JPH0239641B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0239641B2 JPH0239641B2 JP57173476A JP17347682A JPH0239641B2 JP H0239641 B2 JPH0239641 B2 JP H0239641B2 JP 57173476 A JP57173476 A JP 57173476A JP 17347682 A JP17347682 A JP 17347682A JP H0239641 B2 JPH0239641 B2 JP H0239641B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- valve
- variable
- maximum
- hydraulic pump
- Prior art date
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Links
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- 230000033228 biological regulation Effects 0.000 claims description 7
- 230000004044 response Effects 0.000 claims description 2
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- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 4
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 2
- 230000008859 change Effects 0.000 description 2
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
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- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Operation Control Of Excavators (AREA)
- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、パワーシヨベルやクレーン等に備え
る重重量の慣性体を駆動するようにした慣性体駆
動回路の改良に関するものである。
る重重量の慣性体を駆動するようにした慣性体駆
動回路の改良に関するものである。
(従来の技術)
従来より、この種の慣性体駆動回路として、例
えば第3図に示すようなもの(例えば特開昭56−
59003号公報等)が知られている。すなわち、慣
性体aを回転駆動するためのアクチユエータb
と、該アクチユエータbに圧油を供給する油圧ポ
ンプcと、アクチユエータbへの圧油供給方向を
切換える方向切換弁dと、カウンタバランス弁e
1および2個のクロスオーバリリーフ弁e2,e
2より成るブレーキ弁eと、油圧ポンプcの最大
吐出圧を規制するメインリリーフ弁fとを備え、
方向切換弁dを中立位置から作動位置に切換える
ことにより、油圧ポンプcからの油圧でもつてブ
レーキ弁eのカウンタバランス弁e1を中立位置
から機能位置に切換えるとともに、油圧ポンプc
の最大吐出圧を、上記クロスオーバリリーフ弁e
2,e2又はメインリリーフ弁fにより設定リリ
ーフ圧に規制しながら、油圧ポンプcからの圧油
をアクチユエータbに供給して、慣性体aを回転
駆動するようにしたものである。
えば第3図に示すようなもの(例えば特開昭56−
59003号公報等)が知られている。すなわち、慣
性体aを回転駆動するためのアクチユエータb
と、該アクチユエータbに圧油を供給する油圧ポ
ンプcと、アクチユエータbへの圧油供給方向を
切換える方向切換弁dと、カウンタバランス弁e
1および2個のクロスオーバリリーフ弁e2,e
2より成るブレーキ弁eと、油圧ポンプcの最大
吐出圧を規制するメインリリーフ弁fとを備え、
方向切換弁dを中立位置から作動位置に切換える
ことにより、油圧ポンプcからの油圧でもつてブ
レーキ弁eのカウンタバランス弁e1を中立位置
から機能位置に切換えるとともに、油圧ポンプc
の最大吐出圧を、上記クロスオーバリリーフ弁e
2,e2又はメインリリーフ弁fにより設定リリ
ーフ圧に規制しながら、油圧ポンプcからの圧油
をアクチユエータbに供給して、慣性体aを回転
駆動するようにしたものである。
(発明が解決しようとする課題)
ところで、上記クロスオーバリリーフ弁e2,
e2およびメインリリーフ弁fの設定リリーフ圧
は、通常、重重量の慣性体を加速性良く起動し得
るよう、予め所定の高圧力値(例えば210Kg/cm2)
に設定されるものである。このため、上記従来の
ものでは、慣性体aの起動時、方向切換弁dを作
動位置に切換えると、アクチユエータbにはこの
高圧力値(例えば210Kg/cm2)の圧油が瞬時に作
用して、慣性体aの起動が唐突となつてシヨツク
を伴い、良好な運転性能を確保することができな
いという欠点があつた。
e2およびメインリリーフ弁fの設定リリーフ圧
は、通常、重重量の慣性体を加速性良く起動し得
るよう、予め所定の高圧力値(例えば210Kg/cm2)
に設定されるものである。このため、上記従来の
ものでは、慣性体aの起動時、方向切換弁dを作
動位置に切換えると、アクチユエータbにはこの
高圧力値(例えば210Kg/cm2)の圧油が瞬時に作
用して、慣性体aの起動が唐突となつてシヨツク
を伴い、良好な運転性能を確保することができな
いという欠点があつた。
そこで、本発明は斯かる点に鑑み、方向切換弁
の作動位置への切換開始時には、上記の如きメイ
ンリリーフ弁等、油圧ポンプの最大吐出圧を規制
する圧力規制弁の設定圧を、方向切換弁の切換え
に伴つて零から漸次増大させるようにすることに
より、慣性体をシヨツクなくスムーズに起動し得
るようにすることを目的とするものである。
の作動位置への切換開始時には、上記の如きメイ
ンリリーフ弁等、油圧ポンプの最大吐出圧を規制
する圧力規制弁の設定圧を、方向切換弁の切換え
に伴つて零から漸次増大させるようにすることに
より、慣性体をシヨツクなくスムーズに起動し得
るようにすることを目的とするものである。
その場合、圧力規制弁の設定圧を漸次増大させ
るとしても、際限なく増大するときには、安全弁
としての機能が失われることになるので、最大設
定圧でその増大を強制的に停止させることをも本
発明の目的とする。
るとしても、際限なく増大するときには、安全弁
としての機能が失われることになるので、最大設
定圧でその増大を強制的に停止させることをも本
発明の目的とする。
(課題を解決するための手段)
上記の目的を達成するため、本発明では、油圧
ポンプと、該油圧ポンプの圧油を受けて作動する
慣性体駆動用アクチユエータと、該アクチユエー
タへの圧油供給方向を切換える方向切換弁と、前
記油圧ポンプの最大吐出圧を設定圧に規制する圧
力規制弁とを備えた慣性体駆動回路において、上
記圧力規制弁を設定圧可変の可変圧力規制弁で構
成するとともに、操作レバーの操作角度に応じた
操作力を発生する操作力可変機構を設け、該操作
力可変機構を前記方向切換弁のスプールおよび可
変圧力規制弁の設定圧可変機構のピストンに接続
し、さらに該設定圧可変機構のピストンの最大移
動量を制限して最大設定圧を規制する最大設定圧
規制部を設け、操作レバーの操作による慣性体の
駆動開始時、前記操作レバーに連動する操作力可
変機構により、方向切換弁を作動位置に切換える
と同時に、そのスプールのストロークの漸次増大
に併せて、可変圧力規制弁の設定圧を零から最大
設定圧までは漸次増大させるように構成したもの
である。
ポンプと、該油圧ポンプの圧油を受けて作動する
慣性体駆動用アクチユエータと、該アクチユエー
タへの圧油供給方向を切換える方向切換弁と、前
記油圧ポンプの最大吐出圧を設定圧に規制する圧
力規制弁とを備えた慣性体駆動回路において、上
記圧力規制弁を設定圧可変の可変圧力規制弁で構
成するとともに、操作レバーの操作角度に応じた
操作力を発生する操作力可変機構を設け、該操作
力可変機構を前記方向切換弁のスプールおよび可
変圧力規制弁の設定圧可変機構のピストンに接続
し、さらに該設定圧可変機構のピストンの最大移
動量を制限して最大設定圧を規制する最大設定圧
規制部を設け、操作レバーの操作による慣性体の
駆動開始時、前記操作レバーに連動する操作力可
変機構により、方向切換弁を作動位置に切換える
と同時に、そのスプールのストロークの漸次増大
に併せて、可変圧力規制弁の設定圧を零から最大
設定圧までは漸次増大させるように構成したもの
である。
(作用)
上記の構成により、本発明では、操作レバーの
操作時には、方向切換弁のスプールのストローク
が漸次増大する。そして、これと同時に可変圧力
規制弁の設定圧が零から漸次増大して、油圧ポン
プの最大吐出圧も零から徐々に増大するので、慣
性体はシヨツクなくスムーズに起動されることに
なる。
操作時には、方向切換弁のスプールのストローク
が漸次増大する。そして、これと同時に可変圧力
規制弁の設定圧が零から漸次増大して、油圧ポン
プの最大吐出圧も零から徐々に増大するので、慣
性体はシヨツクなくスムーズに起動されることに
なる。
その際、可変圧力規制弁の設定圧は、漸次増大
するものの、その最大圧は最大設定圧規制部によ
り最大設定圧に規制されるので、例えば操作レバ
ーのミス操作により大きな操作力が設定圧可変機
構に作用しても、可変圧力規制弁の設定圧はこの
最大設定圧の上限圧に規制されるので、油圧ポン
プの最大吐出圧もこの上限値に規制されて、駆動
回路の油圧の異常上昇が防止される。
するものの、その最大圧は最大設定圧規制部によ
り最大設定圧に規制されるので、例えば操作レバ
ーのミス操作により大きな操作力が設定圧可変機
構に作用しても、可変圧力規制弁の設定圧はこの
最大設定圧の上限圧に規制されるので、油圧ポン
プの最大吐出圧もこの上限値に規制されて、駆動
回路の油圧の異常上昇が防止される。
(実施例)
以下、本発明の実施例を図面に基いて詳細に説
明する。
明する。
第1図は、可変ポンプを用いて慣性体を回転駆
動するようにした本発明の慣性体駆動回路を示
し、1は可変容量形の油圧ポンプ、2は該油圧ポ
ンプ1からの圧油を受けて作動するモータよりな
る慣性体駆動用アクチユエータ、3は、該アクチ
ユエータ2への圧油供給方向を切換える方向切換
弁であつて、該方向切換弁3は、アクチユエータ
2への圧油供給を阻止する中立位置3aと、圧油
の順方向流れを許容する順作動位置3bと、逆方
向流れを許容する逆作動位置3cとを有すると共
に、負荷圧検出ポートR1,R2を備え、該一方
の負荷圧検出ポートR2は、中立位置3a時には
パイロツト通路4を介してタンク5に連通されて
いる。また、該方向切換弁3は、そのスプールが
中立位置3aから順作動位置3bおよび逆作動位
置3cに切換わる時、該方向切換弁3の前後に絞
り3dが形成される絞り切換弁で構成されてい
る。さらに、6は上記方向切換弁3とアクチユエ
ータ2との間に介設されたブレーキ弁であつて、
該ブレーキ弁6はカウンターバランス弁6aと、
設定リリーフ圧が高圧力値(例えば210Kg/cm2)
に設定された2個のクロスオーバリリーフ弁6
b,6bとから成る。
動するようにした本発明の慣性体駆動回路を示
し、1は可変容量形の油圧ポンプ、2は該油圧ポ
ンプ1からの圧油を受けて作動するモータよりな
る慣性体駆動用アクチユエータ、3は、該アクチ
ユエータ2への圧油供給方向を切換える方向切換
弁であつて、該方向切換弁3は、アクチユエータ
2への圧油供給を阻止する中立位置3aと、圧油
の順方向流れを許容する順作動位置3bと、逆方
向流れを許容する逆作動位置3cとを有すると共
に、負荷圧検出ポートR1,R2を備え、該一方
の負荷圧検出ポートR2は、中立位置3a時には
パイロツト通路4を介してタンク5に連通されて
いる。また、該方向切換弁3は、そのスプールが
中立位置3aから順作動位置3bおよび逆作動位
置3cに切換わる時、該方向切換弁3の前後に絞
り3dが形成される絞り切換弁で構成されてい
る。さらに、6は上記方向切換弁3とアクチユエ
ータ2との間に介設されたブレーキ弁であつて、
該ブレーキ弁6はカウンターバランス弁6aと、
設定リリーフ圧が高圧力値(例えば210Kg/cm2)
に設定された2個のクロスオーバリリーフ弁6
b,6bとから成る。
また、7は上記油圧ポンプ1からの吐出圧およ
び吐出量を負荷圧に応じて制御するためのロード
センシング弁であつて、該ロードセンシング弁7
は、油圧ポンプ1の斜板1aを傾角制御する吐出
量制御部1bをタンク8に開放する停止位置7a
と、油圧ポンプ1の吐出圧を上記吐出量制御部1
bにフイードバツクする作動位置7bとの2位置
を有しているとともに、バネ7cが配設されたバ
ネ室7dはパイロツト通路9aを介して方向切換
弁3の負荷圧検出ポートR1に接続されている。
一方、該バネ室7dに対抗するパイロツト室7e
にはパイロツト通路9bを介して油圧ポンプ1の
吐出圧が作用しており、この油圧ポンプ1の吐出
圧とバネ室7dに作用する全出力との圧力関係に
より位置決めし、、バネ室7dに作用する全圧力
の方が大きいときには停止位置7aに位置付け
て、吐出量制御部1bのタンク開放により斜板1
aを最大傾斜角位置に位置付ける一方、油圧ポン
プ1の吐出圧の方が大きいときには作動位置7b
に位置付けて、吐出量制御部1bへの吐出圧のフ
イードバツクにより斜板1aを直立方向に傾角制
御するように構成されている。よつて、方向切換
弁3が中立位置3aにあるときには、バネ室7d
をパイロツト通路9および4を介してタンク5に
開放することにより、油圧ポンプ1の吐出圧をバ
ネ7cの付勢力に相当する圧力に規制しながら、
吐出量を略零に制御する一方、方向切換弁3が順
および逆の各作動位置3b,3cに切換えられた
ときには、パイロツト室7eに作用する油圧ポン
プ1の吐出圧(方向切換弁3の絞り3d前位の圧
力)に対し、バネ室7dに負荷圧(方向切換弁3
の絞り3d後位の圧力)を作用せしめて、方向切
換弁3の絞り3d前後の圧力をバネ7cの付勢力
に等しい圧力に保持することにより、油圧ポンプ
1の吐出圧および吐出量を、アクチユエータ2の
要求する圧力および流量を制御するようにしてい
る。
び吐出量を負荷圧に応じて制御するためのロード
センシング弁であつて、該ロードセンシング弁7
は、油圧ポンプ1の斜板1aを傾角制御する吐出
量制御部1bをタンク8に開放する停止位置7a
と、油圧ポンプ1の吐出圧を上記吐出量制御部1
bにフイードバツクする作動位置7bとの2位置
を有しているとともに、バネ7cが配設されたバ
ネ室7dはパイロツト通路9aを介して方向切換
弁3の負荷圧検出ポートR1に接続されている。
一方、該バネ室7dに対抗するパイロツト室7e
にはパイロツト通路9bを介して油圧ポンプ1の
吐出圧が作用しており、この油圧ポンプ1の吐出
圧とバネ室7dに作用する全出力との圧力関係に
より位置決めし、、バネ室7dに作用する全圧力
の方が大きいときには停止位置7aに位置付け
て、吐出量制御部1bのタンク開放により斜板1
aを最大傾斜角位置に位置付ける一方、油圧ポン
プ1の吐出圧の方が大きいときには作動位置7b
に位置付けて、吐出量制御部1bへの吐出圧のフ
イードバツクにより斜板1aを直立方向に傾角制
御するように構成されている。よつて、方向切換
弁3が中立位置3aにあるときには、バネ室7d
をパイロツト通路9および4を介してタンク5に
開放することにより、油圧ポンプ1の吐出圧をバ
ネ7cの付勢力に相当する圧力に規制しながら、
吐出量を略零に制御する一方、方向切換弁3が順
および逆の各作動位置3b,3cに切換えられた
ときには、パイロツト室7eに作用する油圧ポン
プ1の吐出圧(方向切換弁3の絞り3d前位の圧
力)に対し、バネ室7dに負荷圧(方向切換弁3
の絞り3d後位の圧力)を作用せしめて、方向切
換弁3の絞り3d前後の圧力をバネ7cの付勢力
に等しい圧力に保持することにより、油圧ポンプ
1の吐出圧および吐出量を、アクチユエータ2の
要求する圧力および流量を制御するようにしてい
る。
さらに、10は前記ロードセンシング弁7のバ
ネ室7dに作用する最高負荷圧を規制するパイロ
ツトリリーフ弁であつて、該パイロツトリリーフ
弁10により、負荷圧が該パイロツトリリーフ弁
10のバネ10aの付勢力に相当する圧力より大
きくなろうとすると、該パイロツトリリーフ弁1
0が開作動してロードセンシング弁7のバネ室7
dをパイロツト通路31および32を介してタン
ク26に開放することにより、該ロードセンシン
グ弁7でもつて吐出量制御される油圧ポンプ1の
吐出圧を、最大、該パイロツトリリーフ弁10の
バネ10aにより、このバネ10aの付勢力に相
当する圧力とロードセンシング弁7のバネ7cの
付勢力に相当する圧力(例えば5Kg/cm2)との合
計圧に等しい設定圧を規制するようにした圧力規
制弁を構成している。
ネ室7dに作用する最高負荷圧を規制するパイロ
ツトリリーフ弁であつて、該パイロツトリリーフ
弁10により、負荷圧が該パイロツトリリーフ弁
10のバネ10aの付勢力に相当する圧力より大
きくなろうとすると、該パイロツトリリーフ弁1
0が開作動してロードセンシング弁7のバネ室7
dをパイロツト通路31および32を介してタン
ク26に開放することにより、該ロードセンシン
グ弁7でもつて吐出量制御される油圧ポンプ1の
吐出圧を、最大、該パイロツトリリーフ弁10の
バネ10aにより、このバネ10aの付勢力に相
当する圧力とロードセンシング弁7のバネ7cの
付勢力に相当する圧力(例えば5Kg/cm2)との合
計圧に等しい設定圧を規制するようにした圧力規
制弁を構成している。
そして、本発明の特徴として、上記パイロツト
リリーフ弁10のバネ10aには、該バネ10a
の付勢力を可変とするための設定圧可変機構11
が連結されている。該設定圧可変機構11は、上
記パイロツトリリーフ弁10のバネ10aを押圧
縮少せしめるロツド11aと、該ロツド11aに
連結されたピストン11eにより分割されたバネ
室11bおよび油圧室11cと、該バネ室11b
に縮装されたバネ11dとから成り、油圧室11
cに油圧が作用したとき、この油圧でもつてピス
トン11eを介してロツド11aをバネ11dの
付勢力に抗して図中左方に移動させることによ
り、リリーフ弁10のバネ10aを押圧縮少せし
めてその付勢力の強く変更して、規制すべき油圧
ポンプ1の最大吐出圧(設定圧)を高く変化させ
るものである。そして、該設定圧可変機構11と
上記パイロツトリリーフ弁10とによつて設定圧
可変の可変圧力規制弁12を構成している。
リリーフ弁10のバネ10aには、該バネ10a
の付勢力を可変とするための設定圧可変機構11
が連結されている。該設定圧可変機構11は、上
記パイロツトリリーフ弁10のバネ10aを押圧
縮少せしめるロツド11aと、該ロツド11aに
連結されたピストン11eにより分割されたバネ
室11bおよび油圧室11cと、該バネ室11b
に縮装されたバネ11dとから成り、油圧室11
cに油圧が作用したとき、この油圧でもつてピス
トン11eを介してロツド11aをバネ11dの
付勢力に抗して図中左方に移動させることによ
り、リリーフ弁10のバネ10aを押圧縮少せし
めてその付勢力の強く変更して、規制すべき油圧
ポンプ1の最大吐出圧(設定圧)を高く変化させ
るものである。そして、該設定圧可変機構11と
上記パイロツトリリーフ弁10とによつて設定圧
可変の可変圧力規制弁12を構成している。
加えて、13は本発明の重要部分を成す操作力
可変機構の一実施例で、方向切換弁3のスプール
およびパイロツトリリーフ弁10の背圧力を油圧
力で操作する可変減圧弁であつて、該可変減圧弁
13は、操作レバー14を直立状態から図中左方
および図中右方に回動操作した時に、油圧源15
からの一次油圧を上記操作レバー14の操作角度
に応じた二次油圧に減圧するもので、該操作レバ
ー14の図中左方への回動操作によつて得た二次
油圧は、パイロツト通路16を介して接続した方
向切換弁3の順作動位置への弁切換用パイロツト
室3eに、また操作レバー14の図中右方への回
動操作によつて得た二次油圧は、パイロツト通路
17を介して接続した方向切換弁3の逆作動位置
への弁切換用パイロツト室3fにそれぞれ作用す
るとともに、上記各二次油圧は、それぞれチエツ
ク弁18,19が介設されたパイロツト通路2
0,21および他のパイロツト通路22を介して
接続した設定圧可変機構11の油圧室11cに作
用している。尚、23は油圧ポンプ1を駆動する
原動機、24はパイロツト通路9aに介設された
絞り、25は油圧源15の油圧を設定圧以下に規
制するリリーフ弁、26はタンクである。
可変機構の一実施例で、方向切換弁3のスプール
およびパイロツトリリーフ弁10の背圧力を油圧
力で操作する可変減圧弁であつて、該可変減圧弁
13は、操作レバー14を直立状態から図中左方
および図中右方に回動操作した時に、油圧源15
からの一次油圧を上記操作レバー14の操作角度
に応じた二次油圧に減圧するもので、該操作レバ
ー14の図中左方への回動操作によつて得た二次
油圧は、パイロツト通路16を介して接続した方
向切換弁3の順作動位置への弁切換用パイロツト
室3eに、また操作レバー14の図中右方への回
動操作によつて得た二次油圧は、パイロツト通路
17を介して接続した方向切換弁3の逆作動位置
への弁切換用パイロツト室3fにそれぞれ作用す
るとともに、上記各二次油圧は、それぞれチエツ
ク弁18,19が介設されたパイロツト通路2
0,21および他のパイロツト通路22を介して
接続した設定圧可変機構11の油圧室11cに作
用している。尚、23は油圧ポンプ1を駆動する
原動機、24はパイロツト通路9aに介設された
絞り、25は油圧源15の油圧を設定圧以下に規
制するリリーフ弁、26はタンクである。
第2図は可変圧力規制弁12の具体的構造を示
し、27は弁本体、28は弁本体27に形成され
た油室、29は油室28の一端部(図で右端部)
に配設された弁座体であつて、上記油室28は弁
座体29に形成した弁座部29aおよび連通路3
0を介してパイロツト通路31に連通されている
とともに、該油室28にはタンク26に連通する
パイロツト通路32が開口している。また、上記
油室28内には弁座体29に着座可能な弁体33
が該弁体33は弁本体27に設けたバネ受34と
弁体33との間に縮装されたバネ10aにより着
座方向に付勢されている。以上により、パイロツ
ト通路32の油圧がバネ10aの付勢力より大き
くなつたとき、この油圧でもつて弁体33をバネ
10aの付勢力に抗して離座させて、圧油をパイ
ロツト通路31から連通路30および油室28を
介してタンク26にリリーフするようにしたパイ
ロツトリリーフ弁10を構成している。また、上
記弁座体29は弁本体27に対して前後方向(図
中左右方向)摺動自在に設けられているととも
に、該弁座体29は、その前端面(弁座部側)と
弁本体27との間に縮装したバネ11dにより後
方(図で右方)に付勢されている一方、弁座体2
9の後端面中央には油圧室11cが形成され、該
油圧室11cにはパイロツト通路22が開口して
いる。よつて、油圧室11cにパイロツト通路2
2を介して可変減圧弁13の二次油圧が作用する
と、この二次油圧でもつてピストン11eとして
の弁座体29をバネ11dの付勢力に抗して前方
に移動させることにより、弁体33を介してパイ
ロツトリリーフ弁10のバネ10aを押圧縮少せ
しめてパイロツトリリーフ圧を可変にするように
した設定圧可変機構11を構成している。
し、27は弁本体、28は弁本体27に形成され
た油室、29は油室28の一端部(図で右端部)
に配設された弁座体であつて、上記油室28は弁
座体29に形成した弁座部29aおよび連通路3
0を介してパイロツト通路31に連通されている
とともに、該油室28にはタンク26に連通する
パイロツト通路32が開口している。また、上記
油室28内には弁座体29に着座可能な弁体33
が該弁体33は弁本体27に設けたバネ受34と
弁体33との間に縮装されたバネ10aにより着
座方向に付勢されている。以上により、パイロツ
ト通路32の油圧がバネ10aの付勢力より大き
くなつたとき、この油圧でもつて弁体33をバネ
10aの付勢力に抗して離座させて、圧油をパイ
ロツト通路31から連通路30および油室28を
介してタンク26にリリーフするようにしたパイ
ロツトリリーフ弁10を構成している。また、上
記弁座体29は弁本体27に対して前後方向(図
中左右方向)摺動自在に設けられているととも
に、該弁座体29は、その前端面(弁座部側)と
弁本体27との間に縮装したバネ11dにより後
方(図で右方)に付勢されている一方、弁座体2
9の後端面中央には油圧室11cが形成され、該
油圧室11cにはパイロツト通路22が開口して
いる。よつて、油圧室11cにパイロツト通路2
2を介して可変減圧弁13の二次油圧が作用する
と、この二次油圧でもつてピストン11eとして
の弁座体29をバネ11dの付勢力に抗して前方
に移動させることにより、弁体33を介してパイ
ロツトリリーフ弁10のバネ10aを押圧縮少せ
しめてパイロツトリリーフ圧を可変にするように
した設定圧可変機構11を構成している。
そして、第2図において、弁座体29の前方に
は、弁本体27に形成したストツパ11fが形成
されていて、可変減圧弁13の二次油圧によりピ
ストン11eとしての弁座体29が前方に移動す
るとき、その最大移動量をストツパ11fで制限
することにより、バネ10aを押圧圧縮する量を
制限して、このバネ10aの最大付勢力を弁座体
29の最大移動量の位置での付勢力値に制限し
て、可変圧力規制弁12の最大設定圧を例えば
205Kg/cm2に規制するようにしている。よつて、
上記ストツパ11fにより最大設定圧規制部を構
成している。
は、弁本体27に形成したストツパ11fが形成
されていて、可変減圧弁13の二次油圧によりピ
ストン11eとしての弁座体29が前方に移動す
るとき、その最大移動量をストツパ11fで制限
することにより、バネ10aを押圧圧縮する量を
制限して、このバネ10aの最大付勢力を弁座体
29の最大移動量の位置での付勢力値に制限し
て、可変圧力規制弁12の最大設定圧を例えば
205Kg/cm2に規制するようにしている。よつて、
上記ストツパ11fにより最大設定圧規制部を構
成している。
次に、上記実施例の作動について説明するに、
操作レバー14が直立状態にある時、方向切換弁
3は中立位置3aにあつて、ロードセンシング弁
7のバネ室7dはパイロツト通路9および4を介
してタンク5に開放されている。このため、この
状態で可変ポンプ1を駆動すると、ロードセンシ
ング弁7は直ちに作動位置7bに位置付けられ
て、吐出量および吐出圧が略零となるフエザーリ
ング状態となる。また、パイロツトリリーフ弁1
0のパイロツトリリーフ圧は、可変減圧弁13に
よる二次油圧の非発生に伴い略零となつている。
操作レバー14が直立状態にある時、方向切換弁
3は中立位置3aにあつて、ロードセンシング弁
7のバネ室7dはパイロツト通路9および4を介
してタンク5に開放されている。このため、この
状態で可変ポンプ1を駆動すると、ロードセンシ
ング弁7は直ちに作動位置7bに位置付けられ
て、吐出量および吐出圧が略零となるフエザーリ
ング状態となる。また、パイロツトリリーフ弁1
0のパイロツトリリーフ圧は、可変減圧弁13に
よる二次油圧の非発生に伴い略零となつている。
そして、この状態で操作レバー14が例えば図
中左方に若干回動操作されると、可変減圧弁13
において、操作レバー14の操作角度に応じた二
次油圧が発生して、パイロツト通路16を経て方
向切換弁3の順作動位置3bへの弁切換用パイロ
ツト室3eに作用する。このため、方向切換弁3
は中立位置3aから順作動位置3bに若干切換わ
るとともに、それに伴いブレーキ弁6のカウンタ
ーバランス弁6aが油圧ポンプ1の吐出圧の作用
により停止位置から機能位置に切換わつて、油圧
ポンプ1の圧油は慣性体駆動用アクチユエータ2
に供給され、慣性体が回転駆動され始めることに
なる。
中左方に若干回動操作されると、可変減圧弁13
において、操作レバー14の操作角度に応じた二
次油圧が発生して、パイロツト通路16を経て方
向切換弁3の順作動位置3bへの弁切換用パイロ
ツト室3eに作用する。このため、方向切換弁3
は中立位置3aから順作動位置3bに若干切換わ
るとともに、それに伴いブレーキ弁6のカウンタ
ーバランス弁6aが油圧ポンプ1の吐出圧の作用
により停止位置から機能位置に切換わつて、油圧
ポンプ1の圧油は慣性体駆動用アクチユエータ2
に供給され、慣性体が回転駆動され始めることに
なる。
その際、方向切換弁3の順作動位置3bへの切
換えにより方向切換弁3の前位と後位とが連通す
るため、油圧ポンプ1の吐出圧がロードセンシン
グ弁7のバネ7cの付勢力より小さくなつて、ロ
ードセンシング弁7はバネ7cの付勢力により作
動位置7bから停止位置7aに切換わる。このた
め、油圧ポンプ1の吐出量制御部1bはタンク8
に開放されて、斜板1aは最大傾斜角位置に位置
付けられ、吐出量は一旦最大となつて吐出圧を高
めようとする。しかし、この状態は下記により直
ちに阻止される。すなわち、上記可変減圧弁13
の二次油圧がパイロツト通路20および22を経
て設定圧可変機構11の油圧室11cに導入され
ているため、パイロツトリリーフ弁10のバネ1
0aは該設定圧可変機構11のロツド11aによ
り若干押圧縮少されて、パイロツトリリーフ圧は
上記操作レバー14の操作角度に応じた分だけ上
昇して零より若干大きな値となつている。このた
め、ロードセンシング弁7のバネ室7dに作用す
る圧力は、最大、零より若干大きいパイロツトリ
リーフ圧に規制されている。このことにより、油
圧ポンプ1の吐出圧は該ロードセンシング弁7に
よりこのパイロツトリリーフ圧よりロードセンシ
ング弁7のバネ7cの付勢力に相当する圧力だけ
高い小さな圧力値に制御されながら、吐出量はこ
の圧力値に応じた少流量に減少することになる。
そして、操作レバー14がさらに図中左方に回動
操作されるのに伴いパイロツトリリーフ弁10の
パイロツトリリーフ圧が次第に高圧力値となる
と、それに応じて油圧ポンプ1の吐出圧も零から
次第に上昇して高圧力値(例えば210Kg/cm2)に
達することになる。その結果、慣性体駆動用アク
チユエータ2はこの徐々に上昇する吐出圧によつ
てスムーズに作動して、慣性体はシヨツクなく駆
動され始めることになる。
換えにより方向切換弁3の前位と後位とが連通す
るため、油圧ポンプ1の吐出圧がロードセンシン
グ弁7のバネ7cの付勢力より小さくなつて、ロ
ードセンシング弁7はバネ7cの付勢力により作
動位置7bから停止位置7aに切換わる。このた
め、油圧ポンプ1の吐出量制御部1bはタンク8
に開放されて、斜板1aは最大傾斜角位置に位置
付けられ、吐出量は一旦最大となつて吐出圧を高
めようとする。しかし、この状態は下記により直
ちに阻止される。すなわち、上記可変減圧弁13
の二次油圧がパイロツト通路20および22を経
て設定圧可変機構11の油圧室11cに導入され
ているため、パイロツトリリーフ弁10のバネ1
0aは該設定圧可変機構11のロツド11aによ
り若干押圧縮少されて、パイロツトリリーフ圧は
上記操作レバー14の操作角度に応じた分だけ上
昇して零より若干大きな値となつている。このた
め、ロードセンシング弁7のバネ室7dに作用す
る圧力は、最大、零より若干大きいパイロツトリ
リーフ圧に規制されている。このことにより、油
圧ポンプ1の吐出圧は該ロードセンシング弁7に
よりこのパイロツトリリーフ圧よりロードセンシ
ング弁7のバネ7cの付勢力に相当する圧力だけ
高い小さな圧力値に制御されながら、吐出量はこ
の圧力値に応じた少流量に減少することになる。
そして、操作レバー14がさらに図中左方に回動
操作されるのに伴いパイロツトリリーフ弁10の
パイロツトリリーフ圧が次第に高圧力値となる
と、それに応じて油圧ポンプ1の吐出圧も零から
次第に上昇して高圧力値(例えば210Kg/cm2)に
達することになる。その結果、慣性体駆動用アク
チユエータ2はこの徐々に上昇する吐出圧によつ
てスムーズに作動して、慣性体はシヨツクなく駆
動され始めることになる。
その際、例えば操作レバー14が不用意に大き
く操作された場合には、その操作角度に応じた高
油圧の二次油圧が設定圧可変機構11の油圧室1
1cに導入されるものの、圧力規制弁12の弁座
体29の最大移動量がストツパー11fで制限さ
れて、パイロツトリリーフ弁10の設定圧が最大
設定圧(205Kg/cm2)に規制される。このことに
より、油圧ポンプ1の最大吐出圧はロードセンシ
ング弁7のバネ7cのバネ圧(5Kg/cm2)を加え
た210Kg/cm2に制限されるので、駆動回路の油圧
の異常上昇をパイロツトリリーフ弁10の安全弁
としての機能により防止することができる。
く操作された場合には、その操作角度に応じた高
油圧の二次油圧が設定圧可変機構11の油圧室1
1cに導入されるものの、圧力規制弁12の弁座
体29の最大移動量がストツパー11fで制限さ
れて、パイロツトリリーフ弁10の設定圧が最大
設定圧(205Kg/cm2)に規制される。このことに
より、油圧ポンプ1の最大吐出圧はロードセンシ
ング弁7のバネ7cのバネ圧(5Kg/cm2)を加え
た210Kg/cm2に制限されるので、駆動回路の油圧
の異常上昇をパイロツトリリーフ弁10の安全弁
としての機能により防止することができる。
その後、慣性体の駆動が定常状態に入ると、負
荷圧は低下して例えば30Kg/cm2となる。この時、
ロードセンシング弁7のバネ室7dには方向切換
弁3後位の圧力(上記負荷圧(例えば30Kg/cm2))
が作用し、パイロツト室7eには方向切換弁3前
位の圧力(油圧ポンプ1の吐出圧)が作用してい
るため、方向切換弁3前後の圧力差は該ロードセ
ンシング弁7によつてバネ7cの付勢力に相当す
る圧力に保持制御されている。このことにより、
操作レバー14の回動操作に伴い方向切換弁3の
絞り3dの開度が大きくなると、それに応じて油
圧ポンプ1の吐出量も増大して、慣性体は加速性
良く駆動され続けることになる。尚、この時、パ
イロツトリリーフ弁10は高リリーフ圧となつて
いるため、慣性体の駆動制御とは無関係となつて
いる。
荷圧は低下して例えば30Kg/cm2となる。この時、
ロードセンシング弁7のバネ室7dには方向切換
弁3後位の圧力(上記負荷圧(例えば30Kg/cm2))
が作用し、パイロツト室7eには方向切換弁3前
位の圧力(油圧ポンプ1の吐出圧)が作用してい
るため、方向切換弁3前後の圧力差は該ロードセ
ンシング弁7によつてバネ7cの付勢力に相当す
る圧力に保持制御されている。このことにより、
操作レバー14の回動操作に伴い方向切換弁3の
絞り3dの開度が大きくなると、それに応じて油
圧ポンプ1の吐出量も増大して、慣性体は加速性
良く駆動され続けることになる。尚、この時、パ
イロツトリリーフ弁10は高リリーフ圧となつて
いるため、慣性体の駆動制御とは無関係となつて
いる。
以上、操作レバー14の図中左方向への回動操
作により方向切換弁3を順作動位置3bに切換え
た場合について説明したが、操作レバー14を図
中右方向に回動操作して方向切換弁3を逆作動位
置3cに切換える場合についても、その作動は上
記と同様である。
作により方向切換弁3を順作動位置3bに切換え
た場合について説明したが、操作レバー14を図
中右方向に回動操作して方向切換弁3を逆作動位
置3cに切換える場合についても、その作動は上
記と同様である。
よつて、慣性体の起動時、油圧ポンプ1の最大
吐出圧は零から最大設定圧までは漸次増大するよ
うに制御されるので、駆動回路の油圧の異常上昇
を防止しながら慣性体の起動をシヨツクなく、ス
ムーズに行うことができ、運転性能の向上を図る
ことができる。
吐出圧は零から最大設定圧までは漸次増大するよ
うに制御されるので、駆動回路の油圧の異常上昇
を防止しながら慣性体の起動をシヨツクなく、ス
ムーズに行うことができ、運転性能の向上を図る
ことができる。
また、本実施例においては、方向切換弁3の切
換制御と、慣性体起動時における圧油の圧力制御
と、慣性体の回転定常状態における圧油の流量制
御との3制御が1本の操作レバー14のみによつ
て行われるので、操作性の向上を図ることができ
る。
換制御と、慣性体起動時における圧油の圧力制御
と、慣性体の回転定常状態における圧油の流量制
御との3制御が1本の操作レバー14のみによつ
て行われるので、操作性の向上を図ることができ
る。
しかも、可変ポンプ1とロードセンシング弁7
との組合せにより、負荷圧に応じた圧油の圧力制
御および流量制御が行われるので、省エネルギー
型とすることができる。
との組合せにより、負荷圧に応じた圧油の圧力制
御および流量制御が行われるので、省エネルギー
型とすることができる。
尚、上記実施例では、可変ポンプ1を用いて慣
性体を回転駆動するようにした慣性体駆動回路に
本発明を適用した場合について説明したが、本発
明はその他、固定ポンプを用いた慣性体駆動回路
についても同様に適用することができるのは勿論
である。この場合、固定ポンプの最大吐出圧を制
御するメインリリーフ弁の設定リリーフ圧を、操
作レバーの操作角度に応じて漸次増大させるよう
にすればよい。
性体を回転駆動するようにした慣性体駆動回路に
本発明を適用した場合について説明したが、本発
明はその他、固定ポンプを用いた慣性体駆動回路
についても同様に適用することができるのは勿論
である。この場合、固定ポンプの最大吐出圧を制
御するメインリリーフ弁の設定リリーフ圧を、操
作レバーの操作角度に応じて漸次増大させるよう
にすればよい。
また、操作力可変機構として油圧力を利用する
例について説明したが、油圧力に限ることはな
く、例えば電気力、エアー力等によつて方向切換
弁のスプールを移動させたり、パイロツトリリー
フ弁10の背圧力を変えたりしてもよい。
例について説明したが、油圧力に限ることはな
く、例えば電気力、エアー力等によつて方向切換
弁のスプールを移動させたり、パイロツトリリー
フ弁10の背圧力を変えたりしてもよい。
(発明の効果)
以上説明したように、本発明によれば、重重量
の慣性体を駆動するようにした慣性体駆動回路に
おいて、操作レバーの操作により方向切換弁を作
動位置に切換えた際、該操作レバーの操作角度に
応じて発生する操作力可変機構の操作力でもつて
可変圧力規制弁の設定圧を上限圧以下の範囲で変
化せしめて、油圧ポンプの最大吐出圧を零から設
定上限圧まで漸次増大させるようにしたので、駆
動回路の油圧の異常上昇を防止しながら、重重量
の慣性体の起動をシヨツクなくスムーズに行うこ
とができ、その運転性能の著しい向上を図ること
ができるものである。
の慣性体を駆動するようにした慣性体駆動回路に
おいて、操作レバーの操作により方向切換弁を作
動位置に切換えた際、該操作レバーの操作角度に
応じて発生する操作力可変機構の操作力でもつて
可変圧力規制弁の設定圧を上限圧以下の範囲で変
化せしめて、油圧ポンプの最大吐出圧を零から設
定上限圧まで漸次増大させるようにしたので、駆
動回路の油圧の異常上昇を防止しながら、重重量
の慣性体の起動をシヨツクなくスムーズに行うこ
とができ、その運転性能の著しい向上を図ること
ができるものである。
第1図および第2図は本発明の実施例を示し、
第1図は油圧回路図、第2図は可変圧力規制弁の
具体的構造を示す断面図、第3図は従来例を示す
油圧回路図である。 1……油圧ポンプ、2……慣性体駆動用アクチ
ユエータ、3……方向切換弁、3e,3f……弁
切換用パイロツト室、10……パイロツトリリー
フ弁(圧力規制弁)、11……設定圧可変機構、
11a……ロツド、11b……バネ室、11c…
…油圧室、11d……バネ、11e……ピスト
ン、11f……ストツパ(最大設定圧規制部)、
12……可変圧力規制弁、13……可変減圧弁、
14……操作レバー。
第1図は油圧回路図、第2図は可変圧力規制弁の
具体的構造を示す断面図、第3図は従来例を示す
油圧回路図である。 1……油圧ポンプ、2……慣性体駆動用アクチ
ユエータ、3……方向切換弁、3e,3f……弁
切換用パイロツト室、10……パイロツトリリー
フ弁(圧力規制弁)、11……設定圧可変機構、
11a……ロツド、11b……バネ室、11c…
…油圧室、11d……バネ、11e……ピスト
ン、11f……ストツパ(最大設定圧規制部)、
12……可変圧力規制弁、13……可変減圧弁、
14……操作レバー。
Claims (1)
- 1 油圧ポンプ1と、該油圧ポンプ1の圧油を受
けて作動する慣性体駆動用アクチユエータ2と、
該アクチユエータ2への圧油供給方向を切換える
方向切換弁3と、前記油圧ポンプ1の最大吐出圧
を設定圧に規制する圧力規制弁10とを備えた慣
性体駆動回路において、上記圧力規制弁10を設
定圧可変の可変圧力規制弁12で構成するととも
に、操作レバー14の操作角度に応じた操作力を
発生する操作力可変機構13を設け、該操作力可
変機構13を前記方向切換弁3のスプールおよび
可変圧力規制弁12の設定圧可変機構11のピス
トン11eに接続し、さらに該設定圧可変機構1
1のピストン11eの最大移動量を制限して最大
設定圧を規制する最大設定圧規制部11fを設
け、方向切換弁3のスプールのストロークを漸次
増大させると同時に、可変圧力規制弁12の設定
圧を最大設定圧までは漸次増大させるように制御
したことを特徴とする慣性体駆動回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17347682A JPS5962702A (ja) | 1982-10-02 | 1982-10-02 | 慣性体駆動回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17347682A JPS5962702A (ja) | 1982-10-02 | 1982-10-02 | 慣性体駆動回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5962702A JPS5962702A (ja) | 1984-04-10 |
JPH0239641B2 true JPH0239641B2 (ja) | 1990-09-06 |
Family
ID=15961190
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17347682A Granted JPS5962702A (ja) | 1982-10-02 | 1982-10-02 | 慣性体駆動回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5962702A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04136507A (ja) * | 1990-09-28 | 1992-05-11 | Komatsu Ltd | 油圧回路 |
JP3655910B2 (ja) * | 2003-03-31 | 2005-06-02 | 株式会社小松製作所 | 油圧駆動機械の制御装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51120375A (en) * | 1975-04-14 | 1976-10-21 | Komatsu Ltd | Pressure adjusting device |
JPS5321379A (en) * | 1976-08-11 | 1978-02-27 | Nippon Sharyo Seizo Kk | Pressure controllable hydraulic circuit |
JPS56143803A (en) * | 1980-04-10 | 1981-11-09 | Daikin Ind Ltd | Fluid controller |
-
1982
- 1982-10-02 JP JP17347682A patent/JPS5962702A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51120375A (en) * | 1975-04-14 | 1976-10-21 | Komatsu Ltd | Pressure adjusting device |
JPS5321379A (en) * | 1976-08-11 | 1978-02-27 | Nippon Sharyo Seizo Kk | Pressure controllable hydraulic circuit |
JPS56143803A (en) * | 1980-04-10 | 1981-11-09 | Daikin Ind Ltd | Fluid controller |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5962702A (ja) | 1984-04-10 |
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