JPH08187716A - 焼成台車に対する白地又は焼成品の積込・降ろし方法及び積込・降ろし装置 - Google Patents

焼成台車に対する白地又は焼成品の積込・降ろし方法及び積込・降ろし装置

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JPH08187716A
JPH08187716A JP1860995A JP1860995A JPH08187716A JP H08187716 A JPH08187716 A JP H08187716A JP 1860995 A JP1860995 A JP 1860995A JP 1860995 A JP1860995 A JP 1860995A JP H08187716 A JPH08187716 A JP H08187716A
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Application number
JP1860995A
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English (en)
Inventor
Iwao Sakakibara
巌 榊原
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HEKINAN TOKUSHU KIKAI
Hekinan Tokushu Kikai Co Ltd
Original Assignee
HEKINAN TOKUSHU KIKAI
Hekinan Tokushu Kikai Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 白地又は焼成品の積込・降ろし工程を夫々1
工程で一連的に行って、各工程を簡略にすると共に所要
時間を短縮化させる。 【構成】 治具搬送ライン、白地搬入ライン又は焼成品
搬出ライン、及び焼成台車の移動ライン上方を往復移動
し、且つ各ライン上方に停止制御される台車下方に、直
列状態の治具を一度に挟持する一対の挟持板75、75a を
昇降自在且つ水平転回自在に配設し、該挟持板75、75a
間に吸着部71、71a …を昇降自在に配設し、白地搬入ラ
イン又は焼成品搬出ラインと治具搬送ライン間の白地又
は焼成品の移送工程は、吸着部71、71a …により挟着搬
送すると共に、治具搬送ラインと移動ライン上の焼成台
車間の治具の移送工程は、挟持板75、75a により挟着搬
送することによって、白地又は焼成品の積込・降ろし作
業を夫々一連的に行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、瓦製造システムの焼成
装置部において、治具に対する白地又は焼成品の積込
み、降ろし作業、及び焼成台車に対する治具の積込み、
降ろし作業を一連的且つ効率的に行える様にした焼成台
車に対する白地又は焼成品の積込・降ろし方法及び積込
・降ろし装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】瓦製造システムの焼成装置部において
は、白地搬入ライン上の白地を治具に移載して該治具を
焼成台車に移載するまでの積込工程、及び焼成台車上か
ら降ろした治具から焼成品を降ろすまでの降ろし工程が
あるが、従来方法では、積込工程においては白地積込装
置と治具積込装置、降ろし工程においては治具降ろし装
置と焼成品降ろし装置により行っていたため、積込・降
ろし工程が煩雑になる欠点を有し、而も白地を積載した
治具を治具積込装置まで搬送したり、焼成台車から降ろ
した治具を焼成品降ろし装置まで搬送させる工程が必要
になるため、積込・降ろし工程に時間がかかる欠点を有
していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、白地又は焼
成品の積込・降ろし工程を夫々1工程で一連的に行う様
にして、各工程の簡略化及び所要時間の短縮化を図った
焼成台車に対する白地又は焼成品の積込・降ろし方法及
び積込・降ろし装置を提供せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
に基づく、焼成炉に対し搬入出される焼成台車への白地
又は焼成品の積込・降ろし作業は夫々2段階に分けて行
われるために、工程が煩雑になると共に所要時間が長く
なる課題に鑑み、焼成台車から降ろされた治具を搬送す
る治具搬送ラインを、焼成台車の移動ラインに並設した
白地搬入ライン及び焼成品搬出ラインに並設し、治具搬
送ライン、白地搬入ライン又は焼成品搬出ライン、移動
ライン上方を往復移動すると共に、各ライン上方に停止
制御される台車下方に、治具搬送ライン又は焼成台車上
の直列状態の治具を挟持する一対の挟持板を昇降自在且
つ水平転回自在に配設すると共に、該挟持板間に白地又
は焼成品の吸着部を昇降自在に配設し、白地搬入ライン
又は焼成品搬出ラインと治具搬送ライン間の移送工程
は、吸着部に白地又は焼成品を吸着させて行うと共に、
治具搬送ラインと移動ライン上の焼成台車間の移送工程
は、挟持板により治具を挟着して行うことによって、白
地又は焼成品の積込・降ろし作業を一連的に行える様に
して、上記課題を解決せんとしたものである。
【0005】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明
すると、図5及び図6に示す様に、瓦製造システム1は
上下2フロア形式にして、素地Waを成形する成形装置部
2、素地Waを乾燥して白地Wbにする乾燥装置部3、白地
Wbを焼成して焼成品Wcにする焼成装置部4、及び焼成品
Wcを検品、巻装及び梱包する梱包装置部5により構成
し、乾燥装置部3と焼成装置部4を白地搬入ライン6に
より、焼成装置部4と梱包装置部5を焼成品搬出ライン
6aにより夫々連結している。
【0006】成形装置部2は瓦製造システム1における
上層部1aに配設すると共に、土練機7、切断機8及びプ
レス機9により構成し、かかる成形装置部2の下流側に
は、該成形装置部2における土練機7の押出方向に対し
直交方向に整列コンベヤ10を配設し、該整列コンベヤ10
によりプレス機9により成形された素地Waを横一列に整
列する様にしている。
【0007】乾燥装置部3は成形装置部2と同様に瓦製
造システム1における上層部1aに配設すると共に、乾燥
パレット11、11a …の往路12及び復路12a を並設し且つ
該往路12及び復路12a をトラバーサー13で連結する乾燥
炉14と、該乾燥炉14の入口15及び出口15a に配設する素
地搬入コンベヤ16及び白地搬出コンベヤ16a と、該素地
搬入コンベヤ16及び白地搬出コンベヤ16a を連結する乾
燥パレット移送コンベヤ17により構成している。
【0008】又、成形装置部2側の整列コンベヤ10と乾
燥装置部3側の乾燥パレット移送コンベヤ17中間部を跨
ぐ様に吸着移送装置18を配設し、該吸着移送装置18によ
り整列コンベヤ10上の素地Waを一度に吸着して、乾燥パ
レット移送コンベヤ17上の空の乾燥パレット11、11a …
上の横一列毎に順次移載する様にしている。
【0009】又、乾燥装置部3により乾燥された乾燥パ
レット11、11a …上の白地Wbを、焼成装置部4への白地
搬入ライン6始端側に移載する吸着反転移載装置19は、
図9乃至図10に示す様に、乾燥パレット移送コンベヤ
17始端側と白地搬入ライン6始端側を跨ぐ様に配設し、
該吸着反転移載装置19の機枠20は乾燥パレット移送コン
ベヤ17を跨いで白地搬入ライン6始端側にかかる様に配
設すると共に、かかる機枠20は乾燥パレット移送コンベ
ヤ17及び白地搬入ライン6上方に支柱21、21a…を介し
て矩形枠状のベース枠22を配設し、該ベース枠22上に白
地搬入ライン6と平行な一対のレール23、23a を並設
し、該レール23、23a 上には乾燥パレット移送コンベヤ
17及び白地搬入ライン6間を往復走行制御される台車24
を配設している。
【0010】又、台車24の下方には4本の伸縮自在なガ
イドシャフト25、25a …を介して支持枠体26を上下動可
能に配設し、一方台車24上部に駆動モーター27により回
動自在とした一対の巻取りプーリー28、28a に巻回され
たチェーン、ロープ等の連繋部材29、29a を連結し、駆
動モーター27の作動によって支持枠体26を上下動制御し
ている。
【0011】支持枠体26の下方には中空状の支持杆体30
を水平転回可能に横設し、一方支持枠体26の中央を回動
自在に縦貫する吸引パイプ31下端を支持杆体30の上面中
央に固設すると共に、吸引パイプ31上端部に装着した大
ギヤ32と、支持枠体26に倒立固設したモーター33の小ギ
ヤ34を噛合し、モーター33の作動によって支持杆体30を
正逆転回制御している。
【0012】支持杆体30の側面には多数の吸着部35、35
a …を所定間隔毎に配設し、該吸着部35、35a …は支持
杆体30側面に固設したシリンダー36、36a …と、該シリ
ンダー36、36a …のロッド37、37a …下端部に装着した
吸着ボックス38、38a …により構成し、シリンダー36、
36a …はロッド37、37a …の長さ又はストロークが長短
2種類のものを交互配置している。
【0013】39、39a …は支持杆体30側面に形成した吸
引口であり、該吸引口39、39a …とロッド37、37a …上
端部を可撓性を有する連結管40、40a …により連結し、
一方支持枠体26に対し回動自在と成した吸引パイプ31上
端部を吸引ポンプ(図示せず)に連結し、該吸引ポンプ
の作動によって吸着ボックス38、38a …下面側に白地Wb
を吸着する様にしている。
【0014】41はロッド37、37a …を回動させるシリン
ダーであり、該シリンダー41基端部を支持杆体30側面に
水平突設した取付片42に枢着し、シリンダー41のロッド
43先端を支持杆体30に並設したリンク杆44に枢着し、ロ
ッド37、37a …の上方突出部に外嵌するリング体45、45
a …側面より水平突設した梃杆46、46a …先端部をリン
ク杆44に枢着し、リング体45、45a …はシリンダー36、
36a …上端部に回動可能に固定すると共に、リング体4
5、45a …の回転に連通してロッド37、37a …を回転可
能とし、且つリング体45、45a …に対しロッド37、37a
…を上下動可能とし、シリンダー41におけるロッド43の
進退によりロッド37、37a …を介して吸着ボックス38、
38a …を同期回動制御している。
【0015】焼成装置部4は、図5及び図6に示す様
に、瓦製造システム1における下層部1bに配設した焼成
台車47、47a …の移動ライン48と、上層部1aに列設した
焼成炉49及び冷却ライン50と、移動ライン48終端側と焼
成炉49入口側、冷却ライン50始端側と移動ライン48始端
側を夫々連結した上昇エレベーター51及び下降エレベー
ター51a により構成し、焼成炉49は所定台数の焼成台車
47、47a …を一度に焼成し、焼成後に全ての焼成台車4
7、47a …を搬出して、次の焼成台車47、47a …を搬入
する形式のものを採用している。
【0016】又、白地搬入ライン6は上層部1aの乾燥装
置部3と焼成装置部4における下層部1b側の移動ライン
48を連結し、かかる白地搬入ライン6の中間部にはエレ
ベーター52を配設して白地Wbを下層側へ移送する様に
し、一方梱包装置部5への焼成品搬出ライン6aを白地搬
入ライン6終端側に列設すると共に、下層側の白地搬入
ライン6及び焼成品搬出ライン6aの一側方には焼成装置
部4における焼成台車47、47a …の移動ライン48が、他
側方には、白地Wb(焼成品Wc)を一枚毎に載置する断面
H型の治具53、53a …を移送する治具搬送ライン54が並
設され、該治具搬送ライン54の搬送方向は白地搬入ライ
ン6及び焼成品搬出ライン6aと反対方向としている。
【0017】又、白地搬入ライン6終端側上の白地Wbを
焼成台車47、47a …上に移載する白地積込装置55及び焼
成台車47、47a …上の焼成品Wcを焼成品搬出ライン6a上
に移載する焼成品降ろし装置55a の夫々は、図1乃至図
4に示す様に、治具搬送ライン54、白地搬入ライン6又
は焼成品搬出ライン6a及び移動ライン48を跨ぐ様に機枠
56を配設すると共に、該機枠56は治具搬送ライン54から
移動ライン48にわたる様に支柱57、57a …を介して矩形
枠状のベース枠58を配設し、該ベース枠58上に各ライン
と直角方向に一対のレール59、59a を並設し、該レール
59、59a 上には、白地搬入ライン6、治具搬送ライン5
4、移動ライン48、白地搬入ライン6の順又は移動ライ
ン48、治具搬送ライン54、焼成品搬出ライン6a、移動ラ
イン48の順で走行制御される台車60を配設している。
【0018】台車60の上部には円環枠状の回転枠61を配
設し、該回転枠61は台車60上面に適宜配設したローラー
62、62a …上に配設すると共に、回転枠61中央下面に台
車60上に突設した中心軸63上端部を軸支している。
【0019】台車60の下方には中空状の支持杆体64を水
平回動可能に横設し、一方回転枠61を縦貫する吸引パイ
プ65及び一対の伸縮自在なスライドシャフト66、66a 下
端を支持杆体64上面に固設し、モーター(図示せず)の
作動により台車60に対し回転枠61が回転制御されて、支
持杆体64が正逆転回する様にしている。
【0020】又、回転枠61上部には駆動モーター67によ
り回動自在とした一対の巻取りプーリー68、68a に巻回
されたチェーン、ロープ等の連繋部材69、69a を支持杆
体64に連結し、駆動モーター70の作動によって支持杆体
64を上下動制御している。
【0021】支持杆体64の側面には多数の吸着部71、71
a …を所定間隔毎に配設し、該吸着部71、71a …は支持
杆体64側面に固設したシリンダー72、72a …と、該シリ
ンダー72、72a …の中空パイプ状のロッド73、73a …下
端部に装着した吸着ボックス74、74a …により構成して
いる。
【0022】75、75a は治具53、53a …を挟着する一対
の挟持板であり、該挟持板75、75aは支持杆体64下面に
水平なガイドシャフト76、76a …を配設すると共に、各
ガイドシャフト76、76a …両端部は挟持板75、75a 内面
に固設したガイドブッシュ77、77a に挿通して挟持板7
5、75a を貫通している。
【0023】78、78a は挟持板75、75a の間隔を拡縮さ
せる一対のシリンダーであり、該シリンダー78、78a の
基端部を支持杆体64下面に固設した取付片79両側部に枢
着すると共に、シリンダー78、78a のロッド80、80a 先
端部を挟持板75、75a の内面上端側に枢着し、シリンダ
ー78、78a におけるロッド80、80a の進退により挟持板
75、75a を拡縮制御している。
【0024】81、81a …は挟持板75、75a 下端部に固設
したL型板状の掛止体、82、82a …は挟持板75、75a の
内面下端側に固設した緩衝体である。
【0025】83、83a …は支持杆体64側面に形成した吸
引口であり、該吸引口83、83a …とロッド73、73a …上
方突端部を可撓性を有する連結管84、84a …により連結
し、一方支持杆体64上端に突設した吸引パイプ65上端部
を吸引ポンプ(図示せず)に連結し、該吸引ポンプの作
動によって吸着ボックス74、74a …下面に白地Wb又は焼
成品Wcを吸着する様にしている。
【0026】尚、図示しないが、白地搬入ライン6終端
側にして各白地Wbの停止位置には、白地Wbを水平姿勢に
変換したり、白地Wbを位置決めするための手段を配設し
ている。
【0027】尚、図5中、85は白地搬入ライン6の下層
側中間部に配設した施釉装置、又図6及び図7中、86は
治具搬送ライン54中間部に配設した、治具53、53a …を
表裏反転させる治具反転装置である。
【0028】次に瓦製造システムの作用について説明す
ると、土練機7、切断機8及びプレス機9により成形さ
れ、整列コンベヤ10により横一列に整列された素地Wa
を、吸着移送装置18により乾燥パレット移送コンベヤ17
終端側上の空の乾燥パレット11、11a …上に移載するこ
とを繰り返し行って、乾燥パレット11、11a …上に素地
Waを満載した後、かかる乾燥パレット11、11a …を素地
搬入コンベヤ16により入口15から乾燥炉14内に搬入する
と共に、往路12、トラバーサー13及び復路12a を経て素
地Waを白地Wbと成し、かかる白地Wbを満載した乾燥パレ
ット11、11a …は出口15a から乾燥炉14外へ搬出され
て、白地搬出コンベヤ16a により乾燥パレット移送コン
ベヤ17始端側へ移送する。
【0029】そして、乾燥パレット移送コンベヤ17始端
側上方で待機していた吸着反転移載装置19の支持杆体30
を下降させ、吸着部35、35a …における吸着ボックス3
8、38a …下面に白地Wbを吸着させた後に支持杆体30を
上昇させて白地Wbを持ち上げると、吸着ボックス38、38
a …の高さが互い違いに成り、そして台車24が乾燥パレ
ット移送コンベヤ17上方から白地搬入ライン6始端側の
上方まで走行移動し、その過程でモーター33の駆動によ
り小ギヤ34、大ギヤ32及び吸引パイプ31を介して支持杆
体30が90度正転回して、横列状態の白地Wbを縦列状態
にすると共に、シリンダー41のロッド43の伸長によりリ
ンク杆44及び梃杆46、46a …及びシリンダー36、36a …
におけるロッド37、37a …を介して、高さが互い違いの
吸着ボックス38、38a …が相互接触せずに90度逆回転
して、白地Wb自体を乾燥パレット11、11a …上にあった
状態と同姿勢とし、そして支持杆体30を下降させて、白
地搬入ライン6上に白地Wbを載置すると共に吸着ボック
ス38、38a …の吸着力を解除して白地Wbを白地搬入ライ
ン6に移載する。
【0030】次に、白地搬入ライン6により搬送され、
エレベーター52により瓦製造システム1における上層部
1aより下層部1bへ移送されてた白地Wbは、白地搬入ライ
ン6終端側の白地積込装置55下方まで搬送され、順次各
停止位置で停止する。
【0031】一方、焼成装置部4における焼成炉49にて
焼成された焼成品Wcが載った焼成台車47、47a …は、冷
却ライン50、下降エレベーター51a を経て移動ライン48
へ移送され、その後移動ライン48上を順次移動する。
【0032】移動ライン48を移動して焼成品降ろし装置
55a 下方まで達した焼成台車47、47a …は停止制御さ
れ、かかる焼成品降ろし装置55a によって焼成品Wcを積
載した治具53、53a …を横一列毎に順次治具搬送ライン
54の始端側上に挟着搬送し移載した後、挟着解除して治
具53、53a …を治具搬送ライン54上に残して焼成品Wcだ
けを焼成品搬出ライン6a終端側上に挟着搬送し移載し、
かかる焼成品Wcを梱包装置部5へ搬送する。
【0033】一方、空になった治具53、53a …は治具搬
送ライン54により白地積込装置55下方まで達すると、順
次各停止位置に停止制御され、他方白地搬入ライン6を
移動して白地積込装置55下方まで達した所定枚数の白地
Wbも順次各停止位置に停止制御され、該白地積込装置55
により白地搬入ライン6a 上の白地Wbを、治具搬送ライ
ン54上の空の治具53、53a …上まで吸着搬送し移載した
後、白地Wbを載せた治具53、53a …を焼成台車47、47a
…上に順次挟着搬送し移載し、しかる後白地Wbを満載し
た焼成台車47、47a …は移動ライン48上を順次移動し、
上昇エレベーター51を介して上層部1aの焼成炉49内に搬
入され焼成される。
【0034】又、焼成台車47、47a …に対する白地Wb及
び焼成品Wcの積込・降ろし方法及び積込・降ろし装置の
作用について詳細に説明すると、先ず、白地Wbの積込方
法及び白地積込装置55の作用としては、白地搬入ライン
6により平伏状態で搬送されてきた所定枚数の白地Wbが
終端側の所定位置で停止し、各白地Wbを水平姿勢に変換
し且つ位置決めを行った後、上方で待機していた白地積
込装置55の支持杆体64を下降させて、吸着部71、71a …
における吸着ボックス74、74a …下面に白地Wbを吸着さ
せた後に支持杆体64を上昇させて白地Wbを持ち上げると
共に、駆動モーター70の作動により台車60が白地搬入ラ
イン6上方から治具搬送ライン54終端側上の空の治具5
3、53a …上方まで走行移動し、そして支持杆体64を下
降させて、挟持板75、75a を治具搬送ライン54上の白地
Wbの両側に対向位置させると共に、治具53、53a …上に
白地Wbを載置した後、吸着部71、71a …による吸着を解
除すると共に、シリンダー78、78a におけるロッド80、
80a が縮退して挟持板75、75a により治具53、53a …を
一度に挟着し、しかる後支持杆体64を上昇させることに
より治具53、53a …を持ち上げる。
【0035】続いて、駆動モーター70の作動により台車
60が治具搬送ライン54上方から焼成台車47、47a …の上
方へ移動させると共に、その過程において支持杆体64を
90度正転回させて縦列状態の治具53、53a …を横列状
態に変換し、そして支持杆体64を下降させて焼成台車4
7、47a …上に治具53、53a …を載置すると共に、挟持
板75、75a による挟着を解除して、焼成台車47、47a …
上に治具53、53a …を移載する。
【0036】そして、以上の動作を反復することにより
焼成台車47、47a …上に、白地Wbを載置した治具53、53
a …を積み上げ、第1列分が完了した後、焼成台車47、
47a…が所定量前方へ移動して、第1列の後方に第2
列、第3列を順次積み上げて、焼成台車47、47a …上に
白地Wbを載置した治具53、53a …を積み込む様にしてい
る。
【0037】次に、焼成品Wcの降ろし方法及び焼成品降
ろし装置55a の作用としては、白地積込装置55とは逆の
操作を行って、焼成台車47、47a …上の焼成品Wcを積載
した治具53、53a …を治具搬送ライン54始端側に移載す
ると共に、治具搬送ライン54上の治具53、53a …上の焼
成品Wcを焼成品搬出ライン6a始端側上に移載する様にし
ている。
【0038】
【発明の効果】要するに本発明は、焼成台車に対し白地
又は焼成品が載置された治具を積み込んだり、降ろす方
法において、白地搬入ライン6により平伏搬入された縦
列状態の複数枚の白地Wbを吸着搬送して、治具搬送ライ
ン54上の縦列状態の治具53、53a …上に移載すると同時
にかかる治具53、53a …を一度に挟着し、90度転回さ
せて白地Wbを横列状態としながら焼成台車47、47a …上
方まで搬送した後、下動させて焼成台車47、47a …に積
み込んだり、焼成品Wcが載置された焼成台車47、47a …
上の横列状態の治具53、53a …を一度に挟着すると同時
に治具53、53a …上の焼成品Wcを吸着して上動させ、9
0度転回させて治具53、53a …を縦列状態としながら搬
送して治具搬送ライン54上に降ろした後、治具53、53a
…の挟着を解除し焼成品Wcだけを吸着した状態で焼成品
搬出ライン6aへ搬送して降ろす様にしたので、白地Wbの
治具53、53a …への積込み、及び該治具53、53a …の焼
成台車47、47a …への積込み、並びに治具53、53a …の
焼成台車47、47a …からの降ろし、及び降ろされた治具
53、53a …からの焼成品Wcの降ろしを夫々一連の工程で
行うことが出来るため、積込・降ろし工程の簡略化、所
要時間の短縮化及び省力化を図ることが出来る。
【0039】又、瓦製造システム1における焼成装置部
4の焼成台車47、47a …の移動ライン48側方に白地搬入
ライン6及び焼成品搬出ライン6aを並設し、一方白地搬
入ライン6及び焼成品搬出ライン6a側方に焼成台車47、
47a …から降ろされた治具53、53a …を搬送する治具搬
送ライン54を並設したので、設置スペースの関係上、瓦
製造システム1全体を細長状にする必要があり、上記各
ラインを並設することにより纏まりのあるシステムにす
ることが出来る。
【0040】又、治具搬送ライン54、白地搬入ライン6
又は焼成品搬出ライン6a、移動ライン48を跨ぐ様に夫々
配設した機枠56上に、往復移動自在な台車60を配設し、
該台車60下方に治具搬送ライン54終端上又は焼成台車4
7、47a …上の直列状態の治具53、53a …を挟持する一
対の挟持板75、75a を昇降自在且つ水平転回自在に配設
したので、焼成台車47、47a …は幅方向に治具53、53a
…を列設して積み上げる形式のものであるのに対し、治
具搬送ライン54は設置スペースの関係上、焼成台車47、
47a …の移動ライン48と平行に設けられるために、焼成
台車47、47a …上の治具53、53a …の列と治具搬送ライ
ン54上の治具53、53a …の列は直角状態となるが、挟持
板75、75a を水平転回自在自在で、焼成台車47、47a …
と治具搬送ライン54間の搬送過程において挟持板75、75
a を90度水平転回させることが出来るため、焼成台車
47、47a …に対する治具53、53a …の積込み、降ろしを
滞りなくスムーズに行うことが出来る。
【0041】又、挟持板75、75a 間に白地Wb又は焼成品
Wcの吸着部71、71a …を昇降自在に配設したので、挟持
板75、75a により治具53、53a …を、吸着部71、71a …
により白地Wb又は焼成品Wcを夫々が独立して保持可能に
なるため、白地Wb又は焼成品Wcだけであっても、或いは
治具53、53a …上に白地Wb又は焼成品Wcを載せた状態で
あっても、自由に移送出来る等その実用的効果甚だ大な
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る白地又は焼成品の積込・降ろし装
置の要部正面図である。
【図2】図1の一部を破断した要部側面図である。
【図3】図1のAーA拡大断面図である。
【図4】図1のBーB拡大断面図である。
【図5】瓦製造システムにおける上層部の平面図であ
る。
【図6】瓦製造システムにおける下層部の平面図であ
る。
【図7】白地又は焼成品の積込・降ろし装置の概略平面
図である。
【図8】白地又は焼成品の積込・降ろし過程を示す正面
図である。
【図9】素地の吸着移送装置の要部正面図である。
【図10】図9の一部を破断した要部側面図である。
【符号の説明】
1 瓦製造システム 4 焼成装置部 6 白地搬入ライン 6a 焼成品搬出ライン 47、47a … 焼成台車 48 移動ライン 53、53a … 治具 54 治具搬送ライン 56 機枠 60 台車 71、71a … 吸着部 75、75a 挟持板 Wb 白地 Wc 焼成品

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼成台車に対し白地又は焼成品が載置さ
    れた治具を積み込んだり、降ろす方法において、白地搬
    入ラインにより平伏搬入された縦列状態の複数の白地を
    吸着搬送して、治具搬送ライン上の縦列状態の治具上に
    移載すると同時にかかる治具を一度に挟着し、90度転
    回させて白地を横列状態としながら焼成台車上方まで搬
    送した後、下動させて焼成台車に積み込んだり、焼成品
    が載置された焼成台車上の横列状態の治具を一度に挟着
    すると同時に治具上の焼成品を吸着して上動させ、90
    度転回させて治具を縦列状態としながら搬送して治具搬
    送ライン上に移載した後、治具の挟着解除により焼成品
    だけを吸着した状態で焼成品搬出ラインへ搬送して降ろ
    す様にしたことを特徴とする焼成台車に対する白地又は
    焼成品の積込・降ろし方法。
  2. 【請求項2】 瓦製造システムにおける焼成装置部の焼
    成台車の移動ライン側方に白地搬入ライン及び焼成品搬
    出ラインを並設し、一方白地搬入ライン及び焼成品搬出
    ライン側方に焼成台車から降ろされた治具を搬送する治
    具搬送ラインを並設し、治具搬送ライン、白地搬入ライ
    ン又は焼成品搬出ライン、移動ラインを跨ぐ様に配設し
    た機枠上に、往復移動自在な台車を配設し、該台車下方
    に治具搬送ライン終端上又は焼成台車上の直列状態の治
    具を挟持する一対の挟持板を昇降自在且つ水平転回自在
    に配設すると共に、該挟持板間に白地又は焼成品の吸着
    部を昇降自在に配設したことを特徴とする焼成台車に対
    する白地又は焼成品の積込・降ろし装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108820858A (zh) * 2018-07-18 2018-11-16 无锡黎曼机器人科技有限公司 射蜡机取件机器人
CN114148910A (zh) * 2021-12-10 2022-03-08 江苏宇山红智能装备有限公司 一种活动双模夹坯机及一种加气砖装夹转移的方法

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