JPS644214Y2 - - Google Patents

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JPS644214Y2
JPS644214Y2 JP17727681U JP17727681U JPS644214Y2 JP S644214 Y2 JPS644214 Y2 JP S644214Y2 JP 17727681 U JP17727681 U JP 17727681U JP 17727681 U JP17727681 U JP 17727681U JP S644214 Y2 JPS644214 Y2 JP S644214Y2
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JP17727681U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電磁石によつて接点の閉成、開放を
行う電磁接触器に関する。
〔従来の技術〕 電磁接触器の可動接点の駆動に用いる電磁石と
して主に採用されているクラツパ形(あるいはヒ
ンジ形)電磁石は、従来第3図(aは正面図、b
は側面図)に示すように、積層鉄心よりなる固定
鉄心21の両側に軸受板22,22を添えて鉄心
と共にかしめ、同じく積層鉄心よりなる可動鉄心
23のヒンジ孔に軸ピン24を通して軸受板2
2,22に枢着したものであり、可動鉄心23の
吸着時において固定鉄心21との間に空隙25を
形成させて鉄心の残留磁気防止を図つている。
通常、この種の電磁石は交流電圧により励磁さ
れるので、固定鉄心21と可動鉄心23の吸着部
の対向磁極面は平面研磨仕上げがなされ、密着性
を高めてガタによる唸り音の防止を図ることとし
ている。しかし、上記した従来の構造の電磁石で
は固定鉄心21と可動鉄心23という基礎構成の
他に軸受板22、軸ピン24という部品点数が加
わり、またそれらの組合せによる誤差の集積によ
り磁極面の平行度がとれなくなつて励磁時の密着
性が損なわれ唸り音が発生するおそれがある。本
考案者らは先にこの欠点を解消することを目的と
して実願昭55−124268号に開示したような電磁石
を考案した。
すなわち、相対向する2個所の磁極面の一方を
ヒンジ部とし、他方を磁極面とする固定鉄心と可
動鉄心とからなる電磁石において、前記ヒンジ部
を一方の鉄心の厚み方向に沿い他方の鉄心の対向
磁極面に向かつて突出する凸部と、この凸部に嵌
合する当該他方の鉄心に形成された凹部とより構
成したことを特徴とする電磁接触器の電磁石であ
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記の電磁石の構成は、ヒンジ部が可動鉄心、
固定鉄心に形成された凸部と凹部とで係合してい
るだけであるので、この電磁石を用いて電磁接触
器を構成するには、ヒンジ部の凸部と凹部との係
合状態を保持するための手段、電磁石の消勢時に
可動鉄心を開放する手段、鉄心吸着時の唸り音や
振動を低減するための手段等を必要とする。
本考案は、このような複数の目的を、簡単な構
成で同時に達成することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため、本考案の電磁接触器
は、相対向する2個所の磁極面の一方のヒンジ部
とし、他方を接極面とする固定鉄心と可動鉄心と
からなる電磁石を備えた電磁接触器において、前
記ヒンジ部を、一方の鉄心の厚み方向に沿い他方
の鉄心の対向磁極面に向かつて突出する凸部と、
この凸部に嵌合する当該他方の鉄心に形成された
凹部とにより構成するとともに該ヒンジ部を前記
固定鉄心と可動鉄心の磁極面の内側端部に位置さ
せ、前記可動鉄心のヒンジ部側磁極面の背部に内
側部が深く外側部が浅く傾斜した可動ばね受座
を、電磁接触器ケース側に該可動ばね受座に対向
して固定ばね受座をそれぞれ設け、これら両ばね
受座間に前記可動鉄心の背部を押圧するコイルば
ねを嵌装し、該コイルばねの前記可動鉄心に対す
る作用点が、前記ヒンジ部と該コイルばねのケー
ス側基端部の作用点とを結ぶ線よりも外側に位置
するように、前記固定ばね受座の位置を設定した
ことを特徴とする。
〔実施例〕
以下、本考案を第1図及び第2図に示す実施例
に基づいて具体的に説明する。
これらの図において、固定鉄心1及び可動鉄心
2はいわゆる電気鉄板を積層してかしめたもの
で、ヒンジ部は固定鉄心1に突設した半円状の凸
部3と可動鉄心2に形成した半円状の凹部4とか
ら構成され、この凹部4の曲率半径は凸部3のそ
れよりも若干大きく設定される。この実施例では
凸部3を固定鉄心1に、凹部4を可動鉄心2に設
けたが、逆でもよい。
コイルばね7は可動鉄心2を傾動状態に付勢す
る付勢力を与えるものである。このコイルばね7
は、前記可動鉄心2のヒンジ部側磁極面の背部
に、内側部が深く外側部が浅く傾斜した可動ばね
受座2aと、この可動ばね受座2aに対向して電
磁接触器ケース15側に、ケース15に直接又は
ケース15に支持されて支持物に設けられた固定
ばね受座15aとの間に嵌装される。この場合、
固定ばね受座15aは、電磁接触器ケース15の
内側面に設けた凹陥部と、このケース15の下面
に取り付けられケース下面を閉塞する裏蓋14の
一部により構成されている。
そして、このコイルばね7が前記可動ばね受座
2aすなわち可動鉄心2に対する作用点P(これ
はコイルばね7が可動ばね受座2aに当接する当
接面の中心点とする。)が、前記ヒンジ部とこの
コイルばね7のケース側基端部の作用点Q(これ
はコイルばね7が固定ばね受座15aに当接する
当接面の中心点とする。)とを結ぶ線aに対し、
外側すなわちヒンジ部より見て前記接極面と反対
側に位置するように前記ばね受座15aの位置を
設定し、前記コイルばね7の基端部の位置を規制
する。
上記のように、ばね受座2a,15aを設定し
たことから、前記コイルばね7の作用線bは、コ
イルばね7の両端の作用点を結ぶ線であるので、
コイルばね7の長手方向の中心線に一致すること
となるが、実際には、前述のように可動鉄心2の
背部に設けられた可動ばね受座2aは内側部が深
く、外側部が浅く傾斜しているので、コイルばね
7は外側部が内側部より大きく圧縮され、可動鉄
心2の吸着状態においては、前記可動ばね受座2
aの傾斜が大きくなるので、コイルばね7の外側
部の内側部に対する圧縮比率がさらに増加する。
したがつて、コイルばね7が可動鉄心2の背部を
押圧する力は、外側部の方が内側部より大きく、
コイルばね7の実際の作用線cは、コイルばね7
の長手方向の中心線より外側に偏り、そのほかコ
イルばね7の可動鉄心2の当接面に対する内外側
の押圧力の差により回転力dが作用し、これらの
分だけ可動鉄心2を開放側へ付勢する力を大きく
するように働く。これによつて、コイルばね7は
可動鉄心2を傾動状態すなわち開放状態へ付勢す
る付勢力を大きくし、より確実に動作させるよう
にしている。また、可動ばね受座2aが可動鉄心
2のヒンジ部側磁極面の背部に設けられているの
で、コイルばね7の作用線はヒンジ部の近傍を通
過し、ヒンジ部に大きな押圧力を与える。
なお、第1図及び第2図において、5は固定鉄
心1の接極部端面に設けたくま取り環、6は励磁
用コイル、8は可動鉄心2に突設した作動用突
起、9は同突起に嵌合するU字溝9aを連設した
可動杆、10は同可動杆9に移動可能に配設した
可動接触子、11はその接触ばね、12は固定接
触子、13は励磁用コイル6に通電するための端
子、14は裏板である。
本考案の実施例においては、励磁用コイル6に
通電しない状態では、第1図に示すように、可動
鉄心2はコイルばね7の付勢力によつて開放側に
傾動されており、作動用突起8は可動杆9のU字
溝9aに遊合して可動杆9を図面上、左方向に押
動しているから、接点は開放状態に保たれてい
る。次に、励磁用コイル6に通電すると、固定鉄
心1と可動鉄心2の接極面間の空隙に生じる磁気
吸引力により、可動鉄心2はコイルばね7の付勢
力に打ち勝つて、凸部3と凹部4とからなるヒン
ジ部を軸として回動し、吸着される。この吸着に
より、作動用突起8が遊合している可動杆9は右
動し、接点を閉成状態とし、第2図に示す状態と
なる。
ここでコイルばね7は、前述のように、その作
用力中心線bあるいは実線の作用線cがコイルば
ね7のケース15側取付基部のばね作用中心点と
ヒンジ部とを結ぶ線aに対し、ヒンジ部より外側
に偏るように、前記固定ばね受座15aの位置を
設定しているので、コイルばね7は可動鉄心2を
傾動状態すなわち開放状態に付勢する作用を行
い、そのほかに、前記凸部3と凹部4とによつて
単に固定鉄心1に係合しているだけの可動鉄心2
を、固定鉄心1に揺動可能に保持する作用と、可
動鉄心2が固定鉄心1に吸着したときのヒンジ部
を押え付けて唸り音や振動を低減する作用をも併
せて行う。
〔考案の効果〕
上述したように、本考案においては、ヒンジ部
を鉄心自体に形成した凸部と凹部とにより構成す
ると共に、可動鉄心のヒンジ部の背部を押圧する
コイルばねを設け、このばねの作用線がヒンジ部
より見て外側すなわち接極面と反対側に位置する
ように設定したので、このばね力によつて可動鉄
心を固定鉄心に揺動可能に保持しながら、可動鉄
心を開放方向へ付勢することができ、しかも電磁
石吸着時にヒンジ部を押え付けて唸り音や振動を
低減する効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の電磁石開放状態の断面
図、第2図は同じく電磁石吸着状態の断面図、第
3図は従来形の電磁石を示す正面図及び側面図で
ある。 1:固定鉄心、2:可動鉄心、2a:可動ばね
受座、3:凸部、4:凹部、5:くま取り環、
6:励磁用コイル、7:コイルばね、8:作動用
突起、9:可動杆、9a:U字溝、10:可動接
触子、11:接触ばね、12:固定接触子、1
3:端子、14:裏板、15:ケース、15a:
固定ばね受座。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 相対向する2個所の磁極面の一方をヒンジ部と
    し、他方を接極面とする固定鉄心と可動鉄心とか
    らなる電磁石を備えた電磁接触器において、前記
    ヒンジ部を、一方の鉄心の厚み方向に沿い他方の
    鉄心の対向磁極面に向かつて突出する凸部と、こ
    の凸部に嵌合する当該他方の鉄心に形成された凹
    部とにより構成するとともに該ヒンジ部を前記固
    定鉄心と可動鉄心の磁極面の内側端部に位置さ
    せ、前記可動鉄心のヒンジ部側磁極面の背部に内
    側部が深く外側部が浅く傾斜した可動ばね受座
    を、電磁接触器ケース側に該可動ばね受座に対向
    して固定ばね受座をそれぞれ設け、これら両ばね
    受座間に前記可動鉄心の背部を押圧するコイルば
    ねを嵌装し、該コイルばねの前記可動鉄心に対す
    る作用点が、前記ヒンジ部と該コイルばねのケー
    ス側基端部の作用点とを結ぶ線よりも外側に位置
    するように、前記固定ばね受座の位置を設定した
    ことを特徴とする電磁接触器。
JP17727681U 1981-11-28 1981-11-28 Expired JPS644214Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP17727681U JPS644214Y2 (ja) 1981-11-28 1981-11-28

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JP17727681U JPS644214Y2 (ja) 1981-11-28 1981-11-28

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Publication Number Publication Date
JPS57173244U JPS57173244U (ja) 1982-11-01
JPS644214Y2 true JPS644214Y2 (ja) 1989-02-03

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