JPH08182414A - 苗植付装置 - Google Patents

苗植付装置

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JPH08182414A
JPH08182414A JP146095A JP146095A JPH08182414A JP H08182414 A JPH08182414 A JP H08182414A JP 146095 A JP146095 A JP 146095A JP 146095 A JP146095 A JP 146095A JP H08182414 A JPH08182414 A JP H08182414A
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JP
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seedling
planting
seedlings
gear
seedling stand
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JP146095A
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English (en)
Inventor
Kyuhei Ouchi
久平 大内
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 合理的な構成によって、煩わしい手間を掛け
ることなく、適切な苗植付け状態を維持しながら、株間
距離の変更調節幅を大きくさせることが可能となる苗植
付装置を提供する。 【構成】 植付け用苗を載置する苗のせ台12を、一定
ストロークで往復横移動させると共に、横軸芯周りで回
転する回転体15に横方向の位置が重複し且つ回転位相
を異ならせた状態で一対の植付爪17a,17bを備え
た苗植付機構13により、苗取り出し部40から苗を取
り出して圃場に植付けるように構成し、各植付爪17
a,17bのうちの一方の植付爪17aが、苗取り出し
部40から苗を取り出した後、他方の植付爪17bが苗
取り出し部40を通過するまでの間は、苗のせ台12の
横移動を停止し、他方の植付爪17bが苗取り出し部4
0を通過した後、一方の植付爪17aが苗取り出し部4
0に達するまでの間に、苗のせ台12が設定量横移動す
べく、苗のせ台12を間欠的に横移動させるように構成
してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走行車体等に連結され
た状態で、圃場に苗を植付けるように構成された苗植付
装置に関し、詳しくは、植付け用苗を載置する苗のせ台
を、横移動操作機構によって、一定ストロークで往復横
移動するように構成すると共に、横軸芯周りで回転する
回転体に横方向の位置が重複し且つ回転位相を異ならせ
た状態で一対の植付爪を備えた苗植付機構により、前記
苗のせ台の苗取り出し部から苗を取り出して圃場に植付
けるように構成してある苗植付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記構成の苗植付装置は、横軸芯周りで
回転する回転体に一対の植付爪を備えさせて、植付け作
業を能率よく行えるように構成したものであるが、この
種の苗植付装置において、従来では、植付け苗の株間距
離、即ち、車体走行方向に対する植付け苗の間隔を変更
調節させる場合には、走行車体の走行速度に対する前記
回転体、即ち、植付爪の回転速度の相対速度を変更調節
自在な株間変速機構を備えると共に、この株間変速機構
の変速比を変更させて対応するように構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成におい
ては、車体走行速度と植付爪の回転速度との相対速度に
基づいて株間距離を変更させる構成であるから、これら
の相対速度の変更幅を大きくすれば、株間距離の変更調
節幅を大きくさせることが可能であるが、例えば、植付
爪の回転速度を所定範囲内に設定した状態で前記相対速
度の変更幅を大きくさせるためには、車体走行速度を通
常作業速度よりも大幅に高速にさせる必要があり、又、
逆に車体走行速度を所定範囲内に設定した状態で前記相
対速度の変更幅を大きくさせるためには、植付爪の回転
速度を非常に遅くさせる必要がある。
【0004】しかし、泥土状態である圃場を走行する走
行車体の速度を通常作業速度よりも大幅に高速化させる
ことは難しく、又、泥土を押し流して既植苗を押し倒し
たりする等の不具合が発生するおそれもある。又、植付
爪の回転速度を非常に遅くさせると、苗のせ台からの苗
の取り出し作業が円滑に行えないおそれがあり、圃場に
植付けるまでの途中の空間において植付爪により保持さ
れる苗が落下してしまうおそれ等もあり、苗の植付け作
業が良好に行えない不利がある。
【0005】このような理由から、株間距離の変更調節
幅をあまり大きくさせることが出来ず、所定範囲に限定
されるものとなっていた。具体的には、株間距離の調節
範囲が例えば約12〜20cm程度の範囲に限られてい
た。
【0006】そこで、例えば、標準的な株間距離(18
cm程度)の2倍程度の株間距離(30cm程度)に大
きくさせたいような場合には、上述したような株間変速
機構による相対速度の変更に代えて、回転体に備えられ
る一対の植付爪のうちのいずれか一方を取り外して片側
の植付爪により植付けを行うようにさせることが考えら
れるが、このようにすると、植付爪を取り外したり、再
度、装着させる等の煩わしい作業が必要となる欠点があ
る。特に、植付爪が多く装着される多条植え形式の苗植
付装置においては、このような作業は手間がかかるもの
となる。
【0007】本発明は、このような点に着目してなされ
たものであり、その目的は、合理的な構成によって、煩
わしい手間を掛けることなく、適切な苗植付け状態を維
持しながら、株間距離の変更調節幅を大きくさせること
が可能となる苗植付装置を提供する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1発明の特徴構成は、
植付け用苗を載置する苗のせ台を、横移動操作機構によ
って、一定ストロークで往復横移動するように構成する
と共に、横軸芯周りで回転する回転体に横方向の位置が
重複し且つ回転位相を異ならせた状態で一対の植付爪を
備えた苗植付機構により、前記苗のせ台の苗取り出し部
から苗を取り出して圃場に植付けるように構成してある
苗植付装置において、前記横移動操作機構が、前記各植
付爪のうちの一方の植付爪が、前記苗取り出し部から苗
を取り出した後、他方の植付爪が前記苗取り出し部を通
過するまでの間は、前記苗のせ台の横移動を停止し、前
記他方の植付爪が前記苗取り出し部を通過した後、前記
一方の植付爪が前記苗取り出し部に達するまでの間に、
前記苗のせ台が設定量横移動すべく、前記苗のせ台を間
欠的に横移動させるように構成してある点にある。
【0009】第2発明の特徴構成は、第1発明の実施に
好適な構成を特定するものであって、前記横移動操作機
構に、駆動側ギアとこれに咬合う従動側ギアとから成る
ギア伝動機構を備えると共に、前記駆動側ギアにおい
て、設定位相角度にわたってギア歯を欠落させて、従動
側ギアを間欠的に回動させるように伝動系を構成して、
前記苗のせ台を間欠的に横移動させるように構成してあ
る点にある。
【0010】第3発明の特徴構成は、第1発明の実施に
好適な構成を特定するものであって、前記横移動操作機
構は、外周部に往復螺旋溝を形成した螺軸と、この螺軸
の軸芯周りでの回動が阻止された状態で前記往復螺旋溝
に係入するコマ部材とを備え、このコマ部材を前記苗の
せ台に連結して、前記螺軸の回転に伴って前記往復螺旋
溝の案内作用によって前記コマ部材と一体的に前記苗の
せ台が往復横移動するよう構成し、前記往復螺旋溝にお
いて、設定ピッチ毎に、当該螺軸の軸芯と直交する面上
に位置する移動停止用溝部分を設け、前記コマ部材がこ
の移動停止用溝部分に案内される間は、前記苗のせ台の
横移動を停止するように構成してある点にある。
【0011】
【作用】第1発明の特徴構成によれば、横軸芯周りで回
転する回転体に備えられた一対の植付爪のうちの一方の
植付爪が、苗のせ台の苗取り出し部から苗を取り出した
後、他方の植付爪が前記苗取り出し部を通過するまでの
間は、苗のせ台の横移動が停止されるから、他方の植付
爪は、苗が既に取り出された後の苗取り出し部をそのま
ま通過することになり、当該他方の植付爪による苗の植
付けは行われないことになる。
【0012】そして、前記他方の植付爪が苗取り出し部
を通過した後、前記一方の植付爪が苗取り出し部に達す
るまでの間に、苗のせ台が設定量横移動するので、当該
一方の植付爪は苗を有効に取り出して圃場に植付けるこ
とになる。このように一方の植付爪による苗植付けのみ
が行われ、他方の植付爪は所謂、空打ち状態を繰り返す
のである。
【0013】その結果、車体移動速度や植付爪の回転速
度(苗取り出し速度)等が、良好な植付け作業が行える
標準的な速度に設定された場合であっても、株間距離
が、標準的な株間距離のほぼ2倍に近い大きな値になる
のである。
【0014】第2発明の特徴構成によれば、第1発明の
特徴構成による作用に加えて次の作用がある。ギア伝動
機構における駆動側ギアにおいて、設定位相角度にわた
ってギア歯を欠落させるだけの簡単な改良によって、苗
のせ台の横送りを間欠的に行わせることができる。
【0015】第3発明の特徴構成によれば、第1発明の
特徴構成による作用に加えて次の作用がある。螺旋軸の
回転に伴う往復螺旋溝の案内作用によってコマ部材と一
体的に苗のせ台が往復横移動することになるが、コマ部
材が、往復螺旋溝において設定ピッチ毎に設けられた移
動停止用溝部分により案内される間は横送りが停止され
ることになり、間欠的な横送りが行われることになる。
【0016】このように、螺旋軸の回転動作を停止させ
ることなく、コマ部材の案内作用を継続させることによ
り、螺旋軸の回転動作を間欠的に停止させる場合等に比
べて、コマ部材の拗れやガタツキ等の発生しにくい安定
した作動を維持できる。
【0017】
【発明の効果】第1発明の特徴構成によれば、植付爪を
着脱させる等の煩わしい手間を掛けることなく、適切な
車体移動速度や植付爪作動速度により良好な苗植付け状
態を維持しながら、株間距離の変更調節幅を大きくさせ
ることが可能となる苗植付装置を提供できるに至った。
【0018】第2発明の特徴構成によれば、第1発明の
特徴構成による効果に加えて次の効果がある。駆動ギア
のギア歯を欠落させるだけの簡単な構造改良によって、
苗のせ台の間欠的な横送り作動を実現させることができ
る。
【0019】第3発明の特徴構成によれば、第1発明の
特徴構成による効果に加えて次の効果がある。苗のせ台
の横送り案内作動が円滑に行われる状態を維持しなが
ら、苗のせ台の間欠的な横送り作動を実現させることが
できる。
【0020】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図5
に示すように、走行機体1の後部に平行四連リンク機構
2を介して昇降自在に苗植付装置3が連結された乗用型
田植機が示されている。
【0021】走行機体1は、前部にエンジン4が搭載さ
れると共に、このエンジン4の動力が、変速装置5を介
して前後車輪6,7に伝達されて、走行駆動されるよう
に走行用伝動系が構成されており、このエンジン4から
の動力であって且つ変速装置5にて変速された後の動力
が、動力取り出し軸8を介して前記苗植付装置3に伝達
されるように植付作業用伝動系が構成されている。
【0022】前記苗植付装置3は、機体横方向に沿って
配設される各パイプ状のメインフレーム9に、機体側か
らの動力が入力されるフィードケース10と、複数の植
付伝動ケース11とを固定連結してフレーム部を構成す
ると共に、植付け用苗を載置した状態で往復横移動する
苗のせ台12、苗のせ台12の下端部に位置する位置固
定状態の苗取り出し部40から苗を取り出して圃場に植
付ける複数の植付機構13、及び、整地用の接地フロー
ト14等を備えている。前記各植付機構13は、植付伝
動ケース11の後部に、横軸芯周りで回転駆動される回
転ケース15を設け、この回転ケース15の両端部に夫
々植付爪支持ケース16,16を横軸芯周りで相対回転
自在に枢支すると共に、回転ケース15内に、回転ケー
ス15の回転駆動に伴って各植付爪支持ケース16に取
付けられた植付爪17a,17bの先端部が側面視で略
楕円形状の苗取り出し軌跡を描くように、各植付爪支持
ケース16,16を相対回動させる相対回動機構(図示
せず)を備えて構成してある。従って、横軸芯周りで回
転する回転体としての回転ケースに、横方向の位置が重
複し且つ回転位相を異ならせた状態で一対の植付爪17
a,17bが備えられることになる。
【0023】図2に示すように、前記フィードケース1
0は機体横幅方向のほぼ中央部においてメインフレーム
9に連結固定され、植付伝動ケース11は、機体横幅方
向両側部の夫々と、横幅方向中央部の夫々において、3
個並設される状態で連結固定されている。又、各植付伝
動ケース11の左右両側に同一軸芯周りで回転駆動され
る状態で一対の植付機構13が配置されている。従っ
て、この実施例においては、機体走行に伴って各植付機
構13により6条植え作業が行われる構成となってい
る。
【0024】走行機体1側からの動力が、動力取り出し
軸8及びフィードケース10を介して横向き伝動軸18
に伝えられ、この横向き伝動軸18から、前記各植付伝
動ケース11の内部に設けられた各伝動チェーン19に
対して分岐される状態で、各植付機構13に動力が伝達
されるようになっている。動力取り出し軸8の回転速度
は、変速後の動力であって走行機体1の走行速度に比例
した速度となるように構成され、走行速度と植付機構1
3の作動速度(回転ケースの回転速度)は、同期して変
化することになる。従って、走行速度が変更されても、
進行方向に沿う苗の植付け間隔(株間距離)は変化しな
いようになっている。
【0025】次に、苗のせ台12の横移動操作機構Aに
ついて説明する。図3に示すように、フィードケース1
0から横外方に突出する状態で設けられた螺軸20が、
回動自在に架設支持され、この螺軸20の外周部には、
往復螺旋溝21が形成されている。又、この螺軸20に
対して相対回動する状態で横送り部材22が外嵌されて
おり、この横送り部材22には、前記往復螺旋溝21に
係入するコマ部材23が備えられている。そして、横送
り部材22を連結具24を介して苗のせ台12に連結し
て、螺軸20の回転に伴って往復螺旋溝21の案内作用
によってコマ部材23、即ち、横送り部材22と一体的
に苗のせ台12が往復横移動するように送り作用部41
を構成してある。
【0026】そして、図4に示すように、前記動力取り
出し軸8から螺軸20に対する伝動系には、苗のせ台1
2の横送り速度、言い換えると、横移動ストローク内で
の植付爪17による苗取り出し回数を変更させる横送り
変速機構25(ギア機構の一例)が介装されている。こ
の横送り変速機構25は、動力取り出し軸8からベベル
ギア機構26を介して動力が伝えられる入力軸27に、
径の異なる4個の駆動ギア28a,28b,28c,2
8dが遊端外嵌させると共に、操作具29の回動操作に
より操作される回転カム機構30により軸芯方向にスラ
イドして各ギアのいずれかに咬合連結自在なシフトギア
31a,31bを、入力軸27に一体回動自在且つ軸芯
方向にシフト操作自在に外嵌させてある。又、螺軸20
には前記各駆動ギア28a,28b,28c,28dに
常時咬合う4個の従動ギア32a,32b,32c,3
2dを一体回転自在に外嵌させてあり、ギアの組み合わ
せを変更させることで変速が行われるようになってい
る。尚、図中、33は、苗のせ台12に設けられた縦送
り装置34を回動操作させるための縦送り軸であり、こ
の縦送り軸33、及び、各植付機構13に動力を伝える
横向き伝動軸18は常に動力取り出し軸8と一体回転し
て駆動されるように構成してある。上記螺軸20とコマ
部材23による送り作用部41と、横送り変速機構25
とにより、横移動操作機構Aが構成される。
【0027】前記横移動操作機構Aは、各植付爪17
a,17bのうちの一方の植付爪17aが、苗取り出し
部40から苗を取り出した後、他方の植付爪17bが苗
取り出し部40を通過するまでの間は、苗のせ台12の
横移動を停止し、他方の植付爪17bが苗取り出し部4
0を通過した後、一方の植付爪17aが苗取り出し部4
0に達するまでの間に、苗のせ台12が設定量横移動す
べく、苗のせ台12を間欠的に横移動させるように構成
してある。
【0028】つまり、前記横送り変速機構25における
4個の駆動ギア28a,28b,28c,28dのうち
の第1駆動ギア28aを、図1に示すように、半周にわ
たってギアを欠落させて、残りの半周にわたって形成さ
れたギアでのみ第1従動ギア32aを回動させるように
構成してある。尚、この第1駆動ギア28aと第1従動
ギア32aはギア比が1対1に設けられ、第1駆動ギア
28aが1回転すると第1従動ギア32aは1/2回転
するようになっている。又、植付機構13に対する伝動
系において、前記第1駆動ギア28aが1回転すると、
回転ケース15が1回転するように、各部の回転比が設
定されている。尚、第2駆動ギア28b及び第2従動ギ
ア32bは、夫々、全歯ギアで構成され、1対1のギア
比になるようになっており、これらが咬合う状態が標準
的な植付け状態、つまり、各植付爪17a,17bによ
り交互に植付けが行われる状態となるように構成してあ
る。
【0029】更に、第1駆動ギア28aと、回転ケース
15との回転位相は次のように設定されている。図1に
示すように、前記他方の植付爪17bが苗取り出し口1
2aを通過した直後において、第1駆動ギア28aにお
ける第1従動ギア32aに対する対向箇所が、欠歯部分
からギア形成部分に切り換わって苗のせ台12の横送り
が開始され、逆に、前記一方の植付爪17aが苗取り出
し口12aを通過した直後において、第1駆動ギア28
aにおける第1従動ギア32aに対する対向箇所が、ギ
ア形成部分から欠歯部分に切り換わって苗のせ台12の
横送りが停止されるように切り換わりタイミングが設定
されている。
【0030】このようにして、前記一方の植付爪17a
が苗を取り出した後、他方の植付爪17bが苗取り出し
部40を通過するまでは、横送りが行われないので、前
記他方の植付爪17bは苗を取り出すことがなく、機体
走行速度と回転ケース15の回転速度を、各植付爪17
a,17bによる苗植付け作業が行われる標準的な速度
に維持したままで、標準的な株間距離のほぼ2倍程度の
広い株間距離に変更させることができると共に、一方の
植付爪17aにより植付けられた植付苗の前後方向中間
部に他方の植付爪17bによってわずかに小株の苗が植
付けられるといったことがない。
【0031】〔別実施例〕 (1)上記実施例では、横送り変速機構25における駆
動ギアを所定位相角度にわたってギア歯を欠落させて、
苗のせ台12を間欠的に横送りさせるように構成した
が、このような構成に代えて、次のように構成してもよ
い。
【0032】前記螺軸20に形成される往復螺旋溝21
に、図6に示すように、設定ピッチ毎に、当該螺軸20
の軸芯と直交する面上に位置する移動停止用溝部分21
a、即ち、螺軸20を回転させてもコマ部材23が横移
動されない部分を設け、コマ部材23がこの移動停止用
溝部分21aに案内される間、苗のせ台12の横移動が
停止されるように構成してもよい。このように構成する
と、螺軸20の回転を間欠的に停止させる場合のよう
に、コマ部材23が往復螺旋溝21の交差部分で停止し
て拗れが生じたり、ガタツキが発生する等のおそれがな
く、案内作動が円滑に行える利点がある。
【0033】(2)又、上記したような構成に代えて、
苗のせ台12を例えば油圧式操作機構や電動シンダ等の
専用のアクチュエータを用い、これらを駆動制御させる
ことによって間欠的に横送りさせるように構成してもよ
い。
【0034】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】苗の取り出し状態を示す説明図
【図2】苗植付装置の伝動系統図
【図3】螺軸による送り作用部の後面図
【図4】フィードケースの断面図
【図5】田植機の全体側面図
【図6】別実施例の螺軸の正面図
【符号の説明】
12 苗のせ台 13 植付機構 15 回転体 17a,17b 植付爪 21 往復螺旋溝 21a 移動停止用溝部分 22 螺軸 23 コマ部材 25 ギア伝動機構 28a 駆動側ギア 32a 従動側ギア 40 苗取り出し部 A 横移動操作機構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植付け用苗を載置する苗のせ台(12)
    を、横移動操作機構(A)によって、一定ストロークで
    往復横移動するように構成すると共に、 横軸芯周りで回転する回転体(15)に横方向の位置が
    重複し且つ回転位相を異ならせた状態で一対の植付爪
    (17a),(17b)を備えた苗植付機構(13)に
    より、苗取り出し部(40)から苗を取り出して圃場に
    植付けるように構成してある苗植付装置であって、 前記横移動操作機構(A)が、 前記各植付爪(17a),(17b)のうちの一方の植
    付爪(17a)が、前記苗取り出し部(40)から苗を
    取り出した後、他方の植付爪(17b)が前記苗取り出
    し部(40)を通過するまでの間は、前記苗のせ台(1
    2)の横移動を停止し、 前記他方の植付爪(17b)が前記苗取り出し部(4
    0)を通過した後、前記一方の植付爪(17a)が前記
    苗取り出し部(40)に達するまでの間に、前記苗のせ
    台(12)が設定量横移動すべく、前記苗のせ台(1
    2)を間欠的に横移動させるように構成してある苗植付
    装置。
  2. 【請求項2】 前記横移動操作機構(A)に、駆動側ギ
    ア(28a)とこれに咬合う従動側ギア(32a)とを
    備えるギア伝動機構(25)を備えると共に、前記駆動
    側ギア(28a)において、設定位相角度にわたってギ
    ア歯を欠落させて、従動側ギア(32a)を間欠的に回
    動させるように伝動系を構成して、前記苗のせ台(1
    2)を間欠的に横移動させるように構成してある請求項
    1記載の苗植付装置。
  3. 【請求項3】 前記横移動操作機構(A)は、 外周部に往復螺旋溝(21)を形成した螺軸(22)
    と、この螺軸(22)の軸芯周りでの回動が阻止された
    状態で前記往復螺旋溝(21)に係入するコマ部材(2
    3)とを備え、このコマ部材(23)を前記苗のせ台
    (12)に連結して、前記螺軸(22)の回転に伴って
    前記往復螺旋溝(21)の案内作用によって前記コマ部
    材(23)と一体的に前記苗のせ台(12)が往復横移
    動するよう構成し、 前記往復螺旋溝(21)において、設定ピッチ毎に、当
    該螺軸(22)の回転軸芯と直交する面上に位置する移
    動停止用溝部分(21a)を設け、 前記コマ部材(23)がこの移動停止用溝部分(21
    a)に案内される間は、前記苗のせ台(12)の横移動
    を停止するように構成してある請求項1記載の苗植付装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10164930A (ja) * 1996-12-16 1998-06-23 Kubota Corp 苗植付装置の変速操作構造
JP2014166156A (ja) * 2013-02-28 2014-09-11 Iseki & Co Ltd 苗移植機
JP2018000117A (ja) * 2016-07-04 2018-01-11 井関農機株式会社 作業車両
CN109937664A (zh) * 2019-04-02 2019-06-28 任新界 一种农作物用施肥器及其使用方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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