JPH08177274A - 面状採光装置 - Google Patents
面状採光装置Info
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- JPH08177274A JPH08177274A JP33575094A JP33575094A JPH08177274A JP H08177274 A JPH08177274 A JP H08177274A JP 33575094 A JP33575094 A JP 33575094A JP 33575094 A JP33575094 A JP 33575094A JP H08177274 A JPH08177274 A JP H08177274A
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Abstract
上下に並べて採光と通風が可能で且つ外部からの人の目
視を遮蔽するパネルを、建物のベランダ、通路や窓等の
前面に配設したものである。建物入口や窓が面状採光装
置よつて遮蔽されると、火災等の緊急時には、救助者の
進入や居住者の退避の妨げになる恐れがある。本発明
は、緊急時には、採光パネルの一部又は全部を迅速に取
り外せる構造の面状採光装置とするのを目的とする。 【構成】 2個以上の採光パネルを上下の横架材の間に
固定された面状採光装置であつて、一の採光パネルの上
側横架材と他の隣接する採光パネルとの間に上側係合手
段を設け、且つ該一の採光パネルに下側横架材に対して
引き抜き可能な下側係合手段を設けて、該一の採光パネ
ルを、取外し用の採光パネルとする。
Description
等の目隠し用のフェンスや窓の外側に目隠し用の面格子
として利用され、緊急時には出入口として使用可能に改
良した面状採光装置に関する。
から、上下横架材の間に間隔を隔てて並列された複数本
の縦芯材に透光性の複数枚の羽根板材を等間隔に隔設し
てパネル状にしたもので、都市等の人工密集地で隣接す
る建物のベランダや通路等の前面や側面に、あるいは、
建物の窓枠外側に取り付けられ、外からの人の目視を避
けるための目隠し用のフェンスとして、また面格子とし
て利用されてきた。
提案に係るものとして、実開平6−51487号明細書
に開示した例を挙げると、羽根板材が、通常ポリカーボ
ネート等の透光性のある合成樹脂製の薄肉板状とされ
て、建物内へ日光を透過散乱させて明るさを確保すると
共に、羽根板材間に隙間を設けて室内への通風性を確保
してある。また、上記縦芯材やこれを固定して建物等に
取り付ける横架材は、アルミニウム押出品で成形されて
おり、これにより面状採光装置としての所要の強度を確
保していた。
ンスや窓用の面格子として設置・取付されていると、面
状採光装置は、建物内で火災が発生したような場合に
は、消防士や救助員等が消火や救難のために通路や窓等
から建物内に進入しようとする際の妨げとなる恐れがあ
り、また、これらの災害時にあって、建物内部からの居
住者など人の脱出の妨げとなる恐れもあった。特に、面
状採光装置が設置・取付範囲の広い堅固な大型の場合
や、高層集合住宅の高い階の窓・ベランダに取付けられ
ている場合には、面状採光装置を極く短時間に迅速に取
り壊すのが困難なことがあり、防災上の観点から、面状
採光装置自体を人の進入脱出の容易な構造とすることが
要請されていた。
進入や脱出の容易な構造とした面状採光装置を提供し、
併せて、面状採光装置の建物など構造物への固定取着を
簡潔容易にせんとするものである。
置は、間隔を隔てて立設される複数本の縦芯材と、それ
らの縦芯材により横方に隔設保持される複数本の透光性
の羽根板材と、上記縦芯材のそれぞれの上下の両端部同
士を固定する上下の横架材と、から成る複数の面状の採
光パネルを横方に連設した面状採光装置において、いず
れか一の採光パネルに固定した上側の横架材と該一の採
光パネルに隣接する他の採光パネルの上側の横架材とは
分離可能とされて、これら横架材の対合する端部に分離
操作容易な上側端部係合手段を設けて、該一の採光パネ
ルを取外し用採光パネルとしたことを特徴とするもので
ある。
て立設される複数本の縦芯材と、それらの縦芯材により
横方に隔設保持される複数本の透光性の羽根板材と、上
記縦芯材のそれぞれの上下の両端部同士を固定する上下
の横架材と、から成る面状の採光パネルを有し、建物等
の構造物から支持されて上下の横架材の左右両側を着脱
自在に受止する受け金具を備えて、該採光パネルを該受
け金具から取り外し自在としたこと特徴とするものであ
る。
数本の縦芯材が差し渡されて固定され、縦芯材には、複
数本の透光性の羽根板材が平行に保持固定されて、単位
の面状採光パネルを構成している。羽根板材が外部から
の人の視線を遮断し、透光性として明るさを確保し、羽
根板材相互に一定間隔を設けて通風を確保する。
き所定位置の建物等の構造物から取付金具により水平状
に架設されて固定されるので、採光パネルが垂直に固定
される。このような採光パネルを2個以上連続的に配設
して、面状採光装置を構成する。
採光パネルは、構造物に固定されておらず、その上側の
横架材が、隣接する他の採光パネル(固定用の採光パネ
ル)の上側の横架材とは別体に形成されて相互に分離可
能とされている。これら上側の横架材の端部同士を対合
させて、これら端部間に上側端部係合手段を設けてあ
り、上側端部係合手段は、常態においては、これら横架
材の端部同士が係合して、取外し用の採光パネルが隣接
の固定用の採光パネルの上側の横架材に前後上下移動で
きないように拘束するものである。
上側の横架材の端部間の係合を解除するものであり、係
合を解除すれば、取外し用の採光パネルが隣接の固定用
採光パネルの上側の横架材から分離して前後上下に移動
できる。そこで、上側端部係合手段を解除して、取外し
用の採光パネルを引き上げるか前倒しにすれば、取外し
用の採光パネルは、上下の横架材から外れるので、緊急
時に建物内や窓の内側への進入脱出用の出入り口にな
る。この時、取外し用の採光パネルを取り外せば上側の
横架材もなくなるのでこれが人の進入脱出の際の邪魔に
なることはない。
分離可能な構造にして、この下側の横枠材に採光パネル
の縦芯材を固定するようにすると、下側の横基材を建物
等に固定することができて、取外し用の採光パネルは、
その下側の横枠材が、上記の下側の横基材に下側係合手
段により分離可能に係合しており、設置した常態では、
下側の横基材がこの採光パネルの荷重を支持することが
できる。そこで、採光パネルを持ち上げるか前倒しにす
れば、下側の横枠材に対して係合が解除されて採光パネ
ルが容易に外れる。
採光パネルを連設できるので、左右に広い窓や距離の長
い廊下等に設置するのに適しており、取り外し用採光パ
ネルは防災上緊急時の進入脱出口に最も適した位置に適
切に配置できる利点がある。
造物から支持される上下左右の受け金具に採光パネルの
上下の横架材の両端部をそれぞれ着脱自在に受止するの
で、採光パネルを簡単に建物等に装着することができ、
緊急時には、該採光パネルの片側又は全体を上方に持ち
挙げれば、横枠材の両端部が受け金具からはずれて取り
外すことができる。
壁の独立した窓など比較的小さい面域を1個の採光パネ
ルで覆うのに適している。また、採光パネルの間隔毎に
受け金具を設ければ、多数の採光パネルを金具に固定で
きるので、採光パネルを多数連設した面状採光装置とす
ることもできる利点がある。
以下に説明する。
例では、左右の採光パネル11、11が固定用であり、
その内側の採光パネル12が取外し用とされ、この図
は、取外し用採光パネル12が分離されている状態を示
している。各採光パネル11,12の基本構造は、上下
の横架材7a、7bの間に、多数の細帯状の羽根板材5
・・・が、その長手方向を左右に向けて、上下に列設し
て構成されており、本例では2本ないし3本の縦芯材4
が、上下の横架材7a、7bの間に差渡し固定され、こ
の縦芯材4が各羽根板材5・・・の幅内を貫通して羽根
板材5・・・を等間隔に保持している。採光パネル1の
基本構造は、固定用の採光パネル11も取外し用採光パ
ネル12も、横方向の長さが異なるだけで、同じ構造と
している。
a,7bは、この実施例では、それぞれ横枠材3a、3
bと横基材2a、2bとから構成されているものである
が、採光パネル11,12の上側の横枠材3aは、その
上面に横基材2aが固定されており、採光パネル11、
12の中で固定用の左右の採光パネル11、11は、そ
の下側の横枠材3bが長尺の横基材2bの上面に固定さ
れており、これら左右の固定用の採光パネル11、11
の間には、取外し用の採光パネル12を直列して配置で
きるだけの間隔が設けられている。
パネル12の下側横枠材3bを左右の固定用の採光パネ
ル11、11の間の下側の横基材2bの上面に載置して
後述の下側係合手段6b(図5参照)により係合し、取
外し用の採光パネル12の上側横基材2bを、両側の固
定用の採光パネル11、11の横基材2aの端部の間に
直状になるように入れて、各採光パネル11、12の上
側横基材2aの端部21a、21a間に、後述の上側端
部係合手段6a(図4参照)により、係止させて、これ
により、取外し用の採光パネル12を左右両側の固定用
採光パネル11、11によって立設保持するのである。
ス用として組み立てた例の面状採光装置1の斜視図を示
している。構造物としてのコンクリート基礎90に支柱
9が立設され、上記固定用の採光パネル11、11の下
側の横基材2bがこの支柱9の下部に横設した取付金具
8bに支持固定され、この支柱9の上部(本例では、支
柱9の上端)から横設された取付金具8aにより、左右
の固定用採光パネル11、11の上側の横基材2a、2
a上面が固定されて、採光パネル11、11が固定され
ている。
されておらず、その上側の横基材2aは、その端部21
aが、固定用の採光パネル11の上側の横基材2aの端
部21aと対合して、後述の係合手段によって端部21
a、21a同士が係止されており、これによって、取外
し用の採光パネル12が垂設状態で支持されている。そ
して、係合操作用のノブ61により、上記の端部21
a、21a間の係合を外せば、取外し用の採光パネル1
2は、前後に揺動可能となり、図2に示した如く、取り
外すことができる。
状採光装置1の縦断面図であるが、採光パネル11の横
枠材3a、3bは、本例では狭幅板状とされ、多数の羽
根板材5を固定する縦芯材4の両端が、上下の横枠材3
a、3bのそれぞれの板面に当着してビス(不図示)に
より固定され、採光パネル11を形成している。
の中空状のアルミニウム押出成形材が利用され、上下の
表面22、22にそれぞれ開口したナット嵌挿溝23、
23が横基材2aの内部に且つ長手方向に亘り形成され
ており、これら嵌挿溝23、23を形成する溝壁23
1、231は、表面壁221、221と一体に形成さ
れ、溝壁231、231の間は空所とされている。
2aの下面22に添着されて、上記ナット嵌挿溝23に
ナット79が嵌挿されており、このナット79に、上側
の横枠材3aの下面から挿通したボルト78をネジ込ん
で、横枠材3aと横基材2aの両者が固定されている。
基材2aと同じ断面形状のものを使用しており、下側の
横基材2bと下側の横枠材3bとの固定も、上側の横枠
材3aとの固定方法と同様である。
固定は、支柱9から横設された板状の上側の取付金具8
aと下側の取付金具8bの間に、固定用の採光パネル1
1の上下の横基材2a、2bの外面22、22を挟ん
で、各横基材2a、2bのナット嵌挿溝23、23にナ
ット79、79を嵌挿し、上下の取付金具8a、8bか
らそれぞれボルト78、78により、ナット嵌挿溝2
3、23に挿通されたナット79、79に締め込んで固
定する。
間に配置される取外し用の採光パネル12については、
図4に、固定用採光パネル11と取外し用の採光パネル
12との継ぎ目部の上部側を示している。採光パネル1
2の上側の横基材2aは、上述の固定用採光パネル11
の上側の横基材2aと同じ断面形状のものを使用してお
り、継ぎ目部では、固定用採光パネル11の横基材2a
と取外し用の採光パネル12の上側の横基材2aとの端
面同士が対向して近接しており、これらの上側の横基材
2a、2aの端部21a、21aに、上側端部係合手段
6aが設けてある。
うに、取外し用の採光パネル12の上側の横基材2aの
上面22に開口した前述のナット嵌挿溝23に摺動可能
で且つ開口部25の間隙より広幅の棒状のストッパー6
0が挿通され、このストッパー60にはネジ孔63が設
けてあり、ノブ61のノブボルト軸62が開口部25を
通ってストッパー60の該ネジ孔63にネジ込まれて構
成されている。
溝23は、固定用採光パネル11の上側の横基材2aの
上記ナット嵌挿溝23に連通しており、図4に示す如
く、ノブ61を左に移動して、ストッパー60が固定用
採光パネル11の横基材2aと取外し用の採光パネル1
2の上側の横基材2aとの双方に位置するときには、固
定用採光パネル11の上側の横基材2aに対して取外し
用の採光パネル12の上側の横基材2aが係止される。
ノブ61を回すと、ノブボルト軸62がストッパー60
とノブ61の下面64との間で上側の横基材2aの開口
部25の両縁251を締め付けて、ストッパー60が左
右移動不能に固定される。ノブ61を回して締め付けを
緩めて、右方へ移動させれば、ストッパー60と固定用
採光パネル11の横基材2aのナット嵌挿溝23との係
合が外れて、取外し用の採光パネル12の上側の横基材
2aが固定用採光パネル11の横基材2aから分離でき
る。
パネル12の上側の横基材2aの左右両側端部に設けて
あるで、取外し用の採光パネル12の上側の横基材2a
は、両側の固定用採光パネル11、11に対して、係合
とその解除を、ノブ操作だけで行えるのである。
の採光パネル12との継ぎ目部の下部側を示している
が、取外し用の採光パネル12は、上述の如く、下側の
横基材2bに直接に固定しておらず、下側の横枠材3b
と下側の横基材2bとに下側係合手段6bを設けてい
る。この係合手段6bは、下側の横枠材3bの下面の左
右の少なくとも2か所に、下側の横基材2bの上記の上
面に開口したナット嵌挿溝23に上方から挿入できるピ
ン状突起66、66が突設形成されて構成されており、
取外し用の採光パネル12を持ち上げて、該ピン状突起
66、66を下側の横基材2bのナット嵌挿溝23に落
とし込むだけで、下側の横基材2bに対して係止するこ
とができる。この例では、該ナット嵌挿溝23が、突起
を脱着自在に受容する凹陥部として機能している。
から、火災等の緊急の際に、取外し用の採光パネル12
を取り外すには、上側の横基材2aの両側のノブ61、
61を緩めて、内側方に移動させる操作をすれば、スト
ッパー60の固定用の採光パネル11に対する係合が外
れるので、取外し用の採光パネル12を上方に引き上げ
るか、又は前後に引き倒す(押し倒す)かすれば、下側
の横枠材3bの該ピン状突起66、66の下側横基材2
bに対する係合がはずれて、取外し用の採光パネル12
が分離でき、従って、その跡に人の進入・脱出用の空間
が形成できる。
に、ストッパー60を挿通する溝として、ナット嵌挿溝
を利用したが、これに限らず、固定用採光パネル11の
上側の横基材2aと取外し用の採光パネル12の上側の
横基材2aの端部で連通する溝孔であればよく、この溝
孔は、該端部のみに形成したものでもよい。また、スト
ッパー60の摺動操作に、ノブボルト62を使用した
が、ストッパー60の後端を溝開口部に突出するように
上方に曲折したものでもよく、この突出部を溝開口部に
設けた適当な切欠き部に収納係止する方式のものでも採
用できる。さらに、上記実施例は、操作用のノブ61を
取外し用の採光パネル12側に設けたが、固定用の採光
パネル11側の端部に設けてもよい。
に、複数のピン状突起66を形成したものを示したが、
これに限らず、下側の横枠材3bの下面に、横枠材3b
の長手方向に延びる突片を一体にまたは別体に形成し、
この突片を以て、下側の横基材2bの上記の上面に開口
したナット嵌挿溝23に装入して係合するものであって
も良い。さらに、上記実施例では、下側の横基材2bを
各採光パネル11、12間に渡る長尺のものを使用した
が、図7に示すように、取外し用の採光パネル12の下
側の横基材2bを別個にして横枠材3bに固定すると共
に、該横基材2bの下側に棒状突起67を下方に突設し
て、コンクリート基礎90に該突起67を受止する凹陥
部906を直接形成したものでも良い。この例では、こ
の棒状突起67はその上端を、該横基材2bのナット嵌
挿溝23に嵌装したナット79に螺着して固定してい
る。突起67と凹陥部906とから構成した下側係合手
段6bが、採光パネル12の下側の振れを防止し、且
つ、採光パネル12の取外しの際には、凹陥部906か
ら該突起67を簡単に外すことがきる。
いて図面に基づいて、述べる。図9に示す面状採光装置
1は、多数の透光性の羽根板材5・・・が本例は3本の
縦芯材4・・・で上下に保持され、縦芯材4両端が上下
の横架材7a、7bにより固定されて、単一の取外し用
の採光パネル12としたもので、この例では、羽根板材
5のうちの最上位置の羽根板材5aだけが、全長が他の
羽根板材5より短くされて、羽根板材5・・・が形成す
る採光面上部の両端部に欠損部5cを設けている。羽根
板材5のその他の形状や羽根板材5・・・の固定は、実
施例1で述べた構造と同じものが採用されるので、説明
を省略する。
フェンスに利用した面状採光装置1の例を示している
が、構造物としてのコンクリート基礎90から立設され
た支柱9、9には、上下に取付金具8a、8bが横設さ
れ、取付金具8a、8bがいずれも受け金具とされて、
上下の横架材7a、7bの両端部を着脱自在に受止して
該採光パネルを取り外し自在としている。
下の受け金具8a、8bを示すが、受け金具8a、8b
は、上下ともほぼ同形であり、本例では、支柱9の前面
に添う後面部81の下部に湾曲状の底部82と該底部8
2から立ち上がる前面部83とが一体に形成されて底部
82にU字状の受止面が形成され、この後面部81の両
側が後側に曲折されて側面部84、84をなしている。
この側面部にはボルト78が貫通できるようなボルト用
の孔ないし切欠き溝85が形成されており、この側面部
84、84が該支柱9の両側面に挟着する。
の両側面には、側面に開口する上下方向のナット嵌挿溝
23、23が形成されており、受け金具8a、8bは、
その側面部84、84にボルト78を貫通して、ナット
嵌挿溝23、23に挿通されたナット(不図示)に螺合
し、ボルト78の締めつけにより、支柱9に対して、受
け金具8a、8bに固定される。ボルト78を緩めれ
ば、支柱9に対して上下の受け金具8a、8bはそれぞ
れ別個に上下移動調節して、上下の底部82の受止面の
距離を採光パネルの上下の横架材7a、7bの下面同士
の距離に一致させて、位置決めされる。なお、支柱がナ
ット嵌挿溝を有していない単なる角柱であれば、受け金
具8a、8bをほぼL状の形状にして、L状金具の後面
を支柱の側面に直接ビス止めしてもよい。
対の支柱9、9を所定距離にコンクリート基礎に配置し
て立設しておき、取外し用採光パネル12は、図11
(B、C)に示すように、持ち上げて、その上下の横架
材7a、7bの端部下面を該受け金具8a、8bの底部
82の受止面に載せると、図11(C)に示す如く、支
柱9、9に取り付けられる。
端部に欠損部5cを設けているので、上側の受け金具8
aの前面部83は、取外し用採光パネル12の最上位置
の羽根板材5aに接触することなく、欠損部5cを通し
て、該採光パネル12の前方に出すことができる。この
ようにして、支柱9に取着された取外し用の採光パネル
12は、図8の如く、フェンスの一部に使用され、緊急
時には、採光パネル12は、上方へ引き上げるだけで、
取り除くことができる。なお、採光パネル12は、上方
へ持ち上げるだけで取り除くことができる反面、風など
の異常な外力により外れる恐れもあるので、支柱9の上
部などに横架材7aの移動をロックする機構を設けるの
がよい(図12参照)。
とした採光パネル12の右側に、別個の固定用採光パネ
ル11が固定されているが、この固定用の採光パネル1
1に対しては、支柱9の上側の金具8aを押え金具とし
て利用すればよく、図11(D)に図示の如く、図10
に示した押え金具8aを上下反転して、支柱9の側面に
反転した金具8aの側面部84をボルト締めして挟着さ
せる。押え金具8aの底部82が上側になって逆U字上
となるので、採光パネル11の上下横架材7a、7bの
両端部は、支柱9の下側の受け金具8bと上側の押え金
具8aと底部受止面の間で挟まれて固定される。
び図13に示すものは、上側の受け金具8aを変更した
例で、上側の受け金具8aは、支柱9前面に基板となる
前面部81が固定され、この前面部81から前方にほぼ
水平状に突設した平板部86が受止面とされ、平板部8
6には棒状の突起部87が上方に垂設されたもので、こ
の受け金具8aに対応して、採光パネル12は、図13
に示したように、上側の横架材7aの端部の下面に、上
記棒状の突起部87が貫入する受容孔36が設けてあ
る。この受容孔36は、通常は、上側の横架材7aを成
す横枠材3a側に形成する。
横架材7aの端部を支柱9の上側の受け金具8aに載置
すると、棒状の突起部87が受容孔36を貫入し、平板
部86の上面が横架材7aの下面を支持し、突起部87
と受容孔36との係止によって上側の横架材7aの外れ
を防止する。この場合、受け金具8aは平板であるか
ら、上側の横架材7aの下面で、且つ、最上の羽根板材
51の垂直縁53の背後空間に、受け金具8aを一旦入
れて、突起部87と受容孔36との孔合わせと係止が容
易にできるので、実施例2のような最上の羽根板材51
の両端部を切除する必要がない点で、好都合である。
良いが、図13に図示の如く、横架材7aの長手方向に
長くした長孔とするのが突起部87の嵌め易さの点から
都合が良い。さらに上例は、受け金具8aの平板部86
に突起部87を形成したが、突起部87を上側の横架材
7aの下面に下方に向けて突設してもよく、これに対応
して、受け金具8aの平板部86に受容孔36を形成し
てもよい。
には、ネジ孔931を有する天板93が支柱上端に固定
され、この天板93に押え板88がノブ89により装着
できるようになっており、図14に示したように、上側
の受け金具8aの平板部86に横架材7aの下面を載置
したあと、横架材7aの上面を、押え板88を置いてノ
ブ89により締め付ければ、横架材7aは上下移動不能
となって、棒状の突起部86による係合とともに、横架
材7aは支柱に確実に固定される。これにより、台風時
などの強風にあっても、採光パネル12が煽られて落下
すると言うような不慮の事故が防止できる。この例で
は、下側の受け金具8bは、前述のU字状のものを使用
しているので、ノブ89を緩めて、押え板88を後側に
回動させて、横架材7aに対する係止が解けるので、採
光パネル12を引き上げれば、上下の横架材7a、7b
を上下の受け金具8a、8bから外すことができる。
の支柱9への取付は、支柱9の前面に上記のようなナッ
ト嵌挿溝23が上下方向に形成されており、この嵌挿溝
23にナット(不図示)を装入して、受け金具8aの基
板となる前面部81にボルト78を貫入してナットに締
め付けるので、ボルト78を緩めて、支柱に対する受け
金具8aの高さ調整ができる。下側の受け金具8bも、
U字状の底部82に連なる基板81に同様にボルト78
を貫入してナット嵌挿溝23のナットに締め付けるもの
である。なお、取付金具8a、8bを支柱9に支持固定
するのに、支柱9の前面に直接ビスにより螺着してもよ
い。
た採光パネル11、12の上下の横架材7a、7bのう
ち上側の横架材7aの断面図を示しているが、これは、
既に実開平6−51487号明細書に開示した面状採光
装置に使用した横架材とほぼ同じ構造である。上側の横
架材7aは、縦芯材4の先端が当着されビス止めして固
定される横枠材3aとこの横枠材3aに固定されるカバ
ー状の横基材2aとからなり、横枠材3aには両縁部か
ら上方に突出した一対の内向き鉤を有する一対の係合突
片37、37が一体に形成され、他方の横基材2aに
は、横枠材3aと対合する面22の内側に、上記の内向
き鉤の係合突片37、37を外側から包持して且つ該内
向き鉤に係合する外向き鉤を備えた係合部片27、27
が、一体に形成されている。係合突片37と係合部片2
7とを嵌め合わせることにより、横枠材3aと横基材2
aとは固定されて、上側の横架材7aとなる。下側の横
架材7bも同様である。
a、7bには、実施例1で使用した横架材7a、7b、
即ち、図3、図4で示したような、断面方形で上下両面
にナット嵌挿溝23を備えた横基材2a、2bと平板状
の横枠材3a、3bとから成るものを利用することも勿
論可能である。
状採光装置をフェンスとして利用する場合を挙げたが、
建物の窓の前面に、壁面より適当な取付金具ないしは受
け金具を設けて、設置することも容易にできる。第一発
明の装置は、比較的大きな窓あるいは壁面に連設された
幾つかの窓を一括に覆うのに適しており、この場合に
は、緊急時に人の進入ないし脱出に必要なあるいは最も
適した窓を予め定めておき、この窓に対する人の到達可
能な前面位置に上記取外し用の採光パネル12が位置す
るように設置するのが好ましい。高層住宅では、取外し
用の採光パネル12の取付は、消防車の梯子の到達位置
を考慮して採用される。第二発明の面状採光装置は、小
さい独立した窓を覆うのに適している。
光パネルが連設されて、いずれか一の採光パネルは、そ
の上側の横架材が他の採光パネルの上側の横基材の対合
する端部に分離操作容易な上側端部係合手段を設けたか
ら、該一の採光パネルは取り外しが容易であり、火災等
の緊急の際に窓ないし建物への進入用の空間として、ま
た窓や建物からの避難用の空間として確保することがで
き、目隠し用として比較的広い面域を覆って建物内にお
けるプライバシーの保護の面と共に、防災上安全面から
も優れた面状採光装置とすることができる。
物から支持されて上下の横枠材の両端部を着脱自在に受
止する受け金具を備えて、該採光パネルを取り外し自在
としたから、面状採光装置の制作と現場配置が容易で、
且つ、緊急時の取外しも極めて簡単にできる利点があ
り、特に、壁面に孤立した比較的小さい窓を簡便に覆う
のに適している。
固定した面状採光装置の斜視図。
(A)で、取外し用の採光パネルが分離した状態であ
る。(B)は、面状採光装置の側面図である。
用採光パネルを含む面状採光装置の側面図。
外し用採光パネルとの接合部上部の部分正面図(A)、
上面図(B)及び側面図(C)。
を成すストッパーと上側の横基材との関係を示す斜視
図。
外し用採光パネルとの接合部下部を示す正面図(A)と
Y−Y矢視側面図(B)。
と取外し用採光パネルとの接合部下部の正面図(A)と
Y−Y矢視断面図(B)。
固定した面状採光装置の斜視図。
(A)と側面図(B)。
に取り付ける要領を示した側面図(A〜B)と、固定用
の採光パネルを支柱に固定した面状採光装置の側面図
(D)。
図。
の正面図。
の側面図。
図。
Claims (6)
- 【請求項1】 間隔を隔てて立設される複数本の縦芯材
と、それらの縦芯材により横方に隔設保持される複数本
の透光性の羽根板材と、上記縦芯材のそれぞれの上下の
両端部同士を固定する上下の横架材と、から成る複数の
面状の採光パネルを横方に連設した面状採光装置におい
て、 いずれか一の採光パネルに固定した上側の横架材と該一
の採光パネルに隣接する他の採光パネルの上側の横架材
とは分離可能とされて、これら横架材の対合する端部に
分離操作容易な上側端部係合手段を設けて、該一の採光
パネルを取外し用採光パネルとしたことを特徴とする面
状採光装置。 - 【請求項2】 上記の上側端部係合手段が、上記一の採
光パネルの横架材の端部と上記他の採光パネルの上側の
横架材の端部とに相連通する溝と、該溝に挿通した摺動
操作可能な係合用棒状ストッパーと、から成る請求項1
記載の面状採光装置。 - 【請求項3】 上記の下側の横架材が上記取外し用採光
パネルの縦芯材を固定する下側の横枠材と建物等の構造
物に固定される下側の横基材とから成り、 該下側の横基材に下側の横枠材を係合させる下側係合手
段が、該下側の横基材と上記一の採光パネルの下側の横
枠材とのいずれか一方に突起と、他方に該突起を脱着自
在に受容する凹陥部とから成る請求項1記載の面状採光
装置。 - 【請求項4】 間隔を隔てて立設される複数本の縦芯材
と、それらの縦芯材により横方に隔設保持される複数本
の透光性の羽根板材と、上記縦芯材のそれぞれの上下の
両端部同士を固定する上下の横架材と、から成る面状の
採光パネルを有し、建物等の構造物から支持されて上下
の横枠材の両側を着脱自在に受止する受け金具を備え
て、該採光パネルを該受け金具から取り外し自在とした
ことを特徴とする面状採光装置。 - 【請求項5】 上記受け金具が、支柱から横設されて、
上部が開放された断面U状で、且つ、上記横架材を受止
する底部を有する請求項4記載の面状採光装置。 - 【請求項6】 上記受け金具のうち少なくとも上側の受
け金具が、上記横架材の下面を受止する受止部を有し、
横架材の端部下面と受止部の上面とのいずれか一方に垂
設の突起を設け、他方に該突起を受容係合する受容孔を
設けた請求項4記載の面状採光装置。
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JP33575094A Expired - Fee Related JP3108303B2 (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | 面状採光装置 |
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KR100675090B1 (ko) * | 2006-04-05 | 2007-01-29 | 김원구 | 대피용 구조물 |
JP2007206413A (ja) * | 2006-02-02 | 2007-08-16 | Noritsu Koki Co Ltd | 搬送ユニットの取り付け構造 |
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