JP2598526B2 - 有極電磁石装置 - Google Patents

有極電磁石装置

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JP2598526B2
JP2598526B2 JP1249595A JP24959589A JP2598526B2 JP 2598526 B2 JP2598526 B2 JP 2598526B2 JP 1249595 A JP1249595 A JP 1249595A JP 24959589 A JP24959589 A JP 24959589A JP 2598526 B2 JP2598526 B2 JP 2598526B2
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孝史 小倉
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、電磁接触器等に適用される有極電磁石装
置に関するものである。
〔従来の技術〕
第10図ないし第13図に従来例を示す。すなわち、この
電磁接触器の有極電磁石装置は、コイル100を巻装した
コイル枠101と、このコイル枠101の中空部102に挿入さ
れたプランジャ103と、前記コイル枠101の側部に配設さ
れて前記プランジャ103を復帰位置に保持する永久磁石
部104と、前記プランジャ103を動作方向に付勢する動作
ばね105とを有する。106は有極電磁石層により動作する
反転レバー、107は反転レバー106により動作する接点ブ
ロック、109はケースである。
ところで、動作ばね105は、永久磁石部104により復帰
位置に保持するプランジャ103の動作時の励磁吸引力を
設定する。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、動作ばね105は、くの字形をなしてコイル
枠101の切欠部108に両端が挿入され、ケース109内にコ
イル枠101が収納されて切欠部108内に保持される。その
ため、動作ばね105は切欠部108内でがたつき、動作ばね
105の荷重のばらつきが大きいという欠点があった。
したがって、この発明の目的は、動作ばねの荷重のば
らつきを低減することができる有極電磁石装置を提供す
ることである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明の有極電磁石装置は、コイルを巻装したコイ
ル枠と、このコイル枠の中空部に挿入されたプランジャ
と、前記コイル枠の両側部に配設されて前記プランジャ
を復帰位置に保持する一対の永久磁石部と、前記プラン
ジャを動作方向に付勢する動作ばねとを有する有極電磁
石装置において、 前記コイル枠は、一端側で前記中空部の端部を間にし
て相対向しかつコイル軸方向と直角な方向に延びた一対
の溝を有し、 前記一対の永久磁石部は、前記溝の両端より前記中空
部の前記端部に臨む位置に端部が挿入されるヨークをそ
れぞれ有し、前記ヨークの前記端部に前記コイル軸方向
の外向きに突出する固定突起を設け、 前記動作ばねは板状体であって、中央部に前記プラン
ジャの復帰側端面を押圧するプランジャ押圧部を有し、
両側部に前記溝に挿入される溝係合部を形成し、前記溝
の内側面に弾接して前記動作ばねを前記ヨークの前記端
部の表面に押圧するばね部を前記溝係合部に切起こし、
さらに前記固定突起に係合する係合凹部を形成したこと
を特徴とするものである。
〔作用〕
この発明の構成によれば、コイルの無励磁の状態では
永久磁石部によりプランジャが復帰位置に保持される一
方、動作ばねによりプランジャを動作方向に付勢する。
この場合、動作ばねを溝に挿入することによりばね部が
溝の内側面に弾接して動作ばねが一対のヨークの端部を
押圧するとともに、ヨークの固定突起に係合凹部が係合
する。この結果、動作ばねがコイル枠に固定されるの
で、プランジャに対する位置が安定し、動作ばねの荷重
のばらつきを低減することができるとともに、一対のヨ
ークの固定突起が係合凹部に係合することにより、ヨー
クの端部を固定することができるので、ヨークの端部の
固定手段を別に設ける必要がない。
〔実施例〕
この発明の一実施例を第1図ないし第8図に基づいて
説明する。すなわち、この電磁接触器の有極電磁石装置
は、コイル枠1と、プランジャ2と、永久磁石部3と、
動作ばね4とを有する。
コイル枠1は、コイル5を巻装している。また一端側
で中空部1aの端部を間にして相対向しかつコイル軸方向
と直角な方向に延びた一対の溝6,7を有する。コイル枠
1の一方のフランジ部8の他対向縁部よりコイル軸方向
に平行に張出部8aを張り出し、この張出部8aの対向面に
複数の突片9を形成し、この突片9と張出部8aとフラン
ジ部8とにより溝6,7を形成している。30は張出部8aに
形成したがたつき防止用のばね、31は他方のフランジ部
である。
プランジャ2は、コイル枠1の中空部1aに挿入され
る。このプランジャ2は一端に接極子10を固着し、プラ
ンジャ2の復帰側端面32をフランジ部31側から中空部1a
に挿入している。
永久磁石部3は、コイル枠1の両側部に配設されてプ
ランジャ2を復帰位置に保持する一対からなる。この永
久磁石部3は一対有し、各永久磁石部3は溝6,7の両端
より中空部1aの端部に臨む位置に端部11aが挿入される
ヨーク11をそれぞれ有し、ヨーク11の前記端部11aに前
記コイル軸方向の外向きに突出する固定突起12を設けて
いる。この永久磁石部3はそれぞれコ字形のヨーク11
と,板状の永久磁石14と,L字形の補助ヨーク15からな
る。またヨーク11の端部11aとプランジャ2との磁気結
合を良好にするため、コイル枠1の中空部1aの一端にリ
ング16を挿着している。ヨーク11の端部11aと反対側の
端部11bは第6図および第7図に示すように、コイル枠
1のフランジ部31の位置決め突起20の外側に位置決めさ
れている。また補助ヨーク15の一端は位置決め突起20の
内側に位置決めされ、ヨーク11の端部11bと補助ヨーク1
5の一端との間にプランジャ2の接極子10を位置してい
る。
動作ばね4は、プランジャ2を動作方向に付勢する。
この動作ばね4は板状体であって、中央部にプランジャ
2の復帰側の端面32を押圧するプランジャ押圧部13を有
し、両側部に溝6,7に挿入される溝係合部18を形成し、
溝6,7の内側面に弾接して動作ばね4をヨーク11の端部1
1aの表面に押圧するばね部17を溝係合部18に切起こし、
さらに固定突起12に係合する係合凹部19を形成してい
る。係合凹部19は孔を実施例とし、ばね部17は切起こし
片を実施例としている。
21は有極電磁石装置を収納する下ケース、22は反転レ
バー、33は可動接点34を有する可動台35と,固定接点板
36と,端子37と,復帰ばね38とを収納した上ケースであ
り、これらにより電磁接触器が構成される。
反転レバー22は、中間の軸部39がコイル枠1のフラン
ジ部31に形成された軸受け部40に軸受けされ、一端部41
がプランジャ2の連結片23に係合し、反転レバー22の他
端部42が可動台35の一端の係合部43に係合する。26は端
子37をカバーする端子カバー、27は上ケース22をカバー
する中カバー、44は調整板であり、下ケース21の底面と
下ケース21に収納された有極電磁石装置との間に介在さ
れて有極電磁石装置の姿勢を制御することにより可動接
点34の接点圧を調整する調整板である。
この電磁接触器の有極電磁石装置は、コイル5の無励
磁の状態では永久磁石部3によりプランジャ2が復帰位
置に保持され一方、動作ばね4のプランジャ押圧部13に
よりプランジャ2を動作方向に付勢し、接極子10は補助
ヨーク15側に吸引されている。このときの永久磁石部3
による磁路は、永久磁石14→補助ヨーク15→接極子10→
プランジャ2→リング16→ヨーク11→永久磁石14とな
る。またコイル5を励磁することにより、永久磁石部3
の吸引力および復帰ばね38のばね力の和から動作ばね4
のばね力を差し引いた力に勝る励磁吸引力が発生し、プ
ランジャ2が動作して接極子10がヨーク11の端部11bに
吸引される。このときの励磁による磁路は、プランジャ
2→接極子10→ヨーク11→リング16→プランジャ2とな
る。そして、電磁接触器としての動作は、プランジャ2
の動作により連結片23に係合した反転レバー22が回動
し、反転レバー22の他端に係合した可動台43が復帰ばね
38を弾性変形する方向に付勢し、可動台43の可動接点34
が固定接点板36の固定接点36aに接触する。励磁を解く
と、復帰ばね38によりプランジャ2が復帰するとともに
永久磁石部3により復帰位置に保持される。
この実施例によれば、動作ばね4を溝6,7に挿入する
ことによりばね部17が溝6,7の内側面に弾接して動作ば
ね4が一対のヨーク11の端部11aを押圧するとともに、
ヨーク11の固定突起12に係合凹部10が係合する。この結
果、動作ばね4がコイル枠1に固定されるので、プラン
ジャ2に対する位置が安定し、動作ばね4の荷重のばら
つきを低減することができるとともに、一対のヨーク11
の固定突起12が係合凹部19に係合することにより、ヨー
ク11の端部11aを固定することができるので、ヨーク11
の端部11aの固定手段を別に設ける必要がない。
またこの実施例では、ヨーク11と動作ばね4との固定
が同時にでき、一対のヨーク11の固定突起12が動作ばね
4の係合凹部19に係合することにより、ヨーク11の端部
11aとリング16との密着度が安定しばらつきがなく磁気
回路の磁束が安定するので接極子10に加わる吸引力のば
らつきを抑え、吸引力特性のばらつきが少なくなる。
第9図は他の実施例であり、動作ばね4のプランジャ
押圧部13が1個の例である。
前記実施例は動作ばね4をプランジャ2の全ストロー
クに渡って付勢しているが、復帰位置およびその近傍の
範囲のみに動作ばね4が加わるようにしてもよい。
〔発明の効果〕
この発明の有極電磁石装置によれば、動作ばねを溝に
挿入することによりばね部が溝の内側面に弾接して動作
ばねが一対のヨークの端部を押圧するとともに、ヨーク
の固定突起に係合凹部が係合する。この結果、動作ばね
がコイル枠に固定されるので、プランジャに対する位置
が安定し、動作ばねの荷重のばらつきを低減することが
できるとともに、一対のヨークの固定突起が係合凹部に
係合することにより、ヨークの端部を固定することがで
きるので、ヨークの端部の固定手段を別に設ける必要が
ないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の分解斜視図、第2図は断
面図、第3図はヨークとリングとの関係を示す部分図、
第4図は第2図のIV−IV線断面図、第5図は電磁接触器
の分解斜視図、第6図は有極電磁石装置の復帰状態の断
面図、第7図はその動作状態の断面図、第8図はその分
解斜視図、第9図は他の実施例の断面図、第10図は従来
例の分解斜視図、第11図は断面図、第12図はそのXII−X
II線断面図である。 1……コイル枠、1a……中空部、2……プランジャ、3
……永久磁石部、4……動作ばね、5……コイル、6,7
……溝、8……フランジ部、11……ヨーク、11a……端
部、12……固定突起、13……プランジャ押圧部、17……
ばね部、18……溝係合部、19……係合凹部、32……復帰
側の端面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイルを巻装したコイル枠と、このコイル
    枠の中空部に挿入されたプランジャと、前記コイル枠の
    両側部に配設されて前記プランジャを復帰位置に保持す
    る一対の永久磁石部と、前記プランジャを動作方向に付
    勢する動作ばねとを有する有極電磁石装置において、 前記コイル枠は、一端側で前記中空部の端部を間にして
    相対向しかつコイル軸方向と直角な方向に延びた一対の
    溝を有し、 前記一対の永久磁石部は、前記溝の両端より前記中空部
    の前記端部に臨む位置に端部が挿入されるヨークをそれ
    ぞれ有し、前記ヨークの前記端部に前記コイル軸方向の
    外向きに突出する固定突起を設け、 前記動作ばねは板状体であって、中央部に前記プランジ
    ャの復帰側端面を押圧するプランジャ押圧部を有し、両
    側部に前記溝に挿入される溝係合部を形成し、前記溝の
    内側面に弾接して前記動作ばねを前記ヨークの前記端部
    の表面に押圧するばね部を前記溝係合部に切起こし、さ
    らに前記固定突起に係合する係合凹部を形成したことを
    特徴とする有極電磁石装置。
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