JP2879768B2 - ドラムブレーキの鳴き防止装置 - Google Patents

ドラムブレーキの鳴き防止装置

Info

Publication number
JP2879768B2
JP2879768B2 JP2409600A JP40960090A JP2879768B2 JP 2879768 B2 JP2879768 B2 JP 2879768B2 JP 2409600 A JP2409600 A JP 2409600A JP 40960090 A JP40960090 A JP 40960090A JP 2879768 B2 JP2879768 B2 JP 2879768B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake
weight
drum
spring
rod
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2409600A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04249625A (ja
Inventor
栄治 山西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP2409600A priority Critical patent/JP2879768B2/ja
Publication of JPH04249625A publication Critical patent/JPH04249625A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2879768B2 publication Critical patent/JP2879768B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D65/00Parts or details
    • F16D65/0006Noise or vibration control
    • F16D65/0018Dynamic vibration dampers, e.g. mass-spring systems

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】〔発明の目的〕
【0002】
【産業上の利用分野】この発明はドラムブレーキの鳴き
防止装置に関する。
【0003】
【従来の技術】自動2輪車等におけるブレーキとして、
図6に示すようにブレーキロッド1を引くことによりリ
ヤブレーキ2のカムレバー3を介してブレーキドラム2
a内のブレーキシューを拡開させるブレーキカムを回転
作動させ、ドラムの内周面にブレーキシューを圧着して
制動するドラムブレーキが多く使用されている。
【0004】このドラムブレーキは、ドラムとブレーキ
シューとの摩擦による振動がブレーキ部品および懸架部
品に伝わって共振を起こし、ブレーキ鳴きと称される低
周波音(グローン音)が発生する。
【0005】従来、上記のブレーキ鳴きを防止する手段
として、振動伝達経路を遮断する方式、各部の剛性を増
す方式、ゴム等のダンピング部材を介在させる方式、付
加重量によるダンピング効果を期する方式などがある。
【0006】図7はスプリング4により振動伝達系を遮
断する場合を示すもので、図6におけるブレーキパネル
4に連結されているトルクリンク5とスイングアーム6
との連結軸a部分にスプリング4を介在させ、トルクリ
ンク5とスイングアーム6とをスプリング4で連結して
トルクリンク5の前側をスプリング4により浮動支持す
るようにしたものである。
【0007】図8はブレーキパネル4とトルクリンク5
との連結部間にゴム片cを介在させるようにしたもので
ある。
【0008】さらに図9は、カムレバー3の先端にピ
ン、ブレーキロッドの一部品としてのウエイトdを付加
するようにしたものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図7のようにスプリン
グ4を用いてトルクリンク5を浮動支持する構造とした
場合はトルクリンク5単体の共振によりさらに別のブレ
ーキ鳴きが発生することがある。また図8のようにゴム
片cを介在させた構造では、僅かな締代の変化や材料の
劣化によって制動効果が著しく低下するという問題があ
る。このようにトルクリンク5を浮動的に支持する方式
では、対偶部にガタを有するため、制動時に衝撃音が発
生することがあり、制動力が高い場合には浮動による効
果が低下する欠点がある。
【0010】また図9のようにピン9やブレーキロッド
1を大型化して付加重量を増加させる構造では、組付
性、すなわちマフラとの隙間の確保が問題となる他、ブ
レーキロッド1を介して伝達されるペダルの踏力の大き
さによっては付加質量による振動減衰能力が変化し、不
安定になるという問題がある。
【0011】この発明は、浮動支持による問題点を無く
し、質量増加による問題点を生じることのないドラムブ
レーキの鳴き防止装置を提供することを目的とする。 〔発明の構成〕
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明では、ブレーキロッドの操作によりカムレ
バー、ブレーキカムを介してブレーキシューをブレーキ
ドラムの内周面に圧着して制動するドラムブレーキにお
いて、前記カムレバーに連結ピンにより連結されるブレ
ーキロッドの外周にウエイトを遊嵌してこのウエイトを
ブレーキロッドに嵌合するスプリングにより前記連結ピ
ン側に付勢し、このスプリングの端部をウエイトの凹部
に内嵌するようにしたものである。
【0013】
【作用】ブレーキロッドを操作すると、連結ピンを通じ
てカムレバーが作動し、ブレーキカムを回転させてブレ
ーキシューを拡張させ、ブレーキドラムの内周にブレー
キシューが圧接して制動される。このブレーキ操作力は
ウエイト、スプリングには全く寄与せずに行なわれる。
ブレーキシューによって発生する摩擦力は、カムレバ
ー、連結ピンからウエイトに伝わり、このウエイトとス
プリングとによるダイナミックダンパ効果によって直ち
に減衰され、操作系全体に振動が伝わって共振を起こす
ことがない。
【0014】
【実施例】以下、この発明に係るドラムブレーキの鳴き
防止装置の実施例を図面について説明する。
【0015】図1はこの発明に係るドラムブレーキの鳴
き防止装置を一部破断して示す図であり、図2はドラム
ブレーキの鳴き防止装置の分解斜視図、図3はこのドラ
ムブレーキが取り付けられる自動2輪車のスイングアー
ムを示す斜視図である。
【0016】自動2輪車の車体の中央下部には、図3に
示すようなスイングアーム10が支軸A廻りに揺動自在
に取り付けられる。このスイングアーム10の後端(自
由端)側に図示しない後輪が軸支され、この後輪を制動
するドラムブレーキ11が、後輪と共通のアクスル上に
支持される。ドラムブレーキ11のブレーキパネル12
はスイングアーム10の中程とアームブラケット13と
の間に掛け渡されるトルクリンク14により廻り止めさ
れる。アームブラケット13はブレーキパネル12と一
体に成形され、半径方向外方に突出している。
【0017】ドラムブレーキ11はブレーキパネル12
内に収容された対のブレーキシュー15,15を有し、
このブレーキシュー15,15を拡開させるブレーキカ
ム16はカムレバー17を介して操作される。カムレバ
ー17はブレーキカム16をスプリング18,18のば
ね力に抗して回転作動させてドラムの内周面にブレーキ
シュー15,15を圧着させて制動させるようになって
いる。
【0018】前記カムレバー17の他端側には連結ピン
20が装着され、この連結ピン20にブレーキロッド2
1の端部がナット22により調節可能に固定され、この
ブレーキロッド21の外周にウエイト23が遊嵌され
る。ブレーキロッド21の他端は、フートレバー24に
連結されており、フートレバー24の操作力がブレーキ
ロッド21を介してカムレバー17に伝達されるように
なっている。
【0019】また、ブレーキロッド21には、押圧スプ
リング25が遊嵌されている。このスプリング25は具
体的には、ブレーキロッド21に装着されたワッシャ2
6とウエイト23の内孔27の一端側の孔径を大径化す
ることにより形成された凹部28との間に介装され、こ
のスプリング25の付勢力によりウエイト23が連結ピ
ン20側に圧着される。しかして、このウエイト23と
スプリング25によりダイナミックダンパ30が構成さ
れる。
【0020】したがって、ダイナミックダンパ30はブ
レーキ鳴きの振動源であるブレーキシュー15に対しカ
ムレバー17およびブレーキカム16のみを介してタン
パ作用を奏し、前記振動源で発生する摩擦振動が懸架系
全体の共振を引き起こして大きなブレーキ鳴き(グロー
ン音)になる前にダンパ作用により減衰されることにな
る。
【0021】ブレーキ操作系は、フートレバー24の操
作力がブレーキロッド21から連結ピン20、カムレバ
ー17、ブレーキカム16を介してブレーキシュー15
へと伝わり、ダイナミックダンパ30のウエイト23、
スプリング25には全く影響を及ぼさない。そのため従
来のように操作力または制動力の大小によりブレーキ鳴
き防止効果が安定しないという問題点はなくなる。また
トルクリンク14は前後とも完全に締着することができ
るので浮動式による弊害もない。
【0022】図4および図5はこの発明に係るドラムブ
レーキの鳴き防止装置の変形例を示すものである。この
変形例に示されたものはダイナミックダンパ32を構成
するウエイト33の連結ピン20側を大径としてカムレ
バー17に当接するように延長したものである。これに
よれば、ウエイト33の内径Bをブレーキロッド21の
ねじ部の外径Cに対し充分に大きくとれるので、ウエイ
ト33によるブレーキロッド21のねじ部を損傷させる
ことを防ぐことができる。
【0023】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、ダイナ
ミックダンパを構成するウエイトを摩擦駆動源の近くに
設けることができるので、振動減衰を効果的に行なうこ
とかできる。またブレーキ操作力や制動力に左右される
ことなく安定した減衰効果を得ることができる。さらに
従来の構造に対し構造変更することなくウエイトを付加
することができ、組付も容易であり、コストに大きな影
響を与えること無しに実施することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るドラムブレーキの鳴き防止装置
の一実施例を示す側面図。
【図2】この発明に係るドラムブレーキの鳴き防止装置
を示す分解斜視図。
【図3】この発明のドラムブレーキの鳴き防止装置が取
り付けられるスイングアームを示す斜視図。
【図4】この発明に係るドラムブレーキの鳴き防止装置
の変形例の概要を示す側面図。
【図5】図4に示したドラムブレーキの鳴き防止装置の
平面図。
【図6】この発明を適用する対象物の一例としての自動
2輪車を示す側面図。
【図7】従来の技術を示す断面図。
【図8】従来の技術を示す断面図。
【図9】従来の技術を示す断面図。
【符号の説明】
10 スイングアーム 11 ドラムブレーキ 12 ブレーキパネル 14 トルクリンク 15 ブレーキシュー 16 ブレーキカム 17 カムレバー 18 スプリング 20 連結ピン 21 ブレーキロッド 23 ウエイト 24 フートレバー 25 スプリング 26 ワッシャ 30,32 ダイナミックダンパ 33 ウエイト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16D 49/00 - 53/00 F16D 65/04 - 65/09 F16D 65/22 F16D 65/28 - 65/30

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキロッドの操作によりカムレバ
    ー、ブレーキカムを介してブレーキシューをブレーキド
    ラムの内周面に圧着して制動するドラムブレーキにおい
    て、前記カムレバーに連結ピンにより連結されるブレー
    キロッドの外周にウエイトを遊嵌してこのウエイトをブ
    レーキロッドに嵌合するスプリングにより前記連結ピン
    側に付勢し、このスプリングの端部をウエイトの凹部に
    内嵌するようにしたことを特徴とするドラムブレーキの
    鳴き防止装置。
JP2409600A 1990-12-28 1990-12-28 ドラムブレーキの鳴き防止装置 Expired - Fee Related JP2879768B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2409600A JP2879768B2 (ja) 1990-12-28 1990-12-28 ドラムブレーキの鳴き防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2409600A JP2879768B2 (ja) 1990-12-28 1990-12-28 ドラムブレーキの鳴き防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04249625A JPH04249625A (ja) 1992-09-04
JP2879768B2 true JP2879768B2 (ja) 1999-04-05

Family

ID=18518922

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2409600A Expired - Fee Related JP2879768B2 (ja) 1990-12-28 1990-12-28 ドラムブレーキの鳴き防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2879768B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190072867A (ko) * 2017-12-18 2019-06-26 현대자동차주식회사 공압식 드럼 브레이크의 가변형 진동 감쇠 구조물

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190072867A (ko) * 2017-12-18 2019-06-26 현대자동차주식회사 공압식 드럼 브레이크의 가변형 진동 감쇠 구조물
KR102484861B1 (ko) * 2017-12-18 2023-01-05 현대자동차주식회사 공압식 드럼 브레이크의 가변형 진동 감쇠 구조물

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04249625A (ja) 1992-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2879768B2 (ja) ドラムブレーキの鳴き防止装置
JP3451129B2 (ja) 自転車用ブレーキシュー
JPH0617860A (ja) ブレ−キ装置
JPH11182593A (ja) デュオサーボ型ドラムブレーキ装置
JP4616138B2 (ja) ブレーキ構造
JPH0444901Y2 (ja)
JP3293072B2 (ja) ユニットスイング式エンジン用ドラムブレーキ
JPH11291969A (ja) 自動二輪車の後輪ブレーキ取付構造
JPS6014626A (ja) ブレ−キにおけるノイズの抑制装置
JP2001113903A (ja) 二輪車用ホイールの衝撃吸収構造
KR100456966B1 (ko) 자동차 제동시 진동저감장치
JPS5835869Y2 (ja) シユ−戻し装置
JP2584823Y2 (ja) ディスクブレーキのキャリパ
JPS6018628A (ja) ブレ−キにおけるノイズの抑制装置
JPH0527711Y2 (ja)
JPH0143558Y2 (ja)
JP2002213506A (ja) ブレーキの振動低減構造
KR19980038920U (ko) 자동차 드럼 브레이크의 리턴 스프링
JPH0958559A (ja) 自転車用制動装置
JPH09133163A (ja) 芝刈り機用バンドブレーキ装置
JPS581380Y2 (ja) ノウヨウトラクタ ノ ステツプトリツケソウチ
JPH10231871A (ja) ドラムブレーキ
KR200196342Y1 (ko) 디스크 브레이크의 캘리퍼 댐핑장치
JPH10299796A (ja) 車両用ドラムブレーキ
JPH05131905A (ja) マニユアルブレーキ装置

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100129

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees