JPS5916540Y2 - ポンプ始動負荷軽減装置 - Google Patents

ポンプ始動負荷軽減装置

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JPS5916540Y2
JPS5916540Y2 JP17887577U JP17887577U JPS5916540Y2 JP S5916540 Y2 JPS5916540 Y2 JP S5916540Y2 JP 17887577 U JP17887577 U JP 17887577U JP 17887577 U JP17887577 U JP 17887577U JP S5916540 Y2 JPS5916540 Y2 JP S5916540Y2
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JP
Japan
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pump
piston
piston body
bushing
control arm
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JP17887577U
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English (en)
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JPS54101604U (ja
Inventor
弘 平山
Original Assignee
カヤバ工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はトルク一定制御用レギュレータを備える可変ピ
ストンポンプにおいて、始動時の負荷を軽減する装置に
関する。
可変ビスI・ンポンプの原動機馬力を有効に利用するも
のとして“トルク一定制御゛ポンプがある。
これは、第1図に示すように、ポンプ吐出圧が上昇すれ
ば斜板角を減じて吐出量を減し、逆に吐出圧が下降すれ
ば吐出量を増し、ある設定圧力以上で゛は、馬カ一定と
なるようにレギュレータにより制御するものである。
このレギュレータの制御特性から、吐出圧が最も低い場
合は、レギュレータは最大斜板角の状態にあり、この結
果、ポンプ始動時は吐出圧力がほとんどたたないので、
必然的に最大斜板角で駆動されることになる。
このため、始動時の駆動トルクが増大し、とくに寒冷時
の始動性が著しく悪化することがあった。
本考案は、この始動特性の改善を目的とするもので、始
動時に斜板角度を最小となるようにしてポンプ駆動力を
低減させた始動負荷軽減装置を提供する。
以下実施例を図面にもとづいて説明する。
まず、第2図に可変吐出ポンプのレギュレータを示すと
、ハウジング1には互に軸心が平行になるように配設さ
れた2つの摺動孔2と3とが形成され、これら摺動孔2
,3は中央空間部4で互に連通ずる。
一方の摺動孔2にはポンプ吐出圧に応動するサーボバル
ブ6と、このバルブセットスプリング7の荷重を調整す
る調整機構8が収められる。
他方の摺動孔3には、ポンプ斜板角を制御するアーム9
を備えるピストン体10が収められ、前記サーボバルブ
6の切換え作動に伴って供給される吐出油により作動す
る。
前記サーボバルブ6は摺動孔2に対して固定的に配設さ
れたスリーブ11と、このスリーブ11内で摺動自由な
スプール12とからなる。
スリーブ11にはポンプ吐出圧が導かれるAポート13
と、タンク側に連通するBポート14と、前記ピストン
体10の大径部10 aの端部の圧力室16 aと連通
するCポート15が形成される。
スプール12にはCポート15をAポート13あるいは
Bポート14に選択的に連通させたり、両ポー1−13
,14に対する連通を同時に遮断しうる環状溝17が設
けられる。
スプール12の右端の室18は常時タンク圧が導かれる
とともに、この右端にポンプ吐出圧に応動するピン20
が当接し、また、スプール左端には前記セットスプリン
グ7がスプリングシート21を介して作用し、したがっ
て、スプール12はピン20の押圧力とスプリング荷重
とがバランスする位置へと移動する。
ピン20はスリーブ端壁22を摺動自由に貫通し、ポン
プ吐出圧か゛導かれる圧力室23内に突出し、油圧の上
昇に応じてスプール12左方への押圧力を増大する。
なお、油通路24.25を介してスリーブ環状溝26に
ポンプ吐出油が導かれ、さらに通路27を介して前記A
ポート13に連通するとともに、細路28を介して圧力
室23にも吐出圧が作用する。
前記セットスプリング7は、常時荷重の作用する第1ス
プリング7aと、このスプリング7aが一定以上収縮し
てから作用を始める第2スプリング7bとから構成され
、これによってトルク一定時性曲線に近似した弾発力を
スプール12に附与する。
セットスプリング7の基端はアジャスタ30に保持され
、このアジャスタ30は前記アーム9の突出部31に形
成したねし孔32によって、スプール12の軸方向に進
退自在に結合している。
したがって、スプール12に向けてアジャスタ30を押
し進めれば、セットスプリング7の初期荷重は大きくな
り、逆に後退させれば弱くなる。
このアジャスタ30はねじ部33が前記ねじ孔32に螺
合する一方、後端のガイドロッド34には軸方向に延び
る割溝35が形成してあって、この割溝35に対して回
転プラグ36の保合プレート37が差し込まれ、これに
より調整機構8を構成する。
回転プラグ36は外部への突出端に角頭部38が形成さ
れ、また環状溝39に対してハウジング1に螺合する止
ねじ40の先端が嵌め込まれ、これにより軸方向には移
動せずに任意の回転位置に固定しうるようになっている
さらに、41はオイルシールであって、前記中央空間部
4に充満する作動油がこの回転プラグ36の周面がら漏
洩するのを防止している。
前記ピストン体10の大径部10 aの端部ハウジング
1の左端からねし込まれる調整プラグ42の端面と当接
し、その初期位置が決められる。
ピストン体10のねじ部43に前記アーム9がねし結合
されるのであり、図示状態ではポンプ斜板角が最大、つ
まり吐出量が最大となるように設定される。
ピストン体10の小径部10 bの端面には圧力室16
bが形成され、この圧力室16 bには前記通路24
を介してポンプ吐出圧が導がれると同時に、リターンス
プリング45が介装され、大径部圧力室16 aの圧力
が低下すると図のようにピストン体10を移動させる。
ここで、このレギュレータの動作について説明しておく
と、ポンプの作動に伴い吐出油の一部が通路24.25
を介して導がれ、サーボバルブ6のスプール12をピン
20がこの吐出圧に応じて左方に押圧する(ピン20の
他端の室18はタンク圧であるため圧力が低い)。
このため、セットスプリング7を押縮めながらスプール
12が左方に移動し、Aポート13とCポート15とを
連通ずる。
ピストン体10の左方の圧力室16aがこのCポート1
5と接続しているので、この圧力室16 aにポンプ吐
出圧が導かれると大径部10 aを右方に押すように作
用する。
このとき、ピストン体10の他端小径部10bにも同一
のポンプ吐出圧と、リターンスプリング45の反発力が
作用しているが、大径部10 aと小径部10 bとの
受圧面積差があるため、ピストン体10は両方の作用力
がバランスするまで右方に移動する。
ビス!・ン体10の移動によりアーム9も一体的に移動
してポンプ斜板角を小さくして吐出流量を減少させる一
方、アーム90右行に伴いセットスプリング7の基端の
アジャスタ30も同一的に移動するので、セットスプリ
ング7の荷重が増大する。
このため、スプール12はCポート15を閉じるまで右
方へと押し戻され、その位置でピン12に作用する吐出
圧とのバランスが得られれば静止する。
なおCポート15が閉じられれば、ピストン体10に作
用する圧力室16 aの押圧力が一定となり、このとき
他端の圧力室16bの圧力(吐出圧)が変化しない限り
は斜板角はそのままに保持される。
そして、アーム9が右行するほど斜板角は小さくなり流
量が減少する反面、圧力は増大するのであり、結局発生
トルクは常にほぼ一定となる制御が行われる。
つまり、アーム9の動きによって制御される斜板角はア
ジャスタ30を介してセットスプリング7にフィードバ
ックされ、結局、このセットスプリング7のばね特性を
第1図のように、トルク一定曲線に近似させることによ
り、ポンプの動特性をこれに対応したものに制御できる
のである。
この場合、スプリング7aの単独特性域と、スプリング
7aと7bの合戒特性域とを連続させることにより、近
似特性を得る。
なおこのようなトルク特性を調整するには、止ねじ40
を緩めて回転プラグ36を回転させ保合プレート37を
介してガイドロッド34を回転させればよく、これによ
ってアジャスタ30のアーム9に対する相対位置が変位
し、セットスプリング7の初期荷重(フィードバックの
定数)を変えることができる。
したがって、このレギュレータでは、ポンプ駆動時には
吐出圧が低下していて、サーボバルブ6のCポート15
がタンク側のBポート14に連通し、ピストン体10の
大径部10 aの圧力室16 aがタンク圧となり、ピ
ストン体10はリターンスプリング45によって最大斜
板角(吐出量最大)の位置に押戻されている。
ポンプ始動時に、この斜板角を小さくするため、第3図
、第4図に示すような機構によってピストン体10の位
置制御を行う。
図示例は、2連ピストンポンプの2つのレギュレータ5
0a、50bを同時に操作する場合を示すもので、ピス
トン体10の端部に位置して、調整プラグ42を摺動自
在に貫通するブツシュロッド51が設けられ、このブツ
シュロッド51の頭部52がピストン体10の大径部1
0 aに当接しうるようになっている。
ポンプハウジング53にピン54を介して回動自由に支
持されたレバー55に対し、リンク56を介して前記ブ
ツシュロッド51の突出端が連結する。
レギュレータ50 aと50 bとでは、レバー55に
対してのリンク56の取付点が対称的に構成され、図中
時計方向にレバー55を回動すれば、ブツシュロッド5
1は共に左右のレギュレータ50a、50bのピストン
体10をリターンスプリング45に抗して押し進めるよ
うに働く。
このレバー55はリンクロッド57を介して原動機の運
転部に設ける操作レバーあるいはペダルなどに連係され
る。
したがって、始動時にレバー55を想像線で示す位置に
回動させれば、二つのレギュレータ50a。
50 bにおいて、同時にリンク56を介してブツシュ
ロッド51がピストン体10を押し込み、これによって
ポンプ斜板角を変える制御アーム9が一体的に作動し、
斜板角を最低(0〜3°)にして吐出量を減らす。
このため、始動時のポンプ駆動馬力は小さくなり、とく
に寒冷時の始動性が著しく良好になる。
また、ポンプを駆動する原動機のセルモータの負荷が減
じられ、スタート操作に比較的長時間を要しても、負荷
が少ないためバッテリの梢費電力も少なくなる。
そして始動完了後は、レバー55を元に戻すように操作
してやれば、ピストン体10はリターンスプリング45
の作用で本来の斜板角位置に復帰し、トルク一定のフィ
トバック制御が開始される。
以上の実施例では、2連ポンプを対象として説明したが
、必らずしもこれに限定されるわけではない。
このように本考案では、始動時のポンプ吐出量を最低に
することができ、このため配管抵抗なども最小となりポ
ンプ駆動馬力が軽減され、原動機の始動負荷を減じて始
動性を向上させる。
なお、レギュレータとしては上記実施例に限定されず、
ポンプ停止時に斜板角が最大となるようなものならば全
てに適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はポンプの制御特性を示す説明図、第2図はレギ
ュレータの断面図、第3図は本考案の平面図、第4図は
側面図である。 1・・・ハウジング、6・・・サーボバルブ、7・・・
セツトスプリング、9・・・斜板角制御アーム、1o・
・・ピストン体、10 a・・・大径部、10b・・・
小径部、12・・・スプール、30・・・アジャスタ、
42・・・調整プラグ、45・・・リターンスプリング
、51・・・ブツシュロッド、55・・・レバー、56
・・・リンク。 54・・・ピン、

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ポンプ吐出圧に応動するサーボバルブと、該バルブ
    の切換によって供給される吐出油によって作動し、ポン
    プ斜板角制御アームを有するピストン体と、前記吐出圧
    に対して対抗的にサーボバルブに作用するセットスプリ
    ングと、前記制御アームの変位をセットスプリングにフ
    ィードバックするように制御アームに進退自由に螺合し
    たアジャスタとを備えた可変ピストンポンプレギュレー
    タにおいて、前記制御アームを駆動するピストン体に対
    し、ハウジングを摺動自在に貫通し端部に軸方向から当
    接するブツシュロッドを設け、該ブツシュロッドにレバ
    ーを連係し、始動時にブツシュロッドを介してピストン
    体を直接押圧して斜板角を減少させうるようにしたポン
    プ始動負荷軽減装置。 2 前記レギュレータが対向的に配設された2連ピスト
    ンポンプのピストン体にそれぞれブツシュロッドを当接
    させ、これら両ブツシュロッドに連係したリンクをレバ
    ーを介して同時に前記ピストン体を駆動できるようにし
    た実用新案登録請求の範囲第1項記載のポンプ始動負荷
    軽減装置。
JP17887577U 1977-12-28 1977-12-28 ポンプ始動負荷軽減装置 Expired JPS5916540Y2 (ja)

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JPS54101604U JPS54101604U (ja) 1979-07-18
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