JP2006135030A - 基板搬送設備及び天井搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 搬送能力が高く、省スペース、低コストである基板搬送設備を提供すること。
【解決手段】 基板を容器12に収容した状態で搬送する、工程間搬送部14と工程内搬送部18とを有する基板搬送設備10において、工程間搬送部をメインコンベヤ22で構成したことを特徴としている。また、工程内搬送部は、メインコンベヤの分岐コンベヤ22eから送り出された容器を受け入れる入庫コンベヤ36と、入庫コンベヤに並設され、複数の容器を載置、保管することができる保管棚40と、保管棚に並設され、容器をメインコンベヤに搬出する出庫コンベヤ38と、入庫コンベヤ、保管棚、出庫コンベヤ、及び、当該工程内搬送部に係る基板処理装置の間で容器の受渡しを行う天井搬送装置46とを備えることを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、半導体ウェハやフラットパネルディスプレイ用ガラスプレート等の基板を搬送するための搬送設備、及び、そのような基板搬送設備で用いられる天井搬送装置に関する。
半導体製造工場においては、CVD装置やPVD装置、エッチング装置等のウェハ処理装置(本明細書では半導体ウェハを扱う装置全般をいい、試験装置等も含む意である)を例えば同種毎に集めて、所謂ベイを作り、処理すべき半導体ウェハを各ベイ内の装置間で搬送(工程内搬送:intra−bay transportation)したり、ベイ間で搬送(工程間搬送:inter−bay transportation)したりすることが一般的である。
また、近年、半導体製造工場では、直径300mmの半導体ウェハの採用が進められている。300mm径のウェハを用いる場合、ミニエンバロイメント(局所清浄空間)化の観点から、FOUP(Front Opening Unified Pod)と呼ばれる密閉容器にウェハを複数枚収納した状態で搬送を行うことが主流となっている。300mm径のウェハを複数枚収容したFOUPは相当な重量があるため、人手による搬送は困難である。このため、搬送設備は自動化が求められている。
ところで、FOUPに関しては、ウェハ処理装置のロードポート(入出庫口)が標準化(SEMI規格E15.1)されている。かかるロードポートは、上方からのアクセスに適している。そこで、下記の特許文献1に記載されているように、多くの半導体製造工場においては、自動搬送設備として、天井搬送装置がFOUPの工程間搬送及び工程内搬送に採用されている。この天井搬送装置は、工場建屋の上部空間を有効に利用するという利点がある。
なお、天井搬送装置を用いた場合、工程間搬送と工程内搬送との間の橋渡しとして、ストッカが各ベイの入出庫部に設置されている。ストッカは、保管棚とスタッカクレーンを備える自動倉庫の一種であり、FOUPを一時的に保管して搬送タイミングを調整することができるようになっている。
特開2000−188316号公報
上述したような従来の搬送設備では、天井搬送装置自体の搬送能力が低く、コストも高いという問題がある。加えて、工程間搬送における天井搬送装置も、工程内搬送における天井搬送装置も搬送経路がループ状であるため、搬送順が固定されてしまい、これによっても搬送・処理能力が低くなっている。
また、半導体製造工場の建屋は清浄度の高いクリーンルームであることが要求されるため、単位容積当たりのコストが高く、省スペース化が求められているが、各ベイにストッカが必要であるため、省スペースの要請に応えられないという問題もある。更に、工程間搬送を担う天井搬送装置は、搬送能力を補うため、ショートカットができるように複線化されているが、これも省スペースを阻害する要因となっている。
同様な問題は、フラットパネルディスプレイ用のガラスプレートのような他の基板の搬送についても存する。
そこで、本発明の目的は、搬送能力が高く、省スペース、低コストである基板搬送設備、及び、そのような基板搬送設備に適した天井搬送装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、基板処理装置からなるベイを複数含む施設において、基板を収納した容器を搬送するための基板搬送設備であって、(A)ベイ間における容器の搬送を行うメインコンベヤを含む工程間搬送部と、(B)ベイのそれぞれに対して設けられ、工程間搬送部から搬入された容器を当該ベイ内における所望の基板処理装置に搬送する工程内搬送部と、を具備するものに関する。また、本発明による基板搬送設備は、メインコンベヤが工程内搬送部のそれぞれに容器を送り出す分岐コンベヤを含み、工程内搬送部が、分岐コンベヤから送り出された容器を受け入れる入庫コンベヤと、入庫コンベヤの近傍に並設され、複数の容器を載置、保管することができる保管棚と、保管棚の近傍に設けられ、容器をメインコンベヤに搬出する出庫コンベヤと、容器を吊支して昇降させるホイストを有し、入庫コンベヤ、保管棚、出庫コンベヤ、及び、当該工程内搬送部に係る基板処理装置の間で容器の受渡しを行う天井搬送装置とを備えることを特徴としている。
また、保管棚から出庫コンベヤへの容器の搬送については、天井搬送装置を用いずに行ってもよい。例えば、保管棚の一部を構成するとともに、容器を出庫コンベヤに搬送することができる出荷ステーションを設けてもよい。
天井搬送装置は、入庫コンベヤと平行な第1方向に走行する第1台車と、第1方向に直交する第2方向に、第1台車に対して走行するとともに、ホイストが取り付けられた第2台車とを有する構成とするとよい。この構成では、ホイストを水平方向に自在に移動させることができ、所望の位置にホイストを配置することができる。
更に、入庫コンベヤの少なくとも一部分に、アキュムレート機能を持たせることが好ましい。従来のストッカとして入庫コンベヤを用い、省スペース化を図ることができるからである。この場合、待機された容器にランダムにアクセスできるよう、天井搬送装置を、アキュムレート機能を有する部分の上方にホイストを配置できることが有効となる。
また、メインコンベヤ、入庫コンベヤ及び出庫コンベヤの少なくとも一つは、ゾーン毎に独立して起動・停止を行うことのできる分散駆動型ローラコンベヤを含むことが好適である。間欠的な搬送が可能であり、搬送停止中、動力の消費やパッティクルの発生を抑制できるからである。また、分散駆動型ローラコンベヤはそれ自体、アキュムレート機能を有するものである。
基板処理装置にセットされる容器の向きを考慮して、分岐コンベヤは容器の方向転換機能を有するとよい。
天井搬送装置については、搬送効率の向上という観点から、2台のホイストを設けることが有効である。
以上述べたように、本発明によれば、工程間搬送部及び工程内搬送部の大部分が、天井搬送装置に代えてコンベヤとされているため、コンベヤ特有の低コスト、高搬送能力という利益を享受することができる。
また、工程内搬送部では、天井搬送装置を併用することにより、入庫コンベヤ及び出荷コンベヤは可能な限り短くすることができ、無用なコストを抑制することができる。
更に、保管棚を設けることで、ストッカが不要となり、省スペースを図ることが可能となっている。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。図1は、本発明による基板搬送設備の一実施形態を概略的に示す全体図であり、図2は、その要部を示す斜視図である。また、図3は、工程内搬送部の構成を示す平面図であり、図4は、図3のIV−IV線に沿っての断面図である。
本実施形態に係る基板搬送設備10は、半導体製造工場において半導体ウェハ(基板)をFOUP(容器)12に収納した状態で搬送するものであり、一つの工程間搬送部14と、この工程間搬送部14に沿って設けられた複数のベイ16における工程内搬送部18とを有する。工程間搬送部14及び工程内搬送部18は、工場建屋の上部空間に配置されている。これは、建屋内空間の有効利用を図るとともに、工場建屋の床面(図4の符号19参照)に設置されるウェハ処理装置(基板処理装置)20等の交換や保守管理を容易にするためでもある。
工程間搬送部14は、ループ状のメインコンベヤ22から構成されている。本実施形態に係るメインコンベヤ22は、図1に示すように、互いに平行に配置された2本の長い直線部分(以下「長路部分」という)22aと、これらの長路部分22aの端部間を繋ぐ短い直線部分(以下「短路部分」という)22bとからなっている。長路部分22aと短路部分22bとの間には、ターンテーブル式コンベヤ22cが配置されており、FOUP12の向きを搬送方向に対して一定とすることができるようにしている。短路部分22bを円弧状とすることも可能であるが、直線状の短路部分22bを用いた方が、長路部分22a,22a間の間隔を小さくすることができ、省スペース化を図ることができる。このメインコンベヤ22は、工場建屋の天井(図4の符号23参照)から吊支されている。
メインコンベヤ22は、複数のゾーンに区切られ、各ゾーンが独立して起動・停止することができる分散駆動型のローラコンベヤから構成されることが有効である。分散駆動型のローラコンベヤは、図5に明示するように、複数本のローラ24で各ゾーンを構成し、そのうちの1本がモータを内蔵したモータローラ24aとなっている。モータローラ24aの駆動力は、隣合うローラ24,24(24a)間に巻き掛けられた環状ベルト26により伝えられる。各ローラ24の両端部分にはウレタン28が巻かれ、その上にFOUP12が置かれて搬送されるようになっている。従って、合成樹脂製のFOUP12と、金属製のローラ24(24a)との直接接触が防止され、パーティクル発生が抑制される。また、ゾーン毎に光センサ30が設けられており、FOUP12がそのゾーンに存在していない状態では、そのゾーンのモータローラ24aが駆動しないようにしている。これは、省エネルギーを可能とすることに加え、ローラの回転によるパーティクル発生や騒音を抑える効果を奏する。なお、以下で述べる他のローラコンベヤも全てこの図5に示すタイプのものとする。
このような分散駆動型のローラコンベヤをメインコンベヤ22として用いることで、適当な区間でFOUPをアキュムレートして待機させることができ、半導体ウェハの処理待ちの調整をメインコンベヤ22上で行うことが可能となる。
図示実施形態において、メインコンベヤ22には、2本の長路部分22a,22a間を横断するショートカットローラコンベヤ32が複数本、設けられている。これによって、搬送先となる工程内搬送部18に最短のコースでFOUP12を搬送することができる。ショートカットローラコンベヤ32と接続するメインコンベヤ22の部分22dには、FOUP12の向きを搬送方向に対して一定とすべく、ターンテーブル式コンベヤが配置されている。
メインコンベヤ22たるローラコンベヤは、それ自体、非常に搬送能力が高く、コストも低い。また、従来の天井搬送装置の場合には、図1及び図2に示すような直角なショートカットを形成することができず、搬送経路の複線化が必要となり、省スペース化が困難であったが、ローラコンベヤを採用することで、かかる問題は解消され、工程間搬送部14における省スペース化を図ることが可能となっている。
工程間搬送部14におけるメインコンベヤ22により搬送されるFOUP12は、所定のベイ16に送り込まれ、工程内搬送部18によって所定のウェハ処理装置20に搬送される。ベイ16は、工程間搬送部14におけるメインコンベヤ22の外側に、その長路部分22aに沿って複数形成されている。各ベイ16には複数のウェハ処理装置20があり、これらは、メインコンベヤ22の長路部分22aに直角な直線に沿って1列又は2列で並設されている。2列でウェハ処理装置20が並べられる場合、図2〜図4に示すように、一方の列におけるウェハ処理装置20のロードポート34が他方の列に向くように配置される。また、各列におけるウェハ処理装置20は、ロードポート34が一直線に揃うように配置されている。
以下、図2〜図4を主に参照して、2列のウェハ処理装置20からなるベイ16の工程内搬送部18について述べる。
各工程内搬送部18は、工程間搬送部14からベイ16にFOUP12を送り込むための入庫コンベヤ36を備えている。入庫コンベヤ36は、ウェハ処理装置20の各列に対して1本、設けられており、工程間搬送部14におけるメインコンベヤ22の長路部分22aから直角に延び、ウェハ処理装置20の上方に配置されている。なお、工程間搬送部14におけるメインコンベヤ22の、入庫コンベヤ36との接続部分22eには、FOUPの向きを調整するためのターンテーブル式コンベヤ(分岐コンベヤ)が配置されている。
本実施形態における入庫コンベヤ36は、工程間搬送部14のメインコンベヤ22と同様、分散駆動型のローラコンベヤであるので、アキュムレート機能を有し、処理前の複数のFOUP12を待機させておくことができる。各入庫コンベヤ36で待機可能なFOUP12の個数は、当該入庫コンベヤ36に関連する列の全ウェハ処理装置20の台数以上とすることが好ましい。このような個数のFOUP12を待機させることのできる入庫コンベヤ36の長さは、図1〜図3から理解される通り、ウェハ処理装置20の列の長さよりも相当に短くて済み、入庫コンベヤ36の設置に要するコストを抑制する効果がある。
各工程内搬送部18は、そのベイ16で処理された半導体ウェハを収容したFOUP12を工程間搬送部14に送り出すため出庫コンベヤ38を備えている。出庫コンベヤ38は、ウェハ処理装置20の各列毎に設けてもよいが、図示実施形態では、出庫コンベヤ38は1本で共用することとしている。出庫コンベヤ38は、2本の入庫コンベヤ36の中間位置で、これらと平行に延び、工程間搬送部14のメインコンベヤ22に接続されている。メインコンベヤ22の、出庫コンベヤ38との接続部分22fは、他のコンベヤ同士の接続部分22c,22d,22eと同様に、ターンテーブル式コンベヤとなっている。以下でも述べるが、本実施形態の工程内搬送部18は、処理済みウェハを収容したFOUP12を一時的に保管する保管棚40を備えているため、出庫コンベヤ38は、FOUP12のアキュムレート機能は不要であり、入庫コンベヤ36に比して大幅に短くされている。
入庫コンベヤ36と出庫コンベヤ38との間には、保管棚40が設けられている。保管棚40は、FOUP12を単に載置できる平板状のものであり、入出庫コンベヤ36,38と平行に延び、出庫コンベヤ38の対面位置に隣接して配置されている。保管棚40の長さは、一時保管が必要となると考えられるFOUP12の最大個数によって適宜定められるものである。
保管棚40の一部は、出庫コンベヤ38にFOUP12を移載すべく待機させる出庫ステーション42となっている。本実施形態では、出庫ステーション42は、2本の保管棚40で共用できるよう両保管棚40間に架け渡され、出庫コンベヤ38の末端が出庫ステーション42の中間部に接続している。また、本実施形態における出庫ステーション42は、基本的には、正逆両方向の駆動が容易であるベルトコンベヤから構成されている。なお、出庫ステーション42の一方の端部、すなわち一方の保管棚40の部分はターンテーブル式コンベヤ44となっていることが、出庫コンベヤ38上の全てのFOUP12を同じ向きとすることができるので好適である。
本実施形態においては、入庫コンベヤ36と保管棚40との間にはFOUP12を降ろすのに十分な間隙が形成されている。この間隙の直下にウェハ処理装置20のロードポート34が配置される。
工程内搬送部18は、更に、2台の天井搬送装置46を備えている。各天井搬送装置46は、一方の入庫コンベヤ36と、保管棚40と、その間のウェハ処理装置20におけるロードポート34との間でのFOUP12の受渡しを行うものである。
天井搬送装置46は、図2〜図4に示すように、保管棚40の工程間搬送部14側の端部から、最も工程間搬送部14から離れた位置にあるウェハ処理装置20まで、入庫コンベヤ36等と平行に延びる1対のメインレール48を備えている。メインレール48は、その間に入庫コンベヤ36と保管棚40とを挟む形で、工場建屋の天井23に設置されている。メインレール48,48間には第1台車50が設けられている。第1台車50は、各メインレール48に沿って走行可能なスライダ52と、スライダ52,52間に横架された1対のサブレール54とを備えている。サブレール54はメインレール48の方向(第1方向)に直交する第2方法に沿って延びており、サブレール54,54間には、更に、第2台車56が設けられている。第2台車56は、サブレール54に沿って走行可能となっており、その中央部には、FOUP12を吊支して昇降させるホイスト58が設けられている。かかる構成においては、第1台車50と第2台車56をそれぞれ制御することで、ホイスト58を、入庫コンベヤ36のFOUP待機部分、保管棚40及びウェハ処理装置20のロードポート34の所望の上方位置に自在に配置することが可能となる。そして、ホイスト58を制御することで、FOUP12を把持し、入庫コンベヤ36、保管棚40及びウェハ処理装置20のロードポート34の間で自在に移載することができる。
なお、本実施形態では、メインレール48はコの字状であり、第1台車50のスライダ52のガイドローラ60がコの字状メインレール48の内側を転動するよう配置されているため、第1台車50のサブレール54の高さはメインレール48とほぼ同一となっている。また、サブレール54と第2台車56との間も同様な構成となっているため、ホイスト58の基部は天井23の近傍に位置することとなる。これは、入庫コンベヤ36及び保管棚40、更にこれらと同一高さとなる出庫コンベヤ38、工程間搬送部14のメインコンベヤ22の設置位置を高くとることを可能とする。従って、工程間搬送部14及び工程内搬送部18の下側に広い空間を確保することができ、大型のウェハ処理装置20も設置でき、装置レイアウトの自由度が増す。
上述したような構成の工程内搬送部18では、工程間搬送部14からFOUP12から送られて来ると、概ね次のような手順で搬送が行われる。
まず、搬送先のウェハ処理装置20におけるロードポート34のセット方向に合わせるために、工程間搬送部14と工程内搬送部18との間のターンテーブル式コンベヤ22eにおいて、FOUP12の向きが変更された後、入庫コンベヤ36にFOUP12が送り込まれる。入庫コンベヤ36に導入される前でのFOUP12の方向転換は必須ではないが、方向転換しておくことで、天井搬送装置46等に方向転換機構を持たせる必要がなくなる。
入庫コンベヤ36上では、FOUP12は下流へと間欠的に送られ、所望のウェハ処理装置20での処理が可能となるまで、その上で待機される。ウェハ処理装置20の準備が整ったならば、天井搬送装置46が駆動され、FOUP12はホイスト58によって吊り上げられ、第1及び第2の台車50,56により水平移動後、ロードポート34の直上に配置される。そして、FOUP12はホイスト58により下降され、ロードポート34上の所定位置にセットされる。この後、FOUP12から半導体ウェハが取り出され、ウェハ処理装置20において処理が進められる。
ウェハ処理装置20での処理が終了した半導体ウェハはFOUP12に戻され、別のベイ16におけるウェハ処理装置20に搬送される。この場合、FOUP12は、天井搬送装置46により一旦、保管棚40の適所に移動され、そこで保管され、次のウェハ処理装置20への搬送タイミングを調整する。そして、搬送を行える状態となったならば、FOUP12は天井搬送装置46により出庫ステーション42に移される。FOUP12が出庫ステーション42の端部のターンテーブル式コンベヤ44に載せられた場合には、向きが変更された後、出庫コンベヤ38に移載される。また、出庫ステーション42の他端側に載せられた場合には、FOUP12はそのままの向きで、出庫コンベヤ38へと移載される。最終的に、FOUP12は出庫コンベヤ38から工程間搬送部14のメインコンベヤ22に搬送され、次のベイ16へと搬送が続けられる。
前述したように、FOUP12は入庫コンベヤ36からウェハ処理装置20に搬送され、また、ウェハ処理装置20での処理が終了した後、FOUP12は保管棚40に搬送されて保管され、或いは、直接出庫ステーション42に搬送されるが、その搬送は天井搬送装置46により行われる。従来とは異なり、本実施形態に係る天井搬送装置46は搬送経路がループ状とはなっておらず、水平面内の移動が自在であるため、所望の位置のFOUP12に直接アクセスすることが可能であり、且つ、目的位置まで直線的に搬送させることも可能である。このため、従来のようにループ状の経路をほぼ一周するような動きがなく、短時間での搬送が可能となり、効率が格段と向上する。
また、前述したように、工程内搬送部18における搬送作業において、ストッカを用いていないので、ストッカに要するスペース及びコストが不要となる。
以上、本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。
例えば、上記実施形態では、天井搬送装置46には1台のホイスト58しか設けられていないが、図6に示すように、2台のホイスト58a,58bを設けてもよい。なお、図6において、上記実施形態と同一又は相当部分には同一符号を付しその詳細な説明は省略する。通常、各ウェハ処理装置20には、作業効率の観点から、二つのロードポート34を設け、2個のFOUP12をセットすることができるようになっているため、同時に2個のFOUP12を搬送できることは有効である。また、ロードポート34上で1個の処理済みウェハ入りFOUP12を新規なFOUP12に交換する際にも、一方のホイスト58aは空の状態とし、他方のホイスト58bに新規なFOUP12を吊り下げていけば、天井搬送装置46の移動距離を短縮することが可能となり便利である。
また、保管棚40から出庫コンベヤ38へのFOUP12の移載又は入荷コンベヤ36から出庫コンベヤ38へのFOUP12の移載も、図示のようなコンベヤに限らず、例えば天井搬送装置46の搬送範囲を広げることにより、天井搬送装置46で代替することも可能である。
更に、ベイ16によってはウェハ処理装置20が1列だけの場合もある。かかる場合には、入庫コンベヤ36は1本だけとなる。なお、図7は、ウェハ処理装置20が1列のみとなっているベイ16に関する工程内搬送部18を示す図であるが、2本の入庫コンベヤ36a,36bが設けられている。この形態では、ウェハ処理装置20を前群(工程間搬送部14側のグループ)20Aと後群20Bとに分け、一方の入庫コンベヤ36aは、前群20Aのためのものとして、図1〜図4に示す入庫コンベヤ36とほぼ同等のものである。後群20Bについては、入庫コンベヤ36aとは別個に入庫コンベヤ36bが延ばされている。なお、後群20Bに対する搬送を行うため、天井搬送装置46は2台用意され、また、出庫コンベヤ38は延長されている。このような形態を採ることで、搬送能力を上げ、ベイ16内のウェハ処理装置20の処理効率を向上させることが可能となる。
また、上記実施形態では、メインコンベヤ22、入庫コンベヤ36及び出庫コンベヤ38等は分散駆動型のローラコンベヤとしているが、ベルトコンベヤ等、他の型式のコンベヤの適用も考えられ得る。分岐コンベヤについてもターンテーブル式コンベヤ以外の型式が適用され得る。
更に、搬送する基板は半導体ウェハに限られず、フラットパネルディスプレイ用ガラスプレート等であってもよく、それを収容する容器もFOUPという名称のものに限られない。
更にまた、保管棚40は入庫コンベヤ36の延長上に配置することも可能である。
本発明による基板搬送設備の一実施形態を概略的に示す全体平面図である。 図1の基板搬送設備の要部を示す斜視図である。 図1の基板搬送設備における工程内搬送部を示す平面図である。 図3のIV−IV線に沿っての断面図である。 本発明による基板搬送設備で用いられるローラコンベヤの一例を示す斜視図である。 本発明による基板搬送設備で用いられる天井搬送装置の変形例を示す下方からの斜視図である。 本発明による基板搬送設備の他の実施形態を示す斜視図である。
符号の説明
10…基板搬送設備、12…FOUP(容器)、14…工程間搬送部、16…ベイ、18…工程内搬送部、20…ウェハ処理装置(基板処理装置)、22…メインコンベヤ、22c,22d,22e,22f…ターンテーブル式コンベヤ(分岐コンベヤ)、32…ショートカットローラコンベヤ、34…ロードポート、36,36a,36b…入庫コンベヤ、38…出庫コンベヤ、40…保管棚、42…出庫ステーション、46…天井搬送装置、50…第1台車、56…第2台車、58,58a,58b…ホイスト。

Claims (8)

  1. 複数の基板処理装置(20)からなるベイ(16)を複数含む施設において、基板を収納した容器(12)を搬送するための基板搬送設備(10)であって、
    前記ベイ(16)間における容器(12)の搬送を行うメインコンベヤ(22)を含む工程間搬送部(14)と、
    前記ベイ(16)のそれぞれに対して設けられ、前記工程間搬送部(14)から搬入された容器(12)を当該ベイ(16)内における所望の基板処理装置(20)に搬送する工程内搬送部(18)と
    を具備し、
    前記メインコンベヤ(22)が前記工程内搬送部(18)のそれぞれに容器(12)を送り出す分岐コンベヤ(22e)を含み、
    前記工程内搬送部(18)が、
    前記分岐コンベヤ(22e)から送り出された容器(12)を受け入れる入庫コンベヤ(36)と、
    前記入庫コンベヤ(36)の近傍に設けられ、複数の容器(12)を載置、保管することができる保管棚(40)と、
    前記保管棚(40)の近傍に設けられ、容器(12)を前記メインコンベヤ(22)に搬出する出庫コンベヤ(38)と、
    容器(12)を吊支して昇降させるホイスト(58)を有し、前記入庫コンベヤ(36)、前記保管棚(40)、前記出庫コンベヤ(38)、及び、当該工程内搬送部(18)に係る基板処理装置(20)の間で容器(12)の受渡しを行う天井搬送装置(46)と
    を備える、基板搬送設備。
  2. 複数の基板処理装置(20)からなるベイ(16)を複数含む施設において、基板を収納した容器(12)を搬送するための基板搬送設備(10)であって、
    前記ベイ(16)間における容器(12)の搬送を行うメインコンベヤ(22)を含む工程間搬送部(14)と、
    前記ベイ(16)のそれぞれに対して設けられ、前記工程間搬送部(14)から搬入された容器(12)を当該ベイ(16)内における所望の基板処理装置(20)に搬送する工程内搬送部(18)と
    を具備し、
    前記メインコンベヤ(22)が前記工程内搬送部(18)のそれぞれに容器(12)を送り出す分岐コンベヤ(22e)を含み、
    前記工程内搬送部(18)が、
    前記分岐コンベヤ(22e)から送り出された容器(12)を受け入れる入庫コンベヤ(36)と、
    前記入庫コンベヤ(36)の近傍に設けられ、複数の容器(12)を載置、保管することができる保管棚(40)と、
    前記保管棚(40)の近傍に設けられ、容器(12)を前記メインコンベヤ(22)に搬出する出庫コンベヤ(38)と、
    前記保管棚(40)の一部を構成するとともに、容器(12)を前記出庫コンベヤ(38)に搬送することができる出荷ステーション(42)と、
    容器(12)を吊支して昇降させるホイスト(58)を有し、前記入庫コンベヤ(36)、前記保管棚(40)、及び、当該工程内搬送部(18)に係る基板処理装置(20)の間で容器(12)の受渡しを行う天井搬送装置(46)と
    を備える、基板搬送設備。
  3. 前記天井搬送装置(46)が、前記入庫コンベヤ(36)と平行な第1方向に走行する第1台車(50)と、前記第1方向に直交する第2方向に、前記第1台車(50)に対して走行するとともに、前記ホイスト(58)が取り付けられた第2台車(56)とを有する、請求項1又は2に記載の基板搬送設備。
  4. 前記入庫コンベヤ(36)の少なくとも一部分がアキュムレート機能を有し、前記天井搬送装置(46)が、前記アキュムレート機能を有する部分の上方に前記ホイスト(58)を配置可能となっている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の基板搬送設備。
  5. 前記メインコンベヤ(22)、前記入庫コンベヤ(36)及び前記出庫コンベヤ(38)の少なくとも一つが、ゾーン毎に独立して起動・停止を行うことのできる分散駆動型ローラコンベヤを含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の基板搬送設備。
  6. 前記分岐コンベヤ(22e)が容器(12)の方向転換機能を有している、請求項1〜5のいずれか1項に記載の基板搬送設備。
  7. 前記天井搬送装置(46)が2台のホイスト(58a,58b)を備える、請求項1〜6のいずれか1項に記載の基板搬送装置。
  8. 基板を収納した容器(12)を搬送するための基板搬送設備(10)において用いられる天井搬送装置(46)であって、
    容器(12)を吊支して昇降させるホイスト(58a,58b)を2台備えている、天井搬送装置。
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