JP2002167038A - 基板移載装置 - Google Patents

基板移載装置

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JP2002167038A
JP2002167038A JP2000366134A JP2000366134A JP2002167038A JP 2002167038 A JP2002167038 A JP 2002167038A JP 2000366134 A JP2000366134 A JP 2000366134A JP 2000366134 A JP2000366134 A JP 2000366134A JP 2002167038 A JP2002167038 A JP 2002167038A
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Japan
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cassette
substrate
level
lowering
lowering means
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JP2000366134A
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English (en)
Inventor
Takaaki Hasegawa
敬晃 長谷川
Kengo Matsuo
研吾 松尾
Takahisa Suzuki
孝久 鈴木
Hiroki Murakami
弘記 村上
Hiroshi Suzuoka
浩 鈴岡
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可動要素が少なく、広いスペースをとらず、
プロセスの稼働効率を高める基板移載装置を提供する。 【解決手段】 水平にした基板1が多段に収納されてい
るカセット2を所定のカセット搬送水準で搬送するカセ
ット搬送手段3を設け、搬送されたカセット2をカセッ
ト搬送水準より下に下降させるカセット下降手段4を設
け、その下降するカセット2の下で基板を待ち受けるロ
ーラ5を設け、上記カセット2を下降させることによ
り、カセット2内の基板1を上記ローラ5に到着させ、
このローラ5により上記カセット搬送水準より低い基板
移載水準で基板1をカセット2外に移載し、さらにカセ
ット2を下降させることにより、順次、上記基板移載水
準で基板1をカセット2外に移載する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板をカセットか
ら取り出してプロセスに受け渡す、或いは基板をプロセ
スから受け取ってカセットに収納するための移載装置に
係り、特に、可動要素が少なく、広いスペースをとら
ず、プロセスの稼働効率を高める基板移載装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】フラットパネルディスプレイの製造ライ
ンにおいて、パネル用のガラス基板は、各プロセスにお
いて単葉毎に処理されるが、プロセス間では複葉のガラ
ス基板をカセットに収納して一括搬送される。従って、
搬送ラインとプロセスとの間で、カセットから単葉のガ
ラス基板を取り出してプロセスに受け渡す、或いはプロ
セスから受け取った単葉のガラス基板をカセットに収納
するための移載装置(ローダ・アンローダ)が使用され
る。移載の方式として、ローラ式とハンド式とが一般に
採用されている。以下、カセットからガラス基板を取り
出す場合について説明する。
【0003】ハンド式は、ガラス基板を載せることので
きるロボットハンドをカセット内のガラス基板の下に差
し込み、そのロボットハンドを上昇させることにより、
ガラス基板をカセットから離間させてロボットハンド上
に載せ、そのロボットハンドをカセット外へ移動させた
後、ロボットハンドからプロセスにガラス基板を受け渡
す方式である。
【0004】ローラ式は、ローラをカセット内に挿入
し、このローラによってガラス基板をプロセスに移送す
る方式である。従来のローラ式は、ローラをカセットの
下方から上昇させてカセット内に挿入している。カセッ
ト内の最下段の基板をローラで送り出した後は、それよ
り高い位置に次に送り出す基板があるが、プロセスにて
基板を受け取る高さを固定とするために、カセットを下
降させる手段が必要になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ハンド式は、カセット
とプロセスとの間にロボットハンドがカセット内外を運
動するためのスペースを必要とする。カセットを設置す
る場所とプロセスとの間には、上記の運動スペースだけ
でなく、その運動スペースの側方にも無駄スペースが生
じてしまう。その結果として製造ライン全体の占めるス
ペースが大きくなってしまう。フラットパネルディスプ
レイの製造ラインは、その全体をクリーンルーム内に設
置するなどして清浄雰囲気に管理することが必要である
ため、占有スペースが大きいことはコスト的に不利であ
る。その点、ローラ式はカセットとプロセスとの間にス
ペースが要らないので、コスト的に有利である。
【0006】しかしながら、従来のローラ式は、カセッ
トを水平搬送するときのカセット底面の高さ(これをカ
セット搬送水準という)よりもローラが基板を送り出す
高さ(これを基板移載水準という)が高いので、ローラ
を基板移載水準に待機させた状態でカセットをローラの
場所まで搬入しようするとカセットがローラに干渉して
しまう。そこで、予めローラを下方に退避させておき、
カセットをローラの場所に搬入した後、ローラを上昇さ
せてカセット内に挿入している。このため、カセットを
下降させる手段とローラを上昇させる手段とが共に必要
になる。
【0007】ここでカセットは、図18に示されるよう
に、矩形の穴空き板を天板101及び底板102とし、
これら天板101及び底板102の両長辺間を複数の柱
103で支持したものである。また、天板101及び底
板102の両長辺間にはガラス基板を載せ置くためのリ
ブ104を多段に配した棚部材105が設けられてい
る。このリブ104に載せ置かれたガラス基板を短辺に
臨む方向へ取り出すよう、短辺側開口部(基板出口)に
は部材が設けられていない。ローラは、底板102の穴
からカセット内に挿入することになる。このような構造
であるため、カセットを水平搬送するときには、ローラ
を退避させる必要が生じる。
【0008】従来の移載装置のもう一つの問題点とし
て、プロセスの稼働効率の問題点がある。カセットから
基板を取り出しているため、カセットが空になったと
き、その空カセットを充実カセットに交換しなくてはな
らない。このカセット交換の間に、プロセスが最後に受
け取った基板を処理し終えてしまうと、プロセスはカセ
ット交換の終了まで待ち状態になる。プロセスの稼働効
率を高めるには、カセット交換によるプロセスの待ち状
態を短縮させる必要がある。
【0009】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、可動要素が少なく、広いスペースをとらず、プロセ
スの稼働効率を高める基板移載装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、水平にした基板が多段に収納されているカ
セットを所定のカセット搬送水準で搬送するカセット搬
送手段を設け、搬送されたカセットをカセット搬送水準
より下に下降させるカセット下降手段を設け、その下降
するカセットの下で基板を待ち受けるローラを設け、上
記カセットを下降させることにより、カセット内の基板
を上記ローラに到着させ、このローラにより上記カセッ
ト搬送水準より低い基板移載水準で基板をカセット外に
移載し、さらにカセットを下降させることにより、順
次、上記基板移載水準で基板をカセット外に移載するも
のである。
【0011】上記カセット下降手段のカセット搬送方向
直上流にカセット搬送水準でカセットを待機させる待機
場所を設け、上記カセット下降手段のカセット搬送方向
直下流に空カセットをカセット搬送水準で排出する排出
場所を設け、上記ローラにより基板を排出した後、空カ
セットをカセット搬送水準まで復帰させ、この空カセッ
トを上記排出場所へ排出するときに、上記待機場所で待
機していたカセットを上記カセット下降手段まで搬入し
てもよい。
【0012】複数の上記カセット搬送手段、カセット下
降手段及びローラを基板移載水準が同じで各カセットの
基板出口が並ぶよう並列に設け、各カセットから送出さ
れてきた基板をその送出方向にさらに送出可能で、かつ
基板出口の並びに沿って移動自在な基板中継コンベアを
設け、この基板中継コンベアで一方のカセット下降手段
のカセットから送出された基板を基板出口の並びに対向
する任意の送出先に送出する間に、他方のカセット下降
手段ではカセット交換を行ってもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基づいて詳述する。
【0014】本発明に係る基板移載装置は、図1、図2
に示されるように、水平にしたガラス基板1が多段に収
納されているカセット2を所定のカセット搬送水準(図
ではカセット搬送レベル)で搬送するカセット搬送手段
3を設け、搬送されたカセット2をカセット搬送水準よ
り下に下降させるカセット下降手段(図では昇降装置)
4を設け、その下降するカセット2の下で基板を待ち受
けるローラ(図では差込コンベア)5を設け、図3に示
されるように、カセット2を下降させることにより、カ
セット2内のガラス基板1をローラ5に到着させ、この
ローラ5により上記カセット搬送水準より低い基板移載
水準(図では基板搬送レベル)でガラス基板1をカセッ
ト2外に移載し、図4に示されるように、さらにカセッ
ト2を下降させることにより、順次、上記基板移載水準
でガラス基板1をカセット2外に移載するものである。
【0015】カセット2の構造は既に説明したとおりで
ある。
【0016】カセット搬送手段3は、カセット2を短辺
に沿う方向、即ち、紙面の奥行き側から紙面の手前側に
搬送するもので、具体的には、複数の回転要素3aを搬
送方向に並べた回転要素列3bをカセット2の両短辺に
それぞれ沿わせて平行配置したものである。(図6の平
面図を参照)。各回転要素3aの上面がカセット搬送水
準となる。
【0017】カセット下降手段4は、カセット2をカセ
ット搬送手段3に載せたまま昇降するもので、具体的に
は、4本のシリンダ4aをカセット2の底面の四隅にあ
たる位置に配置したものである。カセット搬送手段3の
2つの回転要素列3bがそれぞれ2本のシリンダ4aで
支持されていることになる。シリンダ4aの最大ストロ
ーク位置は、少なくともカセット2がカセット搬送水準
にある位置であり、シリンダ4aの最小ストローク位置
は、少なくともカセット2内の最上段のガラス基板1が
基板移載水準にある位置である。
【0018】ローラ5は、カセット2の底板の穴からカ
セット2内に挿入可能に支持柱5aを配置・構成し、そ
の支持柱5aの頂部に回転要素5bを設け、この回転要
素5bによりカセット2の両短辺側からガラス基板1を
カセット2外に移載するものである。各回転要素5bの
上面が基板移載水準となる。本発明において重要な特徴
点は、ローラ5がカセット下降手段4の復帰状態におい
てカセット搬送手段3より低い位置に配置されているこ
と、及びローラ5が伸縮等の運動をしない固定のもので
あることである。これらの特徴点により、ローラ5は、
カセット下降手段4によって下降するカセット2の下で
ガラス基板1を待ち受け、カセット搬送水準より低い基
板移載水準でガラス基板1をカセット2外に移載するこ
とになる。言い換えると、カセット搬送水準より低いと
ころに基板移載水準を設定したので、専らカセット2を
下降させるだけとし、ローラ5を固定とすることができ
た。即ち、従来より可動要素が少なくできた。
【0019】なお、図示しないがプロセスはカセット下
降手段4上のカセット2の基板出口に臨んでおり、プロ
セスの基板受け取りの水準は、ローラ5による基板移送
の水準に等しいものとする。
【0020】次に、本発明に係る基板移載装置の動作を
図1〜図5を用いて説明する。
【0021】図1は、待機状態を示している。ここで
は、カセット下降手段4の4本のシリンダ4aが最大ス
トロークに伸びており、カセット搬送手段3の2つの回
転要素列3bの上面がカセット搬送水準に位置してい
る。
【0022】図2は、カセット搬送手段3上にカセット
2が配置された状態を示している。ローラ5がカセット
2に届いておらず、このため、カセット2をローラ5に
干渉させることなく、紙面の奥行き側から搬入すること
ができる。
【0023】図3は、カセット下降動作とガラス基板排
出動作とを示している。図2の状態から、カセット2を
下降させることにより、カセット2内の最下段のガラス
基板1をローラ5に到着させてカセット下降を停止さ
せ、その後、ローラ5を駆動してカセット搬送水準より
低い基板移載水準でガラス基板1をカセット2外に移載
する。その後も、カセット2をカセット2内のリブピッ
チずつ下降させることにより、順次、ガラス基板1を固
定の基板移載水準でカセット2外に移載する。
【0024】図4は、最上段のガラス基板1が排出され
ている状態を示している。カセット下降手段4の4本の
シリンダ4aが最小ストロークまで縮んでいる。図3か
ら図4までの過程により、最下段のガラス基板1から最
上段のガラス基板1までが同じ基板移載水準でカセット
2外に移載される。
【0025】図5は、空カセットをカセット搬送水準ま
で復帰させる動作を示している。カセット下降手段4の
4本のシリンダ4aを最大ストロークに伸ばすことによ
り、カセット2が空であるほかは図2と同じ状態にな
る。
【0026】本発明の基板移載装置は、ローラ式を採用
しているので、プロセスに直結することができ、ハンド
式に比べて占有スペースが小さいため、清浄雰囲気に管
理することが必要な工場の空間を小さくし、或いは限ら
れた工場空間を有効利用することが可能になる。
【0027】次に、本発明の他の実施形態を説明する。
【0028】図6〜図11に示した形態は、3ステーシ
ョン式と呼ぶものである。
【0029】図6に示されるように、図1で説明したカ
セット搬送手段(横行コンベア)3、カセット下降手段
4及びローラ(差込コンベア)5が設けられており、カ
セット下降手段4のカセット搬送方向直上流にカセット
搬送水準でカセットを待機させる待機場所(配置場所)
6が設けられ、また、カセット下降手段4のカセット搬
送方向直下流に空カセットをカセット搬送水準で排出す
る排出場所7が設けられている。待機場所6及び排出場
所7には、カセット下降手段4に設けたのと同様のカセ
ット搬送手段3が設けられている。なお、待機場所6に
カセット2を設置する手段、排出場所7より空カセット
2を除去する手段は、限定しない。
【0030】カセット搬送手段3は、複数の回転要素3
aを搬送方向に並べた回転要素列3bをカセット2の両
短辺にそれぞれ沿わせて平行配置したものである。ま
た、カセット下降手段4は、4本のシリンダ4aをカセ
ット2の底面の四隅にあたる位置に配置したものであ
る。
【0031】次に、この基板移載装置の動作を図6〜図
11を用いて説明する。
【0032】図6の状態では、カセット下降手段4が図
1で説明した待機状態にあり、待機場所6、カセット下
降手段4及び排出場所7の各カセット搬送手段3が水平
に並んでいる。ここで、外部より待機場所6にカセット
(充填カセット)2が設置されたものとする。
【0033】図7において、待機場所6からカセット下
降手段4へカセット2を搬送する。これにより、カセッ
ト下降手段4が図2で説明したカセット配置状態とな
る。
【0034】図8において、カセット下降手段4及びロ
ーラ5により、既に説明したカセット下降動作とガラス
基板排出動作とを行う。このとき、カセット2内のガラ
ス基板1が排出終了する以前に、待機場所6には次に使
用するカセット2が設置される。
【0035】カセット2内のガラス基板1が排出終了し
たとき、図9に示されるように、空カセット2をカセッ
ト搬送水準まで復帰させる。そして、この空カセット2
を排出場所7へ排出するとき、図10に示されるよう
に、同時に、待機場所6で待機していたカセット2をカ
セット下降手段4まで搬入する。その後、図11に示さ
れるように、カセット下降手段4を下降させて新しいカ
セット2からのガラス基板排出を行うが、このとき、待
機場所6へのカセット2の設置と、排出場所7からの空
カセット2の除去とを行う。
【0036】以上の説明からわかるように、この基板移
載装置は、カセット下降手段4から空カセット2を排出
場所7へ排出するときに、待機場所6で待機していたカ
セットをカセット下降手段4まで搬入できるので、時間
の無駄がない。また、カセット下降手段4上のカセット
2からガラス基板1をプロセスに移載している間に、待
機場所6へのカセット2の設置と、排出場所7からの空
カセット2の除去とを行うことができ、時間的効率が良
い。
【0037】また、この基板移載装置は、プロセスに直
結することができると共に、待機場所6、カセット下降
手段4及び排出場所7が、それぞれカセット2とほぼ同
じの平面サイズで構成され、しかも互いに隣接させて設
けるので、スペース効率も良い。
【0038】図12〜図17に示した形態は、2ステー
ション式と呼ぶものである。
【0039】図12に示されるように、図1で説明した
カセット搬送手段3、カセット下降手段4及びローラ5
からなる装置が2組設けられており、各組の装置(装置
A、装置B)は、基板移載水準が互いに同じで各カセッ
ト2の基板出口が並ぶよう並列に設けられている。そし
て、これらの基板出口に臨ませて基板中継コンベア8
(受取・受渡コンベア)が設けられている。
【0040】基板中継コンベア8は、各カセット2から
送出されてきたガラス基板1をその送出方向にさらに送
出可能とするべく、複数の回転要素8aを送出方向に並
べたものである。そして、基板中継コンベア8は、基板
出口の並びに沿って移動自在に構成されている。基板中
継コンベア8を移動させる機構については、ここでは限
定しないが、例えば、カセット下降手段4の短辺に平行
なガイド軸8bを2組の装置A,Bに渡らせて設け、こ
れらのガイド軸8bによって基板中継コンベア8を案内
するとよい。
【0041】次に、この基板移載装置の動作を図12〜
図17を用いて説明する。
【0042】図12の状態では、装置Bが図1で説明し
た待機状態にあり、装置Aには既にカセット(充填カセ
ット)2が設置されている。基板中継コンベア8は、装
置Aの基板出口で待機している。
【0043】図13において、装置Aでは、カセット下
降手段4及びローラ5により、カセット下降動作とガラ
ス基板排出動作とを行う。これにより1枚のガラス基板
1が基板中継コンベア8上に載せられることになる。一
方、装置Bでは、カセット下降手段4上に次に使用する
カセット2が設置される。
【0044】次いで、図14に示すように、装置Aのカ
セット下降手段4は、カセット2内の1段上のガラス基
板1を基板移載水準に位置させるべく、下降する。ま
た、ガラス基板1を載せた基板中継コンベア8は、プロ
セス入口まで移動し、ガラス基板1をプロセスへと送り
出す。プロセス入口は、装置A,Bの中央に描かれてい
るが、基板中継コンベア8が移動できる範囲内のどこに
でも設置できる。
【0045】その後、装置Aのカセット下降手段4が順
次、下降し、基板中継コンベア8が装置Aプロセス間を
往復し、装置Aのローラ5による基板排出が繰り返され
る。装置Aのカセット2内のガラス基板1が全て排出終
了したとき、図15に示されるように、空カセット2を
カセット搬送水準まで復帰させる。基板中継コンベア8
は、最後に受け取ったガラス基板1をプロセスに送り出
した後、装置Aに戻らず、装置Bまで移動する。この間
に、装置Aでは空カセット2が除去される。
【0046】次いで、図16に示すように、今度は装置
Bにおいて、カセット下降手段4及びローラ5により、
カセット下降動作とガラス基板排出動作とを行う。これ
により1枚のガラス基板1が基板中継コンベア8上に載
せられることになる。一方、装置Aでは、カセット下降
手段4上に次に使用するカセット2が設置される。
【0047】図17に示すように、装置Bにおいて移載
を行っている間は、基板中継コンベア8が装置Bプロセ
ス間を往復することになる。
【0048】以上の説明からわかるように、この基板移
載装置は、基板中継コンベア8で一方のカセット下降手
段4のカセット2から送出されたガラス基板1を基板出
口の並びに対向する任意の送出先に送出する間に、他方
のカセット下降手段4ではカセット交換を行うので、時
間的効率が良い。
【0049】また、この基板移載装置は、装置A,Bと
プロセスとの間に、基板中継コンベア8が挿入されてい
るので、この基板中継コンベア8上にて、カセット2か
ら受け渡されたガラス基板1を検査したり、プロセス投
入のための予備処理を行うことができる。
【0050】さらに、この基板移載装置は、基板中継コ
ンベア8の移動範囲の任意位置にプロセスを配置するこ
とができる。言い換えると、プロセスに対して基板移載
装置を任意に配置することができ、工場内のレイアウト
の自由度が高くなる。
【0051】なお、これまで、基板をカセットから取り
出してプロセスに受け渡す場合を中心に説明したが、基
板をプロセスから受け取ってカセットに収納する場合で
も、本発明が効果を発揮することは勿論である。
【0052】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
【0053】(1)ローラ式を採用したことにより、プ
ロセス直結が可能となり、スペース効率が向上する。
【0054】(2)カセット搬送水準より低いところに
基板移載水準を設定したので、専らカセットを下降させ
るだけで、ローラを固定とすることができ、可動要素が
少なくできる。
【0055】(3)3ステーション式では、カセット下
降手段上のカセットから基板をプロセスに移載している
間に、待機場所へのカセット設置と排出場所からの空カ
セット除去とを行うことができ、時間的効率が良い。
【0056】(4)2ステーション式では、一方のカセ
ット下降手段のカセットから基板をプロセスに移載して
いる間に、他方のカセット下降手段ではカセット交換を
行うことができ、時間的効率が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す基板移載装置の正面
図である。
【図2】図1の基板移載装置の動作途中の正面図であ
る。
【図3】図1の基板移載装置の動作途中の正面図であ
る。
【図4】図1の基板移載装置の動作途中の正面図であ
る。
【図5】図1の基板移載装置の動作途中の正面図であ
る。
【図6】本発明の他の実施形態を示す基板移載装置の三
面図である。上が平面図、下右が正面図、下左が側面図
である。
【図7】図6の基板移載装置の動作途中の三面図であ
る。
【図8】図6の基板移載装置の動作途中の三面図であ
る。
【図9】図6の基板移載装置の動作途中の三面図であ
る。
【図10】図6の基板移載装置の動作途中の三面図であ
る。
【図11】図6の基板移載装置の動作途中の三面図であ
る。
【図12】本発明の他の実施形態を示す基板移載装置の
三面図である。上が平面図、下右が装置Aの正面図、下
左が側面図である。
【図13】図12の基板移載装置の動作途中の三面図で
ある。
【図14】図12の基板移載装置の動作途中の三面図で
ある。
【図15】図12の基板移載装置の動作途中の三面図で
ある。
【図16】図12の基板移載装置の動作途中の三面図で
ある。
【図17】図12の基板移載装置の動作途中の三面図で
ある。
【図18】カセットの斜視図である。
【符号の説明】
1 ガラス基板 2 カセット 3 カセット搬送手段 4 カセット下降手段(昇降装置) 5 ローラ 6 待機場所 7 排出場所 8 基板中継コンベア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 孝久 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東京エンジニアリング センター内 (72)発明者 村上 弘記 東京都江東区豊洲三丁目2番16号 石川島 播磨重工業株式会社東京エンジニアリング センター内 (72)発明者 鈴岡 浩 東京都江東区毛利一丁目19番10号 石川島 播磨重工業株式会社江東事務所内 Fターム(参考) 2H088 FA17 HA01 3F022 AA08 CC02 EE05 JJ20 LL33 MM01 MM13 MM15 5F031 CA05 DA01 FA02 FA03 FA07 FA11 GA53 GA60 LA15

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平にした基板が多段に収納されている
    カセットを所定のカセット搬送水準で搬送するカセット
    搬送手段を設け、搬送されたカセットをカセット搬送水
    準より下に下降させるカセット下降手段を設け、その下
    降するカセットの下で基板を待ち受けるローラを設け、
    上記カセットを下降させることにより、カセット内の基
    板を上記ローラに到着させ、このローラにより上記カセ
    ット搬送水準より低い基板移載水準で基板をカセット外
    に移載し、さらにカセットを下降させることにより、順
    次、上記基板移載水準で基板をカセット外に移載するこ
    とを特徴とする基板移載装置。
  2. 【請求項2】 上記カセット下降手段のカセット搬送方
    向直上流にカセット搬送水準でカセットを待機させる待
    機場所を設け、上記カセット下降手段のカセット搬送方
    向直下流に空カセットをカセット搬送水準で排出する排
    出場所を設け、上記ローラにより基板を排出した後、空
    カセットをカセット搬送水準まで復帰させ、この空カセ
    ットを上記排出場所へ排出するときに、上記待機場所で
    待機していたカセットを上記カセット下降手段まで搬入
    することを特徴とする請求項1記載の基板移載装置。
  3. 【請求項3】 複数の上記カセット搬送手段、カセット
    下降手段及びローラを基板移載水準が同じで各カセット
    の基板出口が並ぶよう並列に設け、各カセットから送出
    されてきた基板をその送出方向にさらに送出可能で、か
    つ基板出口の並びに沿って移動自在な基板中継コンベア
    を設け、この基板中継コンベアで一方のカセット下降手
    段のカセットから送出された基板を基板出口の並びに対
    向する任意の送出先に送出する間に、他方のカセット下
    降手段ではカセット交換を行うことを特徴とする請求項
    1記載の基板移載装置。
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