JPH08187879A - インクジェットプリント方法 - Google Patents

インクジェットプリント方法

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JPH08187879A
JPH08187879A JP7000530A JP53095A JPH08187879A JP H08187879 A JPH08187879 A JP H08187879A JP 7000530 A JP7000530 A JP 7000530A JP 53095 A JP53095 A JP 53095A JP H08187879 A JPH08187879 A JP H08187879A
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JP
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ink
printing method
jet printing
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ejected
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Yutaka Kurabayashi
豊 倉林
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 普通紙に対しても階調性に富んだ画像をマル
チドロップレット印字方式によって形成し得るインクジ
ェットプリント方法を提供する。 【構成】 プリント媒体35の一つの画素を形成する領
域に複数のインク滴34を打ち込んで階調表現を行うイ
ンクジェットプリント方法において、後に打ち込まれる
インク滴34の体積を先に打ち込まれるインク滴34の
体積以上に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数個のドットを用い
て階調表現を行うインクジェットプリント方法に関し、
特にカラープリントに応用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリント方法は、インク
滴をインク吐出ノズルから紙などのプリント媒体に向け
て投射させ、このプリント媒体にインク滴を付着させる
ことにより、所望の画像情報などをプリントするように
したものである。
【0003】かかるインクジェットプリント方法の一例
として、特公昭61−59911号公報や特公昭61−
59912号公報、あるいは特公昭61−59914号
公報に開示されたものは、インク吐出ノズルからインク
を吐出させるための吐出エネルギ供給手段として電気熱
変換体を用い、熱エネルギをインクに与えてインク吐出
ノズル内に気泡を発生させて成長させることにより、こ
の気泡の膨張圧力を利用してインク滴をインク吐出ノズ
ルから吐出させるようにしている。このようなインクの
吐出形式を採用した場合、インクジェットプリントヘッ
ド(以下、単にプリントヘッドと略称する)の高密度マ
ルチオリフィス化を容易に実現することができ、高解像
度かつ高品質の画像情報を高速でプリント媒体にプリン
トすることが可能となる。
【0004】また、近年においては、更なる高画質化の
一端として画像の高階調化が望まれている。画像の階調
性を高める手段の一つとして、プリント媒体のほぼ同一
箇所に複数のインク滴を短時間で打ち込んで一つの画素
を形成し、この打ち込むインク滴の数を変えることによ
って、画像に階調性を持たせた、いわゆるマルチドロッ
プレット印字方式が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に、一つの画素に
複数のインク滴を打ち込む場合、これらのインク滴の体
積をすべて等しく設定したとしても、塗工紙や非塗工紙
のようなプリント媒体表面でのドット径は、同一画素に
おいて打ち込まれるインク滴の数が多いほど大きくなる
傾向を有する。
【0006】つまり、単純にプリント媒体上のドットを
構成する染料あるいは顔料などの色材の密度がインク滴
の数に応じて正比例関係で増えたとしても、実際に観測
される画像反射濃度は、必ずしも直線的に増加するわけ
ではなく、一つの画素に打ち込まれるインク滴の数が多
くなるほど、画像反射濃度の上昇割合が鈍くなって行
き、階調に応じた濃度とならない。
【0007】例えば、横軸に同一画素に打ち込まれるイ
ンク滴の数を横軸にとり、画像反射濃度の値を縦軸にと
ったグラフを描いた場合、これが直線状とはならず、イ
ンク滴の数が多いほど傾斜が緩やかとなった曲線とな
り、γ特性としては良好なものとはならない。
【0008】このような現象は、オフィスや家庭で使用
されている電子写真用紙やレポート用紙、あるいはノー
トや便箋、ボンド紙、連続伝票用紙等の非塗工紙、すな
わち普通紙に対する定着性を良好にするため、界面活性
剤を使用して表面張力を下げたインクを使用した場合
に、特に顕著に現れる。
【0009】しかも、表面張力の低いインクを使用した
場合、普通紙はインクジェットプリント用に特別に調整
された塗工紙よりもインクの浸透性が良いことから、イ
ンク滴の数が少ない画素でのドット径の不必要な広がり
により、ドット形状が目立ちやすくなり、いわゆる粒状
感が出やすく、滑らかでなく、がさついた画像になりや
すいという欠点もある。
【0010】
【発明の目的】本発明の目的は、普通紙に対しても階調
性に富んだ画像をマルチドロップレット印字方式によっ
て形成し得るインクジェットプリント方法を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によるインクジェ
ットプリント方法は、プリント媒体の一つの画素を形成
する領域に複数のインク滴を打ち込んで階調表現を行う
インクジェットプリント方法において、後に打ち込まれ
る前記インク滴の体積を先に打ち込まれる前記インク滴
の体積以上に設定したことを特徴とするものである。
【0012】ここで、インク滴の最大数を11以上に設
定した場合には、プリント媒体に対するインクの吸収容
量の制約から、必然的に一滴あたりのインクの体積を小
さくせざるを得ないので、このインク体積を変えなくて
もある程度のγ特性を確保することができる可能性があ
るため、一つの画素を形成する領域に打ち込まれるイン
ク滴の最大数は、10以下であることが好適であり、特
に2以上かつ7以下が好ましい。そして、前記プリント
媒体が非塗工紙の場合にも有効である。
【0013】本発明において、後に打ち込まれるインク
滴の体積を先に打ち込まれるインク滴の体積以上に設定
する具体的な方法として、以下に説明するような考え方
があるが、これは一例に過ぎないことを断っておく。
【0014】まず、1画素に打ち込まれるインク滴の総
量を決定する必要があるが、これは使用するプリント媒
体の種類やそのインク吸収容量に依存するが、プリント
媒体の表面上1mm2 当たりのインク体積で表すと、一般
的には5〜40ナノリットル程度が好ましい範囲とな
る。また、使用するプリントヘッドのプリント密度(ド
ット密度)が決定されれば、上述した一つの画素に対す
るインクの打ち込み総量から、インク一滴当たりの平均
体積を求めることができ、このインク一滴当たりの平均
体積に基づき、個々のインク滴の体積を決定して行くこ
とが望ましい。
【0015】例えば、400dpi のインクジェットプリ
ンタにおいて、一つの画素に対してインク滴の打ち込み
数を最大で7つに設定し、最大で42ピコリットルのイ
ンクを打ち込むように設定した8階調のインクジェット
プリントを行う場合、前半に打ち込まれるインク滴の体
積を平均体積、すなわち6ピコリットルよりも少なく設
定し、最後あるいはその前に打ち込まれるインク滴の体
積を平均体積よりも多く設定することが好ましい。具体
的には、最初に打ち込まれるインク滴の体積から順に、
4ピコリットル, 4ピコリットル, 4ピコリットル, 5
ピコリットル,5ピコリットル, 9ピコリットル, 9ピ
コリットルのように設定することにより、良好なγ特性
が得られやすくなる。この場合、先に打ち込まれるイン
ク滴の体積よりも、後に打ち込まれるインク滴の体積が
常に多くなるように設定することにより、さらに良好な
γ特性を得ることが可能となる場合が多い。
【0016】そして、上述した方法によって仮決めされ
た個々のインク滴の体積に基づき、プリント媒体に対し
て実際にインクジェットプリントを行い、さらに最適な
画像が得られるように個々のインク滴の体積を実験的に
決定して行くことが最も好ましい。
【0017】また、インク吐出ノズルから吐出するイン
ク滴の体積を制御する方法としては、インクを吐出させ
る際のプリントヘッドの駆動電圧や、駆動パルスの継続
時間、すなわちパルス幅などを変化させる方法や、ある
いはプリントヘッドのインク吐出ノズルの径や長さを予
め段階的に個々に変えたものを用意しておくなどの方法
を挙げることができるが、もちろん、これらの方法に限
定されるものではない。
【0018】さらに、一つの画素に対して複数のインク
滴を打ち込んでプリントする方法としては、単一のノズ
ルを用いてプリントする方法と、一つの画素に打ち込ま
れるインク滴の最大数に対応した複数のインク吐出ノズ
ルを用いてプリントする方法があるが、本発明の方法を
実施するに当たっては複数のインク吐出ノズルを使用す
ることがより好ましい方法と言える。
【0019】なお、本発明を実施するに際して使用する
インクは、従来、インクジェットプリント用のインクと
して公知となっているインクを何ら問題なく使用するこ
とができる。従って、均一溶解系のインクに限らず、分
散染料や顔料などを使用した分散系のインクであっても
良い。その構成としては、色材および水溶性有機溶剤、
ならびに水およびその他の添加剤、例えばpH調整剤,
表面張力調整剤, 粘度調整剤, 防腐剤などからなり、好
適な物性としては、25℃における粘度が1から30セ
ンチポアズ、表面張力が10から60ダイン/cm、pH
が3から10の範囲に収まるものであり、特に、10か
ら40ダイン/cmの表面張力を有するインクが好適であ
る。その理由は、一般に低表面張力のインクは、特に普
通紙上での接触角が小さく、形成されるドットが紙面上
で浸透拡散しやすいため、前述したような直線的なγ特
性が得られないだけでなく、インク滴の打ち込み数が少
ない状態での画像の粒状感が出やすいためである。
【0020】ここで、インクの表面張力を低下させる方
法としては、従来公知の界面活性剤をインク中に添加す
れば良く、この界面活性剤の添加量としては、界面活性
剤の種類にも依存するが、インクの全重量に対して0.
05から10重量%の範囲が好ましく、特に0. 1から
5重量%の範囲が好適である。
【0021】
【作用】本発明によると、一つの画素に対するインク滴
の打ち込み数に対応して後に打ち込まれるインク滴の体
積を前に打ち込まれるインク滴の体積以上に設定するこ
とにより、実際に観測される画像濃度が直線的に増加
し、同一画素に打ち込まれるインク滴の数と、画像濃度
の値とが比例関係に保たれる。
【0022】
【実施例】本発明によるインクジェットプリント方法を
実現し得るインクジェットプリント装置の一実施例につ
いて、図1〜図5を参照しながら詳細に説明する。
【0023】本実施例におけるインクジェットプリント
装置の外観を表す図1およびそのプリントヘッドの先端
部の外観を表す図2に示すように、案内棒11に対して
摺動自在に係合するキャリッジ12には、キャリッジ駆
動モータ13によって移動する無端のベルト14が連結
されており、このキャリッジ駆動モータ13の正逆転に
より、キャリッジ12は案内棒11に沿ってベルト14
を介し往復動するようになっている。このキャリッジ1
2には、複数のインク吐出口15が所定間隔で一直線状
に開口するインク吐出口面16を形成したプリントヘッ
ド17が搭載され、キャリッジ12と一体的に移動す
る。
【0024】プリントヘッド17の一方の往復動端側に
は、インク吐出口面16に付着した水分を吸い取るイン
ク吸収部材18と、このインク吸収部材18と共にイン
ク吐出口面16に付着した水分および塵埃を拭うブレー
ド19と、プリントヘッド17のインク吐出口面16を
覆うヘッドキャップ20とが配設されている。インク吸
収部材18およびブレード19は、プリントヘッド17
のインク吐出口面16移動軌跡に対して突出した状態で
保持され、インクの乾燥を防止するヘッドキャップ20
は、プリントヘッド17のホームポジションに位置し、
このホームポジションにおけるプリントヘッド17のイ
ンク吐出口面16と正対する方向に移動可能に保持され
ている。
【0025】プリントヘッド17がプリント作業終了な
どでホームポジションに戻る際、ヘッドキャップ20は
プリントヘッド17のインク吐出口面16の移動軌跡上
から退避しているが、インク吸収部材18およびブレー
ド19はこの移動軌跡上に突出している。この結果、プ
リントヘッド17のインク吐出口面16がインク吸収部
材18とブレード19とによって払拭される。そして、
ヘッドキャップ20がプリントヘッド17のインク吐出
口面16に当接してこれを密閉状態で覆う場合、ヘッド
キャップ20はプリントヘッド17のインク吐出口面1
6の移動軌跡上に突出するように移動する。また、プリ
ントヘッド17がホームポジションから記録開始位置へ
移動する場合、ヘッドキャップ20は元の退避位置に後
退するが、インク吸収部材18およびブレード19は、
プリントヘッド17のインク吐出口面16の移動軌跡上
にある。この結果、プリントヘッド17が記録開始位置
へ移動する場合もインク吐出口面16が払拭されること
となる。
【0026】なお、ホームポジションへのプリントヘッ
ド17の移動動作は、プリント終了時やプリントヘッド
17のインク吐出回復時ばかりでなく、プリントヘッド
17がプリント作業のためにプリント領域を移動する間
にも、所定周期で行われるようになっている。
【0027】給紙部21に差し込まれる本発明のプリン
ト媒体としての紙は、図示しない紙送り駆動モータによ
って駆動回転する紙送りローラ22により、プリントヘ
ッド17のインク吐出口面16と対向する位置へ給紙さ
れ、プリント作業の進行に伴い、紙送りローラ22と連
動する排紙ローラ23によって排紙されるようになって
いる。
【0028】図2および本実施例におけるプリントヘッ
ド17の先端部の側面構造を表す図3およびそのIV−IV
矢視断面構造を表す図4に示すように、本実施例におけ
るプリントヘッド17は、ガラスやセラミックスあるい
はプラスチックスなどにインクを通すためのインク吐出
ノズルとなる複数本の溝24を相互に平行に形成した天
板25と、これら溝24の数に対応した複数の発熱部2
6が組み込まれた基板27とを一体的に接着したもので
ある。発熱部26は、二酸化ケイ素などで形成される保
護膜28と、一対のアルミニウム電極29a, 29b
と、ニクロムなどで形成される発熱抵抗体層30と、蓄
熱層31とからなり、アルミニウムなどの放熱性の良好
な上述した基板27に一体的に接合されている。
【0029】発熱部26と基板27とを接合した構造
は、感熱記録に用いられる発熱ヘッドとしても周知であ
るが、これ以外の構造の発熱部26を採用することも当
然可能である。
【0030】インク32は、溝24の先端のインク吐出
口15にて大気圧と毛細管現象によるインク32の表面
張力とがバランスした凹状のメニスカス33を形成して
いる。そして、所定の溝24に対応する電極29a, 2
9bの間に電気信号情報として電圧を印加することによ
り、発熱部26の電極29a, 29b間に介在する発熱
抵抗体層30の部分が急激に発熱し、保護膜28を介し
てこの部分に臨む溝24内のインク32が沸騰して気泡
が発生する。さらに、この気泡の急激な成長に伴ってメ
ニスカス33がインク吐出口15から突出し、終には溝
24内のインク32の一部がインク滴34となり、プリ
ントヘッド17と対向する紙35の所定位置に打ち込ま
れるようになっている。
【0031】プリントヘッド17に対するインクの供給
は、図5に示す如きインクカートリッジ36から図示し
ないインク供給管を介して行われる。このインクカート
リッジ36内には、プリントヘッド17に供給されるイ
ンクを収容したインク袋37が納められ、このインク袋
37の先端部にはゴム製の栓38が取り付けられてい
る。インク袋37は、インク32が接する内面側を少な
くともポリエチレンなどのポリオレフィンにて形成する
ことが望ましい。そして、この栓38を図示しない針で
突き破って上述したインク供給管に接続することによ
り、インク袋37内のインク32をプリントヘッド17
へ供給することが可能となる。また、インクカートリッ
ジ36内には、吐出回復時にヘッドキャップ20を介し
てプリントヘッド17から吸引される廃インクを受容す
るインク吸収体39がインク袋37と共に収納されてい
る。
【0032】なお、本実施例のようにプリントヘッド1
7とインクカートリッジ36とをインク供給管を介して
別々に設ける以外に、これらを一体化した図6に示す如
きプリントユニット40を採用することも当然可能であ
る。
【0033】このプリントユニット40の外観を表す図
6に示すように、プリントユニット40内には、インク
を保持する図示しないインク吸収体が収納されており、
このインク吸収体中のインクが複数のインク吐出口15
を有するプリントヘッド17からインク滴34として吐
出されるようになっている。このインク吸収体の材料と
しては、ポリウレタンやセルロースまたはポリビニルア
セタールを用いることが好ましい。このプリントユニッ
ト40は、図1に示したプリントヘッド17に代えて用
いられるものであって、キャリッジ12に対して着脱自
在となっており、プリントユニット40の内部を大気に
連通させるための大気連通口41が設けられている。
【0034】次に、128個のインク吐出口15を有す
る解像度が400dpi のプリントヘッド17を搭載した
図1に示すインクジェットプリント装置を用い、一つの
画素に対してインク滴の打ち込み数を最大で3つに設定
し、最大で39ピコリットルのインクを打ち込むように
設定した4階調のグレースケールパターンを種々の条件
下でインクジェットプリントし、この時の画像濃度の変
化を口径が5mmの反射濃度計(マクベス社製:RD−9
14)を用いて測定し、この画像濃度の変化の直線性に
基づいてγ特性を評価した。また、一つの画素に対して
一つのインク滴を打ち込んだ場合のハイライト部分の粒
状感も併せて官能評価した。
【0035】ここで、使用したプリント媒体は、キヤノ
ンバブルジェットコピアCJ−10用コート紙(PC
記述する)および市販の普通紙のコピー用紙(PN と記
述する)の二種類であり、インクも以下にその組成を記
すIA , IB の二種類を採用した。
【0036】 IA : C.I.フードブラック2 3. 5重量% エチレングリコール 10. 0重量% 水 86. 5重量% 表面張力 50.0ダイン/cm IB : C.I.フードブラック2 3. 5重量% エチレングリコール 10. 0重量% アセチレノールEH (川研ファインケミカル社製:アセチレングリコール誘導体) 1. 5重量% 水 85. 0重量% 表面張力 30ダイン/cm また、プリントヘッド17もインク吐出口15の開口端
部の形状が下記のように異なる二種類のプリントヘッド
M , HS を採用した。
【0037】HM : すべてのインク吐出口15が同一
(一辺が20μmの正方形の開口断面) HU : インク吐出口15を40ずつ3種類に分けたも
の(一辺がそれぞれ20μm, 25μm, 30μmの正
方形の開口断面) そして、すべてのインク吐出口15が同一となったプリ
ントヘッドHM を採用した場合、プリント媒体に打ち込
まれるインク滴の体積を制御する方法として、下記のシ
ングルパルス駆動でパルス幅を制御する方法WS と、ダ
ブルパルス駆動でプレパルスの幅を制御する方法WD
を採用した。
【0038】WS : パルス幅が5マイクロ秒, 8マイ
クロ秒, 10マイクロ秒の3通り(ただし、パルス強度
は任意) WD : 最初のパルス幅を0. 5, 0. 8, 1. 0マイ
クロ秒の3通り(ただし、パルス強度は任意)に切り換
え、後のパルス幅を3. 5マイクロ秒に固定すると共に
これら二つのパルスの休止幅を2. 0マイクロ秒に固定 なお、すべてのインク吐出口15が同一のプリントヘッ
ドHM を用い、インク滴の吐出量を制御しない従来方法
によって上述したグレースケールパターンをインクジェ
ットプリントした場合も、比較として試みた。これらの
結果を表1に示す。
【0039】
【表1】
【0040】この表1からも明らかなように、本発明の
インクジェットプリント方法によると、良好なγ特性が
得られ、かつハイライト部分の粒状感も低減した高精細
なインクジェットプリントが可能である。
【0041】
【発明の効果】本発明によると、後に打ち込まれるイン
ク滴の体積を先に打ち込まれるインク滴の体積以上に設
定したので、粒状感のないγ特性の良好な高精細な階調
プリントが可能となった。
【0042】また、インクジェットプリント用に特別に
調整された塗工紙はもちろん、非塗工紙、すなわち普通
紙に対しても高速かつ高精細で高階調性の得られる高画
質のフルカラーのインクジェットプリントが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるインクジェットプリント方法を実
現し得るインクジェットプリント装置の一実施例の外観
を表す斜視図である。
【図2】図1に示した実施例におけるプリントヘッドの
先端部の外観を表す斜視図である。
【図3】図1に示した実施例におけるプリントヘッドの
先端部の側面構造を表す断面図である。
【図4】図3中のIV−IV矢視断面図である。
【図5】図1に示した実施例におけるインクカートリッ
ジの内部構造を表す断面図である。
【図6】プリントヘッドとインクカートリッジとを一体
化したプリントユニット一例の外観を表す斜視図であ
る。
【符号の説明】
11 案内棒 12 キャリッジ 13 キャリッジ駆動モータ 14 ベルト 15 インク吐出口 16 インク吐出口面 17 プリントヘッド 18 インク吸収部材 19 ブレード 20 ヘッドキャップ 21 給紙部 22 紙送りローラ 23 排紙ローラ 24 溝 25 天板 26 発熱部 27 基板 28 保護膜 29a, 29b アルミニウム電極 30 発熱抵抗体層 31 蓄熱層 32 インク 33 メニスカス 34 インク滴 35 紙 36 インクカートリッジ 37 インク袋 38 栓 39 インク吸収体 40 プリントユニット 41 大気連通口

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント媒体の一つの画素を形成する領
    域に複数のインク滴を打ち込んで階調表現を行うインク
    ジェットプリント方法において、後に打ち込まれる前記
    インク滴の体積を先に打ち込まれる前記インク滴の体積
    以上に設定したことを特徴とするインクジェットプリン
    ト方法。
  2. 【請求項2】 一つの画素を形成する領域に打ち込まれ
    るインク滴の最大数が10以下であることを特徴とする
    請求項1に記載したインクジェットプリント方法。
  3. 【請求項3】 各インク滴の打ち込みをそれぞれ制御す
    るパルス幅を変えることによって、前記インク滴の体積
    を調整するようにしたことを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載したインクジェットプリント方法。
  4. 【請求項4】 前記一つの画素に打ち込まれる前記複数
    のインク滴をすべて異なるインク吐出ノズルから吐出さ
    せるようにしたことを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載したインクジェットプリント方法。
  5. 【請求項5】 表面張力が40ダイン/cm以下のインク
    を使用するようにしたことを特徴とする請求項1または
    請求項2または請求項3または請求項4に記載したイン
    クジェットプリント方法。
  6. 【請求項6】 前記プリント媒体が非塗工紙であること
    を特徴とする請求項5に記載したインクジェットプリン
    ト方法。
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