JPH08185579A - 車両用盗難防止装置 - Google Patents

車両用盗難防止装置

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JPH08185579A
JPH08185579A JP34017694A JP34017694A JPH08185579A JP H08185579 A JPH08185579 A JP H08185579A JP 34017694 A JP34017694 A JP 34017694A JP 34017694 A JP34017694 A JP 34017694A JP H08185579 A JPH08185579 A JP H08185579A
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淳 岡光
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Abstract

(57)【要約】 【目的】キーと車両とを他人に預けた場合でも預けた正
規キー1本では追加登録モードに入れないため、防犯性
能を向上できる車両用盗難防止装置を提供する。 【構成】トランスポンダ1から受信したIDコードと受
信機側に記憶したコードとを照合し、一致した場合にコ
ードワードCWをEGIユニット9に対して出力するイ
モビユニット4と、コードワードCWとEGIユニット
に記憶したコードとを照合し、一致した場合にエンジン
始動を許可される車両用盗難防止装置であって、イモビ
ユニット4は、複数のトランスポンダ1から受信した複
数のIDコードがイモビユニット4に記憶したコードに
全て一致するか否かを判定し、IDコードの判定結果が
一致の場合、IDコードを変更するための追加登録モー
ドを設定すると共に、EGIユニットに対して追加登録
モードの設定コマンドを送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用盗難防止装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、諸外国において、車両の盗難が頻
繁に発生するようになった。このため、従来より、この
盗難を防止するための盗難防止装置が数多く提案され、
車両に搭載されている。このような盗難防止装置に類す
るシステムとしては、例えば、特公平6−57524号
に開示されているように、メカニカルキーを照合する手
段及び電子的コードを予め設定された正規コードと照合
する手段とを具備すると共に、電子的コードを照合する
手段が車両側に暗証コードを入力するためのキーボード
入力手段を有し、このメカニカルキーと電子的コードが
共に所定時間内に一致したときにのみ車両のエンジンを
始動可能とすることによって、車両の盗難を確実に防止
し、送信器を必要としないため、暗証番号を試行錯誤し
て入力し、盗もうとする者に対する盗難防止効果を向上
させる装置が提案されている。
【0003】また、最近の盗難防止装置は、イモビライ
ザユニット(immobilizer unit)とEGIユニットから
なり、イモビライザユニットがキーに固有のコードを照
合し、照合した結果が不一致の場合、イグニッションス
イッチをオンしても、EGIユニットにおいてエンジン
始動できないように構成されているものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように構成される従来例において、例えば、特公平6−
57524号公報に開示されている技術では、キーによ
るコード入力とは別にキーボード入力手段を有し、送信
器を備えるキー装置等の故障時にはこのキーボードで暗
証番号を入力可能であるが、暗証番号入力のためのキー
ボードを別体に用意する必要があり、携帯性が悪いと共
に、コスト高を招く欠点がある。
【0005】また、後者に開示される従来技術では、キ
ーを第3者に預けた場合等では、エンジンは第3者によ
って自由に始動させることができるので、所定の操作を
知っていればキーの固有コードなどをイモビユニットや
EGIユニットに勝手に登録したりでき、防犯性が低下
するという欠点がある。従って、本発明の車両用盗難防
止装置は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところは、キーと車両とを他人に預けた場
合でも預けた正規キー1本では追加登録モードに入れな
いため、防犯性能を向上できる車両用盗難防止装置を提
供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、目
的を達成するために、本発明の車両用盗難防止装置は以
下の構成を備える。即ち、送信機を備えるキー側から受
信した該キーの固有のコードと受信機側に記憶したコー
ドとを照合し、一致した場合にエンジン作動を許可する
制御部を備える車両用盗難防止装置において、複数のキ
ーから受信した複数のキーの固有のコードが受信機側に
記憶したコードに全て一致するか否かを判定する判定手
段と、前記判定手段による判定結果が一致の場合、前記
制御部を前記キーの固有のコードを変更するための登録
モードに設定する設定手段とを具備する。
【0007】また、送信機を備えるキー側から受信した
固有の第1のコードと受信機側に記憶したコードとを照
合し、一致した場合に第2のコードをエンジン制御部に
対して出力するコード判定部と、前記第2のコードとエ
ンジン制御部に記憶したコードとを照合し、一致した場
合にエンジン作動を許可されるエンジン制御部とを備え
る車両用盗難防止装置であって、前記コード判定部は、
複数のキーから受信した複数のキーの固有の第1のコー
ドが受信機側に記憶したコードに全て一致するか否かを
判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果が一
致の場合、前記固有の第1のコードを変更するための登
録モードを設定すると共に、前記エンジン制御部に対し
て登録モードの設定コマンドを送信する設定手段とを具
備する。
【0008】
【作用】以上のように、この発明に係わる車両用盗難防
止装置は構成されているので、複数のキーを用いて操作
し、これらのキーの固有コードが全て正規のコードであ
ると判断された時のみ、新規キーの固有コードの追加登
録モードを設定でき、キーと車両とを他人に預けた場合
でも預けた正規キー1本では追加登録モードに入れない
ため、防犯性能を向上できる。
【0009】
【実施例】以下に本発明の実施例につき、添付の図面を
参照して詳細に説明する。図1は、本発明に基づく実施
例の車両用盗難防止装置のシステムブロック図である。
図1を参照して、本実施例の車両用盗難防止装置の構成
を説明する。図1に示すように、本実施例に用いる車両
用盗難防止装置は、トランスポンダー1と、トランスポ
ンダー1からの信号を受信するアンテナ2と、アンテナ
2により取り込まれた信号を増幅するアンプ3と、アン
プからの信号により制御されるイモビユニット4と、エ
ンジン制御を行うEGIユニット9とを備えるシステム
である。具体的に説明すると、トランスポンダー1は、
自動車のイグニッションスイッチのオン、オフを運転者
側において行うキーである。また、アンテナ2とは、イ
グニッションスイッチのオン、オフに連動して作動する
イグニッションコイルアンテナである。アンプ3では、
このコイルが作動し、電圧が付与されるときに、高電圧
を得るために電圧を一定値に増幅させる。
【0010】イモビユニット4は、イモビライザーユニ
ット(immobilizer unit)と呼ばれ、最近ヨーロッパで
盗難防止用に開発されているEGIによるエンジン始動
を禁止するコントローラであり、車両降車時にイグニッ
ションスイッチをオフすること、或いはトランスポンダ
から送信されるIDデータを照合することで自動的にセ
ットされる。
【0011】イモビユニット4は、バッテリー電源(+
B)14及びスイッチ電源(IG1)15に基づいてイ
グニッションスイッチのオン、オフ情報を与えられると
共に、アンプ部3で増幅される電圧値に基づいて、トラ
ンスポンダー1からIDデータが与えられ、所定の制御
信号をEGIユニットに送信する。更に、イモビユニッ
ト4は、バッテリー電源14に接続されているので、例
えば、エンジンを停止して、イグニッションスイッチを
オフしても電源は供給され、スタンバイ状態を保持して
いる。また、車室内に設けられたインジケータ16に接
続され、トランスポンダーから送信されるIDデータに
より点滅、消灯を制御する。
【0012】EGIユニットは、エンジンの回転数や燃
料噴射量等を制御するコントローラである。また、EG
Iユニット9は、イモビユニットの構成と同様に、予め
データを格納しているEEPROM10、前述したイモ
ビユニット4とのデータの授受において一時的にデータ
を格納するRAM11、これらメモリに格納されている
データの授受のタイミングをデータとして送るタイマ1
2、タイマ12からのタイミング情報に基づいてイモビ
ユニット4とのデータの授受を制御するCPU13とか
ら構成される。また、EGIユニット9は、イモビユニ
ット4から所定の制御信号を受信し、その信号に基づい
て、スタータや燃料噴射量等を制御する。また、EGI
ユニット9は、イモビユニット4の場合とは異なり、イ
グニッションッスイッチのオン、オフに連動しながらス
イッチ電源15として動作するので、例えば、エンジン
を停止して、イグニッションスイッチをオフすると電源
は切れることになる。
【0013】次に、図2を参照して、トランスポンダー
1、イモビユニット4、EGIユニット9との間でのデ
ータの送受信手順について説明する。図2は、ある固有
のIDデータを有するトランスポンダー1のIDデータ
の判定手順を説明する図である。尚、以下の説明では、
トランスポンダー1からイモビユニット4へはキーの固
有のコードを表すIDコードの送信を行い、イモビユニ
ット4からEGIユニット9へはコードワード(以下、
CWと略称する)と呼ばれるパスワードの送信を行う。
また、コードワードはイモビユニット4とEGIユニッ
ト9とに各1個ずつ登録されるコードであり、各ユニッ
トに同一のコードワードが登録されている。
【0014】<IDコードの判定及び登録>図2におい
て、トランスポンダー1をキー穴に差し込み、イグニッ
ションスイッチを回転させてエンジンを作動させると、
EGIユニット9はイモビユニット4に対してCW要求
を出し、それを受けてイモビユニット4は、トランスポ
ンダー1に対してID要求を出し、トランスポンダー1
からイモビユニットのトリガ信号となるID信号をイモ
ビユニット4に送信する。イモビユニット4では、送信
されたトランスポンダー1のIDコードをユニット内の
RAM6に一時的に格納する。この後、イモビユニット
内のEEPROM5に登録されているIDコードとトラ
ンスポンダー1から送信されたIDコードとをCPU8
において照合する。イモビユニット4は、IDコードの
照合結果が一致していればEGIユニット9にエンジン
作動許可信号(イモビ機能解除コマンド)と、CWを送
信する。不一致の場合は、エンジン作動停止信号(イモ
ビ機能設定コマンド)を送信し、EGIユニット9はそ
の信号を受けてエンジンを停止させる。EGIユニット
9は、イモビユニット4からのCWをRAM11内に格
納し、イモビユニット4からのCWとEGIユニット9
内のEEPROM10に登録されたCWとを照合し、一
致していればエンジンを継続して運転し、一致していな
ければエンジンを停止させる。
【0015】図3〜図5は、イモビユニット側でのID
コードの判定手順を示すフローチャートである。図3、
図4に示すように、処理が開始され、トランスポンダー
内蔵のキーによってイグニッションスイッチがオン位置
まで回転されると、イモビ機能解除判定待ち状態とな
り、エンジン始動を一時的に許可するモードになる。そ
の後、ステップS2でトランスポンダー内蔵のキーによ
ってイグニッションスイッチがスタータ位置まで回転さ
れ、エンジンスタートしたか否かを判定する。エンジン
がスタートした場合(ステップS2での判断がYE
S)、ステップS4に進み、スタートしていないと判断
された場合(ステップS2での判断がNO)、プログラ
ムの開始時点にリターンする。ステップS4では、所定
条件(エンジン回転数500rpm、電圧10V以上で安定した
状態)を満足しているか否かを判断する。ステップS4
で、所定条件を満足している場合(ステップS4での判
断がYES)、ステップS6に進む。一方、ステップS
4で所定条件を満足していない場合(ステップS4での
判断がNO)、ステップS4の開始時点にリターンす
る。ステップS5では、インジケータを点灯させる。ス
テップS6では、EGIユニット側からCW要求が出さ
れたか否かを判断する。ステップS6でCW要求が出さ
れていると判断された場合(ステップS6での判断がY
ES)、ステップS8に進む。また、ステップS6でC
W要求が出されていないと判断された場合(ステップS
6での判断がNO)、ステップS6の開始時点にリター
ンする。その後、ステップS8では、ステップS6での
CW要求に従って、トランスポンダーにID要求を出
す。その後に、ステップS10に進む。ステップS10
では、ID要求を出したトランスポンダーからのID返
答を受信したか否かを判断し、返答を受信した場合(ス
テップS10での判断がYES)、ステップS12に進
み、返答を受信しなかった場合(ステップS10で判断
がNO)、後述するステップS40へ進む。
【0016】ステップS12では、イモビユニットに内
蔵されたEEPROMにIDコードが登録されているか
否かを判断する。ステップS12でイモビユニットのE
EPROMにIDコードが登録されてない場合(ステッ
プS12で判断NO)、ステップS30に進む。ステッ
プS30では、IDコードをイモビユニットのRAMに
一時格納し、その後、ステップS32でID未登録コマ
ンド(IEコマンド)と共に、IDコードとCWをEG
Iユニットに送信する。その後、ステップS34に進
み、EGIユニットからIDコード、CWの送信に対す
る返答があるか否かを判定する。ステップS34でEG
IユニットからIDコード、CWの送信に対する返答が
あった場合(ステップS34で判断YES)、ステップ
S36に進む。ステップS36では、EGIユニットか
らの返答がOK(即ち、トランスポンダーのIDとEG
Iユニットに登録されているIDが一致)ならイモビユ
ニットのRAMに格納しておいたIDをEEPROMに
登録し、その後、ステップS38に進んでインジケータ
を消灯する。また、上述のステップS34での判断がN
Oの場合、ステップS34の開始時点にリターンする。
【0017】また、上述のステップS12でイモビユニ
ットのEEPROMにIDコードが登録されていた場合
(ステップS12で判断YES)、図4に示すステップ
S14に進む。ステップS14では、トランスポンダー
から送信されてきたIDと、イモビユニットに登録され
ているIDとを照合する。そして、ステップS16にお
いて、これらのIDが一致したか否かを判断し、一致し
た場合(ステップS16で判断YES)、ステップS1
8に進み、一致しなかった場合(ステップS16で判断
NO)、ステップS20に進む。ステップS18では、
イモビ機能解除コマンドとCWをEGIユニットへ送信
し、本プログラムを終了する。
【0018】また、上述のステップS16での判断がN
Oとなり、ステップS20へ進んだ場合、ステップS2
0でイモビ機能設定コマンドをEGIユニットへ送信
し、その後、ステップS22において、上述のステップ
S6〜ステップS14での処理を再度繰り返す。そし
て、ステップS24において、再度、トランスポンダー
から送信されてきたIDとイモビユニットに登録されて
いるIDとが一致するか否かを判断する。その結果、一
致した場合(ステップS24で判断がYES)、ステッ
プS18へ進み、一致しなかった場合(ステップS24
で判断がNO)、ステップS26へ進み、再度イモビ機
能設定コマンドをEGIユニットへ送信し、後述するス
テップS40へ進む。尚、イモビ機能はイグニッション
スイッチをオフすることにより自動的に設定されるた
め、イモビ機能が解除されていなければ、イモビ機能が
設定された状態、或いは前述のイモビ機能解除判定待ち
状態となる。即ち、ステップS26と後述するステップ
S52でのイモビ機能設定コマンドとは正確にはイモビ
機能設定維持コマンドを意味する。
【0019】<IDコード送信不能時のイモビユニット
側でのID判定手順>次に、トランスポンダー故障によ
るイモビユニットへのIDコード送信不能時のIDコー
ド判定手順を説明する。このようにトランスポンダー1
が故障し、IDコードが送信できない場合には、先ずイ
モビユニット4側では、トランスポンダー1からのID
信号が受信不能又はID信号が読み込めないことを、操
作者(運転者)に対してワーニングランプ等を点滅させ
ることにより警告する。この警告を受けて操作者(運転
者)はトランスポンダー1の異常を認識する。また、受
信不能又はID信号が読み込めないとは、コードが送信
されないか又は送信されたIDコードを表す信号波形が
鈍っている状態を意味する。
【0020】図5は、送信不能時のイモビユニット側で
のIDコードの判定手順を示すフローチャートである。
図3に示すステップS10において、トランスポンダー
からのID返答を受信しなかった場合(ステップS10
で判断がNO)、図5に示すステップS40に進む。ス
テップS40では、IDコード送信不能状態と判断し、
ワーニングランプを点滅して運転者にトランスポンダー
の故障又は、通信ライン(アンテナ〜イモビユニット
間)の断線等の異常を報知する。その後、ステップS4
2に進み、運転者のイグニッションスイッチのよる所定
操作によりCW入力があったか否かを判定する。ステッ
プS42において、運転者のイグニッションスイッチの
オン、オフ操作によるCW入力があった場合(ステップ
S42で判断がYES)、ステップS44に進み、イモ
ビユニット内のEEPROMに登録されているCWと上
述の所定操作により入力されたCWとを照合する。そし
て、ステップS46でCWが一致するか否かを判定し、
一致すると判断された場合(ステップS46で判断がY
ES)、ステップS48へ進み、イモビ機能解除コマン
ドとCWをEGIユニットへ送信する。一方、ステップ
S46にてCWが一致しないと判断された場合(ステッ
プS46で判断がNO)、ステップS52に進み、イモ
ビ機能設定コマンドをEGIユニットへ送信した後、図
3のステップS2へリターンする。また、上述のステッ
プS42で所定操作によるCW入力がないと判断される
と(ステップS42で判断がNO)、ステップS52へ
進み、イモビ機能設定コマンドをEGIユニットへ送信
する。
【0021】尚、上述のステップS48でイモビ機能解
除コマンドとCWを送信した後、ステップS50にて、
ワーニングランプを消灯する。 <EGIユニットでのCW判定手順>次に、EGIユニ
ット側でのCWの判定手順を説明する。図6、図7は、
EGIユニット側でのCWの判定手順を示すフローチャ
ートである。図6、図7において、処理が開始される
と、ステップS60で、イモビ機能の解除判定待ち、且
つイモビユニットへのCW要求回数がゼロの状態で、タ
イマによりイグニッションオンから500ミリ秒間のカウ
ントを開始する。ステップS62では、追加書き込みコ
マンドを受信したか否かを判断する。ステップS62
で、追加書き込みコマンドを受信していない場合(ステ
ップS62での判断がNO)、ステップS64に進み、
追加書き込みコマンドを受信している場合(ステップS
62での判断がYES)、後述のステップS152に進
む。
【0022】ステップS64では、所定条件として、エ
ンジン回転数が500rpm以上、且つ電圧が10V以上である
か否かを判断する。ステップS64で所定条件を満たす
場合(ステップS64での判断がYES)、ステップS
66に進み、所定条件を満たさない場合(ステップS6
4での判断がNO)、ステップS64の開始時点にリタ
ーンする。ステップS66では、ステップS60で開始
した500ミリ秒のカウントが終了したか否かを判断す
る。ステップS66で500ミリ秒のカウントが終了した
場合(ステップS66での判断がYES)、ステップS
68に進み、ステップS66で500ミリ秒のカウントが
終了していない場合(ステップS66での判断がN
O)、ステップS66の開始時点にリターンする。ステ
ップS68では、EGIユニットからイモビユニットへ
CW要求を出す。その後、ステップS70に進み、イモ
ビユニットからEGIユニットへイモビ機能解除コマン
ドとCWの返答があるか否かを判定する。ステップS7
0でイモビユニットからイモビ機能解除コマンドとCW
の返答があると判断された場合(ステップS70での判
断がYES)、ステップS72に進み、EGI側のRA
M11にCWを一時的に格納する。その後、図7にその
続きを示すステップS78に進む。ステップS78で
は、EGIユニットに内蔵されたEEPROMにCWが
登録されているか否かを判定する。ステップS78で、
EGIユニットのEEPROMにCWが登録済みの場合
(ステップS78での判断がYES)、ステップS82
に進み、RAMに格納されたCWがEGIユニットのE
EPROMに登録されたCWに一致しているか否かを判
定する。ステップS82でRAMに格納されたCWがE
GIユニットのEEPROMに登録されたCWに一致し
ていると判断された場合(ステップS82での判断がY
ES)、ステップS84に進み、イモビ機能を解除して
通常のEGI制御を実行する。また、ステップS82に
おいて、RAMに格納されたCWがEGIユニットのE
EPROMに登録されたCWに一致していない場合(ス
テップS82での判断がNO)、ステップS74にリタ
ーンする。
【0023】また、上述のステップS70において、イ
モビユニットからイモビ解除コマンドとCWの返答がな
いと判断された場合(ステップS70で判断がNO)、
ステップS74へ進む。ステップS74では、イモビユ
ニットに対して既にCW要求を5回行っているか否かを
判断する。ステップS74でCW要求を5回行っている
と判断された場合(ステップS74で判断YES)、ス
テップS76に進み、故障又は盗難されかけていると判
断して、イモビ機能を設定しエンジンを停止させる。一
方、ステップS74で5回行っていないと判断された場
合(ステップS74で判断NO)、ステップS68にリ
ターンし、再度、イモビユニットに対してCW要求を行
う。
【0024】図8は、前述したIDコード判定手順にお
けるトランスポンダー、イグニッションスイッチ、イモ
ビユニット、EGIユニットの各動作を示すタイミング
チャートである。 [正規キー1本での追加書き込み手順]次に、登録され
たIDコードの書き換え手順について説明する。これ
は、例えば、異なるIDコードを有するトランスポンダ
ー1、2、3、4(具体的には、ID1、ID2、ID
3、ID4を夫々有するキー1、2、3、4)のなか
で、キー2、3、4を盗難又は紛失し、第3者に、これ
らの紛失したキーを利用して、自動車を盗まれないよう
にするために、新たなキー5、6、7を用意して、イモ
ビユニット及びEGIユニットに登録されているIDコ
ードを変更する場合に利用する機能である。図9は、す
でに登録されたIDコードを書き換えるときの手順を説
明する図である。図9を参照して、仮にIDコードとし
てID1、ID2、ID3、ID4が登録されていたも
のをID1、ID5、ID6、ID7に変更する場合を
説明する。図9において、キー1は、コード変更前に登
録されていたIDコードが有効であるので、最初にキー
1を用いる。先ず、キー1をキー穴に差し込んでイグニ
ッションスイッチを5回オン、オフさせる。尚、この追
加書き込みモードに入るときはエンジンは始動させな
い。従って、このモードではイモビ機能は解除されてい
ない状態である。この操作によって、イモビユニットは
追加書き込みモードに切り換わり、イモビユニットに内
蔵されたEEPROMに登録されたコードID1〜ID
4のなかでキー1以外のIDコードをクリアする。その
後、キー1を抜き、所定時間以内(4秒程度)にID5
のキー5を挿入すると、イモビユニットからトランスポ
ンダー5、EGIユニットからイモビユニットに夫々I
D要求が出されているので、トランスポンダー5は、そ
れ自身のID5をイモビユニットに送信する。イモビユ
ニットでは、ID5のコードを受信して、内蔵されたE
EPROMに登録する。その後、イモビユニットは、E
GIユニットからのID、CW要求にしたがって、ID
5、CWとをEGIユニット側に送信する。EGIユニ
ットでは、ID5、CWを受信して、内蔵されたEEP
ROMに登録する。その後、イモビユニットにID、C
W返答し、再びID、CW要求を出す。この時点では、
イモビユニット及びEGIユニットに登録されているI
Dコードは、ID1とID5の2つである。
【0025】以下、同様の手順によって、ID5のキー
5を抜いた後、所定時間以内にID6のキー6を挿入す
ると、イモビユニットからトランスポンダー6、EGI
ユニットからイモビユニットに夫々ID、CW要求が出
されているので、トランスポンダー6は、それ自身のI
D6をイモビユニットに送信する。EGIユニットから
ID、CW要求がイモビユニット側に出されているの
で、新たなID6をイモビユニット側に送信する。イモ
ビユニットでは、ID6のコードを受信して、内蔵され
たEEPROMに登録する。その後、イモビユニット
は、EGIユニットからのID、CW要求にしたがっ
て、ID6とCWをEGIユニット側に送信する。EG
Iユニットでは、ID6とCWを受信して、内蔵された
EEPROMに登録する。その後、イモビユニットにI
D返答し、再びID要求を行う。この時点では、EGI
ユニットに登録されているIDコードは、ID1とID
5とID6の3つである。
【0026】同様に、ID6のキー6を抜いた後、所定
時間以内にID7のキー7を挿入すると、イモビユニッ
トからトランスポンダー7、EGIユニットからイモビ
ユニットに夫々ID、CW要求が出されているので、ト
ランスポンダー7は、それ自身のID7をイモビユニッ
トに送信する。また、EGIユニットからID、CW要
求がイモビユニット側に出されているので、新たなID
7をイモビユニット側に送信する。イモビユニットで
は、ID7のコードを受信して、内蔵されたEEPRO
Mに登録する。その後、イモビユニットは、EGIユニ
ットからのID、CW要求にしたがって、ID7とCW
をEGIユニット側に送信する。EGIユニットでは、
ID7とCWを受信して、内蔵されたEEPROMに登
録する。その後、イモビユニットにIDCW返答する。
この時点で、EGIユニットに登録されているIDコー
ドは、ID1とID5とID6とID7の4つとなりI
Dコードの変更がすべて終了したことになる。この後、
所定時間以内に新たなキーの挿入を行わなければ追加書
き込みモードは終了する。
【0027】<正規キー1本を用いたイモビユニットで
の追加書き込み手順>次に、イモビユニットでの具体的
な追加書き込み手順について説明する。図10、図11
はイモビユニット側での追加書き込み手順を示すフロー
チャートである。図10、図11において、処理が開始
されると、ステップS100でキーによってイグニッシ
ョンスイッチがオンされたか否かを判定する。イグニッ
ションスイッチがオンされた場合(ステップS100で
の判断がYES)、ステップS102に進み、オンされ
ていないと判断された場合(ステップS100での判断
がNO)、スタート時点にリターンする。ステップS1
02では、所定条件(イグニッションスイッチを5回オ
ン/オフさせる操作)を満足しているか否かを判断す
る。ステップS102で、所定条件を満足している場合
(ステップS102での判断がYES)、ステップS1
04に進む。一方、ステップS102で所定条件を満足
していない場合(ステップS102での判断がNO)、
ステップS102の開始時点にリターンする。
【0028】ステップS104では、イモビユニットか
らトランスポンダーへID要求信号を送信する。その
後、ステップS106でトランスポンダーからのID返
答の有無を判断し、ID返答があると判断されると(ス
テップS106で判断がYES)、ステップS108へ
進み、ID返答がないと判断されると(ステップS10
6で判断がNO)、本プログラムを終了する。ステップ
S108では、トランスポンダーのIDとイモビユニッ
トに登録されているIDとを照合する。ステップS11
0でトランスポンダーのIDとイモビユニットに登録さ
れているIDとが一致していると判断された場合(ステ
ップS110で判断がYES)、ステップS112へ進
み、IDが一致していないと判断された場合(ステップ
S110で判断がNO)、本プログラムを終了する。
【0029】ステップS112では、追加書き込むモー
ドに入るために、追加書き込みコマンドと、トランスポ
ンダーのID、及びCWをEGIユニットに送信する。
その後、ステップS114で、現在使用されているトラ
ンスポンダーのID以外のIDを全て消去する。ここま
での処理により、追加書き込みモードに入るための準備
が完了したことになる。この後、ステップS116で
は、所定時間(例えば、4秒程度)以内に5回オン、オ
フさせたキーが抜かれ、別のIDを有するキーが挿入さ
れ、エンジンがスタートしたか否かを判定する。ステッ
プS116で、エンジンがスタートした場合(ステップ
S116での判断がYES)、ステップS118に進
み、エンジンがスタートしない場合(ステップS116
での判断がNO)、IDの追加書き込み処理は行われ
ず、追加書き込みモードは終了する。
【0030】ステップS118では、イモビユニットに
内蔵されたタイマをリセットすると共に、ステップS1
20で、タイマをスタートする。しかる後に、ステップ
S122に進む。ステップS122では、EGIユニッ
トからID、CW要求を受信したか否かを判断する。ス
テップS122で、EGIユニットからID、CW要求
を受信している場合(ステップS122での判断がYE
S)、ステップS124に進む。一方、ステップS12
2で、EGIユニットからID、CW要求を受信してい
ない場合(ステップS122での判断がNO)、ステッ
プS122の開始時にリターンする。
【0031】ステップS124では、インジケータを点
灯させた後、ステップS126では、EGIユニットか
らのID、CW要求によってトランスポンダーにID要
求を送信する。その後、ステップS128では、ステッ
プS126でのID要求に対するトランスポンダーから
の返答を受信したか否かを判断する。ステップS128
において、トランスポンダーからの返答を受信した場合
(ステップS128での判断がYES)、ステップS1
30に進む。一方、ステップS128において、トラン
スポンダーからの返答を受信していない場合(ステップ
S128での判断がNO)、ステップS128の開始時
点にリターンする。その後、ステップS130に進む。
ステップS130では、トランスポンダー(別のキー)
から送信されたIDコードをイモビユニットのRAMに
格納する。
【0032】その後、図11のステップS132におい
て、追加書き込みコマンドと新規に登録するID、及び
CWをEGIユニットに送信する。そして、EGIユニ
ットから再度、ID、CW要求が送信されてきたか否か
を判断する(ステップS134)。その後、ステップS
134で、ID、CW要求が送信されてきたと判断され
た場合(ステップS134で判断がYES)、ステップ
S136に進み、再度、追加書き込みコマンドと新規に
登録するID、及びCWをEGIユニットに送信する。
その後、ステップS138で、EGIユニットから追加
書き込みOKの返答が合ったか否かを判断し、返答があ
った場合(ステップS138で判断がYES)、ステッ
プS140に進み、イモビユニット内のEEPROM
に、RAMに一時格納しておいたIDを登録し、その
後、ステップS142でインジケータを消灯する。一
方、ステップS138で返答がない場合(ステップS1
38で判断がNO)、ステップS144に進み、インジ
ケータを点滅させると共に、追加書き込みモードの処理
プログラムを終了する。
【0033】<正規キー1本を用いたEGIユニットで
の追加書き込み手順>次に、EGIユニットでのIDコ
ードの追加書き込み手順について説明する。図12はE
GIユニット側での追加書き込み手順を示すフローチャ
ートである。前述の図6のステップS62において、E
GIユニットが追加書き込みコマンド、ID、CWを受
信した場合(ステップS80での判断がNO)、図12
に示すステップS152に進み、イモビユニットに対し
てID、CW要求を出す。ステップS154では、ステ
ップS152において送信されたID、CW要求に対す
る返答をイモビユニットから受信したか否かを判定す
る。ステップS154において、ID、CW返答を所定
時間以内にイモビユニットから受信した場合(ステップ
S154での判断がYES)、ステップS156に進
む。一方、ステップS154で、ID、CW返答を所定
時間以内にイモビユニットから受信しない場合(ステッ
プS154での判断がNO)、図6で説明したステップ
S74の開始時点にリターンする。その後、ステップS
156では、イモビユニットから受信したCWとEGI
に登録されたCWとが一致し、且つ受信したIDコード
がEGIユニットのEEPROMに登録されたIDコー
ドか否かを判定する。ステップS156で、同一のコー
ドがない場合(ステップS156での判断がNO)、ス
テップS158に進み、同一のコードがある場合(ステ
ップS156での判断がYES)、ステップS166に
進んで追加書き込みOKコマンドをイモビユニットに送
信する。
【0034】ステップS158では、EGIユニットの
RAMに新しいIDコードを一時格納する。ステップS
158での新しいIDコードとは、ステップS156に
おいて同一のコードがないと判定されたIDコードを意
味する。その後、ステップS160に進み、上述のステ
ップS152〜ステップS158での処理を再度実行す
る。しかる後に、ステップS162でRAM内に格納さ
れた2つのID及び2つのCWを夫々照合し、ステップ
S164でIDも、CWも一致していると判断された場
合(ステップS164で判断がYES)、ステップS1
66へ進む。一方、ID又はCWの一方でも一致しなか
った場合(ステップS164で判断がNO)、追加書き
込みモードを終了する。
【0035】その後、ステップS166では、IDコー
ドの追加書き込みOKコマンドをイモビユニットに送信
し、前述のステップS152に進み、その後の処理は、
前述の手順と同様である。以上説明した手順によって、
イモビユニット、EGIユニットでのIDコードの追加
書き込みを行う。尚、図7のステップS68以降の処理
と図10のステップS122以降の処理とは、各ユニッ
ト間で同期している。尚、図10のステップS100で
のイグニッションスイッチのオン、オフのタイミング
は、2秒程度であり、5回動作を行って4秒以内に追加
のキーの入れ替えを行う。
【0036】[未登録キー1本での追加書き込み手順]
次に、未登録キー1本を用いてイモビユニットをIDコ
ードの追加登録モードに設定する手順について説明す
る。これは、例えば、正規キーを全て紛失した場合にお
いて、イモビユニットやEGIユニットを交換せずに新
規キーのIDコードを登録したい時に有効な追加登録モ
ード設定手順である。この未登録キー1本での場合、イ
モビユニットは、先ず、未登録キーをキー穴に差し込ん
でイグニッションスイッチが5回オン、オフされたか否
かを判断し、次に、キーのIDコードが正規のコードで
あるかを判断する(未登録キーを用いているので当然正
規コードでないと判断される)。その後、イモビユニッ
トは、この未登録キーを所定操作することによりCWが
入力されると追加登録モードに設定される。この状態
で、新規キーのIDコードをイモビユニット及びEGI
ユニットのEEPROMに登録する。新規キーのIDコ
ードを1本登録できれば、その後は図9に示す手順によ
り次々に別キーのIDコードを登録できる。
【0037】<未登録キー1本を用いたイモビユニット
での追加書き込み手順>次に、未登録キー1本を用いた
イモビユニットでの具体的な追加書き込み手順について
説明する。図13、図14はイモビユニット側での追加
書き込み手順を示すフローチャートである。図13、図
14において、処理が開始されると、ステップS600
では、キーによってイグニッションスイッチがオンされ
たか否かを判定する。イグニッションスイッチがオンさ
れた場合(ステップS600での判断がYES)、ステ
ップS602に進み、オンされていないと判断された場
合(ステップS600での判断がNO)、ステップS6
00の開始時点にリターンする。ステップS602で
は、所定条件(イグニッションスイッチを5回オン/オ
フさせる操作)を満足しているか否かを判断する。ステ
ップS602で、所定条件を満足している場合(ステッ
プS602での判断がYES)、ステップS604に進
む。一方、ステップS602で所定条件を満足していな
い場合(ステップS602での判断がNO)、ステップ
S602の開始時点にリターンする。ステップS604
では、イモビユニットからトランスポンダー(未登録キ
ー1)へID1要求信号を送信する(以下、説明の便宜
上未登録キー1のIDコードをID1とする)。その
後、ステップS606でトランスポンダーからのID1
返答の有無を判断し、ID1の返答があると判断される
と(ステップS606で判断がYES)、ステップS6
08へ進み、ID1の返答がないと判断されると(ステ
ップS606で判断がNO)、本プログラムを終了す
る。ステップS608では、ID1とイモビユニットに
登録されているIDとを照合する。ステップS608で
ID1とイモビユニットに登録されているIDとが一致
していると判断された場合(ステップS608で判断が
YES)、後述するステップS700へ進み、IDが一
致していないと判断された場合(ステップS608で判
断がNO)、ステップS610へ進む。
【0038】ステップS610では、タイマをオンさ
せ、ステップS612では、インジケータを点滅させ
る。ステップS612では、無動作モードに入り、ステ
ップS610でタイマをオンしてから所定時間(例え
ば、1分〜5分程度)経過するまではEGIユニットか
らのCW要求等のコマンドを受け付けない状態となる。
また、この無動作モードにおけるインジケータの点滅間
隔は、図18に示すように、300ms程度で比較的ゆっく
り点滅される。この無動作モードが終了すると、ステッ
プS616でCWの入力受付状態となりキー1の所定操
作によりCWの入力がされたか否かを判定する。ステッ
プS616でCWの入力がなされた場合(ステップS6
16で判断がYES)、ステップS618へ進み、CW
の入力がなされない場合(ステップS616で判断がN
O)、本プログラムを終了する。尚、ステップS614
の無動作モードの終了時において、イグニッションスイ
ッチがオンの位置にある場合、ステップS616でのC
Wの入力は30秒間だけ受け付けられる。一方、イグニ
ッションスイッチがオフの位置にある場合、CWの入力
は、イグニッションスイッチがオンされるまで継続され
るが、この間に1度でもオンすると、それから30秒間
だけCWの入力が受け付けられる。この30秒間にCW
の入力が全くない場合、本プログラムは終了する。ま
た、ステップS616でのインジケータの点滅間隔は、
図19に示すように、1.2ms間隔であり、CWの入力
は、イグニッションスイッチをオンさせた状態でインジ
ケータを2回点滅させ、30秒以内にイグニッションス
イッチをオンさせた状態で1回点滅させる。
【0039】ステップS618では、入力されたCWと
イモビユニットに登録されているCWとを照合する。ス
テップS618でCWが一致していると判断された場合
(ステップS618で判断がYES)、ステップS62
0へ進み、CWが一致していないと判断された場合(ス
テップS618で判断がNO)、後述するステップS6
48へ進む。ステップS620では、追加登録モードに
設定する。その後、ステップS622で、EGIユニッ
トに追加登録コマンドを送信して、ステップS624で
点滅していたインジケータを点灯させる。
【0040】図14に示すステップS626では、トラ
ンスポンダーに対してID要求を送信する。ステップS
628において、トランスポンダーからのID返答を待
ち、ステップS630でEGIユニットからCW要求コ
マンドを受信するまで待つ。ステップS630におい
て、EGIユニットからCW要求を受信した場合(ステ
ップS630で判断がYES)、ステップS632に進
む。ステップS632では、追加登録モードに入るため
に、addkey1コマンド(ID1の追加書き込みコ
マンド)と、ID1、及びCWをEGIユニットに送信
する。その後、ステップS634でEGIユニットから
CW要求コマンドを受信したか判定し、受信した場合
(ステップS634でYES)、ステップS632にリ
ターンし、受信しない場合(ステップS634でN
O)、ステップS636に進む。ステップS636で
は、EGIユニットから追加書き込みOKの返答があっ
たか否かを判断し、返答があった場合(ステップS63
6で判断がYES)、ステップS638に進み、返答が
ない場合(ステップS636で判断がNO)、ステップ
S634にリターンする。
【0041】ステップS638では、現在使用されてい
るID1以外のIDをEEPROMから全て消去する。
その後、ステップS640では、addkey1コマン
ドにより指定されたEEPROMのアドレスにID1を
登録する。次に、ステップS642において、イモビユ
ニットのEEPROMに所定数のIDコードが登録済み
であるか否か判定する。ステップS642において、所
定数のIDコードが登録済みである場合(ステップS6
42で判断YES)、ステップS644に進み、所定数
のIDコードが登録済みでない場合(ステップS642
で判断NO)、後のステップS646に進む。ステップ
S644では、イモビユニットの追加登録モードが解除
され、ステップS646では、インジケータが消灯され
る。その後、ステップS648でイグニッションスイッ
チのオフが検出されると、追加登録モードの処理プログ
ラムを終了する。
【0042】以上のように、キーを全て紛失した時に、
キーボード等の特殊なツールを使わずに未登録キーを用
いてIDコードの追加登録モードに設定できる。 [正規キー2本での追加書き込み手順]次に、正規キー
2本を用いてイモビユニットをIDコードの追加登録モ
ードに設定する手順について説明する。これは、例え
ば、キーと車両とを他人に預けた場合において、他人に
預けた正規キー1本で追加登録モードに設定されて、勝
手に別キーのIDコードを登録されないようにするため
に、正規キー1本では追加登録モードに入れないよう対
策する時に有効な追加登録モード設定手順である。この
正規キー2本での場合、イモビユニットは、先ず、1本
目の正規キー1をキー穴に差し込んでイグニッションス
イッチが5回オン、オフされたか否かを判断し、次に、
キー1のIDコードが正規のコードであるかを判断する
(正規キーを用いているので当然正規コードであると判
断される)。その後、インジケータの点滅に従って、2
本目のキー2をキー穴に挿入してキー2によるイグニッ
ションスイッチのオン/オフを実行する。その後、キー
2のIDコードを照合し、一致し、且つ1本目と2本目
のキーのIDコードが不一致であるとき、イモビユニッ
トは追加登録モードに設定される。この状態で、2本目
のキーのIDコードをイモビユニット及びEGIユニッ
トのEEPROMに登録する。2本目のキーのIDコー
ドを登録できれば、その後は図9に示す手順により次々
に別キーのIDコードを登録できる。
【0043】<正規キー2本を用いたイモビユニットで
の追加書き込み手順>次に、正規キー2本を用いたイモ
ビユニットでの具体的な追加書き込み手順について説明
する。図15、図16はイモビユニット側での追加書き
込み手順を示すフローチャートである。図15、図16
において、前述のステップS600〜608までの処理
は同じであり、ステップS608で1本目のキー1(以
下、説明の便宜上1本目のキー1のIDコードをID1
とする)が正しいと判定された場合(ステップS608
で判断がYES)、ステップS700に進む。ステップ
S700では、インジケータを点滅させる。ステップS
702では、2本目のキー2(以下、説明の便宜上2本
目のキー2のIDコードをID2とする)をキー穴に挿
入して、インジケータの点滅に従って、キー2による所
定操作(イグニッションスイッチのオン/オフ)が実行
されるのを待つ。ステップS702で、所定操作が実行
された場合(ステップS702での判断がYES)、ス
テップS704に進む。
【0044】ステップS704では、イモビユニットか
らトランスポンダー(正規キー2)へID2要求信号を
送信する。その後、ステップS706でトランスポンダ
ーからのID2返答の有無を判断し、ID2の返答があ
ると判断されると(ステップS706で判断がYE
S)、ステップS708へ進み、ID2の返答がないと
判断されると(ステップS706で判断がNO)、ステ
ップS710に進み、機能設定コマンドをEGIユニッ
トに送信して本プログラムを終了する。ステップS70
8では、ID2とイモビユニットに登録されているID
とを照合する。ステップS708でID2とイモビユニ
ットに登録されているIDとが一致していると判断され
た場合(ステップS708で判断がYES)、ステップ
S712へ進み、IDが一致していないと判断された場
合(ステップS708で判断がNO)、ステップS71
0へ進む。
【0045】ステップS712では、1本目のID1と
2本目のID2とが同じコードであるか否かを判定す
る。ステップS712で、ID1とID2とが不一致の
場合(ステップS712で判断NO)、ステップS71
6に進み、ID1とID2とが一致の場合(ステップS
712で判断YES)、ステップS714に進み機能解
除コマンドをEGIユニットに対して送信する。
【0046】ステップS716では、追加登録モードに
設定する。その後、ステップS718で、EGIユニッ
トに追加登録コマンドを送信して、ステップS720で
点滅していたインジケータを点灯させる。ステップS7
22では、EGIユニットからCW要求コマンドを受信
するまで待つ。ステップS722において、EGIユニ
ットからCW要求を受信した場合(ステップS722で
判断がYES)、図16に示すステップS724に進
む。ステップS724では、追加登録モードに入るため
に、addkey2コマンド(ID2の追加書き込みコ
マンド)と、ID2、及びCWをEGIユニットに送信
する。その後、ステップS726でEGIユニットから
CW要求コマンドを受信したか判定し、受信した場合
(ステップS726でYES)、ステップS724にリ
ターンし、受信しない場合(ステップS726でN
O)、ステップS728に進む。ステップS728で
は、EGIユニットから追加書き込みOKの返答があっ
たか否かを判断し、返答があった場合(ステップS72
8で判断がYES)、ステップS730に進み、返答が
ない場合(ステップS728で判断がNO)、ステップ
S726にリターンする。
【0047】ステップS730では、ID1と現在使用
されているID2以外のIDをEEPROMから全て消
去する。その後、ステップS732では、addkey
2コマンドにより指定されたEEPROMのアドレスに
ID2を登録する。次に、ステップS734において、
イモビユニットのEEPROMに所定数のIDコードが
登録済みであるか否か判定する。ステップS734にお
いて、所定数のIDコードが登録済みである場合(ステ
ップS734で判断YES)、ステップS736に進
み、所定数のIDコードが登録済みでない場合(ステッ
プS734で判断NO)、後のステップS738に進
む。ステップS736では、イモビユニットの追加登録
モードが解除され、ステップS738では、インジケー
タが消灯される。その後、ステップS740でイグニッ
ションスイッチのオフが検出されると、追加登録モード
の処理プログラムを終了する。
【0048】以上のように、2本のキーのIDコードが
両方一致しないと、追加登録モードに設定できないの
で、他人に1本のキーと車両を預けた時でも第3者に勝
手に別キー又は偽造キーのIDコードを登録できない。 [未登録キー1本又は正規キー2本を用いたイモビユニ
ットの動作に対応するEGIユニットでの追加書き込み
手順]次に、EGIユニット側での追加書き込み手順を
説明する。図17は、EGIユニット側での追加書き込
み手順を示すフローチャートである。図17において、
処理が開始されると、ステップS800で、イグニッシ
ョンスイッチがオンされるのを待ち、ステップS802
でタイマによりイグニッションオンから500ミリ秒間の
カウントを開始する。ステップS804では、追加登録
コマンドを受信したか否かを判断する。ステップS80
4で、追加書き込みコマンドを受信していない場合(ス
テップS804での判断がNO)、ステップS64に進
み、追加書き込みコマンドを受信している場合(ステッ
プS804での判断がYES)、ステップS806に進
む。
【0049】ステップS806では、所定条件として、
エンジン回転数が500rpm以上、且つ電圧が10V以上であ
るか否かを判断する。ステップS806で所定条件を満
たす場合(ステップS64での判断がYES)、ステッ
プS808に進み、所定条件を満たさない場合(ステッ
プS806での判断がNO)、ステップS806の開始
時点にリターンする。ステップS808では、ステップ
S802で開始した500ミリ秒のカウントが終了したか
否かを判断する。ステップS808で500ミリ秒のカウ
ントが終了した場合(ステップS808での判断がYE
S)、ステップS810に進み、ステップS808で50
0ミリ秒のカウントが終了していない場合(ステップS
808での判断がNO)、ステップS808の開始時点
にリターンする。ステップS810では、EGIユニッ
トからイモビユニットへCW要求を出す。その後、ステ
ップS812に進み、イモビユニットからaddkey
X(追加登録コマンド)、ID、CWの返答を受信した
か否かを判定する。ステップS812で、EGIユニッ
トがaddkeyX、ID、CWを受信した場合(ステ
ップS812での判断がYES)、ステップS816に
進み、受信しない場合(ステップS812で判断がN
O)、ステップS814に進み、機能設定コマンドを受
信したか判定する。機能設定コマンドを受信した場合、
前述のステップS74に進み、機能設定コマンドを受信
しない場合、ステップS810にリターンする。
【0050】ステップS816では、EGI側のRAM
11にID、CWを一時的に格納する。ステップS81
8では、イモビユニットに対して既にCW要求を2回以
上行っているか否かを判断する。ステップS818でC
W要求を2回以上行っていると判断された場合(ステッ
プS818で判断YES)、ステップS820に進み、
2回行っていないと判断された場合(ステップS818
で判断NO)、ステップS810にリターンし、再度、
イモビユニットに対してCW要求を行う。
【0051】ステップS820では、RAMに格納され
ている2つのIDが一致し、且つ2つのCWが一致し、
EEPROMに登録されているCWと一致しているか否
かを判定する。ステップS820でIDも、CWも一致
していると判断された場合(ステップS820で判断が
YES)、ステップS822へ進む。一方、ID又はC
Wの一方でも一致しなかった場合(ステップS820で
判断がNO)、ステップS74に進む。
【0052】ステップS822では、EGIユニットの
EEPROMにIDを登録し、ステップS822では、
IDコードの追加書き込みOKコマンドをイモビユニッ
トに送信し、ステップS826でイグニッションスイッ
チのオフが検出されると、追加登録モードの処理プログ
ラムを終了する。 [キーシリンダ破損時の追加登録手順]次に、ドアやイ
グニッションスイッチ等のキーシリンダが破損して、後
述するキーセットを全て交換し、キーを交換せざるを得
ない場合でも、イモビユニットやEGIユニットを交換
せずにキーシリンダに適合する新規キーの固有コードの
登録を実行できるIDコードの追加登録手順を説明す
る。先ず、図20を参照して、キーのステアリングロッ
クユニットについて説明する。図20は、一般の車両の
ステアリングホイール付近に搭載されるステアリングロ
ックユニットを分解して示す図である。図20におい
て、ステアリングロックユニット100は、前述のコイ
ルアンテナ2を含むシリンダアウタ40と、ロック機構
本体60と、イグニッションスイッチ15とを備える。
シリンダアウタ40は、ロック機構本体の前側に設けら
れ、キーを差し込むためのキー穴50を備える。キー穴
50はロック機構本体60に設けられたキー溝と対応し
て、運転者によりキーが差し込まれ回転される。ロック
機構本体60が回転すると、ステアリングロック機構が
解除され、ステアリングシャフト(不図示)が回転可能
になると共に、キーが抜かれると、ステアリングシャフ
トがロックされ、回転不能となる。ロック機構本体60
の後部には、イグニッションスイッチ15が設けられ、
キーをオン位置まで回転することにより、イグニッショ
ンスイッチがオンされる。イグニッションスイッチはE
GIユニットに接続され、スイッチがオンされるとEG
Iユニットによりエンジン始動が実行される。尚、ステ
アリングロックユニットの他にドアキーシリンダ、トラ
ンクシリンダ、グローブシリンダ等があり総称してキー
セットと呼ぶ。
【0053】本実施例では、従来のキーシリンダのロッ
ク機構本体とシリンダアウタとを分解し、従来のキーを
キー穴に挿入して、所定のツールを用いてイグニッショ
ンスイッチを所定操作することにより、新規キーのID
コードの追加登録モードを設定できる。図21は、ID
コードの追加登録モードに入るための操作者が行う手順
を示すフローチャートである。前述の図14〜図16及
び図21を参照してその操作手順を説明する。操作者
は、先ず、ステップS850でステアリングロックユニ
ットをシリンダアウタとロック機構本体とイグニッショ
ンとに分解する。その後、ステップS852で従来用い
ていたキー1をシリンダアウタに挿入し、ステップS8
54で追加登録モードに入るためにドライバ等のツール
によりイグニッションスイッチのオン/オフを5回行
う。その後、ステップS856でドライバによりイグニ
ッションスイッチをオンさせる。このステップS854
〜ステップS856までの動作は、図13のステップS
600〜ステップS602に対応する。その後、ステッ
プS858ではイモビユニットにおいてIDを照合し、
ステップS860で図15のステップS702に対応す
る所定操作をドライバで行う。次のステップS862で
は、キー2をシリンダアウタに挿入し、ステップS86
4ではキーを挿入してイグニッションオンさせる動作を
行うためにドライバでイグニッションスイッチを一度オ
フさせ、再度オンさせる。尚、ステップS860の所定
操作の後、所定時間以内にステップS862、S864
での処理が行われないと、ステップS860での所定操
作は無効になる。ステップS866では、図15のステ
ップS712に対応するID照合をイモビユニットが行
う。ステップS868では、その他に登録したいキーの
IDコードがあるならば、ステップS870で所定時間
以内に別キーを挿入し、ドライバでイグニッションをオ
ンする。登録したいキーがないならば、ステップS87
2でバッテリを取り外して、イモビユニットの電源をオ
フする。その後、ステップS874で、キーセットを交
換する。
【0054】以上のように、キーシリンダが破損した場
合、ステアリングロックユニットを分解してマイナスド
ライバ等でイグニッションスイッチを操作することによ
り、キーを用いたときと同じようにIDコードの追加登
録モードに設定できるため、イモビユニットやEGIユ
ニットを交換せずに新規キーのIDコードを登録でき
る。
【0055】尚、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲
で上記実施例を修正又は変形したものに適用可能であ
る。例えば、本実施例の盗難防止装置はイモビユニット
とEGIユニットとの両方の装置で実現するものである
が、いずれか一方の装置で処理を行うようにしたシステ
ムを構築してもよい。
【0056】例えば、IDコード、コードワードの判定
や、IDコードの追加登録モードに設定する際の所定操
作及びタイミング時間等は任意に設定できるものである
ことは言うまでもない。
【0057】
【発明の効果】以上説明のように、本発明の車両用盗難
防止装置によれば、複数のキーを用いて操作し、これら
のキーの固有コードが全て正規のコードであると判断さ
れた時のみ、新規キーの固有コードの追加登録モードを
設定でき、キーと車両とを他人に預けた場合でも預けた
正規キー1本では追加登録モードに入れないため、防犯
性能を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく実施例の車両用盗難防止装置の
システムブロック図である。
【図2】ある固有のIDデータを有するトランスポンダ
ー1のIDコード及びコードワードの判定手順を説明す
る図である。
【図3】イモビユニット側でのIDコードの判定及び登
録手順を示すフローチャートである。
【図4】イモビユニット側でのIDコードの判定及び登
録手順を示すフローチャートである。
【図5】IDコード送信不能時におけるイモビユニット
側でのIDコードの判定手順を示すフローチャートであ
る。
【図6】EGIユニット側でのIDコードの判定手順を
示すフローチャートである。
【図7】EGIユニット側でのIDコードの判定手順を
示すフローチャートである。
【図8】ID、CWコード判定手順におけるトランスポ
ンダー、イグニッションスイッチ、イモビユニット、E
GIユニットの各動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図9】すでに登録されたIDコードを書き換えるとき
の手順を説明する図である。
【図10】イモビユニット側での追加書き込み手順を示
すフローチャートである。
【図11】イモビユニット側での追加書き込み手順を示
すフローチャートである。
【図12】EGIユニット側での追加書き込み手順を示
すフローチャートである。
【図13】未登録キー1本でのイモビユニット側での追
加書き込み手順を示すフローチャートである。
【図14】未登録キー1本でのイモビユニット側での追
加書き込み手順を示すフローチャートである。
【図15】正規キー2本でのイモビユニット側での追加
書き込み手順を示すフローチャートである。
【図16】正規キー2本でのイモビユニット側での追加
書き込み手順を示すフローチャートである。
【図17】未登録キー1本及び正規キー2本のイモビユ
ニットの動作に共通するEGIユニット側での追加書き
込み手順を示すフローチャートである。
【図18】無動作状態でのインジケータの点滅タイミン
グを示すタイミングチャートである。
【図19】CWを入力するためのインジケータの点滅タ
イミングとイグニッションスイッチのオン/オフタイミ
ングを示すタイミングチャートである。
【図20】ステアリングロックユニットの分解図であ
る。
【図21】キーシリンダ交換時の操作者による追加登録
モードの設定手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…トランスポンダー、 2…イグニッションコイルアンテナ、 3…アンプ、 4…イモビユニット、 5…イモビユニット側EEPROM、 6…イモビ側RAM、 7…イモビ側タイマ、 8…イモビ側CPU、 9…EGIユニット、 10…EGIユニット側EEPROM、 11…EGIユニット側RAM、 12…EGIユニット側タイマ、 13…EGIユニット側CPU、 14…イモビユニット側電源、 15…EGIユニット側電源、 40…シリンダアウタ、 50…キー穴、 60…ロック機構本体、 100…ステアリングロックユニット。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信機を備えるキー側から受信した該キ
    ーの固有のコードと受信機側に記憶したコードとを照合
    し、一致した場合にエンジン作動を許可する制御部を備
    える車両用盗難防止装置において、 複数のキーから受信した複数のキーの固有のコードが受
    信機側に記憶したコードに全て一致するか否かを判定す
    る判定手段と、 前記判定手段による判定結果が一致の場合、前記制御部
    を前記キーの固有のコードを変更するための登録モード
    に設定する設定手段とを具備することを特徴とする車両
    用盗難防止装置。
  2. 【請求項2】 前記判定手段は、運転者による所定の操
    作を検出した後、キーの固有のコードが受信機側に記憶
    したコードに一致するか否かを判定することを特徴とす
    る請求項1に記載の車両用盗難防止装置。
  3. 【請求項3】 前記所定の操作は、エンジンキーによる
    イグニッションスイッチのオン、オフ操作であることを
    特徴とする請求項2に記載の車両用盗難防止装置。
  4. 【請求項4】 送信機を備えるキー側から受信した固有
    の第1のコードと受信機側に記憶したコードとを照合
    し、一致した場合に第2のコードをエンジン制御部に対
    して出力するコード判定部と、前記第2のコードとエン
    ジン制御部に記憶したコードとを照合し、一致した場合
    にエンジン作動を許可されるエンジン制御部とを備える
    車両用盗難防止装置であって、 前記コード判定部は、 複数のキーから受信した複数のキーの固有の第1のコー
    ドが受信機側に記憶したコードに全て一致するか否かを
    判定する判定手段と、 前記判定手段による判定結果が一致の場合、前記固有の
    第1のコードを変更するための登録モードを設定すると
    共に、前記エンジン制御部に対して登録モードの設定コ
    マンドを送信する設定手段とを具備することを特徴とす
    る車両用盗難防止装置。
  5. 【請求項5】 前記判定手段は、運転者による所定の操
    作を検出した後、キーの固有の第1のコードが受信機側
    に記憶したコードに一致するか否かを判定することを特
    徴とする請求項4に記載の車両用盗難防止装置。
  6. 【請求項6】 前記所定の操作は、エンジンキーによる
    イグニッションスイッチのオン、オフ操作であることを
    特徴とする請求項5に記載の車両用盗難防止装置。
  7. 【請求項7】 前記エンジン制御部は、前記コード判定
    部から登録モードの設定コマンドを受信した後、前記コ
    ード判定部に対して複数回第1のコードの送信要求信号
    を出力すると共に、該コード判定部から同一のキーに対
    して返答された複数の第1のコードが互いに一致するか
    否かを判定する手段を備え、前記第1のコードが互いに
    一致する場合、該第1のコードを新たに登録することを
    特徴とする請求項4に記載の車両用盗難防止装置。
  8. 【請求項8】 前記エンジン制御部は、前記コード判定
    部から登録モードの設定コマンドを受信した後、前記コ
    ード判定部に対して複数回第2のコードの送信要求信号
    を出力すると共に、該コード判定部から同一のキーに対
    して返答された複数の第2のコードが互いに一致するか
    否かを判定する手段を備え、前記第2のコードが互いに
    一致する場合、該第2のコードの判定に用いられた第1
    のコードを新たに登録することを特徴とする請求項7に
    記載の車両用盗難防止装置。
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