JPH11257211A - Hstにおける斜板式油圧ポンプの油圧サーボ - Google Patents

Hstにおける斜板式油圧ポンプの油圧サーボ

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JPH11257211A
JPH11257211A JP10066413A JP6641398A JPH11257211A JP H11257211 A JPH11257211 A JP H11257211A JP 10066413 A JP10066413 A JP 10066413A JP 6641398 A JP6641398 A JP 6641398A JP H11257211 A JPH11257211 A JP H11257211A
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Japan
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piston
swash plate
spool
pressure chamber
hst
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JP10066413A
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Katsuomi Ugi
克臣 宇城
Norihiko Sakamoto
訓彦 坂本
Koji Sakata
浩二 坂田
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Yanmar Co Ltd
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Yanmar Diesel Engine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作レバーの操作以外に電気的にピストン
を移動させてHSTの出力回転数の増減速を安定して行
うことができるHSTにおける斜板式油圧ポンプの油圧
サーボを提供する。 【解決手段】 油圧サーボ(33)に対してピストン(2)の
両端側の各圧力室(11)(13)にピストン移動用の圧油を選
択的に供給するための電磁弁(90)を設け、スプール(3)
の一対のランド部(92)(93)に、供給ポート(15)からA、
Bポート(12)(14)に導かれる圧油の流量を規制する段差
状溝(94)(94)を夫々形成し、電磁弁(90)から一方の圧力
室に供給される圧油の流量を、供給ポート(15)から他方
の圧力室に段差状溝(94)(94)の絞り作用によって規制さ
れながら供給される圧油の流量よりも大とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラクタやコンバ
イン等の作業機械に利用されるHSTにおいて、その斜
板式油圧ポンプの可動斜板と母機側の操作レバーとの間
に介装される油圧サーボに関する。
【0002】
【従来の技術】ハイドロスタティックトランスミッショ
ン(以下「HST」と称す。)は、油圧ポンプと油圧モー
タを備え、エンジンで駆動した油圧ポンプからの吐出油
で油圧モータを駆動する駆動装置であり、この油圧ポン
プとしては、その吐出方向や吐出量の制御を可動斜板の
傾角調整により行う斜板式のものが一般に使用されてい
る。
【0003】この種の油圧ポンプの可動斜板の傾角調整
は、母機側の操作レバーにより行っているが、さらに、
可動斜板と操作レバーとの間に油圧サーボを介装して操
作性の向上を図ったものがある。
【0004】図9乃至図12は、従来の油圧サーボの構
造を示しており、(1)はシリンダであり、このシリンダ
(1)には、ピストン(2)が移動自在に内装されている。
また、ピストン(2)には、スプール(3)が移動自在に内
装されている。
【0005】そして、ピストン(2)の中央の周溝(4)に
は、斜板式油圧ポンプの可動斜板(5)に連結された連結
アーム(6)のピン(7)が回転自在に係合されており、ス
プール(3)の一端側の周溝(8)には、母機側の操作レバ
ーに連結された操作アーム(9)のピン(10)が回転自在に
係合されている。ピストン(2)には、その一端側に形成
された圧力室(11)に連通するAポート(12)と、他端側に
形成された圧力室(13)に連通するBポート(14)と、これ
らA、Bポート(12)(14)間に位置する油供給用の供給ポ
ート(15)とが形成されており(図12参照)、またスプー
ル(3)には、A、Bポート(12)(14)を供給ポート(15)に
対して開閉する一対のランド部(20)(21)が周溝(22)を挟
んで設けられている。
【0006】なお、図中、(23)はスプール(3)内に形成
された油排出路、(24)はピストン(2)を中立位置方向に
付勢するバネ、(25)はスプール(3)を中立位置方向に付
勢するバネである。
【0007】このような油圧サーボにおいて、例えば、
母機側の操作レバーを前進側に操作すると、図10に示
すように、操作アーム(9)のピン(10)が図の右方向に移
動することによってスプール(3)も右方向に移動する。
すると、ピストン(2)のAポート(12)及びBポート(14)
とこれらを塞いでいたスプール(3)のランド部(20)(21)
との位置がずれて、供給ポート(15)とAポート(12)とが
周溝(22)を介して連通する。そして、左側の圧力室(11)
内にチャージポンプからの圧油が供給され、またBポー
ト(14)と油排出路(23)とが連通して右側の圧力室(13)内
の圧油が排出される。
【0008】これによって、ピストン(2)が他方の圧力
室(13)の方向、すなわち図の右方向に移動し、スプール
(3)のランド部(20)(21)が再びピストン(2)のAポート
(12)及びBポート(14)を塞ぐと、ピストン(2)は移動を
終えて平衡状態となり、連結アーム(6)のピン(7)が図
の右方向に移動して、可動斜板(5)が前進側に傾く。
【0009】また、母機側の操作レバーを後進側に操作
すると、図11に示すように、操作アーム(9)のピン(1
0)、スプール(3)、ピストン(2)、そして連結アーム
(6)のピン(7)が前進のときとは逆に夫々図の左方向に
移動して、可動斜板(5)が後進側に傾く。
【0010】すなわち、操作レバーの操作に伴って、ス
プール(3)が移動すると、ピストン(2)がこれに追動し
て可動斜板(5)の傾角を切り換えるようになっている。
なお、可動斜板(5)の傾角が変化すると、油の吐出方向
や吐出量が変化し、これによって油圧モータの回転方向
や回転数、すなわちHSTの出力が変化するようになっ
ている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】近年では、上記のよう
な操作レバーの操作以外に、電気的にピストン(2)のみ
を移動させてHSTの出力回転数を増減速できるように
した油圧サーボが考えられている。この種の油圧サーボ
としては、供給ポート(15)から供給される圧油とは別
に、各圧力室にピストン移動用の圧油を選択的に供給す
るための電磁弁を有する油圧回路を接続したものがあ
る。
【0012】しかしながら、このような油圧回路を従来
の油圧サーボにそのまま接続した場合には、電磁弁を介
して一方の圧力室に圧油を供給してピストン(2)を移動
させようとしても、ピストン(2)が移動した直後にAポ
ート(12)及びBポート(14)とランド部(20)(21)との位置
がずれて、供給ポート(15)から他方の圧力室に急激に圧
油が流れ込むので、両圧力室(11)(13)の圧油流量バラン
スがすぐに保たれてピストン(2)が動かなかったり、ま
たピストン(2)が可動斜板(5)の傾角最大又は中立方向
に暴走してしまうといった不都合があった。
【0013】本発明は、上記に鑑み、操作レバーの操作
以外に電気的にピストンを移動させてHSTの出力回転
数の増減速を安定して行うことができるHSTにおける
斜板式油圧ポンプの油圧サーボの提供を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明においては、シリンダに移動自在に内装さ
れて斜板式油圧ポンプの可動斜板が連結されたピストン
と、このピストンに移動自在に内装されて操作レバー等
が連結されたスプールとを備え、前記ピストンに、その
一端側の圧力室に連通するAポートと、他端側の圧力室
に連通するBポートと、これらA、Bポート間に位置す
る圧油供給用の供給ポートとが形成され、前記スプール
に、前記A、Bポートを前記供給ポートに対して開閉す
る一対のランド部が設けられた油圧サーボにおいて、前
記各圧力室にピストン移動用の圧油を選択的に供給する
ための電磁弁が設けられ、前記スプールの一対のランド
部に切欠部が夫々形成され、前記電磁弁から一方の圧力
室に供給される圧油の流量を、前記供給ポートから他方
の圧力室に前記切欠部の絞り作用によって規制されなが
ら供給される圧油の流量よりも大としたことを特徴とす
る。
【0015】また、前記切欠部は、前記ランド部におけ
る両端面周縁に部分的に形成された段差状溝からなり、
この段差状溝は、断面積が前記スプールの移動方向に対
して一定とされている。
【0016】さらに、前記切欠部は、前記ランド部にお
ける両端面周縁に全周に渡って形成された円周溝からな
り、この円周溝は、断面積が前記スプールの移動方向に
対して一定とされている。
【0017】上記課題解決手段において、電磁弁を作動
させて、どちらか一方の圧力室内に圧油を供給すると、
ピストンが他方側に移動し始め、供給ポートと他方の圧
力室とがランド部の切欠部を介して連通し、供給ポート
からの圧油が切欠部によって絞られながら他方の圧力室
内に供給される。このとき、電磁弁を有する油圧回路の
開口部と切欠部によって形成される油流路の流路面積の
差により、一方の圧力室内に供給される圧油の流量が他
方の圧力室内に供給される圧油の流量を上回り、ピスト
ンは他方側への移動を続けることになる。そして、両圧
力室の流量バランスが保たれた時点でピストンは停止
し、このピストンの移動によって可動斜板の傾角を変化
させて、HSTの出力回転数を増減させることができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面に基づ
いて詳細に説明する。図2及び図3において、(30)は、
斜板式油圧ポンプ(31)、斜板式油圧モータ(32)及び油圧
サーボ(33)を内装したHST本体であって、本体ハウジ
ング(34)と、その後端開放部に装着したバルブカバー(3
5)とを備えている。
【0019】(36)は、本体ハウジング(34)とバルブカバ
ー(35)との間に支持された油圧ポンプ(31)の駆動軸であ
って、図示しないエンジンからの駆動力によって回転す
る。この駆動軸(36)には、複数のプランジャ(37)を摺動
自在に内装するシリンダ(38)が固定されており、プラン
ジャ(37)の頭部がシュー(39)を介して可動斜板(40)に当
接されている。
【0020】(50)は、本体ハウジング(34)とバルブカバ
ー(35)との間に支持された油圧モータ(32)の出力軸であ
る。この出力軸(50)には、複数のプランジャ(51)を摺動
自在に内装するシリンダ(52)が固定されており、プラン
ジャ(51)の頭部がシュー(53)を介して固定斜板(54)に当
接されている。
【0021】ここで、油圧ポンプ(31)及び油圧モータ(3
2)の動作について説明する。エンジンの駆動により油圧
ポンプ(31)の駆動軸(36)が回転すると、そのシリンダ(3
8)も共に回転してプランジャ(37)が可動斜板(40)の傾斜
面に案内されて往復運動を始める。これによって、各プ
ランジャ(37)は駆動軸(36)の半回転毎に油の吸入と吐出
を繰り返す。
【0022】油圧ポンプ(31)からの吐出油は、油圧モー
タ(32)のプランジャ(51)内に吸入されて、プランジャ(5
1)が固定斜板(54)の傾斜面に案内されて往復運動し、こ
れによってシリンダ(52)及び出力軸(50)が回転する。プ
ランジャ(51)内から吐出した油は、再び油圧ポンプ(31)
内に吸入される。
【0023】そして、この動作中に油圧ポンプ(31)の可
動斜板(40)の傾角を変化させると、油圧ポンプ(31)から
の油の吐出方向や吐出量が変化し、これによって油圧モ
ータ(32)の出力軸(50)の回転数が変化し、前後進の切換
や増減速がなされる。
【0024】次に、油圧サーボ(33)について説明する。
この油圧サーボ(33)には、図1に示すように、各圧力室
(11)(13)にピストン移動用の圧油を供給するための電磁
弁(90)を有する油圧回路(91)が接続されており、操作レ
バーの操作以外に電気的にもピストン(2)を移動させて
可動斜板(40)の傾角調整し、結果的にはHSTの出力回
転数の増減速を可能とするようになっている。
【0025】電磁弁(90)は、両圧力室(11)(13)に圧油を
供給しない中立位置と、一方(例えば左側)の圧力室(1
1)に圧油を供給して他方(例えば右側)の圧力室(13)内
の圧油を排出する第1位置と、第1位置とは逆の第2位
置とに切換可能とされた4ポート3位置切換弁である。
なお、電磁弁(90)は、4ポート3位置切換弁に限定され
るものではなく、各圧力室(11)(13)に圧油を選択的に供
給する切換弁であれば良い。
【0026】そして、油圧サーボ(33)のスプール(3)に
おける一対のランド部(92)(93)に、ピストン(2)の供給
ポート(15)からA、Bポート(12)(14)に導かれる圧油の
流量、及び各圧力室(11)(13)からA、Bポート(12)(14)
を通って油排出路(23)に戻される圧油の流量を規制する
切欠部(94)(94)が夫々形成されており、電磁弁(90)から
圧力室(11)(13)に供給される圧油の流量が、供給ポート
(15)から圧力室(11)(13)に切欠部(94)の絞り作用によっ
て規制されながら供給される圧油の流量よりも大きくな
るように、油圧サーボ(33)内の各流路、切欠部(94)、油
圧回路(91)の供給及び排出ポートの流路面積が夫々設定
されている。なお、その他の構成は従来の油圧サーボと
ほぼ同様であり、従来と同様の機能を有する部材につい
ては、同符号を付してある。
【0027】前記切欠部(94)(94)は、図4及び図5に示
すように、ランド部(92)(93)の両端面周縁を部分的にL
字形に切り落とした段差状溝からなり、この段差状溝(9
4)(94)は、その断面積がスプール(3)の移動方向に対し
て一定とされている。
【0028】これにより、電磁弁(90)を作動させて、例
えば左側の圧力室(11)内に圧油を供給すると、図6に示
すように、ピストン(2)が右側に移動し始める。する
と、供給ポート(15)とBポート(14)とがランド部(92)の
段差状溝(94)を介して連通し、供給ポート(15)からの圧
油が段差状溝(94)によって絞られながら右側の圧力室(1
3)内に供給される。
【0029】このとき、電磁弁(90)を有する油圧回路(9
1)の開口部と段差状溝(94)によって形成される油流路の
流路面積の差により、左側の圧力室(11)内に供給される
圧油の流量が右側の圧力室(13)内に供給される圧油の流
量を上回り、ピストン(2)は右側への移動を続けること
になる。なお、これらの圧油供給と同時に、左側の圧力
室(11)内の圧油はAポート(12)及び油排出路(23)を介し
て、右側の圧力室(13)内の圧油は油圧回路(91)を介して
排出される。
【0030】そして、図7に示すように、ピストン(2)
が段差状溝(94)の長さ分だけ右側へ移動すると、ランド
部(92)の端面とBポート(14)の端面とが一致し、これ以
上移動すると、今度は右側の圧力室(13)に供給される圧
油の流量が左側の圧力室(11)に供給される圧油の流量を
上回るので、この時点でピストン(2)の移動は停止す
る。すなわち、ノッチ溝(94)の丁度長さ分だけピストン
(2)が移動することになる。このピストン(2)の移動に
よって、可動斜板(40)の傾角を変化させて、HSTの出
力回転数を増減させることができる。
【0031】従って、このHSTをコンバイン等の作業
機における走行部に使用して、エンジンの過負荷時にガ
バナ側からの信号によって、ピストン(2)を中立位置方
向に移動させるように電磁弁(90)を切換える回路構成に
しておくと、エンジンの過負荷時にHSTの出力回転数
を一定量低下させて作業機の速度を落とし、エンジンの
負荷を軽くしてエンストを防止し、エンジンの負荷があ
る程度まで低下すると、電磁弁(90)を中立位置に戻して
作業機の速度を元に復帰させるといった制御が可能とな
る。これにより、エンストの心配がなく、かつ、エンジ
ン能力を十分に生かすことができる。
【0032】スプール(3)の切欠部は、上記段差状溝(9
4)(94)に限定されるものではなく、例えば図8に示すよ
うに、各ランド部(92)(93)における両端面周縁の全周に
わたって形成した段差状の円周溝(95)(95)としても良
い。この場合、部分的に段差状溝(94)(94)を形成すると
きに比べて、切欠部の加工を簡単に行うことができる。
【0033】さらに、段差状溝(94)(94)や円周溝(95)(9
5)のように断面積がスプール(3)の移動方向に対して一
定ではなく、断面積がスプール(3)の移動方向に対して
変化した切欠部を採用して、流路面積をリニアに拡大す
るようにしても良い。この場合、ピストン(2)の移動に
伴って、供給ポート(15)とA又はBポート(12)(14)との
間の流路面積が徐々に拡大し、両圧力室(11)(13)の流量
バランスが保たれた時点で、ピストン(2)が停止するこ
とになる。このように、切欠部の断面積をスプール(3)
の移動方向に対して変化させると、電磁弁(90)からの圧
油の流量を変更することで、両圧力室(11)(13)の流量バ
ランスが保たれる位置すなわちピストン(2)の移動量を
自由に変更することができ、任意の平衡状態を保つこと
ができる。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、スプールのランド部に絞り機能を有する切欠
部を形成しているので、電磁弁を使用してピストンをス
プールに対して強制的に移動させるときに、供給ポート
から圧力室に圧油が急激に流れ込むことがなく、ピスト
ンを確実に移動させることができ、従来のようなピスト
ンが動かなかったり、暴走したりといった不都合を解消
して、電気的なHSTの出力回転数の増減速を安定して
行うことができる。従って、エンジンの負荷に応じて電
磁弁を切換えてHSTの出力回転数を制御すれば、エン
ジン能力を十分に生かしたエンストの心配のない駆動系
を実現することができる。
【0035】また、切欠部を、スプールの移動方向に対
して断面積が一定な段差状溝とした場合には、ピストン
を切欠部の長さ分だけ確実に移動させることができ、従
って切欠部の長さを変更することで、ピストンの移動量
を自由に変更することができる。さらに、切欠部を円周
溝とした場合には、部分溝を形成するときと比較して切
欠部の加工を簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る油圧サーボの横断面
図である。
【図2】HSTの縦断面図である。
【図3】HSTの横断面図である。
【図4】スプールを内装したピストンの横断面図であ
る。
【図5】段差状溝が形成されたランド部の拡大斜視図で
ある。
【図6】ピストンを右方向に移動させたときのスプール
とピストンの位置関係を示す図である。
【図7】ピストンの移動が停止したときのスプールとピ
ストンの位置関係を示す図である。
【図8】円周溝が形成されたランド部の拡大斜視図であ
る。
【図9】従来の中立時の油圧サーボの横断面図である。
【図10】従来の前進時の油圧サーボの横断面図であ
る。
【図11】従来の後進時の油圧サーボの横断面図であ
る。
【図12】ピストンの一部破断側面図である。
【符号の説明】
(1) シリンダ (2) ピストン (3) スプール (11)(13) 圧力室 (12) Aポート (14) Bポート (15) 供給ポート (31) 斜板式油圧ポンプ (40) 可動斜板 (90) 電磁弁 (92)(93) ランド部 (94)(94) 段差状溝 (95)(95) 円周溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダに移動自在に内装されて斜板式
    油圧ポンプの可動斜板が連結されたピストンと、このピ
    ストンに移動自在に内装されて操作レバー等が連結され
    たスプールとを備え、前記ピストンに、その一端側の圧
    力室に連通するAポートと、他端側の圧力室に連通する
    Bポートと、これらA、Bポート間に位置する圧油供給
    用の供給ポートとが形成され、前記スプールに、前記
    A、Bポートを前記供給ポートに対して開閉する一対の
    ランド部が設けられた油圧サーボにおいて、前記各圧力
    室にピストン移動用の圧油を選択的に供給するための電
    磁弁が設けられ、前記スプールの一対のランド部に切欠
    部が夫々形成され、前記電磁弁から一方の圧力室に供給
    される圧油の流量を、前記供給ポートから他方の圧力室
    に前記切欠部の絞り作用によって規制されながら供給さ
    れる圧油の流量よりも大としたことを特徴とするHST
    における斜板式油圧ポンプの油圧サーボ。
  2. 【請求項2】 前記切欠部は、前記ランド部における両
    端面周縁に部分的に形成された段差状溝からなり、この
    段差状溝は、断面積が前記スプールの移動方向に対して
    一定とされた請求項1記載のHSTにおける斜板式油圧
    ポンプの油圧サーボ。
  3. 【請求項3】 前記切欠部は、前記ランド部における両
    端面周縁に全周に渡って形成された円周溝からなり、こ
    の円周溝は、断面積が前記スプールの移動方向に対して
    一定とされた請求項1記載のHSTにおける斜板式油圧
    ポンプの油圧サーボ。
JP10066413A 1998-03-17 1998-03-17 Hstにおける斜板式油圧ポンプの油圧サーボ Pending JPH11257211A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102410166A (zh) * 2011-10-13 2012-04-11 杭州力龙液压有限公司 一种变量泵控制装置、恒功率变量泵及工程机械

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102410166A (zh) * 2011-10-13 2012-04-11 杭州力龙液压有限公司 一种变量泵控制装置、恒功率变量泵及工程机械

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