JP2621202B2 - 液圧ブースタ - Google Patents

液圧ブースタ

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JP2621202B2
JP2621202B2 JP62202255A JP20225587A JP2621202B2 JP 2621202 B2 JP2621202 B2 JP 2621202B2 JP 62202255 A JP62202255 A JP 62202255A JP 20225587 A JP20225587 A JP 20225587A JP 2621202 B2 JP2621202 B2 JP 2621202B2
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理治 西井
義比古 多田
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T13/00Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems
    • B60T13/10Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release
    • B60T13/12Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release the fluid being liquid
    • B60T13/14Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release the fluid being liquid using accumulators or reservoirs fed by pumps
    • B60T13/142Systems with master cylinder
    • B60T13/145Master cylinder integrated or hydraulically coupled with booster

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は車両用ブレーキ装置の倍力装置に関し、特に
パワー液圧源が出力したパワー液圧を倍力源としてブレ
ーキペダルに応動してマスタシリンダを倍力駆動する液
圧ブースタに係る。
[従来の技術] 車両の常用ブレーキ装置においては、制動時のブレー
キペダルの操作力を低減するためサーボあるいはブース
タと呼ばれる倍力装置が装着されている。倍力源として
圧縮空気、吸気管負圧、流体液圧があり、これら倍力源
に応じてエアブースタ、負圧ブースタ、そして液圧ブー
スタに区別される。この液圧ブースタは、パワー液圧源
が出力したパワー液圧を倍力源としてブレーキペダルに
応動する液圧制御弁によって調圧し、マスタシリンダを
倍力駆動するものである。この中で、液圧制御弁をブレ
ーキペダルの操作による入力ロッドの作動及び出力液圧
に応動するパワーピストンの作動に夫々連動する支持レ
バーと制御レバーからなる一対のレバーで制御するレバ
ー作動型がある。そして液圧制御弁をスプールバルブで
構成したものが知られており(例えば、特開昭50−7407
9号公報に記載)、これによれば弁開閉時のショックが
少なく円滑に倍力駆動を行なうことができる。
[発明が解決しようとする問題点] 然し乍ら、上述の従来技術においてはスプールバルブ
を駆動制御する一対のレバーはハウジングに固定された
ピンにて支持、吊下されているため組付後の両者間の位
置関係は固定されたものとなる。従って、スプールバル
ブのラップ量の設定に当ってはスプール、レバー、ハウ
ジング等の寸法精度が極めて重要であり、精度保証の限
界を超える点については誤差、バラツキ等を考慮した余
裕設計が必要となる。特に、スプールのラップ量はスプ
ール前進時の無効ストローク、後退時の液流量の保証、
洩れの低減等に係る重要な要素である。通常は、スプー
ル後退時の液流量保証のためドレンポートの開口ラップ
を大きく設定することとし、これによる前進時の無効ス
トロークの増大を余儀なくされている。
そこで、本発明は液圧ブースタにおいて、スプールバ
ルブ等の液圧制御弁及びこれを制御する一対のレバーを
含む各部品に寸法誤差、バラツキ等が存在してもこれら
を適切な位置関係に設定できるようにすることを目的と
する。
[問題点を解決するための手段] 前述の問題点を解決するため本発明は次の構成を採用
したものである。即ち、本発明はリザーバと接続しブレ
ーキ液圧を出力するマスタシリンダに対し、パワー液圧
源が出力したパワー液圧を倍力源として、ブレーキペダ
ルに連動する入力ロッドに応動して倍力駆動する液圧ブ
ースタに係る。そして、前記マスタシリンダに連結する
ハウジングと、該ハウジングに郭成した倍圧室内を摺動
し前記入力ロッドに応動して出力した倍圧力を前記マス
タシリンダに伝達するパワーピストンと、該パワーピス
トンの摺動軸に略平行な軸上で前記パワー液圧源に連通
するパワー位置と前記リザーバに連通する停止位置間を
移動する弁体を前記倍圧室内に設けた液圧制御弁と、該
液圧制御弁の弁体に一端を係合し他端を前記パワーピス
トンに係合した制御レバーと、該制御レバーに回動自在
に軸着し一端が前記入力ロッドに連動する支持レバー
と、該支持レバーの他端を回動自在に軸支して前記ハウ
ジングに装着すると共に前記制御レバーの一端を介して
少くとも前記液圧制御弁の弁体の停止位置を規制する支
持具を備えている。この支持具は、前記支持レバーの他
端に穿設した孔に回動自在に収容すると共に前記ハウジ
ングに軸支し、前記支持レバーの孔に対する径方向の移
動を規制するように前記支持レバーの孔の内面に摺接す
る外面を有する偏心部材と、該偏心部材を所定の回動位
置で固定する固定部材を具備したものである。
[作用] 上記の液圧ブースタにおいて、ブレーキペダルに踏力
が加えられると入力ロッドにブレーキ力が加わる。これ
に連動し支持レバーの一端に対しパワーピストンの摺動
方向に移動する力が加わり支持具を軸に揺動する。この
とき、支持レバーに回動自在に軸着された制御レバーの
他端はパワーピストンに係合しており、パワーピストン
が摺動を開始する迄停止位置に保持される。従って、制
御レバーは支持レバーとの接合軸を中心に回動し、液圧
制御弁の弁体に係合した制御レバーの一端は入力ロッド
の移動方向、即ちパワーピストンの摺動方向に移動す
る。この移動により液圧制御弁の弁体はその停止位置か
らパワー位置に移動することとなり、パワー液圧源から
倍圧室内にパワー液圧が供給される。パワーピストンに
パワー液圧が付与されると入力ロッドに対してパワーピ
ストンが移動する。そして、所定の液圧に達しパワーピ
ストンと入力ロッドの位置関係が当初の位置関係となっ
たときには液圧制御弁の弁体は停止位置に移動し、パワ
ー液圧の供給が停止しリザーバと連通して減圧する。こ
のような作動がくり返されて倍圧室内が所定のブースト
液圧に制御される。
上記において、液圧制御弁の弁体は制御レバーの一端
と係合し、制御レバーの他端はパワーピストンに係合し
ているため、弁体の停止位置は制御レバーに軸着する支
持レバーの位置に対応して決まることになる。一方、支
持レバーは支持具によってハウジングに軸支されてい
る。従って、液圧制御弁の弁体の停止位置は支持具によ
って調整することができ、これにより停止位置が所定の
位置に規制される。この支持具は偏心部材と固定部材を
具備し、偏心部材は支持レバーの他端の孔に回動自在に
収容されると共にハウジングに軸支されている。また、
偏心部材は、その外面が支持レバーの孔の内面に摺接す
るように配設され、支持レバーの孔に対する偏心部材の
径方向の移動が規制されている。従って、偏心部材が適
宜回動された後、固定部材によって所定の回動位置で固
定されると、支持レバーの位置、ひいては液圧制御弁の
弁体の停止位置が所定の位置に規制される。
而して、仮令各部品に寸法誤差、バラツキが存在して
もこれらは支持具の調整によって吸収され、液圧制御弁
の停止位置に影響を与えることはない。
[実施例] 以下に、本発明の実施例を図面に基いて説明する。
第1図はマスタシリンダ10,液圧ブースタ20,及びレギ
ュレータ30を備えたブレーキ液圧制御装置1の断面図で
あり、以下本発明の液圧ブースタ20の一実施例を第1図
及び第2図に基いて説明する。
ハウジング1aと接合するハウジング1bには液圧ブース
タ20の倍圧室20aと低圧室20bが郭成され、両室を連通す
るマスタシリンダ10のシリンダ孔10aと実質的に同軸の
孔20cに液密的に摺動自在にパワーピストン5が嵌挿さ
れている。このパワーピストン5はブレーキペダル2側
の端部にリテーナ6が設けられ、このリテーナ6とハウ
ジング1bとの間に張架されたスプリング6aによってブレ
ーキペダル2方向に付勢されている。パワーピストン5
の中間部には肩部が形成されており、この肩部がハウジ
ング1bに当接してブレーキペダル2方向への摺動が阻止
されている。パワーピストン5のマスタピストン11側の
端部には凹部5aが形成され中心部軸方向に段付孔が穿設
されている。この段付孔は小径孔5b、中径孔5c、大径孔
5d及び開放孔5eで構成され、小径孔5bに嵌合する反力ロ
ッド22rと、中径孔5c及び大径孔5dに夫々嵌合する小径
部及び大径部が形成された反力ピストン22が摺動自在に
収容されている。尚、少くとも反力ロッド22rの軸方向
長さは小径孔5bより長く設定されている。反力ピストン
22の径方向には軸方向に長軸を有する長孔22aとこれに
直交する貫通孔22bが穿設されている。長孔22aにはパワ
ーピストン5に固定されたピン5hが嵌挿され、パワーピ
ストン5に対し少くともブレーキペダル2方向への反力
ピストン22の摺動が規制されている。
反力ピストン22の大径端部には玉軸受が形成されてい
る。そして、一端がブレーキペダル2に連結された入力
ロッド3の他端に形成された球状頭部がパワーピストン
5の開放孔5e内に挿入され反力ピストン22の玉軸受に収
容され、軸受部内面に形成された突起にて係止されてい
る。パワーピストン5の径方向には反力ピストン22が最
もブレーキペダル2側に位置した状態において貫通孔22
bと重合しこれより大径の貫通孔5fが穿設されている。
又、中径孔5cと反力ロッド22rとの間にはこれと小径
孔5bとの間の軸方向長さの相違から環状空間が形成され
ており、この環状空間と低圧室20bを連通する斜孔5gが
穿設されている。パワーピストン5の凹部5aには弾性体
のリアクションディスク4aを介して出力ロッド4の大径
端部が収容され板ばね等により係止されており、リアク
ションディスク4aと反力ロッド22rの端部との間には間
隙が形成されている。出力ロッド4はマスタピストン11
の穴11bに挿入され、頭部が穴11bの底面に当接してい
る。
支持レバー24は一端に球状頭部24cが形成されてお
り、これが反力ピストン22の孔22bに嵌合している。従
って、この反力ピストン22と一体となって作動する入力
ロッド3と連動する。又、他端は偏心ロッド7によりハ
ウジング1bに軸着され、倍圧室20a内で摺動自在に支持
されている。そして、この支持レバー24を略中央部にて
挟持する二枚の板材から成りピン24aにより相互に回動
自在に接合された制御レバー25の一方の頭部がパワーピ
ストン5の孔5fに嵌合している。従って、ブレーキペダ
ル2側に押圧されたパワーピストン5に対し、入力ロッ
ド3により反力ピストン22が出力ロッド4方向に摺動す
ると支持レバー24に対し偏心ロッド7を軸に時計方向に
回動する力が加えられる。このとき、制御レバー25の一
方の頭部はパワーピストン5の孔5fに保持されているた
め、制御レバー25の他方の頭部がピン24aを軸に反時計
方向に回動して反力ピストン22の摺動方向に移動するこ
ととなり、反力ロッド22rがリアクションディスク4aに
当接する迄の移動距離に応じた変位が形成される。
支持レバー24のハウジング1bへの軸着部は第2図
(a)に明らかなように、本発明にいう支持具の偏心部
材たる偏心ロッド7が支持レバー24の孔24bを貫挿し、
固定部材8によりハウジング1bに固定されている。
偏心ロッド7は孔24bに嵌合する円柱状の軸部7bと、
この断面中心から偏心した位置に断面中心を有する軸部
7bより小径の円柱状の支持部7cと(第2図(c)参
照)、この支持部7cの断面中心と同軸上に断面中心があ
り軸部7bより大径の円柱状支持体を備えた調整部7aから
成り、軸部7bの両側に支持部7cと調整部7aが形成されて
いる。これらは一体で形成してもよく、別体で形成して
接合することとしてもよい。調整部7aは端部が大径に形
成されハウジング1bに形成された取付孔の肩部に当接し
ている。又、端面には調整部7aをハウジング1bの外部か
らドライバー等で回動できるように溝7dが形成されてい
る。
以上のように、調整部7aを回動させることにより偏心
ロッド7の軸部7bが支持部7c、調整部7aを軸に支持レバ
ー24の孔24b内を回動する。更に、調整部7aの端面に当
接して、ハウジング1bの取付孔に中空六角ボルト状の固
定部材8が装着されている。この固定部材8を回転させ
ることにより軸方向に移動して調整部7aの端面との接触
圧を増大させ、而して偏心ロッド7を所定の回転位置に
設定した後は調整部7aが回動しないよう固定するように
構成されている。
ハウジング1bにはパワーピストン5と略平行に倍圧室
20aと連通するスプールバルブ孔が形成され、これに本
発明にいう液圧制御弁たるスプールバルブ28が嵌着され
ている。スプールバルブ28はシリンダ27にパワーピスト
ン5と略平行に形成されたスプール孔27a内に本発明に
いう弁体たるスプール26が摺動自在に収容されており、
スプール孔27aの一端は栓体27fで密閉されている。
スプール26には軸方向に貫通する孔26aと、これと連
通する径方向の絞り孔26bが穿設されており、一端は倍
圧室20a内に位置し制御ロッド29の一端と結合されてい
る。この制御ロッド29の他端はハウジング1bに摺動自在
に支承され、径方向に穿設された貫通孔29aに制御レバ
ー25の頭部が嵌合している。
この制御ロッド29の一端に支承されたリテーナ29bと
シリンダ27との間にスプリング29cが張架され、スプー
ル26が制御レバー25方向に付勢されている。尚、スプー
ル26と制御ロッド29との結合部において孔26aは常時倍
圧室20aと連通するよう構成されている。
制御レバー25の停止位置においてスプール26の孔26a
の他端側はシリンダ27の径方向に穿設された孔27b、こ
れとシリンダ27の外周溝を介して相互に連通する27d及
びこれらに対応してハウジング1bに設けられたドレンポ
ートを介して夫々リザーバ41及び低圧室20bに連通して
いる。従って、倍圧室20a内もリザーバ41と連通し、大
気圧下のブレーキ液が充填されている。シリンダ27には
孔27bと所定間隔を以って制御ロッド29側にパワー液圧
源40に連通する孔27cも穿設されているが、この位置で
はスプール26の周面によって遮断されている。この孔27
cとスプール26の制御ロッド29側の端面との間に環状の
溝27eが形成されており、これと対向してスプール26の
外周に環状の溝26cが形成されている。
以上のように、スプール26は制御レバー25に当接し付
勢された状態で摺動するのでスプール26の位置は制御レ
バー25の位置、従ってこれが接合する支持レバー24の位
置によって決められることになる。そして、支持レバー
24の球状頭部は反力ピストン22従って入力ロッド3に連
動するので、結局支持レバー24のハウジング1bへの軸着
部の位置に係ってくる。即ち、支持レバー24を軸支する
偏心ロッド7の軸心位置によってスプール26の停止位置
が決まる。
そこで、支持レバー24の支持具の固定部材8を緩め、
偏心ロッド7の調整部7aを回動させると、支持部7c及び
調整部7aを軸に軸部7bが支持レバー24の孔24b内を回動
し、支持レバー24をスプール26に対し軸部7bの偏心距離
を最大値として近接あるいは離隔方向に移動させること
が出来る。このようにして、スプール26のラップ量が最
適となるように、特にドレンポートに連通する孔27bに
対するスプール26の位置が最適位置となるようにスプー
ル26の停止位置が設定された後、固定部材8の回転によ
り調整部7aが押圧され偏心ロッド7が固定される。
而して、ブレーキペダル2に踏力が付与されると、入
力ロッド3を介して反力ピストン22が押圧され、反力ロ
ッド22rがパワーピストン5のリアクションディスク4a
に当接する迄移動すると支持レバー24に対し制御レバー
25が反時計方向に回動し頭部がスプール26を押圧する。
そしてスプール26が制御レバー25の移動によって栓体27
f方向に摺動すると、シリンダ27の孔27bは遮断され、代
って孔27cがスプール26の溝26cと対向し、溝27eと絞り
孔26bが対向し、従って孔26aと連通する。
即ち、パワー液圧源40のパワー液圧が倍圧室20a内に
伝達されて昇圧し反力ピストン22を介してブレーキペダ
ル2に反力が伝えられ、同時に昇圧した液圧がパワーピ
ストン5を介してマスタピストン11に伝えられる。この
とき、パワーピストン5は反力ピストン22に対して最長
でピン5hが長孔22aに係合する迄移動する。これによ
り、制御レバー25と支持レバー24の位置関係は当初の状
態と同じになり、従って制御レバー25は相対的に時計方
向に回動し、制御ロッド29はブレーキペダル2の方向に
後退することになる。すると、シリンダ27の孔27cが遮
断され、代って孔27bがスプール26の孔26aと連通し倍圧
室20a内の圧力が低下し、パワーピストン5がブレーキ
ペダル2方向に移動する。このような作動をくり返すこ
とにより、倍圧室20a内のパワー液圧が所定のブースト
液圧に制御される。
尚、パワー液圧源40は電動モータ42によって駆動され
る液圧ポンプ43を備え、入力側がリザーバ41に接続され
出力側がチェックバルブ45を介してアキュムレータ44と
接続され、このアキュムレータ44を介して必要箇所にパ
ワー液圧が供給されるように構成されている。
第3図(a)及び(b)は本発明の他の実施例に係
り、支持具の他の態様を示している。尚、第1図、第2
図と同一部品には同一符号を示し当該部品の説明は省略
する。
第3図(a)に示すように、本実施例においては支持
具は円柱状のロッド71及び偏心カラー72から成る偏心部
材と、固定部材8を具備している。ロッド71の両端はハ
ウジング1bに嵌合された一対の偏心カラー72の偏心軸受
部72aに嵌合、支持されている。偏心カラー72はロッド7
1より大径の円柱状軸受部と、これより大径で端面に溝7
2bを形成した端部から成り、この端部がハウジング1bの
取付孔の肩部に当接している。そして、一対の偏心カラ
ー72に隣接して一対の固定部材8が装着されており、回
転による軸方向の移動によって偏心カラー72との接触圧
を増大させてこれを固定している。
而して、スプール26の停止位置の調整に当り偏心カラ
ー72を回動させると、ロッド71が偏心軸受部72aに支持
されているため、最大偏心軸受部72aの偏心距離分支持
レバー24をスプール26に対して近接あるいは離隔方向に
移動させることが出来る。そして、スプール26のラップ
量が最適となる位置にて固定部材8により偏心カラー72
が固定される。尚、偏心カラー72は一対ではなく一方側
のみに設置することとしてもよい。
以上の実施例においては、液圧制御弁としてスプール
バルブを用いたが、ボールバルブ等の圧力制御弁を用い
ることとしてもよく、このバルブにおいても制御弁の停
止位置を適切に設定することができる。又、支持具は弁
体の停止位置を規制することとして、通常これにより自
動的にパワー位置が規制されるが、別にパワー位置を規
制することも可能である。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、偏心部材と固定部材
を具備し液圧制御弁の弁体の停止位置を規制する支持具
によって支持レバーを軸支しているので、単に支持具の
固定部材を操作するのみで液圧制御弁の弁体を適切な停
止位置に調整することができるという効果が得られる。
従って、液圧ブースタを構成する各部品に対し、必要
以上の寸法精度を要求されることはなく、多少の誤差、
バラツキ等は支持具の調整によって吸収されるため各部
品の生産性が向上する。
しかもこの支持具は液圧ブースタハウジングに装着さ
れるため外部から容易に調整することができ、作業が容
易である。
又、液圧制御弁について余裕設計する必要もないた
め、例えばスプールバルブを用いた場合にはドレンポー
トラップ量を限界域まで縮めることができ、フィーリン
グの良い液圧ブースタとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の液圧ブースタの一実施例を含むブレー
キ液圧制御装置の縦断面図、 第2図(a)は第1図のII−II線断面図、 第2図(b)は第2図(a)のb−b矢視図、 第2図(c)は同、c−c線断面図、 第3図(a)は本発明の液圧ブースタの他の実施例を示
す縦断面図、 第3図(b)は第3図(a)のb−b線断面図である。 1…ブレーキ液圧制御装置,2…ブレーキペダル,3…入力
ロッド,5…パワーピストン,7…偏心ロッド(支持具),7
a…調整部,7b…軸部,7c…支持部,7d…溝,8…固定部材,1
0…マスタシリンダ,20…液圧ブースタ,22…反力ピスト
ン,24…支持レバー,24a…ピン,25…制御レバー,26…ス
プール(弁体),28…スプールバルブ(液圧制御弁),30
…レギュレータ,40…パワー液圧源,41…リザーバ,71…
ロッド,72…偏心カラー(支持具),72a…偏心軸受部,72
b…溝

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リザーバと接続しブレーキ液圧を出力する
    マスタシリンダに対し、パワー液圧源が出力したパワー
    液圧を倍力源として、ブレーキペダルに連動する入力ロ
    ッドに応動して倍力駆動する液圧ブースタにおいて、前
    記マスタシリンダに連結するハウジングと、該ハウジン
    グに郭成した倍圧室内を摺動し前記入力ロッドに応動し
    て出力した倍圧力を前記マスタシリンダに伝達するパワ
    ーピストンと、該パワーピストンの摺動軸に略平行な軸
    上で前記パワー液圧源に連通するパワー位置と前記リザ
    ーバに連通する停止位置間を移動する弁体を前記倍圧室
    内に設けた液圧制御弁と、該液圧制御弁の弁体に一端を
    係合し他端を前記パワーピストンに係合した制御レバー
    と、該制御レバーに回動自在に軸着し一端が前記入力ロ
    ッドに連動する支持レバーと、該支持レバーの他端を回
    動自在に軸支して前記ハウジングに装着すると共に前記
    制御レバーの一端を介して少くとも前記液圧制御弁の弁
    体の停止位置を規制する支持具を備え、該支持具が、前
    記支持レバーの他端に穿設した孔に回動自在に収容する
    と共に前記ハウジングに軸支し、前記支持レバーの孔に
    対する径方向の移動を規制するように前記支持レバーの
    孔の内面に摺接する外面を有する偏心部材と、該偏心部
    材を所定の回動位置で固定する固定部材を具備したこと
    を特徴とする液圧ブースタ。
  2. 【請求項2】前記偏心部材が、前記支持レバーの他端に
    穿設した孔に嵌合すると共に少くとも一端を前記ハウジ
    ングに軸支した偏心ロッドから成り、前記固定部材によ
    って前記偏心ロッドを所定の回動位置で固定するように
    したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の液圧
    ブースタ。
  3. 【請求項3】前記偏心部材が、前記ハウジングに穿設し
    た孔に回動自在に設置した偏心カラーと、前記支持レバ
    ーに穿設した孔に嵌合すると共に少くとも一端を前記ハ
    ウジングに前記偏心カラーを介して軸支したロッドとか
    ら成り、前記固定部材によって前記偏心カラーを所定の
    回動位置で固定するようにしたことを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の液圧ブースタ。
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