JP2626446B2 - ガラス支持構造 - Google Patents
ガラス支持構造Info
- Publication number
- JP2626446B2 JP2626446B2 JP5035462A JP3546293A JP2626446B2 JP 2626446 B2 JP2626446 B2 JP 2626446B2 JP 5035462 A JP5035462 A JP 5035462A JP 3546293 A JP3546293 A JP 3546293A JP 2626446 B2 JP2626446 B2 JP 2626446B2
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- JP
- Japan
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- glass
- glass plate
- lattice structure
- support structure
- planar
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- Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
- Special Wing (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プレーナー工法によ
るガラス支持構造に関する。
るガラス支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ガラスを支持する方法として、ガラスを
嵌め込むための窓枠が一切なく、ガラスとガラスとの突
き合わせ部はシールのめし合わせのみで、ガラスはその
室内側の躯体等の支持部にボルト止めして支持するプレ
ーナー工法(ピルキントン社開発)が知られている。こ
のプレーナー工法によると、窓枠が一切ないので、きわ
めて景観で斬新な感じのカーテンウォールを構成するこ
とができ、産業界の要望が高い。
嵌め込むための窓枠が一切なく、ガラスとガラスとの突
き合わせ部はシールのめし合わせのみで、ガラスはその
室内側の躯体等の支持部にボルト止めして支持するプレ
ーナー工法(ピルキントン社開発)が知られている。こ
のプレーナー工法によると、窓枠が一切ないので、きわ
めて景観で斬新な感じのカーテンウォールを構成するこ
とができ、産業界の要望が高い。
【0003】ところで、建物の建設に際し、防火上の厳
しい規制があり、窓をガラス張りとする場合、防火地域
では延焼の恐れある部分に網入りガラスを取り付けるよ
う義務づけられている。
しい規制があり、窓をガラス張りとする場合、防火地域
では延焼の恐れある部分に網入りガラスを取り付けるよ
う義務づけられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、プレーナー工
法を適用するために網入りガラスにボルト孔を形成する
と、そこからガラス内の網が錆び付き、ガラスが割れる
等の危険性があり、防火地域内ではプレーナー工法を適
用できないという課題があった。
法を適用するために網入りガラスにボルト孔を形成する
と、そこからガラス内の網が錆び付き、ガラスが割れる
等の危険性があり、防火地域内ではプレーナー工法を適
用できないという課題があった。
【0005】この発明は以上の課題を解決するためにな
されたもので、防火地域でも、プレーナー工法を適用で
きることを可能にしたガラズ支持構造を提供することを
目的とする。
されたもので、防火地域でも、プレーナー工法を適用で
きることを可能にしたガラズ支持構造を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るガラス支
持構造は、ガラスの室内側にラーメン構造の格子構造体
を構成し、この格子構造体に前記ガラスをボルト止めす
ることにより取り付け、かつ、前記格子構造体の各構面
内に網入りガラスを取り付けることにより前記目的を達
成するものである。
持構造は、ガラスの室内側にラーメン構造の格子構造体
を構成し、この格子構造体に前記ガラスをボルト止めす
ることにより取り付け、かつ、前記格子構造体の各構面
内に網入りガラスを取り付けることにより前記目的を達
成するものである。
【0007】
【実施例】図1〜図4は、この発明に係るプレーナー工
法によるガラス支持構造の一実施例を示し、図におい
て、符号1は窓の前面に取り付けられた強化ガラスから
なるガラス板、2はこのガラス板1の室内側に構成され
た格子構造体、3はガラス板1を格子構造体2に支持す
るファスナー、そして、符号4は格子構造体2に嵌め込
まれた網入りガラス板である。
法によるガラス支持構造の一実施例を示し、図におい
て、符号1は窓の前面に取り付けられた強化ガラスから
なるガラス板、2はこのガラス板1の室内側に構成され
た格子構造体、3はガラス板1を格子構造体2に支持す
るファスナー、そして、符号4は格子構造体2に嵌め込
まれた網入りガラス板である。
【0008】格子構造体2は所定間隔おきに立て付けら
れた複数本の支柱5と、この支柱5,5 間に水平に架け渡
された複数本の梁6及び7とからラーメン構造の格子状
に構成されている。
れた複数本の支柱5と、この支柱5,5 間に水平に架け渡
された複数本の梁6及び7とからラーメン構造の格子状
に構成されている。
【0009】梁6は支柱5の室外側に架け渡され、梁7
は支柱5の室内側に梁6と同一高さに平行に架け渡さ
れ、いずれも支柱5に剛接合されている。
は支柱5の室内側に梁6と同一高さに平行に架け渡さ
れ、いずれも支柱5に剛接合されている。
【0010】また、支柱5及び梁6,7 は、いづれも鋼管
より形成され、その表面にはリング状の装飾が施されて
いる。
より形成され、その表面にはリング状の装飾が施されて
いる。
【0011】符号8は網入りガラス板4を嵌め込むため
のガラス取付溝、9はフアスナー3をボルト止めするた
めのブラケット、10はガラス板1をフアスナー3にボル
ト止めするためのガラス取付ボルト、そして、符号11は
ガラス板1,1 間の突き合わせ部に充填されるシール材で
ある。
のガラス取付溝、9はフアスナー3をボルト止めするた
めのブラケット、10はガラス板1をフアスナー3にボル
ト止めするためのガラス取付ボルト、そして、符号11は
ガラス板1,1 間の突き合わせ部に充填されるシール材で
ある。
【0012】ガラス取付溝8は梁6の上下両側面に横方
向に連続して構成され、このガラス取付溝8に網入りガ
ラス板4が嵌め込まれている。また、ブラケット9は梁
6の室外側面部に突設され、このブラケット9にフアス
ナー3がボルト止めされ、このフアスナー3にガラス板
1がガラス取付ボルト10によって支持されている。
向に連続して構成され、このガラス取付溝8に網入りガ
ラス板4が嵌め込まれている。また、ブラケット9は梁
6の室外側面部に突設され、このブラケット9にフアス
ナー3がボルト止めされ、このフアスナー3にガラス板
1がガラス取付ボルト10によって支持されている。
【0013】図5〜図8は非常用侵入口の構造を示した
もので、図において、符号12は非常用侵入口の扉、13は
この扉12を支柱5の側部に突設されたブラケット14に開
閉自在に支持する兆番である。
もので、図において、符号12は非常用侵入口の扉、13は
この扉12を支柱5の側部に突設されたブラケット14に開
閉自在に支持する兆番である。
【0014】扉8は周囲のガラス板1と同様に強化ガラ
スより構成され、かつ、非常用侵入口に周囲のガラス板
1と面一となるように立て込まれている。また、扉8は
その上下両端部が兆番13によってブラケット14に支持さ
れ、室外側に自由に開くようになっている。
スより構成され、かつ、非常用侵入口に周囲のガラス板
1と面一となるように立て込まれている。また、扉8は
その上下両端部が兆番13によってブラケット14に支持さ
れ、室外側に自由に開くようになっている。
【0015】尚、兆番13はプレーナー工法のイメージを
崩さないように室外側に突出する部分が可能な限り小さ
くなるように形成されている。さらに、扉8の開錠機構
及び把手等は、火災時に消防士が容易に侵入できるよう
に構成されている。
崩さないように室外側に突出する部分が可能な限り小さ
くなるように形成されている。さらに、扉8の開錠機構
及び把手等は、火災時に消防士が容易に侵入できるよう
に構成されている。
【0016】図9及び図11は、層間区画部分の構造を示
したもので、図において、符号1はガラス板、15は床ス
ラブ、そして、符号16及び17はガラス板1と床スラブ15
間の間隙を延焼防止のために塞ぐ仕切りパネルである。
したもので、図において、符号1はガラス板、15は床ス
ラブ、そして、符号16及び17はガラス板1と床スラブ15
間の間隙を延焼防止のために塞ぐ仕切りパネルである。
【0017】仕切りパネル16及び17はいずれも、鋼材か
らなる枠体の両面に金属板を張り付けて構成されてい
る。そして、仕切りパネル16は床スラブ15の床面と面一
に、また、仕切りパネル17は床スラブ15の天井面と面一
にそれぞれガラス板1と床スラブ15間に水平に取り付け
られている。
らなる枠体の両面に金属板を張り付けて構成されてい
る。そして、仕切りパネル16は床スラブ15の床面と面一
に、また、仕切りパネル17は床スラブ15の天井面と面一
にそれぞれガラス板1と床スラブ15間に水平に取り付け
られている。
【0018】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明に係るガラ
ス支持構造によれば、表面ガラスの室内側に網入りガラ
スが設置されているので、法上の規制をクリアし、防火
地域でもプレーナー工法によってガラスを取りつけるこ
とができる効果がある。
ス支持構造によれば、表面ガラスの室内側に網入りガラ
スが設置されているので、法上の規制をクリアし、防火
地域でもプレーナー工法によってガラスを取りつけるこ
とができる効果がある。
【0019】また、ガラスを支持する格子構造体は所定
間隔おきに立て付けられた支柱間に複数本の梁を架け渡
し、かつ、各支柱と梁とを剛接合することにより構成さ
れているので、強度が高くガラスを安定して支持できる
効果がある。
間隔おきに立て付けられた支柱間に複数本の梁を架け渡
し、かつ、各支柱と梁とを剛接合することにより構成さ
れているので、強度が高くガラスを安定して支持できる
効果がある。
【図1】この発明に係るガラス支持構造の一実施例を示
す建物の縦断面図である。
す建物の縦断面図である。
【図2】図1におけるA部拡大図である。
【図3】図2におけるb−b線断面図である。
【図4】図2における支柱のない部分のb−b線断面図
である。
である。
【図5】非常用侵入口のもうけられた位置を示すガラス
窓の一部正面図である。
窓の一部正面図である。
【図6】図5におけるc−c線断面図である。
【図7】図5におけるd−d線断面図である。
【図8】兆番の分解斜視図図である。
【図9】図1におけるE部拡大図である。
【図10】図9におけるF部拡大図である。
【図11】図9におけるG部拡大図である。
1…ガラス板、2…格子構造体、3…ファスナー、4…
網入りガラス板、5…支柱、6,7 …梁、8 …ガラス取付
溝、9…ブラケット、10…ガラス取付ボルト、11…シー
ル材、12…扉、13…兆番、14…ブラケット、15…床スラ
ブ、16,17 …仕切りパネル。
網入りガラス板、5…支柱、6,7 …梁、8 …ガラス取付
溝、9…ブラケット、10…ガラス取付ボルト、11…シー
ル材、12…扉、13…兆番、14…ブラケット、15…床スラ
ブ、16,17 …仕切りパネル。
Claims (1)
- 【請求項1】 ガラスを支持体に複数本の取付ボルトで
支持するプレーナー工法によるガラス支持構造におい
て、ガラスの室内側にラーメン構造の格子構造体を構成
し、この格子構造体に前記ガラスをボルト止めすること
により取り付け、かつ、前記格子構造体の各構面内に網
入りガラスを取り付けてなることを特徴とするプレーナ
ー工法によるガラス支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5035462A JP2626446B2 (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | ガラス支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5035462A JP2626446B2 (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | ガラス支持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06248849A JPH06248849A (ja) | 1994-09-06 |
JP2626446B2 true JP2626446B2 (ja) | 1997-07-02 |
Family
ID=12442456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5035462A Expired - Fee Related JP2626446B2 (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | ガラス支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2626446B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102691463A (zh) * | 2011-03-22 | 2012-09-26 | 上海华晖新材料科技有限公司 | 玻璃门框装置 |
-
1993
- 1993-02-24 JP JP5035462A patent/JP2626446B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06248849A (ja) | 1994-09-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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