JPH08184822A - 液晶表示素子 - Google Patents
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Abstract
ーの各カラーフィルタ6a、6b、6cが画素に対応し
て並設されたカラーフィルタ層6と、上記のカラーフィ
ルタに対応して設けられ、外部電場の印加に応じて、所
定波長域の光の透過率を変化させる液晶層4と、上記カ
ラーフィルタに対応して設けられ、外部電場の印加に応
じて、液晶層4とは異なる波長域の光の透過率を変化さ
せる液晶層5とを備え、上記カラーフィルタ層6、液晶
層4、及び液晶層5を任意の順序で積層し得る構成を有
している。 【効果】 光の利用効率が高く、明るいフルカラー表示
が行なえる。
Description
用して多色化を実現する液晶表示素子に関するものであ
る。
上計算器を始めとして、ノート型コンピュータやワード
プロセッサ、更にはテレビジョン受像機など、広い分野
にわたって使用されている。
液晶セル内の液晶分子配向を初期配向として約90°ね
じる、所謂TN(Twisted Nematic )モードが知られて
いる。TNモードによれば、一組の偏光板の間に液晶セ
ルを配し、この液晶セルの光学的特性(すなわち、電圧
無印加時の旋光特性、及び電圧印加時の旋光解消特性)
を利用してモノクロ表示が行われる。
なわち、液晶セル内に表示画素毎に、例えば赤、緑、青
の微小寸法のマイクロカラーフィルタを設け、TNモー
ドの前記光スイッチング特性を利用して、加色混合によ
りマルチカラー表示やフルカラー表示が行われる。この
カラー表示原理は、現在、アクティブマトリックス駆動
や単純マトリックス駆動を採用した液晶テレビジョンな
どの透過型液晶表示素子に採用されている。
は、STN(Super Twisted Nematic)モードが広く採
用されている。このモードによれば、TNモードと類似
のセル構造で、液晶のねじれ角が180°〜270°に
設定される。STNモードによれば、液晶のねじれ角を
90°以上にし、更に偏光板の偏光方向の設定角度の最
適化により、印加電圧の増加に伴う急激な分子配向の変
形を液晶の複屈折変化に反映させ、シャープな閾値を有
する電気光学特性が実現でき、この点がSTNモードの
利点である。したがって、STNモードは、単純マトリ
ックス駆動の液晶表示素子に適する。
折に基づいて、表示の背景が黄緑色や濃紺色等の色を呈
してしまい、この点がSTNモードの欠点である。この
欠点を改善するために、色補正を行なってモノクロ表示
を可能にした液晶表示素子が入手可能である。この色補
正は、表示用STN液晶パネルに光学補償用パネルやポ
リカーボネート等の高分子で形成される位相差板が重ね
合わされることによって行なわれる。また、上述のTN
モードと同様の動作原理に基づいて、マルチカラー表示
やフルカラー表示が実現できる。
分子長軸方向と短軸方向とで吸光度の異なる色素(二色
性色素)を液晶に添加する、所謂ゲストホストモードが
採用される。ゲストホストモードは、偏光板を使用する
ハイルマイヤー型、偏光板を使用しないホワイト/テイ
ラー型(相転移型)、及び二層型等に分類されるが、い
ずれの場合でも動作原理は同じである。つまり、この動
作原理によれば、色素分子の配向は、印加電圧による液
晶分子の配向を介して制御されるが、色素分子方向の吸
光度差が表示に利用される。また、色素として可視光の
一部の波長を吸収する色素を用いるか、黒色となる色素
を使用したゲストホストセルに有色フィルタを組み合わ
せてカラー表示を行なうことも可能である。
ラー表示については、例えば特表昭62−502780
号公報、および米国特許4953953号公報に開示さ
れている。二色性色素を用いた二層型液晶表示素子にお
いては、図15に示すように、一層にそれぞれ異なった
色素を含有しカプセル化された液晶51、52、及び5
3を並置させ、上下方向に補色関係にある色素をそれぞ
れ含有しカプセル化された液晶画素51a・51b、5
2a・52b、及び53a・53bが積層されている。
の下に、その補色に対応するシアン色素を含有した液晶
画素51bが積層される。同様に、緑とマゼンタ、及び
青とイエローの組み合わせとして52a・52b、及び
53a・53bが積層される。そして、3画素を一絵素
とし、カプセル化された液晶を独立に駆動させることに
よって、フルカラー表示が行なわれる。この場合、次の
ようにして、例えば赤が表示される。つまり、シアン色
素を含有した液晶画素51bに対してのみ所定の電圧を
印加して透明状態に移行させ、且つその他の液晶画素を
OFF状態にさせることによって赤が表示される。
素子は、図16に示されるように、カプセル化した3つ
の液晶色層56、57、及び58と、4つの電極層5
9、60、61、及び62とから構成されている。液晶
色層56、57、及び58には、それぞれカプセル化さ
れた液晶材料に色素が含まれている。つまり、液晶色層
56はイエロー色素を含み、液晶色層57はシアン色素
を含み、液晶色層58はマゼンタ色素を含み、各液晶色
層に対して所定電圧を選択的に印加するかしないかによ
ってカラー表示が行なわれる。
を用いたカラー液晶表示素子の例が、例えば、米国特許
4886343号公報や特開平6−202099号公報
等に開示されている。
晶表示素子は、異なる二色のカラーフィルタが並置され
た層と、二色性色素が含有された液晶層と、シャッタ機
能を有する液晶層とから構成されており、二色のカラー
フィルタを選択的に使用することによって多色表示を可
能としている。
ラー液晶表示素子は、異なる二色のカラーフィルタが並
置された層と、それぞれ異なる二色の二色性色素が含有
された第1、及び第2液晶層とから構成されている。こ
の第1、及び第2液晶層は、それぞれ異なった閾値電圧
を有し、一対の電極により第1、及び第2液晶層が挟持
され、これらの液晶層に対して従属的に電圧を印加する
ことによって、多色表示を可能としている。また、第1
液晶層と第2液晶層との間に共通電極を設け、これらの
液晶層に対して別々に電圧を印加することによって、一
対の電極のみを設けた場合よりも多くの色の表示を可能
としている。
を用いることによってカラー表示を行なう例が特開昭6
3−264731号公報に提案されている。この例で
は、二層型液晶表示素子の各層に、それぞれ補色関係に
ある二層のカラー偏光子を画素毎にパターン化すること
によって、カラー表示を可能としている。この場合、一
層のみのカラー偏光子を用いるよりも、単色による表示
が明るく、加えて黒表示が可能となる。
来技術によれば、以下の問題点を有している。
並置する上記カラー液晶表示素子によれば、カラーフィ
ルタを透過する光強度は入射光の1/3になってしま
い、光の利用効率が悪くなる。そのため、消費電力の大
きなバックライトなしでカラー表示を行なうことは困難
となり、液晶表示素子の利点の一つである低消費電力性
が損なわれてしまう。
ように二色性色素を含有した上記二層型液晶表示素子に
よれば、白、シアン、マゼンタ、及びイエローの各色は
明るくなるものの、単色は前述した赤、緑、青のカラー
フィルタを並置した場合と同様に、透過光は入射光強度
の1/3となり、暗いフルカラー表示素子しか実現でき
ない。
よれば、一つの画素でフルカラー表示が行なえるため、
光の利用効率は良く、充分な明るさを得ることができる
が、駆動素子が層ごとに必要となり、それぞれ別々に駆
動させなければならないという技術的困難を伴う。加え
て、三層を積層した厚みにより視差が生じてしまうとい
う不具合もある。
からなる層と、二層の液晶層とが設けられた上記積層型
液晶表示素子によれば、赤、緑、青のカラーフィルタを
並置する場合よりは明るいものの、光の利用効率は入射
光の1/2であり、充分な明るさとは言いがたい。
とからなる例が提案されているが、フルカラー表示がで
きなかったり、たとえフルカラー表示ができたとしても
光の利用効率が悪く、したがって暗いカラー表示になっ
てしまう。
示素子によれば、偏光板を用いるために、光の利用効率
が入射光の半分以下になってしまう。この種の液晶表示
素子は、カラー表示に関しても、中間調の明るさが単色
の表示に比べて暗くなり、フルカラー化に適さない。
のであり、明るい多色表示可能な液晶表示素子を提供す
ることにある。
は、上記の課題を解決するために、シアン、マゼンタ、
イエローの各カラーフィルタが画素に対応して並設され
たフィルタ層と、上記のカラーフィルタに対応して設け
られ、外部電場の印加に応じて、第1波長域の光の透過
率を変化させる第1液晶層と、上記カラーフィルタに対
応して設けられ、外部電場の印加に応じて、上記第1波
長域とは異なる第2波長域の光の透過率を変化させる第
2液晶層とを備え、上記フィルタ層、第1液晶層、及び
第2液晶層を任意の順序で積層し得る構成を有してい
る。
解決するために、請求項1の構成において、上記フィル
タ層、第1液晶層、及び第2液晶層を透過した光を反射
する反射層を更に備えたことを特徴としている。
解決するために、請求項1の構成において、上記のシア
ン、マゼンタ、イエローの各カラーフィルタに対応して
赤、緑、青の各色の光を反射すると共に、他の色の光を
透過する反射層を更に備えたことを特徴としている。
解決するために、請求項1の構成において、上記の第1
液晶層および第2液晶層が、何れも、2つ以上の領域に
分割され、各液晶層の分割領域は互いに異なる二色性色
素を含むことを特徴としている。
解決するために、請求項1の構成において、上記の第1
液晶層および第2液晶層が、3層の偏光層の各層間に形
成された2層のネマチック液晶層からなり、外部電場の
印加に応じて、液晶の複屈折効果により光の透過率を変
化させることを特徴としている。
解決するために、請求項2の液晶表示素子において、上
記の第1液晶層および第2液晶層が、2層の偏光層の層
間、及び偏光層と反射層との層間にそれぞれ形成された
ネマチック液晶層からなり、外部電場の印加に応じて、
液晶の複屈折効果により光の透過率を変化させることを
特徴としている。
解決するために、外部電場の印加に応じて、第1波長域
の光の透過率を変化させる第1液晶層と、外部電場の印
加に応じて、上記第1波長域とは異なる第2波長域の光
の透過率を変化させる第2液晶層と、第1および第2液
晶層を透過した光に対して、シアン、マゼンタ、イエロ
ーの各色の光を反射する部材が画素に対応して設けられ
た反射層とを備えてなる構成を有している。
解決するために、請求項7の構成において、上記の第1
液晶層および第2液晶層が、何れも、2つ以上の領域に
分割され、各液晶層の分割領域は互いに異なる二色性色
素を含むことを特徴としている。
解決するために、請求項7の構成において、上記の第1
液晶層および第2液晶層が、2層の偏光層の層間、及び
偏光層と反射層との層間にそれぞれ形成されたネマチッ
ク液晶層からなり、外部電場の印加に応じて、液晶の複
屈折効果により光の透過率を変化させることを特徴とし
ている。
を解決するために、請求項1又は7の構成において、上
記第1液晶層と第2液晶層とが隣接して積層される場
合、第1液晶層と第2液晶層とを挟持する一対の電極
が、上記各外部電場を印加することを特徴としている。
を解決するために、請求項5、6又は9の構成におい
て、上記の第1液晶層および第2液晶層の少なくとも1
層が、平行配向型液晶よりなっていることを特徴として
いる。
を解決するために、請求項5、6又は9の構成におい
て、上記の第1液晶層および第2液晶層の少なくとも1
層が、ツイスト配向型液晶よりなり、ツイスト角は18
0°以上360°以下であることを特徴としている。
を解決するために、シン、マゼンタ、イエローの各カラ
ーフィルタが画素に対応して並設されたフィルタ層と、
サイズの異なる2種類のドロップレットが混在し、ドロ
ップレットには補色関係にある二色性色素がそれぞれ含
有された液晶層とを備えた構成を有している。
を解決するために、請求項13の構成において、上記フ
ィルタ層、第1液晶層、及び第2液晶層を透過した光を
反射する反射層を更に備えたことを特徴としている。
シアンのカラーフィルタを透過し、青の光と赤の光とが
マゼンタのカラーフィルタを透過し、緑の光と赤の光と
がイエローのカラーフィルタを透過する。各カラーフィ
ルタの透過特性が、各画素の色表示に関与する。各カラ
ーフィルタは、入射光の2/3を利用することになり、
光の利用効率が著しく向上する。例えば、赤、緑、青の
カラーフィルタを並置した従来の場合と比較すると、光
の利用効率が約2倍高くなり、画素の明るさも約2倍に
なる。
る外部電場に応じて、それぞれ異なる波長域の光の透過
率を変化させる。したがって、外部電場が制御されるこ
とによって、第1液晶層、第2液晶層、及びカラーフィ
ルタを透過した光の色が変化し、各画素の色表示が変化
する。これにより、多色表示が可能となる。
層、及び第2液晶層の積層順序に無関係に得られる。こ
れら三層は任意の順序で積層し得るので、液晶表示素子
の製造における設計の自由度が増大する。
ラーフィルタ層が配されるような積層順序の場合、中間
の基板(真中の基板)にはアクティブ素子を設ける必要
がなくなる。したがって、中間の基板の素材として高分
子フィルム等を使用することができ、製造コストの削減
が可能となる。高分子フィルムを用いることによって、
中間の基板の厚みを薄くできるので、視差による表示不
良が減少し、視野角特性が改善される。
示を従来より明るく行なえる液晶表示素子を実現でき
る。
に反射層を更に設けるという簡単な構成で、従来の反射
型液晶表示素子よりも光利用効率の良い反射型液晶表示
素子を容易に実現できる。
に加えて、バックライトを有する透過型液晶表示素子と
して用いたとき、光源から発せられた光が反射層で反射
された後、他の画素で再利用されるので、光の利用効率
が更に向上する。
に加えて、上記フィルタ層、第1・第2液晶層の各領域
を適当に組み合わせることによって、フルカラー化が可
能となる。
び第2液晶層は、外部電場の印加に応じて、液晶の複屈
折効果により光の透過率を変化させ、それぞれ2色以上
の異なった色を表示する。したがって、請求項1の作用
に加えて、複数色の色素液晶を用いることなく、上記フ
ィルタ層、第1・第2液晶層の各領域の複屈折干渉色を
適当に組み合わせることによって、白、黒、青、緑、赤
を含む明るい透過型カラー表示が可能となる。
び第2液晶層は、外部電場の印加に応じて、液晶の複屈
折効果により光の透過率を変化させ、それぞれ2色以上
の異なった色を表示する。したがって、請求項2の作用
に加えて、複数色の色素液晶を用いることなく、上記フ
ィルタ層、第1・第2液晶層の各領域の複屈折干渉色を
適当に組み合わせることによって、白、黒、青、緑、赤
を含む明るい反射型カラー表示が可能となる。
び第2液晶層は、印加される外部電場に応じて、それぞ
れ異なる波長域の光の透過率を変化させる。第1液晶
層、及び第2液晶層を透過した光は反射層に入射し、こ
こで、各画素に対応する反射部材によって、シアン、マ
ゼンタ、イエローの各色の光が反射される。つまり、反
射層によって、入射光の2/3が利用される。
光は、第1・2液晶層での透過、および反射層での反射
の過程で、それぞれ透過光、および反射光の色が変化す
るので、各画素の色表示が変化する。
層および第2液晶層は、何れも、2つ以上の領域に分割
され、各液晶層の分割領域は互いに異なる二色性色素を
含むので、請求項7の作用に加えて、各領域を適当に組
み合わせることによって、フルカラー可能な反射型液晶
表示素子を実現できる。
び第2液晶層は、外部電場の印加に応じて、液晶の複屈
折効果により光の透過率を変化させ、それぞれ2色以上
の異なった色を表示する。したがって、請求項7の作用
に加えて、複数色の色素液晶を用いることなく、上記フ
ィルタ層、第1・第2液晶層の各領域の複屈折干渉色を
適当に組み合わせることによって、白、黒、青、緑、赤
を含む明るい反射型カラー表示が可能となる。
7の作用に加えて、一対の電極を介して第1液晶層と第
2液晶層とに外部電場が印加される。この場合、第1液
晶層と第2液晶層とでは、透過率の変化する電場の大き
さが異なるので、印加電場に基づいて選択的に何れか一
方の液晶層の透過率を変化させることが可能である。し
たがって、表示可能な色数こそ少なくなるものの、非常
に簡単な構成で明るい多色表示可能な液晶表示素子を実
現できる。
よび第2液晶層の少なくとも一層が、平行配向型液晶よ
りなっているので、請求項5、6又は9の作用に加え
て、垂直配向型液晶よりなっている場合よりも理想的に
液晶を複屈折させることが可能となり、複屈折効果を利
用した多色表示がより効果的に行なえ、カラー表示が簡
便に可能になる。
よび第2液晶層の少なくとも一層が、ツイスト角180
°以上360°以下のツイスト配向型液晶よりなってい
るので、請求項5、6又は9の作用に加えて、ツイスト
角が180°未満のものに比べて印加電圧−透過率特性
の急峻性に優れ、また、単純マルチプレックス駆動が可
能になる。
光とがシアンのカラーフィルタを透過し、青の光と赤の
光とがマゼンタのカラーフィルタを透過し、緑の光と赤
の光とがイエローのカラーフィルタを透過する。各カラ
ーフィルタの透過特性が、各画素の色表示に関与する。
各カラーフィルタは、入射光の2/3を利用できる。
が異なるので、サイズに対応した駆動電圧の閾値をそれ
ぞれ有する。各ドロップレットに対応した閾値電圧が液
晶層に印加されると、対応するドロップレットは、含有
される二色性色素に基づいて所定の波長域の光の透過率
を変化させる。これにより、フィルタ層、及びドロップ
レットを透過した光の色が変化するので、各画素の色表
示が変化する。これにより、単一の液晶層で多色表示が
可能となる。
する駆動源は一つのみでよく、構成が簡素になる。ま
た、二層の液晶層により構成する場合のような層内での
液晶分離は不要となる。
構成に反射層を更に設けるという簡単な構成で、従来の
反射型液晶表示素子よりも光利用効率の良いフルカラー
可能な反射型液晶表示素子を容易に実現できる。
に基づいて説明すれば、以下の通りである。
ように、所定の間隔で配された3枚の透明基板1・2・
3を有し、透明基板1−2間には二色性色素分子を含有
した液晶層4が設けられ、透明基板2−3間には二色性
色素分子を含有した液晶層5が設けられている。また、
上記液晶層4を挟持するように、透明電極7・8が設け
られ、液晶層5を挟持するように、透明電極9・10が
設けられている。そして、透明基板2と透明電極8との
間には、所定の波長域の光を透過し、且つ透明電極7−
8間に電圧が一絵素ごとに印加されることによって生じ
る外部印加電場によって透過率が変化しないカラーフィ
ルタ層6が設けられている。
ーフィルタ6a、マゼンタのカラーフィルタ6b、及び
イエローのカラーフィルタ6cがそれぞれ一画素中の単
一の絵素に対応するように並置されて構成されている。
シアンのカラーフィルタ6aは、青(青紫)の光と緑の
光とを透過させる。マゼンタのカラーフィルタ6bは、
青(青紫)の光と赤の光とを透過させる。イエローのカ
ラーフィルタ6cは、緑の光と赤の光とを透過させる。
つの領域に分割され、これらの分割領域は互いに異なる
二色性色素分子を含有している。つまり、液晶層4は、
例えば、イエローのゲストホスト液晶からなる領域4a
と、マゼンタのゲストホスト液晶からなる領域4bとか
らなる。領域4aは、シアンのカラーフィルタ6aとマ
ゼンタのカラーフィルタ6bとに対応するように、領域
4bは、イエローのカラーフィルタ6cに対応するよう
にそれぞれ設けられている。
スト液晶からなる領域5aと、シアンのゲストホスト液
晶からなる領域5bとからなる。領域5aは、シアンの
カラーフィルタ6aに対応するように、領域5bは、マ
ゼンタのカラーフィルタ6bとイエローのカラーフィル
タ6cとに対応するようにそれぞれ設けられている。
域にそれぞれ分割してもよい。すなわち、液晶層4は、
シアンのカラーフィルタ6aに対応するように緑のゲス
トホスト液晶からなる第1領域、マゼンタのカラーフィ
ルタ6b及びイエローのカラーフィルタ6cに対応する
ように赤のゲストホスト液晶からなる第2領域を有す
る。液晶層5は、シアンのカラーフィルタ6a及びマゼ
ンタのカラーフィルタ6bに対応するように青のゲスト
ホスト液晶からなる第1領域、イエローのカラーフィル
タ6cに対応するように緑のゲストホスト液晶からなる
第2領域を有する構成でもよい。
は、それぞれ対応する電極間に電圧が印加されない時
(電圧無印加時)に液晶分子の長軸方向と二色性色素分
子の長軸方向とが透明基板1に対して略平行となるの
で、光の吸収が生じ、透過光が二色性色素分子に独特な
色を呈する一方、電圧印加時に液晶分子の長軸方向と二
色性色素分子の長軸方向とが透明基板1に対して略垂直
となるので、光を透過するようになっている。
層5の上下方向の積層順序は任意であり、順序が異なっ
ても同じ効果が得られる。ここで、図2(a)(b)を
参照しながら、以下に積層順序と視野角特性等との関係
を説明する。なお、図1と同一の機能を有する部材につ
いては、同一の参照符号を付記し、詳細な説明を省略す
る。また、図2(a)は中間の基板にガラスを用いた場
合を示し、図2(b)は中間の基板にカラーフィルタの
機能を有する高分子フィルムを用いた場合を示す。
枚の透明基板1・2(基板(例えば、ガラス製)にアク
ティブ素子を設けたもの)が必要となる(図2(a)参
照)。しかし、積層順序が任意で、液晶層4と液晶層5
との間にカラーフィルタ層6が配されるような積層順序
の場合(図2(b)参照)、中間の基板(真中の基板)
にはアクティブ素子を設ける必要がなくなる。したがっ
て、中間の基板の素材として高分子フィルム等を使用す
ることができ、製造コストの削減が可能となる。高分子
フィルムを用いることによって、中間の基板の厚みを薄
くできるので、視差による表示不良が減少し、視野角特
性が改善される。この場合、中間の基板にカラーフィル
タ層の機能を持たせることによって、視差による表示不
良が更に減少し、視野角特性が著しく改善される(図2
(a)(b)参照)。
造方法の例を説明する。透明基板1・3としては、厚み
が1.1mmの7059ガラス基板(コーニンググラスワ
ークス社製)を使用し、各ガラス基板上に透明電極7・
10としてITO膜をスパッタリングにてそれぞれ形成
した。このITO膜の厚みは、薄くなりすぎると抵抗値
が大きくなりすぎ、結果として均一な表示が得られない
し、逆に厚くなりすぎると透過率が低下すると共に細か
いパターニングが困難になるという制約を有している。
そこで、ITO膜の厚みとしては400Å〜2000Å
が適当であり、好ましくは800Å〜1500Åであ
り、本実施例ではITO膜の厚みを1000Åに設定し
た。
るために、比較的薄い0.7mm厚のものを使用し、一方
面にカラーフィルタ6として染色カラーフィルタを形成
した。透明電極8・9としては、透明基板1・3と同様
に、ITO膜をスパッタリングにてそれぞれ形成した。
の問題に加えて光の吸収が不十分となるし、大きすぎる
と必要な駆動電圧が大きくなると共に応答速度が遅くな
るという制約を有している。そこで、透明基板1と透明
基板2との間隔、および透明基板2と透明基板3との間
の間隔としては、何れも3μm〜15μmの範囲が適当
であり、好ましくは4μm〜10μmであり、本実施例
ではスペーサとしてファイバーグラス(日本電気硝子社
製)を使用して上記間隔を何れも7μmに設定した。
N−ジメチル−N−オクタデシル−3−アミノプロピル
トリメトキシリル・クロライド(N,N-dimethyl-N-octad
ecyl-3-aminopropyltrimethoxysilyl chloride)を使用
した。液晶層4・5において、ホストとしての液晶には
ZLI−4792(メルク社製)を、ゲストとしての二
色性色素のシアンにはSI−497(三井東圧染料社
製)、マゼンタにはM−618(三井東圧染料社製)、
イエローにはM−710(三井東圧染料社製)をそれぞ
れ使用した。
d/pで表されるカイラルのピッチは、小さすぎるとコ
ントラスト比が低下し、大きすぎると駆動電圧が大きく
なるという制約を有している。そこで、カイラルのピッ
チとしては1〜5の範囲が適当であり、好ましくは1.
2〜2であり、本実施例では1.7に設定した。ここ
で、本実施例においてカイラルのピッチd/pを1.7
に設定した根拠について、図3を参照しながら以下に説
明する。
電圧に依存して図3に示すように変化する。一般に、反
射型液晶表示素子においては、コントラスト比が5以
上であることと、アクティブ素子に印加できる電圧は
7ボルト以下であることが要求される。図3より、この
要求を満たすd/pの最適値は1.7であることがわか
る。したがって、本実施例では、カイラルのピッチd/
pを1.7に設定した。
ると光が十分吸収されないし、大きすぎると低温時に析
出してしまうという制約を有している。そこで、二色性
色素の色素濃度としては1重量パーセント〜10重量パ
ーセントが適当であり、好ましくは2重量パーセント〜
5重量パーセントであり、本実施例では4重量パーセン
トに設定した。このとき、透過におけるコントラスト比
は5であった。
にあたり、本実施例では、以下の手法を用いた。つま
り、ガラス基板を2枚用意し、各ガラス基板に接着性レ
ジストOPSR−5600(東京応化工業社製)を塗布
した後、紫外線を照射し、図4に示すような櫛形の壁1
1を形成し、その後、ガラス基板を2枚張り合わせて焼
成し、それから、2つの液晶注入口14・15を介して
二色性色素を含有した二種類の液晶12・13をそれぞ
れ注入した。
面の透明基板に図4と同様のパターンの壁となる凸部を
ゾルゲル法などに基づいて形成したり、フッ酸を用いた
エッチングなどにより溝を形成したりして、透明基板自
体に凹凸を設けてもよい。また、マイクロカプセル化の
技術を用い、印刷法に基づいて二色のゲストホスト液晶
を形成してもよい。更に、シール剤を配するために使用
されるディスペンサを用いて高分子の壁を形成し、二色
のゲストホスト液晶を一色ずつ形成してもよい。
明する。上記構成によれば、例えば図1のように積層さ
れ、絵素ごとに液晶層4・5に対して別々に電圧を印加
する場合、シアンのカラーフィルタ6aに対応する絵素
における表示は以下の4つの場合〜に分類される。
れていない場合 この場合、領域4a(イエロー又は緑のゲストホスト液
晶)によって青の光が吸収され、シアンのカラーフィル
タ6aによって緑の光が透過され、更にこの緑の光は領
域5a(マゼンタ又は青のゲストホスト液晶)によって
吸収され、全体として黒表示になる。
晶層5に電圧が印加されていない場合 この場合、青の光と緑の光は吸収されずにそのまま領域
4a(イエロー(又は緑)のゲストホスト液晶)を透過
し、シアンのカラーフィルタ6aによって青の光と緑の
光とが透過され、更に領域5a(マゼンタ又は青のゲス
トホスト液晶)によって緑の光が吸収され、全体として
青表示になる。
晶層4に電圧が印加されていない場合 この場合、領域4a(イエロー又は緑のゲストホスト液
晶)によって青の光が吸収され、シアンのカラーフィル
タ6aによって緑の光が透過され、この緑の光は領域5
a(マゼンタ又は青のゲストホスト液晶)を吸収されず
に透過し、全体として緑表示になる。
加されている場合 この場合、領域4a・5aでは光が吸収されないので、
シアンのカラーフィルタ6aを透過した青の光と緑の光
とに基づくシアン表示となる。
合、マゼンタのカラーフィルタ6bに対応する絵素にお
いては、上記〜の場合に対応して、黒、青、赤、マ
ゼンタ表示がそれぞれ行なわれる。また、イエローのカ
ラーフィルタ6cに対応する絵素においては、上記〜
の場合に対応して、黒、緑、赤、イエロー表示がそれ
ぞれ行なわれる。
層4・5に対する所定電圧の印加(ON)・無印加(O
FF)の状態に対する表示について表1〜表8に示す。
み合わせにより得られる。つまり、シアンのカラーフィ
ルタ6aに対応する絵素のみが黒表示を行ない、マゼン
タのカラーフィルタ6bに対応する絵素とイエローのカ
ラーフィルタ6cに対応する絵素とが共に赤表示を行な
うので、この画素は全体として赤表示を行なう。
み合わせにより得られる。つまり、シアンのカラーフィ
ルタ6aに対応する絵素とイエローのカラーフィルタ6
cに対応する絵素とが共に緑表示を行ない、マゼンタの
カラーフィルタ6bに対応する絵素が黒表示を行なうの
で、この画素は全体として緑表示を行なう。
み合わせにより得られる。つまり、シアンのカラーフィ
ルタ6aに対応する絵素とマゼンタのカラーフィルタ6
bに対応する絵素とが共に青表示を行ない、イエローの
カラーフィルタ6cに対応する絵素が黒表示を行なうの
で、この画素は全体として青表示を行なう。
の組み合わせにより得られる。つまり、シアンのカラー
フィルタ6aに対応する絵素がシアン表示を行ない、マ
ゼンタのカラーフィルタ6bに対応する絵素が青表示を
行ない、イエローのカラーフィルタ6cに対応する絵素
が緑表示を行なう。青の光と緑の光とが加色混合される
とシアンの光になり、3絵素のうち2絵素がシアン表示
を行なうことと等価となるので、この画素は全体として
シアン表示を行なう。
圧の組み合わせにより得られる。つまり、シアンのカラ
ーフィルタ6aに対応する絵素が青表示を行ない、マゼ
ンタのカラーフィルタ6bに対応する絵素がマゼンタ表
示を行ない、イエローのカラーフィルタ6cに対応する
絵素が赤表示を行なう。青の光と赤の光とが加色混合さ
れるとマゼンタの光になり、3絵素のうち2絵素がマゼ
ンタ表示を行なうことと等価となるので、この画素は全
体としてマゼンタ表示を行なう。
圧の組み合わせにより得られる。つまり、シアンのカラ
ーフィルタ6aに対応する絵素が緑表示を行ない、マゼ
ンタのカラーフィルタ6bに対応する絵素が赤表示を行
ない、イエローのカラーフィルタ6cに対応する絵素が
イエロー表示を行なう。緑の光と赤の光とが加色混合さ
れるとイエローの光になり、3絵素のうち2絵素がイエ
ロー表示を行なうことと等価となるので、この画素は全
体としてイエロー表示を行なう。
応する液晶層4・5に対して電圧を印加しない場合に得
られ、全ての絵素が黒表示を行なう。
応する液晶層4・5に対して所定電圧を印加し、これら
の絵素をそれぞれシアン、マゼンタ、イエロー表示させ
た場合に加色混合により得られる。
に、各カラーフィルタにおいて3原色のうち2色が透過
されるので、入射光の利用効率は、赤、青、緑の従来の
フィルタを使用した場合と比較すると2倍になると共
に、3つの絵素のうち2つの絵素が同色を表示するの
で、表示の明るさが2倍のフルカラー液晶表示素子を実
現できる。
(M)、イエロー(Y)のカラーフィルタ(CMYフィ
ルタ)を用いた本実施例の透過型液晶表示素子の光利用
効率の入射光波長依存性と、赤(R)、緑(G)、青
(B)の従来のカラーフィルタ(RGBフィルタ)を設
けた場合の光利用効率の入射光波長依存性とを測定し
た。その結果、図5に示すように、従来の場合と比較し
て、約2倍の光利用効率(明るさ)を得ることができ
た。また、各色(赤、緑、青、シアン、マゼンタ、イエ
ロー、白)を表示した場合にも、色純度を落とすことな
く明るさを2倍にすることができた。
の順序については任意であるため、使用するゲストホス
ト液晶がシアン、マゼンタ、イエローの組み合わせ、或
いは赤、緑、青の組み合わせのとき、図1に示したよう
に、一層中に二色のゲストホスト液晶を設けるだけの簡
単な構成となる。
晶層4・5に対して別々に電圧を印加する構成であるの
で、液晶層4・5は櫛形などのセルを用いて比較的容易
に形成でき、しかも極めて明るい表示が可能となる。
対して別々に電圧を印加する場合について説明したが、
本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、液晶
層4と液晶層5とが隣接して積層される場合、絵素ごと
に液晶層4・5に対して同時に電圧を印加する構成でも
よい。この場合、液晶層4と液晶層5とを挟持し、液晶
層4・5に同時に電圧を印加し、印加電圧の大きさに応
じて、各液晶層の透過率を変化させる一対の電極のみを
設ければよい。このように、絵素ごとに液晶層4・5に
対して同時に電圧を印加する場合、表示可能な色数こそ
少なくなるものの、構成が簡素で非常に明るく多色表示
可能な液晶表示素子を実現できる。
ワイト/テイラー型のゲストホストモードを用いた例に
ついて説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、例えば表面を平行配向処理したホワイト/テイラ
ーモードを用いてもよいし、他のゲストホストモードを
用いてもよい。また、PDLC等の高分子分散型液晶を
用いてもよい。
基板2の上に形成された例を示しているが、本発明はこ
れに限定されるものではない。すなわち、絵素内でカラ
ーフィルタ層6の積層順序も任意であるので、透明基板
1の下面や、透明基板2の下面や、透明基板3の上面に
形成することも可能であり、同様の作用、効果を奏す
る。透明基板2をカラーフィルタ層と置換することも可
能である。
カラーフィルタを用いた例を示したが、本発明はこれに
限定されるものではなく、例えば顔料分散、或いは印刷
カラーフィルタを用いてもよい。また、シアン、マゼン
タ、イエローを呈する液晶層をカラーフィルタ層として
もよい。
の例について説明したが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、反射板を用いることによって反射型液晶表
示素子にも適用可能である。例えば、透明基板3上に反
射電極(図示しない)を形成することによって、液晶セ
ル内反射電極構造とすることができる。この場合、反射
板への入射光(上記カラーフィルタ層6、及び液晶層4
・5の透過光)は、反射板で反射された後、他のカラー
フィルタに入射されるので、光の利用効率が更に向上す
る。
及び図7に基づいて以下に説明する。なお、上記実施例
1と同一の機能を有する部材には同一の参照番号を付記
し、詳細な説明を省略する。
6に示すように、実施例1のシアン、マゼンタ、イエロ
ーの光を透過するカラーフィルタ層6の代わりに、シア
ン、マゼンタ、イエローの光を反射する誘電体ミラー層
21が透明電極10の下面に設けられ、誘電体ミラー層
21と透明基板3との間に入射光を吸収する光吸収層2
6が設けられており、この点で前記実施例1と構成が異
なっている。上記誘電体ミラー層21は、シアンの光を
反射する誘電体ミラー21a、マゼンタの光を反射する
誘電体ミラー21b、及びイエローの光を反射する誘電
体ミラー21cからなり、一画素中の各絵素に対応して
設けられている。
が共にON状態にある場合、シアンの光が誘電体ミラー
21aに入射すると、シアンの光は反射されて再度液晶
層4・5に向かう。一方、赤の光は、誘電体ミラー21
aを透過して光吸収層26に入射され、ここで吸収され
る。これ以降の動作は、液晶層4・5の順序が逆になる
だけで、前記実施例1と同じになるので、省略する。図
1の構成に反射板を設けて反射型液晶表示素子とする場
合と比較すると、誘電体ミラー層21そのものが反射板
の機能を果たすので、構成はより簡単なものとなる。
F)に対応する各絵素の色表示、及び一画素の表示も前
記実施例1と同じになるので、詳細な説明を省略する。
表示素子の例について図7を参照しながら、以下に説明
する。なお、図1及び図6と同一の機能を有する部材に
ついては同一の参照番号を付記し、詳細な説明を省略す
る。
うに、実施例1の構成に加えて、赤、緑、及び青の光を
それぞれ反射する誘電体ミラー21a、誘電体ミラー2
1b、及び誘電体ミラー21cからなる誘電体ミラー層
21が透明電極10の下面に一画素中の各絵素に対応し
て設けられている。透明基板3の下方にバックライト3
9と、バックライト39の下方に上面にミラー40を有
する基板30とが設けられている。以上の点で、前記実
施例と構成が異なっている。
ラー21aを透過し、マゼンタの光は誘電体ミラー21
bを透過し、イエローの光は誘電体ミラー21cを透過
するので、透過型液晶表示素子が実現できる。しかし、
外光を誘電体ミラー層21が反射するため、赤、緑、及
び青の光をそれぞれ反射する誘電体ミラーの上方にシア
ン、マゼンタ、イエローのカラーフィルタ6a、6b、
及び6cを設ける必要がある。この場合、構成は複雑化
するものの、バックライト39から出て誘電体ミラー層
21で反射された光はバックライト39の下方のミラー
40によって再び反射された後、他の絵素の誘電体ミラ
ーを透過するので、光の利用効率が更に向上する。
施例1と同様な方法を用いることができるので、その詳
細はここでは省略する。
いて説明したが、実際に画像表示等を行なう液晶表示パ
ネルを構成するためには、透明基板1・3上に薄膜トラ
ンジスタや二端子素子(MIM素子やバリスタ等)を設
けることが好ましい。また、二層の液晶層の間に設けら
れる透明基板として、実施例1・2では、0.7mm厚の
ガラスを用いた例について示したが、視差を考慮する
と、0.3mm厚〜0.7mm厚のガラスを用いることが好
ましい。更に、高分子フィルム基板等を用いることが可
能である。また、ファイバープレート、セルフォックス
レンズ、マイクロレンズ等を用いることによって完全に
視差をなくすことが可能となる。
図8に示すように、透明基板41・43の間に二色性色
素分子が含有された液晶層44が設けられている。透明
基板41と透明電極47との間には所定の波長域の光を
透過或いは反射させる層として、カラーフィルタ層46
が設けられている。このカラーフィルタ層46は、図に
示すように、各絵素に対応してシアン、マゼンタ、及び
イエローのカラーフィルタ46a、46b、及び46c
を有している。液晶層44には二色性色素を含有した液
晶からなる大・小2種類のドロップレット44a・44
bが混在している。大きいドロップレット44aに対し
てシアンの二色性液晶を含有させると共に、小さいドロ
ップレット44bに対して赤の二色性液晶を含有させ
た。
類の液晶ドロップレット44a・44bを混在させてい
るので、実施例1・2のように層内で液晶を分離する必
要がなく、製造工程を大幅に削減できる。
る電圧(透明電極47−50間に印加される電圧)の閾
値に関係し、大きいドロップレット44aの液晶は低い
電圧で駆動を開始し、その後電圧を増加するにつれて小
さいドロップレット44bの液晶が駆動することにな
る。これにより、シアンのカラーフィルタ46aでは黒
表示とシアン表示としか行なえないものの、マゼンタの
カラーフィルタ46bでは黒表示、青表示、及びマゼン
タ表示が可能となり、イエローのカラーフィルタ46c
では、黒表示、緑表示、及びイエロー表示が可能とな
る。
層の液晶層44を使用するという簡素な構成であるの
で、これを制御する素子数を二層の液晶層の場合よりも
大幅に少なくできる。また、本実施例によれば、白表示
は入射光の2/3を利用できる多色表示素子を実現でき
る。
上記の色の組み合わせに限定されるものではなく、補色
関係にあればよい。又、構成の複雑化および液晶層制御
のための素子数の増加を招来するが、一層の中に、大小
二種類のドロップレットを混在させず、一層中に一種類
のみとし、それを二層張り合わせた構成でもよい。
させるために、大きさの異なるドロップレット44a・
44bを使用した例を示したが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、異なる閾値を持つ液晶をそれぞれの
層に含む二層構造であってもよい。
すために、カラーフィルタの色に関わらず同じ色を呈す
る液晶を用いた例を示したが、カラーフィルタの色に応
じた液晶を用い、例えば、実施例1・2と同様に、積層
する色をシアン、マゼンタ、イエローの組み合わせにす
ることによって、更に多くの色表示が可能となる。
用いた反射型液晶表示素子、透過型液晶表示素子を実現
することも可能である。
図10、及び前述の図5に基づいて以下に説明する。な
お、上記実施例1と同一の機能を有する部材には同一の
参照番号を付記し、詳細な説明を省略する。
を用いて多色表示していたのに対し、本実施例の液晶表
示素子では、複屈折効果を利用した色表示を用いる。複
屈折効果を利用した液晶表示素子では、液晶層を偏光板
にて挟持することで、常光と異常光との干渉効果による
様々な色彩の透過光が得られる。
示素子であり、図9に示すように、実施例1の液晶表示
素子における透明基板2に代わり、直線偏光能を有する
基板63が設けられると共に、透明基板1−63間に
は、液晶層4に代わり平行配向したネマチック液晶から
なる液晶層60が設けられ、透明基板63−3間には液
晶層5に代わり平行配向したネマチック液晶からなる液
晶層61が設けられている。さらに、透明基板1の外面
(図において上面)側には、直線偏光板62が配される
一方、透明基板3の外面(図において下面)側には反射
板64が配されている。なお、直線偏光能を有する透明
基板63の代わりに、単なる透明基板と直線偏光板を組
み合わせて用いることもできる。
ラビング処理によって、同一方向に制御されている。直
線偏光板62の偏光軸は、この初期配向方向に対して4
5°の方向に、また、直線偏光能を有した透明基板63
の偏光軸は、−45°の方向に各々設定されている。但
し、ラビング処理方向を0°とし、時計回り回転を正と
した。
・61が複屈折干渉により干渉色を呈し、透明電極7・
8、透明電極9・10からの印加電圧により複屈折率を
変化させることで、干渉色を色々変化させることができ
る。
ラーフィルタ6aと、マゼンタのカラーフィルタ6bに
対応する領域には、白−イエローを表示するように印加
電圧を制御し、イエローのカラーフィルタ6cに対応す
る領域には、白−マゼンタを表示するように印加電圧を
制御する。
ラーフィルタ6aに対応する領域には、白−マゼンタを
表示するように印加電圧を制御し、マゼンタのカラーフ
ィルタ6bと、イエローのカラーフィルタ6cに対応す
る領域には、白−シアンを表示するように印加電圧を制
御する。
であるが、液晶層60・61が呈する色は、図10に示
すように、液晶の複屈折率(Δn・d)により決まるの
で、各々の色に対応した複屈折率となるように、液晶層
60・61に印加する電圧を制御すればよい。つまり、
白を表示するためには、液晶の複屈折率を100nm〜
200nmに、イエローを表示するためには、液晶の複
屈折率を250nm〜350nmに、マゼンタを表示す
るためには、液晶の複屈折率を450nm〜550nm
に、シアンを表示するためには、液晶の複屈折率を65
0nm〜750nmとなるように印加電圧を制御すれば
よい。
示色に対する一画素の表示色について表9〜表16に示
す。
る液晶の複屈折率の組み合わせとなるように、印加電圧
を制御することにより得られる。つまり、シアンのカラ
ーフィルタ6aに対応する絵素のみが黒表示を行ない、
マゼンタのカラーフィルタ6bに対応する絵素とイエロ
ーのカラーフィルタ6cに対応する絵素とが共に赤表示
を行なうので、この画素は全体として赤表示を行なう。
する液晶の複屈折率の組み合わせとなるように、印加電
圧を制御することにより得られる。つまり、シアンのカ
ラーフィルタ6aに対応する絵素とイエローのカラーフ
ィルタ6cに対応する絵素とが共に緑表示を行ない、マ
ゼンタのカラーフィルタ6bに対応する絵素が黒表示を
行なうので、この画素は全体として緑表示を行なう。
する液晶の複屈折率の組み合わせとなるように、印加電
圧を制御することにより得られる。つまり、シアンのカ
ラーフィルタ6aに対応する絵素とマゼンタのカラーフ
ィルタ6bに対応する絵素とが共に青表示を行ない、イ
エローのカラーフィルタ6cに対応する絵素が黒表示を
行なうので、この画素は全体として青表示を行なう。
を呈する液晶の複屈折率の組み合わせとなるように、印
加電圧を制御することにより得られる。つまり、シアン
のカラーフィルタ6aに対応する絵素がシアン表示を行
ない、マゼンタのカラーフィルタ6bに対応する絵素が
青表示を行ない、イエローのカラーフィルタ6cに対応
する絵素が緑表示を行なう。青の光と緑の光とが加色混
合されるとシアンの光になり、3絵素のうち2絵素がシ
アン表示を行なうことと等価となるので、この画素は全
体としてシアン表示を行なう。
色を呈する液晶の複屈折率の組み合わせとなるように、
印加電圧を制御することにより得られる。つまり、シア
ンのカラーフィルタ6aに対応する絵素が青表示を行な
い、マゼンタのカラーフィルタ6bに対応する絵素がマ
ゼンタ表示を行ない、イエローのカラーフィルタ6cに
対応する絵素が赤表示を行なう。青の光と赤の光とが加
色混合されるとマゼンタの光になり、3絵素のうち2絵
素がマゼンタ表示を行なうことと等価となるので、この
画素は全体としてマゼンタ表示を行なう。
色を呈する液晶の複屈折率の組み合わせとなるように、
印加電圧を制御することにより得られる。つまり、シア
ンのカラーフィルタ6aに対応する絵素が緑表示を行な
い、マゼンタのカラーフィルタ6bに対応する絵素が赤
表示を行ない、イエローのカラーフィルタ6cに対応す
る絵素がイエロー表示を行なう。緑の光と赤の光とが加
色混合されるとイエローの光になり、3絵素のうち2絵
素がイエロー表示を行なうことと等価となるので、この
画素は全体としてイエロー表示を行なう。
する液晶の複屈折率の組み合わせとなるように、印加電
圧を制御することにより得られる。つまり、シアンのカ
ラーフィルタ6aに対応する絵素、マゼンタのカラーフ
ィルタ6bに対応する絵素、及びイエローのカラーフィ
ルタ6cに対応する絵素のそれぞれが黒表示を行なう。
する液晶の複屈折率の組み合わせとなるように、印加電
圧を制御することにより得られる。つまり、シアンのカ
ラーフィルタ6aに対応する絵素、マゼンタのカラーフ
ィルタ6bに対応する絵素、及びイエローのカラーフィ
ルタ6cに対応する絵素が、それぞれシアン、マゼン
タ、イエロー表示させた場合に加色混合により得られ
る。
うに、各カラーフィルタにおいて3原色のうち2色が透
過されるので、入射光の利用効率は、赤、青、緑の従来
のフィルタを使用した場合と比較すると2倍になると共
に、3つの絵素のうち2つの絵素が同色を表示するの
で、実施例1の場合と同様に、表示の明るさが2倍のフ
ルカラー液晶表示素子を実現できる。
ゼンタ(M)、イエロー(Y)のカラーフィルタ(CM
Yフィルタ)を用いた本実施例の透過型液晶表示素子の
光利用効率の入射光波長依存性と、赤(R)、緑
(G)、青(B)の従来のカラーフィルタ(RGBフィ
ルタ)を設けた場合の光利用効率の入射光波長依存性と
を測定した結果も、実施例1の場合と同様に、図5に示
すように、従来の場合と比較して、約2倍の光利用効率
(明るさ)を得ることができた。
タ、イエロー、白)を表示した場合にも、色純度を落と
すことなく明るさを2倍にすることができた。
は、ネマチック液晶を平行配向したので、垂直配向型液
晶よりなっている場合よりも理想的に液晶を複屈折させ
ることが可能となり、複屈折効果を利用した多色表示が
より効果的に行なえ、カラー表示が簡便に可能になる。
について説明したが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、透過型液晶表示素子にも適用可能である。
ないし図13、及び前述の図5に基づいて以下に説明す
る。なお、上記実施例1、実施例4と同一の機能を有す
る部材には同一の参照番号を付記し、詳細な説明を省略
する。
による複屈折効果を利用して多色表示していたのに対
し、本実施例では、ネマチック液晶のツイスト配向によ
る複屈折効果による色表示を用いる。
示素子であり、図11に示すように、透明基板1−63
間には、実施例4の液晶表示素子における液晶層60に
代わり、240°ねじれたツイストネマチック液晶から
なる液晶層70が設けられ、透明基板63−3間には液
晶層61に代わり240°ねじれたツイストネマチック
液晶からなる液晶層71が設けられている。そして、透
明基板3の外面(図において下面)側には、反射板64
に代わり、直線偏光板72が配されている。
の領域に分割され、これらの領域は互いに異なる配向状
態を採るように構成されている。即ち、配向状態を異な
らせることによって、異なった色表示が可能となる。そ
れぞれの配向状態は、マスクラビング法を用いることに
よって、独立に制御される。
全領域にわたって1つの配向状態を持っている。但し、
各絵素領域に応じて印加電圧を制御することによって、
各絵素領域毎に複屈折率と旋光分散を変化させ、異なっ
た色表示が可能となっている。
層70・71の複屈折干渉と旋光分散性により干渉色を
呈し、透明電極7・8、透明電極9・10からの印加電
圧により複屈折率と旋光特性を変化させることで、干渉
色を色々変化させることができる。具体的には、シアン
のカラーフィルタ6a、マゼンタのカラーフィルタ6
b、イエローのカラーフィルタ6cに対して、表17に
示すような色表示特性を持った液晶層70と液晶層71
とを組み合わせることで、白、黒、赤、緑、青、シア
ン、マゼンタ、イエローを含む明るいカラー表示が可能
となる。
ために、本実施例の液晶表示素子では、各種条件を表1
8に示すように設定した。但し、偏光板62の偏光方向
を0°とし、時計回りの回転を正とした。
のシアンのカラーフィルタ6aに対応する絵素の緑、青
の電圧透過率シミュレーション曲線を図12(a)に示
し、液晶層70のマゼンタのカラーフィルタ6bに対応
する絵素の赤、青の電圧透過率シミュレーション曲線を
同図(b)に示し、液晶層70のイエローのカラーフィ
ルタ6cに対応する絵素の赤、緑の電圧透過率シミュレ
ーション曲線を同図(c)に示す。
に対応する絵素の緑、青の電圧透過率シミュレーション
曲線を図13(a)に示し、液晶層71のマゼンタのカ
ラーフィルタ6bに対応する絵素の赤、青の電圧透過率
シミュレーション曲線を同図(b)に示し、液晶層70
のイエローのカラーフィルタ6cに対応する絵素の赤、
緑の電圧透過率シミュレーション曲線を同図(c)に示
す。
のシミュレーション曲線図12(a)〜(c)、及び図
13(a)〜(c)における矢印a・bの電圧を選択す
ることによって得られる。例えば、シアンのカラーフィ
ルタ6aに対応する絵素で、青のみを透過させる場合
は、矢印aにて示す電圧を選択すればよく、一方、青及
び緑を透過させる場合は、矢印bにて示す電圧を選択す
ればよい。
過光に対する一画素の表示色について表19〜表26に
示す。
の液晶の複屈折率の組み合わせとなるように、印加電圧
を制御することにより得られる。
の液晶の複屈折率の組み合わせとなるように、印加電圧
を制御することにより得られる。
の液晶の複屈折率の組み合わせとなるように、印加電圧
を制御することにより得られる。
状態の液晶の複屈折率の組み合わせとなるように、印加
電圧を制御することにより得られる。
過状態の液晶の複屈折率の組み合わせとなるように、印
加電圧を制御することにより得られる。
過状態の液晶の複屈折率の組み合わせとなるように、印
加電圧を制御することにより得られる。
の液晶の複屈折率の組み合わせとなるように、印加電圧
を制御することにより得られる。
の液晶の複屈折率の組み合わせとなるように、印加電圧
を制御することにより得られる。
ように、各カラーフィルタにおいて3原色のうち2色が
透過されるので、入射光の利用効率は、赤、青、緑の従
来のフィルタを使用した場合と比較すると2倍になると
共に、3つの絵素のうち2つの絵素が同色を表示するの
で、実施例1、実施例4の場合と同様に、表示の明るさ
が2倍のフルカラー液晶表示素子を実現できる。
ゼンタ(M)、イエロー(Y)のカラーフィルタ(CM
Yフィルタ)を用いた本実施例の透過型液晶表示素子の
光利用効率の入射光波長依存性と、赤(R)、緑
(G)、青(B)の従来のカラーフィルタ(RGBフィ
ルタ)を設けた場合の光利用効率の入射光波長依存性と
を測定した結果も、実施例1、実施例4の場合と同様
に、図5に示すように、従来の場合と比較して、約2倍
の光利用効率(明るさ)を得ることができた。
タ、イエロー、白)を表示した場合にも、色純度を落と
すことなく明るさを2倍にすることができた。
が、ツイスト角240°のツイスト配向型液晶よりなっ
ているので、単純マルチプレックス駆動が可能である。
また、ツイスト角であるが、180°未満では、印加電
圧−透過率特性の急峻性が劣るので、優れた印加電圧−
透過率特性の急峻性を示す、180°以上360°以下
が好ましい。
に基づいて以下に説明する。なお、上記実施例1、実施
例2、実施例4と同一の機能を有する部材には同一の参
照番号を付記し、詳細な説明を省略する。
14に示すように、実施例4のシアン、マゼンタ、イエ
ローの光を透過するカラーフィルタ層6の代わりに、実
施例2にて示した、シアン、マゼンタ、イエローの光を
反射する誘電体ミラー層21が透明電極10の下面に設
けられ、誘電体ミラー層21と透明基板3との間に入射
光を吸収する光吸収層26が設けられており、この点で
前記実施例4と構成が異なっている。上記誘電体ミラー
層21は、シアンの光を反射する誘電体ミラー21a、
マゼンタの光を反射する誘電体ミラー21b、及びイエ
ローの光を反射する誘電体ミラー21cからなり、一画
素中の各絵素に対応して設けられている。
1の複屈折干渉と旋光分散性により干渉色を呈し、透明
電極7・8、透明電極9・10からの印加電圧によって
複屈折率と旋光特性を変化させることによって、干渉色
を変化させることができる。具体的にはシアン反射誘電
体ミラー21a、マゼンタ反射誘電体ミラー21b、イ
エロー反射誘電体ミラー21cに対しては、前述の表1
7に示すような色表示特性を持った液晶層70と液晶層
71とを組み合わせることで、白、黒、赤、緑、青、シ
アン、マゼンタ、イエローを含む明るいカラー表示が可
能となる。
素子と比較すると、誘電体ミラー層21そのものが反射
板と色選択機能を果たすので、構成はより簡単なものと
なる。なお、液晶層70・71の状態に対応する各絵素
の色表示、及び一画素の表示も前記実施例4と同じにな
るので、詳細な説明を省略する。
に、シアン、マゼンタ、イエローの各カラーフィルタが
画素に対応して並設されたフィルタ層と、上記のカラー
フィルタに対応して設けられ、外部電場の印加に応じ
て、第1波長域の光の透過率を変化させる第1液晶層
と、上記カラーフィルタに対応して設けられ、外部電場
の印加に応じて、上記第1波長域とは異なる第2波長域
の光の透過率を変化させる第2液晶層とを備え、上記フ
ィルタ層、第1液晶層、及び第2液晶層を任意の順序で
積層し得る構成を有している。
2/3を利用するので、光の利用効率を著しく向上させ
ることができる。第1液晶層、第2液晶層、及びカラー
フィルタを透過した光の色が変化するので、多色表示が
可能となる。フィルタ層、第1液晶層、及び第2液晶層
の積層順序は任意であるので、液晶表示素子の製造にお
ける設計の自由度が増大し、特に、第1液晶層と第2液
晶層との間にカラーフィルタ層が配されるような積層順
序の場合、中間の基板(真中の基板)にはアクティブ素
子を設ける必要がなくなる。したがって、中間の基板の
素材として高分子フィルム等を使用することができ、製
造コストの削減が可能となる。高分子フィルムを用いる
ことによって、中間の基板の厚みを薄くできるので、視
差による表示不良が減少し、視野角特性を改善できる。
中間の基板にフィルタ層の機能を持たせることによっ
て、視差による表示不良が更に減少し、視野角特性を著
しく改善できるという効果を併せて奏する。
に、請求項1の構成において、上記フィルタ層、第1液
晶層、及び第2液晶層を透過した光を反射する反射層を
更に備えた構成を有している。
項1の構成に反射層を更に設けるという簡単な構成で、
従来の反射型液晶表示素子よりも光利用効率の良い反射
型液晶表示素子を容易に実現できるという効果を併せて
奏する。
に、請求項1の構成において、上記のシアン、マゼン
タ、イエローの各カラーフィルタに対応して赤、緑、青
の各色の光を反射すると共に、他の色の光を透過する反
射層を更に備えた構成を有している。
クライトを有する透過型液晶表示素子として用いた時、
光源から発せられた光が反射層で反射された後、他の画
素で再利用されるので、光の利用効率が更に向上すると
いう効果を併せて奏する。
に、請求項1の構成において、上記の第1液晶層および
第2液晶層が、何れも、2つ以上の領域に分割され、各
液晶層の分割領域は互いに異なる二色性色素を含む構成
を有している。
フィルタ層、第1・第2液晶層の各領域を適当に組み合
わせることによって、フルカラー化が可能となるという
効果を併せて奏する。
に、請求項1の構成において、上記の第1液晶層および
第2液晶層が、3層の偏光層の各層間に形成された2層
のネマチック液晶層からなり、外部電場の印加に応じ
て、液晶の複屈折効果により光の透過率を変化させるこ
とを特徴としている。
色の色素液晶を用いることなく、上記フィルタ層、第1
・第2液晶層の各領域の複屈折干渉色を適当に組み合わ
せることによって、白、黒、青、緑、赤を含む明るい透
過型カラー表示が可能となるという効果を併せて奏す
る。
に、請求項2の液晶表示素子において、上記の第1液晶
層および第2液晶層が、2層の偏光層の層間、及び偏光
層と反射層との層間にそれぞれ形成されたネマチック液
晶層からなり、外部電場の印加に応じて、液晶の複屈折
効果により光の透過率を変化させることを特徴としてい
る。
色の色素液晶を用いることなく、上記フィルタ層、第1
・第2液晶層の各領域の複屈折干渉色を適当に組み合わ
せることによって、白、黒、青、緑、赤を含む明るい反
射型カラー表示が可能となるという効果を併せて奏す
る。
に、外部電場の印加に応じて、第1波長域の光の透過率
を変化させる第1液晶層と、外部電場の印加に応じて、
上記第1波長域とは異なる第2波長域の光の透過率を変
化させる第2液晶層と、第1および第2液晶層を透過し
た光に対して、シアン、マゼンタ、イエローの各色の光
を反射する部材が画素に対応して設けられた反射層とを
備えた構成を有している。
を利用するので、光の利用効率を著しく向上させること
ができ、請求項1の同様の効果を奏する。
に、請求項7の構成において、上記の第1液晶層および
第2液晶層が、何れも、2つ以上の領域に分割され、各
液晶層の分割領域は互いに異なる二色性色素を含む構成
を有している。
域を適当に組み合わせることによって、フルカラー可能
な反射型液晶表示素子を実現できるという効果を併せて
奏する。
に、請求項7の構成において、上記の第1液晶層および
第2液晶層が、2層の偏光層の層間、及び偏光層と反射
層との層間にそれぞれ形成されたネマチック液晶層から
なり、外部電場の印加に応じて、液晶の複屈折効果によ
り光の透過率を変化させる構成を有している。
色の色素液晶を用いることなく、上記フィルタ層、第1
・第2液晶層の各領域の複屈折干渉色を適当に組み合わ
せることによって、白、黒、青、緑、赤を含む明るい反
射型カラー表示が可能となるという効果を併せて奏す
る。
に、請求項1又は7の構成において、上記の第1液晶層
と第2液晶層とが隣接して積層される場合、第1液晶層
と第2液晶層とを挟持する一対の電極が、上記の各外部
電場を印加する構成を有している。
て、表示可能な色数こそ少なくなるものの、非常に簡単
な構成で明るい多色表示可能な液晶表示素子を実現でき
るという効果を併せて奏する。
に、請求項5、6又は9の構成において、上記の第1液
晶層および第2液晶層の少なくとも1層が、平行配向型
液晶よりなっている構成を有している。
えて、垂直配向型液晶よりなっている場合よりも理想的
に液晶を複屈折させることが可能となり、複屈折効果を
利用した多色表示がより効果的に行なえ、カラー表示が
簡便に可能になるという効果を併せて奏する。
に、請求項5、6又は9の構成において、上記の第1液
晶層および第2液晶層の少なくとも1層が、ツイスト配
向型液晶よりなり、ツイスト角は180°以上360°
以下である構成を有している。
えて、ツイスト角が180°未満のものに比べて印加電
圧−透過率特性の急峻性に優れ、また、単純マルチプレ
ックス駆動が可能になるという効果を併せて奏する。
に、シアン、マゼンタ、イエローの各カラーフィルタが
画素に対応して並設されたフィルタ層と、サイズの異な
る2種類のドロップレットが混在し、ドロップレットに
は補色関係にある二色性色素がそれぞれ含有された液晶
層とを備えた構成を有している。
2/3を利用するので、光の利用効率を著しく向上させ
ることができる。また、単一の液晶層で多色表示が可能
となる。更に、液晶層を駆動する駆動源は一つのみでよ
く、構成が簡素になる。加えて、二層の液晶層により構
成する場合のような層内での液晶分離は不要となるとい
う効果を併せて奏する。
に、請求項13の構成において、上記フィルタ層、第1
液晶層、及び第2液晶層を透過した光を反射する反射層
を更に備えた構成を有している。
求項13の構成に反射層を更に設けるという簡単な構成
で、従来の反射型液晶表示素子よりも光利用効率の良い
フルカラー可能な反射型液晶表示素子を容易に実現でき
るという効果を併せて奏する。
であり、(a)は中間の基板にガラスを用いた場合を示
し、(b)は中間の基板にカラーフィルタの機能を有す
る高分子フィルムを用いた場合を示す。
示す説明図である。
を示す説明図である。
を使用した場合と、従来のRGBフィルタを使用した場
合との光の利用率の比較を示す説明図である。
る。
−透過率曲線を示す説明図である。
長別の電圧−透過率曲線を示す説明図である。
長別の電圧−透過率曲線を示す説明図である。
Claims (14)
- 【請求項1】シアン、マゼンタ、イエローの各カラーフ
ィルタが画素に対応して並設されたフィルタ層と、 上記のカラーフィルタに対応して設けられ、外部電場の
印加に応じて、第1波長域の光の透過率を変化させる第
1液晶層と、 上記カラーフィルタに対応して設けられ、外部電場の印
加に応じて、上記第1波長域とは異なる第2波長域の光
の透過率を変化させる第2液晶層とを備え、 上記フィルタ層、第1液晶層、及び第2液晶層を任意の
順序で積層し得る液晶表示素子。 - 【請求項2】上記フィルタ層、第1液晶層、及び第2液
晶層を透過した光を反射する反射層を更に備えたことを
特徴とする請求項1記載の液晶表示素子。 - 【請求項3】上記のシアン、マゼンタ、イエローの各カ
ラーフィルタに対応して赤、緑、青の各色の光を反射す
ると共に、他の色の光を透過する反射層を更に備えたこ
とを特徴とする請求項1記載の液晶表示素子。 - 【請求項4】上記の第1液晶層および第2液晶層が、何
れも、2つ以上の領域に分割され、各液晶層の分割領域
は互いに異なる二色性色素を含むことを特徴とする請求
項1記載の液晶表示素子。 - 【請求項5】上記の第1液晶層および第2液晶層が、3
層の偏光層の各層間に形成された2層のネマチック液晶
層からなり、外部電場の印加に応じて、液晶の複屈折効
果により光の透過率を変化させることを特徴とする請求
項1記載の液晶表示素子。 - 【請求項6】上記の第1液晶層および第2液晶層が、2
層の偏光層の層間、及び偏光層と反射層との層間にそれ
ぞれ形成されたネマチック液晶層からなり、外部電場の
印加に応じて、液晶の複屈折効果により光の透過率を変
化させることを特徴とする請求項2記載の液晶表示素
子。 - 【請求項7】外部電場の印加に応じて、第1波長域の光
の透過率を変化させる第1液晶層と、 外部電場の印加に応じて、上記第1波長域とは異なる第
2波長域の光の透過率を変化させる第2液晶層と、 第1および第2液晶層を透過した光に対して、シアン、
マゼンタ、イエローの各色の光を反射する部材が画素に
対応して設けられた反射層とを備えてなる液晶表示素
子。 - 【請求項8】上記の第1液晶層および第2液晶層が、何
れも、2つ以上の領域に分割され、各液晶層の分割領域
は互いに異なる二色性色素を含むことを特徴とする請求
項7記載の液晶表示素子。 - 【請求項9】上記の第1液晶層および第2液晶層が、2
層の偏光層の層間、及び偏光層と反射層との層間にそれ
ぞれ形成されたネマチック液晶層からなり、外部電場の
印加に応じて、液晶の複屈折効果により光の透過率を変
化させることを特徴とする請求項7記載の液晶表示素
子。 - 【請求項10】上記第1液晶層と第2液晶層とが隣接し
て積層される場合、第1液晶層と第2液晶層とを挟持す
る一対の電極が、上記各外部電場を印加することを特徴
とする請求項1又は7記載の液晶表示素子。 - 【請求項11】上記の第1液晶層および第2液晶層の少
なくとも1層が、平行配向型液晶よりなっていることを
特徴とする請求項5、6又は9記載の液晶表示素子。 - 【請求項12】上記の第1液晶層および第2液晶層の少
なくとも1層が、ツイスト配向型液晶よりなり、ツイス
ト角は180°以上360°以下であることを特徴とし
た請求項5、6又は請求項9記載の液晶表示素子。 - 【請求項13】シアン、マゼンタ、イエローの各カラー
フィルタが画素に対応して並設されたフィルタ層と、 サイズの異なる2種類のドロップレットが混在し、ドロ
ップレットには補色関係にある二色性色素がそれぞれ含
有された液晶層とを備えた液晶表示素子。 - 【請求項14】上記フィルタ層、第1液晶層、及び第2
液晶層を透過した光を反射する反射層を更に備えたこと
を特徴とする請求項13記載の液晶表示素子。
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