JPH081776B2 - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器

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JPH081776B2
JPH081776B2 JP61007740A JP774086A JPH081776B2 JP H081776 B2 JPH081776 B2 JP H081776B2 JP 61007740 A JP61007740 A JP 61007740A JP 774086 A JP774086 A JP 774086A JP H081776 B2 JPH081776 B2 JP H081776B2
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electromagnet
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Omron Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電磁継電器に関する。
発明の概要 本発明は、ベースと、このベースの上面に垂直に立設
する電磁石部と、この電磁石部に組み付けられ、かつ、
電磁石部の励磁,消磁に基づいて回動するアマチュア
と、このアマチュアの回動につれて往復移動する駆動片
と、この駆動片の往復移動によって接点を開閉する接点
機構とからなる電磁継電器において、前記電磁石部を構
成する軸部の上端部から側方に延在した鍔部の先端部
に、前記駆動片の往復移動をガイドするガイド部を設け
るとともに、このガイド部と鍔部の基部との間に、前記
アマチュアの上端部が突出して回動できる嵌合孔を設け
ることにより、内部構成部品の摩耗粉を原因とする接触
不良,動作不良が生じない電磁継電器を提供することに
ある。
従来技術とその問題点 従来、電磁継電器としては、例えば、実公昭58−2436
1号公報記載のものがある。すなわち、このものでは、
例えば、第5図に示すように、駆動片30の両端面に設け
た係合突起33,34を、アマチュア20の嵌合孔20aおよび可
動接触片41の嵌合孔41aにそれぞれ遊嵌し、アマチュア2
0の回動により、駆動片30を介して可動接触片41の接点4
3と固定接触片42の接点44とを開閉していた。
しかしながら、この電磁継電器では、駆動片30の往復
移動に伴い、樹脂材からなる駆動片30の係合突起33,34
が削られて摩耗粉を生じ、この摩耗粉が接点43,44の表
面やアマチュア20,鉄芯(図示せず)の磁極面に付着
し、接触不良や動作不良を生じるという問題点があっ
た。特に、嵌合孔20a,40aを形成するためのプレス加工
の際に、嵌合孔20a,41aの内側面にザラツキを生じた
り、その周辺部にカエリを生じていた場合には、前記問
題点が生じやすかった。このため、駆動片30を硬質のセ
ラミック材等にて構成することも考えられるが、逆に、
アマチュア20や可動接触片41が削られて摩耗粉を生じ、
前記と同様な機能不良を生じるという問題点があった。
問題点を解決するための手段 本発明は、前記問題点を解消するために、ベースと、
このベースの上面に垂直に立設する電磁石部と、この電
磁石部に組み付けられ、かつ、電磁石部の励磁,消磁に
基づいて回動するアマチュアと、このアマチュアの回動
につれて往復移動する駆動片と、この駆動片の往復移動
によって接点を開閉する接点機構とからなる電磁継電器
において、前記電磁石部を構成する軸部の上端部から側
方に延在した鍔部の先端部に、前記駆動片の往復移動を
ガイドするガイド部を設けるとともに、このガイド部と
鍔部の基部との間に、前記アマチュアの上端部が突出し
て回動できる嵌合孔を設けた構成としてある。
また、前記接点機構は、前記軸部の下端部に一体成形
された前記ベースに接触片を立設して構成してもよい。
作 用 したがって、本発明によれば、駆動片がガイド部に支
持され、ガイド部に沿って摺動することになる。
実施例 以下、本発明にかかる実施例を第1図ないし第4図の
添付図面に従って説明する。
本発明にかかる第1実施例は、第1図ないし第3図に
示すように、大略、ベース1と、電磁石部10と、アマチ
ュア20と、駆動片30と、接点機構40と、下ケース50およ
び上ケース51とからなる。
ベース1は支持孔4および圧入孔5,6を有する板状体
からなるとともに、その一側端面に設けた圧入溝2,2に
コイル端子3,3を側方から圧入して一体化したものであ
る。
電磁石部10は前記ベース1の上面に一体成形で垂直に
立設されたコイル巻回用軸部11と、略L字形状のヨーク
15と、前記軸部11の貫通孔11aに挿入される鉄芯16とか
らなる。
軸部11は、その上端部に鍔部12を一体成形してあると
ともに、その外周面にコイル14を巻回してある。
鍔部12は一側端部からガイド部13を側方に延在させて
ある一方、前記ベース1の支持孔4と対向する位置に前
記ヨーク15を嵌合可能な嵌合孔12aを設けてあるととも
に、この嵌合孔12a内に後述するアマチュア20を位置決
めする位置決め用突起12bを側方に突出させてある。
ガイド部13は後述する駆動片30を摺動自在にガイドす
るガイド孔13aを有し、外部からの衝撃による駆動片30
の脱落を防止している。
ヨーク15は前記鍔部12の嵌合孔12aに上方から挿入さ
れ、その側面に設けた位置決め用孔15bを前記突起12bに
嵌合するとともに、その下端部を前記ベース1の支持孔
4に圧入することにより、そのカシメ孔15aの軸心と前
記軸部11の貫通孔11aの軸心とが一致するものである。
鉄芯16は前記軸部11の貫通孔11aに下方から挿入さ
れ、突出するその先端部が前記ヨーク15のカシメ孔15a
にカシメ固定されている。
アマチュア20は略L字形状に折り曲げられた部材から
なり、前記ベース1の支持孔4および鍔部12の嵌合孔12
aに下方から挿入され、その角部22を前記ヨーク15の切
り欠き部15cに嵌合することにより、その駆動部23を前
記鍔部12の突起12bに、その吸着部21を前記鉄芯16の磁
極面16aに当接可能に位置決めされているとともに、ベ
ース1の下面に設けた圧入溝(図示せず)に圧入したヒ
ンジバネ25を介して回動自在に支持されている。
駆動片30は両端面が円弧面である板状体からなり、前
記ガイド部13のガイド孔13aに摺動自在に装着され、一
端面31をアマチュア20の駆動部23に当接しているととも
に、他端面32を後述する接点機構40の可動接触片41に当
接している(第2図)。
本実施例によれば、アマチュア20および可動接触片41
が円弧面からなる端面31,32にそれぞれ当接しているの
で、駆動片30にアマチュア20および可動接触片41が片当
たりしても、アマチュア20と可動接触片41との距離は常
に一定距離となり、この距離の変化およびバラツキによ
る接触不良,動作不良を解消できる。
しかも、本実施例にかかる駆動片30は、第5図に示す
従来例のように、アマチュア20および可動接触片41の嵌
合孔20a,41aに遊嵌する係合突起を有していないので、
駆動片30の往復移動に伴う摩耗粉の発生が少なく、摩耗
粉による接触不良、動作不良が生じにくくなるという利
点がある。
また、本実施例では、鍔部12に熱ストレス等が加わっ
ても、鍔部12が一体化されたヨーク15および鉄芯16によ
って支持されているので、鍔部12から延在したガイド部
13の変形を防止できる。このため、駆動位置のズレが小
さくなり、動作特性の変化が少ないという利点がある。
接点機構40は、接点43を有する可動接触片41と接点44
を有する固定接触片42とからなり、可動接触片41および
固定接触片42は、接点43と接点44とが対向するように、
ベース1の圧入孔5,6にそれぞれ圧入固定されている。
そして、可動接触片41は、駆動片30の端面31がアマチュ
ア20の駆動部23に常時圧接するように、駆動片30を第1
図中K方向に付勢している。
下ケース50および上ケース51は嵌合,一体化すること
により、前記ベース1上に組み立てた電磁石部10等を収
納できる箱体形状になるもので、コイル端子3,3および
可動接触片41,固定接触片42の下端部を、下ケース50の
底面から下方に突出するようになっている。
本実施例の動作について説明する。
まず、無励磁時にあっては、可動接触片41が駆動片30
を第1図中K方向に付勢しているため、駆動片30の端面
31がアマチュア20の駆動部23に圧接し、この駆動部23は
突起12bに当接して位置決めされているとともに、その
吸着部21は鉄芯16の磁極面16aから開離している。
次に、コイル14を励磁すると、鉄芯16の磁極面16aに
アマチュア20の吸着部21が吸着され、アマチュア20は角
部22を支点に回動し、その駆動部23は可動接触片41のば
ね力に抗して駆動片30を第1図中K′方向に摺動させ、
接点43を接点44に接触させる。
最後に、励磁を解くと、可動接触片41のばね力の付勢
により、駆動片30は第1図中K方向に摺動するととも
に、接点43は接点44から開離し、さらに、駆動片30の摺
動に伴ってアマチュア20は角部22を支点に回動し、もと
の状態に復帰する。
第2実施例は、第4図に示すように、前述の第1実施
例がガイド部13に設けたガイド孔13aに駆動片30を摺動
自在に装着したものであるのに対し、ガイド部13に設け
たガイド溝13bに駆動片30を摺動自在に装着するととも
に、上ケース51の天井面で駆動片30の脱落を防止するも
のである。他は前述の実施例と同様であるので、説明を
省略する。
本実施例によれば、ガイド部の成形が容易になるとと
もに、駆動片30の装着も容易になるので、生産性が良い
という利点がある。
発明の効果 以上の説明から明らかなように、特許請求の範囲第1
項の発明によれば、駆動片を鍔部に設けたガイド部に摺
動自在に装着してあるので、従来例のように、両端面に
設けた係合突起をアマチュアおよび可動接触片の嵌合孔
に遊嵌することなく支持できる。このため、駆動片の両
端面にアマチュアおよび可動接触片を当接させて接点機
構の接点を開閉できることになり、係合突起は不要にな
る。この結果、内部構成部品、特に、駆動片から摩耗粉
が生じにくくなり、摩耗粉による接触不良,動作不良が
なくなる。
また、電磁石部に組み付けられたアマチュアの上端部
が鍔部の嵌合孔から突出し、電磁石部の励磁,消磁に基
づいて回動することにより、軸部の鍔部と一体なガイド
部に組み付けられた駆動片が往復移動するように、電磁
石部の軸部を中心にアマチュア,駆動片を組み付けでき
る。このため、組立精度が高く、動作特性にバラツキの
ない電磁継電器が得られる。
さらに、駆動片をガイドするガイド部が軸部から延在
した鍔部の先端部に一体に設けられているので、部品点
数,組立工数が少なく、生産性が高い。
そして、前記ガイド部は軸部の鍔部に一体成形されて
いるので、コイルを巻回する際にも邪魔にならず、作業
しやすいという効果がある。
特許請求の範囲第2項の発明によれば、接点機構を構
成する接触片が軸部と一体なベースに立設されているの
で、電磁石の軸部を中心にアマチュア,駆動片だけでな
く、接触片をも組み付けできる。このため、より一層高
い精度で組立でき、動作特性にバラツキのない電磁継電
器が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明にかかる実施例を示し、第
1図は全体斜視図、第2図は要部平面図、第3図は分解
斜視図、第4図は第2実施例の要部斜視図、第5図は従
来例にかかる一実施例の要部斜視図である。 1……ベース、10……電磁石部、11……軸部、12……鍔
部、12a……嵌合孔、13……ガイド部、13a……ガイド
孔、13b……ガイド溝、20……アマチュア、30……駆動
片、31,32……端面、40……接点機構、41……可動接触
片、43,44……接点。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベースと、このベースの上面に垂直に立設
    する電磁石部と、この電磁石部に組み付けられ、かつ、
    電磁石部の励磁,消磁に基づいて回動するアマチュア
    と、このアマチュアの回動につれて往復移動する駆動片
    と、この駆動片の往復移動によって接点を開閉する接点
    機構とからなる電磁継電器において、 前記電磁石部を構成する軸部の上端部から側方に延在し
    た鍔部の先端部に、前記駆動片の往復移動をガイドする
    ガイド部を設けるとともに、このガイド部と鍔部の基部
    との間に、前記アマチュアの上端部が突出して回動でき
    る嵌合孔を設けたことを特徴とする電磁継電器。
  2. 【請求項2】前記接点機構が、前記軸部の下端部に一体
    成形された前記ベースに接触片を立設して構成されてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の電磁
    継電器。
JP61007740A 1986-01-16 1986-01-16 電磁継電器 Expired - Lifetime JPH081776B2 (ja)

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JPS62165826A JPS62165826A (ja) 1987-07-22
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JPS5936555U (ja) * 1982-08-31 1984-03-07 松下電工株式会社 リレ−の構造
JPS59165643U (ja) * 1983-04-20 1984-11-06 オムロン株式会社 電磁継電器

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