JP2000135010A - 苗植付装置 - Google Patents

苗植付装置

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JP2000135010A
JP2000135010A JP11351699A JP35169999A JP2000135010A JP 2000135010 A JP2000135010 A JP 2000135010A JP 11351699 A JP11351699 A JP 11351699A JP 35169999 A JP35169999 A JP 35169999A JP 2000135010 A JP2000135010 A JP 2000135010A
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JP11351699A
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English (en)
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Kyuhei Ouchi
久平 大内
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 苗植付装置における苗のせ台と送り部材とを
連結する連結部材において、苗のせ台の往復移動方向で
の連結精度の低下を防止する。 【構成】 苗のせ台1に備えられた苗縦送りベルト5を
回転駆動する被駆動部材27を、苗のせ台1と送り部材
24とを連結する連結部材25の下側で苗縦送りベルト
5の下部に備え、且つ、上方位置から苗縦送りベルト5
の送り方向に沿って下方を見た平面視において連結部材
25の近傍に配置して、苗のせ台1の往復移動のストロ
ークエンドで、被駆動部材27が苗のせ台1の上方側に
駆動された際、この駆動力によるモーメントが連結部材
25に掛からないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、田植機の苗植付装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、田植機の苗植付装置は、特開昭6
2−87016号公報に示されるように、複数の植付機
構を各条毎に駆動する各条クラッチに対するクラッチレ
バーが、植付けミッションケースから延出の左右一対の
苗のせ台支持フレームの上部同士を連結する補強連結用
の横フレームに装着されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、近年の田植機
の苗植付装置の苗のせ台には、苗のせ台上の苗の残量を
検出する苗残量検出センサが設けられており、その苗残
量検出センサに対するコントロールボックスが、前記各
条クラッチレバーを装着した横フレームに装着されてい
ることから、前記複数の各条クラッチレバーやコントロ
ールボックス等によって、全体として、苗のせ台の背面
の見栄えが悪く、又、コントロールボックスに雨水や泥
水が降り懸かり易く、電気的トラブルを起こし易い不都
合がある。本発明は、簡単、安価な構造改良によって上
記欠点を一掃できるようにすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の特徴構成は、前記横フレームに、この横フレ
ームに沿って、前記苗のせ台をカバーの一部とする状態
で前記複数の各条クラッチレバーやコントロールボック
スを覆うカバーを設けた点にある。
【0005】
【作用】前記カバーによって、複数の各条クラッチレバ
ーやコントロールボックスを隠せて苗のせ台背面の見栄
えが良くなると共に、前記コントロールボックスに雨水
や泥水が降り懸かるのを防止する。
【0006】
【発明の効果】上記構成の結果、カバーを設ける簡単、
安価な構造で、苗のせ台背面の見栄えが良くなり、又、
コントロールボックスに防水シールを設けて電気的トラ
ブルを防止する必要もない。そして、前記カバーは、苗
のせ台をカバーの一部とするカバーであるから、つま
り、苗のせ台に対向する面が開放されたカバーであるか
ら、6面体のカバーを設ける場合に比して、部材の削減
によりコストの低廉化をはかれる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。図1に苗植付装置Aを示している。この苗植付装置
Aは、植付け用苗を載置して一定ストロークで左右往復
移動する苗のせ台1、苗のせ台1の下端部から一株づつ
苗を取り出して植付ける5個の植付機構2、3個の整地
フロート3等を備えて成り、図外の乗用型走行機体の後
部にリンク機構4を介して昇降自在に連結されている。
【0008】図4に示すように、前記苗のせ台1は、そ
の下部に、苗のせ台1が左右ストロークエンドに到達し
たとき、載置苗を下方に間欠的に縦送りする苗縦送りベ
ルト5と、載置苗の残量を検出する苗残量検出センサ6
を備え、図1に示すように、前記苗のせ台1は、その背
面の上下方向の中間部が、植付けミッションケースMか
ら延出の苗のせ台支持フレーム7の上端に、苗のせ台側
の摺動フレーム8を介してスライド自在に支持されてお
り、下部側が植付けミッションケースMの横側壁から突
出の苗のせ台横送り用螺軸15に連結具25を介して支
持されている。
【0009】次に、植付けミッションケースMの構造に
ついて説明すると、図5に示すように、フィードケース
9の下方に角パイプ形のメインフレーム10をボルト連
結し、このメインフレーム10の後部に所定間隔をあけ
て3個の植付ケース11を後方に向けて片持ち状にボル
ト連結して構成してある。前記植付けミッションケース
Mのフィードケース9には、動力取出軸12を介して走
行機体側から動力が伝達されるようになっており、図7
に示すように、動力取出軸12の前後向き動力を横向き
入力軸13に伝達して、この入力軸13から4段変速可
能なギア変速装置14を介して苗のせ台1の横送り用螺
軸15を駆動する一方、前記横向き入力軸13から苗の
せ台3の苗縦送りベルト5を間欠的に駆動する縦送り駆
動軸16を駆動し、この縦送り駆動軸16から伝動チェ
ーン17を介して前記植付ケース11への横向き出力軸
18を駆動するよう構成してある。
【0010】そして、図5に示すように、前記横向き出
力軸18から各植付ケース11の横向き入力軸20同士
を連結する横向き連結軸19を駆動して、前記各植付ケ
ース11の入力軸20に夫々装着してある各条クラッチ
21、及び、伝動チェーン22を介して各植付ケース1
1に装着の植付機構2の回転ケース2aを駆動可能に構
成してある。
【0011】図6に示すように、前記苗のせ台1の横送
り用螺軸15はフィードケース9の横一側から突出する
状態で設けてあり、その突出端部を、メインフレーム1
0から上方に突出のブラケット23を介して支持して、
前記螺軸15の左右両側を、メインフレーム10に固定
連結したフィードケース9とブラケット23とにより支
持してある。そして、前記螺軸15には、外周面に往復
螺旋溝15aを形成してあり、この螺旋溝15aに係合
するコマ部材24を外嵌して、このコマ部材24を連結
具25を介して苗のせ台1に連動連係させ、螺軸15を
回動駆動することで苗のせ台1が往復横移動されるよう
になっている。また、前記縦送り駆動軸16の外方側延
出端部は、メインフレーム10から立設したブラケット
26により支承してあり、この縦送り駆動軸16は、苗
のせ台1のストロークエンドにおいて苗縦送りベルト5
における作動アーム27に該駆動軸16に設けた回転カ
ム16aが接当作用して縦送り作動するよう構成してあ
る。
【0012】図2に示すように、前記苗のせ台1の上下
方向の中間部を支持する左右一対の苗のせ台支持フレー
ム7,7の上端部は、横フレーム7aを介して補強連結
されており、その横フレーム7aに、前記複数の植付機
構2を各条毎に駆動する各条クラッチ21に対する3本
のクラッチレバー28、並びに、苗残量検出センサ6に
対するコントロールボックス29が装着されている。そ
して、前記横フレーム7aに、前記苗のせ台3をカバー
の一部とする状態で前記各条クラッチレバー28やコン
トロールボックス29の全体を覆う横軸芯X周りで揺動
開閉自在なプラスチック製のカバー30を装着してあ
る。
【0013】図7に示すように、前記苗のせ台の横送り
速度を変更して苗取量を変更する4段変速可能なギア変
速装置14は、ギア全体がスライド操作されるものであ
って、駆動側4枚ギア14aの内の1枚のみが入力軸1
3のキー13aに対して択一的に咬合可能に構成されて
おり、そして、ギア変速装置14は、前記苗のせ台1が
横送りのストロークエンドに到達したときのみ変速でき
るように、苗のせ台1が横送りのストロークエンドに到
達したとき4枚の駆動側ギア14aのキー溝が一直線状
に並ぶようにギア比が設定されている。
【0014】〔別実施例〕上記実施例においては、苗残
量検出センサに対するコントロールボックスに付いて説
明したが、前記コントロールボックスは施肥装置を備え
た苗植付装置の場合には、施肥装置に対するコントロー
ルボックスであっても良い。
【0015】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】苗植付装置の側面図
【図2】苗のせ台の背面図
【図3】カバーの斜視図
【図4】苗のせ台の正面図
【図5】伝動系の概略図
【図6】苗のせ台と横送り用螺旋軸との連動関係を示す
断面図
【図7】フィードケース内の伝動系を示す断面図
【符号の説明】
1 苗のせ台 7a 横フレーム 28 各条クラッチレバー 29 コントロールボックス 30 カバー M 植付けミッションケース
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年12月27日(1999.12.
27)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 苗植付装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は田植機の苗植付装置にお
いて、苗のせ台の往復移動の構成、及び苗のせ台に備え
られた苗縦送りベルトの回転駆動の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】田植機の苗植付装置では苗のせ台の往復
移動の構成に関して、回転駆動される横送り軸を備え、
横送り軸の回転に伴い横送り軸に沿って所定のストロー
クで往復移動される送り部材を、横送り軸に取り付け
て、苗のせ台と送り部材とを連結部材を介して連結した
ものがある。これにより、横送り軸が回転駆動されるの
に伴い送り部材及び連結部材を介して、苗のせ台が所定
のストロークで往復移動される。
【0003】苗のせ台に載置された苗を下方に送る苗縦
送りベルトの回転駆動の構成に関して、苗縦送りベルト
及び苗縦送りベルトを回転駆動する被駆動部材を苗のせ
台に備え、苗のせ台とは別の固定部に駆動部材を備え
て、前述のように苗のせ台が往復移動されて往復移動の
ストロークエンドに達すると、駆動部材により被駆動部
材が苗のせ台の上方側に駆動され、これにより苗縦送り
ベルトが回転駆動されるように構成されたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】苗植付装置では4条植
え型式や6条植え型式のように複数条植え型式が多く、
植付条の数に応じて苗縦送りベルトの数も多くなってい
るので、苗のせ台が往復移動のストロークエンドに達し
た際、駆動部材が被駆動部材を苗のせ台の上方側に駆動
して、全ての苗縦送りベルトを回転駆動するとなれば、
充分な駆動力で駆動部材が被駆動部材を苗のせ台の上方
側に駆動するように構成しなければならない。
【0005】前述のように、充分な駆動力で駆動部材が
被駆動部材を苗のせ台の上方側に駆動するように構成す
れば、苗のせ台の往復移動のストロークエンドで、駆動
部材が被駆動部材を苗のせ台の上方側に駆動する際に、
被駆動部材の部分に苗のせ台の上方側へのモーメントが
発生することがある。これにより、苗のせ台の往復移動
の構成において、苗のせ台と送り部材とを連結する連結
部材に、前述のモーメントが掛かることがある。
【0006】苗のせ台と送り部材とを連結する連結部材
では、苗のせ台の上下位置を変更することにより、植付
機構が苗のせ台の下端部から取り出す苗の量を変更する
ように構成する必要から、苗のせ台の上下位置の変更を
許す融通構造が連結部材に備えられていることが多い。
これに対して、植付機構による苗のせ台の下端部からの
苗の取り出しが過不足なく行われるようにする必要か
ら、苗のせ台の往復移動方向において、苗のせ台と送り
部材とを連結部材を介して精度良く連結しておかなけれ
ばならない。
【0007】従って、前述のように苗のせ台の往復移動
のストロークエンドで、被駆動部材の部分に苗のせ台の
上方側へのモーメントが発生し、このモーメントが苗の
せ台と送り部材とを連結する連結部材に掛かると、モー
メントにより連結部材が捩じられるような状態になるこ
とが考えられる。このように苗のせ台が往復移動のスト
ロークエンドに達する毎に、モーメントにより連結部材
が捩じられるような状態が繰り返されると、連結部材に
おける苗のせ台の往復移動方向で連結精度が低下するこ
とが考えられる。本発明は苗植付装置において、苗のせ
台と送り部材とを連結する連結部材における苗のせ台の
往復移動方向での連結精度の低下を、防止することを目
的としており、苗のせ台の往復移動が円滑に行われるよ
うに構成することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は苗植付装
置において、次のように構成することにある。 [1]回転駆動される横送り軸を備えて、横送り軸の回
転に伴い横送り軸に沿って所定のストロークで往復移動
される送り部材を、横送り軸に取り付け、苗のせ台と送
り部材とを連結部材を介して連結して、横送り軸が回転
駆動されるのに伴い、送り部材及び連結部材を介して、
苗のせ台が所定のストロークで往復移動されるように構
成すると共に、苗のせ台の下方に苗を送る苗縦送りベル
トを苗のせ台に備え、苗縦送りベルトを回転駆動する被
駆動部材を、連結部材の下側で苗縦送りベルトの下部に
備え、且つ、上方位置から苗縦送りベルトの送り方向に
沿って下方を見た平面視で、連結部材の近傍に位置する
ように配置して、苗のせ台が往復移動のストロークエン
ドに達すると、駆動部材によって被駆動部材が苗のせ台
の上方側に駆動され、苗縦送りベルトが回転駆動され
て、苗のせ台に載置された苗が下方に送られるように構
成してある。
【0009】[2]回転駆動される横送り軸を備えて、
横送り軸の回転に伴い横送り軸に沿って所定のストロー
クで往復移動される送り部材を、横送り軸に取り付け、
苗のせ台と送り部材とを連結部材を介して連結して、横
送り軸が回転駆動されるのに伴い、送り部材及び連結部
材を介して、苗のせ台が所定のストロークで往復移動さ
れるように構成すると共に、苗のせ台の下方に苗を送る
苗縦送りベルトを苗のせ台に備え、苗縦送りベルトを回
転駆動する被駆動部材を、連結部材の下側で苗縦送りベ
ルトの下部に備え、且つ、上方位置から苗縦送りベルト
の送り方向に沿って下方を見た平面視で、連結部材に重
なるように配置して、苗のせ台が往復移動のストローク
エンドに達すると、駆動部材によって被駆動部材が苗の
せ台の上方側に駆動され、苗縦送りベルトが回転駆動さ
れて、苗のせ台に載置された苗が下方に送られるように
構成してある。
【0010】[3]前項[1]又は[2]の構成におい
て、連結部材の位置を苗縦送りベルトの上部と下部との
間に対応する位置に設定してある。
【0011】
【作用】[I]請求項1の特徴によると、苗のせ台の下
方に苗を送る苗縦送りベルトを回転駆動する被駆動部材
を、苗のせ台に備える場合、上方位置から苗縦送りベル
トの送り方向に沿って下方を見た平面視で、被駆動部材
を連結部材の近傍に位置するように配置している。
【0012】これにより、苗のせ台の往復移動のストロ
ークエンドで、駆動部材が被駆動部材を苗のせ台の上方
側に駆動した際、駆動部材から被駆動部材に掛かる駆動
力の方向の延長線の近傍に、連結部材が位置することに
なり、駆動部材から被駆動部材に掛かる駆動力の連結部
材に対する水平方向でのモーメントアームが小さなもの
となる。前述のように、駆動部材が被駆動部材を苗のせ
台の上方側に駆動した際、駆動部材から被駆動部材に掛
かる駆動力の連結部材に対する水平方向でのモーメント
アームが小さなものとなれば、連結部材を捩じろうとす
るモーメントも小さなものとなる。
【0013】[II]苗のせ台の往復移動のストローク
エンドで、駆動部材が被駆動部材を苗のせ台の上方側に
駆動する場合、充分な駆動力で駆動部材が被駆動部材を
苗のせ台の上方側に駆動するのに加えて、比較的短い時
間で駆動部材が被駆動部材を苗のせ台の上方側に駆動す
るので、駆動部材が被駆動部材を苗のせ台の上方側に駆
動する際に、ショックの発生することが考えられる。
【0014】この場合、苗の植付作業の進行に伴い苗の
せ台に載置された苗が消費されていく際に、苗縦送りベ
ルトにより苗のせ台に載置された苗が下方に送られてい
くので、苗のせ台の上部では苗が無くなっていくのに対
し、苗のせ台の下部には苗が常時存在する状態となって
おり(但し、苗のせ台から苗が完全に無くなってしまっ
た状態を除く)、苗のせ台の上部に対し苗のせ台の下部
の方が重い状態になっている。苗植付装置において苗の
せ台は大きなものであり、苗のせ台の上部及び下部がガ
イドレール等によって往復移動自在に支持されることが
多いので、苗のせ台の上下方向での中間部分に連結部材
が取り付けられることが多い。
【0015】これにより、請求項1の特徴によると、苗
縦送りベルトを回転駆動する被駆動部材が、連結部材の
下側で苗縦送りベルトの下部に備えられており、被駆動
部材が苗のせ台の下部に位置している状態となっている
ので、苗のせ台の往復移動のストロークエンドで、駆動
部材が被駆動部材を苗のせ台の上方側に駆動する際にシ
ョックが発生しようとしても、苗のせ台の下部の重量に
よって前述のショックが抑えられて、横送り軸及び送り
部材により苗のせ台の往復移動が円滑に行われる。
【0016】[III]請求項2の特徴によると、請求
項1の場合と同様に前項[I][II]に記載の「作
用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」
を備えている。請求項2の特徴によると、上方位置から
苗縦送りベルトの送り方向に沿って下方を見た平面視
で、被駆動部材を連結部材に重なるように配置している
ので、駆動部材から被駆動部材に掛かる駆動力の連結部
材に対する水平方向でのモーメントアームが、さらに小
さなものとなり、連結部材を捩じろうとするモーメント
もさらに小さなものとなる。
【0017】[IV]請求項3の特徴によると、請求項
1又は2の場合と同様に前項[I][II][III]
に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のよ
うな「作用」を備えている。苗縦送りベルトを回転駆動
する被駆動部材が、連結部材の下側で苗縦送りベルトの
下部に備えられた状態において、請求項3の特徴による
と、連結部材の位置が苗縦送りベルトの上部と下部との
間に対応する位置に設定されており、連結部材と被駆動
部材とが比較的接近した状態になっている。
【0018】これによって、前項[I][III]に記
載のように、駆動部材から被駆動部材に掛かる駆動力の
連結部材に対する水平方向でのモーメントアームが小さ
なものになるのに加えて、連結部材と被駆動部材とを結
ぶ上下方向でのモーメントアームも短いものになってい
る。従って、連結部材と被駆動部材とを結ぶ上下方向で
のモーメントアームに基づくモーメントが、連結部材に
対して発生したとしても、このモーメントを小さなもの
に抑えることができる。
【0019】
【発明の効果】請求項1の特徴によると、苗のせ台の往
復移動のストロークエンドで、駆動部材が被駆動部材を
苗のせ台の上方側に駆動した際、苗のせ台と送り部材と
を連結する連結部材を捩じろうとするモーメントを、小
さなものに抑えることができるようになり、連結部材に
おける苗のせ台の往復移動方向での連結精度が、前述の
モーメントによって低下させられる状態を避けることが
できるようになって、横送り軸及び送り部材により安定
して精度良く苗のせ台の往復移動を行うことができるよ
うになり、苗植付装置の植付性能を向上させることがで
きた。
【0020】請求項1の特徴によると、苗縦送りベルト
により苗のせ台に載置された苗が下方に送られていくこ
とで、苗のせ台の上部よりも苗のせ台の下部の方が重い
状態になっていることを利用して、苗縦送りベルトを回
転駆動する被駆動部材が連結部材の下側で苗縦送りベル
トの下部に備えられ、被駆動部材が苗のせ台の下部に位
置するように構成することによって、駆動部材が被駆動
部材を苗のせ台の上方側に駆動する際のショックが抑え
られて、横送り軸及び送り部材による苗のせ台の往復移
動が円滑に行われるようになり、苗植付装置の植付性能
を向上させることができた。
【0021】請求項2の特徴によると、請求項1の場合
と同様に前述の請求項1の「発明の効果」を備えてお
り、この「発明の効果」に加えて以下のような「発明の
効果」を備えている。請求項2の特徴によると、苗のせ
台と送り部材とを連結する連結部材を捩じろうとするモ
ーメントを、さらに小さなものに抑えることができるよ
うになるのであり、横送り軸及び送り部材により安定し
て精度良く苗のせ台の往復移動を行うことができるよう
になり、苗植付装置の植付性能を向上させることができ
た。
【0022】請求項3の特徴によると、請求項1又は2
の場合と同様に前述の請求項1又は2の「発明の効果」
を備えており、この「発明の効果」に加えて以下のよう
な「発明の効果」を備えている。請求項3の特徴のよう
に、連結部材の位置を苗縦送りベルトの上部と下部との
間に対応する位置に設定することにより、駆動部材から
被駆動部材に掛かる駆動力の連結部材に対する水平方向
でのモーメントアームに加えて、連結部材と被駆動部材
とを結ぶ上下方向でのモーメントアームも短いものにす
ることができて、連結部材と被駆動部材とを結ぶ上下方
向でのモーメントアームに基づくモーメントが、連結部
材に対して発生したとしても、このモーメントを小さな
ものに抑えることができるようになった。これにより、
連結部材における苗のせ台の往復移動方向での連結精度
が、前述のモーメントによって低下させられる状態を避
けることができるようになって、横送り軸及び送り部材
により安定して精度良く苗のせ台の往復移動を行うこと
ができるようになり、苗植付装置の植付性能を向上させ
ることができた。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。図1に苗植付装置Aを示している。苗植付装置A
は、植付用の苗を載置して所定のストロークで左右に往
復移動する苗のせ台1、苗のせ台1の下端部から一株ず
つ苗を取り出して植え付ける5個の植付機構2、3個の
整地フロート3等を備えて構成されており、乗用型の走
行機体(図外)の後部にリンク機構4を介して昇降自在
に連結されている。
【0024】図4に示すように苗のせ台1は下部に、苗
のせ台1が往復移動のストロークエンドに到達したとき
に苗を下方に間欠的に送る苗縦送りベルト5と、苗の残
量を検出する苗残量検出センサ6とを備えている。図1
に示すように苗のせ台1は、背面の上下方向の中間部
が、植付ミッションケースMから延出された苗のせ台支
持フレーム7の上端に、苗のせ台1の摺動フレーム8を
介してスライド自在に支持されており、苗のせ台1の下
部側が、植付ミッションケースMの横側壁から突出した
横送り用の螺軸15に連結具25を介して支持されてい
る。
【0025】次に、植付ミッションケースMの構造につ
いて説明する。図5に示すように、フィードケース9の
下方に角パイプ形のメインフレーム10をボルト連結
し、メインフレーム10の後部に所定間隔を置いて、3
個の植付ケース11を後方に向けて片持ち状にボルト連
結して構成されている。
【0026】図7に示すように、フィードケース9に動
力取出軸12を介して走行機体側から動力が伝達される
ように構成されており、動力取出軸12の前後向きの動
力を横向きの入力軸13に伝達して、入力軸13から4
段変速可能なギヤ変速装置14を介して、苗のせ台1の
横送り用の螺軸15を駆動し、入力軸13から苗のせ台
3の苗縦送りベルト5を間欠的に駆動する縦送り駆動軸
16を駆動して、縦送り駆動軸16から伝動チェーン1
7を介して、植付ケース11への横向きの出力軸18を
駆動するように構成されている。
【0027】図5に示すように出力軸18により、植付
ケース11の横向きの入力軸20を連結する横向きの連
結軸19を駆動して、植付ケース11の入力軸20に装
着された各条クラッチ21及び伝動チェーンを介して、
植付ケース11に装着された植付機構2の回転ケース2
aが駆動可能に構成されている。
【0028】図6に示すように、苗のせ台1の横送り用
の螺軸15はフィードケース9の横一側から突出する状
態で設けられており、螺軸15の突出端部をメインフレ
ーム10から上方に突出したブラケット23を介して支
持して、螺軸15の左右両側を、メインフレーム10に
固定連結したフィードケース9とブラケット23とによ
り支持している。
【0029】図6に示すように、螺軸15の外周面に往
復螺旋溝15aが形成され、往復螺旋溝15aに係合す
るコマ部材24が外嵌されて、コマ部材24が連結具2
5を介して苗のせ台1に連結されており、図1に示すよ
うに後述する苗縦送りベルト5の上部と下部との間に対
応する苗のせ台1の部分に、連結具25が連結されてい
る。これにより、螺軸15を回動駆動することで苗のせ
台1が往復移動されるように構成されている。
【0030】図6に示すように、縦送り駆動軸16の外
方側の延出端部が、メインフレーム10から立設したブ
ラケット26により支持されており、苗のせ台1の往復
移動のストロークエンドにおいて、図1及び図6に示す
ように苗縦送りベルト5の下部に備えられた作動アーム
27に、縦送り駆動軸16に設けた回転カム16aが接
当作用して、苗縦送りベルト5が送り作動するように構
成されている。この場合、図1及び図6に示すように、
上方位置から苗縦送りベルト5の送り方向に沿って下方
を見た平面視で、連結具25の近傍に作動アーム27が
位置するように構成されている(又は、連結具25に重
なるように作動アーム27が構成されている)。
【0031】図2及び図3に示すように、苗のせ台1の
上下方向の中間部を支持する左右一対の苗のせ台支持フ
レーム7の上端部が、横フレーム7aを介して補強連結
されており、横フレーム7aに、複数の植付機構2を植
付条毎に駆動する各条クラッチ21に対する3本のクラ
ッチレバー28、及び苗残量検出センサ6に対するコン
トロールボックス29が装着されている。苗のせ台1を
カバーの一部とする状態でクラッチレバー28やコント
ロールボックス29の全体を覆う横軸芯X周りで揺動開
閉自在なプラスチック製のカバー30が、横フレーム7
aに装着されている。
【0032】図7に示すように、苗のせ台1の往復移動
速度を変更して苗取量を変更する4段変速可能なギヤ変
速装置14は、ギヤ全体がスライド操作されるように構
成され、駆動側4枚ギヤ14aの内の1枚のみが入力軸
13のキー13aに対して択一的に咬合可能に構成され
ている。ギヤ変速装置14は、苗のせ台1が往復移動の
ストロークエンドに到達したときにのみ変速できるよう
に、苗のせ台1が往復移動のストロークエンドに到達し
たときに、駆動側4枚ギヤ14aのキー溝が一直線状に
並ぶようにギヤ比が設定されている。
【0033】[別実施例]前述の実施例では、苗残量検
出センサ6に対するコントロールボックス29について
説明したが、コントロールボックス29は施肥装置を備
えた苗植付装置の場合には、施肥装置に対するコントロ
ールボックス29であっても良い。
【0034】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】苗植付装置の全体側面図
【図2】苗のせ台の背面図
【図3】カバーの斜視図
【図4】苗のせ台の正面図
【図5】苗植付装置の伝動系の概略図
【図6】苗のせ台、横送り用の螺軸及び縦送り駆動軸の
連動関係を示す断面図
【図7】フィードケースの伝動系を示す断面図
【符号の説明】 1 苗のせ台 5 苗縦送りベルト 15 横送り軸 16a 駆動部材 24 送り部材 25 連結部材 27 被駆動部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動される横送り軸(15)を備え
    て、前記横送り軸(15)の回転に伴い前記横送り軸
    (15)に沿って所定のストロークで往復移動される送
    り部材(24)を、前記横送り軸(15)に取り付け、
    苗のせ台(1)と前記送り部材(24)とを連結部材
    (25)を介して連結して、 前記横送り軸(15)が回転駆動されるのに伴い、前記
    送り部材(24)及び連結部材(25)を介して、前記
    苗のせ台(1)が所定のストロークで往復移動されるよ
    うに構成すると共に、 前記苗のせ台(1)の下方に苗を送る苗縦送りベルト
    (5)を前記苗のせ台(1)に備え、前記苗縦送りベル
    ト(5)を回転駆動する被駆動部材(27)を、前記連
    結部材(25)の下側で前記苗縦送りベルト(5)の下
    部に備え、且つ、上方位置から前記苗縦送りベルト
    (5)の送り方向に沿って下方を見た平面視で、前記連
    結部材(25)の近傍に位置するように配置して、 前記苗のせ台(1)が往復移動のストロークエンドに達
    すると、駆動部材(16a)によって前記被駆動部材
    (27)が前記苗のせ台(1)の上方側に駆動され、前
    記苗縦送りベルト(5)が回転駆動されて、前記苗のせ
    台(1)に載置された苗が下方に送られるように構成し
    てある苗植付装置。
  2. 【請求項2】 回転駆動される横送り軸(15)を備え
    て、前記横送り軸(15)の回転に伴い前記横送り軸
    (15)に沿って所定のストロークで往復移動される送
    り部材(24)を、前記横送り軸(15)に取り付け、
    苗のせ台(1)と前記送り部材(24)とを連結部材
    (25)を介して連結して、 前記横送り軸(15)が回転駆動されるのに伴い、前記
    送り部材(24)及び連結部材(25)を介して、前記
    苗のせ台(1)が所定のストロークで往復移動されるよ
    うに構成すると共に、 前記苗のせ台(1)の下方に苗を送る苗縦送りベルト
    (5)を前記苗のせ台(1)に備え、前記苗縦送りベル
    ト(5)を回転駆動する被駆動部材(27)を、前記連
    結部材(25)の下側で前記苗縦送りベルト(5)の下
    部に備え、且つ、上方位置から前記苗縦送りベルト
    (5)の送り方向に沿って下方を見た平面視で、前記連
    結部材(25)に重なるように配置して、 前記苗のせ台(1)が往復移動のストロークエンドに達
    すると、駆動部材(16a)によって前記被駆動部材
    (27)が前記苗のせ台(1)の上方側に駆動され、前
    記苗縦送りベルト(5)が回転駆動されて、前記苗のせ
    台(1)に載置された苗が下方に送られるように構成し
    てある苗植付装置。
  3. 【請求項3】 前記連結部材(25)の位置を、前記苗
    縦送りベルト(5)の上部と下部との間に対応する位置
    に設定してある請求項1又は2に記載の苗植付装置。
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