JP4766293B2 - 自動倉庫 - Google Patents
自動倉庫 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4766293B2 JP4766293B2 JP2001229373A JP2001229373A JP4766293B2 JP 4766293 B2 JP4766293 B2 JP 4766293B2 JP 2001229373 A JP2001229373 A JP 2001229373A JP 2001229373 A JP2001229373 A JP 2001229373A JP 4766293 B2 JP4766293 B2 JP 4766293B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cassette
- glass plate
- lifting device
- stocker
- conveyor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Warehouses Or Storage Devices (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガラス板の物流分野に属し、詳しくは、ガラス板を水平状態で複数枚収納するカセットを取り扱うスタッカークレーン方式の自動倉庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、大型ディスプレイ用のカラーフィルターは、大判サイズのガラス板を基板に使用している。したがって、このカラーフィルターの製造工程においては大判サイズのガラス板を取り扱うが、この取扱いに際しては、効率を考慮して複数枚のガラス板を一つのカセットに収納してまとめた状態で移動したり保管したりすることが行われている。
【0003】
このカセットとしては、両サイドから複数本ずつ同じ高さで内側に向けて突き出した支持棒の列が複数段に渡って設けられ、その同じ段の支持棒上に1枚のガラス基板を水平に載置するようにして複数のガラス板を収納するように構成したタイプのカセットが一般的に使用されている。このタイプのカセットでは、ガラス板をアームに載せてカセットに挿入し、アームから支持棒に移し替えることで1枚ずつ収納し、またカセットの側面からアームを差し込んで1枚ずつガラス板を取り出すようになっている。
【0004】
このようなカセットを保管する場合、通常はスタッカークレーン方式の自動倉庫が利用される。そして、カセットをストッカにおける入出庫ポジションにセットし、その位置にあるカセットに対して、ガラス板搬送コンベアによりガラス板を収納もしくは排出するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術で述べたように、大判サイズのガラス板を取り扱う一つの方法として、スタッカークレーン方式の自動倉庫にてカセットを取り扱うようにし、そのカセットにガラス板搬送コンベアでガラス板を出し入れすることが行われている。ところが、カセットの入出庫ポジションが同一の場合、ガラス板搬送コンベアによる入出庫作業はそれぞれ単独動作となるため、カセット交換のタクトタイムが長くなり、ガラス板がコンベア上に滞留してしまうという問題点がある。また、カセットの入出庫ポジションが異なっている場合、カセット交換のタクトタイムは短くなるが、スペースが取られて使用できないラックが多くなるため、ガラス板の保管数が少なくなる。また、いずれの場合も、カセット昇降機構がストッカ内にあるため、ストッカ内のクリーン度の確保が困難である。
【0006】
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、ガラス板を収納するカセットを取り扱うスタッカークレーン方式の自動倉庫において、カセット入出庫作業におけるタクトタイムの短縮が図られ、またストッカ内のクリーン度維持が可能な自動倉庫を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明は、ガラス板を水平状態で複数枚収納するカセットを取り扱うスタッカークレーン方式の自動倉庫であって、ストッカにおけるカセットの出庫ポジションと入庫ポジションとがそれぞれ独立しており、カセットを昇降させるカセット昇降装置がストッカの外に設けられ、入出庫ポジションとカセット昇降装置との間でカセットの受渡しを行うカセット搬送コンベアが設けられ、カセット昇降装置はガラス板をカセットに収納もしくはカセットから排出するためのガラス板搬送コンベアと同一の架台上に設置されており、カセット昇降装置とカセット搬送コンベアとガラス板搬送コンベアは一体で出庫ポジションに対する位置と入庫ポジションに対する位置の間を移動可能になっていることを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
【0009】
図1及び図2はそれぞれガラス板の排出工程と収納工程を説明するための概略構成図で、それぞれ(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は側面図を示している。
【0010】
これらの図において1はストッカで、その後側にスタッカークレーン2が走行するようになっている。ストッカ1は上下2段に並ぶラックを有した構造で、スタッカークレーン2はそのストッカ1のラックに対してカセット3の出し入れを行う。なお、ストッカ1は図1では1台であるが、スタッカークレーン2を挟んで背中合わせに並んでいてもよい。また、上下に3段以上のラックで構成されていても構わない。
【0011】
ストッカ1におけるA,Bで示す位置がそれぞれ独立した出庫ポジションと入庫ポジションである。そして、4はストッカ1の前側に設置されたカセット昇降装置、5はガラス板をカセットに収納もしくはカセットから排出するためのガラス板搬送コンベアであり、これらは同一の架台上に設置されており、出庫ポジションAに対する位置と入庫ポジションBに対する位置との間を往復移動可能である。なお、図示はしていないが、カセット昇降装置4には、入出庫ポジションとの間でカセット搬送を行うコンベアが設けられており、このカセット搬送コンベアもカセット昇降装置4及びガラス板搬送コンベア5とともに往復移動するようになっている。
【0012】
次に、ガラス板が収納されたカセットからのガラス板の排出動作と空のカセットへのガラス板の収納動作についてそれぞれ図1と図2により説明する。
【0013】
(1)ガラス板の排出動作について
まず、ガラス板を収納した状態でストッカ1のラック内に保管されたカセット3がスタッカークレーン2にて出庫ポジションAへ搬送される。そして、出庫ポジションAに到着したカセット3は、カセット搬送コンベアにてカセット昇降装置4へ搬送される。カセット昇降装置4では、カセット3が下降し、ガラス板搬送コンベア5によりカセット3からガラス板が排出される。この時、カセット昇降装置4は、ガラス板を1枚排出する毎に1段下降する。このカセット3からガラス板を排出している間に、次にガラス板を排出すべき別のカセットを出庫ポジションAへ搬送して待機させておく。
【0014】
排出を完了して空になったカセット3は、上昇しながら入庫ポジションBの前へ移動する。そして、空のカセット3は、カセット搬送部にてカセット昇降装置4から入庫ポジションBへ搬送される。入庫ポジションBにきた空のカセット3は、収納用のカセットとしてスタッカークレーン2にてストッカ1のラック内に保管される。
【0015】
(2)ガラス板の収納動作について
まず、ストッカ1のラック内に保管されている空のカセット3がスタッカークレーン2にて出庫ポジションAへ搬送される。出庫ポジションAに到着したカセット3は、カセット搬送コンベアにてカセット昇降装置4へ搬送される。空のカセットは、下降しながら入庫ポジションBの前へ移動する。ここで、ガラス板搬送コンベア5によりカセット3内にガラス基板が収納される。この時、カセット昇降装置4は、ガラス板を1枚収納する毎に1段上昇する。このカセット3にガラス板を収納している間に、次にガラス板を収納すべき別の空カセットを出庫ポジションAへ搬送して待機させておく。
【0016】
ガラス板を収納したカセット3は、カセット搬送コンベアによりカセット昇降装置4から入庫ポジションBへ搬送される。入庫ポジションBにきたカセット3は、スタッカークレーン2にてストッカ1のラック内に保管される。
【0017】
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明による自動倉庫は、上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは言うまでもない。
【0018】
【発明の効果】
本発明の自動倉庫によれば、カセットに対してガラス板の収納もしくは排出を行っている間に次のカセットを出庫ポジションに待機させるという複合した動作を行えるので、入出庫作業におけるスタッカークレーンのタクトタイムの短縮を図ることができる。また、カセット昇降装置はストッカの外にあるため、通常運転のみならず、トラブル発生時に立入り作業を実施する際にも、ストッカ内のクリーン度を維持することが可能となる。また、カセット昇降装置とカセット搬送コンベアとガラス板搬送コンベアを一体的に移動可能としたことにより、カセット昇降装置を別体で設置してこれとの干渉を避けるようにするよりも構成が簡易なものになり、メンテナンス性も向上する。また、ガラス板を収納した状態でのカセットの搬送が少ないので、ガラス板支持部での搬送時の振動等によるガラス板への影響を極力減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガラス板の排出工程を説明するための概略構成図で、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は側面図である。
【図2】ガラス板の収納工程を説明するための概略構成図で、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は側面図である。
【符号の説明】
1 ストッカ
2 スタッカークレーン
3 カセット
4 カセット昇降装置
5 ガラス板搬送コンベア
Claims (1)
- ガラス板を水平状態で複数枚収納するカセットを取り扱うスタッカークレーン方式の自動倉庫であって、ストッカにおけるカセットの出庫ポジションと入庫ポジションとがそれぞれ独立しており、カセットを昇降させるカセット昇降装置がストッカの外に設けられ、入出庫ポジションとカセット昇降装置との間でカセットの受渡しを行うカセット搬送コンベアが設けられ、カセット昇降装置はガラス板をカセットに収納もしくはカセットから排出するためのガラス板搬送コンベアと同一の架台上に設置されており、カセット昇降装置とカセット搬送コンベアとガラス板搬送コンベアは一体で出庫ポジションに対する位置と入庫ポジションに対する位置の間を移動可能になっていることを特徴とする自動倉庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001229373A JP4766293B2 (ja) | 2001-07-30 | 2001-07-30 | 自動倉庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001229373A JP4766293B2 (ja) | 2001-07-30 | 2001-07-30 | 自動倉庫 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003040404A JP2003040404A (ja) | 2003-02-13 |
JP4766293B2 true JP4766293B2 (ja) | 2011-09-07 |
Family
ID=19061729
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001229373A Expired - Fee Related JP4766293B2 (ja) | 2001-07-30 | 2001-07-30 | 自動倉庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4766293B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5109822B2 (ja) * | 2002-07-22 | 2012-12-26 | 大日本印刷株式会社 | カラーフィルター製造ラインシステム |
JP4566879B2 (ja) * | 2005-10-19 | 2010-10-20 | 大日本印刷株式会社 | 開包システム |
CN106553857B (zh) * | 2016-11-29 | 2018-09-14 | 赵铭竹 | 一种基于plc的立体仓库循环输送方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10125760A (ja) * | 1996-10-18 | 1998-05-15 | Fujitsu Ltd | 基板自動供給回収装置及び半導体製造装置 |
JPH11349105A (ja) * | 1998-06-10 | 1999-12-21 | Dainippon Printing Co Ltd | 物品処理装置 |
-
2001
- 2001-07-30 JP JP2001229373A patent/JP4766293B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003040404A (ja) | 2003-02-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR20210016277A (ko) | 수직 배치 퍼니스 어셈블리 | |
JP4270434B2 (ja) | 基板移載装置並びに基板の取り出し方法および基板の収納方法 | |
JP5168594B2 (ja) | 基板搬送設備 | |
KR20130118236A (ko) | 기판 처리 장치, 기판 처리 방법 및 기억 매체 | |
US20090022575A1 (en) | Article storing apparatus | |
JP2006347752A (ja) | 搬送システム | |
JP4766293B2 (ja) | 自動倉庫 | |
KR20060133448A (ko) | 반송 시스템 | |
JP4356233B2 (ja) | 基板移載装置 | |
JPH02250728A (ja) | 自動組立装置 | |
JPH11349105A (ja) | 物品処理装置 | |
JP4348520B2 (ja) | 搬送システム | |
JP4222007B2 (ja) | 搬送システム | |
JP2010241547A (ja) | 走行車システム | |
JPH1179388A (ja) | ガラス類枚葉処理装置 | |
JP4098028B2 (ja) | 自動倉庫 | |
JP2001039506A (ja) | 自動倉庫 | |
JP2007134734A (ja) | 液晶基板の搬送装置 | |
JP2003237908A (ja) | スタッカークレーン | |
JP4269222B2 (ja) | トレイ搬送システム | |
JP2002274605A (ja) | 自動倉庫 | |
JP5811838B2 (ja) | 物品収納設備 | |
JP2506379B2 (ja) | 搬送方法及び搬送装置 | |
JP4195256B2 (ja) | コア装置を備えた製造ラインシステム | |
KR20100113625A (ko) | 베어 스토커용 자동 취급 버퍼 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080709 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110209 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110218 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110414 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110519 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110601 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4766293 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140624 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |