JP3433192B2 - 半導体装置の製造方法及び表示装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法及び表示装置

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JP3433192B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造方法
および表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、薄膜トランジスタ(TFT;Thin
Film Transistor)を用いたアクティブマトリックス方
式の液晶ディスプレイ(LCD;Liquid Crystal Displ
ay)が高画質な表示装置として注目されている。マトリ
ックスに配置された点(ドット)で表示を行うドットマ
トリックスLCDには、単純マトリックス方式とアクテ
ィブマトリックス方式とがある。単純マトリックス方式
は、マトリックスに配置された各画素の液晶を走査信号
に同期して外部から直接駆動する方式であり、電極と液
晶だけでLCDの表示部である画素部(液晶パネル)が
構成されている。そのため、走査線数が増大すると1つ
の画素に割り当てられる駆動時間(デューティ)が少な
くなり、コントラストが低下するという欠点がある。
【0003】一方、アクティブマトリックス方式は、マ
トリックスに配置された各画素に画素駆動素子(アクテ
ィブエレメント)と信号蓄積素子(画素容量)とを集積
し、各画素に一種の記憶動作を行わせて液晶を準スタテ
ィックに駆動する方式である。すなわち、画素駆動素子
は、走査信号によってオン・オフ状態が切り換わるスイ
ッチとして機能する。そして、オン状態にある画素駆動
素子を介してデータ信号(表示信号)が画素に伝達さ
れ、液晶の駆動が行われる。その後、画素駆動素子がオ
フ状態になると、画素に印加されたデータ信号は電荷の
状態で信号蓄積素子に蓄えられ、次に画素駆動素子がオ
ン状態になるまで引き続き液晶の駆動が行われる。その
ため、走査線数が増大して1つの画素に割り当てられる
駆動時間が少なくなっても、液晶の駆動が影響を受ける
ことはなく、コントラストが低下することもない。従っ
て、アクティブマトリックス方式によれば、単純マトリ
ックス方式に比べてはるかに高画質な表示が可能にな
る。
【0004】アクティブマトリックス方式は画素駆動素
子の違いにより、トランジスタ型(3端子型)とダイオ
ード型(2端子型)とに大別される。トランジスタ型
は、ダイオード型に比べて製造が困難である反面、コン
トラストや解像度を高くするのが容易でCRTに匹敵す
る高品位なLCDを実現することができるという特徴が
ある。
【0005】トランジスタ型の画素駆動素子としては、
一般にTFTが用いられる。TFTでは、絶縁基板上に
形成された半導体薄膜が能動層として使われる。能動層
として、セレン化カドミウム(CdSe)やテルル(T
e)などを用いる研究もなされてはいるが、一般的なの
は非晶質シリコン膜および多結晶シリコン膜である。能
動層として非晶質シリコン膜を用いたTFTは非晶質シ
リコンTFTと呼ばれ、多結晶シリコン膜を用いたTF
Tは多結晶シリコンTFTと呼ばれる。多結晶シリコン
TFTは非晶質シリコンTFTに比べ、移動度が大きく
駆動能力が高いという利点がある。そのため、多結晶シ
リコンTFTは、画素駆動素子としてだけでなく論理回
路を構成する素子としても使用することができる。従っ
て、多結晶シリコンTFTを用いれば、画素部だけでな
く、その周辺に配置されている周辺駆動回路部までを同
一基板上に一体にして形成することができる。
【0006】図7に、一般的なアクティブマトリックス
方式LCDのブロック構成を示す。画素部50には各走
査線(ゲート配線)G1 …Gn,Gn+1 …Gm と各データ
線(ドレイン配線)D1 …Dn,Dn+1 …Dm とが配置さ
れている。各ゲート配線と各ドレイン配線とはそれぞれ
直交し、その直交部分に画素が設けられている。そし
て、各ゲート配線はゲートドライバ51に接続され、ゲ
ート信号(走査信号)が印加されるようになっている。
また、各ドレイン配線はドレインドライバ(データドラ
イバ)52に接続され、データ信号(ビデオ信号)が印
加されるようになっている。これらのドライバ51,5
2によって周辺駆動回路部53が構成されている。そし
て、各ドライバ51,52のうち少なくともいずれか一
方を画素部50と同一基板上に形成したものが、ドライ
バ一体型(ドライバ内蔵型)LCDと呼ばれる。
【0007】図8に、ゲート配線Gn とドレイン配線D
nとの直交部分に設けられている画素60の等価回路を
示す。ゲート配線GnにはTFT61のゲートが接続さ
れ、ドレイン配線DnにはTFT61のドレインが接続
されている。そして、TFT61のソースには、液晶セ
ルLCの表示電極(画素電極)と補助容量(蓄積容量ま
たは付加容量)CSとが接続されている。この液晶セル
LCと補助容量CSとにより、前記信号蓄積素子が構成
される。液晶セルLCの共通電極(表示電極の反対側の
電極)には電圧Vcom が印加されている。一方、補助容
量CSにおいて、TFTのソースと接続される側の電極
(以下、蓄積電極という)の反対側の電極(以下、対向
電極という)には定電圧VRが印加されている。この液
晶セルLCの共通電極は、文字どおり全ての画素60に
対して共通した電極となっている。そして、液晶セルL
Cの表示電極と共通電極との間には静電容量が形成され
ている。尚、補助容量CSの対向電極は、隣のゲート配
線Gn+1と接続されている場合もある。
【0008】このように構成された画素60において、
ゲート配線Gn を正電圧にしてTFT61のゲートに正
電圧を印加すると、TFT61がオンとなる。すると、
ドレイン配線Dn に印加されたデータ信号で、液晶セル
LCの静電容量と補助容量CS とが充電される。反対
に、ゲート配線Gn を負電圧にしてTFT61のゲート
に負電圧を印加すると、TFT61がオフとなり、その
時点でドレイン配線Dnに印加されていた電圧が、液晶
セルLCの静電容量と補助容量CS とによって保持され
る。このように、画素60へ書き込みたいデータ信号を
ドレイン配線に与えてゲート配線の電圧を制御すること
により、画素60に任意のデータ信号を保持させておく
ことができる。その画素60の保持しているデータ信号
に応じて液晶セルLCの透過率が変化し、画像が表示さ
れる。
【0009】ここで、画素60の特性として重要なもの
に、書き込み特性と保持特性とがある。書き込み特性に
対して要求されるのは、画素部50の仕様から定められ
た単位時間内に、信号蓄積素子(液晶セルLCおよび補
助容量CS)に対して所望のビデオ信号電圧を十分に書
き込むことができるかどうかという点である。また、保
持特性に対して要求されるのは、信号蓄積素子に一旦書
き込んだビデオ信号電圧を必要な時間だけ保持すること
ができるかどうかという点である。
【0010】補助容量CS が設けられているのは、信号
蓄積素子の静電容量を増大させて書き込み特性および保
持特性を向上させるためである。すなわち、液晶セルL
Cはその構造上、静電容量の増大には限界がある。そこ
で、補助容量CS によって液晶セルLCの静電容量の不
足分を補うわけである。図9に、プレーナ型の多結晶シ
リコンTFTをTFT61として用いた透過型構成をと
る従来のLCDにおける画素60の概略断面を示す。相
対向する各透明絶縁基板1,2の間には液晶が充填され
た液晶層3が形成されている。透明絶縁基板1には液晶
セルLCの表示電極4が設けられ、透明絶縁基板2には
液晶セルLCの共通電極5が設けられており、各電極
4,5は液晶層3を挟んで対向している。
【0011】透明絶縁基板1における液晶層3側の表面
には、TFT61の能動層となる多結晶シリコン膜6が
形成されている。多結晶シリコン膜6上にはゲート絶縁
膜7が形成されている。ゲート絶縁膜7上には、ゲート
配線Gnを構成するゲート電極8が形成されている。多
結晶シリコン膜6にはドレイン領域9およびソース領域
10が形成されてTFT61が構成される。尚、TFT
61はLDD(Lightly Doped Drain)構造をとり、ド
レイン領域9およびソース領域10はそれぞれ、低濃度
領域9a,10aおよび高濃度領域9b,10bから構
成される。
【0012】透明絶縁基板1においてTFT61と隣接
する部分には、TFT61の作成と同時に同一工程にて
補助容量CS が形成されている。補助容量CS の蓄積電
極11は多結晶シリコン膜6に形成され、TFT61の
ソース領域10と接続されている。蓄積電極11上には
誘電体膜12が形成され、誘電体膜12上には補助容量
CSの対向電極22が形成されている。尚、誘電体膜1
2はゲート絶縁膜7の延長上にあり、ゲート絶縁膜7と
同一構成で同一工程にて形成される。また、対向電極2
2はゲート電極8と同一構成で同一工程にて形成され
る。対向電極22およびゲート電極8の側壁には絶縁膜
13が形成され、対向電極22およびゲート電極8の上
には絶縁膜14が形成されている。
【0013】TFT61および補助容量CS の全面には
層間絶縁膜15が形成されている。ドレイン領域9を構
成する高濃度領域9bとソース領域10を構成する高濃
度領域10bとはそれぞれ、層間絶縁膜15に形成され
た各コンタクトホール16,17を介して、ドレイン配
線Dn を構成するドレイン電極18とソース電極19と
に接続されている。ドレイン電極18およびソース電極
19を含むデバイスの全面には絶縁膜20が形成されて
いる。ソース電極19は絶縁膜20に形成されたコンタ
クトホール21を介して表示電極4と接続されている。
尚、ドレイン電極18およびソース電極19の材質とし
ては一般にアルミ合金が用いられ、表示電極4の材質と
しては一般にITO(Indium Tin Oxide)が用いられ
る。また、各電極4,18,19の形成には一般にスパ
ッタ法が用いられる。
【0014】このように、ソース領域10と表示電極4
とがソース電極19を介して接続されているのは、ソー
ス領域10と表示電極4とのオーミックコンタクトをと
るためである。すなわち、ソース電極19を省くと、多
結晶シリコン膜6から成るソース領域10とITOから
成る表示電極4とが直接接続される。その結果、ソース
領域10と表示電極4とのヘテロ接合によってバンドギ
ャップ差によるエネルギーギャップが生じ、良好なオー
ミックコンタクトを得られなくなる。ソース領域10と
表示電極4とのオーミックコンタクトがとれていない
と、ドレイン配線Dn に印加されたデータ信号が画素6
0へ正確に書き込まれなくなり、LCDの画質が低下す
ることになる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ソース電極
19としてアルミ合金を用いた場合、酸化アルミの抵抗
値が極めて高いことから、ソース領域10と表示電極4
とが良好なオーミックコンタクトをとるためには、ソー
ス電極19の表面が酸化されていないことが重要にな
る。近年、画素部50の開口率を上げることにより、L
CDの画質(明度)をさらに向上させることが求められ
ている。それには、コンタクトホール21の径を小さく
する必要があり、ソース電極19と表示電極4との接触
面積を小さくしなければならない。従って、ソース電極
19と表示電極4とのコンタクト抵抗を低くすることが
ますます重要になっている。
【0016】しかし、アルミ合金は大気中でも容易に酸
化されるため、ソース電極19の形成後にLCDを大気
中に晒しただけで、ソース電極19の表面にはアルミ酸
化膜が形成されてしまう。そこで、コンタクトホール2
1の形成後にコンタクトホール21底面に露出したソー
ス電極19の表面をドライエッチングすることにより、
当該アルミ酸化膜を除去する方法が考えられる。ところ
が、ドライエッチングにおいてはプラズマが発生し、そ
のプラズマによってTFT61がダメージを受けて素子
特性が劣化する恐れがある。また、ドライエッチングに
よって除去されたアルミ酸化膜がパーティクルとなって
各部に付着することにより、絶縁不良などの問題を引き
起こす恐れもある。
【0017】さらに、表示電極4としてITOを用いた
場合、低抵抗で良質な表示電極4を形成するには、スパ
ッタ法によるITO膜の形成を酸素とアルゴンの混合ガ
ス雰囲気中で行う必要がある。そのため、表示電極4の
形成前にソース電極19の表面からアルミ酸化膜を除去
したとしても、表示電極4の形成時に酸素とアルゴンの
混合ガス雰囲気によってソース電極19の表面が酸化さ
れることから、ソース電極19上には再びアルミ酸化膜
が形成されてしまう。
【0018】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、請求項1〜3に係る発明の目的は、
アルミ単体またはアルミ合金から成る層とITO膜との
コンタクト抵抗を低くすることが可能な半導体装置の製
造方法を提供することにある。また、請求項4に係る発
明の目的は、半導体層とITO膜とのコンタクト抵抗を
低くすることが可能な半導体装置の製造方法を提供する
ことにある。
【0019】また、請求項5に係る発明の目的は、画質
の優れた表示装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、アルミ単体またはアルミ合金から成る層と、その上
高融点金属単体または高融点金属化合物から成る導電
膜とを、同じメタルスパッタ装置内で連続して形成する
工程と、前記導電膜の上にITO膜を形成する工程と、
を備えたことをその要旨とする。
【0021】請求項2に記載の発明は、アルミ単体また
はアルミ合金から成る層と、その上のチタンから成る導
電膜とを、同じメタルスパッタ装置内で連続して形成す
る工程と、前記導電膜の上にITO膜を形成する工程
と、を備えたことをその要旨とする。請求項3に記載の
発明は、アルミ単体またはアルミ合金から成る層と、
の上のモリブデンから成る導電膜とを、同じメタルスパ
ッタ装置内で連続して形成する工程と、前記導電膜の上
にITO膜を形成する工程と、を備えたことをその要旨
とする。
【0022】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか1項に記載の半導体装置の製造方法において、
前記アルミ単体またはアルミ合金から成る層が、半導体
層に接続されていることをその要旨とする。請求項5に
記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の半
導体装置の製造方法によって製造された半導体装置を画
素駆動素子として用いることをその要旨とする。
【0023】請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明
によれば、アルミ単体またはアルミ合金から成る層と前
記導電膜とを同じメタルスパッタ装置内で連続して形成
するため、前記層の表面が酸化することがなく、結果と
してアルミ単体またはアルミ合金から成る層とITO膜
とのコンタクト抵抗を低くすることができる。請求項5
に記載の発明によれば、画素への信号の伝達を正確に行
うことが可能となるため、画質の優れた表示装置を得る
ことができる。
【0024】ところで、特開平5−27248号公報に
は、薄膜トランジスタ(本実施例のTFT61に相当す
る)の半導体層(本実施例のソース領域10に相当す
る)と画素電極(本実施例の表示電極4に相当する)と
の接続部に極薄金属膜を介在させた液晶表示装置が開示
されている。また、当該極薄金属膜としては、チタン,
タングステン,モリブデン,クロムなどの酸化しにくく
安定で高融点を有する金属を用いることが開示されてい
る。
【0025】ところが、同公報には、本実施例における
アルミ合金から成るソース電極19に相当する構成につ
いては一切開示されていない。その代わり、同公報で
は、本実施例におけるコンタクトホール17の内部まで
表示電極4を形成した構成が開示されている。しかし、
ITO薄膜のステップカバレッジは低いため、コンタク
トホール17の内部まで完全に表示電極4を形成するこ
とは難しく、ソース領域10と表示電極4との良好なコ
ンタクトを得ることはできない。特に、画素部50の開
口率を上げるためにコンタクトホール17の径を小さく
すると、コンタクトホール17の内部で表示電極4の断
線を引き起こす可能性が大きくなる。
【0026】しかも、同公報では、本実施例における層
間絶縁膜15の上まで極薄金属膜を形成することから、
極薄金属膜の膜厚をできる限り薄くして絶縁不良を引き
起こさないようにしなければならない。しかし、極薄金
属膜の膜厚が薄いと、半導体層と画素電極とのコンタク
ト抵抗を十分に低減させることはできない。従って、同
公報に開示された発明では、本発明の作用および効果を
得ることは到底できない上に、予測し得るものでもな
い。ところで、特開平5−243579号公報には、I
TO薄膜とシリコン領域との間に少なくともチタン化合
物よりなる層を設けた半導体装置が開示されている。
【0027】ところが、同公報の実施例1には、同一部
材を指すものと思われる「Ti化合物107」「Ti2
07」「Ti層207」という3つの部材名称が混在し
て記載されており、「Ti207」および「Ti層20
7」が「Ti化合物107」における「化合物」を省略
した記載であるのか、チタン単体をも含むものであるの
かが不明確である。
【0028】また、同公報の実施例3には、本実施例に
おけるソース電極19に相当する「Al111」とチタ
ン薄膜23に相当する「TiN又はTiON107」を
連続してスパッタする旨が記載されている。しかし、
「TiN又はTiON107」がチタン単体を含むか否
かという点については何らの記載もなされていない。さ
らに、「TiN又はTiON107」を設けることによ
る作用についての記載もなく、本実施例におけるチタン
薄膜23を設けることによる作用および効果を想到する
ことは、例え当業者といえども困難である。
【0029】尚、窒化チタンや窒酸化チタンなどのチタ
ン化合物の抵抗値はチタン単体に比べて非常に高いこと
から、チタン単体を用いた場合のような良好なオーミッ
クコンタクトを得ることはできない。さらに、チタン化
合物はヒロックを発生し易いという欠点もある。そし
て、同公報には、請求項に記載された「チタン化合物」
が化合物だけを指すのかチタン単体をも含むものである
のか否かという点について示唆すらもされていない。
【0030】従って、同公報に開示された発明では、本
発明の作用および効果を得ることは到底できない上に、
予測し得るものでもない。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
例を図1〜図6に従って説明する。尚、本実施例におい
て、図7〜図9に示した従来例と同じ構成部材について
は符号を等しくしてその詳細な説明を省略する。図1
に、プレーナ型の多結晶シリコンTFTをTFT61と
して用いた透過型構成をとる本実施例のLCDにおける
画素60の概略断面を示す。本実施例において、図9に
示した従来例と異なるのは、ドレイン電極18およびソ
ース電極19の上にチタン単体の薄膜(以下、チタン薄
膜と略す)23(膜厚;1000Å)が形成されている点だ
けである。すなわち、本実施例では、ソース電極19と
表示電極4との間にチタン薄膜23が形成されている。
【0032】次に、本実施例の製造方法を順次説明す
る。 工程1(図2(a)参照);透明絶縁基板1(石英ガラ
ス,高耐熱ガラス)上にノンドープの多結晶シリコン膜
6(膜厚;500 Å)を形成する。多結晶シリコン膜6の
形成方法には以下のものがある。 多結晶シリコン膜6を直接形成する方法;CVD法ま
たはPVD法を用いる。CVD法には常圧CVD法,減
圧CVD法,プラズマCVD法,光励起CVD法などが
ある。また、PVD法には蒸着法,EB(Electron Bea
m )蒸着法,MBE(Molecular Beam Epitaxy)法,ス
パッタ法などがある。
【0033】この中では、モノシラン(SiH4)また
はジシラン(Si26)の熱分解を利用する減圧CVD
法が一般的であり、最も高品質な多結晶シリコン膜6を
形成することができる。減圧CVD法では、処理温度が
550 ℃以下では非晶質、620℃以上では多結晶となる。
また、プラズマ中でのモノシランまたはジシランの熱分
解を利用するプラズマCVD法も用いられる。プラズマ
CVD法の処理温度は300 ℃程度で、水素を添加すると
反応が促進されて非晶質シリコン膜が形成される。そし
て、不活性ガス(ヘリウム,ネオン,アルゴン,クリプ
トン,キセノン,ラドン)を添加するとプラズマが励起
され、同一の処理温度でも多結晶シリコン膜が形成され
る。
【0034】非晶質シリコン膜を形成した後に多結晶
化させて多結晶シリコン膜6を形成する方法;固相成長
法または溶融再結晶化法を用いる。固相成長法は、非晶
質シリコン膜に600 ℃前後で20時間前後の長時間の熱処
理を行うことにより、固体のままで多結晶化させて多結
晶シリコン膜を得る方法である。溶融再結晶化法は、非
晶質シリコン膜の表面だけを溶融させて再結晶化を図り
ながら基板温度を600 ℃以下に保つ方法であり、レーザ
アニール法やRTA(Rapid Thermal Annealing )法が
ある。レーザアニール法は、非晶質シリコン膜の表面に
レーザを照射して加熱溶融させる方法である。RTA法
は、非晶質シリコン膜の表面にランプ光を照射して加熱
溶融させる方法である。
【0035】このように、固相成長法または溶融再結晶
化法を用いて基板温度が600 ℃以上にならないようにす
れば、透明絶縁基板として高耐熱ガラスを用いることが
できる。石英ガラスは大型化に伴って著しく高価になる
上に現在のところ大型化には限りがあるため、基板の寸
法が制約を受ける。そのため、コスト的に見合うLCD
のパネルサイズは2型以下となり、ビデオカメラのビュ
ーファインダ用や液晶プロジェクタ用としては十分に使
用できるものの、直視用としてはパネルサイズが小さす
ぎて使用できない。一方、通常のガラス(高耐熱ガラ
ス)は石英ガラスの約1/10の価格で寸法にも制限がな
い。現在、LCD用に市販されている高耐熱ガラス(例
えば、米国Corning Inc.製の「7059」)では600 ℃程度
の耐熱温度がある。そこで、透明絶縁基板に通常のガラ
ス(高耐熱ガラス)を使えるように、多結晶シリコンT
FTを600 ℃程度以下の低温の工程(低温プロセスと呼
ばれる)を使って形成することが求められている。尚、
多結晶シリコンTFTを1000℃程度の高温の工程で形成
する場合は、低温プロセスに対して高温プロセスと呼ば
れる。
【0036】次に、多結晶シリコン膜6上にゲート絶縁
膜7および誘電体膜12(膜厚;1000Å) を同時に形成
する。ゲート絶縁膜7および誘電体膜12の形成方法に
は以下のものがある。 [1] 酸化法を用いてシリコン酸化膜を形成する方法;高
温酸化法(乾燥酸素を用いるドライ酸化法,湿った酸素
を用いるウェット酸化法,水蒸気雰囲気中での酸化
法),低温酸化法(高圧水蒸気雰囲気中での酸化法,酸
素プラズマ中での酸化法),陽極酸化法などを用いる。
【0037】[2] 被着法を用いてシリコン酸化膜,シリ
コン窒化膜,シリコン窒酸化膜(SiOxNy)を形成す
る方法;CVD法やPVD法を用いる。また、各膜を組
み合わせて多層構造にする方法もある。CVD法による
シリコン酸化膜の形成には、モノシランまたはジシラン
の熱分解,有機オキシシラン(TEOSなど)の熱分
解,ハロゲン化珪素の加水分解などを用いる。CVD法
によるシリコン窒化膜の形成には、アンモニアおよびジ
クロルシラン(SiH2Cl2),アンモニアおよびモノ
シラン,窒素およびモノシランなどの熱分解などを用い
る。シリコン窒酸化膜は酸化膜と窒化膜の両膜の特性を
もつもので、CVD法によるシリコン窒化膜の形成の系
に酸化窒素(N2O)を少量導入することで形成でき
る。
【0038】尚、ゲート絶縁膜7および誘電体膜12の
形成方法にも高温プロセスおよび低温プロセスがある。
高温プロセスでは、一般に前記した高温酸化法が用いら
れる。一方、低温プロセスでは、一般に前記した酸素プ
ラズマ中での酸化法や被着法などが用いられ、処理温度
が600 ℃程度以下に抑えられる。 工程2(図示略);誘電体膜12を除くゲート絶縁膜7
上だけにレジストパターンを形成する。
【0039】次に、当該レジストパターンをマスクとし
て多結晶シリコン膜6に蓄積電極11を形成する。蓄積
電極11の形成方法にも高温プロセスおよび低温プロセ
スがある。高温プロセスでは、不純物をイオン注入後に
高温の熱処理を行って不純物を活性化させる。低温プロ
セスでは、ホスフィンガス(PH3)またはジボランガ
ス(B26)と水素ガスとの混合ガスによるイオンシャ
ワーを照射することで、特別な熱処理工程を設けること
なく不純物の注入と活性化を同時に行う。尚、低温プロ
セスでは、不純物イオンを注入後に600 ℃程度以下の低
温で数時間〜数十時間の熱処理を行うことで不純物を活
性化させる方法もある。このとき、ゲート絶縁膜7上に
はレジストパターンが形成されているため、ゲート絶縁
膜7下の多結晶シリコン膜6(ソース領域10およびド
レイン領域9、各領域9,10間のチャネル領域)に不
純物が注入されることはなく、ゲート絶縁膜7下の多結
晶シリコン膜6はノンドープのままに保たれる。
【0040】続いて、当該レジストパターンを除去す
る。 工程3(図2(b)参照);ゲート絶縁膜7および誘電
体膜12の上に、それぞれゲート電極8および対向電極
22(膜厚;3000Å) を同時に形成して所望の形状にパ
ターニングする。ゲート電極8および対向電極22の材
質としては、不純物がドープされた多結晶シリコン(ド
ープドポリシリコン),金属シリサイド,ポリサイド,
高融点金属単体,その他の金属などが用いられ、その形
成にはCVD法またはPVD法が用いられる。
【0041】次に、ゲート電極8および対向電極22の
上に絶縁膜14を形成する。絶縁膜14としてはシリコ
ン酸化膜,シリコン窒化膜,シリコン窒酸化膜などが用
いられ、その形成にはCVD法またはPVD法が用いら
れる。続いて、自己整合技術により、絶縁膜14および
ゲート電極8をマスクとして多結晶シリコン膜6に低濃
度領域9a,10aを形成する。低濃度領域9a,10
aの形成方法は、注入する不純物の濃度が低い点を除け
ば蓄積電極11のそれと同じである。
【0042】ところで、絶縁膜14を形成するのは、低
濃度領域9a,10aの形成時にゲート電極8および対
向電極22にも不純物が注入されるのを防ぐためであ
る。特に、ゲート電極8および対向電極22としてドー
プドポリシリコンを用いた場合には、低濃度領域9a,
10aの形成時に不純物が注入されると抵抗値が増大す
る恐れがあるため、絶縁膜14は不可欠である。
【0043】工程4(図2(c)参照);ゲート電極8
および対向電極22の側壁に絶縁膜13を形成する。絶
縁膜13の形成方法は絶縁膜14のそれと同じである。
次に、各絶縁膜13,14上にサイドウォールスペーサ
としてのレジストパターンRPを形成する。続いて、自己
整合技術により、レジストパターンRPをマスクとして多
結晶シリコン膜6に高濃度領域9b,10bを形成す
る。高濃度領域9b,10bの形成方法は蓄積電極11
のそれと同じである。
【0044】その後、レジストパターンRPを除去する。 工程5(図3参照);デバイスの全面に層間絶縁膜15
を形成する。層間絶縁膜15としてはシリコン酸化膜,
シリコン窒化膜,シリコン窒酸化膜,シリケートガラス
などが用いられ、その形成にはCVD法またはPVD法
が用いられる。また、各膜を組み合わせて多層構造とす
る方法もある。例えば、ノンドープのシリコン酸化膜
(以下、NSG膜という)でBPSG(Boron-doped Ph
ospho-Silicate Glass)膜を挟んだ構造(NSG/BP
SG/NSG)で層間絶縁膜15を構成し、BPSG膜
の形成後にリフローを行うことにより、層間絶縁膜15
の段差被覆性を向上させる方法がある。
【0045】次に、異方性エッチングにより、層間絶縁
膜15に各コンタクトホール16,17を形成する。続
いて、デバイスを水素プラズマ中に晒すことにより、多
結晶シリコン膜6の水素化処理を行う。水素化処理と
は、多結晶シリコンの結晶欠陥部分に水素原子を結合さ
せることにより、欠陥を減らして結晶構造を安定化さ
せ、電界効果移動度を高める方法である。これにより、
TFT61の素子特性を向上させることができる。
【0046】工程6(図4参照);スパッタ法により、
各コンタクトホール16,17内を含むデバイスの全面
にアルミ合金膜(Al−1%Si−0.5 %Cu)を堆積
し、連続して、アルミ合金膜上にチタン薄膜23を堆積
する。次に、当該アルミ合金膜およびチタン薄膜23を
所望の形状にパターニングすることにより、ドレイン電
極18およびソース電極19を形成する。
【0047】このとき、アルミ合金膜とチタン薄膜23
とを同じメタルスパッタ装置内で連続して形成すれば、
当該アルミ合金膜の表面が酸化されることはない。その
ため、ドレイン電極18およびソース電極19の表面に
アルミ酸化膜が形成されるのを防止することができる。
また、チタン単体の抵抗値は極めて低い上に、チタン薄
膜23の膜厚は極めて薄い。そのため、チタン薄膜23
を介すことで、ソース電極19と表示電極4との間のコ
ンタクト抵抗が増大することはない。
【0048】尚、アルミ合金膜に1%という過飽和なシ
リコンを含有させるのは、多結晶シリコン膜6からドレ
イン電極18およびソース電極19の中へシリコンが取
り込まれるのを防止するためである。また、アルミ合金
膜に銅を添加させるのは、ドレイン電極18およびソー
ス電極19のエレクトロマイグレーション耐性およびス
トレスマイグレーション耐性を向上させるためである。
【0049】また、チタン薄膜23の反射率はアルミ合
金膜に比べて低いため、アルミ合金膜だけをパターニン
グする場合に比べ、チタン薄膜23を設けた場合には微
細な形状を正確にパターニングすることができる。 工程7(図5参照);デバイスの全面に絶縁膜20(膜
厚;10000 Å)を形成する。絶縁膜20としてはシリコ
ン酸化膜,シリコン窒化膜,シリコン窒酸化膜などが用
いられ、その形成にはCVD法またはPVD法が用いら
れる。
【0050】工程8(図6参照);異方性エッチングに
より、絶縁膜20にコンタクトホール21を形成する。
次に、スパッタ法により、コンタクトホール21内を含
むデバイスの全面にITO膜24を堆積する。このと
き、低抵抗で良質なITO膜24を形成するには、酸素
とアルゴンの混合ガス雰囲気中でスパッタ法を行う必要
がある。そのため、ITO膜24の形成時の酸素とアル
ゴンの混合ガス雰囲気によってチタン薄膜23の表面が
酸化され、酸化チタン膜が形成される。しかし、酸化チ
タンの抵抗値はチタン単体と同程度に低いため、チタン
薄膜23の表面が酸化して酸化チタン膜が形成されたと
しても、ソース電極19と表示電極4との間のコンタク
ト抵抗が増大することはない。
【0051】工程9(図1参照);ITO膜24を所望
の形状にパターニングして表示電極4(膜厚;2000Å)
を形成する。次に、上記の製造工程によってTFT61
および補助容量CS が作成された透明絶縁基板1と、表
面に共通電極5が形成された透明絶縁基板2とを相対向
させ、その間に液晶を封入して液晶層3を形成すること
で、LCDの画素部50が完成する。
【0052】ところで、透明絶縁基板1に高耐熱ガラス
を用いた場合には、多結晶シリコン膜4の形成時だけで
なく、表示電極4の形成までの全工程に渡って低温プロ
セスを用いなければならない。このように、本実施例に
おいては、酸化しても抵抗値がほとんど増大しないチタ
ン薄膜23をソース電極19の上に形成している。それ
により、ソース電極19と表示電極4との間のコンタク
ト抵抗が増大するのを防止することが可能になり、ソー
ス領域10と表示電極4とのオーミックコンタクトを良
好にとることができる。
【0053】その結果、ドレイン配線Dn に印加された
データ信号を正確に画素60へ書き込むことが可能にな
り、LCDの画質を向上させることができる。また、ソ
ース電極19と表示電極4とのコンタクト抵抗が低くな
るため、コンタクトホール21の径を小さくすることが
できる。それにより、画素部50の開口率が上がるた
め、LCDの画質(明度)をさらに向上させることがで
きる。
【0054】ところで、チタン薄膜23の膜厚はコンタ
クトホール21の形成時のオーバーエッチング量に合わ
せて任意に設定すればよい(要は、チタン薄膜23が完
全に除去されてしまわなければよい)。そのオーバエッ
チング量をどの程度に設定するかは、絶縁膜20の均一
性やエッチング速度の均一性などによって決定される。
プロセスの制御性が良好であれば、チタン薄膜23の膜
厚は100Å以上あればよい。
【0055】また、チタン薄膜23の反射率は低いた
め、ドレイン電極18およびソース電極19のパターニ
ング時には反射防止膜として機能し、微細な各電極1
8,19の形状を正確にパターニングすることができ
る。その結果、画素部50の開口率が上がるため、LC
Dの画質(明度)をさらに向上させることができる。
尚、上記実施例は以下のように変更してもよく、その場
合でも同様の作用および効果を得ることができる。 (1)チタン薄膜23を、酸化しても導電性を示す導電
膜または酸化しない導電膜に置き代える。また、複数の
導電膜を組み合わせて多層構造にする。酸化しても導電
性を示す導電膜としては、チタン化合物(窒化チタン,
窒酸化チタン,チタンタングステン,チタンシリサイド
など)の薄膜,高融点金属単体(モリブデン,ニッケ
ル,タンタル,マンガン,バナジウムなど)の薄膜,高
融点金属化合物の薄膜がある。また、酸化しない導電膜
としてが金などの薄膜がある。尚、それらの導電膜の反
射率が低ければ、ドレイン電極18およびソース電極1
9のパターニング時に反射防止膜として機能するため、
さらに有効となる。
【0056】(2)TFT61を、LDD構造ではなく
SD(Single Drain)構造またはダブルゲート構造とす
る。 (3)ドレイン領域9とソース領域10との間のチャネ
ル領域に不純物をドーピングしてTFT61の閾値電圧
(Vth)を制御する。固相成長法で形成された多結晶シ
リコン膜6を能動層とするTFT61においては、nチ
ャネルトランジスタではディプレッション方向に閾値電
圧がシフトし、pチャネルトランジスタではエンハンス
メント方向に閾値電圧がシフトする傾向にある。特に、
水素化処理を行った場合には、その傾向がより顕著とな
る。この閾値電圧のシフトを抑えるには、チャネル領域
に不純物をドーピングすればよい。
【0057】(4)TFT61を、プレーナ型ではなく
逆プレーナ型,スタガ型,逆スタガ型などの他の構造の
TFTに置き代える。 (5)TFT61を、多結晶シリコンTFTではなく非
晶質シリコンTFTに置き代える。 (6)ソース電極19を、アルミ合金ではない他の導電
材料によって形成する。そのような導電材料としては、
高融点金属単体の薄膜,高融点金属化合物,金属シリサ
イド,ドープドポリシリコンなどがある。
【0058】(7)TFT61を、ITOから成る表示
電極とアルミ配線とが接続された構造をとる画素駆動素
子(例えば、RD(Ring Diode)など)に置き代える。
【0059】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1〜3のいず
れかの発明によれば、アルミ単体またはアルミ合金から
成る層とITO膜とのコンタクト抵抗を低くすることが
可能な半導体装置の製造方法を提供することができる。
また、請求項4の発明によれば、半導体層とITO膜と
のコンタクト抵抗を低くすることが可能な半導体装置の
製造方法を提供することができる。
【0060】また、請求項5の発明によれば、画質の優
れた表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施例の画素の概略断面図。
【図2】 一実施例の製造方法を説明するための概略断
面図。
【図3】 一実施例の製造方法を説明するための概略断
面図。
【図4】 一実施例の製造方法を説明するための概略断
面図。
【図5】 一実施例の製造方法を説明するための概略断
面図。
【図6】 一実施例の製造方法を説明するための概略断
面図。
【図7】 アクティブマトリックス方式LCDのブロッ
ク構成図。
【図8】 画素の等価回路図。
【図9】 従来例の画素の概略断面図。
【符号の説明】
6 半導体層としての多結晶シリコン膜 19 アルミ単体またはアルミ合金から成る層としての
ソース電極 21 ITO膜としての表示電極 23 チタン薄膜 24 ITO膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 29/786 H01L 29/78 616U 627B (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/1362 G02F 1/1343 G02F 1/13 101 H01L 21/00 H01L 29/78

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミ単体またはアルミ合金から成る層
    と、その上の高融点金属単体または高融点金属化合物か
    ら成る導電膜とを、同じメタルスパッタ装置内で連続し
    て形成する工程と、 前記導電膜の上にITO膜を形成する工程と、を備えた
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 アルミ単体またはアルミ合金から成る層
    と、その上のチタンから成る導電膜とを、同じメタルス
    パッタ装置内で連続して形成する工程と、 前記導電膜の上にITO膜を形成する工程と、を備えた
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 アルミ単体またはアルミ合金から成る層
    と、その上のモリブデンから成る導電膜とを、同じメタ
    ルスパッタ装置内で連続して形成する工程と、 前記導電膜の上にITO膜を形成する工程と、を備えた
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記アルミ単体またはアルミ合金から成
    る層が、半導体層に接続されていることを特徴とする請
    求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の半
    導体装置の製造方法によって製造された半導体装置を画
    素駆動素子として用いることを特徴とした表示装置。
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