JPH09300665A - インクジェットプリント方法およびインクジェットプリント装置 - Google Patents

インクジェットプリント方法およびインクジェットプリント装置

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JPH09300665A
JPH09300665A JP8123358A JP12335896A JPH09300665A JP H09300665 A JPH09300665 A JP H09300665A JP 8123358 A JP8123358 A JP 8123358A JP 12335896 A JP12335896 A JP 12335896A JP H09300665 A JPH09300665 A JP H09300665A
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JP
Japan
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ink
liquid
head
ejecting
inks
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Application number
JP8123358A
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English (en)
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Michiya Mizutani
道也 水谷
Takeshi Doi
健 土井
Makoto Shiotani
真 塩谷
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スプラッタ、フェザリング、ブリーディング
を起こさず、極めて高品位な画像プリントを実現し得る
インクジェットプリント方法およびプリント装置を提供
することを目的とする。 【解決手段】 被プリント材へのインク吐出に先行し
て、該被プリント材に前記インク吐出によるプリント性
を向上させるために前記被プリント材に液体を吐出し、
該被プリント材上に付与された前記液体にインクを吐出
して画像形成を行う。被プリント材上で前記インクが着
弾後に被覆することになる領域を、液体層の厚みが一定
の厚さとなるタイミングで、前記インクを被プリント材
に着弾させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクを吐出して
飛翔液滴を形成し、これを紙等の被プリント材に付着さ
せてプリントを行なうインクジェットプリント方法およ
びその装置に関する。
【0002】被プリント材上に、染料を含む有色のイン
クを吐出させ、この有色インクと、該有色のインク中の
染料を不溶化させる化合物を含む無色または淡色の液体
(処理液、S液ともいう)との混合および/または双方
との反応により、耐水性や耐光性等の向上した信頼性の
高いプリント物を得るインクジェットプリント方法、ま
た、フェザリングや色間のブリードが少なくプリント濃
度の高い高画質の画像を得るインクジェットプリント方
法に関するものである。
【0003】さらには、カラー画像を鮮明かつ高濃度に
プリントできるカラーインクジェットプリント方法に関
するものであり、詳しくは、イエロー(Y),マゼンタ
(M),シアン(C),あるいはグリーン(G),レッ
ド(R),ブルー(B)等の色インクと、黒(Bk)イ
ンクと、を用いたインクジェットプリント方法に関する
ものである。
【0004】本発明は、紙、布、革、不織布、OHP用
紙等、さらには金属等の被プリント材を用いる機器すべ
てに適用でき、具体的な適用機器としては、プリンタ,
複写機,ファクシミリ等の事務機器や工業用生産機器等
を挙げることができる。
【0005】
【従来の技術】インクジェットプリント装置は、印字品
位の良好さ、プリントの早さ、動作時の静粛性などの利
点があるため、近年多く使われるようになってきてい
る。
【0006】しかしながら、インクジェットプリント方
式には高画質プリントを阻害する次のような問題があ
る。すなわち、 (1)インクが紙に着弾後に、紙繊維に沿って浸透して
いくことによってドット形状が不均一に歪む(以下、フ
ェザリング)。
【0007】(2)異色インクが接する境界で異色イン
ク間のにじみ(以下、ブリーディング)が発生する。
【0008】(3)インクに耐水性がなく、プリント画
像に水分が付与されると画像が流れるという問題であ
る。
【0009】これらの問題を全て解決し、高品位な画像
プリントを実現するためにする手段として、これまで被
プリント材に良質なインク吸収層のある専用紙を開発し
使用することが行われてきた。
【0010】この方法によると上記3つの問題が全て十
分なレベルで解決され、耐水性のある高品位な画像プリ
ントが実現されるが、専用紙は特殊な紙であるためコス
トが高くなる上、ユーザの身近にある紙に気軽に印字す
ることができず、常に専用の紙を用意しておかなければ
ならないため使い勝手が悪い。そのため近年、専用紙と
同様に高画質プリントを普通紙で実現することを求める
ニーズが非常に高まっている。
【0011】一方、専用紙を用いない普通紙プリントに
於いては、定着性を向上させ、スミアやブリーディング
を低減する手段として特開昭55−65269号公報に
開示されているインク中に界面活性剤等の浸透性を高め
る化合物を添加する方法や特開昭55−66976号公
報に開示されている揮発性溶剤を主体としたインクを用
いる方法などがある。
【0012】界面活性剤等を用いる前者の方法による
と、インクの被プリント材中への浸透速度が速いため、
順次、隣接画素に異色インクを打ち込んでも、後順で打
ち込んだインクが着弾したときには、先に打ち込んだイ
ンクの浸透が既に完了してしまっているため、異種イン
ク同士が紙上で混ざり合うことがなく、これによりブリ
ーディングの発生を回避できる。また、インクの定着が
速くなるためスミア等の問題を大幅に低減できる。
【0013】しかしながら、インクの紙中への浸透現象
が紙繊維間の毛細管力によって起こるため、インクの浸
透経路が繊維の構造をそのまま反映しフェザリングが悪
化する。また、繊維間に浸透してしまうため、紙表面か
ら見たときに紙繊維の奥側までインクが入り込んでしま
うため濃度が低下するという問題があった。
【0014】また、揮発性溶剤を主体としたインクを用
いる後者の方法によると、前記前者の場合と同様の問題
が生じるのに加え、プリントヘッドのノズル部での溶剤
の蒸発による目詰まりが発生しやすいなどの問題もあっ
た。
【0015】また、普通紙におけるインクの耐水性問題
については、インク中の色材に耐水性を持たせる方法が
行われてきたが、この種のインクは基本的に乾燥後には
水に再溶解しにくくなるため、プリントヘッドが詰まり
やすいという欠点がある。
【0016】また、これを防止することも可能ではある
が、装置の構成が複雑になってしまうという問題があ
る。
【0017】これに対して、上述した問題を改善するた
めにインクの吐出に先立ち被プリント材上に予めインク
中の染料を不溶化するプリント性向上液を付着させてお
く方法が提案されている。
【0018】具体的には、特開昭63−29971号公
報、特開昭61−249755号公報などに開示されて
おり、これらの方法によると、インクが先打ち液と反応
した後は染料が化学的に水に不溶化するためプリント画
像は極めて理想的な耐水性を有することになる。
【0019】しかしながら、前者の公報においては、先
打ち液が被プリント材上に残っている状態でインクを打
ち込むと、インクが先打ち液層に突入したときに跳ね上
り(以下、スプラッタ)、被プリント材上に飛散しプリ
ント画像が劣化してしまうとの開示があり、更にこれを
回避するために、先打ち液が被プリント材中に浸透終了
直後にインクを打ち込むのが好ましいとの開示がある。
【0020】しかしながら、先打ち液が被プリント材中
に浸透終了してから着弾したインクは、被プリント材の
繊維の表面に付着した先打ち液や、繊維構造の内部に部
分的に溜まっている先打ち液と反応しながらも、基本的
に被プリント材の繊維構造による毛管力によって被プリ
ント材中に浸透していく。
【0021】その結果、インクの浸透経路が紙繊維の構
造を反映し、先打ち液を打ち込んでいない紙にインクを
直接打ち込む場合よりは少ないが、結局フェザリングが
発生することになる。また、同時にインクが被プリント
材の内部に浸透することによる濃度低下も生じてしま
う。
【0022】更に、被プリント材へのインクの浸透現象
が起こっているため、被プリント材のうち、インクが既
に浸透完了している領域へ、新たにその隣接領域に打ち
込まれた異色インクが浸透していくことによって生じる
ブリーディングの発生を抑えることはできない。その結
果、プリント画像の耐水性だけは極めて高度なレベルで
達成されるが、上記ブリーディングのためプリント画像
の品位は低いレベルに留まってしまう。
【0023】一方、後者の公報(特開昭61−2497
55号)には、インク滴と同程度の厚さで被プリント材
上に付与したインク硬化材の薄膜層の上にインクが着弾
し硬化する例が開示されている。被プリント材上に液体
層が厚く存在している状態でインクを液体層に着弾させ
ると、前述した如くスプラッタが生じ、プリント画像が
劣化し易い。しかしながら、これを回避する手段につい
ては上記公報には何ら開示されていない。
【0024】このため、色材固定液から層(以下、色材
固定液層という)の厚さが可能な限り薄くなるように制
御し、この薄い厚さの色材固定液層に対し有色インクを
吐出させ、スプラッタ等が生じないようにする必要があ
る。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】ところで、インクジェ
ットプリント方式によりカラープリントを行う場合に
は、例えば図1に示すようなインクジェットプリントヘ
ッドを用いることができる。図1はインクジェットプリ
ント装置に装着可能なインクジェットプリントヘッドの
吐出口部を示す正面図である。図1において、キャリッ
ジのスキャン方向(主走査方向)にS(色材固定液)ヘ
ッド,K(ブラックインク)ヘッド,C(シアンイン
ク)ヘッド,M(マゼンタインク)ヘッド,Y(イエロ
ーインク)ヘッドが順次配列されている。
【0026】このような構成のインクジェットプリント
ヘッドでは、一定速度でキャリッジがスキャン方向に移
動しているときだけ、プリントを行え被プリント材の特
定領域にSヘッドにより色材固定液滴を吐出した後、当
該特定領域にKヘッドからブラックインクを、またはM
ヘッドからマゼンタインクを吐出するまでの時間がヘッ
ドの位置すなわち色ごとに異なってくる。このため、色
材固定液の被プリント材への浸透量が異なり、各インク
ヘッドから上記特定領域に向けて各インクをそれぞれ吐
出させるときの当該特定領域上の色材固定液層の厚さも
異なってくる。
【0027】このため、色材固定液層が厚い場合には、
そのときに吐出したインク液滴がスプラッタ現象を起こ
すことがあった。逆に、色材固定液層が薄い場合には、
フェザリングやブリーディング等が発生し易くなり、高
画質のプリントは望めない。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は以下を含む。
【0029】すなわち、複数のインクおよび該インクの
色材を不溶化または凝集させる液体を時間差をつけて被
プリント材に吐出してプリントを行うインクジェットプ
リント方法であって、前記各インクに対して、前記被プ
リント材上に着弾した前記液体からなる層の厚さがほぼ
同一となるタイミングで、前記インクを前記被プリント
材に向けて吐出するインクジェットプリント方法、前記
液体層の厚さをほぼ同一とするタイミングを、前記液体
の前記被プリント材への浸透速度に基づいて設定するイ
ンクジェットプリント方法、前記液体の吐出との時間差
が大きい前記インクほど、その吐出量を多くするインク
ジェットプリント方法、前記被プリント材への同一また
は近接領域に前記複数のインクを重ねて吐出する前に、
該領域に対し前記液体を、前記インクを重ねずに吐出す
る場合に用いる前記液体の吐出量と同一の吐出量だけ吐
出するインクジェットプリント方法、前記インクの種類
によって前記被プリント材への浸透特性の異なる液体を
選択するインクジェットプリント方法、前記液体は低分
子のカチオン性物質と高分子のカチオン性物質を含み、
前記インクはアニオン性染料を含むインクジェットプリ
ント方法、前記液体は低分子のカチオン性物質と高分子
のカチオン性物質を含み、前記インクは少なくともアニ
オン性化合物と顔料とを含むインクジェットプリント方
法、複数のインクおよび該インクの色材を不溶化または
凝集させる液体を時間差をつけて被プリント材に吐出し
てプリントを行うインクジェットプリント装置であっ
て、前記液体を吐出する手段と、前記各インクに対し
て、前記被プリント材上に着弾した前記液体からなる層
の厚さがほぼ同一となるタイミングで、前記インクを前
記被プリント材に向けて吐出する手段と、該インク吐出
手段および前記液液吐出手段と、前記被プリント材とを
相対的に移動させる手段とを含むインクジェットプリン
ト装置、前記移動手段は、前記インク吐出手段および前
記液体吐出手段を搭載し、かつ、前記被プリント材の上
面に沿う主走査方向に往復移動するキャリッジと、該キ
ャリッジの主走査方向に直交する副走査方向に前記被プ
リント材を間欠的に移動する手段とを含むインクジェッ
トプリント装置、前記キャリッジ上に前記インク吐出手
段および前記液体吐出手段を該キャリッジの主走査方向
に沿って配列したインクジェットプリント装置、前記液
体吐出手段は、単独で、前記複数のインク吐出手段に対
応するものであるインクジェットプリント装置、前記液
体吐出手段からの距離が大きい前記インク吐出手段ほ
ど、そのインクの吐出量を多くするように、前記インク
吐出手段からのインク吐出量を制御する制御手段をさら
に含むインクジェットプリント装置、前記液体吐出手段
は、前記複数のインク吐出手段ごとに個別に対応するも
のであるインクジェットプリント装置、前記一のインク
吐出手段と前記液体吐出手段との距離を前記他のインク
吐出手段と前記液体吐出手段との距離と同一にしたイン
クジェットプリント装置、前記各吐出手段は吐出のため
の熱エネルギを与える熱エネルギ発生体を備えたインク
ジェットプリント装置、である。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態例を説明する。
【0031】図2は、本発明の一実施形態例に係るイン
クジェットプリント装置の概略を示す斜視図である。な
お、前述の図1に示したインクジェットプリントヘッド
は図2に示すインクジェットプリント装置のキャリッジ
上に搭載可能である。
【0032】本実施形態例においては、複数のインクお
よび該インクの色材を不溶化または凝集させる液体を、
色材固定液、プリント性向上液または処理液とする。
【0033】インクジェットプリント装置100におい
て、キャリッジ101は、互いに平行に延在する2本の
ガイド軸104および105と摺動可能に係合する。こ
れにより、キャリッジ101は、駆動用モータおよびそ
の駆動力を伝達するベルト等の駆動力伝達機構(いずれ
も不図示)により、ガイド軸104および105に沿っ
て移動することができる。キャリッジ101には、イン
クジェットヘッドと、このヘッドで用いられるインクを
収納するインク容器としてのインクタンクとを有するイ
ンクジェットユニット103が搭載される。
【0034】インクジェットユニット103は、インク
およびプリント性向上液としての処理液を吐出するため
のヘッドおよびこれに供給されるインクまたは処理液を
収納する容器としてのタンクからなる。すなわち、ブラ
ック(Bk)、シアン(C),マゼンタ(M)およびイ
エロー(Y)の4色の各インクおよび上記処理液をそれ
ぞれ吐出する5個のヘッドおよびこれらのそれぞれに対
応して設けられるタンクがインクジェットユニット10
3としてキャリッジ101上に搭載される。各ヘッドと
タンクとは相互に着脱可能なものであり、タンク内のイ
ンクまたは処理液が無くなった場合等、必要に応じて個
々のインク色等毎にタンクのみを交換できるよう設けら
れている。また、ヘッドのみを必要に応じて交換できる
ことは勿論である。なお、ヘッドおよびタンクの着脱の
構成は、上記の例に限られず、ヘッドとタンクが一体に
成形された構成としてもよいことは勿論である。
【0035】また、処理液に関するプリント性の向上と
は、その一例が後述されるように、インク中の色材が固
定された結果として、濃度,彩度,エッジ部分のシャー
プネス度合,ドット径等の画質を向上させること、イン
クの定着性を向上させること、耐水性,耐光性等の耐候
性すなわち画像保存性を向上させることを含むものであ
る。
【0036】プリント媒体としての用紙106は、装置
の前端部に設けられる挿入口111から挿入され、最終
的にその搬送方向が反転され、送りローラ109によっ
て上記キャリッジ101の移動領域の下部に搬送され
る。これにより、キャリッジ101に搭載されたヘッド
からその移動に伴なってプラテン108によって支持さ
れた用紙106上のプリント領域にプリントがなされ
る。
【0037】以上のようにして、ヘッドの吐出口配列の
幅に対応した幅のプリントと用紙106の送りとを交互
に繰り返しながら、用紙106全体にプリントがなさ
れ、用紙106は装置前方に排出される。
【0038】キャリッジ101の移動可能な領域の左端
には、キャリッジ101上の各ヘッドとそれらの下部に
おいて対向可能な回復系ユニット110が設けられ、こ
れにより非プリント時等に各ヘッドの吐出口をキャップ
する動作や各ヘッドの吐出口からインクを吸引する等の
動作を行うことができる。また、この左端部の所定位置
はヘッドのホームポジションとして設定される。
【0039】一方、装置の右端部には、スイッチや表示
素子を備えた操作部107が設けられる。ここにおける
スイッチは装置電源のオン/オフや各種プリントモード
の設定時等に使用され、表示素子は装置の各種状態を表
示する役割をする。
【0040】図3は、図2で説明したインクジェットユ
ニット103を示す概略斜視図である。この構成は、上
述のようにブラック,シアン,マゼンタ,イエローの各
色インクおよび処理液のタンクが独立に交換可能な構成
を示す。
【0041】すなわち、キャリッジ101には各ヘッド
を個々に着脱可能に装着するためのヘッドケース102
と、Bk用タンク20K、C用タンク20C、M用タン
ク20M、Y用タンク20Y、および処理液のタンク2
1が搭載される。ヘッドケース102にはBk,C,
M,Yのインクをそれぞれ吐出するためのヘッド30
K,30C,30M,30Y(不図示)と、処理液を吐
出するためのヘッド31(不図示)とが装着される。各
ヘッドはそれぞれ160個の吐出口を備え、それぞれの
吐出口からは40ngのインク量の吐出がなされる。各
タンクは接続部を介してヘッドと接続し、インクまたは
処理液を供給する。
【0042】なお、タンクの構成としては、その使用量
に応じて、例えば、処理液とBkのタンクが一体構造で
あっても良く、また、CとMとYのタンクが一体構造で
あっても良い。
【0043】図4は記録ヘッド1の概略構成例である。
ここでヒータボードであり、シリコン基板上に電気熱変
換体(吐出ヒータ)29と、これに電力を供給するAl
等の配線28とが成膜技術により形成されて成る。そし
てこのヒータボード27に対して、液路25を形成する
ための隔壁を設けた天板30を接着することにより、イ
ンクジェット記録ヘッドが構成される。
【0044】記録用の液体(インク)は、天板30に設
けた供給口24より共通液室23に供給され、ここによ
り各ノズル25内に導かれる。そして、通電によってヒ
ータ29が発熱すると、ノズル29内に満たされたイン
クに発泡が生じ、吐出口26よりインク滴が吐出される
わけである。
【0045】図5は、本発明のインクジェットプリント
装置の一実施例の制御構成を示すブロック図である。
【0046】ホストコンピュータから、プリントすべき
文字や画像のデータ(以下画像データという)がプリン
ト装置100の受信バッファ401に入力される。ま
た、正しくデータが転送されているかを確認するデータ
や、プリント装置の動作状態を知らせるデータがプリン
ト装置からホストコンピュータに転送される。受信バッ
ファ401に入力したデータはCPUを有する制御部4
02の管理のもとで、RAM形態のメモリ部403に転
送され一次的に格納される。メカコントロール部404
は、制御部402からの指令により、キャリッジ101
や送りローラ109(ともに図2参照)の動力源となる
キャリッジモータやラインフィードモータ等のメカ部4
05を駆動する。センサ/SWコントロール部406
は、各種センサやSW(スイッチ)からなるセンサ/S
W部407からの信号を制御部402に送る。表示素子
コントロール部408は、制御部402からの指令によ
り表示パネル群のLEDや液晶表示素子等からなる表示
素子部409の表示を制御する。ヘッドコントロール部
410は制御部402からの指令により各ヘッド30
K,30C,30M,30Y,31を個々に制御する。
また、これら各ヘッドの状態を示す温度情報等を読取り
制御部402に伝える。
【0047】本発明に用いられるインク染料を不溶化す
る処理液は、一例として以下のようにして得ることがで
きる。
【0048】すなわち、下記の成分を混合溶解した後、
さらにポアサイズが0.22μmのメンブレンフィルタ
(商品名:フロロポアフィルタ、住友電気工業株式会社
製)にて加圧濾過した後、NaOHでpHを4.8に調
製し、処理液Sを得ることができる。
【0049】 [Sの成分] カチオン性化合物の低分子成分 ステアリルトリメチルアンモニウム塩 2.0部 (商品名;エレクトロストリッパQE、花王株式会社製) または、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド (商品名;ユータミン86P、花王株式会社製) カチオン性化合物の高分子成分 ジアリルアミン塩酸塩と二酸化イオウとの共重合体 3.0部 (平均分子量;5000) (商品名;ポリアミンスルホンPAS−92、 日東紡績株式会社製) チオジグリコール 10部 水 残部 また、上記処理液と混合し不溶化するインクの好適な例
として以下のものを挙げることができる。
【0050】すなわち、下記の成分を混合し、さらにポ
アサイズが0.22μmのメンブレンフィルタ(商品
名:フロロポアフィルタ、住友電気工業株式会社製)に
て加圧濾過してイエロー,マゼンタ,シアン,ブラック
のインクY1,M1,C1,K1を得ることができる。
【0051】 Y1 C.I.ダイレクトイエロー142 2部 チオジグリコール 10部 アセチレノールEH 0.05部 (川研ファインケミカル株式会社製) 水 残部 M1 染料をC.I.アシッドレッド289;2.5部に代え
た以外はY1と同じ組成 C1 染料をC.I.アシッドブルー9;2.5部に代えた以
外はY1と同じ組成 K1 染料をC.I.フードブラック2;3部に代えた以外は
Y1と同じ組成以上示したそれぞれ処理液(液体組成
物)とインクとの混合において、本発明では、上述した
処理液とインクが被プリント材上あるいは被プリント材
に浸透した位置で混合する結果、反応の第1段階として
処理液中に含まれているカチオン性物質の内、低分子量
の成分またはカチオン性オリゴマーとインクに使用して
いるアニオン性基を有する水溶性染料とがイオン的相互
作用により会合を起こし、瞬間的に溶液相から分離を起
こす。
【0052】次に、反応の第2段階として、上述した染
料と低分子カチオン性物質またはカチオン性オリゴマー
との会合体が処理液中に含まれる高分子成分により吸着
されるために、会合で生じた染料の凝集体のサイズがさ
らに大きくなり、被プリント材の繊維間の隙間に入り込
みにくくなり、その結果として固液分離した液体部分の
みが記録紙中にしみこむことにより、プリント品位と定
着性との両立が達成される。同時に上述したようなメカ
ニズムにより生成したカチオン物質の低分子成分または
カチオン性オリゴマーとアニオン性染料で形成される凝
集体は粘性が大きくなり、液媒体の動きとともに移動す
ることがないので、フルカラーの画像形成時のように隣
接したインクドットが異色のインクで形成されていたと
しても互いに混じり合うようなことはなく、ブリーデイ
ングも起こらない。また、上記凝集体は本質的に水不溶
性であり形成された画像の耐水性は完全なものとなる。
また、ポリマーの遮蔽効果により形成された画像の耐光
堅牢性も向上するという効果も有する。
【0053】本明細書において使用される「不溶化」ま
たは「凝集」の用語は、前記第1段階のみの現象また
は、第1段階と第2段階の両方を含んだ現象を意味す
る。
【0054】また、本発明の実施にあたっては、従来技
術のように分子量の大きいカチオン性高分子物質や多価
の金属塩を使用する必要がないか、あるいは使用する必
要があっても本発明の効果をさらに向上させるために補
助的に使用するだけで良いので、その使用量を最小限に
抑えることができる。その結果として、従来のカチオン
性高分子物質や多価金属塩を使用して耐水化効果を得よ
うとした場合の問題点であった染料の発色性の低下がな
くなるということを本発明の別の効果として挙げること
ができる。
【0055】なお、本発明を実施するにあたって使用す
る被プリント材については特に制限されるものではな
く、従来から使用されているコピー用紙、ボンド紙等の
いわゆる普通紙を好適に用いることができる。もちろん
インクジェットプリント用に特別に作製したコート紙や
OHP用透明フィルムも好適に使用でき、また、一般の
上質紙や光沢紙も好適に使用可能である。
【0056】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェットプリント方式の中でも、インク吐出を行わせるた
めに利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手
段(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱
エネルギによりインクの状態変化を生起させる方式のプ
リントヘッド、プリント装置において優れた効果をもた
らすものである。かかる方式によればプリントの高密度
化,高精細化が達成できるからである。
【0057】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、プリント情報に対応していて核沸騰を越え
る急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を
印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発
生せしめ、プリントヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長,収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。このパルス形状
の駆動信号としては、米国特許第4463359号明細
書,同第4345262号明細書に記載されているよう
なものが適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率
に関する発明の米国特許第4313124号明細書に記
載されている条件を採用すると、さらに優れたプリント
を行うことができる。
【0058】プリントヘッドの構成としては、上述の各
明細書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変
換体の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書,米国特許第
4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、
共通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を
開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギ
の圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開
示する特開昭59−138461号公報に基いた構成と
しても本発明の効果は有効である。すなわち、プリント
ヘッドの形態がどのようなものであっても、本発明によ
ればプリントを確実に効率よく行うことができるように
なるからである。
【0059】さらに、プリント装置がプリントできるプ
リント媒体の最大幅に対応した長さを有するフルライン
タイプのプリントヘッドに対しても本発明は有効に適用
できる。そのようなプリントヘッドとしては、複数プリ
ントヘッドの組合せによってその長さを満たす構成や、
一体的に形成された1個のプリントヘッドとしての構成
のいずれでもよい。
【0060】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定されたプリントヘッド、あるい
は装置本体に装着されることで装置本体との電気的な接
続や装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在
のチップタイプのプリントヘッド、あるいはプリントヘ
ッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリ
ッジタイプのプリントヘッドを用いた場合にも本発明は
有効である。
【0061】また、本発明にプリント装置の構成として
設けられる、プリントヘッドに対しての回復手段、予備
的な補助手段等を付加することは本発明の効果を一層安
定できるので、好ましいものである。これらを具体的に
挙げれば、プリントヘッドに対してのキャッピング手
段、クリーニング手段、加圧或は吸引手段、電気熱変換
体或はこれとは別の加熱素子或はこれらの組み合わせに
よる予備加熱手段、プリントとは別の吐出を行なう予備
吐出モードを行なうことも安定したプリントを行なうた
めに有効である。
【0062】また、搭載されるプリントヘッドの種類な
いし個数についても、例えば単色のインクに対応して1
個のみが設けられたものの他、プリント色や濃度を異に
する複数のインクに対応して複数個数設けられるもので
あってもよい。すなわち、例えばプリント装置のプリン
トモードとしては黒色等の主流色のみのプリントモード
だけではなく、プリントヘッドを一体的に構成するか複
数個の組み合わせによるかいずれでもよいが、異なる色
の複色カラー、または混色によるフルカラーの少なくと
も一つを備えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0063】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するもの、あるいはインクジェット方式ではイ
ンク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度調整を
行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温度制
御するものが一般的であるから、使用プリント信号付与
時にインクが液状をなすものであればよい。加えて、積
極的に熱エネルギによる昇温をインクの固形状態から液
体状態への状態変化のエネルギとして使用せしめること
で防止するか、またはインクの蒸発防止を目的として放
置状態で固化するインクを用いるかして、いずれにして
も熱エネルギのプリント信号に応じた付与によってイン
クが液化し、液状インクが吐出されるものや、プリント
媒体に到達する時点ではすでに固化し始めるもの等のよ
うな、熱エネルギによって初めて液化する性質のインク
を使用する場合も本発明は適用可能である。このような
場合のインクは、特開昭54−56847号公報あるい
は特開昭60−71260号公報に記載されるような、
多孔質シート凹部または貫通孔に液状又は固形物として
保持された状態で、電気熱変換体に対して対向するよう
な形態としてもよい。本発明においては、上述した各イ
ンクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰方式を
実行するものである。
【0064】さらに加えて、本発明の液体噴射プリント
ヘッドを使用するプリント機構を備えたプリント装置の
形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出
力端末として用いられるものの他、リーダ等と組合せた
複写装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装
置の形態を採るもの等であってもよい。
【0065】図6は本発明のプリント装置をワードプロ
セッサ、パーソナルコンピュータ、ファクシミリ装置、
複写装置としての機能を有する情報処理装置に適用した
場合の概略構成を示すブロック図である。
【0066】図中、1801は装置全体の制御を行なう
制御部で、マイクロプロセッサ等のCPUや各種I/O
ポートを備え、各部に制御信号やデータ信号等を出力し
たり、各部よりの制御信号やデータ信号を入力して制御
を行なっている。1802はディスプレイ部で、この表
示画面には各種メニューや文書情報およびイメージリー
ダ1807で読み取ったイメージデータ等が表示され
る。1803はディスプレイ部1802上に設けられた
透明な感圧式のタッチパネルで、指等によりその表面を
押圧することにより、ディスプレイ部1802上での項
目入力や座標位置入力等を行なうことができる。
【0067】1804はFM(Frequency M
odulation)音源部で、音楽エディタ等で作成
された音楽情報をメモリ部1810や外部記憶装置18
12にデジタルデータとして記憶しておき、それらメモ
リ等から読み出してFM変調を行なうものである。FM
音源部1804からの電気信号はスピーカ部1805に
より可聴音に変換される。プリンタ部1806はワード
プロセッサ、パーソナルコンピュータ、ファクシミリ装
置、複写装置の出力端末として、本発明プリント装置が
適用されたものである。
【0068】1807は原稿データを光電的に読取って
入力するイメージリーダ部で、原稿の搬送経路途中に設
けられており、ファクシミリ原稿や複写原稿の他各種原
稿の読取りを行なう。1808はイメージリーダ部18
07で読取った原稿データのファクシミリ送信や、送ら
れてきたファクシミリ信号を受信して復号するファクシ
ミリ(FAX)の送受信部であり、外部とのインターフ
ェース機能を有する。1809は通常の電話機能や留守
番電話機能等の各種電話機能を有する電話部である。
【0069】1810はシステムプログラムやマネージ
ャプログラムおよびその他のアプリケーションプログラ
ム等や文字フォントおよび辞書等を記憶するROMや、
外部記憶装置1812からロードされたアプリケーショ
ンプログラムや文書情報さらにはビデオRAM等を含む
メモリ部である。
【0070】1811は文書情報や各種コマンド等を入
力するキーボード部である。
【0071】フロッピィディスクやハードディスク等を
記憶媒体とする外部記憶装置で、この外部記憶装置18
12には文書情報や音楽或は音声情報、ユーザのアプリ
ケーションプログラム等が格納される。
【0072】図7は図6に示す情報処理装置の模式的外
観図である。
【0073】図中、1901は液晶等を利用したフラッ
トパネルディスプレイで、各種メニューや図形情報およ
び文書情報等を表示する。このディスプレイ1901上
にはタッチパネル1803の表面を指等で押圧すること
により座標入力や項目指定入力を行なうことができる。
1902は装置が電話器として機能するときに使用され
るハンドセットである。キーボード1903は本体と脱
着可能にコードを介して接続されており、各種文書情報
や各種データ入力を行なうことができる。また、このキ
ーボード1903には各種機能キー1904等が設けら
れている。1905は外部記憶装置212へのフロッピ
ーディスクの挿入口である。
【0074】1906はイメージリーダ部1807で読
取られる原稿を戴置する用紙戴置部で、読取られた原稿
は装置後部より排出される。またファクシミリ受信等に
おいては、インクジェットプリンタ1907よりプリン
トされる。
【0075】なお、上記でディスプレイ部1802はC
RTでもよいが、強誘電性液晶を利用した液晶ディスプ
レイ等のフラットパネルが望ましい。小型、薄型化に加
え軽量化が図れるからである。
【0076】上記情報処理装置をパーソナルコンピュー
タやワードプロセッサとして機能する場合、キーボード
部211から入力された各種情報が制御部1801によ
り所定のプログラムに従って処理され、プリンタ部18
06に画像として出力される。
【0077】ファクシミリ装置の受信機として機能する
場合、通信回線を介してFAX送受信部1808から入
力したファクシミリ情報が制御部1801により所定の
プログラムに従って受信処理され、プリンタ部1806
に受信画像として出力される。
【0078】また、複写装置として機能する場合、イメ
ージリーダ部1807によって原稿を読取り、読取られ
た原稿データが制御部1801を介してプリンタ部18
06に複写画像として出力される。なお、ファクシミリ
装置の受信機として機能する場合、イメージリーダ部1
807によって読取られた原稿データは、制御部180
1により所定のプログラムに従って送信処理された後、
FAX送受信部1808を介して通信回線に送信され
る。
【0079】なお、上述した情報処理装置は図8に示す
ようにインクジェットプリンタを本体に内蔵した一体型
としてもよく、この場合は、よりポータブル性を高める
ことが可能となる。同図において、図7と同一機能を有
する部分には、対応する符号を付す。
【0080】以上説明した多機能型情報処理装置に本発
明のプリント装置を適用することによって、高品位のプ
リント画像を高速かつ低騒音で得ることができるため、
上記情報処理装置の機能をさらに向上させることが可能
となる。
【0081】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0082】なお、実施例においては、プリント性向上
液として色材固定液を用いる。
【0083】(実施例1)前述のように、図1において
はY(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),ブ
ラック(K),S(色材固定液)の計5ヘッドが搭載さ
れたキャリッジが矢印の方向にスキャンしている。各ヘ
ッドには電気的接触点(図示略)が設けられており、図
示はされていないがフレキシブル配線によって駆動電源
と連結されている。個々のヘッドは電源からの駆動パル
スを図示されていない抵抗素子に加えることによって、
膜沸騰現象を利用してインク滴を吐出する。
【0084】なお、電源からの駆動パルスはY,M,
C,Kの有色インクヘッドとSヘッドを独立に印加でき
るようになっている。また、本実施例ではバブルジェッ
ト方式を用いているが、これに限らず、圧電素子を用い
たピエゾ方式やその他のインクジェット方式を用いても
よい。Y,M,C,K,Sヘッドの各ヘッドのノズルピ
ッチは600dpiで長さにして42.3μmであり、
ノズル数は512である。また、隣接する各ヘッド間の
間隔は12.7mmであり、SとK、SとC、SとM、
SとYの間隔はそれぞれ12.7mm、25.4mm、
38.1mm、50.8mmである。駆動周波数を10
kHzで駆動するとキャリッジ速度は0.423m/s
である。
【0085】ここで、Sヘッドから吐出された液滴の位
置に各カラーヘッドから吐出された液滴が着弾するまで
に時間差が生じる。図9は色材固定液の浸透量の時間変
化を示したグラフである。図9において横軸にSヘッド
から吐出された液滴が被プリント材に着弾してからの経
過時間をとり、縦軸に被プリント材に着弾した液滴の被
プリント材の浸透量をとっている。この浸透量は被プリ
ント材の単位面積あたりの液層の厚さで示したものであ
る。本実施例で用いる色材固定液Aの組成は下記の通り
である。
【0086】 <色材固定液Aの組成> PAA−Hcl−3L(日東紡株式会社製) 5.0重量% カチオンG50(三洋化成株式会社製) 1.0重量% ジエチレングリコール 10.0重量% 水 84.0重量% 色材固定液が紙面に着弾すると色材固定液と紙の物性に
よって異なるが、一般には着弾直後数msecないし数
100msecは紙面に着弾した色材固定液をはじき、
紙面にあまり浸透しない。これは、濡れ時間と言われて
いるが、本実施例では、SヘッドとKヘッド、Sヘッド
とCヘッド、SヘッドとMヘッド、SヘッドとYヘッド
の同一スキャン内での着弾時間差はそれぞれ30mse
c、60msec、90msec、120msecとな
り、濡れ時間外である。以下、この色材固定液が着弾し
てから浸透しはじめるまでの時間(濡れ時間)をtps
とする。
【0087】まず、Y,M,C,Kの一次色がさきがけ
印字される場合を考える。例えば、Kインクのみを紙面
に印字するときは、Sヘッドをまず2.5μsecのパ
ルス幅で1秒間に10000回、各ヒータ素子に駆動し
て、Kヘッドも同じ2.5μsecのパルス幅で、各ヒ
ータ素子を駆動する。実施例1と同様に、駆動周波数を
10kHzで駆動する。図1に示すように、Sヘッドと
Kヘッドのヘッド間隔は12.7mmなので、Sヘッド
からの液滴が所定の位置に着弾してからKヘッドからの
液滴が着弾するまでの時間は30msecであり、その
間に色材固定液が厚さにして0.5μmだけ被プリント
材としての紙に浸透する。色材固定液が着弾した瞬間の
色材固定液層の厚みは10.5μmなので、Kヘッドか
らの液滴が着弾する瞬間の色材固定液層の厚みは10μ
mである。次のSヘッドとCヘッドを使用する場合は、
Sヘッドの駆動パルス幅を2.6μsecで駆動し、C
ヘッドの駆動パルス幅は2.5μsecで駆動する。す
ると、Sヘッドから吐出される液滴の体積はパルス幅
2.5μsecの時よりも増え、色材固定液層の厚みに
して11.5μmである。さらに、色材固定液が所定の
位置に着弾してからCヘッドからの液滴が着弾するまで
の60msecの間に、色材固定液は厚さにして1.5
μm浸透し、差引き10μmの厚さとなる。
【0088】SヘッドとMヘッドの場合は、Sヘッドの
パルス幅を2.7μsecとし、Mヘッドは2.5μs
ecとする。するとSヘッドから吐出した液滴の吐出体
積は厚さにして、12.5μmである。色材固定液が所
定の位置に着弾してからMヘッドからの液滴が着弾する
までの90msecの間に、色材固定液は厚さにして
2.5μm浸透し、差引き10μmの厚さとなる。
【0089】SヘッドとYヘッドの場合は、Sヘッドの
パルス幅を2.8μsecとし、Yヘッドは2.5μs
ecとする。するとSヘッドから吐出した液滴の吐出体
積は厚さにして、13.5μmである。色材固定液が所
定の位置に着弾してからMヘッドからの液滴が着弾する
までの120msecの間に、色材固定液は厚さにして
3.5μm浸透し、差引き10μmの厚さとなる。
【0090】次にY,M,C,Kで二次色を構成する場
合を説明する。
【0091】CとMでG(グリーン)を構成する場合、
Sヘッドはパルス幅2.7μsecで駆動し、Cヘッド
およびMヘッドはパルス幅2.5μsecで駆動する。
つまり、図1に示すようにSヘッドからより遠いMヘッ
ドからの液滴が所定位置に着弾する瞬間の色材固定液層
の厚さが10μmになるようにする。同様にしてCとY
でR(レッド)を構成する場合、MとYでG(グリー
ン)を構成する場合は、Sヘッドのパルス幅を2.8μ
secにして駆動する。このようにして、さきがけヘッ
ドとしてSヘッドから遠いヘッドほどパルス幅を長くし
て駆動し、吐出体積を増やすことによって色材固定液層
の厚みを各ヘッド間で一定に保つことができる。
【0092】(実施例2)図10は実施例1のY,M,
C,Kの各色にそれぞれ専用Sヘッド、つまりSYヘッ
ド,SMヘッド,SCヘッド,SKヘッドを設けたイン
クジェットプリントヘッドの正面図である。計8ヘッド
のうち、隣接する各ヘッド間の間隔は12.7mmであ
り、YヘッドとSYヘッド、MヘッドとSMヘッド、C
ヘッドとSCヘッド、KヘッドとSKヘッドの間隔は5
0.8mmで同一である。
【0093】本実施例の場合は色材固定液滴が紙面に着
弾してからカラーインクが打たれるまでの時間差は各色
とも120msecであり、色材固定液層の厚みは全て
のカラーヘッドにおいて全く同一である。このため、一
次色をカラー印字する場合は色材固定液層の厚みは常に
一定である。
【0094】次に、R(レッド),G(グリーン),B
(ブルー)の2次色の場所に色材固定液を打ち込む場合
を考える。レッドの場合はYヘッドとMヘッドを使用し
て、YインクとMインクの重ね合わせでレッドを出す
が、SYヘッドとSMへっどを同時に吐出させると、色
材固定液層の厚みが倍近くになり色材固定液量が多くな
りすぎてコスト高を招くばかりでなく、色材固定液層の
厚みが必要以上に厚くなりすぎると、Yヘッド,Mヘッ
ドから吐出した液滴が色材固定液層に着弾した際にイン
ク滴が跳ね返って飛び散るスプラッタ現象が起こり印字
品質が著しく悪化し好ましくない。そこで、同一スキャ
ン内で所定の位置を先に通過するSヘッドのみから色材
固定液を吐出させる。この場合はSMヘッドのみから吐
出させ、SYヘッドからは吐出しない。G(グリー
ン),B(ブルー)も同様である。
【0095】なお、本実施例は色材固定液の浸透特性が
実施例1のように限定されるものではなく、カラーイン
クの種類に応じて様々な浸透特性をもつ色材固定液の選
択が可能である。
【0096】(実施例3)実施例1と同様に図1の構成
を持つヘッドを駆動周波数を10kHzで駆動する。K
ヘッドはSヘッドと12.7mm離れており、Sヘッド
とCヘッド、SヘッドとMヘッド、SヘッドとYヘッド
の間隔はそれぞれ25.4mm、38.1mm、50.
8mmである。本実施例では同一スキャン内でSヘッド
でさきがけを行う場合について説明する。
【0097】本実施例で使用する色材固定液Bのインク
組成は下記のとおりである。
【0098】 <色材固定液Bの組成> PAA−Hcl−3L(日東紡株式会社製) 5.0重量% カチオンG50(三洋化成株式会社製) 0.3重量% ジエチレングリコール 10.0重量% 酢酸Li 0.5重量% 水 84.2重量% 図11は色材固定液の浸透特性を示すグラフである。図
11における横軸,縦軸は図9に準ずる。
【0099】本実施例では、Sヘッドから一番遠いYと
の同一スキャン内の着弾時間差が120msecとな
り、これは図11に示すように濡れ時間以内である。よ
って色材固定層の厚みは10μmとなり、Y,M,C,
K各ヘッドが先打ち液としての色材固定液層に打ち込む
時の色材固定液層の厚みは一定に保たれ、色材固定液層
の厚みが現象することによって引き起こされる画品位の
劣化がないので良い。
【0100】(実施例4)実施例1において、図1に示
したSヘッドから遠い位置にあるヘッドからの吐出量を
増やすために、そのヘッドをダブルパルスで駆動しても
よい。すなわち、2.5μsecのメインパルスを各ヒ
ータに加えるまでに0.5μsecのプレパルスを加え
ることによってSヘッドから遠い位置にあるヘッドから
の吐出量を増やすことができる。
【0101】また、Sヘッドから遠いヘッドに対して、
駆動パルスを1秒間に20000回加え、駆動周波数を
倍の20kHzで駆動することによってSヘッドから遠
い位置にあるヘッドからの吐出量を増やしても良い。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
一定の厚さの液体層に対して有色のインクを打ち込むよ
うにしたので、スプラッタ、フェザリング、ブリーディ
ング等の発生を抑制することができ、高画質のプリント
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェットプリント装置に装着可能なイン
クジェットプリントヘッドの吐出口部を示す正面図であ
る。
【図2】本発明の一実施例に係るインクジェットプリン
ト装置の概略を示す斜視図である。
【図3】図2で説明したインクジェットユニットを示す
概略斜視図である。
【図4】本発明のインクジェットプリント装置における
ヘッドの構成を示す概略斜視図である。
【図5】本発明のインクジェットプリント装置の一実施
例の制御構成を示すブロック図である。
【図6】本発明のプリント装置をワードプロセッサ、パ
ーソナルコンピュータ、ファクシミリ装置、複写装置と
しての機能を有する情報処理装置に適用した場合の概略
構成を示すブロック図である。
【図7】図6に示す情報処理装置の模式的外観図であ
る。
【図8】本発明のプリント装置を情報処理装置に適用し
た場合の一例を示す模式的外観図である。
【図9】色材固定液の浸透量の時間変化を示したグラフ
である。
【図10】本発明のインクジェットプリント装置の一実
施例におけるインクジェットプリントヘッドであって、
各インク専用のSヘッドを設けたヘッドの正面図であ
る。
【図11】色材固定液の浸透量の時間変化を示したグラ
フである。
【符号の説明】
100 プリント装置 101 キャリッジ 102 プリントヘッド 103 インクジェットユニット 104 ガイド軸 105 ガイド軸 106 被プリント材 107 スイッチ群と表示パネル群 108 プラテン 109 送りローラ

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のインクおよび該インクの色材を不
    溶化または凝集させる液体を時間差をつけて被プリント
    材に吐出してプリントを行うインクジェットプリント方
    法であって、 前記各インクに対して、前記被プリント材上に着弾した
    前記液体からなる層の厚さがほぼ同一となるタイミング
    で、前記インクを前記被プリント材に向けて吐出するこ
    とを特徴とするインクジェットプリント方法。
  2. 【請求項2】 前記液体層の厚さをほぼ同一とするタイ
    ミングを、前記液体の前記被プリント材への浸透速度に
    基づいて設定することを特徴とする請求項1記載のイン
    クジェットプリント方法。
  3. 【請求項3】 前記液体の吐出との時間差が大きい前記
    インクほど、その吐出量を多くすることを特徴とする請
    求項2記載のインクジェットプリント方法。
  4. 【請求項4】 前記被プリント材への同一または近接領
    域に前記複数のインクを重ねて吐出する前に、該領域に
    対し前記液体を、前記インクを重ねずに吐出する場合に
    用いる前記液体の吐出量と同一の吐出量だけ吐出するこ
    とを特徴とする請求項2記載のインクジェットプリント
    方法。
  5. 【請求項5】 前記インクの種類によって前記被プリン
    ト材への浸透特性の異なる液体を選択することを特徴と
    する請求項1記載のインクジェットプリント方法。
  6. 【請求項6】 前記液体は低分子のカチオン性物質と高
    分子のカチオン性物質を含み、前記インクはアニオン性
    染料を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれかの
    項に記載のインクジェットプリント方法。
  7. 【請求項7】 前記液体は低分子のカチオン性物質と高
    分子のカチオン性物質を含み、前記インクは少なくとも
    アニオン性化合物と顔料とを含むことを特徴とする請求
    項1〜5のいずれかの項に記載のインクジェットプリン
    ト方法。
  8. 【請求項8】 複数のインクおよび該インクの色材を不
    溶化または凝集させる液体を時間差をつけて被プリント
    材に吐出してプリントを行うインクジェットプリント装
    置であって、 前記液体を吐出する手段と、 前記各インクに対して、前記被プリント材上に着弾した
    前記液体からなる層の厚さがほぼ同一となるタイミング
    で、前記インクを前記被プリント材に向けて吐出する手
    段と、 該インク吐出手段および前記液体吐出手段と、前記被プ
    リント材とを相対的に移動させる手段とを用いることを
    特徴とするインクジェットプリント装置。
  9. 【請求項9】 前記移動手段は、前記インク吐出手段お
    よび前記液体吐出手段を搭載し、かつ、前記被プリント
    材の上面に沿う主走査方向に往復移動するキャリッジ
    と、該キャリッジの主走査方向に直交する副走査方向に
    前記被プリント材を間欠的に移動する手段とを含むこと
    を特徴とする請求項8記載のインクジェットプリント装
    置。
  10. 【請求項10】 前記キャリッジ上に前記インク吐出手
    段および前記液体吐出手段を該キャリッジの主走査方向
    に沿って配列したことを特徴とする請求項8記載のイン
    クジェットプリント装置。
  11. 【請求項11】 前記液体吐出手段は、単独で、前記複
    数のインク吐出手段に対応するものであることを特徴と
    する請求項10記載のインクジェットプリント装置。
  12. 【請求項12】 前記液体吐出手段からの距離が大きい
    前記インク吐出手段ほど、そのインクの吐出量を多くす
    るように、前記インク吐出手段からのインク吐出量を制
    御する制御手段をさらに含むことを特徴とする請求項1
    1記載のインクジェットプリント装置。
  13. 【請求項13】 前記液体吐出手段は、前記複数のイン
    ク吐出手段ごとに個別に対応するものであることを特徴
    とする請求項10記載のインクジェットプリント装置。
  14. 【請求項14】 前記一のインク吐出手段と前記液体吐
    出手段との距離を前記他のインク吐出手段と前記液体吐
    出手段との距離と同一にしたことを特徴とする請求項1
    3記載のインクジェットプリント装置。
  15. 【請求項15】 前記各吐出手段は吐出のための熱エネ
    ルギを発生する熱エネルギ発生体を備えることを特徴と
    する請求項8〜14のいずれかの項に記載のインクジェ
    ットプリント装置。
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