JPH06193731A - 作業車両の走行用油圧モータ駆動回路 - Google Patents

作業車両の走行用油圧モータ駆動回路

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JPH06193731A
JPH06193731A JP35744792A JP35744792A JPH06193731A JP H06193731 A JPH06193731 A JP H06193731A JP 35744792 A JP35744792 A JP 35744792A JP 35744792 A JP35744792 A JP 35744792A JP H06193731 A JPH06193731 A JP H06193731A
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JP
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pressure
relief
hydraulic motor
valve
hydraulic
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JP35744792A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Ichimura
和弘 一村
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オペレータの好みに応じてリリーフ圧を可変
に調整できるようにし、減速フィーリングや加速フィー
リングを向上させる。 【構成】 油圧モータ3とカウンタバランス弁11との
間で主管路4A,4B間に設けたシャトル弁17をタン
ク管路18,16を介してタンク2に接続し、タンク管
路18の途中には電磁比例ソレノイド部19Aによって
リリーフ圧Pr が可変に設定されるリリーフ弁19を設
け、オペレータがリリーフ圧調整器24のダイヤル部2
4Aを回動(切換操作)するときに、リリーフ弁19の
電磁比例ソレノイド部19Aに印加する調整信号の電流
を低レベルから高レベルに亘って連続的に切換えるよう
にする。そして、リリーフ弁19のリリーフ設定圧を車
両の走行状態やオペレータの好みに応じたリリーフ圧に
可変に調整し、油圧モータ3に作用する制動圧力または
駆動圧力が過大となったり、過小となったりするのを適
宜に防止できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばホイール式油圧
ショベルまたはホイールローダ等の油圧駆動車両に用い
て好適な作業車両の走行用油圧モータ駆動回路に関し、
特に、車両の減速時または加速時に衝撃が発生するのを
防止するようにした作業車両の走行用油圧モータ駆動回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ホイール式油圧ショベル等の油
圧駆動式作業車両に搭載され、原動機によって駆動され
る油圧ポンプと、該油圧ポンプからの圧油が給排される
ことにより前,後の車輪(ホイール)等を回転駆動し
て、前記車両を走行させる走行用の油圧モータと、該油
圧モータと油圧ポンプ、タンクとの間に位置して、一対
の主管路の途中に設けられ、該油圧モータに給排される
圧油の流量および方向を制御する制御弁と、該制御弁を
操作量に応じて切換操作する走行用の操作手段と、該操
作手段の操作量を検出する操作量検出手段と、前記油圧
モータと制御弁との間に位置して、前記一対の主管路間
に設けられ、前記制御弁が中立位置に復帰したときに、
該制御弁に連動して前記油圧モータの制動圧力を発生さ
せるカウンタバランス弁と、該カウンタバランス弁と油
圧モータとの間に位置して、前記一対の主管路間に設け
られ、前記油圧モータの制動圧力が所定の高圧レベルを
越えると、圧力をリリーフさせるオーバロードリリーフ
弁と、前記カウンタバランス弁と油圧モータとの間に位
置して一対の主管路の途中に設けられ、前記油圧モータ
の制動圧力をタンク側に導出するタンク管路と、該タン
ク管路の途中に設けられ、前記操作量検出手段の検出値
に応じて作動し、前記油圧モータの制動圧力を前記オー
バロードリリーフ弁のリリーフ設定圧よりも低い圧力に
設定するリリーフ弁装置とを備えた作業車両の走行用油
圧モータ駆動回路は、例えば実開平2−144824号
公報等によって知られている。
【0003】この種の従来技術では、走行用の操作手段
を操作して制御弁を中立位置から切換操作し、油圧ポン
プからの圧油を油圧モータに給排することにより、前,
後の車輪(ホイール)等を回転駆動して車両を路上走行
させるようにしている。そして、路上走行の途中で前記
操作手段の操作量を小さくし、車両を急減速させるとき
には、操作量検出手段の検出値が小さくなるので、これ
によりリリーフ弁装置が作動して、前記油圧モータの制
動圧力をオーバロードリリーフ弁のリリーフ設定圧より
も低い圧力に設定し、このときの制動圧力をリリーフ弁
装置で低圧リリーフすることによって減速時の衝撃を緩
和させるようにしている。
【0004】また、この従来技術による走行用油圧モー
タ駆動回路は、前記油圧ポンプの吐出側に位置してタン
クとの間に設けられ、前記油圧モータの駆動圧力が所定
の高圧レベルを越えたときに、圧力をリリーフさせるメ
インのリリーフ弁と、前記操作量検出手段の検出値に応
じて作動し、前記油圧モータの駆動圧力を前記メインの
リリーフ弁のリリーフ設定圧よりも低い圧力に設定する
他のリリーフ弁装置とを備え、車両を急発進、急加速す
るときには、前記走行用の操作手段が操作量の小さい状
態から立ち上るので、前記操作量検出手段の検出値も小
さい状態から立ち上るようになり、前記他のリリーフ弁
装置は油圧モータの駆動圧力を前記メインのリリーフ弁
のリリーフ設定圧よりも低い圧力に設定し、このときの
駆動圧力を他のリリーフ弁装置で低圧リリーフすること
によって発進時、加速時の衝撃を緩和させるようにして
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、車両の減速時に操作手段の操作量に応じて
リリーフ弁装置を作動させ、油圧モータの制動圧力をオ
ーバロードリリーフ弁のリリーフ設定圧よりも低い圧力
に設定しているから、例えば車両を急減速させるべく操
作手段の操作を解除したときには、リリーフ設定圧が低
くなって所望の制動圧力を発生できなくなることがあ
り、オペレータの要求通りに車両を急減速させることが
できないという問題がある。
【0006】また、車両の急発進、急加速時でも減速時
とほぼ同様に他のリリーフ弁装置を作動させ、油圧モー
タの駆動圧力をメインのリリーフ弁のリリーフ設定圧よ
りも低い圧力に設定しているから、オペレータの要求通
りに車両を発進,加速できないことがあるという問題が
ある。そして、逆にリリーフ圧を高めに設定した場合に
は、車両の急発進、急加速時または急減速時に油圧モー
タの駆動圧力または制動圧力が過大となり、衝撃を緩和
できなくなるという問題がある。
【0007】一方、他の従来技術として、車両の加速時
には油圧モータの駆動圧力をメインのリリーフ弁によっ
て設定し、車両の減速時には油圧モータの制動圧力を比
較的低圧のオーバロードリリーフ弁によって設定し、制
御弁が中立位置に戻されるまでは、該オーバロードリリ
ーフ弁の作動を禁止するようにした作業車両の走行用油
圧モータ駆動回路が、例えば特開平2−243833号
等により提案されている。しかし、この場合には、発進
時や加速時の衝撃を緩和できず、減速時にはオーバロー
ドリリーフ弁によって常に一定のリリーフ圧に設定され
るに過ぎないから、オペレータの要求通りには車両を発
進,加速または減速できないという問題がある。
【0008】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明はオペレータの所望に応じてリリ
ーフ圧を可変に調整でき、減速時や加速時の衝撃を効果
的に緩和できると共に、オペレータの好みに応じた減速
フィーリングや加速フィーリングを得ることができるよ
うにした作業車両の走行用油圧モータ駆動回路を提供す
ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明は、車両に搭載され、原動機によって駆動
される油圧ポンプと、該油圧ポンプとタンクとに一対の
主管路を介して接続され、該油圧ポンプからの圧油が給
排されることにより前記車両を走行させる走行用の油圧
モータと、該油圧モータと油圧ポンプ、タンクとの間に
位置して前記各主管路の途中に設けられ、該油圧モータ
に給排される圧油の流量および方向を制御する制御弁
と、該制御弁と油圧モータとの間に位置して前記各主管
路の途中に設けられ、前記油圧モータに作用する圧力が
任意のリリーフ設定圧を越えたときに、このときの過剰
圧をリリーフさせる可変式のリリーフ圧設定手段と、切
換操作されることにより該リリーフ圧設定手段に調整信
号を出力し、該リリーフ圧設定手段のリリーフ設定圧を
所望の圧力に調整するリリーフ圧調整手段とからなる構
成を採用している。
【0010】この場合、前記一対の主管路の途中に前記
油圧モータと制御弁との間に位置してカウンタバランス
弁を設け、前記リリーフ圧設定手段を該カウンタバラン
ス弁と油圧モータとの間に位置して前記各主管路の途中
に設けるようにするのが好ましい。
【0011】そして、前記リリーフ圧設定手段を、前記
カウンタバランス弁と油圧モータとの間に位置して前記
一対の主管路間に配設され、該各主管路のうち高圧側の
圧油を選択する高圧選択弁と、該高圧選択弁をタンクと
接続するタンク管路の途中に設けられ、前記リリーフ圧
調整手段からの調整信号によりリリーフ圧を可変に設定
する設定圧可変式のリリーフ弁とから構成するのがよ
い。
【0012】また、前記リリーフ圧設定手段を、前記カ
ウンタバランス弁と油圧モータとの間に位置して前記一
対の主管路間にそれぞれ配設された一対のオーバロード
リリーフ弁と、該各オーバロードリリーフ弁のリリーフ
圧を前記リリーフ圧調整手段からの調整信号により可変
に制御する可変式の圧力制御弁とから構成するようにし
てもよい。
【0013】
【作用】上記構成により、オペレータがリリーフ圧調整
手段を切換操作すれば、このときの操作量に応じてリリ
ーフ圧設定手段のリリーフ設定圧を可変に調整でき、例
えば車両の減速時に油圧モータに作用する制動圧力をオ
ペレータの好みに応じて変化させることができる。ま
た、車両の発進時や加速時でも、油圧モータに作用する
駆動圧力をオペレータの好みに応じて簡単に調整するこ
とができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図5に基
づき、作業車両の走行用油圧モータ駆動回路としてホイ
ール式油圧ショベル用の油圧モータ駆動回路を例に挙げ
て説明する。
【0015】図1および図2は本発明の第1の実施例を
示している。
【0016】図において、1は車両に搭載され、エンジ
ン等の原動機(図示せず)によって回転駆動される可変
容量型の油圧ポンプを示し、該油圧ポンプ1はタンク2
内の作動油を吸込んで、高圧油(以下、圧油という)を
吐出させる。3は一対の主管路4A,4Bを介して油圧
ポンプ1,タンク2と接続された走行用の油圧モータを
示し、該油圧モータ3は容量可変部3Aを有する可変容
量型油圧モータからなり、その出力軸3Bは減速機等を
介して前,後の車輪(いずれも図示せず)と連結されて
いる。そして、該油圧モータ3は油圧ポンプ1からの圧
油が主管路4A,4Bを介して給排されることにより正
方向または逆方向に回転され、これらの車輪を駆動して
車両を走行させる。
【0017】5は油圧モータ3と油圧ポンプ1,タンク
2との間に位置して、主管路4A,4Bの途中に設けら
れた制御弁を示し、該制御弁5は一対の油圧パイロット
部5A,5Bを有する、例えば4ポート3位置の油圧パ
イロット式方向切換弁によって構成され、後述するパイ
ロット弁7からのパイロット圧により中立位置(イ)か
ら切換位置(ロ)または(ハ)に切換えられる。そし
て、該制御弁5は中立位置(イ)から切換位置(ロ),
(ハ)に切換えられるときに、このときのストローク量
に応じて油圧モータ3に給排する圧油の流量を制御し、
切換位置(ロ)側と切換位置(ハ)側とで油圧モータ3
の回転方向を正方向または逆方向に切換制御するように
なっている。
【0018】6は前記油圧ポンプ1と共に原動機によっ
て駆動されるパイロット圧供給用の油圧ポンプ、7は制
御弁5を中立位置(イ)から切換位置(ロ),(ハ)側
に走行ペダル7Aの操作量に応じて切換操作し、車両の
走行速度を制御する走行用の操作手段としての減圧弁型
パイロット弁を示し、該パイロット弁7は高圧側が油圧
ポンプ6に、低圧側がタンク2にそれぞれ接続され、そ
の出力側はパイロット管路8と接続されている。そし
て、該パイロット弁7は運転室(図示せず)内に設けら
れる走行ペダル7Aに連動し、該走行ペダル7Aの操作
量(踏込み量)に応じたパイロット圧を油圧ポンプ6か
らパイロット管路8内に供給する。
【0019】9はパイロット管路8をパイロット管路部
8A,8Bに切換接続する前後進切換弁を示し、該前後
進切換弁9は4ポート3位置の方向切換弁により構成さ
れ、運転室内に設けられる切換用のレバー9Aにより中
立位置(N)から前進位置(F)または後進位置(R)
に切換操作される。ここで、パイロット管路部8A,8
Bは制御弁5の油圧パイロット部5A,5Bと接続さ
れ、前後進切換弁9が前進位置(F)に切換えられたと
きには、パイロット弁7からのパイロット圧を油圧パイ
ロット部5Aに作用させ、後進位置(R)に切換えられ
たときには、パイロット圧を油圧パイロット部5Bに作
用させる。
【0020】10はパイロット弁7と前後進切換弁9と
の間に位置してパイロット管路8の途中に設けられた調
速弁としてのスローリターン弁を示し、該スローリター
ン弁10は絞り10Aを有し、走行ペダル7Aの踏込み
操作を解除したときに、制御弁5が早期に中立位置
(イ)に戻ってしまうのを絞り10Aによって抑えるよ
うになっている。
【0021】11は油圧モータ3と制御弁5との間に位
置して主管路4A,4Bの途中に設けられたカウンタバ
ランス弁を示し、該カウンタバランス弁11は前進また
は後進時の駆動圧力に連動して切換わり、制御弁5が中
立位置(イ)に復帰して駆動圧力が減少したときにはこ
れに連動して図示の位置に復帰し、油圧モータ3の制動
圧力を主管路4Aまたは4B内に発生させる。
【0022】12は制御弁5とカウンタバランス弁11
との間に位置して主管路4A,4B間に設けられた高圧
選択弁としてのシャトル弁を示し、該シャトル弁12は
主管路4A,4Bのうち、高圧側となる主管路4Aまた
は4Bを選択し、例えば油圧モータ3の駆動圧力を制御
管路13内に導くことにより、後述のサーボシリンダ1
4で油圧モータ3の容量をこのときの駆動圧力に応じて
切換えさせる。
【0023】14は油圧モータ3に付設されたサーボシ
リンダを示し、該サーボシリンダ14は駆動ロッド14
Aの先端が油圧モータ3の容量可変部3Aに連結され、
制御管路13からの圧力に応じて油圧モータ3の容量可
変部3Aを傾転駆動する。そして、該サーボシリンダ1
4は容量可変部3Aを常時は小容量側に傾転して、油圧
モータ3を小トルクで高速回転させ、制御管路13から
の圧力、即ちモータ自己圧となる駆動圧力が所定圧を越
えたときに容量可変部3Aを大容量側に傾転し、油圧モ
ータ3を大トルクで低速回転させる。
【0024】15は油圧モータ3とカウンタバランス弁
11との間に位置して主管路4A,4B間に設けられた
メイクアップ用チェック弁を示し、該チェック弁15は
タンク管路16を介してタンク2と接続され、油圧モー
タ3の制動時等に主管路4Aまたは4B内が負圧傾向と
なると、タンク2内の作動油を主管路4Aまたは4Bに
補給させることにより、キャビテーションの発生を防止
する。
【0025】17は油圧モータ3とカウンタバランス弁
11との間に位置して主管路4A,4B間に設けられた
高圧選択弁としての他のシャトル弁を示し、該シャトル
弁17は主管路4A,4Bのうち、油圧モータ3とカウ
ンタバランス弁11との間で高圧側となる主管路4Aま
たは4Bを選択し、高圧側の圧油を他のタンク管路18
内に導く。そして、該タンク管路18はメイクアップ用
チェック弁15の位置で前記タンク管路16を介してタ
ンク2に接続されている。
【0026】19はシャトル弁17およびタンク管路1
8と共にリリーフ圧設定手段を構成する設定圧可変式の
リリーフ弁を示し、該リリーフ弁19はタンク管路18
の途中に設けられ、電磁比例ソレノイド部19Aにより
そのリリーフ圧Pr が図2に実線で示す特性20をもっ
て可変に設定される。そして、該リリーフ弁19はシャ
トル弁17を介してタンク管路18に導かれる圧油の圧
力が電磁比例ソレノイド部19Aによるリリーフ設定圧
を越えたときに開弁し、この圧力をタンク管路16を介
してタンク2へとリリーフさせることにより、油圧モー
タ3に過剰圧が作用するのを防止する構成となってい
る。
【0027】また、21は油圧ポンプ1、タンク2と制
御弁5との間に位置して該油圧ポンプ1の吐出側に設け
られたメインのリリーフ弁を示し、該リリーフ弁21は
油圧ポンプ1から吐出される圧油の圧力、例えば油圧モ
ータ3の駆動圧力等が所定の高圧レベル(リリーフ設定
圧)を越えると、この圧力をリリーフし、油圧ポンプ1
や油圧モータ3等に過剰圧が作用するのを防止する。
【0028】22は制御弁5とカウンタバランス弁11
との間に位置して主管路4A,4B等の途中に設けられ
たセンタジョイントを示し、該センタジョイント22は
ホイール式油圧ショベルの下部走行体と上部旋回体(い
ずれも図示せず)との間に設けられ、上部旋回体の旋回
時にも油圧ポンプ1からの圧油を油圧モータ3に給排で
きるようにしている。即ち、油圧モータ3,カウンタバ
ランス弁11等は下部走行体に設けられ、油圧ポンプ
1,6、制御弁5およびパイロット弁7等は上部旋回体
に設けられている。
【0029】23は油圧モータ3のドレン管路を示し、
該ドレン管路23はタンク管路16と共にセンタジョイ
ント22を介してタンク2に接続され、油圧モータ3で
発生する漏洩油(圧油の一部)をタンク2内に排出させ
る。
【0030】さらに、24は車両の運転室内に設けら
れ、オペレータによって手動操作されるリリーフ圧調整
手段としてのダイヤル式のリリーフ圧調整器を示し、該
リリーフ圧調整器24は電源25に接続されたポテンシ
ョメータ等の可変抵抗器によって構成され、その出力電
圧Vはダイヤル部24Aを図1中に示す矢印の方向に回
動(切換操作)することにより可変に調整される。
【0031】ここで、該リリーフ圧調整器24はその出
力側が電圧−電流変換器26(以下、V/Iコンバータ
26という)を介してリリーフ弁19の電磁比例ソレノ
イド部19Aに接続され、前記出力電圧Vを電流Iに変
換した状態でこの電流Iを調整信号として電磁比例ソレ
ノイド部19Aに出力する。そして、該リリーフ圧調整
器24はオペレータがダイヤル部24Aを回動(切換操
作)することにより、リリーフ弁19の電磁比例ソレノ
イド部19Aに印加する調整信号の電流Iを低レベルか
ら高レベルに亘って連続的に切換え、リリーフ弁19で
設定されるリリーフ圧Pr を図2に実線で示す特性20
をもって可変に調整する。
【0032】本実施例によるホイール式油圧ショベル用
の油圧モータ駆動回路は上述の如き構成を有するもの
で、次にその作動について述べる。
【0033】まず、ホイール式油圧ショベルの下部走行
体に設けられる前,後の車輪(ホイール)を前進方向に
回転させて車両を前進させるべく、油圧モータ3を正転
させる場合には、前後進切換弁9を中立位置(N)から
前進位置(F)に切換えて、走行ペダル7Aを踏込み操
作すると、その操作量に応じたパイロット圧がパイロッ
ト弁7からパイロット管路8のパイロット管路部8Aを
介して制御弁5の油圧パイロット部5Aに供給され、該
制御弁5はパイロット圧、即ち走行ペダル7Aの操作量
に対応したストローク量だけ中立位置(イ)から切換位
置(ロ)側に切換操作され、主管路4A内に油圧モータ
3の駆動圧力が発生する。そして、該制御弁5はこのと
きの操作量に応じて油圧ポンプ1から油圧モータ3に給
排される圧油の流量を制御し、走行ペダル7Aの操作量
に応じた速度で油圧モータ3を正方向に回転させる。
【0034】また、走行ペダル7Aの踏込み操作を解除
すると、パイロット管路8はパイロット弁7を介してタ
ンク2と接続され、前後進切換弁9は前進位置(F)に
切換えられているから、制御弁5の油圧パイロット部5
Aに供給されたパイロット圧はスローリターン弁10の
絞り10Aを介して徐々にタンク2側に排出され、制御
弁5は徐々に切換位置(ロ)から中立位置(イ)に復帰
し、カウンタバランス弁11もこれに連動して図示の位
置に復帰する。これによって、主管路4A,4B内には
油圧モータ3と制御弁5との間、実質的にはカウンタバ
ランス弁11との間で圧油が封じ込められるようにな
り、油圧モータ3が慣性回転を続けるときには、主管路
4B側に油圧モータ3の制動圧力が発生し、カウンタバ
ランス弁11の絞り作用等によって油圧モータ3は徐々
に停止される。
【0035】しかし、この制動圧力が過剰圧となったと
きには、慣性回転を続ける油圧モータ3に対して回転方
向とは逆向きに高圧の制動圧力が作用するので、油圧モ
ータ3の駆動回路全体に急ブレーキをかけたような衝撃
が発生し、運転者は不快感を感じたり、運転の妨げとな
ったりして、操縦安定性等が低下してしまう。
【0036】そこで、本実施例では、油圧モータ3とカ
ウンタバランス弁11との間で主管路4A,4B間に設
けたシャトル弁17をタンク2に接続するタンク管路1
8の途中に、電磁比例ソレノイド部19Aによってリリ
ーフ圧Pr が可変に設定されるリリーフ弁19を設け、
オペレータがリリーフ圧調整器24のダイヤル部24A
を回動(切換操作)するときに、リリーフ弁19の電磁
比例ソレノイド部19Aに印加する調整信号の電流Iを
低レベルから高レベルに亘って連続的に切換えることに
より、リリーフ弁19で設定されるリリーフ圧Pr を図
2に実線で示す特性20をもって可変に調整するように
している。
【0037】この結果、オペレータがリリーフ圧調整器
24のダイヤル部24Aを回動(切換操作)することに
より、該リリーフ弁19のリリーフ設定圧を車両の走行
状態やオペレータの好みに応じたリリーフ圧Pr に可変
に調整でき、油圧モータ3に作用する制動圧力または駆
動圧力が過大となったときにリリーフ弁19を開弁させ
て、このときの過剰圧をシャトル弁17からタンク管路
18,16を介してタンク2へとリリーフさせることが
できると共に、車両の減速時、発進時または加速時等に
衝撃が発生するのを効果的に緩和できる。
【0038】なお、前後進切換弁9を後進位置(R)に
切換えたときには、走行ペダル7Aの操作量に応じて制
御弁5が中立位置(イ)から切換位置(ハ)側に切換え
られ、主管路4B側に油圧モータ3の駆動圧力が発生
し、油圧モータ3は逆方向に回転し、下部走行体(車
両)は後進する。そして、走行ペダル7Aの操作を解除
すると、制御弁5は前進時と同様に中立位置(イ)に復
帰し、この場合には主管路4A側に制動圧力が発生し、
油圧モータ3は徐々に停止する。また、前後進切換弁9
が中立位置(N)に戻されているときには走行ペダル7
Aの操作に関係なく制御弁5は中立位置(イ)に保持さ
れる。
【0039】従って、本実施例によれば、オペレータが
リリーフ圧調整器24のダイヤル部24Aを回動(切換
操作)することにより、リリーフ弁19のリリーフ設定
圧を車両の走行状態やオペレータの好みに応じたリリー
フ圧Pr に可変に調整でき、油圧モータ3に作用する制
動圧力または駆動圧力が過大となったり、過小となった
りするのを防止できると共に、減速時や加速時の衝撃を
効果的に緩和でき、オペレータの好みに応じた減速フィ
ーリングや加速フィーリングを得ることができる等、種
々の効果を奏する。
【0040】次に、図3は本発明の第2の実施例を示
し、本実施例では前記第1の実施例と同一の構成要素に
同一の符号を付し、その説明を省略するものとするに、
本実施例の特徴は、油圧モータ3に作用する圧力が任意
のリリーフ設定圧を越えたときに、このときの過剰圧を
リリーフさせる可変式のリリーフ圧設定手段を、カウン
タバランス弁11と油圧モ−タ3との間に位置して一対
の主管路4A,4B間にそれぞれ配設された一対のオー
バロードリリーフ弁31A,31Bと、該オーバロード
リリーフ弁31A,31Bのパイロット管路32A,3
2B間に設けられ、該パイロット管路32A,32Bの
うち、高圧側を選択する高圧選択弁としてのシャトル弁
33と、該シャトル弁33を油圧モータ3のドレン管路
23に接続する他のドレン管路34の途中に設けられ、
オーバロードリリーフ弁31A,31Bのリリーフ圧P
r をコントローラ35からの調整信号により可変に制御
する可変式の圧力制御弁36とから構成したことにあ
る。
【0041】ここで、コントローラ35はリリーフ圧調
整器24と共にリリーフ圧調整手段を構成し、その出力
側が圧力制御弁36の電磁比例ソレノイド部36Aに接
続されている。そして、該コントローラ35はリリーフ
圧調整器24からの出力電圧Vを電流Iに変換した状態
でこの電流Iを調整信号として電磁比例ソレノイド部3
6Aに出力することにより、オーバロードリリーフ弁3
1A,31Bで設定されるリリーフ圧Pr を図2に示す
特性20をもって可変に調整するようになっている。
【0042】また、オーバロードリリーフ弁31A,3
1Bは流出側が管路37の基端側に接続され、該管路3
7の先端側はカウンタバランス弁11と油圧モータ3と
の間でメイクアップ用チェック弁15を介して主管路4
A,4Bに接続されると共に、タンク管路16にも接続
されている。そして、オーバロードリリーフ弁31A,
31Bはドレン管路34の途中に位置する圧力制御弁3
6によって常時は閉弁状態に保持され、油圧モータ3に
作用する駆動圧力または制動圧力が車両の発進,加速時
または減速時等にリリーフ圧Pr を越えたときには、ド
レン管路34内に発生するパイロット圧で圧力制御弁3
6が開弁することにより、オーバロードリリーフ弁31
A,31Bのいずれか一方がこれに連動して開弁し、こ
のときの過剰圧を管路37およびメイクアップ用チェッ
ク弁15を介して主管路4A,4Bのうち、低圧側の主
管路4Aまたは4B内にリリーフさせる。
【0043】かくして、このように構成される本実施例
でも、前記第1の実施例とほぼ同様の作用効果を得るこ
とができるが、特に本実施例では、カウンタバランス弁
11と油圧モータ3との間に位置して一対の主管路4
A,4B間にそれぞれ配設された一対のオーバロードリ
リーフ弁31A,31Bのリリーフ圧Pr をコントロー
ラ35からの調整信号により圧力制御弁36で可変に制
御し、該圧力制御弁36を、オーバロードリリーフ弁3
1A,31Bのパイロット管路32A,32Bのうち、
高圧側をシャトル弁33を介して油圧モータ3のドレン
管路26に接続する他のドレン管路34の途中に設ける
構成としてから、オーバロードリリーフ弁31A,31
Bに作用する圧力に比較して圧力制御弁36に作用する
圧力を大幅に低下させることができ、該圧力制御弁36
を電磁比例ソレノイド部36Aと共に小型化してコスト
ダウンを図ることができる。
【0044】次に、図4は本発明の第3の実施例を示
し、本実施例でも前記第1の実施例と同一の構成要素に
同一の符号を付し、その説明を省略するものとするに、
本実施例の特徴は、油圧モータ3に作用する圧力が任意
のリリーフ設定圧を越えたときに、このときの過剰圧を
リリーフさせる可変式のリリーフ圧設定手段を、カウン
タバランス弁11と油圧モータ3との間に位置して一対
の主管路4A,4B間にそれぞれ接続された一対のバイ
パス管路41A,41Bと、該バイパス管路41A,4
1Bの途中にそれぞれ設けられ、コントローラ42から
の調整信号によりリリーフ圧Pr を可変に制御する一対
の設定圧可変式のリリーフ弁43A,43Bとから構成
したことにある。
【0045】ここで、コントローラ42はリリーフ圧調
整スイッチ44と共にリリーフ圧調整手段を構成し、リ
リーフ圧調整スイッチ44はノブ44Aがオペレータに
よって切換操作されることにより、出力電圧Vを低レベ
ル、中レベルおよび高レベルの3段階に切換える。そし
て、該コントローラ42はリリーフ圧調整スイッチ44
からの出力電圧Vを電流Iに変換した状態でこの電流I
を調整信号としてリリーフ弁43A,43Bの電磁比例
ソレノイド部45A,45Bに出力することにより、リ
リーフ弁43A,43Bで設定されるリリーフ圧Pr
を、例えば高、中、低の3段階で可変に調整するように
なっている。
【0046】また、バイパス管路41A,41Bはその
途中に位置するリリーフ弁43A,43Bが常時は閉弁
状態に保持されることにより、主管路4A,4B間がバ
イパス管路41A,41Bを介して連通するのを防止
し、主管路4A,4B内に油圧モータ3の駆動圧力また
は制動圧力が発生するのを保証している。そして、油圧
モータ3に作用する駆動圧力または制動圧力が車両の発
進,加速時または減速時に前記リリーフ圧Pr を越えた
ときには、バイパス管路41A,41Bの途中でリリー
フ弁43A,43Bのいずれか一方が開弁することによ
り、このときの過剰圧を主管路4A,4Bのうち、低圧
側の主管路4Aまたは4B内にリリーフさせる。
【0047】かくして、このように構成される本実施例
でも、前記第1の実施例とほぼ同様の作用効果を得るこ
とができるが、特に本実施例では、カウンタバランス弁
11と油圧モータ3との間に位置して一対の主管路4
A,4B間にそれぞれバイパス管路41A,41Bを介
してリリーフ弁43A,43Bを配設したから、前記第
1の実施例で用いているシャトル弁17等を不要にで
き、油圧回路を簡略化することができる。
【0048】また、リリーフ圧調整スイッチ44のノブ
44Aをオペレータが切換操作することにより、リリー
フ弁43A,43Bで設定されるリリーフ圧Pr を、例
えば高、中、低の3段階で可変に調整できる。
【0049】次に、図5は本発明の第4の実施例を示
し、本実施例でも前記第1の実施例と同一の構成要素に
同一の符号を付し、その説明を省略するものとするに、
本実施例の特徴は、油圧モータ3に作用する圧力が任意
のリリーフ設定圧を越えたときに、このときの過剰圧を
リリーフさせる可変式のリリーフ圧設定手段を、タンク
管路18の途中に設けられ、油圧パイロット部51Aに
供給されるパイロット圧に応じてリリーフ圧Pr を可変
に制御する油圧パイロット式のリリーフ弁51と、リリ
ーフ圧調整器24からV/Iコンバータ26を介して電
磁比例ソレノイド部52Aに調整信号としての電流Iが
印加されることにより、該リリーフ弁51に供給するパ
イロット圧を可変に設定する電磁比例式の減圧弁型パイ
ロット弁52とから構成したことにある。
【0050】ここで、該パイロット弁52は高圧側が油
圧ポンプ6に、低圧側がタンク2にそれぞれ接続され、
その出力側はパイロット管路53を介してリリーフ弁5
1の油圧パイロット部51Aに接続されている。そし
て、該パイロット弁52は電磁比例ソレノイド部52A
に印加される調整信号の電流Iに応じてリリーフ弁51
に供給するパイロット圧を可変に設定することにより、
該リリーフ弁51のリリーフ圧Pr を図2に示す特性2
0をもって可変に調整する。
【0051】かくして、このように構成される本実施例
でも、前記第1の実施例とほぼ同様の作用効果を得るこ
とができるが、特に本実施例では、タンク管路18の途
中に油圧パイロット式のリリーフ弁51を設け、該リリ
ーフ弁51の油圧パイロット部51Aに供給するパイロ
ット圧を、リリーフ圧調整器24からV/Iコンバータ
26を介して電磁比例ソレノイド部52Aに印加される
調整信号に基づき可変に調整することにより、パイロッ
ト弁52でリリーフ弁51のリリーフ圧Pr を可変に設
定する構成としたから、パイロット弁52の電磁比例ソ
レノイド部52Aに印加する調整信号の電流値を小さく
でき、該パイロット弁52の電磁比例ソレノイド部52
Aを小型化してコストダウンを図ることができる。
【0052】なお、前記各実施例では、リリーフ弁19
(31A,31B、43A,43B,51)のリリーフ
圧Pr を電磁比例ソレノイド部19A(36A,45
A,45B,52A)により図2に実線で示す特性20
をもって可変に設定するものとして述べたが、これに替
えて、特性20とは逆特性となる図2中に点線で示す特
性20Aをもってリリーフ弁19(31A,31B、4
3A,43B,51)のリリーフ圧Pr を可変に設定す
るようにしてもよく、この場合には、断線事故等が起き
たときにリリーフ弁19(31A,31B、43A,4
3B,51)のリリーフ圧Pr を最高圧に保持でき、フ
ェイルセーフ機能を与えることが可能となる。
【0053】また、前記第2の実施例では、電磁比例ソ
レノイド部36Aを有する圧力制御弁36を用いるもの
として述べたが、これに替えて、前記第4の実施例で述
べた油圧パイロット式のリリーフ弁51と電磁比例式の
減圧弁型パイロット弁52とを用いるようにしてもよ
い。さらに、前記第3の実施例で述べたリリーフ弁43
A,43Bについても、前記第4の実施例で述べた油圧
パイロット式のリリーフ弁51と電磁比例式の減圧弁型
パイロット弁52とからそれぞれ構成するようにしても
よい。
【0054】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明によれば、油圧
モータと制御弁との間に位置して各主管路の途中に過剰
圧をリリーフさせる可変式のリリーフ圧設定手段を設
け、オペレータがリリーフ圧調整手段を切換操作するこ
とにより、このときの操作量に応じてリリーフ圧設定手
段のリリーフ設定圧を可変に調整する構成としてから、
例えば車両の減速時に油圧モータに作用する制動圧力を
オペレータの好みに応じて変化させることができると共
に、車両の発進時や加速時でも、油圧モータに作用する
駆動圧力をオペレータの好みに応じて簡単に調整するこ
とができる。従って、減速時や加速時の衝撃を効果的に
緩和して、オペレータの好みに応じた減速フィーリング
や加速フィーリングを得ることができ、操縦安定性や安
全性を確実に向上させることができる等、種々の効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるホイール式油圧シ
ョベル用の油圧モータ駆動回路を示す油圧回路図であ
る。
【図2】図1中のリリーフ弁によるリリーフ圧と電磁比
例ソレノイド部に印加される制御信号の電流との関係を
示す特性線図である。
【図3】第2の実施例によるホイール式油圧ショベル用
の油圧モータ駆動回路を示す油圧回路図である。
【図4】第3の実施例によるホイール式油圧ショベル用
の油圧モータ駆動回路を示す油圧回路図である。
【図5】第4の実施例によるホイール式油圧ショベル用
の油圧モータ駆動回路を示す油圧回路図である。
【符号の説明】
1 油圧ポンプ 2 タンク 3 油圧モータ 4A,4B 主管路 5 制御弁 7 パイロット弁(操作手段) 7A 走行ペダル 8 パイロット管路 9 前後進切換弁 11 カウンタバランス弁 16,18 タンク管路 17 シャトル弁(高圧選択弁) 19,43A,43B,51 リリーフ弁(リリーフ圧
設定手段) 19A,36A,45A,45B,52A 電磁比例ソ
レノイド部 23,34 ドレン管路 24 リリーフ圧調整器(リリーフ圧調整手段) 31A,31B オーバロードリリーフ弁(リリーフ圧
設定手段) 36 圧力制御弁 41A,41B バイパス管路 44 リリーフ圧調整スイッチ(リリーフ圧調整手段) 52 減圧弁型パイロット弁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載され、原動機によって駆動さ
    れる油圧ポンプと、該油圧ポンプとタンクとに一対の主
    管路を介して接続され、該油圧ポンプからの圧油が給排
    されることにより前記車両を走行させる走行用の油圧モ
    ータと、該油圧モータと油圧ポンプ、タンクとの間に位
    置して前記各主管路の途中に設けられ、該油圧モータに
    給排される圧油の流量および方向を制御する制御弁と、
    該制御弁と油圧モータとの間に位置して前記各主管路の
    途中に設けられ、前記油圧モータに作用する圧力が任意
    のリリーフ設定圧を越えたときに、このときの過剰圧を
    リリーフさせる可変式のリリーフ圧設定手段と、切換操
    作されることにより該リリーフ圧設定手段に調整信号を
    出力し、該リリーフ圧設定手段のリリーフ設定圧を所望
    の圧力に調整するリリーフ圧調整手段とから構成してな
    る作業車両の走行用油圧モータ駆動回路。
  2. 【請求項2】 前記一対の主管路の途中には前記油圧モ
    ータと制御弁との間に位置してカウンタバランス弁を設
    け、前記リリーフ圧設定手段は該カウンタバランス弁と
    油圧モータとの間に位置して前記各主管路の途中に設け
    てなる請求項1に記載の作業車両の走行用油圧モータ駆
    動回路。
  3. 【請求項3】 前記リリーフ圧設定手段は、前記カウン
    タバランス弁と油圧モータとの間に位置して前記一対の
    主管路間に配設され、該各主管路のうち高圧側の圧油を
    選択する高圧選択弁と、該高圧選択弁をタンクと接続す
    るタンク管路の途中に設けられ、前記リリーフ圧調整手
    段からの調整信号によりリリーフ圧を可変に設定する設
    定圧可変式のリリーフ弁とから構成してなる請求項2に
    記載の作業車両の走行用油圧モータ駆動回路。
  4. 【請求項4】 前記リリーフ圧設定手段は、前記カウン
    タバランス弁と油圧モータとの間に位置して前記一対の
    主管路間にそれぞれ配設された一対のオーバロードリリ
    ーフ弁と、該各オーバロードリリーフ弁のリリーフ圧を
    前記リリーフ圧調整手段からの調整信号により可変に制
    御する可変式の圧力制御弁とから構成してなる請求項2
    に記載の作業車両の走行用油圧モータ駆動回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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