JP2000145223A - キーレスエントリシステム - Google Patents

キーレスエントリシステム

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JP2000145223A
JP2000145223A JP32263398A JP32263398A JP2000145223A JP 2000145223 A JP2000145223 A JP 2000145223A JP 32263398 A JP32263398 A JP 32263398A JP 32263398 A JP32263398 A JP 32263398A JP 2000145223 A JP2000145223 A JP 2000145223A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作者の現在位置に応じて適切なロック・ア
ンロック動作を行うと共に、携帯機の消費電力を最小限
に抑えるキーレスエントリシステムの提供。 【解決手段】 GPS受信機を備える携帯機から、車載
機に対して無線信号を送信するに際して、受信したGP
S信号により求めた自動車の停車位置P1と現在位置P
2との離間距離Dが所定値より短いか否かを判断し(S12
7-S130)、YES(離間距離D<所定値)のときには、
第1アンロック信号を電界強度K1またはK2で送出す
ることにより、車載機にロック動作を指示する(S133-S1
37)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等にキー無
しでロック・アンロックを行うキーレスエントリシステ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば自動車においては、運
転者等がキーシリンダに所定のキーによるロック・アン
ロックを行うことなく、携帯可能な端末機(以下、携帯
機)にて所定のスイッチ操作を行うことにより、その操
作に応じて送信される所定の電波に応じて、当該自動車
に備えられた制御ユニット(以下、車載機)がロック・
アンロックを行う、所謂キーレスエントリシステムが普
及している。
【0003】また、近年において、例えば特開平6−5
8029号には、操作者の利便性を向上すべく、携帯機
には操作スイッチを設けずに、携帯機より所定の無線信
号を常時送信し、その無線信号を車載機が受信したとき
に、当該車載機が当該無線信号の受信電界強度の大きさ
に応じてロック・アンロックを行うキーレスエントリシ
ステムが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、例えば操作者が両手に重い荷物を抱え
ているとき等に操作者の利便性は向上するが、携帯機よ
り無線信号を常時送信しているため、消費電力が問題と
なる。また、いつも両手に荷物を抱えている訳ではない
ので、ロック・アンロック操作スイッチが設けられてい
る従来の携帯機で十分なことも多い。
【0005】また、上記の消費電力の問題を解消すべ
く、例えば特開平9−25752号には、上記の操作ス
イッチ無しの携帯機に、無線信号の送信をオン・オフ可
能なスイッチが設けられたキーレスエントリシステムが
提案されている。しかしながら、操作者が当該スイッチ
をオフにするのを忘れたときにはやはり消費電力が問題
であり、逆に、操作者が当該スイッチをオンにするのを
忘れていたときには、例えば操作者が両手に重い荷物を
抱えているとき等、かえって煩わしいことになる。
【0006】また、上記の何れの従来例においても、携
帯機から送出される無線信号の送信電界強度は固定され
ている。このため、自動車の周囲でアンロックが維持さ
れる範囲は、原理的には一定であり、防犯という観点か
らは不適当な場合もある。
【0007】そこで本発明は、操作者の現在位置に応じ
て適切なロック・アンロック動作を行うと共に、携帯機
の消費電力を最小限に抑えるキーレスエントリシステム
の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係るキーレスエントリシステムは、以下の
構成を特徴とする。
【0009】即ち、携帯機に設けられた送信機から送出
される無線信号の受信電界強度に応じて、車載機がドア
ロック機構のロック・アンロック動作を制御するキーレ
スエントリシステムであって、前記携帯機が、その携帯
機の現在位置と前記車載機が搭載されている車両の位置
との距離に応じて、前記車載機にアンロック動作を指示
する制御手段を備えることを特徴とする。
【0010】また、例えば前記携帯機は、更にGPS受
信機を備えており、前記制御手段は、前記GPS受信機
によって受信したGPS信号に基づいて、前記現在位置
及び前記車両の位置を算出するとよい。
【0011】また、例えば前記車載機は、GPS信号に
基づいて前記車両の現在位置を検出するナビゲーション
装置と、少なくとも該ナビゲーション装置にて検出した
前記車両の現在位置を表わす無線信号を送出する送信機
とを更に備えており、前記携帯機は、前記車載機から送
出される無線信号を受信する受信機と、GPS受信機と
を更に備えており、前記制御手段は、前記受信機により
受信した前記無線信号に基づいて前記車両の現在位置を
入手すると共に、前記GPS受信機によって受信したG
PS信号に基づいて前記現在位置を算出するとよい。
【0012】好ましくは前記制御手段は、算出した前記
距離が所定値より小さいときに、前記車載機にアンロッ
ク動作を指示するとよい。
【0013】また、好ましくは前記制御手段は、今回算
出した前記距離が所定値より小さいときに、その距離が
減少傾向にあるか否かを前回までに算出した前記距離に
基づいて判断し、その判断により減少傾向にあると判断
したとき、前記車載機にアンロック動作を指示するとよ
い。
【0014】または、上記の目的を達成するため、本発
明に係るキーレスエントリシステムは、以下の構成を特
徴とする。
【0015】即ち、携帯機の操作スイッチの操作状態に
応じて、その携帯機に設けられた送信機から無線信号を
送信し、その無線信号を受信した車載機がドアロック機
構のロック・アンロック動作を制御するキーレスエント
リシステムであって、前記携帯機が、その携帯機の現在
位置と前記車載機が搭載されている車両の位置との距離
に応じて、前記車載機にロック若しくはアンロック動作
を指示する制御手段を備えることを特徴とする。
【0016】また、例えば前記携帯機は、更にGPS受
信機を備えており、前記制御手段は、前記GPS受信機
によって受信したGPS信号に基づいて、前記現在位置
及び前記車両の位置を算出するとよい。
【0017】また、例えば前記車載機は、GPS信号に
基づいて前記車両の現在位置を検出するナビゲーション
装置と、少なくとも該ナビゲーション装置にて検出した
前記車両の現在位置を表わす無線信号を送出する送信機
とを更に備えており、前記携帯機は、前記車載機から送
出される無線信号を受信する受信機と、GPS受信機と
を更に備えており、前記制御手段は、前記受信機により
受信した前記無線信号に基づいて前記車両の現在位置を
入手すると共に、前記GPS受信機によって受信したG
PS信号に基づいて前記現在位置を算出するとよい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るキーレスエン
トリシステムを、一例として自動車に適用した実施形態
として図面を参照して詳細に説明する。
【0019】[第1の実施形態]はじめに、本実施形態
におけるキーレスエントリシステムのハードウエアにつ
いて説明する。
【0020】図1から図3は、本発明の第1の実施形態
におけるキーレスエントリシステムの携帯機の外形形状
を示す概略図であり、図1の携帯機1は一般的なエンジ
ンキーと一体の形態を有し、図2の携帯機1A及び図3
の携帯機1Bはカード型の形態を有する。
【0021】これらの携帯機のうち、携帯機1及び1A
には、第1アンロックスイッチ11、ロックスイッチ1
2、そして第2アンロックスイッチ13の3つの操作ス
イッチが設けられており、また、携帯機1Bには、第1
アンロックスイッチ11Aとロックスイッチ12とが設
けられている。
【0022】各操作スイッチの機能の詳細については後
述するが、ここで簡単に説明すると、第1アンロックス
イッチ11が押下されると、自動車側にてアンロックが
行われ、そのアンロック状態が維持される。また、ロッ
クスイッチ12が押下されると、自動車側ではロック動
作が行われ、そのロック状態が維持される。設定スイッ
チ14は、第2アンロックスイッチ13が押下されたと
きに出力される無線信号の出力時間を設定するスイッチ
である。尚、第2アンロックスイッチ13及び設定スイ
ッチ14については、図4を参照して後述する。
【0023】尚、本実施形態において、携帯機1及び1
Aには、操作者が操作を間違えることを防止すべく、図
1及び図2に示すように第1アンロックスイッチ11と
第2アンロックスイッチ13とが異なる位置に設けられ
ている。携帯機1Bにおいては、操作者の第1アンロッ
クスイッチ11Aの操作状態に応じて、携帯機1及び1
Aにおける第1アンロックスイッチ11と第2アンロッ
クスイッチ13との2種類のアンロックスイッチとして
機能する。
【0024】図4は、本発明の第1の実施形態において
携帯機から第2アンロック信号が送出されているときの
車載機の基本的な動作を説明する図であり、同図に示す
破線の円の領域内は、車両に搭載された車載機が携帯機
から送出される第2アンロック信号を受信可能な領域を
模式的に示している。
【0025】当該車両がロック状態のときに、第2アン
ロック信号を送出している携帯機を持った操作者が当該
破線の円内に入ると、第2アンロック信号を受信した車
載機は、アンロック動作を行う。一方、アンロック状態
のときに、第2アンロック信号を送出している携帯機を
持った操作者が当該破線の円内から遠ざかると、車載機
は、第2アンロック信号を受信できなくなるためロック
動作を行う。
【0026】図5は、本発明の第1の実施形態における
キーレスエントリシステムのブロック構成図である。
【0027】同図において、携帯機1(1A)は、上記
の3種類の操作スイッチ、後述するロック・アンロック
動作のための送信処理のプログラムを実行するCPU1
5、そのプログラムや自携帯機の識別番号(ID)等が
予め格納されているROM16、処理結果を一時記憶す
るRAM17、CPU15の出力データに応じて所定の
ロック信号及びアンロック信号を所定の送信電界強度で
送出する送信機18、外部装置からの受信信号をCPU
15が識別可能なデータに復調する受信機19、操作者
に携帯機の動作状態を報知するブザー20、そして外部
より所謂GPS信号を受信するGPS受信機5を備え
る。また、携帯機1(1A)は、不図示の内蔵電池から
供給される電源により駆動される。
【0028】尚、携帯機1Bの構成は、第2アンロック
スイッチが設けられていない他は上記の携帯機1(1
A)の構成と同様である。
【0029】車載機2は、外部装置からの受信信号をC
PU25が識別可能なデータに復調する受信機29、C
PU25の出力データに応じて所定の信号を所定の送信
電界強度で送出する送信機28、ドアロック機構3を動
作させることにより後述するロック・アンロック処理の
プログラムを実行するCPU25、そのプログラムやペ
アとなる携帯機の識別番号(ID)等が予め格納されて
いるROM26、処理結果を一時記憶するRAM27を
備える。この車載機2は、自動車が備える不図示のバッ
テリから供給される電源により駆動される。
【0030】図6は、本発明の第1の実施形態において
携帯機が送信可能な送信信号の構成を示す図である。
【0031】携帯機1及び1AのCPU15は、同図に
示すように、第1アンロックスイッチ11が押下された
ときに第1アンロック信号、ロックスイッチ12が押下
されたときにロック信号、そして第2アンロックスイッ
チ13が押下されたときに第2アンロック信号を、送信
機18を介して送出する。
【0032】携帯機1Bにおいては、第2アンロックス
イッチ13が設けられていないため、CPU15は、第
1アンロックスイッチ11Aが所定時間より短く押下さ
れたときに第1アンロック信号、同スイッチが当該所定
時間より長く押下されたときに第2アンロック信号を送
信機18を介して送出する。
【0033】尚、以下の説明においては、携帯機1及び
1A(以下、1Aを省略する)を前提として説明し、第
2アンロックスイッチ13の押下がなされる場合は、携
帯機1Bでは第1アンロックスイッチ11Aが所定時間
より長く押下されたものとし、携帯機1Bについての個
別の説明は省略する。
【0034】上記の3種類の信号は、何れも所定のスタ
ートビット、携帯機個別の識別番号を表わす携帯機ID
ビット、ロック動作または後述する2種類のアンロック
動作を表わす動作指示ビット、一般的な方式によるパリ
ティビット、所定のエンドビットの各フィールド101
から105により構成される。
【0035】次に、上述したハードウエアにおいて実行
されるソフトウエアを図7から図11を参照して説明す
ることにより、本実施形態におけるキーレスエントリシ
ステムの動作を説明する。
【0036】図7は、本発明の第1の実施形態において
携帯機が送出する無線信号を説明する図であり、携帯機
1にて3種類の操作スイッチが押下されたときに送出さ
れる無線信号の基本的なパターンを示している。
【0037】同図に示すように、本実施形態における携
帯機1は、消費電力を最小限に抑制するため、以下に説
明するように、3種類の操作スイッチが押下されたとき
にだけ、図6を参照して説明した所定の無線信号を送出
する。
【0038】図7のの場合:第1アンロックスイッチ
11が押下されたときには、第1アンロック信号が送信
電界強度K1にて1回だけ単発で送出される。これは、
何れの無線信号も送出されていないときに第1アンロッ
クスイッチ11が押下される状況を考慮すると、操作者
が自動車の近傍にて携帯機1を操作している可能性が高
いため、このような状況では、K2と比較して送信電界
強度が弱い無線信号を1回だけ送出しても、その無線信
号を車載機2が十分受信できるからである。これによ
り、不必要な電力の消費を抑えることができる。
【0039】図7のの場合:ロックスイッチ12が押
下されたときには、ロック信号が送信電界強度K2にて
1回だけ単発で送出される。これは、操作者が自動車の
近傍からある程度離れているときにも、防犯の観点から
は、K1と比較して送信電界強度が強い無線信号を送出
し、その無線信号により車載機2がより確実にロックを
行うべきである。尚、当該信号を1回だけ送出するの
は、不必要な電力の消費を抑えるためであるが、より確
実にロックを行うためには、複数回送出すればよい。
【0040】図7のの場合:第2アンロックスイッチ
13が押下されたときには、第2アンロック信号が送信
電界強度K2にて所定時間(但し、本実施形態では、所
定回数として扱う)だけ断続して送出される。従って、
第2アンロック信号を断続して送出するため、連続して
送出するのと比較して消費電力を抑えることができる。
【0041】ここで、第2アンロック信号が送出される
所定時間(所定回数)は、設定スイッチ14を操作する
ことによって操作者が設定する。設定スイッチ14の操
作としては、例えば1回押下される度に第2アンロック
信号の送出回数を1回増やすと共に、当該スイッチが所
定回数以上押下されたときには、設定を1回(複数回で
もよい)に戻せばよい。また、設定スイッチ14の押下
回数に応じて第2アンロック信号の送出回数を決定する
のでななく、当該スイッチが押下されている時間に応じ
て線形にまたは非線型に、当該信号の送出回数を決定し
てもよい。
【0042】また、設定スイッチ14の設定状態の確認
方法としては、設定スイッチ14により設定された回数
だけブザー20を鳴らす、またはその回数をブザーの鳴
らし方で(例えば、短く、長く、或いはそれらの組み合
わせ等)表現すればよい。或いは、携帯機1に小型の液
晶表示器を更に設け、その液晶表示器に現在の設定状態
を表示するとよい。これにより、操作者は設定状態を容
易に確認することができる。
【0043】本実施形態では、図7ののように第2ア
ンロック信号を送出する。従って、車載機の第2アンロ
ック信号の受信範囲内に操作者が位置するときにも、所
定回数の当該信号の送出が終了したときには、自動的に
ロック動作が行われる。
【0044】ここで、当該信号を所定回数だけ断続して
送出するのは、例えば、操作者が自動車の近傍からある
程度離れている場所から両手で荷物を抱えて近づいてく
るとき等、荷物を抱える前に当該スイッチを押下すれ
ば、当該信号が複数回断続して送出されることによって
アンロック動作が自動的に行われるため、荷物を抱えた
ままでのアンロック操作及びアンロック完了後の携帯機
の動作停止操作から操作者を開放すること、並びに不必
要な電力の消費を抑えることができるからである。
【0045】また、第2アンロック信号の電界強度をK
1より強いK2とするのは、第2アンロックスイッチ1
3により第2アンロック信号を送出させるとき、操作者
は、携帯機1をポケット等に入れていることが多いと予
想され、そのような状況では衣類等によって携帯機1か
ら送出される信号が弱められるため、携帯機1を手に持
って操作するであろう図7のの場合(電界強度K1で
送出)と略同様な送信範囲を実現すべく、送信電界強度
K2で送出する。
【0046】図7のの場合:第2アンロックスイッチ
13が押下されたことにより第2アンロック信号の送出
を開始されたときに、当該信号が所定回数だけ送出され
る前に第1アンロックスイッチ11が押下されたときに
は、第1アンロック信号が送信電界強度K2にて1回だ
け単発で、または複数回(本実施形態では2回)断続し
て送出される。これは、第2アンロック信号が送出され
ているときに第1アンロックスイッチ11が押下された
ということは、何らかの状況にあって(例えば、自動車
から遠ざかったら自動的にロックされることをはじめは
望んでいたが、その後、アンロック状態が維持されるほ
うが望ましいと考えが変わったとき等)アンロック状態
が維持されることを、操作者が望んでいるからである。
また、第1アンロック信号を電界強度K1より強いK2
で送出するのは、操作者が最初に希望していた状況と、
第1アンロックスイッチ11の押下後の状況とでは、送
信終了後の状況がロックとアンロックとで異なってお
り、その相反するアンロック動作をより確実に行うため
である。
【0047】図7のの場合:第2アンロックスイッチ
13が押下されたことにより第2アンロック信号の送出
を開始されたときに、当該信号が所定回数だけ送出され
る前にロックスイッチ12が押下されたときには、ロッ
ク信号が送信電界強度K2にて1回だけ単発で、または
複数回(本実施形態では2回)断続して送出される。こ
れは、第2アンロック信号が送出されているときにロッ
クスイッチ12が押下されたということは、例えば、自
動車から遠ざかったら自動的にロックされることをはじ
めは望んでいたが、その後、直ちにロックがなされるほ
うが望ましいと考えが変わったことが予想されるからで
ある。また、ロック信号を複数回断続して送出するの
は、ロック動作がより確実に行うためである。このと
き、消費電力の低減を優先するのであれば、1回だけ単
発で送出するか、或いは、ロックスイッチ12が押下さ
れる前には第2アンロック信号が押下されており、この
信号が所定回数だけ送出された後、または操作者が当該
信号の受信範囲の外側に遠ざかってしまったときには何
れにしてもロック動作が行われるため、断続して送出中
の第2アンロック信号の送出を中止するだけとし、ロッ
ク信号は送出しない構成としてもよい。
【0048】次に、携帯機1及び車載機2の動作を実現
する具体的なソフトウエアについて説明する。
【0049】図8は、本発明の第1の実施形態における
車載機が行うロック・アンロック処理のフローチャート
であり、例えば、車載機2の不図示の電源ユニットに自
動車のバッテリから電源が供給されることによって開始
される。
【0050】同図において、ステップS1:予めROM
26に格納されている携帯機1のIDデータを、RAM
27に読み込む。
【0051】ステップS2,ステップS3:外部から無
線信号を受信したかを検出し(ステップS2)、検出し
た(YESの)ときにはステップS4に、検出していな
い(NOの)ときにはステップS21に進む。
【0052】ステップS4,ステップS5:受信した信
号のフィールド102(携帯機IDビット)のデータ
と、ステップS1でRAM27に格納したIDデータと
を比較し、それら両方のデータが一致する(YESの)
ときにはステップS6に、一致しない(NOの)ときに
は現在受信している信号は対象とすべき携帯機1からの
無線信号ではないのでステップS2に戻る。
【0053】ステップS6:受信した信号に基づいてパ
リティを算出し、その算出した値が当該信号のフィール
ド104(パリティビット)のデータに一致するかを判
断し、それら両方のデータが一致する(YESの)とき
にはステップS7に、一致しない(NOの)ときには現
在受信している信号は対象とすべき携帯機1からの無線
信号ではないのでステップS2に戻る。
【0054】ステップS7:受信した信号のフィールド
103のデータに基づいて、当該信号が、上述した3種
類の何れの信号であるかを判断し、第1アンロック信号
のときにはステップS8に、第2アンロック信号のとき
にはステップS9に、そしてロック信号のときにはステ
ップS22に進む。
【0055】ステップS8:受信した信号が第1アンロ
ック信号のときには直ちにアンロック動作を行うべきで
あるため、図4を参照して説明した第2アンロック信号
による動作の実行・非実行を表わす識別フラグGを0
(非実行)にリセットし、ステップS12に進む。
【0056】ステップS9〜ステップS11:受信した
信号が第2アンロック信号のときには識別フラグGを1
(実行)にセットし(ステップS9)、受信した信号の
受信電界強度を一般的な方法によって算出すると共にそ
の算出した電界強度の値が所定値Jより大きいか否かを
判断し(ステップS10)、その判断でYESのとき
(大きいとき)にはステップS12に、NOのとき(小
さいとき)にはステップS23に進む。
【0057】ステップS12:ドアロック機構3にアン
ロック動作を指示する。
【0058】ステップS13:アンロック動作が行われ
たことを操作者に報知すべく、一例としてホーンを2回
鳴らし(ハザードランプ等を点滅させてもよい)、ステ
ップS2に戻る。
【0059】ステップS21:ステップS3の判断にお
いてNOのときには、識別フラグGが1か否かを判断
し、その判断でYES(G=1)のときにはステップS
22に進み、NO(G=0)のときにはステップS2に
戻る。
【0060】ステップS22:このステップは、受信し
た信号がロック信号を表わすとき、または図4を参照し
て説明した第2アンロック信号による動作を現在実行中
であるが当該信号を検出できなくなったときの何れかの
場合であるため、識別フラグGを0にリセットする。
【0061】ステップS23:ドアロック機構3にロッ
ク動作を指示する。
【0062】ステップS24:ロック動作が行われたこ
とを操作者に報知すべく、一例としてホーンを1回鳴ら
し(ハザードランプ等を点滅させてもよい)、ステップ
S2に戻る。
【0063】次に、携帯機1による自動車の停車位置の
認識方法について説明する。携帯機1のCPU1は、以
下に説明する図9から図11に示す処理を別タスクとし
て並行(疑似並行処理)して実行する。携帯機1には、
図5に示したようにGPS受信機5が設けられており、
CPU15は、GPS受信機5により受信したGPS信
号により、携帯機1の現在位置を認識することができ
る。そこで、携帯機1のCPU15は、以下に説明する
2種類の停車位置認識処理を実行することにより、車載
機2が備えられた自動車の停車位置を入手する。
【0064】まず、1つめの処理の前提を説明すると共
に、その処理を具体的に説明する。自動車のドアのロッ
クスイッチは、操作者がイグニッションキー或いは携帯
機1により当該自動車の外部からドアをロックするのに
応じて、当該ロックスイッチに設けられている接点の状
態を変化させる。車載機2は、当該ロックスイッチの接
点状態の変化によりドアがロックされたことを認識し、
ロック状態を表わすビット列を含む無線信号を送信機2
8から送出する。この送出された無線信号を受信するこ
とにより、携帯機1は、ドアがロックされたことを認識
する。
【0065】図9は、本発明の第1の実施形態における
携帯機による停車位置認識処理1を示すフローチャート
であり、例えば、携帯機1に不図示の内蔵電池がセット
されることにより開始される。
【0066】同図において、ステップS1501:車載
機2から受信した無線信号に基づいて、自動車のドアロ
ックスイッチがロックされたか否かを判断し、YESの
とき(ロックされたとき)にはステップS1502に進
み、NOのとき(ロックされていないとき)にはリター
ンする。
【0067】ステップS1502:自動車の停車位置P
1として、GPS受信機5が現在受信しているGPS信
号に基づいて一般的な方法により携帯機1の現在位置を
検出する。
【0068】ステップS1503:検出した停車位置P
1をRAM17に記憶し、リターンする。
【0069】次に、2つめの処理の前提を説明すると共
に、その処理を具体的に説明する。自動車が停車したと
きに乗員(操作者)が下車するときには、その乗員が運
転者であれば、基本的にはイグニッションキースイッチ
がオフにされる。そこで、車載機は、イグニッションキ
ースイッチに設けられた接点の状態が当該スイッチがオ
フにされることによって変化するのを検出し、そのオフ
状態を表わすビット列を含む無線信号を送信機28から
送出する。この送出された無線信号を受信することによ
り、携帯機1は、自動車が停車したことを認識する。
【0070】図10は、本発明の第1の実施形態におけ
る携帯機による停車位置認識処理2を示すフローチャー
トであり、例えば、携帯機1に不図示の内蔵電池がセッ
トされることにより開始される。
【0071】同図において、ステップS1601:車載
機2から受信した無線信号に基づいて、自動車のイグニ
ッションキースイッチがオフにされたか否かを判断し、
YESのとき(オフにされたとき)にはステップS16
02に進み、NOのとき(オフでないとき)にはリター
ンする。
【0072】ステップS1602:自動車の停車位置P
1として、GPS受信機5が現在受信しているGPS信
号に基づいて一般的な方法により携帯機1の現在位置を
検出する。
【0073】ステップS1603:検出した停車位置P
1をRAM17に記憶し、リターンする。
【0074】尚、上述した図9及び図10の処理では、
自動車の停車位置P1を携帯機1に設けたGPS受信機
5により検出しているが、これに限られるものではな
く、車載機2にGPS信号に基づいて自動車の現在位置
を検出可能なナビゲーション装置を更に設け、そのナビ
ゲーション装置によって停車位置P1を算出し、その停
車位置P1を表わす無線信号を送信機28から携帯機1
に向けて送出してもよい。より具体的に説明すれば以下
の通りである。
【0075】即ち、図9の停車位置認識処理1のステッ
プS1501及びステップS1502で携帯機1にてロ
ック操作を検出したときに停車位置P1を算出する代わ
りに、車載機2のCPU25が、自動車のドアロックス
イッチがロックされたことを検出したときに、そのとき
の現在位置をナビゲーション装置より入手し、その入手
した値を停車位置P1として送信機28を介して送出す
ればよい。そして、携帯機1は、受信機19によって受
信した無線信号に含まれる停車位置P1を検出し、その
検出した値をRAM17に記憶すればよい。
【0076】また、図10の停車位置認識処理2のステ
ップS1601で携帯機1にてイグニッションキースイ
ッチがオフにされるのを検出したときに停車位置P1を
算出する代わりに、車載機2のCPU25が、当該キー
スイッチがオフにされたことを検出したときに、そのと
きの現在位置をナビゲーション装置より入手し、その入
手した値を停車位置P1として送信機28を介して送出
すればよい。そして、携帯機1は、受信機19によって
受信した無線信号に含まれる停車位置P1を検出し、そ
の検出した値をRAM17に記憶すればよい。
【0077】次に、上述した停車位置P1を利用して行
われる携帯機の送信処理について説明する。
【0078】図11は、本発明の第1の実施形態におけ
るロック・アンロック動作のために携帯機が行う送信処
理のフローチャートであり、例えば、携帯機1に不図示
の内蔵電池がセットされることにより開始される。
【0079】同図において、ステップS127:GPS
受信機5が現在受信しているGPS信号に基づいて一般
的な方法により携帯機1(操作者)の現在位置P2を検
出する。
【0080】ステップS128:検出した現在位置P2
をRAM17に記憶する。
【0081】ステップS129:上述した図9または図
10の処理によってRAM17に格納した停車位置P1
と、ステップS128でRAM17に格納した現在位置
P2とに基づいて、自動車と携帯機1(操作者)との離
間距離Dを算出する。
【0082】ステップS130:離間距離Dが所定値よ
り小さいか否かを判断し、YES(離間距離D<所定
値)のときにはステップS133に進み、NO(離間距
離D≧所定値)のときにはステップS131に進む。
【0083】ステップS131:第2アンロックスイッ
チ13が押下されたかを判断し、押下された(YES
の)ときにはステップS132に、押下されていない
(NOの)ときにはステップS151に進む。
【0084】ステップS132:第1アンロックスイッ
チ11が押下されたかを判断し、押下された(YES
の)ときにはステップS133に、押下されていない
(NOの)ときにはステップS138に進む。
【0085】ここで、携帯機1Bの場合は、ステップS
131及びステップS132の判断において第1アンロ
ックスイッチ11Aの押下されている時間を検出し、そ
の検出した時間が所定時間より長いか短いかを判断す
る。
【0086】ステップS133:第1アンロックスイッ
チ11が押下されたことを操作者に報知すべく、ブザー
20を1回鳴らす。
【0087】ステップS134:第1アンロック信号の
ビット列をRAM17から送信機18に出力する。
【0088】ステップS135:携帯機1から3種類の
何れかの信号を送出していることを表わす内部フラグF
が1であるかを判断し、YES(F=1)のときにはス
テップS136に、NO(F=0)のときにはステップ
S137に進む。
【0089】ステップS136:送信機18から第1ア
ンロック信号を送信電界強度K2にて1回または2回送
出し、ステップS142に進む。本ステップは、図7の
の場合に相当する。
【0090】ステップS137:送信機18から第1ア
ンロック信号を送信電界強度K1にて送出し、ステップ
S142に進む。本ステップは、図7のの場合に相当
する。
【0091】ステップS138:第1及び第2アンロッ
クスイッチの何れの操作も検出されないときには、ロッ
クスイッチ12が押下されたかを判断し、押下された
(YESの)ときにはステップS139に、押下されて
いない(NOの)ときにはステップS143に進む。
【0092】ステップS139:ロックスイッチ12が
押下されたことを操作者に報知すべく、ブザー20を1
回鳴らす。
【0093】ステップS140:ロック信号のビット列
をRAM17から送信機18に出力する。
【0094】ステップS141:内部フラグF=0のと
き(図7のの場合に相当する)には1回だけ、そし
て、内部フラグF=1のとき(図7のの場合に相当す
る)には2回(上述したように0回または1回としても
よい)だけ、送信機18からロック信号を送信電界強度
K2にて送出する。
【0095】ステップS142:内部フラグFを0にリ
セットし、リターンする。
【0096】ステップS143:内部フラグFが1であ
るかを判断し、YES(F=1)のときにはステップS
155に、NO(F=0)のときにはリターンする。
【0097】ステップS151:第2アンロックスイッ
チ13が押下されたことを操作者に報知すべく、ブザー
20を2回鳴らす。
【0098】ステップS152,ステップS153:内
部フラグFを1にセットし(ステップS152)、所定
回数だけ断続して送出する第2アンロック信号の送出回
数をカウントするカウンタCを0にリセットする。
【0099】ステップS154:第2アンロック信号の
ビット列をRAM17から送信機18に出力する。
【0100】ステップS155〜ステップS157:送
信機18から第2アンロック信号を送信電界強度K2に
て1回だけ送出し(ステップS155)、カウンタCの
カウント値に1を加える(ステップS156)。そし
て、カウンタCのカウント値が所定値N(図7のでは
N=4)であるかを判断し(ステップS157)、YE
Sのとき(カウント値=所定値N)にはステップS13
8に進み、NOのとき(カウント値<所定値N)には更
に第2アンロック信号を送出すべくリターンする。これ
らステップは、図6のの場合に相当する。
【0101】ステップS158:内部フラグFを0にリ
セットする。
【0102】ステップS159:所定回数の第2アンロ
ック信号の送出が終了したことを操作者に報知すべくブ
ザー20を1回鳴らす。
【0103】ステップS160:カウンタCを0にリセ
ットし、リターンする。
【0104】以上のように、携帯機1と車載機2とを動
作させることにより、本実施形態では、離間距離Dが所
定値より短くなったとき、ステップS133からステッ
プS137の処理によって第1アンロック信号が1回送
出されるため、第2アンロック信号を複数回送出する場
合と比較して携帯機の消費電力を抑制することができ
る。即ち、自動車の停車位置P1に対する操作者の現在
位置P2に応じて、適切なロック・アンロック動作が実
現すると共に、携帯機の消費電力を抑制することができ
る。
【0105】<第1の実施形態の変形例1>本変形例1
では、携帯機1と車載機2との間のセキュリティを向上
すべく、車載機2は、上記のロック・アンロック処理を
実行するときに毎回異なる乱数を含むチャレンジ信号を
送出する。そのチャレンジ信号を受信した携帯機1は、
上記の送信処理を実行するときに、当該信号に含まれる
乱数により所定の演算を行って暗号コードを作成し、そ
の作成した暗号コードを含むレスポンス信号を車載機2
に送出する。そして、車載機2は、チャレンジ信号とし
て送出した乱数により携帯機1と同様な所定の演算を行
って暗号コードを作成し、その作成した暗号コードをレ
スポンス信号に含まれていた暗号コードと比較し、比較
した結果が一致するときのみ今回受信した無線信号は正
規の(ペアとなる)携帯機1からの信号と判断してロッ
ク・アンロック動作を行う。
【0106】図12は、本発明の第1の実施形態の変形
例1におけるチャレンジ信号とレスポンス信号との構成
を示す図である。
【0107】同図にしめすように、チャレンジ信号とレ
スポンス信号は、何れも所定のスタートビット、携帯機
個別の識別番号を表わす携帯機IDビット、乱数ビット
または暗号コードビット、一般的な方式によるパリティ
ビット、所定のエンドビットの各フィールド201から
205により構成される。
【0108】図13は、本発明の第1の実施形態の変形
例1における車載機の追加処理を示すフローチャートで
あり、この処理は、図8のステップS11とステップS
12との間に追加される。
【0109】同図において、ステップS1001,ステ
ップS1002:乱数ビットをフィールド203に含む
チャレンジ信号のビット列をRAM27から送信機28
に出力し(ステップS1001)、そのビット列を送信
機28にて変調した後送出する。
【0110】ステップS1003,ステップS100
4:指定時間が経過するまでに受信機29にレスポンス
信号を受信したかを判断し、当該信号を受信したとき
(ステップS1003でNO,ステップS1004でY
ESのとき)にはステップS1004に進む。また、当
該信号を受信しないとき(ステップS1003でYES
のとき)には図8のステップS23に進む。
【0111】ステップS1005,ステップS100
6:ステップS1002でチャレンジ信号として送出し
た乱数ビットのデータに従って暗号コードを算出し(ス
テップS1005)、その算出した暗号コードと、受信
したレスポンス信号のフィールド203に含まれる暗号
コードとが一致するか否かを判断し(ステップS100
6)、一致するとき(YESのとき)には図8のステッ
プS12に進んでアンロック動作を行うが、一致しない
とき(NOのとき)には図8のステップS23に進んで
ロックを動作を行う。
【0112】図14は、本発明の第1の実施形態の変形
例1における携帯機の追加処理を示すフローチャートで
あり、この処理は、図11の”P”の部分に追加され
る。
【0113】同図において、ステップS2001:チャ
レンジ信号を受信したかを判断し、YESのとき(受信
したとき)にはステップS2003に進み、NOのとき
(受信しないとき)にはリターンする。
【0114】ステップS2002:受信した信号のフィ
ールド202(携帯機IDビット)のデータと、予め格
納している自身のIDデータとを比較し、それら両方の
データが一致する(YESの)ときにはステップS20
03に、一致しない(NOの)ときには現在受信してい
る信号は対象とすべき車載機2からの無線信号ではない
のでリターンする。
【0115】ステップS2003:ステップS2001
で受信したチャレンジ信号のフィールド203に含まれ
る乱数ビットのデータに従って暗号コードを算出し、そ
の算出したコードを含むレスポンス信号をRAM17か
ら送信機18に出力する。
【0116】ステップS2004:レスポンス信号のビ
ット列を送信機18にて変調して電界強度K2にて送出
し、リターンする。
【0117】<第1の実施形態の変形例2>本変形例2
では、携帯機1と車載機2との間のセキュリティを向上
すべく、第1及び第2アンロック信号に、信号を送信す
る度にビット配列が異なるローリングビットのフィール
ドを追加する。
【0118】図15は、本発明の第1の実施形態の変形
例2における第1及び第2アンロック信号Bの構成を示
す図であり、図6における第1及び第2アンロック信号
と異なるのは、ローリングビットのフィールド106が
追加されていることである。
【0119】これらローリングビットのビット配列は、
携帯機1と車載機2との間で送受信が行われる度に同じ
ように変化している。本変形例において、携帯機1は、
自分で算出したローリングビットをフィールド106に
含む第1または第2アンロック信号Bを送出し、車載機
2は、自分で算出した現在のローリングビットのビット
配列と、携帯機1から受信したローリングビットのビッ
ト配列とを比較し、比較した結果が一致するときのみ今
回受信した無線信号は正規の(ペアとなる)携帯機1か
らの信号と判断してロック・アンロック動作を行う。
【0120】これら変形例1及び2によれば、携帯機1
と車載機2とを動作させることにより、携帯機1の電池
切れを確実に防止し、且つ消費電力の抑制すると共に、
更に、携帯機1と車載機2との間のセキュリティを向上
することができる。
【0121】<第1の実施形態の変形例3>上述した図
11の処理においては、離間距離Dが所定値より小さい
ときにはステップS133に進んだが、本変形例では、
GPS受信機5が受信可能なGPS信号に誤差が多く含
まれるとき、或いは当該受信機によって高精度な位置検
出が行えないときには図11に破線で示すようにステッ
プS151に進み、第2アンロック信号を複数回送出す
る。これにより、第1アンロック信号を1回送出する場
合と比較して携帯機1の消費電力が多少増えるものの、
複数回断続して送出される第2アンロック信号により、
アンロック動作を確実に行うことができる。
【0122】<第1の実施形態の変形例4>本変形例で
は、離間距離Dが所定値より小さいときに、今回分の離
間距離Dと前回分の離間距離Dとを比較することによ
り、停車位置P1と現在位置P2との距離が減少傾向に
あるか否かに応じて、携帯機1より送出するアンロック
信号の種類を決定する。このため、少なくとも前回及び
前々回の過去2回分の離間距離DはRAM17に記憶さ
れているものとする。
【0123】図16は、本発明の第1の実施形態の変形
例4におけるロック・アンロック動作のために携帯機が
行う送信処理のうち、図11とは異なる部分を示すフロ
ーチャートである。
【0124】ステップS130B,ステップS130
C:ステップS130にて離間距離Dが所定値より小さ
いと判断したとき(YESのとき)には、ステップS1
29にて今回算出した離間距離Dと、RAM17に記憶
している過去2回分の離間距離Dとを比較し(ステップ
S130B)、その比較の結果がYES(減少傾向にあ
る)のときにはステップS133またはステップS15
1に進み、NO(減少傾向はない)のときにはステップ
S131に進む。
【0125】本変形例によれば、停車位置P1と現在位
置P2との距離が減少傾向にあるとき、即ち、操作者が
自動車に近づいてきたときには、ステップS133また
はステップS151以降の処理によって自動的にアンロ
ック信号を送出し、減少傾向にないときには、操作者が
自動車から遠ざかるとき、或いは立ち止まっているとき
であるため、ステップS131以降の処理によって操作
者による携帯機1の操作をトリガとする処理を行う。こ
れにより、図11を参照して上述した処理による効果に
加え、更に防犯性が向上するという効果がある。
【0126】[第2の実施形態]本実施形態では、上述
した第1の実施形態の携帯機1と異なり、携帯機(以
下、携帯機100)に、所定のロック信号を送出可能な
ロックスイッチと、所定のアンロック信号を送出可能な
アンロックスイッチとが設けられており、それら操作ス
イッチが押下されているときには、対応する無線信号が
送出される場合について説明する。
【0127】携帯機100の外形形状及びキーレスエン
トリシステムのブロック構成図としては、操作スイッチ
が2つである他は、図1に示したイグニッションキータ
イプ、或いは図2に示したカードタイプと同様であり、
図5に示したブロック構成図と同様である。また、携帯
機100が車載機(以下、車載機200)に対して送出
するロック信号及びアンロック信号は、図6に示した第
1アンロック信号及びアンロック信号の各フィールド構
成と同様である。また、第1の実施形態の変形例4と同
様に、携帯機100には、少なくとも前回及び前々回の
過去2回分の離間距離DがRAM17に記憶されている
ものとする。
【0128】図17は、本発明の第2の実施形態におけ
る車載機が行うロック・アンロック処理のフローチャー
トであり、例えば、車載機200の不図示の電源ユニッ
トに自動車のバッテリから電源が供給されることによっ
て開始される。
【0129】同図において、ステップS201:予めR
OM26に格納されている携帯機100のIDデータ
を、RAM27に読み込む。
【0130】ステップS202,ステップS203:外
部から無線信号を受信したかを検出し(ステップS20
2)、検出した(YESの)ときにはステップS204
に、検出していない(NOの)ときにはステップS20
2に戻る。
【0131】ステップS204,ステップS205:受
信した信号のフィールド102(携帯機IDビット)の
データと、ステップS201でRAM27に格納したI
Dデータとを比較し、それら両方のデータが一致する
(YESの)ときにはステップS206に、一致しない
(NOの)ときには現在受信している信号は対象とすべ
き携帯機100からの無線信号ではないのでステップS
202に戻る。
【0132】ステップS206:受信した信号に基づい
てパリティを算出し、その算出した値が当該信号のフィ
ールド104(パリティビット)のデータに一致するか
を判断し、それら両方のデータが一致する(YESの)
ときにはステップS207に、一致しない(NOの)と
きには現在受信している信号は対象とすべき携帯機10
0からの無線信号ではないのでステップS202に戻
る。
【0133】ステップS207:受信した信号のフィー
ルド103のデータに基づいて、当該信号が、ロック信
号とアンロック信号との何れの信号であるかを判断し、
アンロック信号のときにはステップS208に、ロック
信号のときにはステップS210に進む。
【0134】ステップS208:受信した信号がアンロ
ック信号のときには、ドアロック機構3にアンロック動
作を指示する。
【0135】ステップS209:アンロック動作が行わ
れたことを操作者に報知すべく、一例としてホーンを2
回鳴らし(ハザードランプ等を点滅させてもよい)、ス
テップS202に戻る。
【0136】ステップS210:受信した信号がロック
信号のときには、ドアロック機構3にロック動作を指示
する。
【0137】ステップS211:ロック動作が行われた
ことを操作者に報知すべく、一例としてホーンを1回鳴
らし(ハザードランプ等を点滅させてもよい)、ステッ
プS202に戻る。
【0138】次に、携帯機100のCPU15により行
われる処理について説明する。尚、説明は省略するが、
携帯機100では、第1の実施形態で図9及び図10を
参照して説明した自動車の停車位置P1の検出処理が行
われており(尚、上述した車載機に設けたナビゲーショ
ン装置より停車位置を入手する構成であってもよい)、
検出した停車位置P1は、以下に説明する図18の送信
処理にて使用される。
【0139】図18は、本発明の第2の実施形態におけ
るロック・アンロック動作のために携帯機が行う送信処
理のフローチャートであり、例えば、携帯機100に不
図示の内蔵電池がセットされることにより開始される。
【0140】同図において、ステップS251:GPS
受信機5が現在受信しているGPS信号に基づいて一般
的な方法により携帯機1(操作者)の現在位置P2を検
出する。
【0141】ステップS252:検出した現在位置P2
をRAM17に記憶する。
【0142】ステップS253:上述した図9または図
10の処理によってRAM17に格納した停車位置P1
と、ステップS252でRAM17に格納した現在位置
P2とに基づいて、自動車と携帯機1(操作者)との離
間距離Dを算出する。
【0143】ステップS254:ステップS253にて
今回算出した離間距離Dと、RAM17に記憶している
前回分の離間距離Dとを比較し、その比較結果をRAM
17に記憶する。
【0144】ステップS255:今回算出した離間距離
Dが所定値より小さいか否かを判断し、YES(離間距
離D<所定値)のときにはステップS256に進み、N
O(離間距離D≧所定値)のときにはステップS257
に進む。
【0145】ステップS256:ステップS255にて
離間距離Dが所定値より小さいと判断したときには、ス
テップS254でRAMに格納した比較結果により、離
間距離Dが減少傾向にあるか否かを判断し、YES(減
少傾向にある)のときにはステップS259に進み、N
O(減少傾向はない)のときにはステップS257に進
む。
【0146】ステップS257:ステップS254でR
AMに格納した比較結果により、前回算出した離間距離
Dは所定値より小さかったものの、今回算出した離間距
離Dは所定値より大きくなったか否かを判断し、YES
(所定値より大きくなった)のときにはステップS26
3に進み、NO(所定値より小さい)のときにはステッ
プS258に進む。
【0147】ここで、本実施形態の携帯機100は、離
間距離Dが減少傾向でないときに、前回は所定値より小
さかった離間距離Dが今回は所定値より大きくなったこ
とがステップS257にて検出されたときにはステップ
S263以降の処理によってロック動作を行う。一般
に、GPS受信機5が受信するGPS信号には、誤差が
含まれているため、検出した現在位置P2は図19に示
すようにジグザグな軌跡を示す場合が有る。このとき、
例えばドアがアンロック状態のままで携帯機100(操
作者)が自動車から徐々に遠ざかっていく場合には、次
回算出する現在位置P2は再び所定値より小さかった
り、或いは通信可能な範囲外になってしまうことも予想
されるため、操作者が自動車から所定値より遠く遠ざか
ったときにはロック動作が確実に行われるように、前回
は所定値より小さかった離間距離Dが今回は所定値より
大きくなったことがステップS257にて検出されたと
きにはロック信号を送出する。
【0148】ステップS258:アンロックスイッチが
押下されたかを判断し、押下された(YESの)ときに
はステップS259に、押下されていない(NOの)と
きにはステップS266に進む。
【0149】ステップS259:アンロックスイッチが
押下されたことを操作者に報知すべく、ブザー20を1
回鳴らす。
【0150】ステップS260:アンロック信号のビッ
ト列をRAM17から送信機18に出力する。
【0151】ステップS261:送信機18からアンロ
ック信号を、例えば送信電界強度K2にて送出し、リタ
ーンする。
【0152】ステップS262:ロックスイッチが押下
されたかを判断し、押下された(YESの)ときにはス
テップS263に、押下されていない(NOの)ときに
はリターンする。
【0153】ステップS263:ステップS262にて
ロックスイッチが押下されたこと、またはロック動作を
行うことを操作者に報知すべく、ブザー20を2回鳴ら
す。
【0154】ステップS264:ロック信号のビット列
をRAM17から送信機18に出力する。
【0155】ステップS265:送信機18からロック
信号を、例えば送信電界強度K2にて送出し、リターン
する。
【0156】このように、本実施形態では、離間距離D
が所定値より小さいときに、その離間距離Dが減少傾向
にあるときにはアンロック信号を自動的に送出し、離間
距離Dが所定値より大きいときにはロック信号を自動的
に送出でき、操作者の現在位置に応じて適切にロック・
アンロック動作を行うため、防犯性が向上すると共に、
携帯機の消費電力を最小限に抑えることができる。
【0157】尚、第1の実施形態の変形例で説明したチ
ャレンジ信号及びレスポンス信号を送受信する方法、ロ
ーリングビットを付加する方法は、第2の実施形態にも
適用可能である。
【0158】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
操作者の現在位置に応じて適切なロック・アンロック動
作を行うと共に、携帯機の消費電力を最小限に抑えるキ
ーレスエントリシステムの提供が実現する。
【0159】即ち、請求項1、2、5、12、13、1
6の発明によれば、操作者の現在位置に応じて適切なロ
ック・アンロック動作を行うと共に、携帯機の消費電力
を最小限に抑えることができる。
【0160】また、請求項3、4、14、15の発明に
よれば、車両側にGPS受信機を設けることなく、携帯
機にて車両位置を認識することができ、システムを安価
に構成することができる。
【0161】また、請求項5乃至7、請求項16乃至1
8の発明によれば、車両側にナビゲーション装置が設け
られているため、携帯機のCPUの負荷を軽減すること
ができる。
【0162】また、請求項9の発明によれば、携帯機
(操作者)が車両に比較的近い場所に位置するときには
ドアをアンロックに保持することができ、操作者の現在
位置に応じてより適切なロック・アンロック動作を実現
できる。
【0163】また、請求項9、11の発明によれば、前
記無線信号を、複数回断続して送出するため、例えばG
PS信号に誤差が含まれるときにも確実にアンロック動
作を行うと共に、当該信号を連続して送出し続ける場合
と比較して消費電力を抑えることができる。
【0164】また、請求項10の発明によれば、例えば
GPS信号に誤差が含まれるときにも、操作者の現在位
置に応じてより適切なロック・アンロック動作を実現で
きる。
【0165】また、請求項19の発明によれば、操作者
の現在位置に応じてより適切なロック・アンロック動作
を行うことができる。
【0166】また、請求項20、21の発明によれば、
例えばGPS信号に誤差が含まれるときにも、操作者の
現在位置に応じてより適切なロック・アンロック動作を
実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるキーレスエン
トリシステムの携帯機の外形形状を示す概略図である。
【図2】本発明の第1の実施形態におけるキーレスエン
トリシステムの携帯機の外形形状を示す概略図である。
【図3】本発明の第1の実施形態におけるキーレスエン
トリシステムの携帯機の外形形状を示す概略図である。
【図4】本発明の第1の実施形態において携帯機から第
2アンロック信号が送出されているときの車載機の基本
的な動作を説明する図である。
【図5】本発明の第1の実施形態におけるキーレスエン
トリシステムのブロック構成図である。
【図6】本発明の第1の実施形態において携帯機が送信
可能な送信信号の構成を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施形態において携帯機が送出
する無線信号を説明する図である。
【図8】本発明の第1の実施形態における車載機が行う
ロック・アンロック処理のフローチャートである。
【図9】本発明の第1の実施形態における携帯機による
停車位置認識処理1を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第1の実施形態における携帯機によ
る停車位置認識処理2を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第1の実施形態におけるロック・ア
ンロック動作のために携帯機が行う送信処理のフローチ
ャートである。
【図12】本発明の第1の実施形態の変形例1における
チャレンジ信号とレスポンス信号との構成を示す図であ
る。
【図13】本発明の第1の実施形態の変形例1における
車載機の追加処理を示すフローチャートである。
【図14】本発明の第1の実施形態の変形例1における
携帯機の追加処理を示すフローチャートである。
【図15】本発明の第1の実施形態の変形例2における
第1及び第2アンロック信号Bの構成を示す図である。
【図16】本発明の第1の実施形態の変形例4における
ロック・アンロック動作のために携帯機が行う送信処理
のうち、図11とは異なる部分を示すフローチャートで
ある。
【図17】本発明の第2の実施形態における車載機が行
うロック・アンロック処理のフローチャートである。
【図18】本発明の第2の実施形態におけるロック・ア
ンロック動作のために携帯機が行う送信処理のフローチ
ャートである。
【図19】自動車の停車位置P1から携帯機(操作者)
が次第に遠ざかるときに、GPS信号によって検出され
る現在位置P2を説明する図である。
【符号の説明】
1,1A,1B:携帯機, 2:車載機, 3:ドアロック機構, 5:GPS受信機, 11,11A:第1アンロックスイッチ, 12:ロックスイッチ, 13:第2アンロックスイッチ, 14:設定スイッチ, 15,25:CPU, 16,26:ROM, 17,27:RAM, 18,28:送信機, 19,29:受信機, 20:ブザー,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 9/00 301 H04Q 9/00 301B

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯機に設けられた送信機から送出され
    る無線信号の受信電界強度に応じて、車載機がドアロッ
    ク機構のロック・アンロック動作を制御するキーレスエ
    ントリシステムであって、 前記携帯機が、その携帯機の現在位置と前記車載機が搭
    載されている車両の位置との距離に応じて、前記車載機
    にアンロック動作を指示する制御手段を備えることを特
    徴とするキーレスエントリシステム。
  2. 【請求項2】 前記携帯機は、更にGPS受信機を備え
    ており、 前記制御手段は、前記GPS受信機によって受信したG
    PS信号に基づいて、前記現在位置及び前記車両の位置
    を算出することを特徴とする請求項1記載のキーレスエ
    ントリシステム。
  3. 【請求項3】 前記車載機は、無線信号を送出する送信
    機を更に備えており、且つ前記携帯機は、前記車載機か
    ら送出される無線信号を受信する受信機を更に備えてお
    り、 前記制御手段は、前記受信機により受信した前記無線信
    号に基づいて前記車両にてロック操作が行われたことを
    検出し、その検出した時点で前記GPS受信機によって
    受信していたGPS信号に基づいて現在位置を算出し、
    その算出した現在位置を前記車両の位置とすることを特
    徴とする請求項2記載のキーレスエントリシステム。
  4. 【請求項4】 前記車載機は、無線信号を送出する送信
    機を更に備えており、且つ前記携帯機は、前記車載機か
    ら送出される無線信号を受信する受信機を更に備えてお
    り、 前記制御手段は、前記受信機により受信した前記無線信
    号に基づいて前記車両にてイグニッションキーがオフに
    操作されたことを検出し、その検出した時点で前記GP
    S受信機によって受信していたGPS信号に基づいて現
    在位置を算出し、その算出した現在位置を前記車両の位
    置とすることを特徴とする請求項2記載のキーレスエン
    トリシステム。
  5. 【請求項5】 前記車載機は、GPS信号に基づいて前
    記車両の現在位置を検出するナビゲーション装置と、少
    なくとも該ナビゲーション装置にて検出した前記車両の
    現在位置を表わす無線信号を送出する送信機とを更に備
    えており、 前記携帯機は、前記車載機から送出される無線信号を受
    信する受信機と、GPS受信機とを更に備えており、 前記制御手段は、前記受信機により受信した前記無線信
    号に基づいて前記車両の現在位置を入手すると共に、前
    記GPS受信機によって受信したGPS信号に基づいて
    前記現在位置を算出することを特徴とする請求項1記載
    のキーレスエントリシステム。
  6. 【請求項6】 前記車載機は、前記車両にてロック操作
    が行われたときに、前記送信機から前記車両の現在位置
    を表わす無線信号を送出し、 前記制御手段は、前記受信機により受信した前記無線信
    号に基づいて前記車両の現在位置を入手することを特徴
    とする請求項5記載のキーレスエントリシステム。
  7. 【請求項7】 前記車載機は、前記車両にてイグニッシ
    ョンキーがオフに操作されたときに、前記送信機から前
    記車両の現在位置を表わす無線信号を送出し、 前記制御手段は、前記受信機により受信した前記無線信
    号に基づいて前記車両の現在位置を入手することを特徴
    とする請求項5記載のキーレスエントリシステム。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、算出した前記距離が所
    定値より小さいときに、前記車載機にアンロック動作を
    指示することを特徴とする請求項1または請求項2また
    は請求項5記載のキーレスエントリシステム。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、算出した前記距離が所
    定値より小さいときに、前記車載機にアンロック動作を
    指示する無線信号を、前記送信機から複数回断続して送
    出させることを特徴とする請求項1または請求項2また
    は請求項5記載のキーレスエントリシステム。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、今回算出した前記距
    離が所定値より小さいときに、その距離が減少傾向にあ
    るか否かを前回までに算出した前記距離に基づいて判断
    し、その判断により減少傾向にあると判断したとき、前
    記車載機にアンロック動作を指示することを特徴とする
    請求項1または請求項2または請求項5記載のキーレス
    エントリシステム。
  11. 【請求項11】 前記制御手段は、前記車載機にアンロ
    ック動作を指示するときに、そのアンロック動作を指示
    する無線信号を、前記送信機から複数回断続して送出さ
    せることを特徴とする請求項10記載のキーレスエント
    リシステム。
  12. 【請求項12】 携帯機の操作スイッチの操作状態に応
    じて、その携帯機に設けられた送信機から無線信号を送
    信し、その無線信号を受信した車載機がドアロック機構
    のロック・アンロック動作を制御するキーレスエントリ
    システムであって、 前記携帯機が、その携帯機の現在位置と前記車載機が搭
    載されている車両の位置との距離に応じて、前記車載機
    にロック若しくはアンロック動作を指示する制御手段を
    備えることを特徴とするキーレスエントリシステム。
  13. 【請求項13】 前記携帯機は、更にGPS受信機を備
    えており、 前記制御手段は、前記GPS受信機によって受信したG
    PS信号に基づいて、前記現在位置及び前記車両の位置
    を算出することを特徴とする請求項12記載のキーレス
    エントリシステム。
  14. 【請求項14】 前記車載機は、無線信号を送出する送
    信機を更に備えており、前記携帯機は、前記車載機から
    送出される無線信号を受信する受信機を更に備えてお
    り、 前記制御手段は、前記受信機により受信した前記無線信
    号に基づいて前記車両にてロック操作が行われたことを
    検出し、その検出した時点で前記GPS受信機によって
    受信していたGPS信号に基づいて現在位置を算出し、
    その算出した現在位置を前記車両の位置とすることを特
    徴とする請求項13記載のキーレスエントリシステム。
  15. 【請求項15】 前記車載機は、無線信号を送出する送
    信機を更に備えており、且つ前記携帯機は、前記車載機
    から送出される無線信号を受信する受信機を更に備えて
    おり、 前記制御手段は、前記受信機により受信した無線信号に
    基づいて前記車両にてイグニッションキーがオフに操作
    されたことを検出し、その検出した時点で前記GPS受
    信機によって受信していたGPS信号に基づいて現在位
    置を算出し、その算出した現在位置を前記車両の位置と
    することを特徴とする請求項13記載のキーレスエント
    リシステム。
  16. 【請求項16】 前記車載機は、GPS信号に基づいて
    前記車両の現在位置を検出するナビゲーション装置と、
    少なくとも該ナビゲーション装置にて検出した前記車両
    の現在位置を表わす無線信号を送出する送信機とを更に
    備えており、 前記携帯機は、前記車載機から送出される無線信号を受
    信する受信機と、GPS受信機とを更に備えており、 前記制御手段は、前記受信機により受信した前記無線信
    号に基づいて前記車両の現在位置を入手すると共に、前
    記GPS受信機によって受信したGPS信号に基づいて
    前記現在位置を算出することを特徴とする請求項12記
    載のキーレスエントリシステム。
  17. 【請求項17】 前記車載機は、前記車両にてロック操
    作が行われたときに、前記送信機から前記車両の現在位
    置を表わす無線信号を送出し、 前記制御手段は、前記受信機により受信した前記無線信
    号に基づいて前記車両の現在位置を入手することを特徴
    とする請求項16記載のキーレスエントリシステム。
  18. 【請求項18】 前記車載機は、前記車両にてイグニッ
    ションキーがオフに操作されたときに、前記送信機から
    前記車両の現在位置を表わす無線信号を送出し、 前記制御手段は、前記受信機により受信した前記無線信
    号に基づいて前記車両の現在位置を入手することを特徴
    とする請求項16記載のキーレスエントリシステム。
  19. 【請求項19】 前記制御手段は、算出した前記距離が
    所定値より小さいときに前記車載機にアンロック動作を
    指示し、大きいときにはロック動作を指示することを特
    徴とする請求項12または請求項13または請求項16
    記載のキーレスエントリシステム。
  20. 【請求項20】 前記制御手段は、今回算出した前記距
    離が前記所定値より小さいときに、その距離が減少傾向
    にあるか否かを前回までに算出した前記距離に基づいて
    判断し、その判断により減少傾向にあると判断したと
    き、前記車載機にアンロック動作を指示することを特徴
    とする請求項12または請求項13または請求項16記
    載のキーレスエントリシステム。
  21. 【請求項21】 前記制御手段は、今回算出した前記距
    離が前記所定値より大きく、且つ前回算出した前記距離
    が該所定値より小さかったとき、前記車載機にロック動
    作を指示することを特徴とする請求項12または請求項
    13または請求項16記載のキーレスエントリシステ
    ム。
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