JPH08188189A - ブレーキキャリパブラケットの取付構造 - Google Patents

ブレーキキャリパブラケットの取付構造

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JPH08188189A
JPH08188189A JP415995A JP415995A JPH08188189A JP H08188189 A JPH08188189 A JP H08188189A JP 415995 A JP415995 A JP 415995A JP 415995 A JP415995 A JP 415995A JP H08188189 A JPH08188189 A JP H08188189A
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JP
Japan
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bracket
brake
brake caliper
protrusion
wheel
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Application number
JP415995A
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English (en)
Inventor
Takayoshi Morishita
隆義 森下
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】簡単な構造で、エンジンと、ブレーキキャリパ
およびそのブラケットとの共振を充分に抑制可能なブレ
ーキキャリパブラケットの取付構造を提供する。 【構成】車輪のホイールにブレーキディスクを回転一体
に取付け、ブレーキキャリパが支持腕17とブレーキデ
ィスクとの間に配置されたブラケット24を介してアク
スルシャフト19に軸支されると共に、ブラケット24
には支持腕17の内側17aに向かってアクスルシャフ
ト19の軸方向に突起部25が突設され、支持腕内側1
7aの突起部25に対向する部位には嵌合部26が形成
され、突起部25と嵌合部26との間には防振材27が
設けられる。ブラケット24を組み付ける際、突起部2
5を上記嵌合部26に嵌合し、さらに突起部25に嵌合
部26に向かってアクスルシャフト19の軸方向に初期
荷重28を掛けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はブレーキキャリパブラケ
ットの取付構造に係り、特に後輪にディスクブレーキ装
置を備えた自動二輪車のブレーキキャリパブラケットの
取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両には、走行中のこの車両を減速また
は停止させるためにブレーキ装置が備えられている。ブ
レーキ装置は、一般に、摩擦を利用して制動する摩擦式
ブレーキ装置が使用されており、ドラムブレーキ装置と
ディスクブレーキ装置とに大別される。
【0003】このうち、ディスクブレーキ装置は、ホイ
ールのハブに固着され、このハブと共に回転する円盤状
のブレーキディスクを両側からブレーキキャリパ内に設
けられたパッドで強く挟んで制動するようにしたもので
あり、ドラムブレーキ装置に相反してブレーキディスク
が露出しているので放熱が良く、制動力の変化が小さく
て安定した性能を示すものである。特に、近年の自動二
輪車は、前輪または前後輪にディスクブレーキ装置を装
備することが一般化している。
【0004】ところで、自動二輪車の後輪ディスクブレ
ーキ装置は、ブレーキキャリパをブラケットを介してス
イングアームに直接取り付けたもの(固定式)と、エン
ジンから伝わる振動を軽減する目的で、上記ブラケット
をリヤアクスルシャフトに軸支させたもの(浮動式)と
がある。なお、浮動式のブレーキキャリパは、ブレーキ
作動時の制動トルクで車輪の回転方向に回ろうとするの
で、ブレーキキャリパとスイングアームや車体フレーム
との間にトルクリンクを介装させたり、スイングアーム
にブレーキキャリパブラケットの一部を当接させること
により制動トルクを吸収している。
【0005】また、スイングアームにはエンジンからの
振動が伝わり、ブレーキキャリパブラケットが共振する
虞があるため、例えば実開平3−22987号公報に開
示されているように、スイングアームとキャリパブラケ
ットとの接触部間に防振材を介装したものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エンジ
ンの加振方向は車両の長手方向に平行であるため、上記
公報に開示されているような加振方向と直角な面でエン
ジンの加振力を受ける構造では、加振力を充分に吸収で
きない。
【0007】加振力を充分に吸収できないと、エンジン
と、ブレーキキャリパおよびそのブラケットとが共振
し、時間経過と共にブレーキキャリパが破損してしまう
虞がある。
【0008】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、簡単な構造で、エンジンと、ブレーキキャリパ
およびそのブラケットとの共振を充分に抑制可能なブレ
ーキキャリパブラケットの取付構造を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るブレーキキ
ャリパブラケットの取付構造は、上述した課題を解決す
るために、請求項1に記載したように、アクスルシャフ
トに軸支された車輪のホイールにブレーキディスクを回
転一体に取付け、ブレーキキャリパ内に設けられたパッ
ドで上記ブレーキディスクを両側から挟んで制動するよ
うにした車両のディスクブレーキ装置において、上記ブ
レーキキャリパは上記車輪の支持腕と上記ブレーキディ
スクとの間に配置されたブラケットを介して上記アクス
ルシャフトに軸支されると共に、上記ブラケットには上
記支持腕の内側に向かって上記アクスルシャフトの軸方
向に突起部が突設される一方、上記支持腕内側の上記突
起部に対向する部位には嵌合部が形成され、上記突起部
と上記嵌合部との間には防振材が設けられると共に、上
記ブラケットを組み付ける際、上記突起部を上記嵌合部
に嵌合し、さらに上記突起部に上記嵌合部に向かってア
クスルシャフトの軸方向に初期荷重を掛けたものであ
る。
【0010】
【作用】上記の構成を有する本発明においては、アクス
ルシャフトに軸支された車輪のホイールにブレーキディ
スクを回転一体に取付け、ブレーキキャリパ内に設けら
れたパッドで上記ブレーキディスクを両側から挟んで制
動するようにした車両のディスクブレーキ装置の上記ブ
レーキキャリパは、上記車輪の支持腕と上記ブレーキデ
ィスクとの間に配置されたブラケットを介して上記アク
スルシャフトに軸支されると共に、上記ブラケットには
上記支持腕の内側に向かって上記アクスルシャフトの軸
方向に突起部が突設される一方、上記支持腕内側の上記
突起部に対向する部位には嵌合部が形成され、上記突起
部と上記嵌合部との間には防振材が設けられると共に、
上記ブラケットを組み付ける際、上記突起部を上記嵌合
部に嵌合し、さらに上記突起部に上記嵌合部に向かって
アクスルシャフトの軸方向に初期荷重を掛けたため、ス
イングアームを介してブラケットに伝わる車両の長手方
向に平行なエンジンの加振力を充分に吸収でき、エンジ
ンと、ブレーキキャリパおよびそのブラケットとの共振
を充分に抑制できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0012】図1は、この発明を適用した自動二輪車の
一例を示す右側面図である。
【0013】図1において、この自動二輪車1は車体フ
レーム2を有し、この車体フレーム2の上方には燃料タ
ンク3が、そしてこの燃料タンク3の後方には運転シー
ト4がそれぞれ設けられる。また、自動二輪車1の前部
はカウリング5により覆われており、このカウリング5
内に図示しないエンジンが配置される。
【0014】車体フレーム2の前方にはヘッドパイプ6
が設けられ、このヘッドパイプ6にはステアリング機構
7が設けられる。このステアリング機構7には、その先
端にフロントアクスルシャフト8を介して前輪9を回動
自在に支持するフロントフォーク10やハンドルバー1
1等が設けられ、ハンドルバー11により前輪9が左右
に回動自在に操舵される。
【0015】前輪9には、そのフロントホイール12の
ハブ12aに回転一体に取り付けられたブレーキディス
ク13と、フロントフォーク10に取り付けられ、その
内部に図示しないパッドを有するブレーキキャリパ14
とから構成される前輪ディスクブレーキ装置15が設け
られる。
【0016】一方、車体フレーム2の中央下部に架設さ
れたピボット軸16には後輪支持腕であるスイングアー
ム17がピボット軸16廻りにスイング自在に枢着さ
れ、このスイングアーム17の後端に後輪18がリヤア
クスルシャフト19により回動自在に支持される。
【0017】後輪18には、そのリヤホイール20のハ
ブ20aに回転一体に取り付けられたブレーキディスク
21と、リヤアクスルシャフト19に軸支され、その内
部に図示しないパッドを有するブレーキキャリパ22と
から構成される後輪ディスクブレーキ装置23が設けら
れる。
【0018】図2は、後輪ディスクブレーキ装置23の
拡大右側面図であり、図3は、図2のIII −III 線に沿
う断面図である。図2に示すように、後輪ディスクブレ
ーキ装置23のブレーキキャリパ22は、ブレーキキャ
リパブラケット24を介してリヤアクスルシャフト19
に取り付けられる。ブレーキキャリパブラケット24は
スイングアーム17とブレーキディスク21との間に配
置され、図3ににも示すように、スイングアーム17の
内側17aに対向する部位に突起部25が形成される。
この突起部25はスイングアーム17の内側17aに向
かってリヤアクスルシャフト19の軸方向に突設され
る。
【0019】一方、スイングアーム17の内側17a
で、上記突起部25に対向する部位には嵌合部26が形
成される。また、これらの突起部25と嵌合部26との
間、例えば嵌合部26の底部には、ゴム等の弾性体から
なる防振材27が設けられる。
【0020】ブレーキキャリパブラケット24は、リヤ
アクスルシャフト19に組み付けられる際、その突起部
25が嵌合部26に嵌合される。さらに、突起部25は
防振材27に押圧されるよう、嵌合部26に向かってリ
ヤアクスルシャフト19の軸方向に初期荷重28を掛け
て組み付けられる。
【0021】以上の構成により、ブレーキキャリパ22
およびそのブラケット24に掛かるブレーキ作動時の後
輪18の回転方向に回ろうとする制動トルクは、ブラケ
ット24の突起部25がスイングアーム17の嵌合部2
6に嵌合されていることにより吸収される。
【0022】また、防振材27をエンジンの加振方向と
平行に設け、突起部25がこの防振材27に押圧される
よう、初期荷重28をリヤアクスルシャフト19の軸方
向に掛けたため、スイングアーム17を介してブラケッ
ト24に伝わるエンジンの加振力を充分に吸収できる。
その結果、エンジンと、ブレーキキャリパ22およびそ
のブラケット24とが共振することがなく、時間経過と
共にブレーキキャリパ22が破損してしまうことがな
い。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るブレ
ーキキャリパブラケットの取付構造によれば、アクスル
シャフトに軸支された車輪のホイールにブレーキディス
クを回転一体に取付け、ブレーキキャリパ内に設けられ
たパッドで上記ブレーキディスクを両側から挟んで制動
するようにした車両のディスクブレーキ装置において、
上記ブレーキキャリパは上記車輪の支持腕と上記ブレー
キディスクとの間に配置されたブラケットを介して上記
アクスルシャフトに軸支されると共に、上記ブラケット
には上記支持腕の内側に向かって上記アクスルシャフト
の軸方向に突起部が突設される一方、上記支持腕内側の
上記突起部に対向する部位には嵌合部が形成され、上記
突起部と上記嵌合部との間には防振材が設けられると共
に、上記ブラケットを組み付ける際、上記突起部を上記
嵌合部に嵌合し、さらに上記突起部に上記嵌合部に向か
ってアクスルシャフトの軸方向に初期荷重を掛けたた
め、スイングアームを介してブラケットに伝わる車両の
長手方向に平行なエンジンの加振力を充分に吸収でき、
エンジンと、ブレーキキャリパおよびそのブラケットと
の共振を充分に抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るブレーキキャリパブラケットの取
付構造の一実施例を示す自動二輪車の右側面図。
【図2】後輪ディスクブレーキ装置の拡大右側面図。
【図3】図2のIII −III 線に沿う断面図。
【符号の説明】
1 自動二輪車 2 車体フレーム 13,21 ブレーキディスク 14,22 ブレーキキャリパ 15 前輪ディスクブレーキ装置 17 スイングアーム(車輪の支持腕) 17a スイングアームの内側(支持腕の内側) 18 後輪(車輪) 19 リヤアクスルシャフト 20 リヤホイール 23 後輪ディスクブレーキ装置 24 ブレーキキャリパブラケット 25 突起部 26 嵌合部 27 防振材 28 初期荷重

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクスルシャフトに軸支された車輪のホ
    イールにブレーキディスクを回転一体に取付け、ブレー
    キキャリパ内に設けられたパッドで上記ブレーキディス
    クを両側から挟んで制動するようにした車両のディスク
    ブレーキ装置において、上記ブレーキキャリパは上記車
    輪の支持腕と上記ブレーキディスクとの間に配置された
    ブラケットを介して上記アクスルシャフトに軸支される
    と共に、上記ブラケットには上記支持腕の内側に向かっ
    て上記アクスルシャフトの軸方向に突起部が突設される
    一方、上記支持腕内側の上記突起部に対向する部位には
    嵌合部が形成され、上記突起部と上記嵌合部との間には
    防振材が設けられると共に、上記ブラケットを組み付け
    る際、上記突起部を上記嵌合部に嵌合し、さらに上記突
    起部に上記嵌合部に向かってアクスルシャフトの軸方向
    に初期荷重を掛けたことを特徴とするブレーキキャリパ
    ブラケットの取付構造。
JP415995A 1995-01-13 1995-01-13 ブレーキキャリパブラケットの取付構造 Pending JPH08188189A (ja)

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