JPH08177746A - 可変容量形アキシャルピストンモータ用制御装置 - Google Patents

可変容量形アキシャルピストンモータ用制御装置

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JPH08177746A
JPH08177746A JP6326915A JP32691594A JPH08177746A JP H08177746 A JPH08177746 A JP H08177746A JP 6326915 A JP6326915 A JP 6326915A JP 32691594 A JP32691594 A JP 32691594A JP H08177746 A JPH08177746 A JP H08177746A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】可変容量形アキシャルピストンモータの負荷圧
が零のときは該モータの吸収量が最大に制御されると共
に該モータへの供給流量の減少に伴い該吸収量も減少で
きる制御装置を提供する 【構成】該モータ1のコントロールピストン6とシリン
ダブロック5を、該ピストンの大径の受圧面14に作用
する負荷圧で該モータの吸収量を小とする方向へ移動す
るように連結し、サーボ弁21の負荷圧が作用する制御
面20をフィードバックスプリング17及び調整スプリ
ング18の力と同方向の力が発生するように該弁21の
スプール19に形成し、パイロット圧力が作用して該制
御面により発生する力と反対方向の力を発生する加圧制
御面30をスプールに形成した 【効果】負荷圧がないときは該吸収量が最大となって低
速で該モータを回転開始することができる

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として車両の走行用
に使用される可変容量形アキシャルピストンモータ用の
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ホイールローダー等の車両走行用
に可変容量形アキシャルピストンモータが使用されてい
るが、該モータは、これの負荷圧が小さいときは該モー
タの吸収量を小さくするように制御装置により制御する
のが一般である。その具体的一例は図1の如くであり、
可変容量形アキシャルピストンモータaのシリンダブロ
ックbに、該モータの負荷圧が作用する大径と小径の受
圧面c、dを備えたコントロールピストンeを連結し、
該小径の受圧面dへは該モータの負荷圧を直接導入し、
該大径の受圧面cへ負荷圧を導く回路fには、該ピスト
ンeの該大径の受圧面cと対向した端部に連接して設け
たフィードバックスプリングgの力と、これと同方向に
作用する調整可能な調整スプリングhの力と、これらの
力に対向する該負荷圧が作用した環状の制御面iにより
発生する力とで移動するスプールjを備えたサーボ弁k
を設けて該大径の受圧面cへの負荷圧の導入を制御する
ように構成されている。尚、該制御面iを有するスプー
ルjのランド部oの外径は,該スプールjの端部pの外
径よりも大きく形成されており、室l、m、nはタンク
に開放されている。
【0003】この構成とすることにより、サーボ弁kの
スプールjは、フィードバックスプリングgの力F1
調整スプリングhの力F2 の合力が制御面iに負荷圧が
作用することにより発生する力F3 とバランスするよう
に移動し、該大径の受圧面cに該負荷圧を導くか、又
は、該受圧面cをタンクに接続するかを決定する。も
し、負荷圧が高く力F3 が該合力よりも大きいと、該ス
プールjは該回路fを介して該受圧面cに負荷圧を導く
ように移動し、コントロールピストンeはフィードバッ
クスプリングgを撓めて該モータaの吸収量を大きくす
るようにシリンダブロックbの傾転角を増大させて移動
する。この移動で該スプールjは押し戻され、該回路f
を閉じたところで該ピストンeの移動が止まり、増大し
た吸収量即ち低速でモータが回転するので車速を遅くで
きる。また、該負荷圧が低下してF3が該合力よりも小
さくなると、該スプールjは該回路fをタンクに接続す
るため、該コントロールピストンeは小径の受圧面dに
作用する負荷圧により、図面上方の該大径の受圧面c方
向へ移動し、これによればシリンダブロックbの傾転角
が減少し、モータ吸収量が減少するので車速は速くな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】該モータに供給される
流量が多い場合、該モータの停止時には負荷圧が発生し
ないのでシリンダブロックbの傾転角が最小で吸収量が
最小であり、車両を発進させる時にも吸収量が最小の状
態にあるから車両は高速で発進しようとするが、走行抵
抗が高いため吸収量が最小状態では発進せず、負荷圧が
該スプールjを移動させて大径の受圧面cへ導入される
圧力すなわち傾転開始圧力にまで上がり、該コントロー
ルピストンeが傾転角を大きくするように作動してから
発進する。従って、滑らかな発進ができず、発進までの
タイムラグが大きいという不都合がある。
【0005】また、該スプールjの調整スプリングhの
力を設定しておくことにより該傾転開始圧力を調整する
ものであるから、該モータに供給される流量が少なく走
行抵抗も小さいときには、吸収量を最小にして比較的高
速で走行することになり、モータへの供給流量を小さく
してゆっくり走りたい場合には目的に合わないという欠
点がある。
【0006】更に、一般的には該モータの負荷圧にはそ
の流入口と流出口のうちの高圧側の圧力を選択している
ため、減速時には圧力の高い流出口側の圧力が負荷圧と
して選択されてしまい、その負荷圧が傾転開始圧力より
も高いと該モータの吸収量が大きくなり、該モータによ
るブレーキがききすぎて車両を滑らかに減速することが
難しい。
【0007】本発明は、可変容量形アキシャルピストン
モータの負荷圧が零のときは該モータの吸収量が最大に
制御されると共に該モータの負荷圧の減少やこれへの供
給流量の減少に伴い該吸収量も減少できる制御装置を提
供することを第1の目的とし、この目的に加えて滑らか
に減速できる制御装置を提供することを第2の目的とす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、可変容量形
アキシャルピストンモータのシリンダブロックに、該モ
ータの負荷圧が作用する大径と小径の受圧面を備えた該
シリンダブロックの吸収量を調整するコントロールピス
トンを連結し、該大径の受圧面へ該負荷圧を導く回路
に、該ピストンの大径の受圧面と対向した端部に連接し
て設けたフィードバックスプリングの力と、調整可能な
調整スプリングの力とが同方向に作用し、該負荷圧が作
用した制御面を有するスプールを備えたサーボ弁を設
け、該サーボ弁により該回路への負荷圧の導入と該回路
のタンクへの接続を制御した制御装置に於いて、該コン
トロールピストンとシリンダブロックを、該コントロー
ルピストンの大径の受圧面に作用する負荷圧で該シリン
ダブロックの吸収量を小とする方向へ移動するように連
結し、該サーボ弁の該負荷圧が作用した制御面を該フィ
ードバックスプリング及び調整スプリングの力と同方向
の力が発生するように該スプールに形成すると共にパイ
ロット圧力が作用して上記制御面により発生する力と反
対方向の力を発生する加圧制御面を該スプールに形成し
たことにより、上記の第1の目的を達成するようにし
た。この目的は、該可変容量形アキシャルピストンモー
タの流体の流入口と流出口の圧力のうち、高い方の圧力
をシャトル弁又はチェック弁等の高圧選択弁で選択して
該負荷圧とすることによっても達成でき、上記第2の目
的は該可変容量形アキシャルピストンモータの正転と逆
転に応じて該モータの流入口から切換弁で該負荷圧を抽
出することにより達成できる。
【0009】
【作用】該モータが車両走行用に使用されている場合に
ついて説明すると、該モータの負荷圧が零のときは、サ
ーボ弁のスプールが調整スプリングの力で押されて該大
径の受圧面をタンクへ接続するように移動し、該コント
ロールピストンはフィードバックスプリングの力により
該シリンダブロックを吸収量が最大となる位置へ移動し
た状態にあり、この状態のとき該モータを始動するため
ポンプから該モータへ或る流量の流体を供給すると、該
モータの吸収量が最大であるために低速で回転し、低速
で車両を発進させることができる。この後、フィードバ
ックスプリング及び調整スプリングの力よりも優勢な圧
力のパイロット圧力を加圧制御面に作用させると、該サ
ーボ弁は負荷圧を該コントロールピストンの大径の受圧
面へ導入するように移動し、該コントロールピストンは
該モータの吸収量を小さくする方向にシリンダブロック
を傾転させるので、該モータの回転数が上がり、車両の
走行速度は増大する。走行開始後に該負荷圧が上昇する
と、該サーボ弁の制御面に発生する力が増大し、サーボ
弁が該大径の受圧面をタンクに接続するように移動する
ので、該モータの吸収量が大きくなって走行速度は低下
し、負荷圧に応じたトルクで走行する。
【0010】急発進する場合、大流量が該モータに供給
されて急激に負荷圧が上昇することになるが、この場合
もサーボ弁が移動し該コントロールピストンが該吸収量
を最小にするまでの間は最大吸収量の状態にあるので、
走行開始時の大きな走行抵抗に打ち勝つ大トルクが得ら
れてその発進は緩徐になり、その後に該吸収量が最小に
なって高速になるから衝撃的な発進はなく、乗り心地が
良くなる。
【0011】サーボ弁の加圧制御面に作用するパイロッ
ト圧力を変更することにより、使用状況に応じて該モー
タの回転を制御できる。例えば、該モータへの供給流量
が少ないときに該パイロット圧力を下げれば、該モータ
の傾転開始圧力が下がり、負荷圧が低くても該モータの
吸収量を増大させることができるから低速時の車両の操
作性が向上し、その供給流量が多いときはパイロット圧
力を上げて傾転開始圧力を上げれば、車両の走行速度を
上げることができる。
【0012】該モータが正逆に回転される場合、該負荷
圧を切換弁で該モータの流入口側から必ず選択すれば、
その回転を減速するときには該流入口側の圧力が低くな
るので、該ピストンは該吸収量を最小側に制御し、その
ため減速時の油圧によるブレーキ力(該モータを経由し
たエンジンブレーキ力)が小さくなり、高速走行時に急
激なエンジンブレーキが利くこともなく、円滑な走行を
行える。
【0013】
【実施例】本発明の実施例を、図2に示すホイールロー
ダー等の油圧走行車両の走行用の可変容量形アキシャル
ピストンモータ1に適用した実施例に基づき説明する
と、該モータ1は出力軸2の駆動板3に頭部を取付けた
複数本のアキシャルピストン4が出没するシリンダブロ
ック5と、該シリンダブロック5を出力軸2に対して傾
斜させるためのコントロールピストン6と、該モータ1
のケーシング7の内面に形成した円弧状溝8に沿って移
動自在で且つ該シリンダブロック5の後端に接したレン
ズ状のコントロールプレート9を有し、該ピストン6と
該プレート9は互いにピン10にて連結され、該ピスト
ン6の移動に伴い該シリンダブロック5と出力軸2との
傾転角が変更される。該シリンダブロック5には、エン
ジン11で駆動された油圧ポンプ12から該コントロー
ルプレート9に形成した2つのポート(図示してない)
の一方を介して流体が供給され、その流体圧力で該アキ
シャルピストン4が順次にシリンダブロック5から押し
出され、その押出し力で該出力軸2が回転し、仕事を終
えた流体は他方のポートからタンク22に排除される。
【0014】該コントロールピストン6は、図7にも明
示したように、該モータ1の負荷圧が作用する大径の受
圧面14と小径の受圧面15とを有し、該大径の受圧面
14に該負荷圧を導く回路16に、該大径の受圧面14
と対向した端部に連接して設けたフィードバックスプリ
ング17の力と、これと同方向に作用する調整可能な調
整スプリング18の力を受け、該モータ1の負荷圧が作
用する制御面20を有するスプール19を備えたサーボ
弁21を設け、該サーボ弁21により該回路16へ負荷
圧の導入するか或いは該回路16をタンク22に接続す
る制御を行い、該コントロールピストン6及びシリンダ
ブロック5の移動を制御し、該シリンダブロック5の傾
転角即ち該モータ1の吸収量を制御する。
【0015】こうした構成は従来の制御装置も備えると
ころであるが、こうした構成では、該大径の受圧面14
に負荷圧が作用しないとき、或いは無負荷のとき、該モ
ータ1の吸収量が最小となるので、上記した不都合、欠
点を生じることになるので、本発明に於いては、該コン
トロールピストン6とシリンダブロック5を、該コント
ロールピストン6の大径の受圧面14に作用する負荷圧
で該シリンダブロック5の吸収量を小とする方向へ移動
するように連結し、該サーボ弁21のスプール19に設
けられる制御面20を、負荷圧が作用したときに該フィ
ードバックスプリング17及び調整スプリング18の力
と同方向の力を発生できるように設け、パイロット圧力
が作用して該制御面20により発生する力と反対方向の
力を発生する加圧制御面30を設けるようにし、該大径
の受圧面14に負荷圧が作用しないとき等に於いては該
吸収量が最大となるようにした。
【0016】これを更に詳述すると、該コントロールピ
ストン6の小径の受圧面15側の端部を、フィードバッ
クスプリング17及び固定状態のブッシュ23を挿通し
た鍔24付きの連杆25を介してサーボ弁21のスプー
ル19の一端に当接させ、該連杆25の鍔24とブッシ
ュ23との間に調整スプリング18を介在させるように
し、該ブッシュ23には、これを軸方向へ移動させて該
調整スプリング18のばね力を調整するための調整ねじ
26を設けた。該サーボ弁21は、3つの接続口27を
設けた筒状のバレル28の内部を挿通した段付のスプー
ル19で構成され、該スプール19はランド部19aよ
りも端部19bの外径を大きくし、該端部19bの肩部
が該制御面20となるようにし、該フィードバックスプ
リング17及び調整スプリング18と対向する該スプー
ル19の端部に加圧制御面30を形成した。該加圧制御
面30にはポート35を介してパイロット圧力が導入さ
れるが、該パイロット圧力としては、例えば該エンジン
11の回転数に応じて圧力が上昇するような、公知の油
圧ポンプと公知のバルブを組合わせた油圧装置からの圧
力を利用すれば、車両の運転者のアクセルの踏み込みで
パイロット圧力を上昇させることができる。該スプール
19の内部には軸方向に延びる漏れ排出孔31を形成
し、該排出孔31をタンクへ開放された室32に接続し
た。室33、34もタンクへ開放される。
【0017】図2の実施例に於いて、油圧ポンプ12か
ら該モータ1に流量が供給されていないとき或いは供給
されていても負荷圧の発生のない無負荷運転状態のとき
は、パイロット圧力の作用若しくはフィードバックスプ
リング17の作用によりサーボ弁21のスプール19は
大径の受圧面14への回路16を開いた状態となり、コ
ントロールピストン6は該モータ1の吸収量を最大とす
る位置に移動する。そして、車両の走行のためにポンプ
12から該モータ1へ流量を供給すると、該モータ1は
その吸収量が最大であるために低速で回転し、低速で車
両が始動する。この後、フィードバックスプリング17
及び調整スプリング18の合計力よりも優勢な圧力のパ
イロット圧力を加圧制御面30に作用させると、該サー
ボ弁21は該モータ1の負荷圧を該コントロールピスト
ン6の大径の受圧面14へ導入するように移動し、その
ため該モータの吸収量が小さくなるようきシリンダブロ
ック5が傾転を開始するので、該モータの回転数が上が
り、車両の走行速度は増大する。走行開始後に該負荷圧
が上昇すると、該サーボ弁21の制御面20に発生する
力が増大し、サーボ弁21が該大径の受圧面14をタン
ク22に接続するように移動するので、該モータ1の吸
収量が大きくなって走行速度は低下し、負荷圧に応じた
トルクで走行する。該負荷圧とスプリング17、18に
よる力とパイロット圧力とがバランスしたところで該サ
ーボ弁21は回路16を閉じ、車両は定速で走行する。
【0018】車両の起動時、ポンプ11から大流量を該
モータ1へ供給すると、図3に示すように、急激に負荷
圧が上昇するが、この場合もサーボ弁21の移動で該コ
ントロールピストン6が該吸収量を最小にするまでの間
は吸収量が大きい状態にあるので、走行開始時の大きな
走行抵抗に打ち勝つ大トルクが得られてその発進は確実
になり、その後に該吸収量が最小になって高速回転する
から衝撃的な発進はなく、乗り心地が良くなる。これに
対し、図1の従来のものでは、図4のように、モータ吸
収量が最小の状態で大流量が供給されるため、車両は衝
撃的な急発進をし、その後、吸収量が最大になるので、
運転者の意図にそぐわない走行状態になる。
【0019】加圧制御面30に作用するパイロット圧力
を変更することにより、エンジン11の回転数が少なく
該モータへの供給流量が少ないときに、該パイロット圧
力を下げれば、該モータのシリンダブロック5の傾転開
始圧力が下がり、負荷圧が低くても該モータ1の吸収量
を増大させることができるから低速時の車両の走行トル
クが大きくなって操作性が向上し、エンジン11の回転
数が多くその供給流量が多いときは、パイロット圧力を
上げて傾転開始圧力を上げれば、車両の走行速度を上が
り乗り心地が良くなる。
【0020】図5は、該モータ1のシンボル的に示した
流入口35と流出口36の圧力のうちの高い方の圧力
を、シャトル弁又はチェック弁等の高圧選択弁37によ
り負荷圧として選択したもので、該モータ1が正逆転し
ても負荷圧を抽出して該制御装置を制御できる。また、
該モータ1の正転・逆転に応じて該モータ1の流入口3
5を例えば図6のように外部圧力で自動的に切換え作動
する切換弁38で選択し、その選択した圧力を該負荷圧
として本発明の制御装置に導入すれば、アクセルを緩め
て車両を減速すると、該流入口35側の圧力は低くなる
が、この低い圧力を負荷圧として利用することにより、
減速時に該モータ1の吸収量を最小側とすることができ
る。そのため、減速時に該モータによる油圧ブレーキ力
即ちエンジンブレーキ力が小さくなり、高速走行時にエ
ンジンブレーキが効きすぎてガクガクした動きを生じる
ことがなくなり、乗り心地が向上する。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によるときは、可変
容量形アキシャルピストンモータの制御装置のコントロ
ールピストンとシリンダブロックを、該コントロールピ
ストンの大径の受圧面に作用する負荷圧で該シリンダブ
ロックの吸収量を小とする方向へ移動するように連結
し、該ピストンを制御するサーボ弁の該負荷圧が作用し
た制御面を該フィードバックスプリング及び調整スプリ
ングの力と同方向の力が発生するように該スプールに形
成し、更に該スプールにパイロット圧力が作用して上記
制御面により発生する力と反対方向の力を発生する加圧
制御面を形成したので、負荷圧がないときは該吸収量が
最大となって低速で該モータを回転開始することがで
き、該モータに供給される流量が少なく負荷も小さいと
きに、吸収量を大きくして比較的低速で回転することが
でき、運転者の意図に応じた制御を行え、急発進の回転
も円滑になり、応答性も向上し、パイロット圧力の変更
で任意にシリンダブロックの傾転開始圧力を変更するこ
とができ、該モータの使用状態に応じてその回転状態を
変更できて便利であり、請求項2の構成によれば確実に
負荷圧を得て制御を行え、請求項3の構成とすることに
より、該モータの良好な減速状態が得られる等の効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の截断側面図
【図2】本発明の実施例の截断側面図
【図3】図2の装置の制御特性の線図
【図4】図1の従来例の制御特性の線図
【図5】本発明の他の実施例の截断側面図
【図6】本発明の更に他の実施例の截断側面図
【図7】図2の要部の拡大図
【符号の説明】
1 可変容量形アキシャルピストンモータ 5 シリンダブロック 6 コント
ロールピストン 10 ピン 12 油圧
ポンプ 14 大径の受圧面 15 小径
の受圧面 16 回路 17 フィ
ードバックスプリング 18 調整スプリング 19 スプ
ール 20 制御面 21 サー
ボ弁 22 タンク 30 加圧
制御面 37 高圧選択弁 38 切換

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可変容量形アキシャルピストンモータのシ
    リンダブロックに、該モータの負荷圧が作用する大径と
    小径の受圧面を備えた該シリンダブロックの吸収量を調
    整するコントロールピストンを連結し、該大径の受圧面
    へ該負荷圧を導く回路に、該ピストンの大径の受圧面と
    対向した端部に連接して設けたフィードバックスプリン
    グの力と、調整可能な調整スプリングの力とが同方向に
    作用し、該負荷圧が作用した制御面を有するスプールを
    備えたサーボ弁を設け、該サーボ弁により該回路への負
    荷圧の導入と該回路のタンクへの接続を制御した制御装
    置に於いて、該コントロールピストンとシリンダブロッ
    クを、該コントロールピストンの大径の受圧面に作用す
    る負荷圧で該シリンダブロックの吸収量を小とする方向
    へ移動するように連結し、該サーボ弁の該負荷圧が作用
    した制御面を該フィードバックスプリング及び調整スプ
    リングの力と同方向の力が発生するように該スプールに
    形成すると共にパイロット圧力が作用して上記制御面に
    より発生する力と反対方向の力を発生する加圧制御面を
    該スプールに形成したことを特徴とする可変容量形アキ
    シャルピストンモータ用制御装置。
  2. 【請求項2】上記可変容量形アキシャルピストンモータ
    の流体の流入口と流出口の圧力のうち、高い方の圧力を
    シャトル弁又はチェック弁等の高圧選択弁で選択して上
    記負荷圧としたことを特徴とする請求項1に記載の可変
    容量形アキシャルピストンモータ用制御装置。
  3. 【請求項3】上記可変容量形アキシャルピストンモータ
    の正転と逆転に応じて該モータの流入口から切換弁で上
    記負荷圧を抽出したことを特徴とする請求項1に記載の
    可変容量形アキシャルピストンモータ用制御装置。
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