JPH081795Y2 - 自動工具交換装置の工具保護ポット - Google Patents
自動工具交換装置の工具保護ポットInfo
- Publication number
- JPH081795Y2 JPH081795Y2 JP1991023469U JP2346991U JPH081795Y2 JP H081795 Y2 JPH081795 Y2 JP H081795Y2 JP 1991023469 U JP1991023469 U JP 1991023469U JP 2346991 U JP2346991 U JP 2346991U JP H081795 Y2 JPH081795 Y2 JP H081795Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tool
- arm
- spindle
- pot
- axis direction
- Prior art date
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- Automatic Tool Replacement In Machine Tools (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、マシニングセンタ等の
自動工具交換装置(以下ATCと呼ぶ)の搬送及び待機
中の工具のテーパシャンク部を切削液や切粉等から守る
保護ポットに関するものである。
自動工具交換装置(以下ATCと呼ぶ)の搬送及び待機
中の工具のテーパシャンク部を切削液や切粉等から守る
保護ポットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば図8に示すように、比較的
大形のマシニングセンタのATCにおいては、工具マガ
ジン装置101と主軸頭102との間に距離があり、工
具交換時間を短縮するために、工具交換アーム104に
より工具マガジンより次工具103を抜き取り、工具交
換アーム104に把持したままで搬送途中の待機位置
で、主軸装着工具による切削加工が終わるまで待機する
形式のものが多い。
大形のマシニングセンタのATCにおいては、工具マガ
ジン装置101と主軸頭102との間に距離があり、工
具交換時間を短縮するために、工具交換アーム104に
より工具マガジンより次工具103を抜き取り、工具交
換アーム104に把持したままで搬送途中の待機位置
で、主軸装着工具による切削加工が終わるまで待機する
形式のものが多い。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の技術で述べた、
次工具を工具交換アームに把持したままで搬送途中で待
機させる形式のATCは、主軸スリーブにアタッチメン
トを着脱可能に装着して五面加工を行う場合、たて,横
両主軸に対する複雑な工具交換動作が必要となり、他と
の干渉等が発生するため、次工具のシャンク部を切削液
や切粉等から守る保護ポットが付けにくいという問題点
を有している。本考案は、従来の技術の有するこのよう
な問題点に鑑みなされたものであり、その目的とすると
ころは、たて,横両主軸に対応可能な工具交換アームに
次工具を把持して搬送途中で待機する形式のATCに簡
単に装着できる工具保護ポットを提供しようとするもの
である。
次工具を工具交換アームに把持したままで搬送途中で待
機させる形式のATCは、主軸スリーブにアタッチメン
トを着脱可能に装着して五面加工を行う場合、たて,横
両主軸に対する複雑な工具交換動作が必要となり、他と
の干渉等が発生するため、次工具のシャンク部を切削液
や切粉等から守る保護ポットが付けにくいという問題点
を有している。本考案は、従来の技術の有するこのよう
な問題点に鑑みなされたものであり、その目的とすると
ころは、たて,横両主軸に対応可能な工具交換アームに
次工具を把持して搬送途中で待機する形式のATCに簡
単に装着できる工具保護ポットを提供しようとするもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、指定角度に旋回可能かつ旋回軸方向に抜き差し可能
な工具交換アームに工具を把持して工具搬送途中にて待
機する自動工具交換装置において、工具交換アームユニ
ット上の位置に前記工具交換アームにより抜き差し可能
かつ工具交換動作中他との干渉のないアームの工具交換
角度に対してずれた角度で旋回軸心からアームの把持中
心までの距離に等しい位置に旋回軸と平行に前記工具の
シャンク部を保護する保護ポットを設けたものである。
に、指定角度に旋回可能かつ旋回軸方向に抜き差し可能
な工具交換アームに工具を把持して工具搬送途中にて待
機する自動工具交換装置において、工具交換アームユニ
ット上の位置に前記工具交換アームにより抜き差し可能
かつ工具交換動作中他との干渉のないアームの工具交換
角度に対してずれた角度で旋回軸心からアームの把持中
心までの距離に等しい位置に旋回軸と平行に前記工具の
シャンク部を保護する保護ポットを設けたものである。
【0005】
【作用】マガジン装置の工具交換位置に割出された次工
具を、工具交換アームが把持して抜取ったあと、保護ポ
ットのある旋回角に工具交換アームを割出して差し動作
で保護ポットに工具のテーパシャンク部を挿入し、搬送
途中で現在行われている主軸装着工具による切削加工の
一区割が終わるまで待機する。
具を、工具交換アームが把持して抜取ったあと、保護ポ
ットのある旋回角に工具交換アームを割出して差し動作
で保護ポットに工具のテーパシャンク部を挿入し、搬送
途中で現在行われている主軸装着工具による切削加工の
一区割が終わるまで待機する。
【0006】
【実施例】実施例について図1〜図7を参照して説明す
る。図3の門形マシニングセンタにおいて、床上に設置
されたベッド1上のX軸方向の案内に沿ってテーブル2
が移動位置決め可能に載置され、ベッド1の両側床上に
立設されたコラム3上にトップビーム4が固着されてい
る。
る。図3の門形マシニングセンタにおいて、床上に設置
されたベッド1上のX軸方向の案内に沿ってテーブル2
が移動位置決め可能に載置され、ベッド1の両側床上に
立設されたコラム3上にトップビーム4が固着されてい
る。
【0007】コラム3には前面にZ軸方向の案内が削設
されており、この案内上にクロスレール5が移動位置決
め可能に設けられ、クロスレール5のY軸方向の案内上
に主軸頭6が移動可能に載架されている。コラム3の左
側面に複数の工具をY軸方向左向きにして貯蔵する工具
マガジン装置8が取付けられており、コラムの前面下側
に固着される図示しない旋回ユニット本体に設けられた
Z軸方向の旋回中心軸のまわりで、マガジン側と主軸側
とに90°旋回割出可能に旋回ユニット9が設けられて
いる。
されており、この案内上にクロスレール5が移動位置決
め可能に設けられ、クロスレール5のY軸方向の案内上
に主軸頭6が移動可能に載架されている。コラム3の左
側面に複数の工具をY軸方向左向きにして貯蔵する工具
マガジン装置8が取付けられており、コラムの前面下側
に固着される図示しない旋回ユニット本体に設けられた
Z軸方向の旋回中心軸のまわりで、マガジン側と主軸側
とに90°旋回割出可能に旋回ユニット9が設けられて
いる。
【0008】旋回ユニット9の前側面に水平方向の案内
9aが設けられており、この案内に沿ってキャリア11
が移動位置決め可能に設けられている。キャリア11に
は水平方向の旋回中心軸12の回りで90°旋回割出可
能に工具交換アームユニット13が設けられている。
9aが設けられており、この案内に沿ってキャリア11
が移動位置決め可能に設けられている。キャリア11に
は水平方向の旋回中心軸12の回りで90°旋回割出可
能に工具交換アームユニット13が設けられている。
【0009】工具交換アームユニット13にはツインア
ーム形工具交換アーム14が旋回及び旋回軸方向に抜き
差し可能に設けられており、工具交換アーム14は工具
交換アームユニット13に内蔵する図示しないNC制御
のサーボモータにより指定角度に旋回割出可能とされて
いる。
ーム形工具交換アーム14が旋回及び旋回軸方向に抜き
差し可能に設けられており、工具交換アーム14は工具
交換アームユニット13に内蔵する図示しないNC制御
のサーボモータにより指定角度に旋回割出可能とされて
いる。
【0010】工具交換アームユニット13にはアーム1
4側の端面13aに、図2,図7に示すようにアームの
工具交換角度に対して反時計回りに60°の位置にポッ
ト軸心がくるように、保護ポット15が支え16を介し
て取付けられており、この位置が工具交換アームの待機
角度としてNCに指定される。
4側の端面13aに、図2,図7に示すようにアームの
工具交換角度に対して反時計回りに60°の位置にポッ
ト軸心がくるように、保護ポット15が支え16を介し
て取付けられており、この位置が工具交換アームの待機
角度としてNCに指定される。
【0011】一方、主軸頭6に主軸スリーブ17がZ軸
方向移動位置決め可能に設けられており、主軸スリーブ
17に主軸18が回転可能に支持されている。主軸スリ
ーブ17の先端には、図2,図6,図7に示すような横
主軸用アンギュラアタッチメント19が着脱可能に装着
されるようになっており、アタッチメント19に回転可
能に支持されアタッチメント主軸21は、本機主軸16
によって回転され、更にアタッチメント19自体が水平
面内において旋回割出しされて、アタッチメント主軸2
1がX・Y軸方向の四面を向くようになっている。
方向移動位置決め可能に設けられており、主軸スリーブ
17に主軸18が回転可能に支持されている。主軸スリ
ーブ17の先端には、図2,図6,図7に示すような横
主軸用アンギュラアタッチメント19が着脱可能に装着
されるようになっており、アタッチメント19に回転可
能に支持されアタッチメント主軸21は、本機主軸16
によって回転され、更にアタッチメント19自体が水平
面内において旋回割出しされて、アタッチメント主軸2
1がX・Y軸方向の四面を向くようになっている。
【0012】続いて本実施例の作用について説明する。
NCの次工具指令で、工具マガジン装置8に貯蔵する次
工具Tが工具交換位置に割出されると、キャリア11が
X軸方向マガジン側に移動して、工具交換アーム14の
一方の把持爪で次工具Tを把持し、工具交換アーム14
が旋回軸方向に伸びて、マガジンポットより次工具Tを
抜き取る。次いで工具交換アーム14が120°時計回
りに旋回されて、把持する次工具Tが保護ポット15と
同心となり、工具交換アーム14が旋回軸方向に縮んで
図6に示すように次工具Tのテーパシャンク部が保護ポ
ット15の穴内に挿入される。
NCの次工具指令で、工具マガジン装置8に貯蔵する次
工具Tが工具交換位置に割出されると、キャリア11が
X軸方向マガジン側に移動して、工具交換アーム14の
一方の把持爪で次工具Tを把持し、工具交換アーム14
が旋回軸方向に伸びて、マガジンポットより次工具Tを
抜き取る。次いで工具交換アーム14が120°時計回
りに旋回されて、把持する次工具Tが保護ポット15と
同心となり、工具交換アーム14が旋回軸方向に縮んで
図6に示すように次工具Tのテーパシャンク部が保護ポ
ット15の穴内に挿入される。
【0013】次いで工具交換アームユニット13が90
°旋回して把持する次工具Tが下向きとなり、旋回ユニ
ット9が90°旋回されて工具交換アームユニット13
が主軸8側を向き、今行われている主軸装着工具による
切削加工の一区割が終わるまで待機する。
°旋回して把持する次工具Tが下向きとなり、旋回ユニ
ット9が90°旋回されて工具交換アームユニット13
が主軸8側を向き、今行われている主軸装着工具による
切削加工の一区割が終わるまで待機する。
【0014】切削加工の一区割が終わりNCより工具交
換指令が出ると、主軸スリーブ17がZ軸方向移動して
所定の工具交換位置に位置決めされ、主軸頭6がY軸方
向マガジン側に移動して所定の工具交換位置に位置決め
される。同時に工具交換アーム14が旋回軸方向に伸び
て把持する次工具Tを保護ポット15から抜き取り、工
具交換アーム14が120°反時計方向に回転して工具
交換姿勢となり空の把持爪がY軸方向主軸側18を向
く。
換指令が出ると、主軸スリーブ17がZ軸方向移動して
所定の工具交換位置に位置決めされ、主軸頭6がY軸方
向マガジン側に移動して所定の工具交換位置に位置決め
される。同時に工具交換アーム14が旋回軸方向に伸び
て把持する次工具Tを保護ポット15から抜き取り、工
具交換アーム14が120°反時計方向に回転して工具
交換姿勢となり空の把持爪がY軸方向主軸側18を向
く。
【0015】次いでキャリア11がY軸方向主軸側に移
動して、工具交換アーム14の空の把持爪で主軸の使用
済工具を把持し、工具交換アーム14が旋回軸方向に伸
びて使用済工具を主軸18より抜き取り、180°旋回
して把持する両工具の位置が入れ替わり、再び工具交換
アーム14が縮んで次工具Tを主軸18に挿入する。
動して、工具交換アーム14の空の把持爪で主軸の使用
済工具を把持し、工具交換アーム14が旋回軸方向に伸
びて使用済工具を主軸18より抜き取り、180°旋回
して把持する両工具の位置が入れ替わり、再び工具交換
アーム14が縮んで次工具Tを主軸18に挿入する。
【0016】次いでキャリア11がY軸方向マガジン側
に移動して主軸嵌着工具より離れ、主軸頭6がY軸方向
右側に移動したのち、加工プログラムに従って切削加工
を続行する。同時に工具交換アーム14が旋回軸方向に
伸びて時計方向に120°旋回し、把持する使用済工具
Tが保護ポット15と同心となり、工具交換アーム14
が旋回軸方向に縮んで使用済工具Tのテーパシャンク部
が保護ポット15に挿入される。
に移動して主軸嵌着工具より離れ、主軸頭6がY軸方向
右側に移動したのち、加工プログラムに従って切削加工
を続行する。同時に工具交換アーム14が旋回軸方向に
伸びて時計方向に120°旋回し、把持する使用済工具
Tが保護ポット15と同心となり、工具交換アーム14
が旋回軸方向に縮んで使用済工具Tのテーパシャンク部
が保護ポット15に挿入される。
【0017】次いで旋回ユニット9が90°旋回されて
工具交換アームユニット13がマガジン側を向き、工具
交換アームユニット13が90°旋回して把持する使用
済工具TがY軸方向左側を向く。次いで工具交換アーム
14が旋回軸方向に伸びて、使用済工具が保護ポット1
5から抜き取られ、工具交換アーム14が120°反時
計方向に旋回されて水平となり、把持する使用済工具が
マガジンポットと同心となる。次いで工具交換アーム1
4が旋回軸方向に縮んで使用済工具Tをマガジンポット
に挿入し、キャリア11がX軸方向反マガジン側に移動
して使用済工具から離れる。
工具交換アームユニット13がマガジン側を向き、工具
交換アームユニット13が90°旋回して把持する使用
済工具TがY軸方向左側を向く。次いで工具交換アーム
14が旋回軸方向に伸びて、使用済工具が保護ポット1
5から抜き取られ、工具交換アーム14が120°反時
計方向に旋回されて水平となり、把持する使用済工具が
マガジンポットと同心となる。次いで工具交換アーム1
4が旋回軸方向に縮んで使用済工具Tをマガジンポット
に挿入し、キャリア11がX軸方向反マガジン側に移動
して使用済工具から離れる。
【0018】次に主軸スリーブ17にアンギュラアタッ
チメント19が取付けられている場合の作用について説
明する。次工具Tを工具マガジン装置8から抜き取って
待機位置にて待機するまでの動作は前述と同一のため省
略する。アタッチメント主軸21装着工具による切削加
工が終わると、アンギュラアタッチメント19が旋回し
て主軸21がX軸方向前向きに割出され、主軸スリーブ
17がZ軸方向移動して所定の工具交換位置に位置決め
され、主軸頭6がY軸方向マガジン側に移動して所定の
工具交換位置に位置決めされる。
チメント19が取付けられている場合の作用について説
明する。次工具Tを工具マガジン装置8から抜き取って
待機位置にて待機するまでの動作は前述と同一のため省
略する。アタッチメント主軸21装着工具による切削加
工が終わると、アンギュラアタッチメント19が旋回し
て主軸21がX軸方向前向きに割出され、主軸スリーブ
17がZ軸方向移動して所定の工具交換位置に位置決め
され、主軸頭6がY軸方向マガジン側に移動して所定の
工具交換位置に位置決めされる。
【0019】同時に工具交換アームユニット13が90
°旋回されて工具交換アーム14が前向きとなり、旋回
軸方向に伸びて次工具Tが保護ポット15から抜き取ら
れ、工具交換アーム14が120°反時計方向に旋回し
て水平となり、空の把持爪が主軸21側を向く図2の工
具交換姿勢となる。
°旋回されて工具交換アーム14が前向きとなり、旋回
軸方向に伸びて次工具Tが保護ポット15から抜き取ら
れ、工具交換アーム14が120°反時計方向に旋回し
て水平となり、空の把持爪が主軸21側を向く図2の工
具交換姿勢となる。
【0020】次いでキャリア11がY軸方向主軸21側
に移動して空の把持爪で主軸21の使用済工具を把持
し、工具交換アーム14が旋回軸方向に伸びて使用済工
具Tを主軸21から抜き取る。次いで工具交換アーム1
4が180°旋回して両工具の位置が入れ替わり、工具
交換アーム14が縮んで次工具Tが主軸21に挿入され
る。
に移動して空の把持爪で主軸21の使用済工具を把持
し、工具交換アーム14が旋回軸方向に伸びて使用済工
具Tを主軸21から抜き取る。次いで工具交換アーム1
4が180°旋回して両工具の位置が入れ替わり、工具
交換アーム14が縮んで次工具Tが主軸21に挿入され
る。
【0021】次いでキャリア11がY軸方向マガジン側
に移動して工具交換アーム14が主軸装着工具から離
れ,主軸頭6がZ軸方向左側に移動したのち加工プログ
ラムに従って切削加工が続行される。次いで工具交換ア
ーム14が120°時計方向に旋回して、使用済工具T
が保護ポットと同心となり、工具交換アーム14が縮ん
で使用済工具Tのシャンク部が保護ポット15に挿入さ
れ、旋回ユニット9が90°旋回して工具交換アームユ
ニット13がマガジン側を向き、前述と同様の動作で使
用済工具をマガジンポットに挿入返却する。
に移動して工具交換アーム14が主軸装着工具から離
れ,主軸頭6がZ軸方向左側に移動したのち加工プログ
ラムに従って切削加工が続行される。次いで工具交換ア
ーム14が120°時計方向に旋回して、使用済工具T
が保護ポットと同心となり、工具交換アーム14が縮ん
で使用済工具Tのシャンク部が保護ポット15に挿入さ
れ、旋回ユニット9が90°旋回して工具交換アームユ
ニット13がマガジン側を向き、前述と同様の動作で使
用済工具をマガジンポットに挿入返却する。
【0022】尚、使用済工具を主軸18又は21より抜
き取って工具マガジン装置8に返却するまでの動作は、
必ずしも保護ポット15に返却工具のシャンク部を挿入
して保護する必要はなく、例えば主軸装着工具の切削加
工時間が短く交換動作時間を短縮したい場合等には省略
することもできる。
き取って工具マガジン装置8に返却するまでの動作は、
必ずしも保護ポット15に返却工具のシャンク部を挿入
して保護する必要はなく、例えば主軸装着工具の切削加
工時間が短く交換動作時間を短縮したい場合等には省略
することもできる。
【0023】また、工具交換アーム14の旋回割出しは
NC制御のサーボモータにより行われるものと限定され
る必要はなく、保護ポット15のある旋回角度に割出し
可能であればカム式又は油圧式の旋回割出機構でもよい
ことは勿論である。
NC制御のサーボモータにより行われるものと限定され
る必要はなく、保護ポット15のある旋回角度に割出し
可能であればカム式又は油圧式の旋回割出機構でもよい
ことは勿論である。
【0024】
【考案の効果】 本考案は、上述のとおり構成されてい
るので、次に記載する効果を奏する。任意な旋回角度に
割出可能かつ抜き差し可能な工具交換アームに次工具を
把持して、工具搬送途中にて待機するATCの、工具交
換アームユニットのたて,横両方の主軸に対応する複雑
な工具交換動作中にも他との干渉がないアームの工具交
換角度に対してずれた角度で旋回軸心よりアームの把持
中心よりの距離に等しい位置に旋回軸と平行に工具保護
ポットをアームユニットに設けたことにより、簡単な構
造で五面加工機等複雑な機械のATCの待機中アームユ
ニットの位置・姿勢に関係なく常時の工具のテーパシャ
ンク部を切削液又は切粉等から保護することができる。
るので、次に記載する効果を奏する。任意な旋回角度に
割出可能かつ抜き差し可能な工具交換アームに次工具を
把持して、工具搬送途中にて待機するATCの、工具交
換アームユニットのたて,横両方の主軸に対応する複雑
な工具交換動作中にも他との干渉がないアームの工具交
換角度に対してずれた角度で旋回軸心よりアームの把持
中心よりの距離に等しい位置に旋回軸と平行に工具保護
ポットをアームユニットに設けたことにより、簡単な構
造で五面加工機等複雑な機械のATCの待機中アームユ
ニットの位置・姿勢に関係なく常時の工具のテーパシャ
ンク部を切削液又は切粉等から保護することができる。
【図1】本機のたて主軸に対する工具交換位置に割出さ
れた工具交換アームユニットと工具保護ポットの位置関
係を表す図である。
れた工具交換アームユニットと工具保護ポットの位置関
係を表す図である。
【図2】本機の主軸スリーブに取付けられたアンギュラ
アタッチメントの横形主軸に対する工具交換位置に割出
された工具交換アームユニットと保護ポットの位置関係
を表す図である。
アタッチメントの横形主軸に対する工具交換位置に割出
された工具交換アームユニットと保護ポットの位置関係
を表す図である。
【図3】門形マシニングセンタの斜視姿図である。
【図4】図1の上視図である。
【図5】図4の側面図である。
【図6】図2の上視図である。
【図7】図6の側面図である。
【図8】工具交換アームユニットに工具保護ポットを持
たない従来の門形マシニングセンタの斜視姿図である。
たない従来の門形マシニングセンタの斜視姿図である。
13 工具交換アームユニット 14 工具交換アーム 15 保護ポット 17 主軸スリーブ 18 主軸 19 アンギュラアタッチメント T 工具
Claims (1)
- 【請求項1】 指定角度に旋回可能かつ旋回軸方向に抜
き差し可能な工具交換アームに工具を把持して工具搬送
途中にて待機する自動工具交換装置において、工具交換
アームユニット上の位置に前記工具交換アームにより抜
き差し可能かつ工具交換動作中他との干渉のないアーム
の工具交換角度に対してずれた角度で旋回軸心からアー
ムの把持中心までの距離に等しい位置に旋回軸と平行に
前記工具のシャンク部を保護する保護ポットを設けたこ
とを特徴とする自動工具交換装置の工具保護ポット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991023469U JPH081795Y2 (ja) | 1991-02-25 | 1991-02-25 | 自動工具交換装置の工具保護ポット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991023469U JPH081795Y2 (ja) | 1991-02-25 | 1991-02-25 | 自動工具交換装置の工具保護ポット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04106135U JPH04106135U (ja) | 1992-09-11 |
JPH081795Y2 true JPH081795Y2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=31908681
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991023469U Expired - Lifetime JPH081795Y2 (ja) | 1991-02-25 | 1991-02-25 | 自動工具交換装置の工具保護ポット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH081795Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5935739A (ja) * | 1982-08-20 | 1984-02-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 空気調和機 |
-
1991
- 1991-02-25 JP JP1991023469U patent/JPH081795Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5935739A (ja) * | 1982-08-20 | 1984-02-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 空気調和機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04106135U (ja) | 1992-09-11 |
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