JPH08181639A - 多チャネル音声通信会議用反響消去方法 - Google Patents
多チャネル音声通信会議用反響消去方法Info
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Abstract
去の受話信号の相互相関に対する現在の受話信号間の相
互相関の変動成分を抽出し、この変動成分を修正ベクト
ルとし、この修正ベクトルを用いて各反響路のインパル
ス応答の推定を逐次修正する。この発明の第2の方法は
受話信号の相互相関を、能動的に変動させる機能を付加
し、この相互相関の変動が付加された受話信号を疑似反
響路ベクトルの修正ベルトルの導出に利用する。
Description
有する通信会議システムにおいて、ハウリングの原因お
よび聴覚上の障害となる室内反響信号を消去する多チャ
ネル音声通信会議用反響消去方法に関するものである。
通話システムを提供するために、反響消去装置がある。
まず、1チャネル用の反響消去装置について、その反響
消去方法および装置構成を図3を参照して説明する。拡
声通話において、受話端子11に相手の発話等で得られ
る受話信号は、そのままスピーカ(再生器)12から再
生される場合と、スピーカ12へ送る前に、受話信号の
振幅やパワー等の大きさに応じて自動的に利得を調節す
る受話信号加工部13が挿入され、受話信号に何らかの
加工が施された後に、スピーカ12から再生される場合
とがある。このため、この明細書で受話信号x1(k)と
は、相手からの受話信号そのものとは限らず、受話信号
加工部13が挿入されたときは、加工された後の受話信
号を指すものとする。kは離散時間を表す。反響消去装
置14は、受話信号x1(k)がスピーカ12から反響路
15を経て、マイクロホン(集音器)16に集音されて
得られる反響信号y 1(k)を消去する。ここで、反響信
号y1(k)は、時刻kにおける反響路15のインパルス
応答をh11(k,n)として、 y1(k)=Σh11(k,n)x1(k−n) (1)Σ はn=0からL−1まで のような畳み込み演算で得られるものとモデル化でき
る。Lはタップ数で、反響路15の残響時間に対応させ
て、あらかじめ設定しておく定数である。まず、受話信
号蓄積・ベクトル生成部17において、受話信号x
1(k)をL−1時刻過去のものまで蓄積しておく。蓄積
された信号は、受話信号ベクトルx1(k)、すなわち x1(k)=[x1(k),x1(k−1),…, x1(k−L+1)]T (2) として出力される。但し、*T はベクトルの転置を表
す。擬似反響信号生成部18では、式(2)の受話信号
ベクトルx1(k)と、反響路推定部19から得られる
擬似反響ベクトルh^11(k)との内積演算 y^1(k)=h^11 T (k)x1(k) (3) を行ない、その結果として、擬似反響信号y^1(k)を
生成する。この内積演算は、式(1)のような畳み込み
演算と等価である。反響路推定部19では、擬似反響信
号生成部18で用いる擬似反響路ベクトルh^
11(k)を生成する。この反響路推定に用いる最も一般
的なアルゴリズムは、NLMSアルゴリズム(学習同定
法)である。NLMSアルゴリズムでは、時刻kにおけ
る受話信号ベクトルx1(k)と、残留反響信号e
1(k)、すなわち差回路21でマイクロホン16の出力
y1(k)から擬似反響信号y^1(k)を差し引いた。
h^11(k+1)を次式のように求める。h ^11(k+1) =h^11(k) +αe1(k)x1(k)/(x1 T (k) x1(k)) (5) 但し、αはステップサイズパラメータと呼ばれ0<α<
2の範囲で適応動作の調整に用いる。以上のような処理
を繰り返すことにより、反響路推定部19では、次第に
擬似反響路ベクトルh^11(k)を、真の反響路15
のインパルス応答h11(k,n)の時系列を各要素とし
て持つ反響路ベクトルh11(k)、すなわち h11(k) =[h11(k,0),h11(k,1),…, h11(k,L-1)]T (6) と一致させることが可能となり、その結果式(4)の残
留反響信号e1 (k)を小さくすることができる。
(>1)チャネルの集音系とで構成される通信会議シス
テムの場合の反響の消去は、図4に示すような構成によ
り行われる。すなわち再生側の全Nチャネルと集音側の
各1チャネルとの間にN入力1出力時系列信号を処理す
るNチャネル反響消去装置221,222,…,22M をそ
れぞれ接続した反響消去システム23として実現され
る。この場合システム全体でN×M個の反響路15
nm(1<n<N,1<m<M)が存在する。このシステ
ムの構成単位である再生側の全Nチャネルと集音側の各
1チャネルとの間に接続されるNチャネル反響消去装置
221,222,…,22M については、図3に示した反響
消去装置14の構成を拡張して、図5に示すように構成
される。これは例えば電子情報通信学会論文誌 '86/
10 Vol.J69−A No.10「多チャネル適
応ディジタルフィルタ」に詳しく述べられている。ここ
で、集音側が第m集音チャネル(1<m<M)に接続さ
れているNチャネル反響消去装置22m を考える。第m
チャネルの集音器16m で集音される反響信号は、各再
生チャネルの受話信号がそれぞれの反響路151m〜15
Nmを経て集音側で全て加算されることにより得られるた
めに、反響路推定をどの再生チャネルについても、統一
的に同じ1つの残留反響信号em (k)のみを評価して
行なうための工夫が必要となる。まず、各再生チャネル
の受話信号について、受話信号蓄積・ベクトル生成部
(171,172,…,17N )により、受話信号ベクトル x1(k)=[x1(k),x1(k−1),…, x1(k−L1 +1)]T (7) x2(k)=[x2(k),x2(k−1),…, x2(k−L2 +1)]T (8) : xN (k)=[xN (k),xN (k−1), …, xN (k−LN +1)]T (9) を生成する。但し、L1,L2,…,LN はタップ数で、各
反響路151m,152m,…,15Nmの残響時間に対応さ
せて、あらかじめ設定する定数である。これらのベクト
ルをベクトル結合部24によって、 x(k) =[x1 T (k),x2 T (k),…,xN T (k)]T (10) と結合する。また、反響路推定部19m においても、各
再生チャネルと第m集音チャネルとの間のN個の反響路
を模擬するための、各擬似反響路ベクトルh^ 1m(k),
h^2m(k),…,h^Nm(k) を結合して h^m (k) =[h^1m T (k),h^2m T (k),…,h^Nm T (k)]T (11) として扱う。擬似反響路結合ベクトルh^m (k) の更
新は、NLMSアルゴリズムを用いた場合、 h^m (k+1)=h^m (k)+αem (k) x(k) /(xT (k) x(k)) (12) のように行なわれる。擬似反響信号生成部18m では、
内積演算 y^m (k)=h^m T (k) x(k) (13) により、第m集音チャネルで集音された反響信号y
m (k)に対する擬似反響信号y^m (k)を生成す
る。このように、各チャネル毎のベクトルを結合して1
つのベクトルとして扱うことにより、基本的な処理の流
れは、図3に示した1チャネル反響消去装置と同様とな
る。
Mチャネルの集音系とで構成される通信会議システムに
用いられる従来の反響消去システムの欠点のうち、この
発明が解決しようとするものを、具体例に沿って説明す
る。図6に示すように、A地点とB地点との間におい
て、2チャネルで集音・再生を行なうステレオ音声会議
装置に従来の反響消去システムを適用した場合、B地点
側の反響路が全く変動しない場合においても、A地点側
で発話者が移動あるいは交替を行なう度にその発話に対
するB地点からの反響音が増大するという問題がある。
これは、B地点側の反響消去システムにおいて反響路推
定が正しく行なわれていないために起こる問題である。
点における反響消去システムの構成単位である2チャネ
ル反響消去装置のうちの1つである第1集音チャネルに
接続された装置22b1 の動作に注目する。以下では、
各再生チャネルの動作を明確化するために、従来技術の
項で用いた結合ベクトルの各再生チャネルについての要
素が明示された形で表記する。結合ベクトルを用いずに
各再生チャネル毎のベクトルで表記するB地点側におけ
る2チャネル受話信号ベクトルをx1(k)とx
2(k)とする。各再生チャネルに対する真の反響路15
11,1521の反響路ベクトルをh11(k),h
21(k) とすると、これら反響路1511,1521を経て
集音される反響信号y1(k)は、 y1(k)=h11 T (k) x1(k)+h21 T (k) x2(k)(14) と表される。一方、反響消去装置内で生成される擬似反
響信号y^1(k)は、装置内で生成される擬似反響路
h^11(k) とh^21(k) とを用いて、 y^1(k)=h^11 T (k) x1(k)+h^21 T (k) x2(k)(15) と得られる。A地点から一人の話者が発話した場合に
は、この受話信号ベクトルx1(k)とx2(k)との
間には、非常に強い相互相関がある。x1(k)とx
2(k)との間に、一定な強い相互相関がある場合には、 y^1(k)=y1(k) (16) の解としての結合ベクトル[h^11 T (k),h^21 T
(k)]は無数に存在し、x1(k)とx2(k)との相
互相関に固有な部分空間Hx を形成する。このため、
NLMSアルゴリズムのような一般的な逐次誤差最小化
アルゴリズムを用いた場合に、[h^11 T (k),h^
21 T (k)]は初期値から部分空間Hx までの距離が最小
となる点に収束し、一般に真値[h11 T (k),h21 T
(k)]には収束しない。
値p1,p2 と原信号ベクトルs(k) により、受話信号
ベクトルx1(k), x2(k)が、 x1(k)=p1 s(k) ,x2(k)=p2 s(k) (17) と表される場合を考える。[h^11 T (k),h^21 T
(k)]が存在し得る部分空間Hx は、 p1h^11(k)+p2h^21(k) =p1h11(k)+p2h21(k) (18) を満たす図7A中の直線のように見なすことができ、初
期値0から適応を開始した場合、収束点[h^11p T
(k),h^21p T (k)]は、 h^11p (k)=p1 2(h11(k)+p2h21(k)/p1)/(p1 2+p2 2) ≠h11(k) (19) h^21p (k)=p2 2(p1h11(k)/p2+h21(k))/(p1 2+p2 2)≠h21(k) (20) のように得られる。このため、スカラー値p1 とp2 と
の間の比が変動した時点で、式(18)は満足されなく
なるため、反響を消去できなくなり、反響が増大する。
ャネルの再生系とMチャネルの集音系とで構成される通
信会議システムに、従来の反響消去装置を適用した場合
は、各チャネルの受話信号間に相互相関がある場合に、
反響路の推定が正しく行なわれないため、受話信号間の
相互相関が変動する度に反響が増大する問題が生じる。
通信会議用反響消去システムにおいて、以上に挙げたよ
うな、問題を解決する多チャネル音声通信会議用の反響
消去方法を提供することにある。
方法には第1の方法と、第2の方法とがある。第1の方
法としては、残留反響信号と各チャネルの受話信号とか
ら修正ベクトルを求め、この修正ベクトルを用いて、各
反響路のインパルス応答の推定を逐次修正するが、この
発明では各チャネル間の過去の受話信号の相互相関に対
する現在の受話信号間の相互相関の変動成分を抽出し、
この変動成分を修正ベクトルとする。
関を、聴感上の違和感のない範囲で能動的に変動させる
機能を付加して、各再生器で音響信号を再生し、この相
互相関の変動が付加された受話信号を疑似反響路ベクト
ルの修正ベクトルの導出に利用する。以下に第1の方法
を具体的に説明する。このためまず、多チャネル受話信
号間の相互相関が変動した場合における、多チャネル反
響消去装置の反響路推定部の動作について考察する。
ネルステレオ受話信号x1 (k)とx2 (k)との
相互相関が変動した場合として、式(17)のp1 ,p
2 がそれらとは比関係の異なるq1 ,q2 に変化した例
を考える。まず、〔h^11 T (k),h^
21 T (k)〕は、式(19),(20)の〔h^11p
T (k),h^21p T (k)〕に収束する。次に、p
1 とp2 とがq1 とq2 に変化したとき、〔h^11p
T (k),h^21p T (k)〕を“初期値”として、
そこから最短距離にある〔h^11q T (k),h^
21q T (k)〕に収束する。この動作は、図7Bに示す
ように幾何学的に解釈される。ここで、収束点(h^
11q ,h^21q )は収束点(h^11p ,h^21p )から
直線h^11q1 +h^21q2 =h11q1 +h21q2 にお
ろした垂線の交点になる。従って図7Bにおけるフィル
タ係数誤差ベクトルep ,eq のノルムは、一般に‖e
p ‖>‖eq‖の関係にあることが自明である。このこ
とは、一般に、受話信号間の相互相関の変化の度に、フ
ィルタ係数誤差ベクトルのノルムが小さくなることを意
味している。つまり、多チャネル受話信号間の相互相関
の変動は、反響消去装置内において反響路推定が誤って
いる場合に、反響の増大をひき起こすが、無限回の変動
が繰り返された末には、反響路推定部における真の反響
路の推定を可能とする有効な情報であると捉えることが
できる。
チャネルの受話信号間の相互相関の変動の情報を抽出し
て利用する。従来装置の構成においては、各チャネル間
の受話信号ベクトルを結合して扱う。このため、各チャ
ネルの受話信号間の相互相関は、受話信号結合ベクトル
と過去の受話信号結合ベクトルとの相関関係である自己
相関の中に現れる。よって、各チャネルの受話信号につ
いて、相互相関の変動していない成分を除去して、相互
相関の変動した成分を抽出するためには、受話信号結合
ベクトルの自己相関を小さくする、つまり受話信号結合
ベクトルの自己相関を除去する手法を用いればよい。こ
のような手法として、1チャネル反響消去装置におい
て、射影アルゴリズム、RLSアルゴリズム、あるいは
線形予測を用いる方法等が提案されている。これらのう
ち、線形予測による手法は、音声信号を線形予測して、
その線形予測係数を用いて音声信号の自己相関を除去す
るものである。RLSアルゴリズムは、射影アルゴリズ
ムの特殊な場合とみなすことができる。そこで、この発
明では、最も現実的な手法の例として、射影アルゴリズ
ムを用いた場合における受話信号結合ベクトルの自己相
関除去手法を説明する。
関のある信号に対する収束速度を改善する手法として提
案されている。射影アルゴリズムの詳細は、文献「尾
関,梅田,“アフィン部分空間への直交射影を用いた適
応フィルタアルゴリズムとその諸性質”,電子情報通信
学会誌(A),J67−A,pp.126−132,
(昭59−2)」に記載されている。
去のp個の入力信号ベクトルx(k),x(k−
1),…,x(k−p+1)に対して正しい出力y
(k),y(k−1),…,y(k−p+1)を得るよ
うに擬似反響路ベクトルh^(k)を修正する。すな
わち、 xT (k)h^(k+1)=y(k) xT (k−1)h^(k+1)=y(k−1) (21) ・ ・ ・xT (k−p+1)h^(k+1)=y(k−p+1) を満足するh^(k+1)を求める。但し、x (k)=〔x(k),x(k−1),…,x(k−L+1)〕T (22) である。未知数の数(タップ数)Lより方程式の数pが
少ないとき、式(21)の連立方程式の解h^(k+
1)は不定となる。そこで、修正の大きさ‖h^(k
+1)−h^(k)‖が最小となるように修正を行な
う。p次の射影アルゴリズムは、h ^(k+1) =h^(k)+α [XT (k)]+ e(k) =h^(k)+αX(k)[XT (k) X(k)]-1e(k) =h^(k)+αX(k) β(k) =h^(k)+α [β1 x(k)+β2 x(k-1)+… +βp x(k-p+1)] (23) 但し、 X(k) = [x(k),x(k-1),…, x(k-p+1)] (24) e(k) = [e(k),(1-α)e(k-1),…,(1-α) p-1e(k-p+1)]T (25) e(k) = y(k) − y^(k) (26) y^(k) =h^T (k) x(k) (27) β(k) =〔β1 ,β2 ,…,βp 〕T (28)+ :一般化逆行列-1 :逆行列 と表される。β(k)はp元連立一次方程式 〔XT (k)X(k)〕β(k)=e(k) (29) の解である。式(23)の右辺第2項は修正ベクトルで
あり、修正ベクトルにより擬似反響路ベクトルが逐次更
新される。射影アルゴリズムには演算量の低減をはかっ
た高速算法がいくつか提案されており、それらの詳細は
特願平6−102418、特願平5−184742に記
載されている。また、負の時刻の入出力を零として、p
を無限大とした場合が、RLSアルゴリズムに対応す
る。
置で用いられているNLMSアルゴリズムによる場合と
射影アルゴリズムによる場合とで比較すると、NLMS
アルゴリズムによる式(12)では、h^(k)は入
力信号ベクトルx(k)の方向に更新される。一方、
射影アルゴリズムによる式(23)では、h^(k)
は式(23)の第4式右辺第2項以降を v(k) =β1 x(k) +β2 x(k-1) +…+βp x(k-p+1) (30) とおいて、このv(k)の方向、すなわち、入力信号
ベクトルx(k)から過去の入力信号ベクトルx
(k−1),…,x(k−p+1)の全てとの相関を
除去したベクトルの方向に更新される。つまり入力信号
中の過去の信号と同様のものをなるべく除去した信号と
v(k)がなるようにβ1 〜βp を決める、式(3
0)のベクトルv(k)は、x(k)が相互相関の
高い多チャネル信号ベクトルの結合ベクトルである場
合、各チャネル間の相互相関の変わらない成分は除去さ
れて、相互相関の変動成分が強調されたベクトルとな
る。
する。各チャネルの受話信号間の相互相関を能動的に変
動させる機能を付加して、各再生器で音響信号を再生
し、また、このようにして受話信号間の相互相関の変動
が付加された受話信号を疑似反響路ベクトルの修正ベク
トルの導出に利用する。各チャネルの受話信号間の相互
相関に変動付加する方法としては、フィルタ処理によ
る実現方法と、信号乗算処理による実現方法と、信
号加算処理による実現方法と、ピッチシフト処理によ
る実現方法とがある。以下、順に〜各実現方法を説
明する。
N (k)を、異なる時変特性をもつ時変フィルタに印
加、すなわち、これら時変フィルタのインパルス応答f
1(k),f2(k),…,fN (k),畳み込み演算を*
で表すとして、 x1(k)=f1(k)*x1(k) x2(k)=f2(k)*x2(k) x ̄N (k)=fN (k)*xN (k) (31) を満足するx ̄1(k),x ̄2(k),…,x ̄N (k)
に変換することにより、各チャネルの受話信号間の相互
相関への変動の付加を実現する。
N (k)を、異なる関数g 1(k),g2(k),…,gN
(k)と乗算、すなわち、 x ̄1(k)=g1(k)・x1(k) x ̄2(k)=g2(k)・x2(k) ・ ・ ・ (32) x ̄N (k)=gN (k)・xN (k) を満足するx ̄1(k),x ̄2(k),…,x ̄N (k)
に変換することにより、各チャネルの受話信号間の相互
相関への変動の付加を実現する。
N (k)を、異なる関数n 1(k),n2(k),…,nN
(k)と加算、すなわち、 x ̄1(k)=x1(k)+n1(k) x ̄2(k)=x2(k)+n2(k) ・ ・ ・ (33) x ̄N (k)=xN (k)+nN (k) を満足するx ̄1(k),x ̄2(k),…,x ̄N (k)
に変換することにより、各チャネルの受話信号間の相互
相関への変動の付加を実現する。
N (k)を、各受話信号の周波数特性について、各チャ
ネルごとに異なる時変の周波数伸縮処理、すなわち、ピ
ッチシフト処理することにより得られるx ̄1(k),x
 ̄2(k),…,x ̄ N (k)に変換することにより、各
チャネルの受話信号間の相互相関への変動の付加を実現
する。
示す。図5と対応する部分に同一符号を付けてある。こ
の発明では各反響消去装置221 〜22m に相互相関変
動成分抽出部31を設ける。相互相関変動成分抽出部3
1に各チャネルの受話信号と残留反響信号とを入力し、
修正ベクトルを生成する。
己相関の除去を射影アルゴリズムを用いて行なうことに
より受話信号の相互相関の変動を検出して、修正ベクト
ルを得る。つまり、相互相関変動成分抽出部31では、
受話信号結合ベクトルx(k)と残留反響信号e
m (k)の情報を蓄積し、式(29)に対応する [XT (K)X(k)]β(k)=em (k) (34) を解いてβ(k)を求め、式(30)より自己相関除去
ベクトル、つまり修正ベクトルv(k)を生成する。
修正部32では、現在の推定反響路ベクトルh^
m (k)に対し、修正ベクトルv(k)を用いて式
(23),(30)より、h ^m (k+1)=h^m (k)+αv(k) (35) を演算して擬似反響路結合ベクトルh^m (k)を更
新し、これを擬似反響信号生成部18mへ出力する。
ネル受話信号ベクトル間の相互相関の変動成分が抽出さ
れ、前記各受話信号ベクトル間の相互相関の変動成分が
強調された新たな多チャネル信号ベクトルが得られ、こ
の多チャネル信号ベクトルを修正部32に与えるように
したため、真の反響路の推定速度を速めることができ
る。
す。図4と対応する部分に同一符号を付けてある。この
発明では、相互相関変動付加部24が設けられる。相互
相関変動付加部24で、各チャネルの受話信号x
1(k),x2(k),…,xN (k)は、それらの相互相
関の変動を能動的に付加されて、x ̄1(k),x ̄
2(k),…,x ̄N (k)に変換され、これらx ̄
1(k),x ̄2(k),…,x ̄N (k)を、スピーカ1
21 ,122 ,…,12N から再生するとともに、反響
消去システム23への入力とする。
は、変換された受話信号x ̄1(k),x ̄2(k),…,
x ̄N (k)が音響信号として再生されるときに、聴覚
上の品質が損なわれないように注意する必要がある。そ
こで、以下に相互相関変動付加部24の実現において前
節で述べた方法の具体例を挙げる。 フィルタ処理による実現の具体例 各チャネルの受話信号x1(k),x2(k),…,x
N (k)を、異なる時変特性をもつ時変フィルタのイン
パルス応答f1(k),f2(k),…,fN (k)を用い
て、式(31)を満足するx ̄1(k),x ̄2(k),
…,x ̄N (k)に変換する場合の、時変フィルタの構
成例を示す。人の聴覚による音声知覚においては、主と
して振幅情報が重要であり、位相情報は余り重要はでな
いと言われており、このことは、例えば文献「古井,
“ディジタル音声処理”,東海大学出版会」で述べられ
ている。そこで、入力信号の周波数に対して振幅特性が
平坦な特性を保つように、時変フィルタを実現すれば、
聴覚的にフィルタ処理による影響が小さくなると考えら
れる。
達関数をもつIIRフィルタがある。このフィルタの伝
達関数F(z)は、次数をKとして、 F(z) =A{z-k−a1 z-(K-1)+…(-1)K-1 ak-1 z-1+(-1)K aK }/ {1−a1 z-1+…(-1)K-1 aK-1 z-(K-1)+(-1)K aK z-K} (36) と一般に表すことができる。標本化間隔をT,角周波数
をωとすると、振幅特性
定められても分母と分子で相殺し合い、ωによらない一
定利得Aをとる。一方、位相特性はフィルタ係数a1 ,
a2 ,…,aM により異なる。このa1 ,a2 ,…,a
M を時間とともに変化させた場合には、時変の位相特性
を有することになるが、振幅特性への影響はない。
2次の全域通過フィルタを考える。2次の全域通過フィ
ルタの構成は、例えば文献「辻井,“ディジタル信号処
理の基礎”,電子情報通信学会」に詳しく述べられてい
る。式(36)について、簡単のため利得A=1とする
と、2次の全域通過伝達関数F(z)は、 F(z) =(z-2−a1 z-1+a2 )/(1−a1 z-1+a2 z-2) (37) となる。この伝達関数をもとに、ラチス型で構成する
と、図10に示す通りとなり、式(37)の係数は a1 =−r(1+r2 ) (38) a2 =r2 (39) と置き換えられ F(z) ={z-2+r1(1+r2)z-1+r2 }/{1+r1(1+r2)z-1+r2 z-2} (40) と表される。本発明において、このようなラチス型で構
成する利点は、r1,r2が独立に意味をもつパラメータ
として扱えることにある。式(40)のF(z)の群遅
延特性がピークを持つ場合、ピーク周波数はほぼr1 の
みに依存して決まり、ピークの急峻さはほぼr2 のみに
依存して決まる。つまり、フィルタ係数を時間とともに
変化させる場合、すべての係数を変化させなくとも、例
えば、群遅延特性のピーク周波数に対応したr1 を再生
チャネルごとに異なる変化をさせるだけで、効果的な時
変特性を得ることができ、構成が簡単になる。これらの
時変特性をチャネルごとに異なるものとすれば、もとの
多チャネル受話信号に対して、それらの間の相互相関を
変動させる効果がある。
N (k)を、異なる関数g 1(k),g2(k),…,gN
(k)と乗算して、式(32)を満足するx ̄1(k),
x ̄2(k),…,x ̄N (k)に変換する場合の、関数
g1(k),g2(k),…,gN (k)の例を示す。
g2(k),…,gN (k)が正負の値をとる場合には、
その変動の大きさによらず受話信号の品質は大幅に劣化
すると考えられる。そこで、関数g1(k),g2(k),
…,gN (k)は、常に正、あるいは常に負の値のみを
とり、また、変動の幅も制限されていることが望まし
い。
N (k)が以下のような形である場合を考える。最大振
幅が1に正規化された異なる関数w1(k),w2(k),
…,wN (k)と、スカラー値k1 ,k2 ,…,k
N (0<‖k1 ‖,‖k2 ‖,…,‖kN ‖<1),お
よび利得係数A1 ,A2 ,…,AN を用いて、g
1(k),g2(k),…,gN (k)を、 g1(k)=A1(1+k1 ω1(k)) g2(k)=A2(1+k2 ω2(k)) ・ ・ ・ (41) gN (k)=AN (1+kN ωN (k)) と表す。また任意の時刻kにおいて、−1<k1 ω
1(k),k2 ω2(k),…,kN wN (k)<1が成り
立つから、g1(k),g2(k),…,gN (k)の値の
符号はそれぞれ一定である。聴覚的なバランスを考えれ
ば、利得係数A1 ,A 2 ,…,AN の値はすべて等しい
か、あるいは少なくとも同符号の値であることが望まし
く、この場合、g1(k),g2(k),…,gN (k)は
すべて同符号の値を取る。また、スカラー値k1 ,
k2 ,…,kN の値により、処理後の信号の歪み量を調
節することができる。
(41)とは別に、 g1(k)=A1 cos(ω1(k)・k+φ1 ) g2(k)=A2 cos(ω2(k)・k+φ2 ) ・ ・ ・ (42) gN (k)=AN cos(ωN (k) ・k+φN ) として、各チャネルごとに異なる時変特性をもち、ある
変動幅の中で変化する関数ω1(k),ω2(k),…,ω
N (k) によって、受話信号x1(k),x2(k),…,xN
(k)の周波数特性をシフトさせることにより、もとの
多チャネル受話信号に対して、相互相関の変動付加を実
現することもできる。
N (k)を、異なる関数n1(k),n2(k),…,nN
(k)と加算して、式(33)を満足するx ̄1(k),
x ̄2(k),…,x ̄N (k)に変換する場合の、関数
n1(k),n2(k),…,nN (k)の例を示す。
は、聴覚的な影響を考慮すると、各チャネルの受話信号
x1(k),x2(k),…,xN (k)と比べて、振幅値が
適度に小さいことが望ましい。そこで、例えば、各チャ
ネルの受話信号x1(k),x 2(k),…,xN (k)の振
幅の定格値をAr として、最大振幅がこのAr となるよ
うに規格化された異なる関数nr1(k),nr2(k),
…,n2N(k)に対して、スカラー値λ1 ,λ2 ,…,
λN を掛けることにより、n1(k),n2(k),…,n
N (k)を、 n1(k)=λ1 nr1(k) n2(k)=λ2 nr2(k) ・ ・ ・ (43) nN (k) =λN nrN(k) と表す。スカラー値λ1,λ2 ,…,λN の値により、受
話信号x1(k),x2(k),…,xN (k)に加える信号の
大きさを定格値Ar からどの程度小さくするのかを決定
できる。
N (k)を、各受話信号の周波数特性について、各チャ
ネルごとに異なる時変の周波数伸縮処理、すなわち、ピ
ッチシフト処理することにより得られるx ̄1(k),x
 ̄2(k),…,x ̄N(k)に変換するための実施例を
示す。
に、時間伸縮をともない、結局、時間領域で処理するこ
とが可能であるが、時間軸を縮小させれば、もとの信号
が占めていた占有時間と等しくするための補間処理が必
要となり、逆に時間軸を伸長させれば、もとの信号より
も占有時間が長くなるため間引き処理が必要となる。こ
れらの補間・間引き処理は、無音区間を検出するなどし
て、その無音区間を引き延ばしたり、削除することによ
り実現できる。
チャネルの伝送系と、多チャネルの集音・再生系を持つ
端末装置とを用いることにより、双方の音響空間情報の
伝達を可能とする臨場感の高い音声通信を実現する際に
反響を消去するために適用することができる。
間を2チャネルの伝送系で結び、2チャネルの集音・再
生系を持つ端末装置を用いて、ステレオ音声通信を行な
う場合を考える。例えば、A地点から複数の異なる話者
が一人ずつそれぞれの席から発話した場合に,集音され
るステレオ音声信号には、それぞれの発話者と2本のマ
イクロホンの位置関係に依存した相互相関がある。それ
らの音声信号がB地点側において再生されるとき、従来
の反響消去装置を用いた場合では、反響路推定がステレ
オ信号の相互相関に依存して誤るため、話者の交替の度
にA地点側に大きな反響が戻ってしまう。ところが、こ
の発明の反響消去方法を用いた場合、話者の交替による
ステレオ再生信号の相互相関の変動を抽出して、反響路
推定の誤りを修正するため、話者の交替の度に起きてい
た反響の増大を低減できる。また、人間の発話音声を複
数のマイクロホンによって集音するとき、固定した位置
から発話した場合でも、集音された多チャネル音声信号
の相互相関は微妙に変動している。この発明方法では、
このような信号間の相互相関の微妙な変動をも有効に利
用できる。
をステレオ集音した信号を受話信号として用いた計算機
シミュレーション結果であり、従来方法とこの発明方法
とにおいて、反響路推定部で生成された擬似反響路結合
ベクトルと真の反響路結合ベクトルとの誤差ベクトルの
大きさを比較したものである。ここで、この発明方法の
相互相関変動成分抽出には、2次の射影アルゴリズムを
用いている。この結果より、この発明方法が信号間の相
互相関の微妙な変動をも捉え、反響路推定の誤りを修正
できることが分かる。この発明ではチャネル間の微妙な
変動を過去のデータを利用することにより、有効にとら
えることにより、行なわれていると言える。
合の擬似反響路ベクトルの収束の様子を射影アルゴリズ
ムの次数をパラメータとして示す。タップ数を500+
500、ステップサイズα=0.5とした場合である。
この図からもこの発明が有効であることが理解される。
ステレオ再生装置を有する端末において、図6に示した
ように相手側で2チャネル集音されたステレオ信号を受
信してそのまま再生する方法の他に、多地点間通信等で
は、対地毎の受話信号を受信側で任意に音像定位処理す
ることにより、受話環境を快適にする方法が考えられて
いる。この発明方法は、このような多地点間通信用端末
にも適用可能である。図8は、4地点間通信の構成を示
したものである。各地点において、集音は1チャネル
(モノラル)である。いま、D地点を例にとって説明す
る。D地点において、A、B、C地点からの受話信号に
ついて、それぞれ右、中央、左に定位するように音像定
位処理を受話信号に処理部13dで施すことにより、新
たな2チャネルステレオ受話信号を生成して2チャネル
のステレオ再生を行なうものとする。この場合において
も、この発明方法を用いることにより、先の場合と同様
に、異なる対地の話者へ話者交替するとき等に、ステレ
オ受話信号の相互相関の変動を抽出して、反響路推定の
誤りを修正するため、従来方法を用いた場合よりも反響
の増大を低減できる。
音声を1本のマイクロホンにより集音した後、計算機上
で2系統の異なる時不変フィルタにそれぞれ通過させる
ことにより得られた2チャネル信号を受話信号として用
いた。つまり、受話信号間の相互相関が一定の場合であ
り、この場合は、受話信号間の相互相関の変動抽出・利
用をしようにも、受話信号間の相互相関の変動そのもの
がないため、従来法と比較しても、反響路推定は停滞し
て改善されない。
適用すれば、受話信号間の相互相関は常に変動すること
になり、反響路推定が停滞することがなくなる。このと
きの構成は、図9と同じであるが、Nチャネル反響消去
装置221 ,222 ,…,22M の構成は図1のように
なる。図12に示す計算機シミュレーション結果は、図
11で用いたのと同じ受話信号、すなわち、チャネル間
の相互相関が一定なステレオ音声信号に対して、相互相
関の変動を付加した場合と、付加しなかった場合とにお
ける受話信号の相互相関の変動成分を抽出・利用する方
法の真の反響路と疑似反響路との誤差を時間経過ととも
に描いたものである。相互相関の変動を付加しなかった
場合のデータは、図11からの再掲であり、真の反響路
への収束は停滞している。一方、相互相関の変動を付加
した場合には、これが停滞することなく、図2Aと同様
な良好な結果が得られている。また、このときのステレ
オ(2チャネル)信号への相互相関の変動の付加は、式
(32)に示す信号乗算処理により実現し、g1(k),
g2(k)は、 g1(k)=1+0.05・ω(k) (44) g2(k)=1−0.05・ω(k) (45) とし、但し、ω(k)は、最大振幅が1の白色雑音信号
である。
ャネル以上の集音系で構成される通信会議システムに、
従来の反響消去方法を適用した場合、各チャネルの受話
信号間に相互相関がある場合に、疑似反響路の推定が正
しく行われないため、受話信号間に相互相関が変動する
度に反響が増大する問題が生じていた。この発明の第1
の方法においては、受話信号間の相互相関の変動成分を
抽出・利用することにより、反響路推定の誤りを修正す
るため、上記のような問題を改善する効果がある。
話信号間の相互相関に変動を付加する機能を有するた
め、反響路推定において誤った解に完全に停滞すること
がなく、真の反響路との誤差を小さくする方向へ反響路
推定を続けるので、上記のような問題を改善する効果が
ある。
ル反響消去装置の構成を示すブロック図。
の様子を示す図。
ク図。
図。
推定動作を示す図。Bは前記相互相関が変動した場合の
反響路推定動作を示す図である。
音声通信会議方式を示すブロック図。
ル反響消去装置の構成を示すブロック図。
フィルタの一例を示す図。
の真の反響路と疑似反響路との誤差ベクトルの大きさを
比較した図。
きに、相関変動抽出法に、この発明の第2の方法を適用
した場合と、しなかった場合を比較した図。
Claims (7)
- 【請求項1】 各チャネルの受話信号をチャネルごとの
再生器で音響信号に再生し、 これら各音響信号が、上記各再生器から集音器に到る各
反響路を経由して集音され、 その集音器からの反響信号から擬似反響信号を差し引
き、 その残りである残留反響信号と、上記各チャネルの受話
信号とから修正ベクトルを求め、 この修正ベクトルを用いて上記各反響路のインパルス応
答の推定を逐次修正し、 その修正されたインパルス応答をもつ各擬似反響路を生
成し、 これら各擬似反響路に上記受話信号の対応するものをそ
れぞれ印加して上記擬似反響信号を生成する多チャネル
音声通信会議用反響消去方法において、 上記各チャネルの受話信号の相互相関の変動成分を抽出
し、 この変動成分を上記修正ベクトルとすることを特徴とす
る多チャネル音声通信会議用反響消去方法。 - 【請求項2】 上記各チャネルの受話信号の系列よりな
る受話信号ベクトルを結合させた受話信号結合ベクトル
を求め、この受話信号結合ベクトルの過去のものに対す
る現在のそれとの相関の変動を検出して上記相互相関の
変動成分とすることを特徴とする請求項1記載の多チャ
ネル音声通信会議用反響消去方法。 - 【請求項3】 各チャネルの受話信号をチャネルごとの
再生器で音響信号に再生し、これら各音響信号が、上記
各再生器から集音器に到る各反響路を経由して集音さ
れ、その集音器から疑似反響信号を差し引き、その残り
である残留反響信号と、上記各チャネルの受話信号とか
ら修正ベクトルを求め、この修正ベクトルを用いて上記
各反響路のインパルス応答の推定を逐次修正し、その修
正されたインパルス応答をもつ各疑似反響路を生成し、
これら各疑似反響路に上記受話信号の対応するものをそ
れぞれ印加して、上記疑似反響信号を生成する多チャネ
ル音声通信会議用反響消去方法において、 上記各チャネルの受話信号間の相互相関に変動成分を付
加して、上記再生器で音響信号を再生し、相互相関の変
動成分が付加された受話信号を上記修正ベクトルの導出
に利用することを特徴とする多チャネル音声通信会議用
反響消去方法。 - 【請求項4】 再生チャネル数をNとして、上記各チャ
ネルの受話信号それぞれを、離散時間kの関数として、
x1(k),x2(k),…,xN (k)と表したとき、こ
れらの受話信号を各チャネルに対して異なる時変特性を
もつ時変フィルタに印加、これら時変フィルタのインパ
ルス応答f1(k),f2(k),…,f N (k),畳み込
み演算を*で表すとして、 x ̄1(k)=f1(k)*x1(k) x ̄2(k)=f2(k)*x2(k) ・ ・ ・ x ̄N (k)=fN (k)*xN (k) を満足するx ̄1(k),x ̄2(k),…,x ̄N (k)
に変換することにより、各チャネルの受話信号間の相互
相関への変動の付加を実現することを特徴とする請求項
3記載の多チャネル音声通信会議用反響消去方法。 - 【請求項5】 再生チャネル数をNとして、上記各チャ
ネルの受話信号それぞれを、離散時間kの関数として、
x1(k),x2(k),…,xN (k)と表したとき、こ
れらの受話信号を各チャネルに対して異なる関数g
1(k),g2(k),…,gN (k)と乗算し、 x ̄1(k)=g1(k)・x1(k) x ̄2(k)=g2(k)・x2(k) ・ ・ ・ x ̄N (k)=gN (k)・xN (k) を満足するx ̄1(k),x ̄2(k),…,x ̄N (k)
に変換することにより、上述の各チャネルの受話信号間
の相互相関への変動の付加を実現することを特徴とする
請求項3記載の多チャネル音声通信会議用反響消去方
法。 - 【請求項6】 再生チャネル数をNとして、上記各チャ
ネルの受話信号それぞれを、離散時間kの関数として、
x1(k),x2(k),…,xN (k)と表したとき、こ
れらの受話信号を各チャネルに対して異なる関数n
1(k),n2(k),…,nN (k)と加算し、 x ̄1(k)=x1(k)+n1(k) x ̄2(k)=x2(k)+n2(k) ・ ・ ・ x ̄N (k)=xN (k)+nN (k) を満足するx ̄1(k),x ̄2(k),…,x ̄N (k)
に変換することにより、上述の各チャネルの受話信号間
の相互相関への変動の付加を実現することを特徴とする
請求項3記載の多チャネル音声通信会議用反響消去方
法。 - 【請求項7】 再生チャネル数をNとして、上記各チャ
ネルの受話信号それぞれを、離散時間kの関数として、
x1(k),x2(k),…,xN (k)と表したとき、こ
れらの受話信号を各受話信号の周波数特性について、各
チャネルごとに異なる時変の周波数伸縮処理することに
より得られるx ̄1(k),x ̄2(k),…,x ̄N (k)
に変換することにより、各チャネルの受話信号間の相互
相関への変動の付加を実現することを特徴とする請求項
3記載の多チャネル音声通信会議用反響消去方法。
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