JPH02230974A - 可変容量形液圧ポンプ装置 - Google Patents

可変容量形液圧ポンプ装置

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JPH02230974A
JPH02230974A JP1052478A JP5247889A JPH02230974A JP H02230974 A JPH02230974 A JP H02230974A JP 1052478 A JP1052478 A JP 1052478A JP 5247889 A JP5247889 A JP 5247889A JP H02230974 A JPH02230974 A JP H02230974A
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JP
Japan
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valve
throttle valve
variable
variable throttle
liquid
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JP1052478A
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English (en)
Inventor
Juichi Nakamura
寿一 中村
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Toyooki Kogyo Co Ltd
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Toyooki Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、回転数が可変速の駆動源(例えば、車両・船
舶等のエンジン)により回転駆動され吐出液体を負荷と
してのパワーステアリング装置に供給する可変容量形液
圧ポンプ装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、特公昭41−15377号公報に示される如き可
変容量形液圧ポンプ装置を回転数が可変速の駆動源によ
り回転駆動すると、可変容量形液圧ポンプの吐出液体は
吐出流路に配設された固定絞り弁で絞り制御されてパワ
ーステアリング装置に供給される。そして、圧力補償弁
は固定絞り弁の前後圧力差に基く作用力と弾性部材の弾
性力とが弁体に対向作用し、固定絞り弁の前後圧力差に
基く作用力が弾性部材の弾性力より小さいときには弁体
が吐出量変更部材としての斜板を変位する操作ピストン
の背面側に形成した作用室を低圧側に連通している。こ
のため、斜板は最大吐出量が得られる最大傾斜角度に位
置し、可変容量形液圧ポンプは第12図に示すように、
回転数の上昇に比例して吐出量が増加する。そして、可
変容量形液圧ポンプの駆動軸の回転数が第12図の一定
の回転数N1まで上昇した後、吐出量の増加に′より固
定絞り弁の前後に生ずる圧力差が大きくなり、この圧力
差に基く作用力が弾性部材の弾性力より大きくなって圧
力補償弁の弁体が操作ビスl・ンの作用室へ圧力液体を
導入するよう作動し、操作ピストンは作用室に導入した
圧力液体に基く作用力により斜板の傾斜角度を減少する
よう移動して可変容量形液体ポンプの一回転当りの吐出
量が減少し、以後、回転数の上昇に応じて一回転当りの
吐出量が減少するため、結果として第12図に示すよう
に一定の回転数N1以上の回転数では回転数上昇に拘わ
りなく吐出量を一定にしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、パワーステアリング装置では、可変容量形液
圧ポンプの駆動軸の回転数が一定の回転数以上で舵取り
操作が軽くできないよう回転数上昇に応じて吐出量を減
少することが望ましいが、従来の可変容量形液圧ポンプ
装置では一定の回転数以上において吐出量が一定である
ため、かかる効果を期待することはできない。
本発明は、かかる問題を解決すべくなされたものであり
、駆動軸の一定の回転数以上で回転数上昇に応じて吐出
量を減少し得るようにした可変容量形液圧ポンプ装置を
提供することを目的としている. 〔課題を解決するための手段〕 上記した目的は、外部駆動源により回転駆動される駆動
軸とともに回転して液体を吸入流路より吸入して吐出流
路へ吐出するよう回転体を設け、作用室へ圧力液体を導
入したり同作用室の液体を低圧側へ導出したりすること
で移動する操作ピスt・ンにより吐出量変更部材を変位
させて液体の吐出量を変更する可変容量形液圧ポンプと
、この可変容量形液圧ポンプの前記吐出流路に配設する
可変絞り弁と、この可変絞り弁の前後圧力差を一定にす
るようその圧力差に基く作用力と弾性部材の弾性力とが
弁体に対向作用してその平衡位置への弁体の移動により
前記作用室へ圧力液体を導入したり同作用室の液体を低
圧側へ導出したりする圧力補償弁を備えるとともに、前
記駆動軸の回転数に応じた作用力を前記駆動軸から得て
前記可変絞り弁の弁体にばねを介して伝えるカム手段と
、このカム手段による前記作用力に応じて前記可変絞り
弁の弁体の動きを抑制し前記駆動軸が一定の回転数に上
昇するまでは前記可変絞り弁の絞り開度を設定値に維持
しまた一定の回転数に上昇した後は回転数の上昇に応じ
て前記可変絞り弁の絞り開度を前記設定値より順次減少
するよう機能するダンパ手段を備える構成により達成し
得る。
〔作用〕
本発明による可変容量形液圧ポンプ装置においては、駆
動軸の回転数が一定の回転数に上昇するまでは、主とし
てカム手段とダンパ手段の協働作用により可変絞り弁の
絞り開度が設定値に維持され、しかも可変容量形液圧ポ
ンプから吐出される流量が少ないため、可変絞り弁の前
後圧力差が小さくて圧力補償弁は作動しない。このため
、操作ピストンは移動せず、可変容量形液圧ポンプの一
回転当りの吐出量は変更されない。従って、駆動軸の回
転数が上昇するに比例して当該ポンプ装置の吐出量が増
加する。
しかして、駆動軸の回転数が一定の回転数まで上昇した
後には、主としてカム手段とダンパ手段の協働作用によ
り回転数の上昇に応じて可変絞り弁の絞り開度が設定値
より順次減少する。ところで、可変絞り弁の絞り開度が
減少すると、可変絞り弁の前後圧力差が大きくなって圧
力補償弁は絞り開度の減少した可変絞り弁の前後圧力差
に基づく作用力と弾性部材の弾性力との平衡位置へ弁体
が移動して操作ピストンの作用室へ圧力流体を導入し、
操作ピストンが移動して吐出量変更部材を吐出量減少方
向へ変位させ、絞り開度が減少した可変絞り弁の前後圧
力差を一定にするよう可変容量形液圧ポンプの一回転当
りの吐出量を減少する。
従って、駆動軸の回転数が一定の回転数以上のときには
、その回転数上昇に応じて可変絞り弁の絞り開度が設定
値より順次減少するに伴って、当該ポンプ装置の吐出量
が順次減少する。
〔実施例〕
以下に、本発明の一実施例を第1図〜第5図に基いて説
明する。
第1図に示した本発明による可変容量形液圧ポンプ装置
は、可変容量形液圧ポンプとしての斜坂式可変容量形ピ
ストンポンプ(可変容量形ベーンポンプでもよい)Aと
、このポンプAの吐出量を制御するための可変絞り弁B
,圧力補償弁C,圧力制御弁D.カム手段E及びダンパ
手段Fを具備している。
可変容量形液圧ボンプAは、回転数が可変速の駆動源(
図示せず)によって回転駆動される駆動軸11と、この
駆動軸11上に一体回転可能に組付けた回転体としての
シリンダブロック12を備えていて、シリンダブロック
12には多数のピストン13が所定のストロークで往復
動可能に設けられて吐出量変更部材としての斜板l4に
係合している. 斜板21は、支持軸15回りに一定の傾斜角度の範囲内
で揺動可能に設けられていて、ばね16により第1図反
時計方向に付勢されており、図示状態では最大傾斜角度
に保持されている。従って、この状態で駆動軸11を回
転駆動してシリンダブロソク12を回転させると、各ピ
ストン13が往復動してリザーバl7に接続される吸入
流路18からパワーステアリング装置(図示せず)に接
続される吐出流路l9に液体が最大吐出量にて吐出され
る.また斜坂14には、ばね16に対向して操作ピスト
ン21が係合している。操作ピストン21は、シリンダ
22内に軸方向へ移動可能に嵌合されていて、先端側に
て斜板14に当接し、背面側に作用室23を形成してい
る。
可変絞り弁Bは、可変容量形液圧ボンプAの吐出流路1
9に配設されて吐出液体を絞り制御するもので、第1図
及び第2図にて示したように、そのポペット弁体24は
背部に設けたばね25により弁座26に向けて付勢され
るとともに、カム手段Eによりばね27及びリテーナ2
8を介してばね25に抗して押勤されるようになってお
り、ポベ7ト弁体24がその両側に作用する液圧による
作用力とばね25.27の作用力との平衡位置へ移動す
ることで絞り開度が決定されるようになっている。
圧力補償弁Cは、可変絞り弁Bの前後圧力差を一定にす
るように可変容量形液圧ポンプAの吐出量を増減制御す
るもので、その弁本体29には弁体3lを摺動自在に嵌
挿する嵌挿孔32と弁体31に弾性力を作用させるばね
33を収容する収容孔34が同軸的に形成されていて、
嵌挿孔32には軸方向に間隔を有して可変絞り弁Bの前
側の吐出流路19aより分岐した流路35と操作ピスト
ン2lの作用室23に圧力制御弁Dを介して連通する流
路36と低圧側に連通ずる流路37が開口しており、ま
た収容孔34には可変絞り弁Bの後側の吐出流路19b
より分岐した流路38が開口している. 弁体31は、両端に対向作用する流路35を経て作用す
る可変絞り弁Bの前側圧力と流路38を経て作用する可
変絞り弁Bの後側圧力との圧力差に基く作用力とばね3
3の弾性力との平衡位置へ移動することで、流路36を
流路35と流路37とに切換達通して操作ピスl・ン2
1の作用室23へ圧力液体を導入したり作用室23の液
体を低圧側へ導出したりする。
圧力制御弁Dは、可変容量形液圧ポンプAの吐出液体の
最高圧力を設定するためのもので、圧力補償弁Cの弁本
体29をその弁本体として共用している。弁本体29は
、弁体41を摺動自在に嵌挿する嵌挿孔42と弁体41
に弾性力を作用させるばね43を収容する収容孔44を
同軸的に有していて、嵌挿孔42には軸方向に間隔を有
して可変絞り弁Bの前側の吐出流路19aより分岐した
流路35と操作ピストン21の作用室23に連通する流
路45と圧力補償弁Cに連通する流路36が開口してお
り、また収容孔44には低圧側に連通ずる流路46が開
口している。
弁体41は、一端に流路35を経て作用する可変絞り弁
Bの前側圧力が他端に作用するばね43の弾性力に基く
設定圧力以上になると、流路45を流路35に切換連通
して操作ピストン21の作用室23へ圧力液体を導入す
る。
カム手段Eは、駆動軸11上に一体的に形成したカム4
7と、可変絞り弁Bのポペット弁体24と同軸的に配置
されて一端にてカム47に係合し他端にてばね27に係
合するカムフォロア48によって構成されていて、駆動
軸11の回転数(回転速度)に応じた作用力を駆動軸1
1から得て可変絞り弁Bのポペット弁体24にばね27
及びリテーナ28を介して伝える機能を有している。な
お、カムフォロア48とリテーナ28は第2図にて示し
たように筒状ガイド49内に摺動可能に嵌挿されて軸方
向へ移動可能となっている。
ダンパ手段Fは、カム手段Eから伝わる作用力に応じて
ポペット弁体24の弁座26から離れる方向への動きを
抑制するもので、ポペット弁体24の背部液室51と、
この背部液室51と可変絞り弁Bの後側の吐出流路19
bを接続する流路52に中に介装したオリフィス53と
、流路52と並列に設けた流路54中に介装したチェッ
ク弁55によって構成されていて、駆動軸1lが一定の
回転数N1に上昇するまでは、換言すればカム手段Eか
ら伝わる作用力によって押勤されるボペ,ト弁体24の
移動速度が所定値に至るまでは、ポペット弁体24の移
動によって背部液室28に背圧が発生しないようにして
カム手段E.ばね25.27等と協働して可変絞り弁B
の絞り開度(ポペット弁体24の往復動により変化する
)を設定値に維持し、また駆動軸11が一定の回転数N
lに上昇した後はボペント弁体24の背部液室51側へ
の移動によって背部液室51に回転数Nの上昇に応じた
背圧が発生するようにして回転数Nの上昇に応じて可変
絞り弁Bの絞り開度を設定値より順次減少させる機能を
備えている。
上記のように構成した本実施例においては、第1図の状
態にて、圧力補償弁Cは弁体31がばね33の弾性力に
より押圧されて図示左方に位置し流路36を流路37に
連通しており、圧力制御弁Dは弁体41がばね43の弾
性力により押圧されて図示左方に位置し流路45を流路
36に連通しており、操作ピストン21の作用室23は
流路45,36.37を経て低圧側に連通しており、斜
板14はばね16の弾性力により傾斜角度を最大として
いる。
このため、この状態にて回転数が可変速の駆動源により
駆動軸11を回転駆動すると、駆動軸11の回転数Nが
一定の回転数N1に上昇するまでは、吐出流路19a,
19bの液圧とカム手段Eとダンパ手段Fの協働作用に
より可変絞り弁Bの絞り開度が第3図に示した開度から
第4図に示した開度まで変化する設定値に維持され、し
かも可変容量形液圧ボンブAから吐出される流量が少な
いため、可変絞り弁Bの前後圧力差が小さくて圧力補償
弁Cは作動しない。このため、操作ピストン21は図示
状態より移動せず、可変容量形液圧ポンブAの一回転当
りの吐出量は最大吐出量とされた状態より変更されない
。従って、駆動軸11の回転数Nが上昇するに比例して
第11図の1にて示したように当該ボンブ装置の吐出量
Qが増加する。
しかして、駆動軸11の回転数Nが一定の回転数N1ま
で上昇した後には、吐出流路19a,19bの液圧とカ
ム手段Eとダンパ手段Fの協働作用により回転数Nの上
昇に応じて背部液室51に発生する背圧が順次高くなっ
てボベット弁体24の背部液室51側への移動量が第5
図に例示したように第4図に示した場合に比して少なく
なり (ポペソト弁体24の移動量減少分はばね27が
圧縮されることにより吸収される)、可変絞り弁Bの絞
り開度が設定値より順次減少する。
ところで、可変絞り弁Bの絞り開度が減少すると、可変
絞り弁Bの前後圧力差、すなわち前側の吐出流路19a
の圧力と後側の吐出流路19bの圧力との差が大きくな
り、圧力補償弁Cの弁体31は可変絞り弁Bの前後圧力
差に基づく作用力とばね33の弾性力との平衡位置へ図
示状態より右方向へ移動して流路36を流路35に切換
達通させ、吐出流路19aを流れる吐出液体の一部が圧
力液体として流路35,36.45を流れて操作ピスト
ン2lの作用室23へ導入し、操作ピストン21が作用
室23へ導入の圧力液体に基く作用力によりばね16の
弾性力に抗して図示状態より右方向に摺動して吐出量変
更部材としての斜板14の傾斜角度を減少させ、絞り開
度が減少した可変絞り弁Bの前後圧力差を一定にするよ
う可変容量形液圧ポンプ八の一回転当りの吐出量を減少
する。そして、圧力補償弁Cは可変絞り弁Bの前後圧力
差を一定に維持すべく流路36の流路35と37への切
換連通を繰り返し作用室23へ圧力液体を導入したり作
用室23の液体を低圧側へ導出したりする。従って、駆
動軸11の回転数Nが一定の回転数N1以上のときには
、その回転数上昇に応じて可変絞り弁Bの絞り開度が設
定値より順次減少するに伴って、当該ポンプ装置の吐出
量Qが第11図の■にて示したようにその回転数Nの上
昇に応じて順次減少する。
なお、上述した状態より、駆動軸11の回転数Nが減少
すると、一定の回転数N1までは第11図の■にて示し
たように回転数Nの減少に応じて可変絞り弁Bの絞り開
度が順次増加して吐出量Qが順次増大され、一定の回転
数N1で可変絞り弁Bの絞り開度が設定値となって吐出
量Qが最大となり、以後、回転数Nの減少に比例して第
2図のIにて示したように吐出量Qが減少して行き駆動
軸11の停止により吐出量Qが零となる。
また、上述した作動時において、吐出流路19aの吐出
圧力がばね43の弾性力に基く設定圧力以上になった場
合には、圧力制御弁Dの弁体41が図示状態より右方向
へ摺動して流路45を流路35に切換連通して作用室2
3に圧力液体を導入し、吐出量を減少することで吐出流
路19aの吐出圧力を設定圧力以下に維持する。
次に、本発明の他の実施例を第6図〜第10図に基いて
説明する。
第6図に示した本発明による可変容量形液圧ポンプ装置
は、可変絞り弁Bとカム手段Eとダンバ手段Fを除いて
上記実施例と同様に構成されているため、以下においで
は可変絞り弁Bとカム手段Eとダンパ手段Fの構成を説
明し、可変容量形液圧ポンプAと圧力補償弁Cと圧力制
御弁Dの構成説明は図面に同一符号を付して省略する。
可変絞り弁Bは、可変容量形液圧ポンブAの吐出流路1
9に配設されて吐出液体を絞り制御するもので、第6図
及び第7図にて示したように、そのポペット弁体61は
背部に設けたばね62により弁座63に向けて付勢され
るとともに、カム手段Eによりばね62を介して押動さ
れるようになっており、ポペット弁体61がその両側に
作用する液圧による作用力とばね62の作用力との平衡
位置へ移動することで絞り開度が決定されるようになっ
ている。
カム手段Eは、駆動軸11上に一体的に形成したカム6
4と、可変絞り弁Bのボペ7ト弁体61と同軸的に配置
されて一端にてカム64に係合し他端にてばね62に係
合するカムフォロア65によって構成されていて、駆動
軸11の回転数(回転速度)に応じた作用力を駆動軸1
1から得て可変絞り弁Bのボペント弁体6lにばね62
を介して伝える機能を有しており、カムフォロア65の
一側には背部液室66が形成されている。
ダンパ手段Fは、カム手段Eから伝わる作用力に応じて
ポペフト弁体61の弁座63から離れる方向への動きを
カムフォロア65を介して間接的に抑制するもので、カ
ムフォロア65の背部液室66と可変絞り弁Bの後側の
吐出流路19bを接続する流路71に中に介装したオリ
フィス72と、流路71と並列に設けた流路73中に介
装したチェック弁74によって構成されていて、駆動軸
1lが一定の回転数N1に上昇するまでは、換言すれば
カム手段Eから伝わる作用力によって押動されるカムフ
ォロア65の移動速度が所定値に至るまでは、カムフォ
ロア65の移動によって背部液室66に背圧が発生しな
いようにしてカム手段E,ぱね62等と協働して可変絞
り弁Bの絞り開度を設定値に維持し、また駆動軸11が
一定の回転数N1に上昇した後はカムフォロア65の背
部液室66側への移動によって背部液室66に回転数N
の上昇に応じた背圧が発生するようにして回転数Nの上
昇に応じて可変絞り弁Bの絞り開度を設定値より順次減
少させる機能を備えている。
なお、本実施例の作動は、上述した第1図〜第5図の実
施例の作動説明及び第8図〜第10図の作動説明図から
容易に理解されると思われるため省略する。
〔発明の効果〕
以上要するに、本発明による可変容量形液圧ポンプ装置
においては、駆動軸が一定の回転数以上で回転するとき
、主としてカム手段とダンパ手段の協働作用により回転
数の上昇に応じて可変絞り弁の絞り開度が設定値より順
次減少するようにしたため、回転数の上昇に応じて吐出
量を順次減少させることができ、高回転領域におけるパ
ワーステアリング装置の操舵特性を改善できることは勿
論のこと、当該ポンプ装置の負荷を軽減できて省エネル
ギ効果を得ることができる。
また、駆動軸の回転数に応じた作用力をカム手段により
得て、ダンバ手段との協働作用により可変絞り弁の絞り
開度を変更するようにしたため、電気配線等の電気作業
を何等必要とせず取扱いを容易にできる効果も期待する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による可変容量形液圧ポンプ装置の一実
施例を示す縦断面図、第2図は同装置の要部拡大断面図
、第3図〜第5図は同作動説明図、第6図は本発明によ
る可変容量形液圧ポンプ装置の他の実施例を示す縦断面
図、第7図は同装置の要部拡大断面図、第8図〜第10
図は同作動説明図、第11図は本発明による可変容量形
液圧ポンプ装置によって得られる特性線図、第12図は
従来のポンプ装置によって得られる特性線図である。 符号の説明 11・・・駆動軸、12・・・シリンダブロック(回転
体)、14・・・斜板(吐出量変更部材)18・・・吸
入流路、19・・・吐出流路、21・・・操作ピストン
、23・・・作用室、24.61・・・可変絞り弁の弁
体、31・・・圧力補償弁の弁体、33・・・ばね(弾
性部材)、27.62・・・ばね(弾性部材)、A・・
・可変容量形液圧ポンプ、B・・・可変絞り弁、C・・
・圧力補償弁、E・・・カム手段、F・・・ダンバ手段
。 第6図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  外部駆動源により回転駆動される駆動軸とともに回転
    して液体を吸入流路より吸入して吐出流路へ吐出するよ
    う回転体を設け、作用室へ圧力液体を導入したり同作用
    室の液体を低圧側へ導出したりすることで移動する操作
    ピストンにより吐出量変更部材を変位させて液体の吐出
    量を変更する可変容量形液圧ポンプと、この可変容量形
    液圧ポンプの前記吐出流路に配設する可変絞り弁と、こ
    の可変絞り弁の前後圧力差を一定にするようその圧力差
    に基く作用力と弾性部材の弾性力とが弁体に対向作用し
    てその平衡位置への弁体の移動により前記作用室へ圧力
    液体を導入したり同作用室の液体を低圧側へ導出したり
    する圧力補償弁を備えるとともに、前記駆動軸の回転数
    に応じた作用力を前記駆動軸から得て前記可変絞り弁の
    弁体にばねを介して伝えるカム手段と、このカム手段に
    よる前記作用力に応じて前記可変絞り弁の弁体の動きを
    抑制し前記駆動軸が一定の回転数に上昇するまでは前記
    可変絞り弁の絞り開度を設定値に維持しまた一定の回転
    数に上昇した後は回転数の上昇に応じて前記可変絞り弁
    の絞り開度を前記設定値より順次減少するよう機能する
    ダンパ手段を備えてなる可変容量形液圧ポンプ装置。
JP1052478A 1989-03-03 1989-03-03 可変容量形液圧ポンプ装置 Pending JPH02230974A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04137285U (ja) * 1991-06-11 1992-12-21 株式会社小松製作所 可変容量油圧ポンプの容量制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04137285U (ja) * 1991-06-11 1992-12-21 株式会社小松製作所 可変容量油圧ポンプの容量制御装置

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