に固着する恐れがある。しか
しながら塗布層の厚さが薄い場合には、均一な塗布層が
得難いために製品に塗布むらが生じやすくなる傾向があ
る。
【0022】上述の塗布液をポリエステルフィルムに塗
布する方法としては、原崎勇次著、槇書店、1979年
発行、「コ−ティング方式」に示されるリバースロール
コーター、グラビアコーター、ロッドコーター、エアド
クターコーターあるいはこれら以外の塗布装置を用い
て、二軸延伸ポリエステルフィルム製造工程外で塗布液
を塗布する方法、さらに好ましくは、フィルム製造工程
内で塗布する方法が挙げられる。フィルム製造工程内で
塗布する方法としては、ポリエステル未延伸フィルムに
塗布液を塗布し、逐次あるいは同時に二軸延伸する方
法、一軸延伸されたポリエステルフィルムに塗布し、さ
らに先の一軸延伸方向と直角の方向に延伸する方法、あ
るいは二軸延伸ポリエステルフィルムに塗布し、さらに
横および/または縦方向に延伸する方法などがある。
【0023】次に本発明の二軸配向ポリエステルフィル
ムの製膜方法を説明する。A層用レジンとB層用レジン
を各々に別々に乾燥した後、別個の押出機により押出
し、フィードブロックタイプの共押出装置により、口金
前で積層するか、あるいはマルチマニホールドタイプの
共押出装置により、ダイス内で積層するなどして一体複
合化させた後、シート状に溶融押出を行い、キャスティ
ングドラム上で冷却固化させて未延伸フィルムを作る。
この際に静電密着法を用いて冷却固化を行うことがフィ
ルムの平面性を得る上で好ましい。また、A層用および
B層用の押出機には、#600メッシュ相当以上のフィ
ルターを各々取り付けて濾過を行いつつ押出しすること
が、いわゆるコンタミ混入を防止し、フィッシュアイを
減少できる点で好ましい。さらに、各々のメルトライン
にはスタティックミキサー、定量ポンプを設置すること
がフィルムおよびフィルム厚みの均一性を得る上で好ま
しい。
【0024】このようにして得られた未延伸フィルムを
二軸延伸を行って二軸配向させる。延伸には縦延伸、次
いで横延伸を行う、いわゆる逐次二軸延伸方法が好まし
い。縦延伸には、延伸温度を50〜180℃、延伸倍率
を2.0〜9.0倍の範囲の中から、ポリエステルの組
成に適切な条件を選択して行う。またこの延伸を一段で
行うこともできるが、この延伸温度・倍率の範囲であれ
ば、延伸を二段以上に分けて行うことにより、A層の厚
みの均一性が向上するので好ましい。この際、延伸温度
は各段で同じであっても異なっていてもよい。また、縦
延伸の延伸速度は5000〜500000%/分の範囲
であることが、フィルム全体の厚みの均一性を得る上で
好ましい。
【0025】本発明においては、かかる縦延伸を行った
後の段階で、前述した塗布処理を行うことが好ましい。
横方向の延伸方法としてはテンターを用いる方法が一般
的である。横方向の延伸には、延伸温度80〜170℃
の範囲で、3.0〜6.0倍の延伸倍率、100〜20
0000%/分の延伸速度とするのが好適である。この
後、必要に応じて、縦、横、あるいは縦横両方向に再延
伸を行うことができる。次にこの延伸フィルムに熱固定
を行うが、熱固定温度は180〜250℃、好ましくは
210〜240℃の範囲で選択するのが良い。また熱固
定時間は1〜600秒の範囲が好適である。
【0026】本方法によるならば、延伸と同時に塗布層
の乾燥が可能になるとともに塗布層の厚さを延伸倍率に
応じて薄くすることができ、ポリエステルフィルム基材
として好適なフィルムを比較的安価に製造できる。な
お、本発明においては、熱処理によってA層が溶融ある
いは軟化して面配向がほとんどゼロとなるが、このため
には、熱処理温度を、A層を構成するポリエステルの結
晶融点よりも高く設定することが好ましい。あるいは、
ポリエステルが結晶融点を持たない場合には、熱固定温
度を熱軟化温度よりも高く設定することが好ましい。こ
れにより、塗布層とポリエステルフィルムとの接着性を
高めることができる。この理由は定かではないが、熱固
定の際にA層表面に設けられた塗布層は、A層が溶融あ
るいは軟化するに伴い、その界面が融合し合うことによ
り結果的に強固な接着性が生まれるものと推定される。
本発明における塗布液は、共重合積層ポリエステルフィ
ルムの片面だけに塗布してもよいし、両面に塗布しても
よい。片面にのみ塗布した場合、その反対面には本発明
における塗布液以外の塗布層を必要に応じて形成し、本
発明のポリエステルフィルムに他の特性を付与すること
もできる。
【0027】塗布剤のフィルムへの塗布性、接着性をさ
らに改良するため、塗布前にフィルムに化学処理や放電
処理を施してもよい。また、本発明の二軸延伸ポリエス
テルフィルムの塗布層の接着性、塗布性などを改良する
ために、塗布層形成後に塗布層に放電処理を施してもよ
い。このようにして得られた二軸配向積層ポリエステル
フィルムの塗布層表面に、ゼラチン系樹脂、PVA系樹
脂、PVB系樹脂、セルロ−ス系樹脂および/またはそ
れらの誘導体から選ばれる少なくとも1種以上の樹脂を
含有する機能層を形成することができる。ゼラチン系樹
脂、PVA系樹脂、PVB系樹脂、セルロ−ス系樹脂は
従来公知のすべてのゼラチン系樹脂、PVA系樹脂、P
VB系樹脂、セルロース系樹脂を用いることができる。
これらの樹脂は、写真用フィルム、インク受像フィル
ム、製版用フィルムの機能層のバインダーとして好適に
用いられるからである。
【0028】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の実
施例に限定されるものではない。なお、実施例および比
較例における評価方法は以下に示すとおりである。ま
た、実施例に示している成分比の「部」はすべて「重量
部」を示す。 (1)層の厚み構成 二軸配向ポリエステルフィルムを、厚み方向の断面を観
察できるように樹脂に包埋して固定し、厚さ100nm
の切片をミクロトームを用いて切り出し、日立製作所
(株)製透過型電子顕微鏡H−9000で観察して各積
層部の厚み構成を測定した(倍率10000〜2000
0倍、加速電圧100kV)。 (2)ポリエステルの結晶融点(Tm) セイコー電子工業(株)製差動熱量計 SSC580
DSC20型を用い、ポリマー約10mgを、窒素気流
中で10℃/分の昇温速度で加熱し、結晶融解による吸
熱ピークの頂点に相当する温度を結晶融点(℃)とし
た。
【0029】(4)接着性評価 ゼラチンとの接着性 新田ゼラチン社製の写真用ゼラチンP−2225の5%
水溶液を作成し、乾燥塗布厚さが0.6μmとなるよう
にフィルム表面に塗布し、80℃で1分間熱風乾燥し評
価用フィルムとした。評価用フィルムを温度23℃、湿
度50%RHにて24時間調温調湿後、当該フィルムの
ゼラチン塗布面にニチバン(株)製セロテ−プ(18m
m巾)を気泡の入らぬよう7cmの長さに貼り、この上
を手動式荷重ロールで一定の荷重を与え、次いでフィル
ムを固定し、セロハンテープの一端を500gの錘に接
続し、錘が45cmの距離を自然落下後に、180度方
向の剥離試験が開始する方法で評価した。接着性は次の
3段階の基準で評価した。 ○…インク層剥離面積は10%未満で良好 △…インク層剥離面積は10〜50%で良好 ×…インク層剥離面積は50%を超え不良 ポリビニルアルコール(PVA)との接着性 上記項のインクとして日本合成化学工業(株)社製の
ケン化度88%のPVAの5%水溶液を用いる以外は
項と同様にして接着性を評価した。
【0030】ポリビニルブチラール(PVB)との接
着性 上記項のインクとして完全ケン化のPVAのヒドロキ
シル基の80モル%をブチルアルデヒドを用いてブチラ
ール化した三菱モンサント化成(株)社製のPVBであ
るブトバールB−98(商品名)の5%エタノール溶液
を用いる以外は項と同様にして接着性を評価した。 セルロ−スとの接着性 上記項のインクとして松本油脂製薬(株)社製のヒド
ロキシプロピルメチルセルロースであるマーポローズM
P(商品名)の2%水溶液を用いる以外は項と同様に
して接着性を評価した。
【0031】(5)固着性評価 ポリエステルフィルムを重ね合わせ、温度40℃、湿度
80%RHの恒温恒湿層中、プレスで10kgf/cm
2 の荷重をかけながら20時間処理した巾10cmのフ
ィルムをASTM−D−1893のピアノ線で剥離する
方法に準拠して測定し、下記の基準で判定した。 ○:30gf未満 △:30gf以上100gf未満 ×:100gf以上
【0032】また、以下の例において使用したポリエス
テルレジンは次のとおりである。 〈ポリエステルレジンの製造〉ポリエステル1 ジメチルテレフタレート80部、ジメチルイソフタレー
ト20部、エチレングリコール65部、1,4−ブタン
ジオール55部および酢酸マグネシウム0.09部を反
応器にとり、加熱昇温するとともにメタノールを留去し
つつエステル交換反応を行った。反応開始後約4時間を
要して230℃まで昇温し、実質的にエステル交換反応
を終了した。この後エチルアシッドホスフェート0.4
部、三酸化アンチモン0.04部を加えた後、反応系の
温度を徐々に常圧より減じ、最終的に1mmHgとし
た。4時間後系内を常圧に戻し、ポリエステルレジンを
得た。ポリエステル1の結晶融解ピ−クは存在しなかっ
た。
【0033】ポリエステル2 ジメチルテレフタレート60部、ジメチルイソフタレー
ト40部、1,4−ブタンジオール55部および酢酸マ
グネシウム0.09部を反応器にとり、加熱昇温すると
ともにメタノールを留去しつつエステル交換反応を行っ
た。反応開始後約4時間を要して230℃まで昇温し、
実質的にエステル交換反応を終了した。この後エチルア
シッドホスフェート0.4部、三酸化アンチモン0.0
4部を加えた後、反応系の温度を徐々に常圧より減じ、
最終的に1mmHgとした。4時間後系内を常圧に戻
し、ポリエステルレジンを得た。ポリエステル2の結晶
融点は151℃であった。
【0034】ポリエステル3 ジメチルテレフタレート100部、エチレングリコール
65部および酢酸マグネシウム0.09部を反応器にと
り、加熱昇温すると共にメタノールを留去しつつエステ
ル交換反応を行った。反応開始後約4時間を要して23
0℃まで昇温し、実質的にエステル交換反応を終了し
た。この時点で、平均粒径1.25μmの非晶質シリカ
を、ポリマー中の濃度で0.1%となるようにエチレン
グリコールスラリーとして添加した。この後エチルアシ
ッドホスフェート0.4部、三酸化アンチモン0.04
部を加えた後、反応系の温度を徐々に常圧より減じ、最
終的に1mmHgとした。4時間後系内を常圧に戻し、
ポリエステルレジンを得た。ポリエステル3の結晶融点
は259℃であった。
【0035】実施例1 A層用としてポリエステル1を用い、B層用としてポリ
エステル3を用いて、それぞれ別々に180℃4時間乾
燥した後、3層の共押出装置に供し、A層は280℃
で、B層は290℃の押出温度で溶融押出を行った。こ
の際、A層用、B層用ともに、#600メッシュ相当の
フィルターで濾過を行い、その後途中でフィードブロッ
クによりA/B/Aの積層構成となるように合流積層さ
せた。さらに口金よりシート状に押出し、静電密着法を
用いつつ30℃のキャスティングロール上で冷却固化し
て、3層構造の未延伸シートを得た。このとき、表裏の
A層は下記表1に示した厚みとなるように各押出機の吐
出量を調節した。次に、この未延伸シートを83℃で長
さ方向に2.9倍延伸し、さらに76℃で1.25倍延
伸した。この延伸にはロール延伸法を用いた。次いで、
このフィルムの両面に表1に示す塗布剤を塗布した。次
にこのフィルムをテンタ−に導き、110℃で3.8倍
幅方向に延伸した後、230℃で15秒間熱固定を行
い、総厚み50μm、塗布層の厚み0.12μmの二軸
配向積層ポリエステルフィルムを得た。得られた、積層
ポリエステルフィルムの接着性評価結果を表1に示す。
【0036】実施例2〜5、比較例1〜2 実施例1において、塗布剤の組成を表1に示すように変
えるほかは実施例1と同様にして二軸配向積層ポリエス
テルフィルムを得た。 実施例6 実施例1で用いたポリエステル3に、メルトフローイン
デックス4.5の結晶性ポリプロピレンを20重量%と
なるように配合して均一にブレンドしたものをポリエス
テルB層用原料として用い、ポリエステル1をポリエス
テルA層用原料として用いて、各々別々に乾燥した後、
実施例1と同じ3層の共押出装置に供して、A層は28
0℃で、B層は290℃の押出温度で溶融押出を行っ
た。この際、A層用、B層用ともに、#600メッシュ
相当のフィルターで濾過を行い、その後途中でフィード
ブロックによりA/B/Aの積層構成となるように合流
積層させた。さらに口金よりシート状に押出し、静電密
着法を用いつつ30℃のキャスティングロール上で冷却
固化して、3層構造の未延伸シートを得た。以後実施例
1と同様にして、二軸配向積層ポリエステルフィルムを
得た。
【0037】比較例3 実施例1において、ポリエステル3を原料として、共押
出装置ではなく、単層の押出装置を用い、他のポリエス
テルを積層することなしに、290℃の押出温度で溶融
押出を行い、そのほかはまったく実施例1と同様に、キ
ャスティング、縦延伸、インラインコーティング、横延
伸、熱固定を行って、厚さ50μmの二軸配向ポリエス
テルフィルムを得た。 比較例4 実施例1において塗布層を設けない以外は実施例1と同
様にして二軸配向ポリエステルフィルムを得た。
【0038】
【表1】
【0039】(塗布剤の組成) A1:メチルメタクリレ−ト(105℃)45モル%、
n−ブチルアクリレ−ト(−54℃)30モル%、スチ
レン(100℃)20モル%、アクリル酸(106℃)
5モル%よりなるアクリル系樹脂水分散体 A2:メチルメタクリレ−ト(105℃)50モル%、
n−ブチルメタクリレ−ト(−54℃)35モル%、2
−ヒドロキシエチルメタクリレ−ト(55℃)10モル
%、メタクリル酸(130℃)5モル%よりなるアクリ
ル系樹脂水分散体 A3:エチルアクリレ−ト(−22℃)50モル%、n
−ブチルメタクリレ−ト(−54℃)35モル%、2−
ヒドロキシエチルメタクリレ−ト(55℃)10モル
%、メタクリル酸(130℃)5モル%よりなるアクリ
ル系樹脂水分散体(上記括弧内はホモポリマーのTgを
表す) B1:テレフタル酸35モル%、ソジウムスルホイソフ
タル酸5モル%、エチレングリコール49モル%、ジエ
チレングリコール1モル%よりなるポリエステル系樹脂
水分散体
【0040】
【発明の効果】本発明の二軸配向積層ポリエステルフィ
ルムは、ゼラチン、ポリビニルアルコール(PVA)、
ポリビニルブチラール(PVB)、セルロースなどの水
溶性の高い高分子を含む機能層との密着性に優れ、写真
用フィルム、インク受像フィルム、製版用フィルムなど
に好適な工業的価値の高いフィルムである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 33:04 67:00 B29L 7:00 9:00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 示差熱分析で230℃以上に結晶融解ピ
    ークが存在しないポリエステルで構成された厚み3μm
    未満の層(A層)が、少なくとも一方の表面に共押出積
    層されてなる二軸配向積層ポリエステルフィルムの前記
    A層の表面に、水溶性および/または水分散性アクリル
    系樹脂を含有する塗布層を有することを特徴とする二軸
    配向積層ポリエステルフィルム。
JP6134442A 1994-06-16 1994-06-16 二軸配向積層ポリエステルフィルム Pending JPH081886A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003049943A1 (fr) * 2001-12-10 2003-06-19 Teijin Dupont Films Japan Limited Film en polyester adhesif pour utilisation optique
WO2014050237A1 (ja) * 2012-09-25 2014-04-03 東海ゴム工業株式会社 透明積層フィルムおよび透明積層フィルムの製造方法

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