JP3049636U - 信号分離装置 - Google Patents
信号分離装置Info
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- JP3049636U JP3049636U JP1997010879U JP1087997U JP3049636U JP 3049636 U JP3049636 U JP 3049636U JP 1997010879 U JP1997010879 U JP 1997010879U JP 1087997 U JP1087997 U JP 1087997U JP 3049636 U JP3049636 U JP 3049636U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来技術の欠点を克服した、原信号の混成信
号を前記原信号の再形成のために分離する装置を提供す
ること。 【解決手段】 全測定信号は、交差結線された線形フィ
ルタと後続加算器を有する分離構造に入力されるように
構成されており、加算器後の各信号間の相互相関関数
が、最初の遅延と最後の遅延との間の遅延を計算するよ
うに構成されており、評価関数は、分離構造内に含まれ
ている線形フィルタが、どのようにして、全ての実際の
状況に設計されるか、決定するのに使用されるように構
成されており、評価関数は、加算が、最初の遅延〜最後
の遅延の可能な全ての遅延での分離構造の各出力信号間
の可能な全ての相互相関関数に拡張される期間の総和と
して形成されるように構成されており、総和の各期間
は、重み係数及び特定遅延での特定相互相関関数の偶関
数からなる他の係数で構成されている。
号を前記原信号の再形成のために分離する装置を提供す
ること。 【解決手段】 全測定信号は、交差結線された線形フィ
ルタと後続加算器を有する分離構造に入力されるように
構成されており、加算器後の各信号間の相互相関関数
が、最初の遅延と最後の遅延との間の遅延を計算するよ
うに構成されており、評価関数は、分離構造内に含まれ
ている線形フィルタが、どのようにして、全ての実際の
状況に設計されるか、決定するのに使用されるように構
成されており、評価関数は、加算が、最初の遅延〜最後
の遅延の可能な全ての遅延での分離構造の各出力信号間
の可能な全ての相互相関関数に拡張される期間の総和と
して形成されるように構成されており、総和の各期間
は、重み係数及び特定遅延での特定相互相関関数の偶関
数からなる他の係数で構成されている。
Description
【0001】
本考案は、2次統計量に基づく評価規範を使って原信号のN個の線形結合信号 からN個の原信号を分離するための新たな装置に関する。基本思想は、全ての入 力信号(測定可能な信号)を幾つかの原信号から構成することにある。本考案の 目的は、評価規範を使用して、原信号を測定可能信号から分離することにある。
【0002】
多くの場合、信号の測定及び標本化は、セリュラーフォン、データ通信、医療 測定装置等の分野でのように、特定の目的のために実行される。そのような測定 時には、1つ以上の1次信号と幾つかの2次信号がある。1次信号は、測定の受 信器用に関係する信号であり、2次信号は、不所望な信号である。
【0003】 電話が自動車内で使われる状況では、1次原信号は、話者であり、2次原信号 は、背景雑音であることがある。そのような、電話での会話の話者は、2次原信 号を妨害と感じる。従って、2次信号を低減するのが好ましい。これは、少なく とも2つのマイクロフォンを使って自動車内での信号を測定することによって達 成することができる。
【0004】 GSMセリュラーフォンは、狭帯域幅デジタル伝送が通信を搬送するのに使用 することができるようにように、音声を符号化するいわゆるボイスコーダを使用 する。符号化するためには、信号は、話中の音声であって、つまり、歌唱、音楽 等でないようにする必要がある。1次信号が、雑音、音楽等のような他の2次信 号によって妨害された場合、音声の符号化の結果は、非常に劣悪であることがあ り、理解不可能な場合すらある。従って、本考案を使用することによって、音声 符号化の予備過程で、2次信号を低減するようにして利得を向上させるのである 。
【0005】 テレコミュニケーションエリアでの他の問題点は、エコーの発生である。4線 結線を2線結線にする場合、エコーが発生することがある。変換は、いわゆるハ イブリッドで実施することができる。特定の結線の場合には、エコーは些末であ ることがあるが、種々の異なったやり方で、通信を接続する場合には、エコーが 出現することがある。この問題点は、エコーキャンセラーによって解決される。 本考案によると、何ら監視ストラテジーなしに、慣用のエコーキャンセラーより も良好なパフォーマンスを達成することができる。
【0006】 アンテナアレイ技術の重要性は、確実に増大しており、それと共に、会話を分 離するという問題点も増大している。通常、アンテナアレイは、列状に配列され た幾つかのアンテナから構成されている。これらのアンテナは、ソフトウェアを 用いて制御されて、アンテナローブが所望の方向に配置されるようになる。2つ のモービルユニットが同一エリア内にある場合、本考案の技術思想を用いて、モ ービルユニットの各信号の質を別個に増大することができる。
【0007】 電気ケーブルを介してデータが転送される場合、異なったデータ列の重畳が発 生することがある。この影響は、本考案を用いることによって低減することがで きる。
【0008】 聴覚障害者は、通常、慣用の聴覚補助機器を使用して、1次信号を2次信号か ら分離するという問題を有している。例として、蛍光管のアーマチュアによって 、聴覚補助機器に甚大な妨害を引き起こすことがある。本考案によると、この妨 害を低減することができる。聴覚障害者がグループ内の人々と会話をする場合に 、同様に問題が発生する。それ故、この問題点は、カクテルパーティ問題と呼ば れる。本考案は、この問題点の影響を低減することができる。
【0009】 医療測定装置、例えば、心電図(E.C.G.)は、測定時の信号を強調する のに、本考案を使用することができる。
【0010】 論文1991[1]には、メモリを用いずに、原信号の混成信号を分離する技 術が開示されている。この技術が基礎とする前提条件は、この信号源は、統計的 に相互に独立であるということである。測定された信号の全ての可能なモーメン トを評価することによって、原信号を相互に分離することが理論的には可能であ る。しかし、実際には、そのようなモーメントを全て評価することは不可能であ る。と言うのは、一般的な場合には、そのようなモーメントは無限数あるからで ある。刊行物[1]に開示されている方法は、1次及び3次のモーメントを介し て、分離を達成することを目的にしている。測定信号の交差モーメントを形成す ることによって、連立方程式の非線形系が生じ、これは、反復によって解決する ことができる。その系の解は、その系が非線形であるので、1つではない。その ような、この方法による装置は、交差モーメント式がユーザによって選択され、 つまり、予め、解が最小値を示す箇所を知ることができないので、問題がある。 所望の解が最小値を示さない場合、反復解は、それに収束しない。論文1994 [2]には、このタイプの問題の評価規範の等級が開示されている。評価規範の 等級は、コントラスト関数と呼ばれる。コントラスト関数を用いて、問題が定式 化される場合、所望の点は、コントラスト関数の最大値であり、つまり、反復方 法を定式化することができるのである。つまり、アルゴリズムが、所望の解の適 当な近傍で初期化されると、アルゴリズムは、その解を収束する。
【0011】 原信号が動的に混成した信号の分離方法は、統計的混合信号の方法と平行して 開示されている。開示されている第1の方法の1つは、適応ノイズキャンセレー ション(ANC)[3]である。この方法では、測定された信号の1つが1つ且 つ唯一の原信号から構成されていると仮定されている。この仮定は、前述の問題 の多くの場合に現実的ではない。論文1985[4]には、後向きデミキシング 構造を使用した方法が開示されている。測定信号の分離の方法は、ANCの接続 されたバージョンに基づいている。この方法では、デミキシング信号S1及びS 2の二乗が最小化される。この最小化は、2つの独立した評価規範を介して行わ れるので、この方法は、この問題点を解決すると言うことはできない。この方法 は、本件実用新案登録出願の主題である。
【0012】 つまり、動的な混合信号が有する問題点は、論文[5]及び[6]に記載され ており、この後者の論文[6]は、対数尤度関数の最小化を介して問題を解決す ることができる可能性があるので、重要である。しかし、このためには、この関 数を定式化することができる必要がある。[6]の著者が、1993年に書いた 論文[7]には、無相関法を介して動的に混合された信号を分離するための方法 が記載されている。この方法は、本件実用新案登録請求の主題である。本件実用 新案登録請求では、ANCから出発しており、ANCの要件が充足された場合に 、解がどのようなものであるのか証明される。従って、一般式は、この解によっ て定式化される。一般式は、アドホックな特徴からなっており、従って、正確に 明言することはできない。この方法が、異なったゼロ重みを有する動的に混合さ れた2つの原信号を分離する必要があるならば、このアルゴリズムは、この問題 を解決しないと思われる。このことから、この一般式は正確ではないということ が示される。つまり、ANCは、自己相関の最小化に基づいており、既述の一般 式では、所望の解は、最小点によるよりも寧ろ鞍点によって表現することができ る。そのような場合、所望の解への収束は、生じない。論文1994[8]には 、高次モーメントを用いて、動的通信路の問題点を解決する方法が記載されてい る。この論文で、著者は、この方法が、費用関数によって設計することができる ということを主張している。この方法は、本件実用新案登録請求の主題である。 しかし、この方法は、2次統計に基づいておらず、従って、膨大な量の、コンピ ュータによる計算力と膨大な量の標本を必要とする。
【0013】
上述の従来技術の欠点を克服した、原信号の混成信号を前記原信号の再形成の ために分離する装置を提供することにある。
【0014】
この課題は、本願によると、全測定信号は、交差結線された線形フィルタと後 続加算器を有する分離構造に入力されるように構成されており、加算器後の各信 号間の相互相関関数は、最初の遅延と最後の遅延との間の遅延を計算するように 構成されており、評価関数は、分離構造内に含まれている線形フィルタが、どの ようにして、全ての実際の状況に設計されるか、決定するのに使用されるように 構成されており、評価関数は、加算が、最初の遅延〜最後の遅延の可能な全ての 遅延での分離構造の各出力信号間の可能な全ての相互相関関数に拡張される期間 の総和として形成されるように構成されており、総和の各期間は、重み係数及び 特定遅延での特定相互相関関数の偶関数からなる他の係数で構成されている ことにより解決される。
【0015】 全測定信号は、分離構造の出力信号の加算器及び交差結線された線形フィルタ を有する前記分離構造に入力されるように構成されており、加算器後の各信号間 の相互相関関数は、最初の遅延と最後の遅延との間の遅延を計算するように構成 されており、評価関数は、前記分離構造内に含まれている線形フィルタが、どの ようにして、全ての実際の状況に設計されるか、決定するのに使用されるように 構成されており、評価関数は、加算が、最初の遅延〜最後の遅延の可能な全ての 遅延での分離構造の各出力信号間の可能な全ての相互相関関数に拡張される期間 の総和として形成されるように構成されており、総和の各期間は、重み係数及び 特定遅延での特定相互相関関数の偶関数からなる他の係数で構成されている ようにして解決される。
【0016】
本考案は、2次統計量に基づく評価規範を使用して、N個の原信号を前記信号 のN個の線形な組み合わせから分離するための新規な装置に関する。極めて重要 なことは、本考案が、2次統計量に基づくことができるという点に注目すべきで あるということである。当業者には公知であるように、高次統計量(HOS)は 、良好な推定を達成するためには、膨大な数量の標本を必要とする。この結果、 高次統計量(HOS)に基づくアルゴリズムは、緩慢にしか収束せず、2次統計 量に基づいている方法よりも劣悪にしか実行できない。
【0017】 N個の独立した非測定可能信号(原信号と呼ばれる)があるとする。通信路系 の出力信号は、可観測信号と呼ばれる測定可能信号である。各可観測信号は、通 信路(線形フィルタ)を介して各原信号に接続される。測定可能信号と関連する 通信路全ては、通信路サブシステムと呼ばれる。可観測信号は、通常、相互に独 立ではない。
【0018】 本考案装置の原信号の、可観測信号からの分離は、以下のようにして、定式化 されるように構成されている:つまり、幾つかの原信号、幾つかの可観測信号、 及び、通信路系が与えられている場合に、目的は、評価規範によって制御される 無混合化系を介して、原信号を、可観測信号から分離することである。
【0019】 評価規範を最小化する際に得られるアルゴリズムは、1次勾配法(LMS)又 は2次勾配法(ニュートン法)又はコンビネーション(正則化ニュートン法)と して定式化することができる。
【0020】 このために必要な分離構造は、図2に示されている。この構造は、原信号の推 定量を供給するようには構成されておらず、原信号の濾波された推定量が供給さ れるように構成されている点に注目すべきである。択一選択的に、ポストフィル タリングは、図4に示したものと同様の技術的思想で、図2に示された構造の推 定量を実行するように構成される。原理的には、分離構造は、通信路系を構成す る。分離を達成するために、通信路は、適当に調整される必要がある。刊行物[ 7]に記載されている方法は、発散する通信路のアドホックな制御を示す。分離 構造での通信路の制御を評価規範に対して関連付けることにより、所望の解は、 その解に収束する半径を意味する最小値を示すようにすることができる。しかし 、ここで現れる系は、非線形であり、その結果、複数収束点が存在するようにな ることがある点に注意すべきである。この問題点は、事前知識又は分離後の信号 は改善された質を示すという事実によって低減することができる。
【0021】 使用されるものと予定されている評価規範又は費用関数は、偏角としての相互 相関を用いた偶関数の最小化である。偶関数は、今度は逆に、重み関数と乗算さ れる。費用関数は、相互相関によるラグL1〜L2の和によって構成される。数 式を用いて、これは、以下のように定式化される:
【0022】
【数1】
【0023】 ここで、w(1)は、厳密に正の実関数(重み関数)であり、f(x)≧0∀x は、偶関数であり、θは、通信路重みのベクトルである。シーケンスは、実部で あるものとすると、つまり、相互相関Rsisj(θ,1)は実部であり、従っ て、V(θ)は実部である。
【0024】 数式(1)の最小値は、従って、V=(θ0)=0であり、その際、θ0は、 真の通信路重みを持ったベクトルである。
【0025】 この評価規範のθの導関数を得ることによって、勾配が得られる。その際、( 1)の繰り返し解は、以下のように定式化することができる:
【0026】
【数2】
【0027】 ここで、μ(n)は、適合化増幅度である。V(θ)によって現される誤差面が 平坦である場合、繰り返し解(2)は、緩慢に収束することになる。これは、評 価規範に対する勾配を、そのヘシアン(ヘス)行列の逆数と乗算することによっ て改善することができ、即ち:
【0028】
【数3】
【0029】 乗算は、θの増大した更新速度を意味する。しかし、問題点は、ヘシアン行列 が正定値である必要があるか、さもなければ、運動の方向が、不所望なやり方で 影響を受けることがあるという点である。この問題を解決するために、変更され たヘシアン行列を使うことができる。このヘシアン行列により、半正定値である ようにすることができ、以下のように定義される:
【0030】
【数4】
【0031】 ここで、Tは、移項された行列を意味する。
【0032】 本願の装置に含まれているアルゴリズムの演繹的推論において、原信号は定常 過程且つ確率過程であると仮定する。音声信号は、定常過程ではなく、ブロック 内の過程として変調され得るものであり、即ち、相関関数は時間変化するものと 仮定することができる。つまり、相関の一層一般的な形式の項で、即ち、定常的 でなく、アルゴリズムを、さほど複雑でなく記述することができる。一般的に、 相関関数は、R(i. l )と書くことができ、その際、i及びlは、相関に対 するラグである。過程が定常的であるならば、相関は、これらラグの差に依存す るにすぎない。2つの確率過程y及びz間の相関は、以下のように定義すること ができる: Rzy(i,l)=E{z(n+i)y(n+l)} 過程y及びzが定常的であるならば、上述の相関は、以下のように記述すること ができる: Rzy(i,l)=E{z(n+i)y(n+l)}=Rzy(i−l) 更に、2つの原信号及び2つの測定式が仮定される。図3には、通信路系の、 そのシナリオが示されている。ここでは、原信号x1(n)は、1次信号、即ち 、本願装置のユーザにとって関心のある信号であると考える。1次信号は、音声 、データ、等である。従って、2次信号は、x2(n)と記述される。この信号 は、ユーザが除去することを望んでいるものを構成する。2次信号は、逆に、幾 つかの信号源によって構成される背景妨害によって構成されることがある。その 際、本願装置によると、1次信号と2次信号とを、可観測な2つの式e1(n) 及びe2(n)から、1次信号と2次信号とが独立である(充分に無相関である )という条件下で分離することができる。選択f(x)=x2を含む式(1)を 用いて、最小化すべき評価規範が、以下の式によって与えられるようにすること ができる:
【0033】
【数5】
【0034】 重み関数は、パラメータに依存せず、従って、導関数を得るコンテクスト内で 一定であると思われる点に注目すべきである。これによって、一般性を喪失せず に、重み関数を、1の全選択に対して1に設定する機会が与えられる。
【0035】 原理的には、相互相関関数は、図4の分離構造の出力により形成することがで きる。しかし、一層良好な方法では、定常性と決定された数のパラメータとが与 えられる相互相関に対する明示的な表現を決定することができる。これは、相互 相関の推定量が、分離構造内のパラメータによって影響され、不確実性が推定量 内に生じるので、好ましい。e1(n)及びe2(n)での一時的定常性を仮定 すると、このことは、これらの安定した推定量に関する相関の推定量及びパラメ ータ変化の影響は、明示的な表現を用いることによって、相互相関を計算する場 合に可観測であるに過ぎない。理想的な環境下では、相互相関を推定することと 、その計算とは、異なっている。しかし、実際には、推定することは、推定量内 に不所望な不確実性を含む。高データ速度のアプリケーションでは、相互相関を 推定することが利益になることがある。換言すると、アプリケーションに依存す る決定をするということである。
【0036】 相互相関は、以下により与えられる:
【0037】
【数6】
【0038】 その際、
【0039】
【数7】
【0040】 式内のベクトル及び行列は、相互相関の定義及び図4から求められる。LMS のような方法及びニュートン法の定式化は、式(5)及び式(6)から求められ る。
【0041】 使用されている前向き結線(図4)又は後向き結線(図5)された分離構造に 依存して、θの係数を更新するための種々の表現が得られる。後向き結線された 構造により、原信号を直ぐに推定することができるようになる点に注意すべきで ある。前向き結線された実施例では、同様の結果を得るのに、出力信号の逆フィ ルタリングが必要である。前向き結線された分離構造の利点は、含まれているフ ィルタがFIRタイプであるならば、安定しているという点にある。
【0042】 正則化ニュートンアルゴリズムを使用することによって、信号検出器を用いず に、装置を使用することができる。検出器の役割は、有用な信号があるかどうか 検出することである。例えば、ANCの場合、これは、基準信号が1次信号を含 む場合には必要である。
【0043】 装置は、以下のステップを含む方法を有するように構成されている: 1.相関e1(n)及びe2(n)を決定すること。
【0044】 2.費用を決定する相互相関値Rs 1 s 2(1)∀l:Ll≦l≦L2を計算す ること。
【0045】 3.3つのタイプのアルゴリズム(LMS,ニュートン法又は正則化ニュートン 法)の内の1つで、通信路の重みを更新すること。
【0046】 4.e1(n)及びe2(n)の相関を更新すること。
【0047】 5.2に戻る。
【0048】 L1及びL2の適切な選択は、L2>70且つL1=−L2である。f(*) の適切な選択は、f(x)=x2である。重み関数の役割は、最大重みを、良好 な精度、即ち、−30≦l2≦30の相互相関の最小点にすることである。
【0049】 有利には、装置は、デジタル信号プロセッサ又は高速マイクロプロセッサを装 備することができ、択一選択的に、慣用の仕様の回路を使用することができる。
【0050】 本願装置は、独立請求項の範囲内で、幾つかのやり方で実施することができる 点に注意すべきである。
【0051】 測定可能信号の数は、2に限定されている点に注意すべきである。
【0052】 参照文献 [1] C.Jutten and J.Herault “Blind separation of sources, part I: An adaptive algorithm based on neuromimetic architecture”, Signal Processing, vol. 24, no. 1,pp.1−10, 1991. [2] P.Comon, “Independent component analysis, a new concept?”, Signal Processing, vol.36, no. Jun, pp.287− 314, 1994. [3] B.Widrow, J.R.Glover, J.M.McCool , J.Kaunitz, C.C.Williams, R.H.Hearn, J.R.Zeidler, E.Dong and R.C.Goodlin, “Adaptive noise cancelling: Principles and applications”, Proc.IEEE,vol.63, no, 12, pp.1692−1716, 1975. [4] Mirchandani, R.L.Zinser and J.B. Evans, “A new adaptive noise cancellation scheme in the presence of crosstalk”, IEEE Trans., Circ., Syst.−II, vol.39, no.10, pp.681.694, 1992. [5] M.Al−Kindi and J.Dulop, “Improved adaptive noise cancellation in the presence of signal leakage on the noise reference channel”. Signal Proccessing., vol.17, no.Juli, pp.24 1−250, 1989. [6] M.Feder, A.V.Oppenheim and E.Weinstein, “Maximum likelihood noise cancellation using the algorithm”, IEEE Trans.Acoust.Speech , Signal Processing, vol.37, no.2, pp.204−216,1989. [7] E.Weinstein, M.Feder and A.V.Oppenheim, “Multi−channel signal separation by decorrelation”, IEEE Trans. Speech Audio Processing , vol.I, no.4, pp.405−413,1993. [8] D.Yellin and E.Weinstein, “Criteria for multichannel signal separation”, IEEE Trans. Signal Processing, vol.42, no.Aug. pp.2158− 2168, 1994.
【図1】本願装置の実施例を示す図であり、
【図2】本願装置の実施例を示す図であり、
【図3】本願装置の実施例を示す図であり、
【図4】本願装置の実施例を示す図であり、
【図5】本願装置の実施例を示す図である。
k 遅延
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 ホルガー ブローマン スウェーデン国 クングスバッカ ルピン ヴェーゲン 5
Claims (10)
- 【請求項1】 原信号の混成信号を前記原信号の再形成
のために分離する装置であって、前記装置は測定信号に
基づいているように構成されている装置において、全測
定信号は、交差結線された線形フィルタと後続加算器を
有する分離構造に入力されるように構成されており、前
記加算器後の各信号間の相互相関関数は、最初の遅延
(K1)と最後の遅延(K2)との間の遅延(k)を計
算するように構成されており、評価関数は、前記分離構
造内に含まれている線形フィルタが、どのようにして、
全ての実際の状況に設計されるか、決定するのに使用さ
れるように構成されており、前記評価関数は、加算が、
最初の遅延(K1)〜最後の遅延(K2)の可能な全て
の遅延(k)での分離構造の各出力信号間の可能な全て
の相互相関関数に拡張される期間の総和として形成され
るように構成されており、前記総和の各期間は、重み係
数及び特定遅延での特定相互相関関数の偶関数(f)か
らなる他の係数で構成されていることを特徴とする信号
分離装置。 - 【請求項2】 原信号の混成信号を前記原信号の再形成
のために分離する装置であって、前記装置は測定された
信号に基づいているように構成されている装置におい
て、全測定信号は、分離構造の出力信号の加算器及び交
差結線された線形フィルタを有する前記分離構造に入力
されるように構成されており、前記加算器後の各信号間
の相互相関関数は、最初の遅延(K1)と最後の遅延
(K2)との間の遅延(k)を計算するように構成され
ており、評価関数は、前記分離構造内に含まれている線
形フィルタが、どのようにして、全ての実際の状況に設
計されるか、決定するのに使用されるように構成されて
おり、前記評価関数は、加算が、最初の遅延(K1)〜
最後の遅延(K2)の可能な全ての遅延(k)での分離
構造の各出力信号間の可能な全ての相互相関関数に拡張
される期間の総和として形成されるように構成されてお
り、前記総和の各期間は、重み係数及び特定遅延での特
定相互相関関数の偶関数(f)からなる他の係数で構成
されていることを特徴とする信号分離装置。 - 【請求項3】 測定可能信号の数は2つである請求項1
記載の装置。 - 【請求項4】 測定可能信号の数は2つである請求項2
記載の装置。 - 【請求項5】 前記関数fは、二乗関数であるように構
成されている請求項1乃至3記載の装置。 - 【請求項6】 前記関数fは、二乗関数であるように構
成されている請求項2乃至4記載の装置。 - 【請求項7】 前記分離構造の前記フィルタは、アルゴ
リズムLMS、ニュートン法又は正則化ニュートン法の
1つによって制御されるように構成されている請求項
1,3又は5のいずれか1記載の装置。 - 【請求項8】 前記分離構造の前記フィルタは、アルゴ
リズムLMS、ニュートン法又は正則化ニュートン法の
1つによって制御されるように構成されている請求項
2,4又は6のいずれか1記載の装置。 - 【請求項9】 前記分離構造の前記フィルタは、有限パ
ルス応答(FIR)タイプであるように構成されている
請求項1,3,5又は7のいずれか1記載の装置。 - 【請求項10】 前記分離構造の前記フィルタは、有限
パルス応答(FIR)タイプであるように構成されてい
る請求項2,4,6又は8のいずれか1記載の装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997010879U JP3049636U (ja) | 1997-12-09 | 1997-12-09 | 信号分離装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997010879U JP3049636U (ja) | 1997-12-09 | 1997-12-09 | 信号分離装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3049636U true JP3049636U (ja) | 1998-06-19 |
Family
ID=43183872
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997010879U Expired - Lifetime JP3049636U (ja) | 1997-12-09 | 1997-12-09 | 信号分離装置 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3049636U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006514318A (ja) * | 2002-12-03 | 2006-04-27 | キネティック リミテッド | 信号の非相関化 |
-
1997
- 1997-12-09 JP JP1997010879U patent/JP3049636U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006514318A (ja) * | 2002-12-03 | 2006-04-27 | キネティック リミテッド | 信号の非相関化 |
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