JPS6137464B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6137464B2
JPS6137464B2 JP57115838A JP11583882A JPS6137464B2 JP S6137464 B2 JPS6137464 B2 JP S6137464B2 JP 57115838 A JP57115838 A JP 57115838A JP 11583882 A JP11583882 A JP 11583882A JP S6137464 B2 JPS6137464 B2 JP S6137464B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
line
spool
pressure line
chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP57115838A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5838390A (ja
Inventor
Takeshi Horiuchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Kogyo Co Ltd filed Critical Daikin Kogyo Co Ltd
Priority to JP57115838A priority Critical patent/JPS5838390A/ja
Publication of JPS5838390A publication Critical patent/JPS5838390A/ja
Publication of JPS6137464B2 publication Critical patent/JPS6137464B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B49/00Control, e.g. of pump delivery, or pump pressure of, or safety measures for, machines, pumps, or pumping installations, not otherwise provided for, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B47/00
    • F04B49/002Hydraulic systems to change the pump delivery
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B1/00Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B1/12Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders having cylinder axes coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • F04B1/26Control
    • F04B1/28Control of machines or pumps with stationary cylinders
    • F04B1/29Control of machines or pumps with stationary cylinders by varying the relative positions of a swash plate and a cylinder block
    • F04B1/295Control of machines or pumps with stationary cylinders by varying the relative positions of a swash plate and a cylinder block by changing the inclination of the swash plate
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B1/00Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B1/12Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders having cylinder axes coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • F04B1/26Control
    • F04B1/30Control of machines or pumps with rotary cylinder blocks
    • F04B1/32Control of machines or pumps with rotary cylinder blocks by varying the relative positions of a swash plate and a cylinder block
    • F04B1/324Control of machines or pumps with rotary cylinder blocks by varying the relative positions of a swash plate and a cylinder block by changing the inclination of the swash plate

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Reciprocating Pumps (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は可変容量形液圧ポンプに関するもの
で、1つの液圧ポンプで2圧2容量制御を選択的
に行なえる液圧ポンプを提供せんとするものであ
る。
従来1つの可変容量形液圧ポンプを用いて2圧
2容量制御を行なう場合、第4図に示した曲線
A,Bで示すような特性のもとにその低圧側圧力
P1と高圧側圧力P2を設定して制御しているのであ
るが、特に高圧側圧力P2の設定が非常にむつかし
い欠点があるばかりか、この高圧側圧力P2が変化
すると該圧力に対応する吐出量Q1も変化しやす
く、精度がバラツキ安定した制御が行なえない欠
点があつた。
又一方この従来のものによれば、リリーフ圧力
(最高吐出圧力)PA,PBも高く、且つ低圧側圧
力P1と高圧側圧力P2との範囲内における所要馬力
が大きいために動力損失や熱発生が大きい欠点も
有しているのである。
即ち、以上説明した方式による2圧制御は曲線
A,Bに示した特性、換言すれば定馬力特性に近
い特性のもとに行なうものであるから、高圧側圧
力P2における吐出量Q1が安定せず、且つ前記し
た欠点が生ずるのである。
しかして従来例えば昭和42年12月25日日刊工業
新聞社発行の「油圧技術便覧」第254頁に示され
ている通り2つの液圧ポンプを用いて曲線Cに示
した特性とし、前記した欠点を解消すべく成した
ものが提案されているが、この方式によれば第一
に2個のポンプを用いなければならないばかり
か、更らに低圧側圧力P1を設定する1つのアンロ
ーデイング弁と高圧側圧力P2を設定するリリーフ
弁とを必要とし、従つて経済的に極めて不利とな
り且つ高価になると共に、装置全体が大型となり
限られたスペースの箇所には用いられない不利益
があり、しかも第二にこの方式において高圧側圧
力P2はリリーフ弁を用いて設定するため動力損失
や熱発生は前記した方式に比し更に顕著となる欠
点を有しているのである。
しかして本案発明者は先に以上の如き問題点に
鑑み、特開昭49−41902号公報に示されるごとく
1つの液圧ポンプだけでアクチユエーターの早送
り(軽負荷)と遅送り(重負荷)との変更を行な
う2圧制御ができ、しかもその高圧小容量の設定
が楽に行なえると共に精度よく安定させ得る液圧
ポンプを提案した。
所が、この液圧ポンプは、可変制御要素を中間
位置に制御するプツシユロツドの制御室を、ポン
プ吐出ラインに直接接続して、前記プツシユロツ
ドにポンプ吐出圧を作用させ、前記可変制御要素
を最大位置から中間位置に制御し、ポンプ吐出量
を最大流量から中間流量に変更するようにしてい
るため、前記可変制御要素を所望のポンプ吐出圧
で中間位置に制御するには、前記可変制御要素を
最大位置に押圧するばねのばね常数を大きくする
必要があり、それだけ大形となりコストアツプに
なると共に、前記プツシユロツドの作動により最
大流量から中間流量に変更する場合、所望のポン
プ吐出圧のものにシヤープカツトオフ特性で変更
することができなかつたし、更には、前記した液
圧ポンプによれば、ポンプ吐出圧の変化で一つの
低圧大容量から一つの高圧小容量に自動的に切換
えられてしまい、これら低圧大容量運転と高圧小
容量運転との一方を選択して行なうことができな
かつたのである。
本発明の目的は、先に提案した特開昭49−
41902号公報の液圧ポンプにおいて、前記可変制
御要素を中間位置に制御する前記プツシユロツド
に、ポンプ吐出圧を直接作用して前記プツシユロ
ツドを作動させ、前記可変制御要素を最大位置か
ら中間位置に制御し、ポンプ吐出量を最大流量か
ら中間流量に変更するごとく成す代りに、押圧力
調整可能とした押圧体でポンプ吐出圧の作用に対
抗して押圧する二つのスプールを用い、これらス
プールの作動により、前記可変制御要素を中立位
置に制御する操作プランジヤに制御圧を作用させ
て、前記可変制御要素を中立位置に制御するごと
く成すことにより、前記可変制御要素を最大位置
に押圧するバイアス手段の押圧力を小さくでき、
それだけコンパクトにできながら、最大流量及び
中間流量(小流量)を所望の吐出圧力の範囲にお
いてシヤープカツトオフ特性のもとに得られるよ
うにし、それでいて、1つの液圧ポンプにより、
2圧2容量の一方即ちポンプ吐出圧力に対する異
なる2つの吐出量の一方を選択的に調整できるよ
うにしたものである。
本発明の構成は、可変制御要素11の変位量の
調整により吐出量を可変とした液圧ポンプにおい
て、前記可変制御要素11を最大位置に押圧する
バイアス手段13を設けると共に、前記可変制御
要素11に接当し、該要素11を中立位置に制御
する操作プランジヤ21と前記可変制御要素11
を中間位置に制御するパイロツトプランジヤ24
とを設け、該パイロツトプランジヤ24に、前記
可変制御要素11の中間位置を決めるストツパー
面Cと接当するストツパー24cを設ける一方、
前記液圧ポンプの吐出ライン36と第1、第2圧
力ライン28,29との間に、これら両圧力ライ
ン28,29の一方を前記吐出ライン36に、他
方をタンクラインに選択的に切換える切換弁37
を介装し、前記第1圧力ライン28と制御通路3
4との間に、この制御通路34を前記第1圧力ラ
イン28とタンクライン38とに切換連通する第
1スプール22を介設し、このスプール22の一
端室を前記第1圧力ライン28に連通し、他端室
に圧力調整体32で調整される押圧体30を設け
て、常時は前記制御通路34をタンクライン38
に連通させ、前記第1圧力ライン28の圧力上昇
により前記スプール22を移動させて前記制御通
路34をタンクライン38から第1圧力ライン2
8へ切換連通させる一方、前記第2圧力ライン2
9と前記操作プランジヤ21の背面室bとの間
に、この背面室bを前記第2圧力ライン29と前
記制御通路34とに切換連通する第2スプール2
3を介設し、このスプール23の一端室を前記第
2圧力ライン29に連通させ、他端室に圧力調整
体33で調整される押圧体31を設けて、常時は
前記背面室bを制御通路34に連通させ、前記第
2圧力ライン29の圧力上昇により前記第2スプ
ール23を移動させて前記背面室bを前記制御通
路34から第2圧力ライン29へ切換連通させる
一方、前記第1スプール22の押圧体30の押圧
力より前記第2スプール23の押圧体31の押圧
力を大きく設定すると共に、前記第2圧力ライン
29を前記パイロツトプランジヤ24の後室Kに
連通させたものであつて、切換弁37の操作によ
り吐出ライン36を第1圧力ライン28に連通さ
せたとき、第1圧力ライン28の圧力上昇で第1
スプール22が押圧体30に抗して移動すると、
第1圧力ライン28の液圧が制御通路34を介し
て操作プランジヤ21の背面室bに導入させ、こ
の導入された制御圧力により操作プランジヤ21
は可変制御要素11を最大位置から中立位置へ変
位させる。このためポンプは押圧体30の押圧力
に対応した低圧で吐出量を最大流量から最小流量
(略零)に規制するのである。一方切換弁37の
操作により吐出ライン36を第2圧力ライン29
に切換連通させるときには、第2圧力ライン29
の液圧がパイロツトプランジヤ24の後室Kに導
入され、この導入された液圧でパイロツトプラン
ジヤ24はストツパ面Cに接当するまで移動し、
このパイロツトプランジヤ24に連通する操作プ
ランジヤ21により可変制御要素11を最大位置
から中間位置へ変位させる。このためポンプはバ
イアス手段13の押圧力に対応した極低圧で吐出
量を中間流量に規制する。そして第2圧力ライン
29の圧力上昇で第2スプール23が押圧体31
に抗して移動すると、第2圧力ライン29の液圧
が操作プランジヤ21の背面室bに導入され、こ
の導入された制御圧により操作プランジヤ21は
可変制御要素11を中間位置から中立位置へ変位
させる。このためポンプは押圧体31の押圧力に
対応した高圧で吐出量を中間流量から最小流量
(略零)に規制するのであつて、前記切換弁の切
換えにより2圧2容量制御を選択的に行なえ、そ
れでいて最大流量及び中間流量(小流量)を、所
望のポンプ吐出圧においてシヤープカツトオフ特
性のもとに制御できるようにしたのである。
尚、本発明は、特願昭50−82871号から分割し
たものであるが、この原特許出願における本発明
に対し、切換弁を用い、ポンプ吐出圧に対する異
なる2つの吐出量の一方を任意に選択できるよう
にした点で相違している。
次に本発明ポンプの実施例を第1図に基づいて
詳記する。
第1図に示した液圧ポンプは斜板式アキシアル
プランジヤポンプであつて、この第1図において
1は中空のハウジング本体で、その一側面にはカ
バー2が固定されている。このハウジング本体1
の内部には軸受3,4を介して主軸5が回転自由
に支持されており、該主軸5には、その中間部に
形成したスプライン部6を介してシリンダブロツ
ク7が共に回転可能に支持せられている。
このブロツク7には多数のピストン8が、所定
のストロークで往復動自由に設けられており、こ
れらの各ピストン8の先端にはリテイナ9により
支持されたシユー10が夫々取付けられ、該シユ
ー10を介して可変制御要素を構成する斜板11
に接触している。
この斜板11はトラニオン軸12を支点として
一定の傾斜角の範囲内で揺動自在となつており、
前記シユー10が接触する側の背面とハウジング
本体1の内側面との間には、主としてスプリング
から成るバイアス手段(以下単にスプリングとい
う)13を介装して、常に斜板11を最大位置に
位置するように押圧させている。従つてこの状態
で主軸5を駆動してシリンダブロツク7を回転さ
せると各ピストン8が往復動し、この往復動によ
り最大吐出量が得られるのであり、又、斜板11
の傾斜角を調整することにより任意の吐出量が得
られるのである。
尚、第1図において14はバルブプレート、1
5はスプリング、16は該スプリング15の受け
である。
しかして第1図に示したものは、以上の如く構
成したポンプのハウジング本体1に、次に説明す
る斜板11の傾斜角を調整し、吐出量を可変にす
る操作プランジヤ21及びパイロツトプランジヤ
24を組込むと共に、この操作プランジヤ21及
びパイロツトプランジヤ24の制御を行なう二つ
のスプール22,23を設けたのである。
前記プランジヤ21は、ハウジング本体1に設
けたシリンダ室aに移動自由に挿嵌されるもの
で、その一端は前記の如く斜板11に接当すると
共に、他端にはシリンダ室a内壁との間に背面室
を形成しており、且つこの背面室に、前記パイロ
ツトプランジヤ24を移動自由に内装するのであ
つて、該パイロツトプランジヤ24の先端は、前
記プランジヤ21の背面と対設している。
このパイロツトプランジヤ24は、前記斜板1
1を中間位置に制御し、ポンプ吐出量を中間流量
(小流量)に設定するもので、大径部24aと小
径部24bとから成り、これら大径部24aと小
径部24bとの間にストツパー24cを設け、か
つ大径部24aにより前記背面室を前室bと後室
kとに仕切つている。
また、前記シリンダ室aにおける背面室の前室
bには、前記パイロツトプランジヤ24の大径部
24aが係合し、前記斜板11の中間位置を設定
するストツパー面cを設けており、このストツパ
ー面cの前記ストツパー24cの係合により前記
パイロツトプランジヤ24の前記斜板方向への移
動を規制し、前記斜板11の中間位置を設定する
のである。又、前記スプール22,23は、弁ブ
ロツク25に設けるスプール孔26,27に移動
自由に内装するのであつて、前記スプール孔2
6,27は吐出ライン36に通ずる圧力ライン2
8,29に連通しており、該圧力ライン28,2
9を介して作用する吐出圧によりスプール22,
23を移動させるごとく成すのである。
そして、これら各スプール22,23の背面側
には、前記移動に対抗するコイルスプリングなど
から成る押圧体30,31を設けるのであつて、
これら押圧体30,31により、前記スプール孔
26,27に導入される吐出圧に対抗し、この吐
出圧が一定圧力以上になるまでこれら各スプール
22,23の移動を阻止するのである。
また、図面に示した実施例における前記押圧体
30,31によるスプール22,23の押圧力は
異ならしめ、スプール22に対応する押圧体30
により低圧制御時の圧力Pm1を、またスプール2
3に対応する押圧体31によつて高圧制御時の圧
力Pc1をそれぞれ設定しており、また、これら押
圧体30,31には、前記押圧力を調整し、スプ
ール22,23が移動する吐出圧力を所定の値に
設定する圧力調整体32,33を設けている。
また前記スプール22,23の移動により開口
する制御通路34,35を設け、前記低圧制御用
スプール22の制御通路34を前記高圧制御用ス
プール23を挿通するスプール孔27の二次側2
7aに連通し、かつ、前記制御通路35を、前記
背面室の前室bに連通すると共に、前記パイロツ
トプランジヤ24の背面側、即ち前記背面室の後
室kを通路42を介して前記圧力ライン29に連
通すると共に、前記圧力ライン28,29に、こ
れら圧力ライン28,29の一方を、前記吐出ラ
イン36に、また、他方をタンクTに通ずるタン
クラインに選択的に連通する切換弁37を設け、
この切換弁37を介して、前記圧力ライン28,
29の一方を、前記吐出ライン36に選択的に接
続するごとく成すのである。
この切換弁37は、アクチユエータの作動に連
通して切換えるもので、例えばリミツトスイツチ
を用い電気信号により切換えるのであるが、この
切換制御信号は電気信号に限らず、空気信号でも
よいし、ポンプの圧力を用いてもよい。
又、第1図において38,39は、タンクTに
開放するタンクラインで、タンクライン38は前
記スプール孔26,27の二次側26a,27a
と、また、タンクライン39は前記押圧体30,
31の収容室30a,31aに連通している。
次に以上説明した構造のポンプを用いて2圧2
容量制御する場合の動作を説明する。
第1図に示した状態はパイロツトプランジヤ2
4及び操作プランジヤ21が何れも左端に位置し
ており、この状態で斜板11は最大傾斜角となつ
ており、ポンプ吐出量は最大となつている。
先ず切換弁37を第1図のごとく位置させた状
態の動作を説明する。この場合、前記主軸5を回
転すればシリンダブロツク7に設けられたピスト
ン8が往復動して最大流量のもとに流体が吐出さ
れるのであつて、該流体の一部は吐出ライン36
から圧力ライン28にのみ流れ、前記スプール孔
26に導入されてスプール22を右方へ押圧する
のである。
尚、前記圧力ライン29は、前記切換弁37を
介してタンクTに開放されており、前記パイロツ
トプランジヤ24の背面側の後室kは、前記通路
42及び前記圧力ライン29を介してタンクTに
開放されていて、前記スプール23は、静止した
まゝとなつている。
また、前記スプール22は、押圧体30により
左方に押圧されているため、前記吐出圧力がこの
押圧力に打勝つ所定圧力になるまでスプール22
の移動はない。そしてこの吐出圧が前記押圧体3
0の押圧力に打勝てば、スプール22が右方へ押
され、制御通路34が開き、吐出流体が前記通路
34及び通路35を介して前記背面室の前室bに
入り操作プランジヤ21を斜板方向に移動させ、
この移動により前記斜板11を中立位置に調整で
きるのである。
即ち、前記切換弁37を第1図の左側ポジシヨ
ンに位置させることにより、第2図実線に示した
C1曲線のごとく低圧圧力Pm2で吐出量を零にする
所謂低圧大容量P1,Q2の制御が行なえるのであ
る。
次に、前記切換弁37を第1図の右側ポジシヨ
ンに切換えた場合の動作を説明する。
この場合には、圧力ライン28が、前記切換弁
37を介してタンクTに開放されると共に、前記
圧力ライン29が、吐出ライン36に連通するの
である。
従つて、前記吐出ライン36から圧力ライン2
9に流れる吐出流体は、前記通路42を経てパイ
ロツトプランジヤ24の背面即ち前記背面室の後
室kに導入されるのであり、この流体の圧力即ち
吐出圧が前記パイロツトプランジヤ24に直接作
用して、該パイロツトプランジヤ24は直ちに右
側へ移動し、前記操作プランジヤ21を移動させ
て、前記斜板11の傾斜角を小さくし、吐出量を
第2図1点鎖線のごとく中間吐出量Q1に制御す
るのである。
この状態は前記吐出圧が前記押圧体31で設定
する高圧圧力Pc1になるまで維持されるのであつ
て、前記吐出圧が高圧圧力Pc1になるまでは、前
記押圧体31の押圧力が打勝つて、前記スプール
23は静止したまゝとなるのである。
そして、この状態から、吐出圧が上昇して、前
記した高圧圧力Pc1になると、スプール23は前
記押圧体31に抗して右方に移動し始め、通路3
5が開き、前記背面室の前室bに流体が導入さ
れ、操作プランジヤ21を右動させ、前記斜板1
1を中立位置に調整し、吐出量を零に制御するの
である。
このように、前記切換弁37を第1図右側ポジ
シヨンに切換えた場合には、第2図1点鎖線で示
したC2曲線のごとく、高圧圧力Pc2で吐出量を零
にする所謂高圧小容量P2,Q1の制御が行なえる
のである。
尚、前記通路34,35の開口は、前記スプー
ル孔26,27との間でオリフイスを形成するの
であり、このオリフイスにより減圧されてこの制
御圧が前記背面室の前室bに作用するのである。
但し、この制御圧とは斜板の回転モーメントとば
ね13とに対抗するだけの圧力である。
即ち斜板11の回転モーメントは斜板角の位置
に関係なく略々一定値をとるように設計されてい
るもので、前記背面室の前室bに作用する制御圧
は前記した如くこの回転モーメントとばね13と
の和で決まるのである。
従つてオリフイス開口面積が僅かに大きくなる
と減圧も僅かに大きくなるが、これは即座にその
増加分を打消すように斜板11の角度が小さくな
るもので、その作用は瞬間的に行なわれる。即ち
サーボ機構の働きをもつ。
斯くて前記作用の繰返しにより斜板11は中立
位置に位置することになるのであり、スプール2
2又は23の作動により最終的にはその傾斜角度
が零近くなり吐出圧Pm2又はPc2で吐出量は零と
なるのであつて、前記吐出量の制御は、制御圧に
より行なうからシヤープカツト特性のもとに行な
えるのである。
尚、前記制御圧は、前記ばね13の押圧力を大
きくすれば当然大きくなるが、前記斜板11を中
間位置に設定するのは、前記パイロツトプランジ
ヤ24におけるストツパー24aのストツパー面
Cへの係合により行なうものであり、また、前記
斜板11を中間位置から中立位置に制御するの
は、ポンプ吐出圧を直接操作プランジヤ21に作
用させて行なうのでなく、前記制御圧により行な
うのであるから、前記ばね13の押圧力は最小値
に設定できるのである。従つて、前記ばね13は
小形にできそれだけコンパクトにコスト安にでき
ると共に、前記パイロツトプランジヤ24にポン
プ吐出圧が作用する場合には、該パイロツトプラ
ンジヤ24を直ちに前記ストツパー面Cで規制す
る規制位置まで移動させられるのである。
しかして、以上の如く第1図に示した液圧ポン
プによれば、第2図C1及びC2曲線に示した吐出
圧−流量特性が得られ低圧大容量P1,Q2と高圧
小容量P2,Q1とが前記切換弁37の切換により
選択的に制御できると共に、これらの運転におけ
る低圧圧力P1及び高圧圧力P2を前記圧力調整体3
2,33の操作で任意に設定できるのである。
又、ポンプ吐出量を中間流量(小流量)に制御
するのは、前記パイロツトプランジヤ24のスト
ロークにより決まるのであり、このパイロツトプ
ランジヤ24のストロークは、前記ストツパー2
4cがストツパー面Cに接当するまでのストロー
クである。このストロークは、第3図に示したご
とく、前記小径部24bにねじを設け、このねじ
に調整体40を螺合することにより、この螺合位
置で任意に変更できる。この場合、前記調整体4
0のストツパー面Cへの対向面が前記ストツパー
面24cを構成することになる。又、第3図にお
いて、41は、操作プランジヤ21のストローク
調整体で、この調整体41の調整により、前記操
作プランジヤ21のストロークを変更し、前記斜
板11の最大位置を調整でき、最大流量の調整が
可能となるのである。
又、以上説明した実施例は斜板式アキシアルプ
ランジヤポンプであるが、その他可変容量形ベー
ンポンプでも同様である。即ちこの場合カムリン
グが可変制御要素であつて、プランジヤ21をこ
のカムリングに接当させるのである。
以上の如く本発明は、可変制御要素11の変位
量の調整により吐出量を可変とした液圧ポンプに
おいて、前記可変制御要素11を最大位置に押圧
するバイアス手段13を設けると共に、前記可変
制御要素11に接当し、該要素11を中立位置に
制御する操作プランジヤ21と前記可変制御要素
11を中間位置に制御するパイロツトプランジヤ
24とを設け、該パイロツトプランジヤ24に、
前記可変制御要素11の中間位置を決めるストツ
パー面cと接当するストツパー24cを設ける一
方、前記液圧ポンプの吐出ライン36と第1、第
2圧力ライン28,29との間に、これら両圧力
ライン28,29の一方を前記吐出ライン36
に、他方をタンクラインに選択的に切換える切換
弁37を介装し、前記第1圧力ライン28と制御
通路34との間に、この制御通路34を前記第1
圧力ライン28とタンクライン38とに切換連通
する第1スプール22を介設し、このスプール2
2の一端室を前記第1圧力ライン28に連通し、
他端室に圧力調整体32で調整される押圧体30
を設けて、常時は前記制御通路34をタンクライ
ン38に連通させ、前記第1圧力ライン28の圧
力上昇により前記スプール22を移動させて前記
制御通路34をタンクライン38から第1圧力ラ
イン28へ切換連通させる一方、前記第2圧力ラ
イン29と前記操作プランジヤ21の背面室bと
の間に、この背面室bを前記第2圧力ライン29
と前記制御通路34とに切換連通する第2スプー
ル23を介設し、このスプール23の一端室を前
記第2圧力ライン29に連通させ、他端室に圧力
調整体33で調整される押圧体31を設けて、常
時は前記背面室bを制御通路34に連通させ、前
記第2圧力ライン29の圧力上昇により前記第2
スプール23を移動させて前記背面室bを前記制
御通路34から第2圧力ライン29へ切換連通さ
せる一方、前記第1スプール22の押圧体30の
押圧力より前記第2スプール23の押圧体31の
押圧力を大きく設定すると共に、前記第2圧力ラ
イン29を前記パイロツトプランジヤ24の後室
Kに連通させるごとく成したから、前記切換弁の
切換により、2圧2容量の制御を選択的に行なえ
るのであり、しかも、これら2圧2容量の制御
は、前記操作プランジヤに作用する制御圧により
行なうものであるから、可変制御要素を最大位置
に押圧するバイアス手段の押圧力を小さくでき、
それだけコンパクトにコスト安ができると共に、
シヤープカツトオフ特性のもとに行なえるのであ
り、その上、1つの液圧ポンプで以上の如き2圧
2容量制御が行なえるので全体として小型にでき
ると共に軽量にでき、経済的において優れた利点
を有し、且つ余分な制御弁は必要でないので安価
に提供できるのである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明液圧ポンプの実施例を示すもの
で、第1図はその縦断面図、第2図は2圧2容量
制御の特性図、第3図は操作プランジヤとパイロ
ツトプランジヤとのストローク調整を行なう実施
例の部分拡大断面図、第4図は従来の2圧2容量
制御特性図である。 11……斜板、13……ばね、21……操作プ
ランジヤ、22,23……スプール、24……パ
イロツトスプール、24c……ストツパー、2
8,29……圧力ライン、30,31……押圧
体、32,33……圧力調整体、34,35……
通路、37……切換弁、b……前室、k……後
室、C……ストツパー面。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 可変制御要素11の変位量の調整により吐出
    量を可変とした液圧ポンプにおいて、前記可変制
    御要素11を最大位置に押圧するバイアス手段1
    3を設けると共に、前記可変制御要素11に接当
    し、該要素11を中立位置に制御する操作プラン
    ジヤ21と前記可変制御要素11を中間位置に制
    御するパイロツトプランジヤ24とを設け、該パ
    イロツトプランジヤ24に、前記可変制御要素1
    1の中間位置を決めるストツパー面cと接当する
    ストツパー24cを設ける一方、前記液圧ポンプ
    の吐出ライン36と第1、第2圧力ライン28,
    29との間に、これら両圧力ライン28,29の
    一方を前記吐出ライン36に、他方をタンクライ
    ンに選択的に切換える切換弁37を介装し、前記
    第1圧力ライン28と制御通路34との間に、こ
    の制御通路34を前記第1圧力ライン28とタン
    クライン38とに切換連通する第1スプール22
    を介設し、このスプール22の一端室を前記第1
    圧力ライン28に連通し、他端室に圧力調整体3
    2で調整される押圧体30を設けて、常時は前記
    制御通路34をタンクライン38に連通させ、前
    記第1圧力ライン28の圧力上昇により前記スプ
    ール22を移動させて前記制御通路34をタンク
    ライン38から第1圧力ライン28へ切換連通さ
    せる一方、前記第2圧力ライン29と前記操作プ
    ランジヤ21の背面室bとの間に、この背面室b
    を前記第2圧力ライン29と前記制御通路34と
    に切換連通する第2スプール23を介設し、この
    スプール23の一端室を前記第2圧力ライン29
    に連通させ、他端室に圧力調整体33で調整され
    る押圧体31を設けて、常時は前記背面室bを制
    御通路34に連通させ、前記第2圧力ライン29
    の圧力上昇により前記第2スプール23を移動さ
    せて前記背面室bを前記制御通路34から第2圧
    力ライン29へ切換連通させる一方、前記第1ス
    プール22の押圧体30の押圧力より前記第2ス
    プール23の押圧体31の押圧力を大きく設定す
    ると共に、前記第2圧力ライン29を前記パイロ
    ツトプランジヤ24の後室Kに連通させたことを
    特徴とする可変容量形液圧ポンプ。
JP57115838A 1982-07-02 1982-07-02 可変容量形液圧ポンプ Granted JPS5838390A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57115838A JPS5838390A (ja) 1982-07-02 1982-07-02 可変容量形液圧ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57115838A JPS5838390A (ja) 1982-07-02 1982-07-02 可変容量形液圧ポンプ

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50082871A Division JPS6053194B2 (ja) 1975-07-04 1975-07-04 可変容量形液圧ポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5838390A JPS5838390A (ja) 1983-03-05
JPS6137464B2 true JPS6137464B2 (ja) 1986-08-23

Family

ID=14672365

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57115838A Granted JPS5838390A (ja) 1982-07-02 1982-07-02 可変容量形液圧ポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5838390A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5982115B2 (ja) * 2011-11-25 2016-08-31 Kyb株式会社 斜板式ピストンポンプ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5838390A (ja) 1983-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4590968A (en) Pilot valve operated pressure reducing valve
USRE31711E (en) Variable delivery hydraulic pump
JP2649181B2 (ja) 可変排除量ポンプの自動制御装置
JPS6137464B2 (ja)
JPS638317B2 (ja)
JPS6053194B2 (ja) 可変容量形液圧ポンプ
US4366672A (en) Pilot operated hydraulic device
JPH0544545Y2 (ja)
JPS5815665Y2 (ja) 可変容量形液圧ポンプ
JPH0128314Y2 (ja)
JPH0124389Y2 (ja)
JPS5944508B2 (ja) 液圧装置
JPS6039877B2 (ja) 可変容量形液圧ポンプ
JPH0335516B2 (ja)
JPS5928148Y2 (ja) 可変ポンプのレギユレ−タ
JPH0988901A (ja) ポンプ傾転角制御装置
JPS591351B2 (ja) リユウタイソウチ
JPS6131314B2 (ja)
JPS61197771A (ja) 可変容量形液圧装置
JPH0543874B2 (ja)
JPH0335517B2 (ja)
JPH0744772Y2 (ja) 可変容量型油圧ポンプの流量制御装置
JPH037031B2 (ja)
JPS6050992B2 (ja) 可変容量形液圧ポンプ
JPS5843605B2 (ja) 分流制御装置