JPH08186269A - 半導体装置の製造方法,半導体装置,薄膜トランジスタ,薄膜トランジスタの製造方法,表示装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法,半導体装置,薄膜トランジスタ,薄膜トランジスタの製造方法,表示装置

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JPH08186269A
JPH08186269A JP12613795A JP12613795A JPH08186269A JP H08186269 A JPH08186269 A JP H08186269A JP 12613795 A JP12613795 A JP 12613795A JP 12613795 A JP12613795 A JP 12613795A JP H08186269 A JPH08186269 A JP H08186269A
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JP
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forming
layer
wiring
manufacturing
polycrystalline silicon
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JP12613795A
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English (en)
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Terushi Sasaki
昭史 佐々木
Kiichi Hirano
貴一 平野
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L29/00Semiconductor devices adapted for rectifying, amplifying, oscillating or switching, or capacitors or resistors with at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction depletion layer or carrier concentration layer; Details of semiconductor bodies or of electrodes thereof  ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/40Electrodes ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/43Electrodes ; Multistep manufacturing processes therefor characterised by the materials of which they are formed
    • H01L29/49Metal-insulator-semiconductor electrodes, e.g. gates of MOSFET
    • H01L29/4908Metal-insulator-semiconductor electrodes, e.g. gates of MOSFET for thin film semiconductor, e.g. gate of TFT

Abstract

(57)【要約】 【目的】寸法精度が高く低抵抗なゲート配線を備えたT
FTの簡単な製造方法を提供する。 【構成】透明絶縁基板1上にTFTの能動層となる多結
晶シリコン膜2とゲート絶縁膜3とを順次形成し、その
上にドープド多結晶シリコン膜4を形成する。次に、選
択CVD法により、多結晶シリコン層4上だけに導電体
層5を形成し、各層4,5によって2層構造のゲート配
線6が構成される。ここで、導電体層5にドープド多結
晶シリコンよりも低抵抗な材質を用いれば、ドープド多
結晶シリコンだけでゲート配線6を構成した場合に比べ
てゲート配線6の低抵抗化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造方法,
半導体装置,薄膜トランジスタ,薄膜トランジスタの製
造方法,表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、アクティブマトリクス方式の液晶
ディスプレイ(LCD;Liquid Crystal Display)が高
画質な表示装置として注目されている。そのアクティブ
マトリクス方式LCDの画素駆動素子(画素駆動用トラ
ンジスタ)として、透明絶縁基板上に形成された多結晶
シリコン膜を能動層に用いた薄膜トランジスタ(以下、
多結晶シリコンTFT(Thin Film Transistor)とい
う)の開発が進められている。
【0003】多結晶シリコンTFTは、非晶質シリコン
膜を能動層に用いた薄膜トランジスタ(以下、非晶質シ
リコンTFTという)に比べ、移動度が大きく駆動能力
が高いという利点がある。そのため、多結晶シリコンT
FTを用いれば、高性能なLCDを実現できる上に、画
素部(表示部)だけでなく周辺駆動回路(ドライバ)ま
でも同一基板上に一体にして形成することができる。
【0004】従来、多結晶シリコンTFTのゲート配線
としては一般に、不純物をドープして低抵抗化が図られ
た多結晶シリコン(ドープド多結晶シリコン)層が用い
られている。しかし、LCDパネル(基板)の大面積化
や配線の微細化に伴い、ゲート配線における配線抵抗の
増大による信号遅延が問題となってきた。
【0005】そこで、ドープド多結晶シリコン層の上に
導電体層を設けた2層構造のゲート配線が提案されてい
る。尚、導電体層としてシリサイド層を用いた場合に
は、ポリサイド構造のゲート配線が形成される。
【0006】そのドープド多結晶シリコン層と導電体層
とから成る2層構造のゲート配線の製造方法を、プレー
ナ型の多結晶シリコンTFTを例にとり、図7に従って
説明する。
【0007】工程1(図7(a)参照);透明絶縁基板
11上に、多結晶シリコンTFTの能動層となるノンド
ープの多結晶シリコン膜12を形成する。次に、多結晶
シリコン膜12上にゲート絶縁膜13を形成する。続い
て、ゲート絶縁膜13上にドープド多結晶シリコン膜を
形成し、そのドープド多結晶シリコン膜をゲート配線と
して所望の形状になるようにパターニングして多結晶シ
リコン層14を形成する。
【0008】工程2(図7(b)参照);デバイスの全
面に導電体膜15を形成する。導電体膜15の材質とし
ては、アルミ合金や高融点金属が用いられる。次に、導
電体膜15の全面にレジストを塗布し、そのレジストを
パターニングしてレジストパターン16を形成する。
【0009】工程3(図7(c)参照);レジストパタ
ーン16をエッチングマスクとして導電体膜15をエッ
チングし、導電体層17を形成する。このように形成さ
れた多結晶シリコン層14と導電体層17とで2層構造
のゲート配線18が構成される。
【0010】ところで、ポリサイド構造のゲート配線を
形成するには、導電体膜15として金属膜を用いて2層
構造のゲート配線18を形成した後で、抵抗加熱炉内に
透明絶縁基板11を導入して700 ℃程度で加熱する。す
ると、多結晶シリコン層14と導電体層(金属層)17
とが合金化し、多結晶シリコン層14と導電体層(金属
層)17との間にシリサイド層が形成される。ここで、
そのシリサイド層の下層にシリサイド化していない多結
晶シリコン層14を残すようにすれば、多結晶シリコン
層14と当該シリサイド層とでポリサイド構造のゲート
配線18が構成される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記の工程2では、レ
ジストパターン16を形成する際にフォトマスクのズレ
が起こりやすく、レジストパターン16と多結晶シリコ
ン層14とを正確に重ね合わせるのが難しい。そのた
め、図7(c)に示すように、多結晶シリコン層14上
に導電体層17が乗っていない部分Aができたり、多結
晶シリコン層14上から導電体層17がはみ出した部分
Bができたりする。その結果、ゲート配線18の幅が設
計値と異なったものになり、多結晶シリコンTFTの特
性が悪化することになる。
【0012】画素駆動素子としての多結晶シリコンTF
Tの特性が悪化すると、LCDの特性も悪化して歩留り
の低下を引き起こすという問題がある。このような問題
を起こさないためには、レジストパターン16のズレを
見込んだマージンをもった設計が必要となる。しかし、
透明絶縁基板11の大面積化や配線の微細化に伴い、そ
のようなマージンをもった設計は困難になりつつある。
【0013】また、ポリサイド構造のゲート配線を形成
する際には、抵抗加熱炉内での加熱により、特に透明絶
縁基板11に高耐熱ガラスを用いた場合、熱によって基
板が歪む恐れがある。
【0014】さらに、近年、半導体メモリやロジックI
Cなどの半導体装置においても、高集積化による配線の
微細化に伴い、上記したLCDの場合と同様に、配線抵
抗の増大による信号遅延が問題となっている。
【0015】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、以下の目的を有するものである。 1〕低抵抗な配線を備えた半導体装置の製造方法を提供
する。
【0016】2〕低抵抗で寸法精度の高い配線を備えた
半導体装置の製造方法を提供する。 3〕低抵抗で寸法精度の高い配線をゲート配線として備
えた高性能な半導体装置を提供する。
【0017】4〕低抵抗で寸法精度の高い配線をゲート
配線として備えた高性能な薄膜トランジスタおよびその
製造方法を提供する。 5〕高性能な薄膜トランジスタを画素駆動素子として用
いる優れた表示装置を提供する。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、半導体層の上に導電体層を形成することにより多層
構造の配線を形成する工程を備えたことをその要旨とす
る。
【0019】請求項2に記載の発明は、シリコン層の上
に金属層またはシリサイド層を形成することにより多層
構造の配線を形成する工程を備えたことをその要旨とす
る。請求項3に記載の発明は、シリコン層の上に選択C
VD法によって導電体層を形成することにより多層構造
の配線を形成する工程を備えたことをその要旨とする。
【0020】請求項4に記載の発明は、シリコン層の上
に選択CVD法によって金属層またはシリサイド層を形
成することにより多層構造の配線を形成する工程を備え
たことをその要旨とする。
【0021】請求項5に記載の発明は、多結晶シリコン
層の上に選択CVD法によって導電体層を形成すること
により多層構造の配線を形成する工程を備えたことをそ
の要旨とする。
【0022】請求項6に記載の発明は、不純物がドープ
された多結晶シリコン層の上に選択CVD法によって導
電体層を形成することにより多層構造の配線を形成する
工程を備えたことをその要旨とする。
【0023】請求項7に記載の発明は、ノンドープの多
結晶シリコン層の上に選択CVD法によって導電体層を
形成することにより多層構造の配線を形成する工程を備
えたことをその要旨とする。
【0024】請求項8に記載の発明は、シリコン層の上
に金属膜を形成する工程と、RTA法によってシリコン
層と金属膜との界面にシリサイド層を形成することによ
り多層構造の配線を形成する工程とを備えたことをその
要旨とする。
【0025】請求項9に記載の発明は、多結晶シリコン
層の上に金属膜を形成する工程と、RTA法によって多
結晶シリコン層と金属膜との界面にシリサイド層を形成
することにより多層構造の配線を形成する工程とを備え
たことをその要旨とする。
【0026】請求項10に記載の発明は、不純物がドー
プされた多結晶シリコン層の上に金属膜を形成する工程
と、RTA法によって多結晶シリコン層と金属膜との界
面にシリサイド層を形成することにより多層構造の配線
を形成する工程とを備えたことをその要旨とする。
【0027】請求項11に記載の発明は、ノンドープの
多結晶シリコン層の上に金属膜を形成する工程と、RT
A法によって多結晶シリコン層と金属膜との界面にシリ
サイド層を形成することにより多層構造の配線を形成す
る工程とを備えたことをその要旨とする。
【0028】請求項12に記載の発明は、請求項8〜1
1のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法におい
て、前記RTA法をレーザアニール法に置き代えたこと
をその要旨とする。
【0029】請求項13に記載の発明は、請求項8〜1
2のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法におい
て、前記金属膜を形成する前に前記シリコン層をパター
ニングする工程を備えたことをその要旨とする。
【0030】請求項14に記載の発明は、請求項8〜1
2のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法におい
て、前記シリサイド層を形成後に、前記シリコン層とシ
リサイド層および金属膜をパターニングする工程を備え
たことをその要旨とする。
【0031】請求項15に記載の発明は、請求項8〜1
4のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法におい
て、前記金属膜の表面のシリサイド化されていない部分
を除去する工程を備えたことをその要旨とする。
【0032】請求項16に記載の発明は、請求項8〜1
4のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法におい
て、前記金属膜の表面のシリサイド化されていない部分
を酸洗浄によって除去する工程を備えたことをその要旨
とする。
【0033】請求項17に記載の発明は、請求項1〜1
6のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法によっ
て形成された多層構造の配線をゲート配線,ソース配
線,ドレイン配線の少なくともいずれか一つに用いるこ
とをその要旨とする。
【0034】請求項18に記載の発明は、請求項1〜1
6のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法によっ
て形成された多層構造の配線をゲート配線,ソース配
線,ドレイン配線の少なくともいずれか一つに用いるこ
とをその要旨とする。
【0035】請求項19に記載の発明は、絶縁基板上に
シリコン膜を形成する工程と、そのシリコン膜上にゲー
ト絶縁膜を形成する工程と、請求項1〜16のいずれか
1項に記載の半導体装置の製造方法により、ゲート絶縁
膜上にゲート配線を形成する工程と、ゲート配線を用い
た自己整合技術により、シリコン膜にソース領域および
ドレイン領域を形成する工程とを備えたことをその要旨
とする。
【0036】請求項20に記載の発明は、絶縁基板上に
シリコン膜を形成する工程と、そのシリコン膜上にゲー
ト絶縁膜を形成する工程と、そのゲート絶縁膜上にゲー
ト配線を形成する工程と、ゲート配線を用いた自己整合
技術により、シリコン膜にソース領域およびドレイン領
域を形成する工程と、デバイスの全面に層間絶縁膜を形
成する工程と、その層間絶縁膜にソース領域およびドレ
イン領域とコンタクトするコンタクトホールを形成する
工程と、請求項1〜16のいずれか1項に記載の半導体
装置の製造方法により、コンタクトホール内にソース電
極およびドレイン電極を形成する工程とを備えたことを
その要旨とする。
【0037】請求項21に記載の発明は、請求項18に
記載の薄膜トランジスタを画素駆動素子として用いるこ
とをその要旨とする。請求項22に記載の発明は、請求
項19または請求項20に記載の薄膜トランジスタの製
造方法によって製造された薄膜トランジスタを画素駆動
素子として用いることをその要旨とする。
【0038】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、半導体層より
も低抵抗な導電体層を形成することにより、低抵抗な配
線を得ることができる。
【0039】請求項2に記載の発明によれば、低抵抗な
配線を得ることができる。請求項3に記載の発明によれ
ば、シリコン層よりも低抵抗な導電体層を形成すること
により、低抵抗な配線を得ることができる。また、導電
体層はシリコン層の上に選択的に形成されるため、寸法
精度の高い配線を得ることができる。
【0040】請求項4に記載の発明によれば、低抵抗な
配線を得ることができる上に、金属層またはシリサイド
層はシリコン層の上に選択的に形成されるため寸法精度
の高い配線を得ることができる。
【0041】請求項5または請求項7に記載の発明によ
れば、多結晶シリコン層よりも低抵抗な導電体層を形成
することにより、低抵抗な配線を得ることができる。ま
た、導電体層はシリコン層の上に選択的に形成されるた
め、寸法精度の高い配線を得ることができる。
【0042】請求項6に記載の発明によれば、不純物が
ドープされて低抵抗化が図られた多結晶シリコン層より
も低抵抗な導電体層を形成することにより、低抵抗な配
線を得ることができる。また、導電体層は多結晶シリコ
ン層の上に選択的に形成されるため、寸法精度の高い配
線を得ることができる。
【0043】請求項8に記載の発明によれば、RTA法
によってシリサイド層を形成することにより、低抵抗な
配線を得ることができる上に、シリサイド層はシリコン
層の上に選択的に形成されるため寸法精度の高い配線を
得ることができる。
【0044】請求項9または請求項11に記載の発明に
よれば、RTA法によってシリサイド層を形成すること
により、低抵抗な配線を得ることができる上に、シリサ
イド層は多結晶シリコン層の上に選択的に形成されるた
め寸法精度の高い配線を得ることができる。
【0045】請求項10に記載の発明によれば、RTA
法によってシリサイド層を形成することにより、不純物
がドープされて低抵抗化が図られた多結晶シリコン層と
相まって低抵抗な配線を得ることができる上に、シリサ
イド層は多結晶シリコン層の上に選択的に形成されるた
め寸法精度の高い配線を得ることができる。
【0046】請求項12に記載の発明によれば、レーザ
アニール法によってシリサイド層を形成することによ
り、上記発明と同様の効果を得ることができる。請求項
13に記載の発明によれば、パターニングされたシリコ
ン層の上にシリサイド層が選択的に形成されるため寸法
精度の高い配線を得ることができる。
【0047】請求項14に記載の発明によれば、シリコ
ン層とシリサイド層および金属膜をパターニングするこ
とにより、寸法精度の高い配線を得ることができる。請
求項15に記載の発明によれば、金属膜の表面のシリサ
イド化されていない部分を除去することにより、ポリサ
イド構造の配線を得ることができる。
【0048】請求項16に記載の発明によれば、金属膜
の表面のシリサイド化されていない部分を酸洗浄によっ
て除去することにより、ポリサイド構造の配線を得るこ
とができる上に、製造工程で付着した塵や埃などが除去
されて高品質な配線を得ることができる。
【0049】請求項17に記載の発明によれば、低抵抗
で寸法精度の高い配線により、高性能な半導体装置を得
ることができる。請求項18に記載の発明によれば、低
抵抗で寸法精度の高い配線により、高性能な薄膜トラン
ジスタを得ることができる。
【0050】請求項19または請求項20に記載の発明
によれば、低抵抗で寸法精度の高い配線を備えた高性能
な薄膜トランジスタを容易に製造することができる。請
求項21または請求項22に記載の発明によれば、高性
能な薄膜トランジスタを画素駆動素子として用いること
により、優れた表示装置を得ることができる。また、薄
膜トランジスタの製造に係る全工程を低温プロセス化す
れば、基板に耐熱温度の低い材料を用いることができ、
安価で大面積な表示装置を得ることができる。
【0051】
【実施例】
(第1実施例)以下、本発明をアクティブマトリクス方
式LCDの画素駆動素子として用いるプレーナ型の多結
晶シリコンTFTに具体化した第1実施例の製造方法を
図1および図2に従って説明する。
【0052】工程1(図1(a)参照);透明絶縁基板
1(石英ガラス,高耐熱ガラス)上にノンドープの多結
晶シリコン膜2(膜厚;500 Å)を形成する。多結晶シ
リコン膜2の形成方法には以下のものがある。
【0053】多結晶シリコン膜2を直接形成する方
法;CVD法またはPVD法を用いる。CVD法には常
圧CVD法,減圧CVD法,プラズマCVD法,光励起
CVD法などがある。また、PVD法には蒸着法,EB
(Electron Beam )蒸着法,MBE(Molecular Beam E
pitaxy)法,スパッタ法などがある。
【0054】この中では、モノシラン(SiH4 )また
はジシラン(Si2 6 )の熱分解を利用する減圧CV
D法が一般的であり、最も高品質な多結晶シリコン膜2
を形成することができる。減圧CVD法では、処理温度
が550 ℃以下では非晶質、620 ℃以上では多結晶とな
る。
【0055】また、プラズマ中でのモノシランまたはジ
シランの熱分解を利用するプラズマCVD法も用いられ
る。プラズマCVD法の処理温度は300 ℃程度で、水素
を添加すると反応が促進されて非晶質シリコン膜が形成
される。そして、不活性ガス(ヘリウム,ネオン,アル
ゴン,クリプトン,キセノン,ラドン)を添加するとプ
ラズマが励起され、同一の処理温度でも多結晶シリコン
膜が形成される。
【0056】非晶質シリコン膜を形成した後に多結晶
化させて多結晶シリコン膜2を形成する方法;固相成長
法または溶融再結晶化法を用いる。固相成長法は、非晶
質シリコン膜に600 ℃前後で20時間前後の長時間の熱処
理を行うことにより、固体のままで多結晶化させて多結
晶シリコン膜を得る方法である。
【0057】溶融再結晶化法は、非晶質シリコン膜の表
面だけを溶融させて再結晶化を図りながら基板温度を60
0 ℃以下に保つ方法であり、レーザアニール法やRTA
(Rapid Thermal Annealing )法がある。レーザアニー
ル法は、非晶質シリコン膜の表面にレーザを照射して加
熱溶融させる方法である。RTA法は、非晶質シリコン
膜の表面にランプ光を照射して加熱溶融させる方法であ
る。
【0058】このように、固相成長法または溶融再結晶
化法を用いて基板温度が600 ℃以上にならないようにす
れば、透明絶縁基板として高耐熱ガラスを用いることが
できる。石英ガラスは大型化に伴って著しく高価になる
上に現在のところ大型化には限りがあるため、基板の寸
法が制約を受ける。そのため、コスト的に見合うLCD
のパネルサイズは2型以下となり、ビデオカメラのビュ
ーファインダ用や液晶プロジェクタ用としては十分に使
用できるものの、直視用としてはパネルサイズが小さす
ぎて使用できない。一方、通常のガラス(高耐熱ガラ
ス)は石英ガラスの約1/10の価格で寸法にも制限がな
い。現在、LCD用に市販されている高耐熱ガラス(例
えば、米国Corning Inc.製の「7059」)では600 ℃程度
の耐熱温度がある。そこで、透明絶縁基板に通常のガラ
ス(高耐熱ガラス)を使えるように、多結晶シリコンT
FTを600 ℃程度以下の低温の工程(低温プロセスと呼
ばれる)を使って形成することが求められている。尚、
多結晶シリコンTFTを1000℃程度の高温の工程で形成
する場合は、低温プロセスに対して高温プロセスと呼ば
れる。
【0059】次に、多結晶シリコン膜2上にゲート絶縁
膜3(膜厚;1000Å) を形成する。ゲート絶縁膜3の形
成方法には以下のものがある。 [1] 酸化法を用いてシリコン酸化膜を形成する方法;高
温酸化法(乾燥酸素を用いるドライ酸化法,湿った酸素
を用いるウェット酸化法,水蒸気雰囲気中での酸化
法),低温酸化法(高圧水蒸気雰囲気中での酸化法,酸
素プラズマ中での酸化法),陽極酸化法などを用いる。
【0060】[2] 被着法を用いてシリコン酸化膜,シリ
コン窒化膜,シリコン窒酸化膜(SiOx y )を形成
する方法;CVD法やPVD法を用いる。また、各膜を
組み合わせて多層構造にする方法もある。
【0061】CVD法によるシリコン酸化膜の形成に
は、モノシランまたはジシランの熱分解,有機オキシシ
ラン(TEOSなど)の熱分解,ハロゲン化珪素の加水
分解などを用いる。CVD法によるシリコン窒化膜の形
成には、アンモニアおよびジクロルシラン(SiH2
2 ),アンモニアおよびモノシラン,窒素およびモノ
シランなどの熱分解などを用いる。シリコン窒酸化膜は
酸化膜と窒化膜の両膜の特性をもつもので、CVD法に
よるシリコン窒化膜の形成の系に酸化窒素(N2O)を
少量導入することで形成できる。
【0062】尚、ゲート絶縁膜3の形成方法にも高温プ
ロセスおよび低温プロセスがある。高温プロセスでは、
一般に前記した高温酸化法が用いられる。一方、低温プ
ロセスでは、一般に前記した酸素プラズマ中での酸化法
や被着法などが用いられ、処理温度が600 ℃程度以下に
抑えられる。
【0063】続いて、ゲート絶縁膜3上にドープド多結
晶シリコン膜を形成し、そのドープド多結晶シリコン膜
をゲート配線(ゲート電極)として所望の形状になるよ
うにパターニングして多結晶シリコン層4を形成する。
【0064】ドープド多結晶シリコン膜の形成方法には
以下のものがある。 (1) まず、上記した多結晶シリコン膜2の形成方法と同
様にして、ノンドープの多結晶シリコン膜を形成する。
次に、そのノンドープの多結晶シリコン膜に不純物をド
ープして、ゲート配線として使用することができるまで
に低抵抗化する。多結晶シリコン膜への不純物のドープ
方法には、(a) 多結晶シリコン膜上に不純物拡散源とな
る膜(PSG(Phospho-Silicate Glass)膜,BSG(B
oro-Silicate Glass)膜など)を形成後に熱処理を行う
ことで、不純物拡散源となる膜中の不純物を多結晶シリ
コン膜中へ拡散させる方法、(b) イオン注入またはイオ
ンシャワーを用いる方法がある。
【0065】(2) CVD法によって多結晶シリコン膜を
形成する際に、原料ガスに不純物を含んだガスを混入さ
せ、多結晶シリコン膜の形成と不純物のドープとを同時
に行う。
【0066】工程2(図1(b)参照);選択CVD法
により、多結晶シリコン層4上だけに導電体層5を形成
する。このように形成された多結晶シリコン層4と導電
体層5とで2層構造のゲート配線6が構成される。ここ
で、導電体層5にドープド多結晶シリコンよりも低抵抗
な材質を用いれば、ドープド多結晶シリコンだけでゲー
ト配線6を構成した場合に比べてゲート配線6の低抵抗
化を図ることができる。
【0067】ところで、選択CVD法によって形成可能
な導電体層5の材質としては、高融点金属(タングステ
ン,クロム,モリブデンなど),シリサイド(チタンシ
リサイド(TiSix ),タンタルシリサイド(TaS
x )など),アルミ,銅などがある。
【0068】導電体層5にタングステンを用いた場合
は、減圧CVD法でWF6 −SiH4−H2 系の原料ガ
スを用い、基板温度を280 〜400 ℃として形成される。
モリブデンを用いた場合は、MoCl5 −SiH4 −H
2 系の原料ガスを用い、基板温度を300 〜700 ℃として
形成される。
【0069】チタンシリサイドを用いた場合は、TiC
4 −SiH4 系の原料ガスを用い、基板温度を300 〜
750 ℃として形成される。アルミを用いた場合は、減圧
CVD法でジメチルアルミニウムハイドライド〔AlH
(CH3 2 <DMAH>〕−H2 系の原料ガスを用
い、基板温度を230〜350 ℃として形成される。
【0070】銅を用いた場合は、減圧CVD法でビスヘ
キサクロロアセチルアセトナート銅〔Cu(HF
A)2 〕−H2 (またはAr)系の原料ガスを用い、基
板温度を250 〜400 ℃として形成される。
【0071】尚、導電体層5にシリサイドを用いた場合
には、ポリサイド構造のゲート配線6が構成される。ま
た、ポリサイド構造のゲート配線6を形成するには以下
の方法もある。まず、導電体層5として金属層を用いて
2層構造のゲート配線6を形成した後で、抵抗加熱炉内
に透明絶縁基板1を導入して700 ℃程度で加熱する。す
ると、多結晶シリコン層4と導電体層(金属層)5とが
合金化し、多結晶シリコン層4と導電体層(金属層)5
との間にシリサイド層が形成される。ここで、そのシリ
サイド層の下層にシリサイド化していない多結晶シリコ
ン層4を残すようにすれば(すなわち、多結晶シリコン
層4が完全にシリサイド化しないようにすれば)、多結
晶シリコン層4と当該シリサイド層とでポリサイド構造
のゲート配線6が構成される。
【0072】工程3(図2参照);自己整合技術によ
り、ゲート配線6をマスクとして多結晶シリコン膜2に
ソース・ドレイン領域7を形成する。ソース・ドレイン
領域7の形成方法にも高温プロセスおよび低温プロセス
がある。高温プロセスでは、不純物をイオン注入後に高
温の熱処理を行って不純物を活性化させる。低温プロセ
スでは、ホスフィンガス(PH3 )またはジボランガス
(B2 6 )と水素ガスとの混合ガスによるイオンシャ
ワーを照射することで、特別な熱処理工程を設けること
なく不純物の注入と活性化を同時に行う。尚、低温プロ
セスでは、不純物をイオン注入後に600 ℃程度以下の低
温で数時間〜数十時間の熱処理を行うことで不純物を活
性化させる方法もある。透明絶縁基板1に高耐熱ガラス
を用いた場合には、多結晶シリコン膜2の形成時だけで
なく、ゲート絶縁膜3の形成時およびソース・ドレイン
領域7の形成時にも低温プロセスを用いなければならな
い。
【0073】そして、デバイスの全面に層間絶縁膜8を
形成する。層間絶縁膜8の材質としては、シリコン酸化
膜,シリケートガラス,シリコン窒化膜などが用いら
れ、その形成にはCVD法またはPVD法が用いられ
る。
【0074】その後、ソース・ドレイン領域7とコンタ
クトするコンタクトホール9が層間絶縁膜8に形成さ
れ、ソース・ドレイン電極(ソース・ドレイン配線)1
0が形成されて多結晶シリコンTFT106が完成す
る。
【0075】このように、本実施例によれば、従来例の
ようにレジストパターンを用いるフォトリソ工程やエッ
チング工程を行うことなく、多結晶シリコン層4上に選
択的に導電体層5を形成することができる。そのため、
レジストパターンのズレによってゲート配線6の幅が設
計値と異なったものになる恐れはなく、多結晶シリコン
TFT106の特性が悪化することもない。また、フォ
トリソ工程やエッチング工程を行わないため製造工程が
簡略化される上に、レジストパターンを形成するための
フォトマスクが不要になるため製造が容易になる。従っ
て、透明絶縁基板1の大面積化やゲート配線6の微細化
が進んでも、寸法精度が高く低抵抗なゲート配線6を高
いスループットで製造することができる。
【0076】また、本実施例によれば、ポリサイド構造
のゲート配線6を形成するにあたって抵抗加熱炉内で高
温加熱する必要がないため、透明絶縁基板1に高耐熱ガ
ラスを用いた場合でも透明絶縁基板1が歪むことはな
い。
【0077】そして、寸法精度が高く低抵抗なゲート配
線6を備えた多結晶シリコンTFT106をアクティブ
マトリクス方式LCDの画素駆動素子として用いれば、
LCDのパネル全面にわたって均質で高品位な画像を表
示することができる。また、LCDの歩留りを向上させ
ることも可能になる。
【0078】さらに、本実施例において、全工程に渡っ
て低温プロセスを採用すれば、透明絶縁基板1に高耐熱
ガラスを用いてパネルサイズの大きなLCDを安価に提
供することができる。
【0079】次に、上記のように製造された多結晶シリ
コンTFT106を画素駆動素子として用いた透過型構
成をとるLCDの画素部の製造方法を図3に従って説明
する。
【0080】工程一;層間絶縁膜8の形成に先立ち、ス
パッタ法により、透明絶縁基板1の画素部領域上にイン
ジウム錫酸化物(ITO;Indium Tin Oxide)等からな
る補助容量の蓄積電極51を形成する。
【0081】工程二;デバイスの全面に絶縁膜52を形
成する。絶縁膜52の材質としては、シリコン酸化膜,
シリケートガラス,シリコン窒化膜などが用いられ、そ
の形成にはCVD法またはPVD法が用いられる。次
に、絶縁膜52にソース・ドレイン電極10とコンタク
トするためのコンタクトホールを形成し、スパッタ法に
より、そのコンタクトホールを含むデバイスの全面にI
TO膜を形成し、そのITO膜をパターニングして表示
電極53を形成する。
【0082】工程三;多結晶シリコンTFT106が形
成された透明絶縁基板1と、表面に共通電極54が形成
された透明絶縁基板55とを相対向させ、各基板1,5
5の間に液晶を封入して液晶層56を形成する。その結
果、LCDの画素部が完成する。
【0083】図4に、本実施例のアクティブマトリック
ス方式LCDのブロック構成を示す。画素部101には
各走査線(ゲート配線)G1 …Gn,Gn+1 …Gm と各デ
ータ線(ドレイン配線)D1 …Dn,Dn+1 …Dm とが配
置されている。各ゲート配線と各ドレイン配線とはそれ
ぞれ直交し、その直交部分に画素102が設けられてい
る。そして、各ゲート配線はゲートドライバ103に接
続され、ゲート信号(走査信号)が印加されるようにな
っている。また、各ドレイン配線はドレインドライバ
(データドライバ)104に接続され、データ信号(ビ
デオ信号)が印加されるようになっている。これらのド
ライバ103,104によって周辺駆動回路部105が
構成されている。そして、各ドライバ103,104の
うち少なくともいずれか一方を画素部101と同一基板
上に形成したLCDは、一般にドライバ一体型(ドライ
バ内蔵型)LCDと呼ばれる。尚、ゲートドライバ10
3が、画素部101の両側に設けられている場合もあ
る。また、ドレインドライバ104が、画素部101の
両側に設けられている場合もある。
【0084】図5に、ゲート配線Gn とドレイン配線D
n との直交部分に設けられている画素102の等価回路
を示す。画素102は、画素駆動素子としてのTFT1
06、液晶セルLC、補助容量CS から構成される。ゲ
ート配線Gn にはTFT106のゲートが接続され、ド
レイン配線Dn にはTFT106のドレインが接続され
ている。そして、TFT106のソースには、液晶セル
LCの表示電極(画素電極)と補助容量(蓄積容量また
は付加容量)CS とが接続されている。この液晶セルL
Cと補助容量CSとにより、前記信号蓄積素子が構成さ
れる。液晶セルLCの共通電極(表示電極の反対側の電
極)には電圧Vcom が印加されている。一方、補助容量
CS において、TFT106のソースと接続される側の
電極の反対側の電極には定電圧VRが印加されている。
この液晶セルLCの共通電極は、文字どおり全ての画素
102に対して共通した電極となっている。そして、液
晶セルLCの表示電極と共通電極との間には静電容量が
形成されている。尚、補助容量CS において、TFT1
06のソースと接続される側の電極の反対側の電極は、
隣のゲート配線Gn+1と接続されている場合もある。
【0085】このように構成された画素102におい
て、ゲート配線Gn を正電圧にしてTFT106のゲー
トに正電圧を印加すると、TFT106がオンとなる。
すると、ドレイン配線Dn に印加されたデータ信号で、
液晶セルLCの静電容量と補助容量CS とが充電され
る。反対に、ゲート配線Gn を負電圧にしてTFT10
6のゲートに負電圧を印加すると、TFT106がオフ
となり、その時点でドレイン配線Dn に印加されていた
電圧が、液晶セルLCの静電容量と補助容量CS とによ
って保持される。このように、画素102へ書き込みた
いデータ信号をドレイン配線に与えてゲート配線の電圧
を制御することにより、画素102に任意のデータ信号
を保持させておくことができる。その画素102の保持
しているデータ信号に応じて液晶セルLCの透過率が変
化し、画像が表示される。
【0086】ここで、画素102の特性として重要なも
のに、書き込み特性と保持特性とがある。書き込み特性
に対して要求されるのは、画素部101の仕様から定め
られた単位時間内に、信号蓄積素子(液晶セルLCおよ
び補助容量CS )に対して所望のビデオ信号電圧を十分
に書き込むことができるかどうかという点である。ま
た、保持特性に対して要求されるのは、信号蓄積素子に
一旦書き込んだビデオ信号電圧を必要な時間だけ保持す
ることができるかどうかという点である。
【0087】補助容量CS が設けられているのは、信号
蓄積素子の静電容量を増大させて書き込み特性および保
持特性を向上させるためである。すなわち、液晶セルL
Cはその構造上、静電容量の増大には限界がある。そこ
で、補助容量CS によって液晶セルLCの静電容量の不
足分を補うわけである。
【0088】(第2実施例)次に、本発明をプレーナ型
の多結晶シリコンTFTに具体化した第2実施例の製造
方法を図6および図2に従って説明する。尚、本実施例
において、第1実施例と同じ構成部材については符号を
等しくしてその詳細な説明を省略する。
【0089】工程1(図6(a)参照);第1実施例の
工程1と同じである。 工程2(図6(b)参照);PVD法により、デバイス
の全面に金属膜Cを形成する。次に、RTA法により、
デバイスの全面にランプ光を照射して金属膜Cを加熱溶
融する。すると、金属膜Cと接する多結晶シリコン層4
の表面も加熱溶融され、金属膜Cと多結晶シリコン層4
との界面にシリサイド層Dが形成されるここで、金属膜
Cの膜厚やランプ光の強度および照射する時間を調整す
ることにより、シリサイド層Dの下層にシリサイド化し
ていない多結晶シリコン層4を残すようにする。
【0090】このとき、RTA法では金属膜Cおよび多
結晶シリコン層4だけが加熱溶融されるため、透明絶縁
基板1にはその潜熱が伝わるだけであり、抵抗加熱炉内
で加熱する場合のように透明絶縁基板1が不要に加熱さ
れることはない。
【0091】ところで、金属膜Cの材質としては、高融
点金属,アルミ,銅などがある。 工程3(図6(c)参照);デバイスの表面を硫酸等の
酸によって洗浄し、シリサイド化していない金属膜Cを
除去する。このとき、シリサイド層Dは酸に侵されず除
去されないため、多結晶シリコン層4とシリサイド層D
とから成るポリサイド構造のゲート配線6が形成され
る。
【0092】工程4(図2参照);第1実施例の工程3
と同じである。このように、本実施例によれば、従来例
のようにレジストパターンを用いるフォトリソ工程やエ
ッチング工程を行うことなく、多結晶シリコン層4上に
選択的にシリサイド層Dを形成することができる。その
ため、第1実施例と同様の効果を得ることができる。
【0093】さらに、本実施例によれば、シリサイド層
Dを形成するにあたって透明絶縁基板1が不要に加熱さ
れることがないため、透明絶縁基板1に高耐熱ガラスを
用いた場合でも透明絶縁基板1が歪むことはない。
【0094】加えて、本実施例によれば、工程3におい
てデバイスの表面を酸によって洗浄するため、デバイス
の表面に付着した塵や埃などによってゲート配線6に欠
陥が発生するのを防止することができ、歩留りをさらに
向上させることが可能になる。
【0095】ちなみに、金属膜Cにチタンを用いた場
合、多結晶シリコン層4がシリサイド化されてチタンシ
リサイド層Dが形成されてもその寸法はほとんど変わら
ないため、多結晶シリコン層4の幅はゲート配線6の幅
とほぼ同じになる。また、チタンシリサイドの抵抗値は
チタン単体より低くなる。従って、本実施例において、
金属膜Cにチタンを用いれば特に有効となる。
【0096】尚、本実施例の多結晶シリコンTFTを画
素駆動素子として用いた透過型構成をとるLCDの画素
部の製造方法については、第1実施例のそれと同様であ
るので説明を省略する。
【0097】また、本実施例の多結晶シリコンTFTを
画素駆動素子として用いたアクティブマトリックス方式
LCDのブロック構成および画素の等価回路について
も、第1実施例のそれと同様であるので説明を省略す
る。
【0098】ところで、上記各実施例は以下のように変
更してもよく、その場合でも同様の作用および効果を得
ることができる。 (1)各実施例において、多結晶シリコン層4をノンド
ープとする。この場合、多結晶シリコン層4の膜厚を最
適化すれば多結晶シリコンTFTの動作速度が低下する
恐れはない。すなわち、多結晶シリコン層4をノンドー
プとすると抵抗値が高くなるため、多結晶シリコン層4
が空乏層化してゲート絶縁膜3に印加される電位差が小
さくなり、発生するキャリアの密度が減少する結果、多
結晶シリコンTFTの動作速度が低下してしまう。しか
し、多結晶シリコン層4の膜厚を調整することで、多結
晶シリコン層4の静電容量をゲート絶縁膜3に比べて十
分に大きくすれば、ゲート配線6に印加される電圧のほ
とんどをゲート絶縁膜3に印加することができる。従っ
て、多結晶シリコンTFTの動作速度の低下を回避する
ことができる。
【0099】(2)第2実施例の工程2において、多結
晶シリコン層4を全てシリサイド化させる。すなわち、
シリサイド層Dの下層にシリサイド化していない多結晶
シリコン層4が残らないようにする。シリサイド層Dの
下層にシリサイド化していない多結晶シリコン層4を残
してポリサイド構造を構成するのは、ゲート配線6がシ
リサイドだけで形成されていると、多結晶シリコン膜2
上に形成されるソース・ドレイン領域7との仕事関数の
ズレから多結晶シリコンTFTの閾値電圧(Vth)が高
くなるからである。また、その閾値電圧の変化はpチャ
ネルトランジスタとnチャネルトランジスタとでは異な
るため、多結晶シリコンTFTがCMOS構成をとる場
合に問題となる。しかし、閾値電圧の変化を容認し、C
MOS構成をとらない場合には、ゲート配線6をシリサ
イドだけで形成してもよい。
【0100】(3)第2実施例の工程2において、RT
A法ではなくレーザアニール法により、多結晶シリコン
層4上の金属膜Cだけにレーザ光を照射して金属膜Cを
加熱溶融することでシリサイド層Dを形成する。
【0101】(4)第2実施例において、ゲート絶縁膜
3上にドープド多結晶シリコン膜を形成し、そのドープ
ド多結晶シリコン膜をパターニングすることなく、その
上に金属膜Cを形成する。次に、RTA法により、多結
晶シリコン膜と金属膜Cとの界面にシリサイド層を形成
する。続いて、多結晶シリコン膜,シリサイド層,金属
膜Cを一括してパターニングすることにより、3層構造
のゲート配線を形成する。続いて、デバイスの表面を硫
酸等の酸によって洗浄し、シリサイド化していない金属
膜Cを除去して、ポリサイド構造のゲート配線6を形成
する。
【0102】(5)ゲート配線6を2層構造ではなく3
層以上の多層構造にする。 (6)多結晶シリコン層4を、不純物をドープして低抵
抗化が図られた非晶質シリコン層に置き代える。
【0103】(7)上記各実施例をゲート配線6だけで
なくソース・ドレイン電極10にも適用する。 (8)多結晶シリコンTFTの製造工程において、多結
晶シリコン膜2の形成後に、水素化処理を行うことで多
結晶シリコンTFTの素子特性を向上させる。水素化処
理とは、多結晶シリコンの結晶欠陥部分に水素原子を結
合させることにより、欠陥を減らして結晶構造を安定化
させ、電界効果移動度を高める方法である。
【0104】(9)多結晶シリコン膜2におけるソース
・ドレイン領域7間のチャネル領域に相当する部分に不
純物をドーピングして多結晶シリコンTFTの閾値電圧
(Vth)を制御する。固相成長法で形成された多結晶シ
リコンTFTにおいては、nチャネルトランジスタでは
ディプレッション方向に閾値電圧がシフトし、pチャネ
ルトランジスタではエンハンスメント方向に閾値電圧が
シフトする傾向にある。特に、水素化処理を行った場合
には、その傾向がより顕著となる。この閾値電圧のシフ
トを抑えるには、チャネル領域に不純物をドーピングす
ればよい。
【0105】(10)多結晶シリコンTFTではなく非
晶質シリコンTFTに適用する。 (11)プレーナ型だけでなく、逆プレーナ型,スタガ
型,逆スタガ型などあらゆる構造のTFTに適用する。
【0106】(12)TFTだけでなく、絶縁ゲート型
半導体素子全般に適用する。また、太陽電池や光センサ
などの光電変換素子,バイポーラトランジスタ,静電誘
導型トランジスタ(SIT;Static Induction Transis
tor )などのシリコン膜を用いるあらゆる半導体装置に
適用する。
【0107】(13)透明絶縁基板1をセラミックス基
板やシリコン酸化膜などの絶縁層に置き代え、LCDで
はなく密着型イメージセンサや三次元ICなどに適用す
る。 (14)TFTを、ダイナミックRAM(DRAM)の
メモリセル内の電荷転送素子やスタティックRAM(S
RAM)のメモリセル内の負荷素子などに用いる。
【0108】(15)LCDだけでなく、半導体メモリ
やロジックICに用いるバルクトランジスタなどの寸法
精度が高く低抵抗な配線を必要とする半導体装置全般に
適用する。
【0109】以上、各実施例について説明したが、各実
施例から把握できる請求項以外の技術的思想について、
以下にそれらの効果と共に記載する。 (イ)請求項19に記載の薄膜トランジスタの製造方法
において、シリコン膜に水素化処理を施した薄膜トラン
ジスタの製造方法。
【0110】このようにすれば、シリコン膜に多結晶シ
リコン膜を用いた場合、その結晶欠陥部分に水素原子が
結合することにより、欠陥が減って結晶構造が安定化
し、電界効果移動度を高めることができる。
【0111】(ロ)請求項19に記載の薄膜トランジス
タの製造方法において、シリコン膜のチャネル領域に相
当する部分に不純物をドーピングした薄膜トランジスタ
の製造方法。
【0112】このようにすれば、薄膜トランジスタの閾
値電圧を制御することができる。ところで、本明細書に
おいて、発明の構成に係る部材は以下のように定義され
るものとする。
【0113】(a)絶縁基板としては、石英ガラス,高
耐熱ガラス,高耐熱樹脂,セラミックスなどのあらゆる
絶縁材料による基板を含むだけでなく、表面にシリコン
酸化膜などの絶縁層を設けた金属などの導電性基板をも
含むものとする。
【0114】(b)半導体層としては、多結晶シリコン
層だけでなく、非晶質シリコン層や単結晶シリコン層を
も含むものとする。
【0115】
【発明の効果】
1〕低抵抗な配線を備えた半導体装置の製造方法を提供
することができる。 2〕低抵抗で寸法精度の高い配線を備えた半導体装置の
製造方法を提供することができる。
【0116】3〕低抵抗で寸法精度の高い配線をゲート
配線として備えた高性能な半導体装置を提供することが
できる。 4〕低抵抗で寸法精度の高い配線をゲート配線として備
えた高性能な薄膜トランジスタおよびその製造方法を提
供することができる。
【0117】5〕高性能な薄膜トランジスタを画素駆動
素子として用いる優れた表示装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の製造方法を説明するための概略断
面図。
【図2】第1,2実施例の製造方法を説明するための概
略断面図。
【図3】LCDの画素部の製造方法を説明するための概
略断面図。
【図4】アクティブマトリックス方式LCDのブロック
構成図。
【図5】画素の等価回路図。
【図6】第2実施例の製造方法を説明するための概略断
面図。
【図7】従来例の製造方法を説明するための概略断面
図。
【符号の説明】
1 透明絶縁基板 2 多結晶シリコン膜 3 ゲート絶縁膜 4 多結晶シリコン層 5 導電体層 6 ゲート配線 7 ソース領域またはドレイン領域(ソース・ドレイン
領域) 7 ソース電極またはドレイン電極(ソース・ドレイン
電極、ソース・ドレイン配線) C 金属膜 D シリサイド層
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/285 301 S 21/3205

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体層の上に導電体層を形成すること
    により多層構造の配線を形成する工程を備えた半導体装
    置の製造方法。
  2. 【請求項2】 シリコン層の上に金属層またはシリサイ
    ド層を形成することにより多層構造の配線を形成する工
    程を備えた半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 シリコン層の上に選択CVD法によって
    導電体層を形成することにより多層構造の配線を形成す
    る工程を備えた半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 シリコン層の上に選択CVD法によって
    金属層またはシリサイド層を形成することにより多層構
    造の配線を形成する工程を備えた半導体装置の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 多結晶シリコン層の上に選択CVD法に
    よって導電体層を形成することにより多層構造の配線を
    形成する工程を備えた半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 不純物がドープされた多結晶シリコン層
    の上に選択CVD法によって導電体層を形成することに
    より多層構造の配線を形成する工程を備えた半導体装置
    の製造方法。
  7. 【請求項7】 ノンドープの多結晶シリコン層の上に選
    択CVD法によって導電体層を形成することにより多層
    構造の配線を形成する工程を備えた半導体装置の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 シリコン層の上に金属膜を形成する工程
    と、RTA法によってシリコン層と金属膜との界面にシ
    リサイド層を形成することにより多層構造の配線を形成
    する工程とを備えた半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 多結晶シリコン層の上に金属膜を形成す
    る工程と、RTA法によって多結晶シリコン層と金属膜
    との界面にシリサイド層を形成することにより多層構造
    の配線を形成する工程とを備えた半導体装置の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 不純物がドープされた多結晶シリコン
    層の上に金属膜を形成する工程と、RTA法によって多
    結晶シリコン層と金属膜との界面にシリサイド層を形成
    することにより多層構造の配線を形成する工程とを備え
    た半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 ノンドープの多結晶シリコン層の上に
    金属膜を形成する工程と、RTA法によって多結晶シリ
    コン層と金属膜との界面にシリサイド層を形成すること
    により多層構造の配線を形成する工程とを備えた半導体
    装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項8〜11のいずれか1項に記載
    の半導体装置の製造方法において、前記RTA法をレー
    ザアニール法に置き代えた半導体装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項8〜12のいずれか1項に記載
    の半導体装置の製造方法において、前記金属膜を形成す
    る前に前記シリコン層をパターニングする工程を備えた
    半導体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項8〜12のいずれか1項に記載
    の半導体装置の製造方法において、前記シリサイド層を
    形成後に、前記シリコン層とシリサイド層および金属膜
    をパターニングする工程を備えた半導体装置の製造方
    法。
  15. 【請求項15】 請求項8〜14のいずれか1項に記載
    の半導体装置の製造方法において、前記金属膜の表面の
    シリサイド化されていない部分を除去する工程を備えた
    半導体装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 請求項8〜14のいずれか1項に記載
    の半導体装置の製造方法において、前記金属膜の表面の
    シリサイド化されていない部分を酸洗浄によって除去す
    る工程を備えた半導体装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 請求項1〜16のいずれか1項に記載
    の半導体装置の製造方法によって形成された多層構造の
    配線をゲート配線,ソース配線,ドレイン配線の少なく
    ともいずれか一つに用いる半導体装置。
  18. 【請求項18】 請求項1〜16のいずれか1項に記載
    の半導体装置の製造方法によって形成された多層構造の
    配線をゲート配線,ソース配線,ドレイン配線の少なく
    ともいずれか一つに用いる薄膜トランジスタ。
  19. 【請求項19】 絶縁基板上にシリコン膜を形成する工
    程と、 そのシリコン膜上にゲート絶縁膜を形成する工程と、 請求項1〜16のいずれか1項に記載の半導体装置の製
    造方法により、ゲート絶縁膜上にゲート配線を形成する
    工程と、 ゲート配線を用いた自己整合技術により、シリコン膜に
    ソース領域およびドレイン領域を形成する工程とを備え
    た薄膜トランジスタの製造方法。
  20. 【請求項20】 絶縁基板上にシリコン膜を形成する工
    程と、 そのシリコン膜上にゲート絶縁膜を形成する工程と、 そのゲート絶縁膜上にゲート配線を形成する工程と、 ゲート配線を用いた自己整合技術により、シリコン膜に
    ソース領域およびドレイン領域を形成する工程と、 デバイスの全面に層間絶縁膜を形成する工程と、 その層間絶縁膜にソース領域およびドレイン領域とコン
    タクトするコンタクトホールを形成する工程と、 請求項1〜16のいずれか1項に記載の半導体装置の製
    造方法により、コンタクトホール内にソース電極および
    ドレイン電極を形成する工程とを備えた薄膜トランジス
    タの製造方法。
  21. 【請求項21】 請求項18に記載の薄膜トランジスタ
    を画素駆動素子として用いる表示装置。
  22. 【請求項22】 請求項19または請求項20に記載の
    薄膜トランジスタの製造方法によって製造された薄膜ト
    ランジスタを画素駆動素子として用いる表示装置。
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