JPH041697Y2 - - Google Patents

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JPH041697Y2
JPH041697Y2 JP1987073820U JP7382087U JPH041697Y2 JP H041697 Y2 JPH041697 Y2 JP H041697Y2 JP 1987073820 U JP1987073820 U JP 1987073820U JP 7382087 U JP7382087 U JP 7382087U JP H041697 Y2 JPH041697 Y2 JP H041697Y2
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JP
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armature
core
solenoid
hole
energized
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JP1987073820U
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JPS63182510U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、ソレノイドに関し、特に平板状のア
ーマチユアを有するソレノイドに関する。
〈従来の技術〉 一般に、ソレノイドを利用したものとして、リ
レー或いは電磁弁などがある。また、例えば特開
昭61−40345号公報に開示されているように、構
造が簡単でありかつ耐久性にすぐれているスプリ
ングクラツチと、ソレノイドとを組み合わせた電
磁式クラツチがある。
ところで、この電磁式スプリンククラツチに用
いられたソレノイドにあつては、平板状のアーマ
チユアを傾動可能に、その一端部を枢支したフラ
ツパ型とすると共に、励磁状態にあつてはアーマ
チユアの中央部がコアに向けて磁力により吸引さ
れている。また、非励磁状態にあつてはアーマチ
ユアがコアから離反するように、アーマチユアが
ばね付勢されている。
しかしながら、このフラツパ型ソレノイドにあ
つては、アーマチユアの形状を変えずにアーマチ
ユアのストローク量を大きくすると、アーマチユ
アの吸引面とコアの端面とが大きく離れることと
なり、アーマチユアの吸引面に対する吸引力が急
激に低下してしまう。従つて、大きなストローク
量を確保するためには、励磁力を大きくする必要
があり、コイルが大型化して消費電力が大きくな
るという問題がある。更に、大型化により、取付
けスペースなどに対する設計上の制約が大きくな
るばかりでなく、部品コストが高騰するという問
題もある。
〈考案が解決しようとする問題点〉 このような従来技術の問題点に鑑み、本考案の
主な目的は、アーマチユアの吸引ストロークを大
きくし、かつ小型化し得るソレノイドを提供する
ことにある。
〈問題点を解決するための手段〉 このような目的は、本考案によれば、励磁コイ
ルを有するコアと、該コアの軸線方向端面に近接
離反可能なように設けられた平板状のアーマチユ
アとを有するソレノイドであつて、前記コアの端
面に突設された凸部と、前記アーマチユアに設け
られた前記凸部よりも大径の孔とを有し、前記励
磁コイルを励磁したときには、前記凸部が前記孔
に突入し、前記励磁コイルを非励磁状態にしたと
きには、少くとも前記孔が前記凸部の遊端部に臨
むことを特徴とするソレノイドを提供することに
より達成される。
〈作用〉 このようにすれば、ソレノイドを励磁した際に
凸部と孔との間に磁力が好適に生じるため、大型
のコイルを用いることなくアーマチユアに対して
大きな吸引力を生じさせることができる。
〈実施例〉 本考案の好適実施例を添附の図面について詳し
く説明する。
第1図及び第2図は本考案に基づくソレノイド
を示す平面図及び一部破断正面図である。磁性体
からなりフレームをなすヨーク1には円柱上のコ
ア2が立設するように固設されていると共に、コ
ア2の外周には環状のコ字形断面をなすコイルボ
ビン3が配設されており、このコイルボビン3に
は励磁コイル4が装着されている。また、コア2
の遊端部がコイルボビン3の第2図に於ける上方
の端面から突出しており、その突出端部にはフラ
ンジ状の大径部5が形成され、更に大径部5の上
方端面には上方に向けて突設された凸部としての
小径部6が一体的に形成されている。
また、第2図に於ける左側には、ヨーク1の一
部を略直角に曲折してなる切り起し部7が立設す
るように形成されており、その上端部に形成され
た溝8により、アーマチユア9が傾動自在に枢支
されている。アーマチユア9の両側部には、側方
に向けて解放された一対の切除部10が形成され
ており、切除部10と切り起し部7の溝8の両側
方部分とが互いに係合して、アーマチユア9の脱
落が防止されている。アーマチユア9の第2図に
於ける左側の基端部とヨーク1との間には引張り
コイルばね11が取り付けられており、アーマチ
ユア9が、引張りコイルばね11のばね力とコア
2による吸引力とのバランスにより傾動駆動され
る。
アーマチユア9の遊端には爪12が折曲形成さ
れており、アーマチユア9の第2図に於ける上下
方向運動に応じてこの爪12が、図示されない例
えばスプリングクラツチのクラツチスプリングの
巻き締め力を制御するためのスリーブの外周に形
成されたラチエツト歯に係合離脱する。
第1図及び第2図に良く示されるように、アー
マチユア9の略中央部には、小径部6よりも大径
の孔13が穿設されており、励磁コイル4が励磁
された第2図に示された状態にあつては、コア2
の小径部6がその孔13に突入している。尚、コ
イルボビン3の上端面にはストツパ14が設けら
れているが、これはコア2に吸引されたアーマチ
ユア9が、非励磁時に離れる際の残留磁気による
影響を防止するためである。
第3図はソレノイドの非励磁状態を示してお
り、前記したようにアーマチユア9の基端部が引
張りコイルばね11により付勢されて、アーマチ
ユア9の遊端側がコア2から離れた状態にある。
この非励磁状態にあつては、小径部6の遊端部の
一部が孔13内に突入している。
次に本実施例の作動要領を説明する。第3図に
示す非励磁状態にて励磁コイル4に通電すると、
小径部6と孔13との間に好適に磁力が働くため
アーマチユア9がコア2に向けて大きな吸引力に
より吸引されることとなる。そして、第3図の想
像線により示されるようにアーマチユア9がスト
ツパ14に当接して、第2図に示される励磁状態
となる。
このように、非励磁状態のときにコア2から離
れた位置にあるアーマチユア9に対して、大きな
吸引力を作用させることができるため、第3図に
示されるアーマチユア9のストロークSを大きく
することができるばかりでなく、引張りコイルば
ね11のばね力を強くすることもできるなど、設
計の自由度が大きくなる。
尚、本実施例にあつては、非励磁時に小径部6
の遊端部の一部が孔13内に突入するように、ア
ーマチユアを配設したが、孔13が小径部6の遊
端部に間隔をもつて臨むように、アーマチユアを
配設しても良い。また、本実施例にあつては、フ
ラツパ型ソレノイドについて示したが、本考案を
限定するものではなく、平板状のアーマチユアが
コアに対して近接離反する形式のソレノイドであ
れば良い。
〈考案の効果〉 このように本考案によれば、コアの端面に突設
された凸部よりも大径の孔をアーマチユアに設
け、非励磁時に少くとも孔がコアの凸部に臨むよ
うにすることにより、励磁した際には孔と凸部と
の間に磁力が好適に働くことから、アーマチユア
に対して大きな吸引力を作用させることができる
ため、ソレノイドの低消費電力化及び小型化が可
能となると共に、製造コストを低廉化することが
できる。更に、アーマチユアのストロークを大き
くすることができるなど、設計の自由度が大きく
なるため、その効果は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に基づくソレノイドの平面図
である。第2図は、第1図のソレノイドの励磁状
態を示す一部破断正面図である。第3図は、ソレ
ノイドの非励磁状態を示す第2図に対応する図で
ある。 1……ヨーク、2……コア、3……コイルボビ
ン、4……励磁コイル、5……大径部、6……小
径部、7……切り起し部、8……溝、9……アー
マチユア、10……切除部、11……引張りコイ
ルばね、12……爪、13……孔、14……スト
ツパ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 励磁コイルを有するコアと、該コアの軸線方向
    端面に近接離反可能なように設けられた平板状の
    アーマチユアとを有するソレノイドであつて、 前記コアの端面に突設された凸部と、前記アー
    マチユアに設けられた前記凸部よりも大径の孔と
    を有し、前記励磁コイルを励磁したときには、前
    記凸部が前記孔に突入し、前記励磁コイルを非励
    磁状態にしたときには、少くとも前記孔が前記凸
    部の遊端部に臨むことを特徴とするソレノイド。
JP1987073820U 1987-05-18 1987-05-18 Expired JPH041697Y2 (ja)

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JP1987073820U JPH041697Y2 (ja) 1987-05-18 1987-05-18

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JP1987073820U JPH041697Y2 (ja) 1987-05-18 1987-05-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63182510U JPS63182510U (ja) 1988-11-24
JPH041697Y2 true JPH041697Y2 (ja) 1992-01-21

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ID=30918488

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS546567B2 (ja) * 1972-10-25 1979-03-29
JPS5651283U (ja) * 1979-09-27 1981-05-07

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53148174U (ja) * 1977-04-27 1978-11-21
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JPS63182510U (ja) 1988-11-24

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