JPH06328734A - 印刷解像度の制御方法、インク・ジェット・プリンタ及びハイブリッド・ピクセル・グリッドの形成方法 - Google Patents
印刷解像度の制御方法、インク・ジェット・プリンタ及びハイブリッド・ピクセル・グリッドの形成方法Info
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- JPH06328734A JPH06328734A JP6117598A JP11759894A JPH06328734A JP H06328734 A JPH06328734 A JP H06328734A JP 6117598 A JP6117598 A JP 6117598A JP 11759894 A JP11759894 A JP 11759894A JP H06328734 A JPH06328734 A JP H06328734A
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- Pending
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/21—Ink jet for multi-colour printing
- B41J2/2132—Print quality control characterised by dot disposition, e.g. for reducing white stripes or banding
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Quality & Reliability (AREA)
- Ink Jet (AREA)
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
- Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 インク・ジェットプリンタのキャリッジ走
査軸における印刷解像度を高め、またより小さい体積の
小滴としてインクを送り出し、より低い噴射エネルギ・
レベルで動作する熱インク・ジェット・プリンタを提供
する。 【構成】 キャリッジ走査軸方向（６１）に沿って所定
の速度でキャリッジを移動させるステップと、媒体進み
軸方向（４０）に対して所定の間隔をあけたインク・ノ
ズル（Ｙ，Ｍ，Ｃ，Ｋ）から、所定の噴射頻度で、カー
トリッジからのインク小滴を噴射させるステップとから
成り、前記移動ステップに、媒体を横切ってキャリッジ
を移動させ、キャリッジ走査軸における第１の解像度
（６００ｄｐｉ）と、該第１の解像度より解像度が低
い、媒体進み軸における第２の解像度（３００ｄｐｉ）
とを有するアドレス可能なグリッドにインク小滴を付着
させるステップが含まれ、前記噴射ステップに、キャリ
ッジの同じパスによって、標準的なピクセルに２滴噴射
されるようなサイズが付与されたインク小滴を噴射する
ステップが含まれる。
査軸における印刷解像度を高め、またより小さい体積の
小滴としてインクを送り出し、より低い噴射エネルギ・
レベルで動作する熱インク・ジェット・プリンタを提供
する。 【構成】 キャリッジ走査軸方向（６１）に沿って所定
の速度でキャリッジを移動させるステップと、媒体進み
軸方向（４０）に対して所定の間隔をあけたインク・ノ
ズル（Ｙ，Ｍ，Ｃ，Ｋ）から、所定の噴射頻度で、カー
トリッジからのインク小滴を噴射させるステップとから
成り、前記移動ステップに、媒体を横切ってキャリッジ
を移動させ、キャリッジ走査軸における第１の解像度
（６００ｄｐｉ）と、該第１の解像度より解像度が低
い、媒体進み軸における第２の解像度（３００ｄｐｉ）
とを有するアドレス可能なグリッドにインク小滴を付着
させるステップが含まれ、前記噴射ステップに、キャリ
ッジの同じパスによって、標準的なピクセルに２滴噴射
されるようなサイズが付与されたインク小滴を噴射する
ステップが含まれる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷解像度の制御方
法、インク・ジェット・プリンタ及びハイブリッド・ピ
クセル・グリッドの形成方法に関し、一般にインク・ジ
ェット・プリンタ、更には該プリンタの概念を含む液体
インク・スウォース・プリンタでの印刷に関するもので
あり、とりわけ、インク・ジェット印刷における印刷解
像度を改善するための技術に関するものである。
法、インク・ジェット・プリンタ及びハイブリッド・ピ
クセル・グリッドの形成方法に関し、一般にインク・ジ
ェット・プリンタ、更には該プリンタの概念を含む液体
インク・スウォース・プリンタでの印刷に関するもので
あり、とりわけ、インク・ジェット印刷における印刷解
像度を改善するための技術に関するものである。
【０００２】
【技術背景】媒体進み軸におけるインク・ジェット印刷
の印刷解像度は、主として、インク・オリフィスの間隔
によって決まり、通常の環境では、キャリッジ走査軸に
おける印刷解像度は、媒体進み軸における印刷解像度と
同じである。例えば、ヒューレット・パッカード社のＰ
ａｉｎｔＪｅｔ及びＰａｉｎｔＪｅｔ ＸＬプリンタの
場合、インク・カートリッジのノズル間隔が、１／１８
０インチであり、従って、媒体進み軸において１８０ド
ット／インチ（ｄｐｉ）の印刷解像度が得られ、キャリ
ッジ走査軸における印刷解像度も１８０ｄｐｉであっ
た。この対称性は、比較的簡単なタスクの印刷のため
の、テキスト及び図形ファイルのマッピングには好都合
である。
の印刷解像度は、主として、インク・オリフィスの間隔
によって決まり、通常の環境では、キャリッジ走査軸に
おける印刷解像度は、媒体進み軸における印刷解像度と
同じである。例えば、ヒューレット・パッカード社のＰ
ａｉｎｔＪｅｔ及びＰａｉｎｔＪｅｔ ＸＬプリンタの
場合、インク・カートリッジのノズル間隔が、１／１８
０インチであり、従って、媒体進み軸において１８０ド
ット／インチ（ｄｐｉ）の印刷解像度が得られ、キャリ
ッジ走査軸における印刷解像度も１８０ｄｐｉであっ
た。この対称性は、比較的簡単なタスクの印刷のため
の、テキスト及び図形ファイルのマッピングには好都合
である。
【０００３】しかし、ノズル間隔が１／３００インチ並
びに１／３６０インチの、より解像度の高いインク・ジ
ェット・プリント・ヘッドが開発されても、やはり、よ
り質の高い印刷に対する要求が満たされることはなく、
プリント・ヘッドにおけるノズル間隔を狭めることなし
に印刷解像度を全体的に向上させることが要望されてい
る。
びに１／３６０インチの、より解像度の高いインク・ジ
ェット・プリント・ヘッドが開発されても、やはり、よ
り質の高い印刷に対する要求が満たされることはなく、
プリント・ヘッドにおけるノズル間隔を狭めることなし
に印刷解像度を全体的に向上させることが要望されてい
る。
【０００４】
【発明の目的】本発明の目的は、スウォース・プリンタ
（とりわけ、インク・ジェットプリンタ）のキャリッジ
走査軸における印刷解像度を高めることにある。
（とりわけ、インク・ジェットプリンタ）のキャリッジ
走査軸における印刷解像度を高めることにある。
【０００５】他の目的は、より小さい体積の小滴として
インクを送り出し、より低い噴射エネルギ・レベルで動
作する、改良された熱インク・ジェット・プリント・ヘ
ッドを提供することにある。
インクを送り出し、より低い噴射エネルギ・レベルで動
作する、改良された熱インク・ジェット・プリント・ヘ
ッドを提供することにある。
【０００６】さらに他の目的は、インク・カートリッジ
の単パスで印刷できる、アドレス可能な高解像度のピク
セルを提供することにある。
の単パスで印刷できる、アドレス可能な高解像度のピク
セルを提供することにある。
【０００７】また、更に他の目的は、媒体進み軸におけ
る印刷解像度よりも高いキャリッジ進み軸における印刷
解像度をもたらし、同時に、印刷媒体に塗布されるイン
ク量を最小限に止めることにある。
る印刷解像度よりも高いキャリッジ進み軸における印刷
解像度をもたらし、同時に、印刷媒体に塗布されるイン
ク量を最小限に止めることにある。
【０００８】
【発明の概要】本発明は、各種タイプの媒体に、より小
さいインク小滴を噴射することによって、単パスで、同
じカートリッジから各正方形ピクセル領域に２つのイン
ク小滴を噴射し、こうした正方形ピクセル領域をほぼ充
填することの可能なインク・カートリッジを意図したも
のである。本発明の望ましい実施例の場合、ドット・デ
プレション（ｄｅｐｌｅｔｉｏｎ）・アルゴリズムを用
いることを必要とせずに、６００ｄｐｉのアドレス可能
な印刷解像度がキャリッジ走査軸において得られ、３０
０ｄｐｉの解像度が媒体進み軸において得られる。一
方、これに関して、従来の高密度印刷システムは、こう
したドット・デプレション・アルゴリズムの利用を必要
とするのが普通であった。
さいインク小滴を噴射することによって、単パスで、同
じカートリッジから各正方形ピクセル領域に２つのイン
ク小滴を噴射し、こうした正方形ピクセル領域をほぼ充
填することの可能なインク・カートリッジを意図したも
のである。本発明の望ましい実施例の場合、ドット・デ
プレション（ｄｅｐｌｅｔｉｏｎ）・アルゴリズムを用
いることを必要とせずに、６００ｄｐｉのアドレス可能
な印刷解像度がキャリッジ走査軸において得られ、３０
０ｄｐｉの解像度が媒体進み軸において得られる。一
方、これに関して、従来の高密度印刷システムは、こう
したドット・デプレション・アルゴリズムの利用を必要
とするのが普通であった。
【０００９】本発明を組み込んだ実施例の１つが、キャ
リッジ走査軸において、３００ｄｐｉのグリッドにより
小さなインク小滴で印刷する高速単パス印刷モードであ
る。
リッジ走査軸において、３００ｄｐｉのグリッドにより
小さなインク小滴で印刷する高速単パス印刷モードであ
る。
【００１０】本発明のもう１つの重要な態様は、原色と
２次色（又は等和色（ｓｅｃｏｎｄａｒｙ ｃｏｌｏ
ｒ，或いはｓｅｃｏｎｄ ｃｏｌｏｒ））の両方に関し
て均一なインク配分をもたらすカラー印刷モードについ
てである。実施例の１つでは、例えば（１／３００イン
チ）×（１／３００インチ）のピクセルを（１／３０
０）×（１／６００インチ）の２つのピクセルに分割し
てハイブリッド・ピクセルを構成し（分割した（１／３
００インチ）×（１／６００インチ）のピクセルをサブ
・ピクセルと言う）、単パス・カラー印刷モードにおい
て、２つの隣接サブ・ピクセル（すなわち、この場合に
は３００ｄｐｉ×６００ｄｐｉの解像度のピクセル）に
２つの異なる原色インク小滴を付着させることによって
２次色の印刷を行う。もう１つの実施例では、２パス・
カラー印刷モードにおいて、戻りパス時に、第２の異な
る原色のインク小滴を追加することによって２次色を形
成する。
２次色（又は等和色（ｓｅｃｏｎｄａｒｙ ｃｏｌｏ
ｒ，或いはｓｅｃｏｎｄ ｃｏｌｏｒ））の両方に関し
て均一なインク配分をもたらすカラー印刷モードについ
てである。実施例の１つでは、例えば（１／３００イン
チ）×（１／３００インチ）のピクセルを（１／３０
０）×（１／６００インチ）の２つのピクセルに分割し
てハイブリッド・ピクセルを構成し（分割した（１／３
００インチ）×（１／６００インチ）のピクセルをサブ
・ピクセルと言う）、単パス・カラー印刷モードにおい
て、２つの隣接サブ・ピクセル（すなわち、この場合に
は３００ｄｐｉ×６００ｄｐｉの解像度のピクセル）に
２つの異なる原色インク小滴を付着させることによって
２次色の印刷を行う。もう１つの実施例では、２パス・
カラー印刷モードにおいて、戻りパス時に、第２の異な
る原色のインク小滴を追加することによって２次色を形
成する。
【００１１】
【実施例】本発明は、スウォース・プリンタにより媒体
に液体インクが塗布される任意の印刷環境において用い
ることが可能であるが、本発明の現在のところ望ましい
実施例は、図１に示すタイプのインク・ジェット・プリ
ンタに用いられる。すなわち、インク・ジェット・プリ
ンタ１０には、印刷ゾーンを通る媒体１４を納める入力
トレイ１２が設けられており、出口１８を通って、出力
トレイ１６にゆっくりと送り込まれる。図１及び図２を
参照すると、可動キャリッジ２０は、それぞれ、黄
（Ｙ），マゼンタ（Ｍ），シアン（Ｃ），及び黒（Ｋ）
インクを納めたインク・カートリッジ２２，２４，２
６，及び２８を保持している。キャリッジの前部は、ガ
イド３２に載った支持バンパ３０を備えており、キャリ
ッジの後部は、スライド・ロッド３６に載った３４で示
すような複数ブッシングを備えている。キャリッジが媒
体上を横切って（前後に）移動する際の位置は、各イン
ク・カートリッジにおける個々のインク・ノズルによる
噴射が、キャリッジ走査中の適合する時点において選択
的に行われることを保証するため、エンコーダ・ストリ
ップ３８によって決まる。
に液体インクが塗布される任意の印刷環境において用い
ることが可能であるが、本発明の現在のところ望ましい
実施例は、図１に示すタイプのインク・ジェット・プリ
ンタに用いられる。すなわち、インク・ジェット・プリ
ンタ１０には、印刷ゾーンを通る媒体１４を納める入力
トレイ１２が設けられており、出口１８を通って、出力
トレイ１６にゆっくりと送り込まれる。図１及び図２を
参照すると、可動キャリッジ２０は、それぞれ、黄
（Ｙ），マゼンタ（Ｍ），シアン（Ｃ），及び黒（Ｋ）
インクを納めたインク・カートリッジ２２，２４，２
６，及び２８を保持している。キャリッジの前部は、ガ
イド３２に載った支持バンパ３０を備えており、キャリ
ッジの後部は、スライド・ロッド３６に載った３４で示
すような複数ブッシングを備えている。キャリッジが媒
体上を横切って（前後に）移動する際の位置は、各イン
ク・カートリッジにおける個々のインク・ノズルによる
噴射が、キャリッジ走査中の適合する時点において選択
的に行われることを保証するため、エンコーダ・ストリ
ップ３８によって決まる。
【００１２】図３には、独特なピクセル構成及びインク
小滴配分の詳細が、最もよく示されている。こうした例
示の実施例によって得られる解像度は（１／３００イン
チ）×（１／６００インチ）のサブ・ピクセルを備えた
グリッドに基づいて、３００ｄｐｉ×６００ｄｐｉであ
るが、本発明は、特定の解像度に限定されるものではな
く、キャリッジ走査軸における解像度を高める任意のア
ドレス可能なピクセル・グリッドに適用可能である。本
発明は、完全に、本発明の精神及び範囲内において、既
存の解像度を倍にするために（例えば、３６０ｄｐｉ×
７２０ｄｐｉ，６００ｄｐｉ×１２００ｄｐｉ）、ある
いは、個々の印刷密度について解像度のそれほど急激で
はない向上をもたらすために（例えば解像度比が２：
３、具体的には３００ｄｐｉ×４５０ｄｐｉ等）、利用
することが可能である。
小滴配分の詳細が、最もよく示されている。こうした例
示の実施例によって得られる解像度は（１／３００イン
チ）×（１／６００インチ）のサブ・ピクセルを備えた
グリッドに基づいて、３００ｄｐｉ×６００ｄｐｉであ
るが、本発明は、特定の解像度に限定されるものではな
く、キャリッジ走査軸における解像度を高める任意のア
ドレス可能なピクセル・グリッドに適用可能である。本
発明は、完全に、本発明の精神及び範囲内において、既
存の解像度を倍にするために（例えば、３６０ｄｐｉ×
７２０ｄｐｉ，６００ｄｐｉ×１２００ｄｐｉ）、ある
いは、個々の印刷密度について解像度のそれほど急激で
はない向上をもたらすために（例えば解像度比が２：
３、具体的には３００ｄｐｉ×４５０ｄｐｉ等）、利用
することが可能である。
【００１３】図３に示すように、各インク・カートリッ
ジは、媒体進み軸４０の方向において１／３００インチ
ずつ離れたノズルのアレイを利用しており、従って、各
ノズルの中心は、それぞれ、媒体進み軸に対して、各ピ
クセル毎に中間線４２，４４，４６，４８を形成する。
対照的に、キャリッジ走査軸６１に対して、各ピクセル
毎に形成される中間線５０，５２，５４，５６，５８，
６０は、１／６００インチづつ離れているので、一方の
方向における幅が他方の方向における幅の半分にしかな
らない（図５（Ａ）〜（Ｄ）参照）非対称（すなわち、
縦，横が非対称）のサブ・ピクセルが得られる。
ジは、媒体進み軸４０の方向において１／３００インチ
ずつ離れたノズルのアレイを利用しており、従って、各
ノズルの中心は、それぞれ、媒体進み軸に対して、各ピ
クセル毎に中間線４２，４４，４６，４８を形成する。
対照的に、キャリッジ走査軸６１に対して、各ピクセル
毎に形成される中間線５０，５２，５４，５６，５８，
６０は、１／６００インチづつ離れているので、一方の
方向における幅が他方の方向における幅の半分にしかな
らない（図５（Ａ）〜（Ｄ）参照）非対称（すなわち、
縦，横が非対称）のサブ・ピクセルが得られる。
【００１４】インク小滴のサイズは、本発明にとって極
めて重要であり、可能な限り小さくなければならない
が、（１／３００インチ）×（１／３００インチ）の領
域を２滴で完全に（又は、ほぼ完全に）満たすのに十分
な大きさを有していなければならない。従って、（１／
３００インチ）×（１／６００インチ）のサブ・ピクセ
ルに小さなインク小滴を用いることによって、液体イン
クを利用する先行技術のスウォース・プリンタによって
得られる従来の解像度に比べると、図形イラストの明瞭
度が向上する。それに関連して、ヒューレット・パッカ
ード社の従来のＤｅｓｋＪｅｔによるインク・ジェット
印刷の場合、通常の３００ｄｐｉピクセルに関するイン
ク小滴のサイズは、約１３５〜１４０ピコリットルであ
ったが、本発明を利用して改良されたプリンタ／カート
リッジ・システムの場合は、約７７ピコリットルであ
る。従って、本発明では、一般に、媒体上における過剰
なインクに関連した用紙のしわ、色滲み、長い乾燥時間
等の極端な問題を生じさせることなく、所望の解像度の
向上が実現される（例えば、高密度グラフィックス、領
域塗り潰し（ａｒｅａ ｆｉｌｌｓ）等）。
めて重要であり、可能な限り小さくなければならない
が、（１／３００インチ）×（１／３００インチ）の領
域を２滴で完全に（又は、ほぼ完全に）満たすのに十分
な大きさを有していなければならない。従って、（１／
３００インチ）×（１／６００インチ）のサブ・ピクセ
ルに小さなインク小滴を用いることによって、液体イン
クを利用する先行技術のスウォース・プリンタによって
得られる従来の解像度に比べると、図形イラストの明瞭
度が向上する。それに関連して、ヒューレット・パッカ
ード社の従来のＤｅｓｋＪｅｔによるインク・ジェット
印刷の場合、通常の３００ｄｐｉピクセルに関するイン
ク小滴のサイズは、約１３５〜１４０ピコリットルであ
ったが、本発明を利用して改良されたプリンタ／カート
リッジ・システムの場合は、約７７ピコリットルであ
る。従って、本発明では、一般に、媒体上における過剰
なインクに関連した用紙のしわ、色滲み、長い乾燥時間
等の極端な問題を生じさせることなく、所望の解像度の
向上が実現される（例えば、高密度グラフィックス、領
域塗り潰し（ａｒｅａ ｆｉｌｌｓ）等）。
【００１５】本発明の特性の１つは、例えば３００ｄｐ
ｉ×６００ｄｐｉのグリッド上に隣接するようにインク
小滴を付着させて、媒体進み軸におけるよりも、キャリ
ッジ走査方向においてより大きいインク小滴重なりが生
じるようにする特徴である。それに関連して、インク小
滴が過剰に小さいと、水平方向に縞状の白スペース（す
なわち、白のバンディング）が生じ、従って印刷の質が
低下することが分かった。
ｉ×６００ｄｐｉのグリッド上に隣接するようにインク
小滴を付着させて、媒体進み軸におけるよりも、キャリ
ッジ走査方向においてより大きいインク小滴重なりが生
じるようにする特徴である。それに関連して、インク小
滴が過剰に小さいと、水平方向に縞状の白スペース（す
なわち、白のバンディング）が生じ、従って印刷の質が
低下することが分かった。
【００１６】本発明を利用して、２次色の印刷を行う場
合に生じる有益な結果は、図３から極めて明らかであ
る。ヒューレット・パッカード社の１８０ｄｐｉのＰａ
ｉｎｔＪｅｔ及びＰａｉｎｔＪｅｔ ＸＬプリンタ、並
びに、ヒューレット・パッカード社の３００ｄｐｉのＰ
ａｉｎｔＪｅｔ ＸＬ３００といった従来のインク・ジ
ェット印刷システムの場合、原色Ｃ，Ｍ，Ｙは標準ピク
セル毎に１つのインク滴を使用し、２次色である赤
（Ｒ），青（Ｂ）及び緑（Ｇ）は標準ピクセル毎に２つ
のインク滴を使用していた。この結果、２次色ピクセル
が、原色ピクセルの２倍になり、しわ及び乾燥時間に関
して異なる作用を示す。対照的に、本発明では、標準ピ
クセル毎に２滴の原色マゼンタの小さめのインク小滴６
８，７０と、標準ピクセル毎に２滴の２次色赤の小さめ
のインク小滴７２，７４（すなわち、１つのマゼンタ及
び１つの黄）を用いることによって、カラー・グラフィ
ックスに関して印刷される媒体におけるインクの均一性
をはるかによくすることが可能である。本発明の場合、
そのカラー印刷モードに関する実施例の１つでは、すぐ
隣接するサブ・ピクセル、すなわち、例えば７２，７４
のような、キャリッジ走査軸において水平方向に隣接し
たサブ・ピクセル、及び例えば７０，７４のような、媒
体進み軸において垂直方向に隣接したサブ・ピクセル
に、単パスで異なる原色を印刷することによって、２次
色が得られる。本発明のカラー印刷モードのもう１つの
実施例では、戻りパス（２パス・モード）において異な
る原色のうちの１つを塗布し、最初のパスで塗布された
もう１つの原色と組み合わせることによって、２次色が
得られる。本発明の両方のカラー印刷モードによって、
従来のカラー・システムにおいて欠如していたインクの
均一性が得られる、すなわち、本発明では、標準ピクセ
ル毎に２つインク小滴を原色に利用し、かつ、標準ピク
セル毎に２つインク小滴を２次色にも利用する。
合に生じる有益な結果は、図３から極めて明らかであ
る。ヒューレット・パッカード社の１８０ｄｐｉのＰａ
ｉｎｔＪｅｔ及びＰａｉｎｔＪｅｔ ＸＬプリンタ、並
びに、ヒューレット・パッカード社の３００ｄｐｉのＰ
ａｉｎｔＪｅｔ ＸＬ３００といった従来のインク・ジ
ェット印刷システムの場合、原色Ｃ，Ｍ，Ｙは標準ピク
セル毎に１つのインク滴を使用し、２次色である赤
（Ｒ），青（Ｂ）及び緑（Ｇ）は標準ピクセル毎に２つ
のインク滴を使用していた。この結果、２次色ピクセル
が、原色ピクセルの２倍になり、しわ及び乾燥時間に関
して異なる作用を示す。対照的に、本発明では、標準ピ
クセル毎に２滴の原色マゼンタの小さめのインク小滴６
８，７０と、標準ピクセル毎に２滴の２次色赤の小さめ
のインク小滴７２，７４（すなわち、１つのマゼンタ及
び１つの黄）を用いることによって、カラー・グラフィ
ックスに関して印刷される媒体におけるインクの均一性
をはるかによくすることが可能である。本発明の場合、
そのカラー印刷モードに関する実施例の１つでは、すぐ
隣接するサブ・ピクセル、すなわち、例えば７２，７４
のような、キャリッジ走査軸において水平方向に隣接し
たサブ・ピクセル、及び例えば７０，７４のような、媒
体進み軸において垂直方向に隣接したサブ・ピクセル
に、単パスで異なる原色を印刷することによって、２次
色が得られる。本発明のカラー印刷モードのもう１つの
実施例では、戻りパス（２パス・モード）において異な
る原色のうちの１つを塗布し、最初のパスで塗布された
もう１つの原色と組み合わせることによって、２次色が
得られる。本発明の両方のカラー印刷モードによって、
従来のカラー・システムにおいて欠如していたインクの
均一性が得られる、すなわち、本発明では、標準ピクセ
ル毎に２つインク小滴を原色に利用し、かつ、標準ピク
セル毎に２つインク小滴を２次色にも利用する。
【００１７】インク小滴のサイズを小さくすることの重
要な利点は、インク・カートリッジのスループット（実
行能力）が増大するということである。高粘度のインク
及び低エネルギを利用して、インク噴射抵抗器に供給す
る、本発明の実施例の１つにおける噴射頻度は、ヒュー
レット・パッカード社のＤｅｓｋＪｅｔプリンタに利用
された３００ｄｐｉのインク・ジェット・ペンによる従
来の噴射頻度である５ＫＨｚよりもかなり速い８ＫＨｚ
である。この高噴射頻度は、噴射頻度を変更しなくて
も、キャリッジの走査速度が倍になる、高速の３００ｄ
ｐｉ×３００ｄｐｉ解像度のドラフト・モードにおいて
用いるのがとりわけ有効である。従って、図４に示すよ
うに、媒体進み軸におけるピクセル中心線は１／３００
インチの中心に位置するが、小さめのインク小滴サイズ
と高噴射頻度との組み合わせは、独自のものであると言
える。それに関して、データは、一般に、３００ｄｐｉ
の解像度で受信され、ヒューレット・パッカード社のＤ
ｅｓｋＪｅｔの３００ｄｐｉ×１５０ｄｐｉのドラフト
・モードのような先行技術による高速ドラフト・モード
の場合、とりわけ、エッジまわりの印刷出力の質が低下
することになるので、高速ドラフト・モードにおいて、
プリンタが受信するデータと同じ解像度（３００ｄｐ
ｉ）になり、この結果、全体としての印刷の質が、エッ
ジ（文字，図形等の輪郭）においても、媒体のイメージ
印刷出力のどの部分においても同じレベルに維持される
というのは、やはり類のないことである。
要な利点は、インク・カートリッジのスループット（実
行能力）が増大するということである。高粘度のインク
及び低エネルギを利用して、インク噴射抵抗器に供給す
る、本発明の実施例の１つにおける噴射頻度は、ヒュー
レット・パッカード社のＤｅｓｋＪｅｔプリンタに利用
された３００ｄｐｉのインク・ジェット・ペンによる従
来の噴射頻度である５ＫＨｚよりもかなり速い８ＫＨｚ
である。この高噴射頻度は、噴射頻度を変更しなくて
も、キャリッジの走査速度が倍になる、高速の３００ｄ
ｐｉ×３００ｄｐｉ解像度のドラフト・モードにおいて
用いるのがとりわけ有効である。従って、図４に示すよ
うに、媒体進み軸におけるピクセル中心線は１／３００
インチの中心に位置するが、小さめのインク小滴サイズ
と高噴射頻度との組み合わせは、独自のものであると言
える。それに関して、データは、一般に、３００ｄｐｉ
の解像度で受信され、ヒューレット・パッカード社のＤ
ｅｓｋＪｅｔの３００ｄｐｉ×１５０ｄｐｉのドラフト
・モードのような先行技術による高速ドラフト・モード
の場合、とりわけ、エッジまわりの印刷出力の質が低下
することになるので、高速ドラフト・モードにおいて、
プリンタが受信するデータと同じ解像度（３００ｄｐ
ｉ）になり、この結果、全体としての印刷の質が、エッ
ジ（文字，図形等の輪郭）においても、媒体のイメージ
印刷出力のどの部分においても同じレベルに維持される
というのは、やはり類のないことである。
【００１８】従って、当業者にとっては明らかなよう
に、図５（Ａ）〜（Ｄ）のピクセルアドレス可能案によ
れば、３００ｄｐｉ×６００ｄｐｉのサブピクセル・グ
リッドに関連してより小さいインク小滴を利用する、独
自の単色及びカラー印刷モードを提供することが可能で
ある。図５において、（Ａ）はインク小滴が付着してい
ない状態を、（Ｂ）は左側に付着した状態を（Ｃ）は右
側に付着した状態を、（Ｄ）は双方に付着した状態を示
している。また、図５（Ｅ），（Ｆ）に、（１／３００
インチ）×（１／６００インチ）のサブピクセル及び
（１／３００インチ）×（１／３００インチ）のピクセ
ルを参考のために示しておく。
に、図５（Ａ）〜（Ｄ）のピクセルアドレス可能案によ
れば、３００ｄｐｉ×６００ｄｐｉのサブピクセル・グ
リッドに関連してより小さいインク小滴を利用する、独
自の単色及びカラー印刷モードを提供することが可能で
ある。図５において、（Ａ）はインク小滴が付着してい
ない状態を、（Ｂ）は左側に付着した状態を（Ｃ）は右
側に付着した状態を、（Ｄ）は双方に付着した状態を示
している。また、図５（Ｅ），（Ｆ）に、（１／３００
インチ）×（１／６００インチ）のサブピクセル及び
（１／３００インチ）×（１／３００インチ）のピクセ
ルを参考のために示しておく。
【００１９】本発明のもう１つの重要な特徴は、プリン
ト・ヘッド基板において利用する回路構成を低エネルギ
化し、噴射抵抗器のサイズを小さくすることによって、
より小さいインク小滴を発生できると言うということで
ある。それに関連して、図６（Ａ）に示すように、例示
のインク噴射抵抗器９０，９２，９４は、それぞれ、ト
ランジスタ９５，９７，９９を介して選択的に伝送され
る所定のパルス幅の低電圧信号で起動する。３００ｄｐ
ｉのＤｅｓｋｊｅｔインク・カートリッジ用の先行技術
による噴射抵抗器は、各辺が約６１ミクロンの寸法を有
しているが、本発明の本実施例の抵抗器は、各辺が約４
８ミクロンの寸法を有している。３００ｄｐｉのＤｅｓ
ｋｊｅｔインク・カートリッジ用の先行技術による噴射
抵抗器を起動するためのエネルギは、約１２マイクロジ
ュールであるが、本発明の本実施例の噴射抵抗器に供給
されるエネルギは、約８マイクロジュールだけである。
ト・ヘッド基板において利用する回路構成を低エネルギ
化し、噴射抵抗器のサイズを小さくすることによって、
より小さいインク小滴を発生できると言うということで
ある。それに関連して、図６（Ａ）に示すように、例示
のインク噴射抵抗器９０，９２，９４は、それぞれ、ト
ランジスタ９５，９７，９９を介して選択的に伝送され
る所定のパルス幅の低電圧信号で起動する。３００ｄｐ
ｉのＤｅｓｋｊｅｔインク・カートリッジ用の先行技術
による噴射抵抗器は、各辺が約６１ミクロンの寸法を有
しているが、本発明の本実施例の抵抗器は、各辺が約４
８ミクロンの寸法を有している。３００ｄｐｉのＤｅｓ
ｋｊｅｔインク・カートリッジ用の先行技術による噴射
抵抗器を起動するためのエネルギは、約１２マイクロジ
ュールであるが、本発明の本実施例の噴射抵抗器に供給
されるエネルギは、約８マイクロジュールだけである。
【００２０】本発明の典型的な実施例について示し、解
説してきたが、当該技術の熟練者には明らかなように、
付属の請求項によって定義される本発明の精神及び範囲
を逸脱することなく、修正及び強化を施すことが可能で
ある。
説してきたが、当該技術の熟練者には明らかなように、
付属の請求項によって定義される本発明の精神及び範囲
を逸脱することなく、修正及び強化を施すことが可能で
ある。
【００２１】〔好適実施態様〕以上述べたように、本発
明の印刷解像度の制御方法は、（１）インク・ジェット
・プリンタにおいて、媒体進み方向に駆動される媒体に
インクを塗布するためにキャリッジに取り付けられたイ
ンク・カートリッジの印刷解像度を制御する方法であっ
て、キャリッジ走査軸に沿って所定の速度でキャリッジ
を移動させるステップと、媒体進み方向に対して所定の
間隔をあけたインク・ノズルから、所定の噴射頻度で、
カートリッジからのインク小滴を噴射させるステップと
から成り、前記移動ステップに、媒体を横切ってキャリ
ッジを移動させ、キャリッジ走査軸における第１の解像
度と、媒体進み軸における第２の解像度とを有するアド
レス可能なグリッドにインク小滴を付着させるステップ
が含まれ、かつ前記第１の解像度が前記第２の解像度よ
り高いこと、及び、前記噴射ステップに、キャリッジの
同じパスによって、標準的なピクセルに２滴噴射される
ようなサイズが付与されたインク小滴を噴射するステッ
プが含まれること、を特徴とする。この発明の好適な実
施態様は以下の通りである。
明の印刷解像度の制御方法は、（１）インク・ジェット
・プリンタにおいて、媒体進み方向に駆動される媒体に
インクを塗布するためにキャリッジに取り付けられたイ
ンク・カートリッジの印刷解像度を制御する方法であっ
て、キャリッジ走査軸に沿って所定の速度でキャリッジ
を移動させるステップと、媒体進み方向に対して所定の
間隔をあけたインク・ノズルから、所定の噴射頻度で、
カートリッジからのインク小滴を噴射させるステップと
から成り、前記移動ステップに、媒体を横切ってキャリ
ッジを移動させ、キャリッジ走査軸における第１の解像
度と、媒体進み軸における第２の解像度とを有するアド
レス可能なグリッドにインク小滴を付着させるステップ
が含まれ、かつ前記第１の解像度が前記第２の解像度よ
り高いこと、及び、前記噴射ステップに、キャリッジの
同じパスによって、標準的なピクセルに２滴噴射される
ようなサイズが付与されたインク小滴を噴射するステッ
プが含まれること、を特徴とする。この発明の好適な実
施態様は以下の通りである。
【００２２】（２）前記移動ステップによって、アドレ
ス可能なグリッドにインク小滴が塗布され、キャリッジ
走査軸における前記第１の解像度Ｘｄｐｉが、媒体進み
軸における前記第２の解像度Ｙｄｐｉの２倍であること
を特徴とする（２）に記載の印刷解像度の制御方法。
ス可能なグリッドにインク小滴が塗布され、キャリッジ
走査軸における前記第１の解像度Ｘｄｐｉが、媒体進み
軸における前記第２の解像度Ｙｄｐｉの２倍であること
を特徴とする（２）に記載の印刷解像度の制御方法。
【００２３】（３）前記移動ステップによって、アドレ
ス可能なグリッドのサブ・ピクセルにインク小滴が塗布
され、各サブ・ピクセルのサイズが、１／Ｘインチ×１
／Ｙインチであり、ここで、Ｘは、キャリッジ走査軸方
向解像度、Ｙは、媒体進み軸解像度であることを特徴と
する（１）又は（２）に記載の制御方法。
ス可能なグリッドのサブ・ピクセルにインク小滴が塗布
され、各サブ・ピクセルのサイズが、１／Ｘインチ×１
／Ｙインチであり、ここで、Ｘは、キャリッジ走査軸方
向解像度、Ｙは、媒体進み軸解像度であることを特徴と
する（１）又は（２）に記載の制御方法。
【００２４】（４）前記噴射ステップに、隣接した２つ
のサブ・ピクセルに２つの異なる原色インク小滴を噴射
するステップが含まれることを特徴とする（１）〜
（３）に記載の制御方法。
のサブ・ピクセルに２つの異なる原色インク小滴を噴射
するステップが含まれることを特徴とする（１）〜
（３）に記載の制御方法。
【００２５】（５）前記移動ステップによって、ドット
・デプレションを利用せずに、アドレス可能なグリッド
にインク小滴が塗布されることを特徴とする（１）〜
（４）に記載の制御方法。
・デプレションを利用せずに、アドレス可能なグリッド
にインク小滴が塗布されることを特徴とする（１）〜
（４）に記載の制御方法。
【００２６】また、本発明のインク・ジェット・プリン
タは、（６）印刷媒体にインク小滴を塗布するためのイ
ンク・ジェット・プリンタであって、所定のサイズの噴
射抵抗器を備えるインク・ジェット・カートリッジと、
前記噴射抵抗器に信号を加えるエネルギ手段と、前記噴
射抵抗器に近接して配置され、キャリッジ走査軸におけ
る第１の印刷解像度Ｘｄｐｉが媒体進み軸における第２
の印刷解像度Ｙｄｐｉよりも高い、アドレス可能なグリ
ッドの標準的な（１／Ｙインチ）×（１／Ｙインチ）の
サイズの各ピクセル毎に、２滴のインク小滴を吹き付け
るノズル手段と、から構成されることを特徴とする。こ
の発明の好適な実施態様は以下の通りである。
タは、（６）印刷媒体にインク小滴を塗布するためのイ
ンク・ジェット・プリンタであって、所定のサイズの噴
射抵抗器を備えるインク・ジェット・カートリッジと、
前記噴射抵抗器に信号を加えるエネルギ手段と、前記噴
射抵抗器に近接して配置され、キャリッジ走査軸におけ
る第１の印刷解像度Ｘｄｐｉが媒体進み軸における第２
の印刷解像度Ｙｄｐｉよりも高い、アドレス可能なグリ
ッドの標準的な（１／Ｙインチ）×（１／Ｙインチ）の
サイズの各ピクセル毎に、２滴のインク小滴を吹き付け
るノズル手段と、から構成されることを特徴とする。こ
の発明の好適な実施態様は以下の通りである。
【００２７】（７）キャリッジ走査方向における前記第
１の印刷解像度Ｘが、媒体進み方向における前記第２の
印刷解像度Ｙの２倍であることを特徴とする（６）に記
載のインクジェット・プリンタ。
１の印刷解像度Ｘが、媒体進み方向における前記第２の
印刷解像度Ｙの２倍であることを特徴とする（６）に記
載のインクジェット・プリンタ。
【００２８】（８）前記第１の印刷解像度が６００ｄｐ
ｉで、前記第２の印刷解像度が３００ｄｐｉであること
を特徴とする（７）に記載のインクジェット・プリン
タ。
ｉで、前記第２の印刷解像度が３００ｄｐｉであること
を特徴とする（７）に記載のインクジェット・プリン
タ。
【００２９】（９）前記噴射抵抗器のサイズは、各辺が
６０ミクロン未満であることを特徴とする、（６）〜
（８）に記載のインクジェット・プリンタ。
６０ミクロン未満であることを特徴とする、（６）〜
（８）に記載のインクジェット・プリンタ。
【００３０】（１０）前記エネルギ手段が、１２マイク
ロジュール未満のエネルギを発生することを特徴とする
（６）〜（９）に記載のインクジェット・プリンタ。
ロジュール未満のエネルギを発生することを特徴とする
（６）〜（９）に記載のインクジェット・プリンタ。
【００３１】（１１）前記ノズル手段が、５ＫＨＺを超
える噴射頻度（例えば、８ＫＨＺ程度）で噴射可能な、
少量のインク小滴を噴射することを特徴とする（６）〜
（１０）に記載のインクジェット・プリンタ。
える噴射頻度（例えば、８ＫＨＺ程度）で噴射可能な、
少量のインク小滴を噴射することを特徴とする（６）〜
（１０）に記載のインクジェット・プリンタ。
【００３２】（１２）標準的な走査速度でキャリッジを
駆動し、アドレス可能なグリッドの各ピクセルにインク
小滴を選択的に塗布する第１の印刷モード手段と、前記
噴射抵抗器の噴射頻度を変更せずに、標準的な走査速度
の２倍の速度でキャリッジを駆動し、各辺が１／Ｙイン
チの標準的なピクセルにインク小滴を選択的に塗布する
第２の印刷モード手段が、さらに含まれていることを特
徴とする（６）〜（１１）に記載のインクジェット・プ
リンタ。
駆動し、アドレス可能なグリッドの各ピクセルにインク
小滴を選択的に塗布する第１の印刷モード手段と、前記
噴射抵抗器の噴射頻度を変更せずに、標準的な走査速度
の２倍の速度でキャリッジを駆動し、各辺が１／Ｙイン
チの標準的なピクセルにインク小滴を選択的に塗布する
第２の印刷モード手段が、さらに含まれていることを特
徴とする（６）〜（１１）に記載のインクジェット・プ
リンタ。
【００３３】さらに、本発明の液体インク・スウォース
・プリンタにおける印刷解像度の制御方法は、（１３）
液体インク・スウォース・プリンタの印刷解像度の制御
方法であって、媒体進み軸において第１の標準的解像度
を有するピクセル・グリッドを維持するステップと、前
記ピクセル・グリッド内において、第１の標準的解像度
の２倍である、キャリッジ走査軸における第２の高解像
度を利用し、キャリッジ走査軸における寸法Ｘと、媒体
進み軸における寸法２×Ｘを有するハイブリッド・ピク
セルを形成するステップと、各ハイブリッド・ピクセル
にインク小滴を選択的に塗布し、キャリッジ走査軸に沿
ってすぐ隣接するハイブリッド・ピクセルの２つのイン
ク小滴によって、こうしたハイブリッド・ピクセルの空
間のほとんどが充填されるようにするステップと、から
構成されたことを特徴とする。この発明の好適な実施態
様は以下の通りである。
・プリンタにおける印刷解像度の制御方法は、（１３）
液体インク・スウォース・プリンタの印刷解像度の制御
方法であって、媒体進み軸において第１の標準的解像度
を有するピクセル・グリッドを維持するステップと、前
記ピクセル・グリッド内において、第１の標準的解像度
の２倍である、キャリッジ走査軸における第２の高解像
度を利用し、キャリッジ走査軸における寸法Ｘと、媒体
進み軸における寸法２×Ｘを有するハイブリッド・ピク
セルを形成するステップと、各ハイブリッド・ピクセル
にインク小滴を選択的に塗布し、キャリッジ走査軸に沿
ってすぐ隣接するハイブリッド・ピクセルの２つのイン
ク小滴によって、こうしたハイブリッド・ピクセルの空
間のほとんどが充填されるようにするステップと、から
構成されたことを特徴とする。この発明の好適な実施態
様は以下の通りである。
【００３４】（１４）キャリッジ走査軸において隣接す
る２つのハイブリッド・ピクセルの両方に、特定の原色
のインク小滴を付着させることによって、原色の印刷を
行うステップと、キャリッジ走査軸において隣接する２
つのハイブリッド・ピクセルに、それぞれ、ある特定の
原色のインク小滴と別の特定の原色のインク小滴を付着
させることによって２次色の印刷を行うステップが、さ
らに含まれることを特徴とする（１３）に記載の印刷解
像度の制御方法。
る２つのハイブリッド・ピクセルの両方に、特定の原色
のインク小滴を付着させることによって、原色の印刷を
行うステップと、キャリッジ走査軸において隣接する２
つのハイブリッド・ピクセルに、それぞれ、ある特定の
原色のインク小滴と別の特定の原色のインク小滴を付着
させることによって２次色の印刷を行うステップが、さ
らに含まれることを特徴とする（１３）に記載の印刷解
像度の制御方法。
【００３５】
【発明の効果】本発明は、以下のような効果を奏するこ
とができる。 （１）スウォース・プリンタ（とりわけ、インク・ジェ
ットプリンタ）のキャリッジ走査軸における印刷解像度
を高めることができる。 （２）より小さい体積の小滴としてインクを送り出し、
より低い噴射エネルギ・レベルで動作する、改良された
熱インク・ジェット・プリンタの提供が可能となる。 （３）インク・カートリッジの単パスで印刷できる、高
解像度のピクセルを作ることが容易となる。 （４）媒体進み軸における印刷解像度よりも高いキャリ
ッジ進み軸における印刷解像度をもたらし、同時に、印
刷媒体に塗布されるインク量を最小限に止めることがで
きる。
とができる。 （１）スウォース・プリンタ（とりわけ、インク・ジェ
ットプリンタ）のキャリッジ走査軸における印刷解像度
を高めることができる。 （２）より小さい体積の小滴としてインクを送り出し、
より低い噴射エネルギ・レベルで動作する、改良された
熱インク・ジェット・プリンタの提供が可能となる。 （３）インク・カートリッジの単パスで印刷できる、高
解像度のピクセルを作ることが容易となる。 （４）媒体進み軸における印刷解像度よりも高いキャリ
ッジ進み軸における印刷解像度をもたらし、同時に、印
刷媒体に塗布されるインク量を最小限に止めることがで
きる。
【図１】本発明の特徴を組み込むことが可能な典型的な
カラー・インク・ジェット・プリンタの透視図である。
カラー・インク・ジェット・プリンタの透視図である。
【図２】それぞれ、異なるカラー・インクを納めた４つ
のインク・カートリッジを示す、図１のプリンタに用い
られるキャリッジの拡大図である。
のインク・カートリッジを示す、図１のプリンタに用い
られるキャリッジの拡大図である。
【図３】図２のインク・カートリッジが、３００ｄｐｉ
×３００ｄｐｉのアドレス可能なグリッドに対して、さ
まざまな典型的なパターンをなすように、小さめのイン
ク小滴を噴射するために、いかに用いられるかを示す概
略図である。
×３００ｄｐｉのアドレス可能なグリッドに対して、さ
まざまな典型的なパターンをなすように、小さめのイン
ク小滴を噴射するために、いかに用いられるかを示す概
略図である。
【図４】単一インク・カートリッジが、キャリッジの単
パス時に、３００ｄｐｉ×６００ｄｐｉのアドレス可能
なグリッドに対して、高速ドラフト・モードで、小さめ
のインク小滴を噴射するために、いかに用いられるかを
示す概略図である。
パス時に、３００ｄｐｉ×６００ｄｐｉのアドレス可能
なグリッドに対して、高速ドラフト・モードで、小さめ
のインク小滴を噴射するために、いかに用いられるかを
示す概略図である。
【図５】本発明の典型的な３００ｄｐｉ×６００ｄｐｉ
の印刷解像度のグリッドにおけるサブ・ピクセルの印刷
に関するさまざまな選択を示す図（（Ａ）〜（Ｄ））及
びサブ・ピクセルとピクセルを示す図（（Ｅ）〜
（Ｆ））である。
の印刷解像度のグリッドにおけるサブ・ピクセルの印刷
に関するさまざまな選択を示す図（（Ａ）〜（Ｄ））及
びサブ・ピクセルとピクセルを示す図（（Ｅ）〜
（Ｆ））である。
【図６】熱インク・ジェット・インク・カートリッジに
おいて本発明を実施するために用いられる、典型的な低
エネルギ回路要素の概略を示す図（（Ａ），（Ｂ））で
ある。
おいて本発明を実施するために用いられる、典型的な低
エネルギ回路要素の概略を示す図（（Ａ），（Ｂ））で
ある。
１０ インク・ジェット・プリンタ １２ 入力トレイ １４ 媒体 １６ 出力トレイ １８ 出口 ２０，２２，２４，２６，２８ 可動キャリッジ ３０ 支持バンパ ３２ ガイド ３４ ブッシング ３６ スライド・ロッド ３８ エンコーダ・ストリップ ９０，９２，９４ インク噴射抵抗器 ９５，９７，９９ トランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ４１Ｊ 3/10 １０１ Ｅ (72)発明者 フランク・ドゥロゴ アメリカ合衆国カリフォルニア州 サン・ マルコス サッター・レイン 1140
Claims (4)
- 【請求項１】 インク・ジェット・プリンタにおいて、
媒体進み方向に駆動される媒体にインクを塗布するため
にキャリッジに取り付けられたインク・カートリッジの
印刷解像度を制御する方法であって、 キャリッジ走査軸に沿って所定の速度でキャリッジを移
動させるステップと、 媒体進み方向に対して所定の間隔をあけたインク・ノズ
ルから、所定の噴射頻度で、カートリッジからのインク
小滴を噴射させるステップとから成り、 前記移動ステップに、媒体を横切ってキャリッジを移動
させ、キャリッジ走査軸における第１の解像度と、媒体
進み軸における第２の解像度とを有するアドレス可能な
グリッドにインク小滴を付着させるステップが含まれ、
かつ前記第１の解像度が前記第２の解像度より高いこ
と、及び、 前記噴射ステップに、キャリッジの同じパスによって、
標準的なピクセルに２滴噴射されるようなサイズが付与
されたインク小滴を噴射するステップが含まれること、
を特徴とする印刷解像度の制御方法。 - 【請求項２】 印刷媒体にインク小滴を塗布するための
インク・ジェット・プリンタであって、 所定のサイズの噴射抵抗器を備えるインク・ジェット・
カートリッジと、 前記噴射抵抗器に信号を加えるエネルギ手段と、 前記噴射抵抗器に近接して配置され、キャリッジ走査軸
における第１の印刷解像度Ｘｄｐｉが媒体進み軸におけ
る第２の印刷解像度Ｙｄｐｉよりも高い、アドレス可能
なグリッドの標準的な（１／Ｙインチ）×（１／Ｙイン
チ）のサイズの各ピクセル毎に、２滴のインク小滴を吹
き付けるノズル手段と、から構成されることを特徴とす
るインク・ジェット・プリンタ。 - 【請求項３】 液体インク・スウォース・プリンタの印
刷解像度の制御方法であって、 媒体進み軸において第１の標準的解像度を有するピクセ
ル・グリッドを維持するステップと、 前記ピクセル・グリッド内において、第１の標準的解像
度の２倍である、キャリッジ走査軸における第２の高解
像度を利用し、キャリッジ走査軸における寸法Ｘと、媒
体進み軸における寸法２×Ｘを有するハイブリッド・ピ
クセルを形成するステップと、 各ハイブリッド・ピクセルにインク小滴を選択的に塗布
し、キャリッジ走査軸に沿ってすぐ隣接するハイブリッ
ド・ピクセルの２つのインク小滴によって、こうしたハ
イブリッド・ピクセルの空間のほとんどが充填されるよ
うにするステップと、から構成されたことを特徴とする
印刷解像度の制御方法。 - 【請求項４】 ドット・デプレションを必要とせずに、
２つの異なる印刷解像度で機能することが可能な液体イ
ンク・スウォース・プリンタのためのハイブリッド・ピ
クセル・グリッドを形成する方法において、 媒体進み軸に所定の距離Ａだけ間隔をあけたピクセル中
心線を設けるステップと、 キャリッジ走査軸に距離Ａ／２だけ間隔をあけたピクセ
ル中心線を設けるステップと、 第１の印刷モードにおいて、所定の走査速度Ｓでキャリ
ッジを駆動し、ハイブリッド・ピクセル・グリッドにイ
ンク小滴を選択的に付着させるステップと、 インク小滴の噴射頻度を変更せずに、第２の印刷モード
において、２Ｓの走査速度でキャリッジを駆動し、ハイ
ブリッド・ピクセル・グリッドにインク小滴を選択的に
付着させるステップと、から構成されたことを特徴とす
るハイブリッド・ピクセル・グリッドの形成方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US5873193A | 1993-05-03 | 1993-05-03 | |
| US058731 | 1993-05-03 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06328734A true JPH06328734A (ja) | 1994-11-29 |
Family
ID=22018587
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6117598A Pending JPH06328734A (ja) | 1993-05-03 | 1994-05-06 | 印刷解像度の制御方法、インク・ジェット・プリンタ及びハイブリッド・ピクセル・グリッドの形成方法 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (2) | US5600351A (ja) |
| EP (1) | EP0623473B1 (ja) |
| JP (1) | JPH06328734A (ja) |
| DE (1) | DE69432964T2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014114522A (ja) * | 2012-12-11 | 2014-06-26 | Seiko Epson Corp | 記録方法及び記録装置 |
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| US5923345A (en) * | 1994-09-26 | 1999-07-13 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Multi-printing-mode control circuit for an ink ejecting printing apparatus |
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| US5677714A (en) * | 1995-01-03 | 1997-10-14 | Xerox Corporation | Neighbor insentive pixel deletion method for printing high resolution image |
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