JP3623101B2 - ハイドロスタティックトランスミッションシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、可変容量形ポンプと可変容量形モータとを備えたハイドロスタティックトランスミッションシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
トラクタやコンバイン等の車両では、速度範囲を広げるためのものとして、例えば、ギヤミッションの減速比を変えて可変にするものが採用されている。しかし、ギヤミッションを利用したものでは、車両走行中に速度を変えることができず、その構成も複雑なり、大型化してしまう。
一方、可変容量形ポンプ及び油圧モータを別置きにした分離型のハイドロスタティックトランスミッションシステムを用いれば、車両走行中に可変容量形ポンプを制御することで速度を無段階に変えることが可能となる。しかし、可変容量形ポンプ及び油圧モータを別置きにしなければならず、大型化してしまうといった問題までをも解決することができなかった。
そこで、これら可変容量形ポンプ及び油圧モータを一体化させたハイドロスタティックトランスミッションシステムが採用されるようになってきた。この一体化させたハイドロスタティックトランスミッションシステムとしては、例えば、図6〜8に示すものが知られている。
【0003】
図6に示すように、可変容量形ポンプ101には、一対の通路102a、102bを介して定容量形モータ103を接続している。
可変容量形ポンプ101としては、斜板式プランジャポンプが用いられ、その斜板の傾転角を変えることで、前進、後進、あるいは停止の制御を行っている。つまり、図示しない操作レバーを中立位置に保ち、斜板の傾転角を0度にしたとき、吐出量をゼロにして、定容量形モータ103を停止させる。そして、この傾転角0度から斜板をいずれかの方向に傾けたとき、その傾転角に応じて作動油を吐出し、定容量形モータ103を駆動させて、当該車両を前進させたり後進させたりする。
【0004】
ここで、可変容量形ポンプ101の傾転角を決める操作レバーの中立ポイントが一点しかないと、その中立ポイントに確実にセットするのが難しく、非常に扱いにくいものとなってしまう。しかも、車両には振動が発生するので、たとえ熟練者であっても、なかなか操作レバーを中立ポイントにセットできないこともあった。
そして、その操作レバーが中立ポイントからずれて、可変容量形ポンプ101の斜板が傾転角0度からわずかでも傾くと、作動油を吐出して、定容量形モータ103の停止状態を維持することができなくなる。
そこで、ある程度の中立幅を持たせるために、両通路102a、102bにニュートラルバルブ104a、104bを接続している。
【0005】
ニュートラルバルブ104a、104bは、そのノーマル状態で、通路102a、102bを絞り105を介してタンクに連通する。したがって、傾転角が0度付近の設定範囲にあり、ポンプ吐出量が少ないときは、そのすべてをタンクに戻して、定容量形モータ103を停止させることができる。
それに対して、傾転角が上記設定範囲を超え、ポンプ吐出量が増えると、絞り105前後の差圧が大きくなる。そして、その上流側の圧力が所定圧に達すると、ニュートラルバルブ104aあるいは104bが切換わり、通路102aあるいは102bをタンクから遮断する。したがって、ポンプ吐出量のすべてが定容量形モータ103側に供給されて、この定容量形モータ103を駆動させることになる。
【0006】
なお、通路102a、102bには、回路保護のためのリリーフバルブ106を接続している。例えば、通路102aが異常に高圧になったとき、その圧力作用によって、このリリーフバルブ106が開く。そして、リリーフバルブ106が開けば、高圧となっている通路102aを、低圧となっている通路102bに連通させることができ、回路を保護することができる。
また、通路102a、102bを、チェックバルブ107を介してチャージポンプ121に連通している。これらチェックバルブ107は、チャージポンプ121側から通路102a、102bへの流れのみを許容するものである。そして、通路102a、102bのうち低圧となる通路に、これらチェックバルブ107を介して、チャージポンプ121の吐出油を補給することにしている。
【0007】
以上述べたハイドロスタティックトランスミッションシステムとして、具体的には、図7、8に示すものがある。ただし、以下では、上記可変容量形ポンプ101、定容量形モータ103、その他バルブ類104a、104b、106、107の位置関係を中心に説明し、具体的な説明については簡単に述べる。
図7に示すように、ケース108には、可変容量形ポンプ101と定容量形モータ103とを組み込んでいる。
可変容量形ポンプ101は、入力軸109とともにシリンダブロック110が回転することで、その内部のプランジャ111が斜板112に案内されてストロークし、作動油を吐出するものである。そして、図示しない操作レバーによって斜板112の傾転角を変え、その吐出量を変化させるようにしている。
【0008】
また、定容量形モータ103は、基本的な構造を上記可変容量形ポンプとほぼ同じにしたものであるが、その作動順序が逆になっている。つまり、可変容量形ポンプ101が吐出した作動油をプランジャ113に作用させて、このプランジャ113をストロークさせる。このとき、プランジャ113は斜板壁114に案内されてストロークするので、シリンダブロック115が回転して、出力軸116を回転させることになる。
【0009】
一方、ケース108に取り付けたカバー117には、図8に示すように、上記可変容量形ポンプ101と定容量形モータ103とを連通する一対の通路102a、102bを形成している。
【0010】
そして、可変容量形ポンプ101の入力軸109より上方には、一対のニュートラルバルブ104a、104bを組み込んでいる。ニュートラルバルブ104a、104bは、カバー117に組み込んだプランジャ118によって、通路102a、102bをタンクに連通したり、タンクから遮断したりするものである。
つまり、通常は、スプリング119によって絞り105をタンクポート120に連通した状態に保ち、通路102a、102bをタンクに連通している。それに対して、通路102a、102bの圧力が所定圧に達すると、その圧力作用によってプランジャ118がスプリング119に抗して移動し、絞り105をタンクポート120からずらして、通路102a、102bをタンクから遮断することになる。
【0011】
また、定容量形モータ103の出力軸116よりも下方には、リリーフバルブ106及びチェックバルブ107を組み込んでいる。ただし、これらリリーフバルブ106及びチェックバルブ107の具体的な構成については後述する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来例のハイドロスタティックトランスミッションシステムにおいて、定容量形モータ103ではなく、可変容量形モータを採用しようとすると、以下に述べる問題が発生してしまう。
可変容量形モータを採用する場合、具体的には後述するが、その傾転角を切換えるための切換バルブが必要となる。
ところが、図7に示すように、ケース108には、切換バルブを組み込むためのスペースはない。
【0013】
また、図8に示すように、カバー117にも、区画Aには、ニュートラルバルブ104a、104bを既に組み込んでいる。また、区画Bには、リリーフバルブ106及びチェックバルブ107を既に組み込んでいる。さらに、区画Cには、可変容量形ポンプ101と定容量型モータ103とを連通する通路102a、102bを既に形成している。
【0014】
つまり、現状のケース108及びカバー117のサイズでは、可変容量形モータを採用しようとしても、切換バルブを新たに組み込むだけのスペースを確保できない。そのため、現実的には、切換バルブを分離させた状態で車両に搭載しなければならなかった。
この発明の目的は、可変容量形モータを採用しながらも、大型化することなく一体化させたハイドロスタティックトランスミッションシステムを提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、ハイドロスタティックトランスミッションシステムを前提として、ケースと、ケースに取り付けたプレート状のカバーとを備え、ケースには、斜板の傾転角を可変にし、しかも、その傾転角が0度付近の設定範囲にあるときは、吐出量をゼロとした状態に維持する構成にした斜板式プランジャポンプからなる可変容量形ポンプと、斜板の傾転角を可変にした斜板式プランジャモータからなる可変容量形モータとを並べて組み付ける一方、カバーには、上記可変容量形ポンプと可変容量形モータとを連通する一対の通路と、可変容量形ポンプ側の端部に位置させ、上記通路のそれぞれに連通させたリリーフバルブ及びチェックバルブと、可変容量形モータ側の端部に位置させ、可変容量形モータの斜板の傾転角を決める圧力を制御する構成にした切換バルブとを組み付けた点に特徴を有する。
【0016】
第2の発明は、第1の発明において、可変容量形ポンプは、斜板に設けるとともに、プランジャに連係させた可動スラストプレートと、斜板に対する可動スラストプレートの回転を規制する回転規制機構とを備え、斜板が0度付近の設定範囲で傾いているとき、上記可動スラストプレートが、中立復帰力によって中立状態に復帰する構成にした点に特徴を有する。
第3の発明は、第1、2の発明において、可変容量形モータは、斜板のプランジャ側の面とは反対面に、互いに角度を違わせて形成した複数の当接面部を備え、これら複数の当接面部のうちいずれかの当接面部をケース側に当接させて、この斜板の傾転角を変える構成にした点に特徴を有する。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1〜5に、この発明のハイドロスタティックトランスミッションシステムの実施例を示す。
図1に示すように、可変容量形ポンプ1には、一対の通路2a、2bを介して可変容量形モータ3を接続している。
可変容量形ポンプ1は、上記従来例の可変容量形ポンプ101と異なり、その斜板がぴったりと傾転角0度にあるときだけでなく、0度付近の設定範囲で傾いたときでも、吐出量をゼロとした状態に維持するものである。
このようにした可変容量形ポンプ2を用いれば、その斜板が傾転角0度から設定範囲内で傾いた場合でも、作動油は吐出されず、モータ3の停止状態を維持することができる。したがって、上記従来例のように、ニュートラルバルブ104a、104bを設ける必要がなくなる。
【0018】
また、可変容量形モータ3は、従来例の定容量形モータ103と異なり、高低二速に可変自在としたものである。
この可変容量形モータ3の斜板には、一対の制御プランジャ4を連係させている。そして、切換バルブ5が図1に示す位置にあるとき、制御プランジャ4をタンクに連通させ、可変容量形モータ3の容量を小さく保っている。それに対して、切換バルブ5が切換わったとき、制御プランジャ4を通路2a、2bにそれぞれ連通させる。したがって、制御プランジャ4には、通路2aあるいは2bから可変容量形ポンプ2の吐出圧が導かれ、可変容量形モータ3の容量を大きくすることになる。
なお、各プランジャ4と切換バルブ5と間には、ショック軽減のためのオリフィス6を介在させている。
【0019】
上記切換バルブ5を切換える手段として、ここではパイロット圧を利用している。
つまり、チャージポンプ7を、パイロットバルブ8を介して、切換弁5のパイロット室5aに接続している。そして、パイロットバルブ8が図1に示す位置にあるとき、切換弁5のパイロット室5aをタンクに連通させて、切換弁5を図に示す位置に保っている。それに対して、パイロットバルブ8が切換わると、切換弁5のパイロット室5aをチャージポンプ7に連通させて、切換弁5を切換えることになる。
なお、通路2a、2bにリリーフバルブ9a、9b及びチェックバルブ10a、10bを接続することは、上記従来例と同じである。
【0020】
以下では、この実施例のハイドロスタティックトランスミッションシステムの具体例を説明する。
図2に示すように、ケース11には、可変容量形ポンプ1と可変容量形モータ3とを組み込んでいる。
まず、可変容量形ポンプ1について説明する。
図2に示すように、ケース11に形成した組付孔12には、入力軸13を挿入している。そして、この入力軸13を、ベアリング14によって回転自在に支持している。
入力軸13の周囲には、スプライン結合によりシリンダブロック15を組み付けている。そして、このシリンダブロック15に複数のシリンダ16を形成するとともに、これらシリンダ16内に、プランジャ17を摺動自在に組み込んでいる。
【0021】
また、組付孔12には斜板18を組み付けて、その貫通孔19に、上記入力軸13を貫通させている。
この斜板18の両側、すなわち、図面に対して垂直方向には、一対のトラニオンピンを設けている。そして、これらトラニオンピンを、ケース11側で回動自在に支持している。したがって、これらトラニオンピンを中心として、斜板18を図2の矢印k方向に傾ければ、その傾転角を変えることができる。
【0022】
さらに、上記斜板18に対向させて、可動スラストプレート20を設けている。
図3に示すように、可動スラストプレート20の対向面20aは、その中央oを中心として角度θを有する円錐状に形成されている。
さらに、この対向面20aには、ボール孔21を形成している。また、斜板18の対向面側にも、図示しないが、ボール孔21に対応させてボール孔を形成している。そして、これらボール孔21には、回転規制機構としてボールをはめ込んでいる。したがって、可動スラストプレート20は、斜板18に対して、その回転が規制されることになる。
そして、図2に示すように、上記シリンダブロック15に組み込んだプランジャ17の先端を、ボール22を介してシュー23に連係させるとともに、このシュー23の端面を、可動スラストプレート20に当接させている。
【0023】
なお、入力軸13とシリンダブロック15との間に形成された空間には、スプリング24を設けている。そして、このスプリング24の一端を、ストッパ25を介して、シリンダブロック15に連係させている。また、このスプリング24の他端を、シリンダブロック15を貫通するロッド26及びスリーブ27を介して、シュー23に連係させている。したがって、このスプリング24の弾性力によって、シリンダブロック15を後述するカバー48側に当接させ、かつ、シュー23を可動スラストプレート20に当接させた状態に保つことができる。
【0024】
このようにした可変容量形ポンプ1では、入力軸13が回転すると、スプライン結合を介してシリンダブロック15も回転する。
この状態で、図示しない操作レバーを操作して、斜板18を矢印k方向に傾ければ、この斜板18の対向面に押されて可動スラストプレート20も傾くことになる。そして、可動スラストプレート20が傾けば、この可動スラストプレート20に案内されて、プランジャ17がシリンダ16内をストロークする。したがって、シリンダ16からは、プランジャ17のストロークに応じた量の作動油が吐出されることになる。
【0025】
ただし、前述したように、斜板18に対向する可動スラストプレート20の対向面20aを角度θを有する円錐状に形成している。したがって、可動スラストプレート20は、斜板18に対して角度θの範囲で独立して傾けるようになっている。
ここで、一般的に、斜板ピストンポンプでは、斜板の傾転角が0度付近にあるとき、その斜板を中立位置に復帰させようとする中立復帰力が発生する。
したがって、斜板18が角度θの設定範囲内で傾いているとしても、中立復帰力によって、可動スラストプレート20はまっすぐな状態を維持することになる。つまり、斜板18がぴったりと傾転角0度になくても、可動スラストプレート20だけはシリンダブロック15に対して平行な状態を維持して、吐出量をゼロとした状態に維持することができる。
【0026】
次に、可変容量形モータ3について説明する。
図2に示すように、ケース11に形成した組付孔12には、上記可変容量形ポンプ1の入力軸13とほぼ平行に位置させた出力軸28を挿入している。そして、この出力軸28を、ベアリング29によって回転自在に支持している。
出力軸13の周囲には、スプライン結合によりシリンダブロック30を組み付けている。そして、このシリンダブロック30に複数のシリンダ31を形成するとともに、これらシリンダ31内に、プランジャ32を摺動自在に組み込んでいる。
【0027】
また、組付孔12には斜板33を組み付けて、その貫通孔34に、上記出力軸28を貫通させている。
斜板33は、図4にも示すように、ドーナツ状に成形され、シリンダブロック30に対向する傾斜面35を形成したものである。そして、上記シリンダブロック30に組み込んだプランジャ32の先端を、ボール36を介してシュー37に連係させるとともに、このシュー37の端面を、上記傾斜面35に当接させている。
【0028】
また、斜板33のケース11側の隣接面には、図4に示すように、第1当接面部38と、この第1当接面部38とは角度を違わせた第2当接面部39とを形成している。
これら第1当接面部38と第2当接面部39との連続部分には、一対のボール孔40を形成している。また、ケース11の内壁にも、図示しないが、これらボール孔40に対応させてボール孔を形成している。そして、これらボール孔40には、ボール41をはめ込んでいる。したがって、斜板33は、ケース11に対して、その回転が規制されることになる。
【0029】
一方、図2に示すように、ケース11の内壁には、制御シリンダ孔42を形成している。この図2では一つしか表れないが、制御シリンダ孔42は、図面に対して垂直方向に二つ並べて形成されている。
これら制御シリンダ孔42には、制御プランジャ43を摺動自在に組み込んでいる。そして、これら制御プランジャ43にパイロット圧が作用したとき、その推進力を、図4(a)に点線で示すように、斜板33の第1当接面部38の上端に作用させるようにしている。
なお、これら制御シリンダ孔42及び制御プランジャ43が相まって、図1に示した制御シリンダ4を構成している。
【0030】
出力軸28とシリンダブロック30との間に形成された空間には、スプリング44を設けている。そして、このスプリング44の一端を、ストッパ45を介して、シリンダブロック30に連係させている。また、このスプリング44の他端を、シリンダブロック30を貫通するロッド46及びスリーブ47を介して、シュー37に連係させている。したがって、このスプリング44の弾性力によって、シリンダブロック30を後述するカバー48側に当接させ、かつ、シュー37を斜板33の傾斜面35に当接させた状態に保つことができる。
【0031】
このようにした可変容量形モータ3では、上記可変容量形ポンプ1が吐出した作動油が、シリンダブロック30のプランジャ31に導かれる。そして、シリンダ31内のプランジャ32がストロークするときに、斜板33の傾斜面35に案内されてシリンダブロック30が回転する。したがって、スプライン結合を介して出力軸28も回転して、その回転力を外部に伝えることになる。
【0032】
ここで、制御シリンダ孔42がタンクに連通して、制御プランジャ43に推進力が発生していないとき、斜板33は、図2に示すように、上記スプリング44によって第1当接面部38をケース11の内壁に当接させた状態にある。
それに対して、いずれかの制御シリンダ孔42にパイロット圧が導かれ、制御プランジャ43に推進力が発生すると、その推進力は、斜板33の第1当接面部38の上端に作用する。したがって、斜板33は、上記ボール41を中心として傾き、第1当接面部38がケース11の内壁から離れるとともに、第2当接面部39がケース11の内壁に当接する。
【0033】
以上述べたように、第1、2当接面部38、39を利用して斜板33を傾けることができれば、シリンダブロック30に対する傾斜面35の角度を変化させられる。したがって、プランジャ32のストロークに差を持たせることができ、出力軸20の回転速度を高低二速に変化させて、その回転力を外部に伝えることができる。
また、斜板33をケース11とは別部材とし、その第1、2当接面部38、39をケース11の内壁に押し付ける構成としたので、図7に示す従来例のように、ケース108内に斜板壁114を形成しなくてもよい。したがって、可変容量形モータ3を組み付けるときに、ベアリング29等のすべての部品を図2のカバー48側から組み付けらることができ、その組み付け性を向上させられる。
【0034】
一方、図5に示すように、ケース11に取り付けたプレート状のカバー48には、上記可変容量形ポンプ2と可変容量形モータ3とを連通する一対の通路2a、2bを形成している。
また、カバー48のうち可変容量形ポンプ1側の端部には、通路2a、2bに挟まれた位置に、図示しないチャージポンプ7に接続するチャージ通路49を形成している。
【0035】
カバー48のうち可変容量形ポンプ1側の端部には、可変容量形ポンプ1の入力軸13よりも上方に、リリーフバルブ9a、9b及びチェックバルブ10a、10bを組み込んでいる。以下では、その具体的な構造について説明するが、簡単のため、通路2a側のリリーフバルブ9a及びチェックバルブ10aのみに符号を付して説明することにする。
【0036】
カバー48には、その側面から組付け孔50を形成し、この組付け孔50を通路2a及びチャージ通路49に連通させている。そして、この組付け孔50のチャージ通路49側には、シート部51を形成している。
この組付け孔50には、半円筒状のチェック部材52を摺動自在に組み付けている。そして、チェック部材52がシート部51にそれぞれ着座した状態では、このチェック部材52の先端が、通路2b側のチェック部材の先端とちょうど当接するようにしている。
【0037】
チェック部材52の内周面には、軸方向に通路53を形成した支持部材54を組み込み、この支持部材54の外周面基端を、チェック部材52の内周面に固定している。このとき、チェック部材52内に、スプリング55とともにポペット部材56を組み込んでいる。そして、スプリング55によって、ポペット部材56を支持部材54側に押し付けて、通路53を閉塞するようにしている。
【0038】
さらに、支持部材54の内周面には、スプリング57の弾性力を作用させたスプリング受け部材58を組み込み、このスプリング受け部材58の先端と支持部材54の内周面との間にフィルター59を挟み込んでいる。このスプリング57の弾性力は、スプリング受け部材58から支持部材54を介してチェック部材52に作用するので、チェック部材52がシート部51に押し付けられることになる。
【0039】
なお、チェック部材52の側面には、通路2aをチェック部材52の内周面側に連通する連通孔60を形成している。そして、この連通孔60から導かれた通路2aの作動油は、チェック部材52の内周面と支持部材54との間の隙間→支持部材の側面に形成した小孔61→スプリング受け部材58に形成した通路→フィルター59→支持部材54に形成した通路53を介して、ポペット部材56に作用する。同時に、通路2aの作動油は、スプリング受け部材58に形成した通路を介して、スプリング57が収容されたスプリング室にも導かれ、背圧としてチェック部材52に作用する。
【0040】
いま、可変容量形ポンプ1を駆動させて、通路2aが高圧となり、通路2bが低圧となったとする。
このとき、チャージ通路49に導かれたチャージポンプ7の作動油が、チェック部材52に作用する。そして、通路2a側のチェック部材52は、スプリング57の弾性力及びスプリング室に導かれた通路2aの圧力によって動かないが、通路2b側のチェック部材は、スプリングに抗して移動して、シート部から離れる。通路2b側のチェック部材がシート部から離れれば、チャージ通路49の作動油は、低圧となっている通路2bに補給されることになる。
つまり、これらチェック部材52、スプリング57等が相まって、チェックバルブ10aを構成している。
【0041】
また、通路2aの圧力が異常に高くなったとき、通路2aの圧力がポペット部材56に作用していることから、ポペット部材56がスプリング55に抗して移動して、支持部材54に形成した通路53を開放する。そして、通路53が開放されれば、通路2aの作動油の一部は、チェック部材52の先端に形成した通路62を介して、通路2b側に逃される。
つまり、これらポペット部材56、スプリング55等が相まって、リリーフバルブ9aを構成している。
【0042】
カバー48のうち可変容量形モータ3側の端部には、可変容量形モータ3の出力軸20よりも下方に、切換バルブ5を組み込んでいる。以下では、その具体的な構造について説明する。
カバー48には、その側面から組付け孔63を形成し、スプール64を摺動自在に組み込んでいる。そして、この組付け孔63には、図面左側から、パイロット室5aを形成したプラグ66を挿入している。また、図面右側から、スプリング67とともにプラグ68を挿入し、このスプリング67が収容されるスプリング室69をタンクに連通している。
【0043】
さらに、カバー48には、通路2a、2bに連通するポート70a、70bを形成するとともに、各ポート70a、70bからずらした位置に、パイロットポート72a、72bを形成している。
パイロットポート72a、72bは、ケース11に形成したパイロット通路71a、71bに連通している。これらパイロット通路71a、71bは、図2に示すように、制御シリンダ孔43にそれぞれパイロット圧を導くためのものである。そして、各パイロット通路71a、71bの途中には、ショック軽減のためのオリフィス6を設けている。
【0044】
いま、パイロットバルブ8(図1参照)によってパイロット室5aをタンクに連通すれば、スプール64は、図5に示すように、スプリング67の弾性力によってプラグ66側に当接した状態にある。したがって、ポート70a、70bは、それぞれパイロットポート72a、72bから遮断されるとともに、これらパイロットポート72a、72bが、それぞれスプリング室69を介してタンクに連通する。
この状態では、パイロット通路71a、71bがタンクに連通するので、制御シリンダ孔42はいずれもタンク圧となっている。したがって、制御プランジャ43には推進力が発生せず、前述したように、可変容量形モータ3の斜板33の第1当接面部38が、ケース11の内壁に当接している。
【0045】
それに対して、パイロットバルブ8(図1参照)を切換えて、パイロット室5aにチャージポンプ7の吐出圧を導くと、その圧力作用によって、スプール64がスプリング67に抗して切換わる。したがって、スプール64に形成した環状溝を介して、ポート70a、70bがそれぞれパイロットポート72a、72bに連通する。同時に、これらパイロットポート72a、72bは、スプリング室69、すなわち、タンクから遮断される。
この状態では、高圧となっている通路2aあるいは2bの圧力が、パイロットポート72aあるいは72bから、いずれかの制御シリンダ孔42に導かれる。したがって、いずれかの制御プランジャ43に推進力が発生して、前述したように、可変容量形モータ3の斜板33の第2当接面部39を、ケース11の内壁に当接させることになる。
【0046】
なお、スプール64には、その外周面をスプリング室69に連通する絞り孔73a、73bを形成している。そして、図5では表れないが、組付け孔63とスプール64の外周面との間には、ポート70a、70bを絞り孔73a、73bに連通するクリアランスを形成している。
したがって、わずかではあるが、通路2a、2bの作動油の一部は、ポート70a、70b→クリアランス→絞り孔73a、73b→スプリング室69を介して、タンクに戻される。そして、前述したように、チャージポンプ7側からは新しい作動油が補給されるので、可変容量形ポンプ1と可変容量形モータ3とによって構成される閉回路の作動油を少しずつ入れ換えることができ、閉回路内の作動油の劣化を抑制することが可能となる。
【0047】
以上述べた実施例のハイドロスタティックトランスミッションシステムによれば、可変容量形ポンプ1として、傾転角が0度付近の設定範囲にあるときに、吐出量をゼロとした状態に維持する斜板式プランジャポンプを採用したので、上記従来例のようにニュートラルバルブ104a、104bを設ける必要がない。そして、ニュートラルバルブ104a、104bを不要にした上で、カバー48には、リリーフバルブ9a、9b及びチェックバルブ10a、10bと、切換バルブ5とを組み込んでいる。
したがって、可変容量形モータ3を採用しながらも、なんら大型化することなく、ケース11及びカバー48に一体化させたハイドロスタティックトランスミッションシステムを提供することができる。
【0048】
【発明の効果】
第1の発明によれば、可変容量形ポンプとして、傾転角が0度付近の設定範囲にあるときに、吐出量をゼロとした状態に維持する斜板式プランジャポンプを採用したので、ニュートラルバルブのように別にバルブ類を設けなくとも、中立幅を確保することができる。そして、ニュートラルバルブを不要にした上で、カバーには、リリーフバルブ及びチェックバルブと、切換バルブとを組み込んでいる。
したがって、可変容量形モータを採用しながらも、なんら大型化することなく、ケース及びカバーに一体化させたハイドロスタティックトランスミッションシステムを提供することができる。
【0049】
第2の発明によれば、第1の発明において、可動スラストプレートを用いるので、ほとんど大型化することなく、斜板の傾転角を可変にし、しかも、その傾転角が0度付近の設定範囲にあるときは、吐出量をゼロとした状態に維持する構成にした可変容量形ポンプを得ることができる。
第3の発明によれば、第1、2の発明において、斜板に当接面部を形成するだけでよいので、ほとんど大型化することなく、可変容量形モータを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例のハイドロスタティックトランスミッションシステムを示す回路図である。
【図2】この発明の実施例のハイドロスタティックトランスミッションシステムを示す断面図である。
【図3】可変容量形ポンプ1の可動スラストプレート20を示し、(a)が、(b)のa−a線断面図、(b)が、(a)のb方向から見た図である。
【図4】ポンプ3の斜板33を示し、(a)が平面図、(b)が側面図である。
【図5】図2のV−V線断面図である。
【図6】従来例のハイドロスタティックトランスミッションシステムを示す回路図である。
【図7】従来例のハイドロスタティックトランスミッションシステムを示す断面図である。
【図8】図7のVIII−VIII線断面図である。
【符号の説明】
1 可変容量形ポンプ
2a、2b 通路
3 可変容量形モータ
5 切換バルブ
9a、9b リリーフバルブ
10a、10b チェックバルブ
11 ケース
17 プランジャ
18 斜板
20 可動スラストプレート
20a 対向面
22 ボール
32 プランジャ
33 斜板
38 第1当接面部
39 第2当接面部
48 カバー
52 チェック部材
56 ポペット部材
64 スプール
Claims (3)
- ケースと、ケースに取り付けたプレート状のカバーとを備え、ケースには、斜板の傾転角を可変にし、しかも、その傾転角が0度付近の設定範囲にあるときは、吐出量をゼロとした状態に維持する構成にした斜板式プランジャポンプからなる可変容量形ポンプと、斜板の傾転角を可変にした斜板式プランジャモータからなる可変容量形モータとを並べて組み付ける一方、カバーには、上記可変容量形ポンプと可変容量形モータとを連通する一対の通路と、可変容量形ポンプ側の端部に位置させ、上記通路のそれぞれに連通させたリリーフバルブ及びチェックバルブと、可変容量形モータ側の端部に位置させ、可変容量形モータの斜板の傾転角を決める圧力を制御する構成にした切換バルブとを組み付けたことを特徴とするハイドロスタティックトランスミッションシステム。
- 可変容量形ポンプは、斜板に設けるとともに、プランジャに連係させた可動スラストプレートと、斜板に対する可動スラストプレートの回転を規制する回転規制機構とを備え、斜板が0度付近の設定範囲で傾いているとき、上記可動スラストプレートが、中立復帰力によって中立状態に復帰する構成にしたことを特徴とする請求項1記載のハイドロスタティックトランスミッションシステム。
- 可変容量形モータは、斜板のプランジャ側の面とは反対面に、互いに角度を違わせて形成した複数の当接面部を備え、これら複数の当接面部のうちいずれかの当接面部をケース側に当接させて、この斜板の傾転角を変える構成にしたことを特徴とする請求項1又は2記載のハイドロスタティックトランスミッションシステム。
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