JPH11349105A - 物品処理装置 - Google Patents

物品処理装置

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JPH11349105A
JPH11349105A JP16122298A JP16122298A JPH11349105A JP H11349105 A JPH11349105 A JP H11349105A JP 16122298 A JP16122298 A JP 16122298A JP 16122298 A JP16122298 A JP 16122298A JP H11349105 A JPH11349105 A JP H11349105A
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cassette
articles
stacker crane
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JP16122298A
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Hideaki Fujii
英明 藤井
Hide Kurosawa
秀 黒沢
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の処理ラインを備えた物品処理装置にお
いて、各処理ライン間の物品搬送を簡単化し且つ物品保
管スペースを小さくする。 【解決手段】 物品を複数段に保管する保管部8と物品
の出し入れを行うスタッカークレーン7を備えた自動倉
庫1の両側に、複数の処理ライン2A、2B、2Cを、
それぞれの供給装置25、排出装置26が保管部8の下
方に位置するように配置し、自動倉庫1に保管した物品
を、各処理ラインに対してスタッカークレーン7を用い
て供給し、また処理済の物品をスタッカークレーン7を
用いて自動倉庫1に戻し、保管する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品に対して複数
の処理を施すための物品処理装置、例えば、プラズマデ
ィスプレイパネル製造工程、カラーフィルター製造工
程、液晶製造工程等において、ガラス板(物品)に対し
て各種の処理を施すような、物品処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プラズマディスプレイパネルの製造工程
には、ガラス板に対して種々な処理を行う工程、例え
ば、電極層を形成する工程、誘電体層を形成する工程、
リブ層を形成する工程、焼成工程、蛍光面を形成する工
程等が含まれている。従来、これらの処理は、それぞれ
で、或いは2〜3の処理を連続して行うような自動化が
図られており、複数の処理ラインに分けて自動的に行わ
れている。なお、全部の処理を一つの自動化ラインで実
施しないのは、各処理における処理速度が異なるので、
全体を一つの自動化ラインとすると処理速度を最低の処
理速度に合わせなければならず、生産性が悪くなるた
め、或いは、一つの処理位置で故障が生じた時には全体
を停止させなければならず、稼働率が低下するため等で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、複数の処理
ラインでガラス板等の物品に対する処理を行う場合、一
つの処理ラインでの処理を終わった物品を次の処理ライ
ンに輸送することが必要であり、このため各処理ライン
間に物品の搬送手段を設けなければならず、多数の搬送
手段を必要とし、設備費が高くなるという問題があっ
た。また、各処理ラインでの処理速度に差があり、ま
た、ライン停止時期も異なるため、各処理ライン間に物
品を一時的に蓄えるバッファエリアを必要とし、このた
め工場内に多数のバッファエリアを設けなければなら
ず、広い設置面積を必要とするといった問題もあった。
【0004】本発明は、上述の問題点に鑑みて為された
もので、複数の処理ラインを設ける場合において、各処
理ライン間の物品搬送を簡略化し、且つバッファエリア
も小さくすることの可能な物品処理装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した従来の
問題点を解決するために、各処理ライン間で搬送する物
品を一時的に蓄える手段として、スタッカークレーンを
用いた自動倉庫を用い、その自動倉庫に隣接して複数の
処理ラインを配置すると共に、各処理ラインの供給装置
と排出装置の一方若しくは双方を前記スタッカークレー
ンで物品の出し入れを行いうる位置に配置するという構
成としたものである。本発明はこの構成により、共通の
スタッカークレーンを用いて複数の処理ラインに対する
物品の供給及び排出を行うことができ、各処理ライン間
での物品搬送手段を簡略化でき、しかも、自動倉庫が複
数の処理ライン間で物品を一時的に保管するバッファと
して作用するため、各処理ラインの下流或いは上流にそ
れぞれバッファエリアを設ける場合に比べて設置面積を
小さくできる。また、スタッカークレーンを用いた自動
倉庫であるので、物品を複数段に収容することが可能で
あり、この点からも設置面積を小さくできる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の物品処理装置は、物品を
保管する複数の保管スペースを複数段に備えた保管部と
その保管スペースに対して物品を出し入れするスタッカ
ークレーンとを備えた自動倉庫と、その自動倉庫に隣接
して配置された複数の処理ラインとを備え、その処理ラ
インのそれぞれが、処理すべき物品をライン内に供給す
るための供給装置と処理済の物品を送り出すための排出
装置の少なくとも一方を、前記スタッカークレーンで物
品の出し入れを行いうる位置に配置していることを特徴
とし、これにより、スタッカークレーンを用いて物品を
一つの処理ラインに供給し、処理後の物品を再び自動倉
庫に保管し、適当なタイミングでスタッカークレーンを
用いてその物品を次の処理ラインに供給し、処理後は再
び自動倉庫に戻して保管するという動作を自動的に行う
ことができ、この動作を複数の処理ラインについて逐次
実施することで、一つの物品に対して必要な複数の処理
を逐次実施することができる。
【0007】ここで、自動倉庫は1個のみを用いてもよ
いし、複数個を用いても良い。1個の自動倉庫を用いる
場合には、複数の処理ラインの供給装置と排出装置を共
に自動倉庫のスタッカークレーンで物品の出し入れを行
いうる位置に配置する構成とすることが好ましい。この
構成とすると、単一の自動倉庫によって、複数の処理ラ
インに対して物品供給を行い、且つ、回収して保管する
という動作を行うことができる。また、複数の自動倉庫
を用いる場合には、いくつかの処理ラインを、少なくと
も2個の自動倉庫の間に延びるように配置し、それぞれ
の供給装置及び排出装置の一方を、一方の自動倉庫のス
タッカークレーンで物品の出し入れを行いうる位置に配
置し、前記供給装置及び排出装置の他方を、他方の自動
倉庫のスタッカークレーンで物品の出し入れを行いうる
位置に配置することが好ましい。この構成とすると、複
数の自動倉庫のそれぞれによって、複数の処理ラインに
対して物品を供給し、また、回収して保管するという動
作を行うことができる。
【0008】前記処理ラインの供給装置及び排出装置
は、前記自動倉庫の保管部の横に並べて設けてもよい
が、保管部を上方に配置し、その下方に前記供給装置及
び排出装置を配置する構成とすることが、設置面積を小
さくできるので、好ましい。
【0009】1個の自動倉庫を用いる場合にはその自動
倉庫の構成として、また、複数の自動倉庫を用いる場合
には少なくとも一つの自動倉庫の構成として、物品を保
管するための多数の保管スペースを備えた保管部を、ス
タッカークレーンの直線状の走行経路をはさんだ両側に
配置した構成とし、そのスタッカークレーンの直線状の
走行経路をはさんだ両側に、前記複数の処理ラインを配
置することが好ましい。この構成とすると、小さい設置
面積に自動倉庫及び複数の処理ラインを配置することが
できるばかりでく、スタッカークレーンの走行長さを短
くでき、スタッカークレーンによる物品の搬送を敏速に
行うことが可能となる。
【0010】本発明で処理の対象とする物品は、特に限
定されるものではないが、具体例として、プラズマディ
スプレイパネルを製造するためのガラス板、カラーフィ
ルタを製造するためのガラス板、プロジェクションスク
リーンを製造するためのアクリル板、シャドウマスクや
リードフレームを製造するための金属板等の板状体を挙
げることができ、特に一つの物品に対して処理を施す回
数の多いものに本発明適用の効果が大きい。
【0011】物品として板状体のものを取り扱う場合に
は、直接その板状体を取り扱うと効率が悪く且つ破損等
の恐れも生じる。そこで、その場合には、複数の物品
(板状体)を一つのカセットに収容し、その状態で自動
倉庫に保管し且つスタッカークレーンで処理ラインに対
して出し入れする構成とすることが好ましい。なお、こ
の場合には各処理ラインの供給装置には、カセットから
内部の物品(板状体)を次々とラインに供給する手段を
設け、且つ排出装置には、空のカセット内にラインから
の物品(板状体)を次々と収納させる手段を設けてお
き、前記スタッカークレーンはこの供給装置、排出装置
に対してカセットの出し入れを行うこととなる。
【0012】
【実施例】以下、図面に示す本発明の好適な実施例を説
明する。図1は本発明をプラズマディスプレイパネルの
製造に適用した実施例による物品処理装置を、自動倉庫
の保管部を省略して示す概略平面図、図2はその物品処
理装置の自動倉庫及びその近傍の概略平面図、図3はそ
の物品処理装置を図2の矢印A−A方向に見て、且つス
タッカークレーンの位置を変えて示す概略側面図、図4
はその物品処理装置を、図2の矢印B−B方向に見た概
略断面図である。図1〜図4において、本実施例の物品
処理装置は、処理すべき物品であるガラス板を保管し且
つ自動出し入れを行うことの可能な自動倉庫1と、その
両側に隣接して配置された複数の処理ライン2A、2
B、2C、2D等を備えている。ここで、ガラス板(物
品)の自動倉庫における保管や、処理ラインに対する出
し入れは、複数のガラス板をカセット3に収容させた状
態で行う構成としている。カセット3の構造については
後述する。
【0013】自動倉庫1は、床に直線状に配置された下
部レール5と、上方に平行に配置された上部レール6
と、そのレール5、6に沿って走行するスタッカークレ
ーン7と、そのスタッカークレーン7の直線状の走行経
路をはさんだ両側に配置された保管部8等を備えてい
る。この保管部8は、図3、図4から良く分かるよう
に、適当な高さの架台10の上に設けられており、カセ
ット3を保管する複数の保管スペース11を複数段に備
えると共に各保管スペース11内にカセット3を保持す
るための棚12を備えている。
【0014】スタッカークレーン7は、下部レール5上
を走行する台車15と、その台車15に直立して設けら
れた一対のマスト16と、その一対のマスト16の上端
を連結した上部フレーム17と、一対のマスト16に沿
って昇降する昇降フレーム18と、その昇降フレーム1
8に保持され、昇降フレーム18上と左右に突出した位
置に移動するように設けられたスライドフォーク19等
を備えており、台車15が、カセット3を出し入れする
ための所望位置に走行し、昇降フレーム18が所望高さ
に昇降し、次いでスライドフォーク19が右又は左に突
き出ることで、カセット3を保管部8の所望の保管スペ
ース11に対して出し入れすることができるものであ
る。なお、これらの動作は図示しない制御装置によって
自動的に行われる。
【0015】図1において、処理ライン2A、2B、2
C、2Dはそれぞれ略U字状に配置されており、その一
端から他端に向かってガラス板が自動的に搬送され、そ
の途中でガラス板に対して種々な処理を自動的に行うも
のである。例えば、処理ライン2Aは、電極層を形成す
るライン、処理ライン2Bは、誘電体層を形成するライ
ン、処理ライン2Cは、リブ層を形成するライン、処理
ライン2Dは蛍光面を形成するライン等である。なお、
プラズマディスプレイパネルの製造に当たっては、更に
他の処理(例えば、焼成処理等)が必要であり、そのた
めの処理ラインも自動倉庫1の両側に処理ライン2A、
2B、2C、2Dと同様に配置してもよいが、本実施例
では別の場所で行うものとし、ここでは図示を省略して
いる。処理ライン2A、2B、2C、2Dは、中間の適
当な位置(例えば、U字の底部位置)を高架搬送として
その下を作業者が通行可能としており、これによって処
理ラインのU字内の領域への立入りを可能としている。
なお、処理ラインの配置形状は、図示した略U字状に限
らず、適宜変更可能であり、また、途中から複数の通路
(ライン)に分岐した構成とすることもでき、供給され
たガラス板に対する処理内容に応じて分岐した通路を使
い分けるようにしてもよい。
【0016】処理ライン2A、2B、2C、2Dはそれ
ぞれ、その一端に、ガラス板を収容した状態で供給され
るカセット3を受け取り、そのカセット3からガラス板
をライン内に次々と供給するための供給装置即ちローダ
25を備えており、他端に、処理ラインで処理されて次
々と送られてくるガラス板をカセット3内に収納させ、
ガラス板を収容した後のカセット3を取り出させるため
の排出装置即ちアンローダ26を備えている。このロー
ダ25はスタッカークレーン7によって運ばれてきたカ
セット3を受け取ることのできる位置に配置されてお
り、またアンローダ26は、そのアンローダ26で保持
しているカセット3をスタッカークレーン7で取り出す
ことのできる位置に配置されている。更に、具体的に
は、ローダ25及びアンローダ26は、図3、図4から
良く分かるように、スタッカークレーン7の走行経路に
沿って設けている保管部8を支持した架台10の下方に
配置されている。この構成により、小さい設置面積で保
管部8と、ローダ25、アンローダ26等を設置できる
利点が得られる。
【0017】次に、カセット3及びローダ25の構成を
説明する。図5はローダ25にカセット3を保持させた
状態を示す概略断面図、図6はそのローダ25を図5の
矢印C−C方向に見た概略端面図である。カセット3
は、底板30、天板31、側板32等を備えた箱状のも
のであり、更に、複数のガラス板33を水平状態に且つ
間隔を開けて保持することができるよう、複数の支持ロ
ッド35を設けている。更に、カセット3からガラス板
33を矢印Dで示す方向に出し入れすることができるよ
う、カセット3の端部は開口している。また、底板30
には、ガラス板送り出し用のコロ37をカセット3内に
進入させることができるよう、開口38を設けている。
【0018】ローダ25は、図6から良く分かるよう
に、保持するカセット3の両側に位置するように設けた
昇降装置40と、その昇降装置40で昇降させられる昇
降板41と、その昇降板41に取り付けられ、カセット
3の端部の底面を支持する支持部材42を備えている。
この構成により、スタッカークレーンのスライドフォー
ク19で保持したカセット3を、図5に矢印Eで示す方
向に送り込んで支持部材42に乗せたり、その逆に取り
出したりすることができると共に、支持部材42に保持
したカセット3を昇降させることができる。
【0019】ローダ25は更に、支持部材42で保持さ
れたカセット3の下方に位置するように、複数のコロ3
7を設けている。このコロ37は支持フレーム45によ
って定位置に保持されており、且つ図示しない駆動装置
によって回転駆動される構成となっている。複数のコロ
37の下流(図5では右側)には、コロ37と同一高さ
にコロコンベア47が設けられている。この構成によ
り、昇降装置40によりカセット3を図5、図6に示す
位置よりも更に下降させて、最下部のガラス板33をコ
ロ37の上に乗せ、その状態でコロ37を回転させるこ
とにより、そのコロ37で支持したガラス板33をカセ
ット3から矢印D方向に送り出し、コロコンベア47で
処理ライン内に送り出すことができ、そのガラス板33
を送り出した後は、再びカセット3を少し下降させて、
次のガラス板33をコロ37に乗せ、搬出させることが
でき、この動作を繰り返すことでカセット3からガラス
板33を次々と処理ライン内に送り出すことができる。
【0020】各処理ラインに設けているアンローダ26
も、図5、図6に示すローダ25と同様な構成ものであ
り、且つ、コロコンベア47及びコロ37によるガラス
板搬送方向を逆方向とし、カセット3をガラス板33の
搬入毎に1ピッチずつ上昇させることで、ラインから送
られてくるガラス板を次々とカセット3内に送り込み、
所定位置に収納させることができる。
【0021】図1において、50は、自動倉庫1に対し
て外部から、自動搬送台車(図示せず)等によって供給
されるカセット3を受け入れるための受入れコンベア、
51はその受入れコンベア50からのカセット3をスタ
ッカークレーン7に対して受け渡すために方向変換する
ロータリーテーブルであり、上面に、カセット3を受け
入れ且つスタッカークレーン7に対して受渡し可能な位
置に送るためのコロコンベア52を備えている。また、
55はカセット3の方向変換を行うためのロータリーテ
ーブルであり、上面にコロコンベア56を設けている。
このロータリーテーブル55も、その上のコロコンベア
56に対してスタッカークレーン7でカセット3を出し
入れ可能な位置に設けられており、自動倉庫1に保管し
ているカセット3或いは各処理ラインに対して出し入れ
するカセット3の方向変換が必要となった時、スタッカ
ークレーン7でカセット3をコロコンベア56上に供給
し、コロコンベア56でそのカセット3をロータリーテ
ーブル55のほぼ中心に送り込み、次いでロータリーテ
ーブル55を180°回転させてカセットの方向を入れ
換え、次いでコロコンベア56でそのカセット3をコロ
コンベア56の端部に送り出し、スタッカークレーン7
に受け渡すという動作を行うことでカセットの方向変換
を行うことができる。58は処理済のガラス板を収容し
たカセット3を次工程に送り出すコンベアであり、これ
もスタッカークレーン7からカセット3を受け取ること
のできる位置に配置されている。
【0022】次に、上記構成による物品処理装置の動作
を説明する。なお、図示は省略しているが、自動倉庫1
を管理するためのコンピュータ、及び保管部8や各処理
ライン2A、2B、2C、2D等に対してスタッカーク
レーン7によるカセット3の出し入れを制御するための
制御装置が設けられており、以下の動作を自動的に行う
構成となっている。
【0023】図1において、自動搬送台車等が処理前の
ガラス板を収容したカセット3を受入れコンベア50に
供給すると、受入れコンベア50がそのカセット3をロ
ータリーテーブル51に送り出し、ロータリーテーブル
51がカセット3をスタッカークレーン7に対して受け
渡す方向に方向変換させる。次いで、スタッカークレー
ン7がそのロータリーテーブル51の前に移動し、スラ
イドフォーク19(図4参照)でロータリーテーブル5
1からカセット3を取り出し、保管部8の適当なスペー
ス11に送り込み、保管する。
【0024】各処理ライン2A、2B、2C、2Dで
は、それぞれのローダ25(図5参照)にセットしてい
るカセット3からガラス板33が次々と送り出され、処
理ラインを通過して所定の処理が行われ、処理されたガ
ラス板がアンローダ26でカセット3内に次々と収納さ
れる。そして、ローダ25のカセット3が空になると、
その処理ラインは、自動倉庫1の制御装置に対して、新
たなガラス板の供給を要求する。これに応じて、スタッ
カークレーン7が空のカセット3をローダ25から取り
出して、自動倉庫1内の適当な位置に保管し、次いで、
自動倉庫1から、その処理ラインに対して供給すべきガ
ラス板の入ったカセット3を運び出し、ローダ25に供
給する。また、アンローダ26のカセット3が満杯にな
ると、その処理ラインは、自動倉庫1の制御装置に対し
て、カセット3の排出を要求する。これに応じて、スタ
ッカークレーン7が満杯のカセット3をアンローダ26
から取り出して、自動倉庫1内の適当な位置に保管し、
次いで、自動倉庫1から、空のカセット3を運び出して
アンローダ26にセットする。以上のようにして、共通
の自動倉庫1に、処理前のガラス板、各処理工程を経た
後のガラス板等がカセット3に収容した状態で保管さ
れ、共通のスタッカークレーン7によって複数の処理ラ
イン2A、2B、2C、2Dに対して、所望のガラス板
の供給、排出が行われる。また、次工程に送るべきガラ
ス板を収容したカセット3は、スタッカークレーン7に
よってコンベア58に乗せられ、コンベア58によって
送り出される。
【0025】なお、上記実施例では、自動倉庫1の両側
に処理ライン2A、2B、2C、2Dを配置したが、本
発明はこの構成に限らず、片側のみに配置する構成とし
てもよい。しかしながら、図示したように、自動倉庫1
の両側に処理ラインを配置する構成とすると、全体をコ
ンパクトに配置できるばかりでなく、スタッカークレー
ン7の走行距離を短くすることができ、スタッカークレ
ーン7によるカセットの運搬時間を短縮できる利点が得
られる。また、上記実施例では、処理ライン2A、2
B、2C、2Dの供給装置及び排出装置のすべてを、自
動倉庫1のスタッカークレーン7によってカセットの出
し入れ可能な位置に配置し、従って、全ての処理ライン
に対して自動倉庫1からガラス板を供給し、自動倉庫1
にガラス板を戻す構成としているが、いずれかの処理ラ
インの供給装置を、自動倉庫1から離れた位置に配置し
て、その供給装置に自動倉庫のスタッカークレーン以外
の手段(例えば、搬送台車)を用いて、ガラス板を収納
したカセットを供給するように構成するとか、いずれか
の処理ラインの排出装置を自動倉庫1から離れた位置に
配置して、その排出装置からガラス板を収納したカセッ
トを自動倉庫以外の位置に直接搬送するように構成して
もよい。
【0026】更に、本発明では複数の自動倉庫を使用す
ることも可能であり、図7はその場合の実施例を示して
いる。図7の実施例では、図1〜図6に示す実施例の自
動倉庫1と同様な構成の自動倉庫1に平行に、同様な構
成の第二の自動倉庫1Aが設けられている。そして複数
の処理ライン2C、2Dがその二つの自動倉庫1、1A
の間に延びるように配置され、処理ライン2Cの供給装
置25と処理ライン2Dの排出装置26が一方の自動倉
庫1のスタッカークレーン7でカセットの出し入れを行
いうる位置に配置され、処理ライン2Cの排出装置26
と処理ライン2Dの供給装置25が他方の自動倉庫1A
のスタッカークレーン7でカセットの出し入れを行いう
る位置に配置されている。この実施例では、処理ライン
2Cで処理されたガラス板を自動倉庫1Aで保管し、適
当な時期に処理ライン2Dに供給して所定の処理を行
い、その後自動倉庫1に戻すことができ、結局二つの自
動倉庫1、1Aによってガラス板の保管や各処理ライン
への供給、搬出を行うことができる。
【0027】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、各処理ライン間で搬送する物品を一時的に蓄える手
段として、スタッカークレーンを用いた自動倉庫を用
い、その自動倉庫に隣接して複数の処理ラインを配置
し、前記スタッカークレーンで各処理ラインに対する物
品の供給や排出を行う構成としたことにより、共通のス
タッカークレーンを用いて複数の処理ラインに対する物
品の供給及び排出を行うことができ、各処理ライン間で
の物品搬送手段を簡略化でき、しかも、自動倉庫が複数
の処理ライン間で物品を一時的に保管するバッファとし
て作用するため、各処理ラインの下流或いは上流にそれ
ぞれバッファエリアを設ける場合に比べて設置面積を小
さくできる等の効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をプラズマディスプレイパネルの製造に
適用した実施例による物品処理装置を、自動倉庫の保管
部を省略して示す概略平面図
【図2】図1の物品処理装置の自動倉庫及びその近傍の
概略平面図
【図3】図2に示す物品処理装置を図2の矢印A−A方
向に見て、且つスタッカークレーンの位置を変えて示す
概略側面図
【図4】図2に示す物品処理装置を、図2の矢印B−B
方向に見た概略断面図
【図5】図1の実施例に用いているローダ及びカセット
の概略断面図
【図6】ローダ及びカセットを、図5の矢印C−C方向
に見た概略端面図
【図7】本発明の他の実施例を示す、図1と同様な概略
平面図
【符号の説明】
1、1A 自動倉庫 2A、2B、2C、2D 処理ライン 3 カセット 5 下部レール 7 スタッカークレーン 8 保管部 10 架台 11 保管スペース 12 棚 15 台車 16 マスト 18 昇降フレーム 19 スライドフォーク 25 ローダ 26 アンローダ 30 底板 33 ガラス板 35 支持ロッド 37 コロ 40 昇降装置 41 昇降板 42 支持部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品を保管する複数の保管スペースを複
    数段に備えた保管部とその保管スペースに対して物品を
    出し入れするスタッカークレーンとを備えた自動倉庫
    と、その自動倉庫に隣接して配置された複数の処理ライ
    ンとを備え、その処理ラインのそれぞれが、処理すべき
    物品をライン内に供給するための供給装置と処理済の物
    品を送り出すための排出装置の少なくとも一方を、前記
    スタッカークレーンで物品の出し入れを行いうる位置に
    配置していることを特徴とする物品処理装置。
  2. 【請求項2】 前記自動倉庫が少なくとも2個設けられ
    ており、前記複数の処理ラインのいくつかが、少なくと
    も2個の自動倉庫の間に延びて配置され、それぞれの供
    給装置及び排出装置の一方を、一方の自動倉庫のスタッ
    カークレーンで物品の出し入れを行いうる位置に配置
    し、前記供給装置及び排出装置の他方を、他方の自動倉
    庫のスタッカークレーンで物品の出し入れを行いうる位
    置に配置していることを特徴とする請求項1記載の物品
    処理装置。
  3. 【請求項3】 前記処理ラインの供給装置及び排出装置
    が、前記自動倉庫の保管部の下方に設けられていること
    を特徴とする請求項1又は2記載の物品処理装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも1個の自動倉庫の保管部が、
    スタッカークレーンの直線状の走行経路をはさんだ両側
    に配置されており、更に、その自動倉庫の両側に複数の
    処理ラインが配置されていることを特徴とする請求項1
    から3のいずれか1項記載の物品処理装置。
  5. 【請求項5】 前記物品が板状体のものであり、複数の
    物品をカセットに収容した状態で前記自動倉庫に保管し
    且つ前記スタッカークレーンで処理ラインに対して出し
    入れする構成としたことを特徴とする請求項1から4の
    いずれか1項に記載の物品処理装置。
JP16122298A 1998-06-10 1998-06-10 物品処理装置 Pending JPH11349105A (ja)

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